JP2707929B2 - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンに
使用される燃料噴射ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射ポンプは、図10に示す
ように、ポンプハウジング100に内蔵されたシリンダ
101にプランジャ102が擢動自在に嵌合され、この
プランジャ102をラック103で回転させることによ
り噴射量の調節が行われる。
【0003】シリンダ101の上方には、燃料圧送時に
開弁するデリバリバルブ104が配置され、このデリバ
リバルブ104がバルブシート105によって保持され
ている。また、バルブシート105は、ポンプハウジン
グ100の頭部に螺着されたバルブホルダ106によっ
て、シリンダ101との間に押圧保持されている。
【0004】従って、バルブホルダ106の締め付けに
より、軸方向(図10の上下方向)におけるシリンダ1
01とバルブシート105、およびバルブシート105
とバルブホルダ106との間がシールされて、シリンダ
101内の燃料圧送室107の油密が保たれている。な
お、バルブシート105とバルブホルダ106との間に
はガスケット108が装着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ポンプハウ
ジング100の頭部にバルブホルダ106を螺着する際
に、バルブホルダ106を所定の締め付けトルク以上で
締め付けたり、またはポンプの耐圧を上げる(油密を上
げる)ために締め付けトルクを上げたりすると、バルブ
ホルダ106の締め付け時にシリンダ101にかかる軸
力が、ポンプハウジング100内でシリンダ101を受
け止める座面100aより内側に作用することから、シ
リンダ101に曲げ応力が動き、図10の破線で示すよ
うに、シリンダ101の内側に歪みδが生じることにな
る。
【0006】この結果、プランジャ102の擢動が悪く
なるために、噴射量調節の応答性が低下し、特に低温時
の始動性が悪化する。また、シリンダ101とプランジ
ャ102との隙間が小さくなることで焼き付きの問題も
生じる。これに対応する手法として、シリンダ101の
直径方向の肉厚を増すことで歪みδを低減することは可
能であるが、この方法では、ポンプハウジング100の
形状や体格を変更する必要が生じるため、大幅なコスト
の増加を招くことになり、現実的な対応策とは言えな
い。
【0007】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、ポンプハウジングの形状や体格を変
更することなく、パルブホルダの過度な締め付けトクル
に対するシリンダの歪みを低減することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するものであり、プランジャを擢動自在に嵌合するシ
リンダと、このシリンダを嵌合する嵌装孔が形成された
ポンプハウジングと、デリバリバルブを保持して前記シ
リンダの上部に配置されたバルブシートと、前記ポンプ
ハウジングの上端部に螺着されて、前記シリンダおよび
前記バルブシートを固定するバルブホルダとを備え、前
記シリンダには大径部が設けられており、かつ前記嵌装
孔の内周には上向きの座面が設けられており、前記大径
部が前記座面に当接することで前記シリンダの前記ポン
プハウジングに対する軸方向の位置決めが行われる燃料
ポンプにおいて、第1の発明は前記バルブホルダの締め
付けによって前記シリンダに作用する軸力を、前記シリ
ンダが前記座面のほぼ垂直上方部位で受け止められるよ
うに、前記座面より内周側で、前記シリンダの上端面と
前記バルブシートの下端面との間に隙間を設けたもので
ある。
【0009】また、第2発明は、バルブシート及び前記
バルブホルダが互いに圧接する圧接部を有するものであ
って、前記バルブホルダの締め付けによってシリンダに
作用する軸力を、シリンダが座面のほぼ垂直上方部位で
受け止められるように、前記圧接部を座面に対して軸方
向で同位置に設けたものである。
【0010】
【作用】上記第1,第2発明によると、バルブホルダの
締め付けによってシリンダに作用する軸力が、座面のほ
ぼ垂直上方部位にかかる。つまり、シリンダを介して軸
力を受け止める座面と、シリンダにかかる軸力の作用点
とが垂直線上に位置することになる。
【0011】従って、シリンダには垂直応力が作用する
ことから、曲げ応力は発生しなくなり歪みは低減する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の燃料噴射ポンプの実施例を図
面に基づき説明する。
【0013】
【第1実施例】図1は燃料噴射ポンプの断面図である。
本実施例の燃料噴射ポンプ1は、ポンプハウジング2に
内蔵されたシリンダ3と、このシリンダ3に擢動自在に
嵌合されて、図示しないカムの回転に応じてシリンダ3
内を往復動するプランジャ4とを備え、このプランジャ
4の上昇(圧送工程)によって高圧化された燃料が、噴
射管5を介して噴射ノズル6へ圧送される。
【0014】ポンプハウジング2には、シリンダ3を含
む内部部品を組み込むための嵌装孔7が形成されてい
る。その嵌装孔7の一部は、径方向に拡大されて環状の
フューエルチャンバ8として設けられている。
【0015】シリンダ3は、その上端に薄肉状に形成さ
れた小径円筒部3aを有し、この小径円筒部3aの下側
に、ポンプハウジング2に対する軸方向(図1の上下方
向)の位置決めを行う大径部(以下「ガイド部」)3b
を有する。ガイド部3bは、所定の厚みを有して、シリ
ンダ3の外周面よりフランジ状に張り出して設けられ、
その下面3cが、フューエルチャンバ8へ拡大する嵌装
孔7の座面7aに当接することでシリンダ3の位置決め
を行う。
【0016】シリンダ3の小径円筒部3aの外周には、
シリンダ3と同じ材質で形成されたリング9が極微少の
クリアランスで嵌合されている。このリング9の外径は
ガイト部3bの外径と同一であり、またその軸長は、小
径円筒部3aに嵌合された状態で上端面が小径円筒部3
aの上端面より若干上方へ突出する長さに設計されてい
る。
【0017】シリンダ3の小径円筒部3aおよびリング
9の周壁には、上記フューエルチャンバ8とシリンダ3
内部に形成される燃料圧送室10とを連通するフィード
ホール11、12が形成されている。従って、リング9
は、小径円筒部3aに形成されたフィードホール11と
リング9に形成されたフィードホール12とが一致する
ように小径円筒部3aの外周に嵌合されている。
【0018】シリンダ3の上部には、デリバリバルブ1
3を保持するバルブシート14が組み込まれ、そのバル
ブシート14は、ポンプハウジング2の頭部にバルブホ
ルダ15、ガスケット16を介して締め付け固定されて
いる。尚バルブホルダ14は、その上部がバルブホルダ
15の下部に遊嵌合することにより、バルブホルダ15
に対して位置決めされている。
【0019】デリバリバルブ13は、燃料圧送時に開弁
するもので、スプリング17によってシリンダ3側へ付
勢されている。プランジャ4の上端部には、プランジャ
4の有効ストロークを決定する螺旋状のリード4aが形
成され、プランジャ4の回転位置に応じて、そのリード
4aからフィードホール11までの距離が変わることで
燃料噴射量(圧送量)が変化する。なお、プランジャ4
の回転は、コントロールラック18を介して、図示しな
いガバナにより制御される。
【0020】次に、この燃料噴射ポンプ1の内部部品の
組付け方法および作用について説明する。シリンダ3と
プランジャ4およびリング9をそれぞれ嵌合させた状態
でポンプハウジング2の嵌装孔7に挿入した後、デリバ
リバルブ13を嵌合したバルブシート14、スプリング
17、ガスケット16をバルブホルダ15に組付けてシ
リンダ3の上方より嵌装孔7に挿入する。そして、ポン
プハウジング2にバルブホルダ15を締め付けて固定す
る。
【0021】この時、シリンダ3の上方に位置するバル
ブシート14は、その上端面がバルブホルダ15の下端
面に圧接しており、その下端面がシリンダ3小径円筒部
3aに嵌合されたリング9の上端面と圧接している。そ
して、シリンダ3の上端面(小径円筒部3aの上端面)
と、バルブシート14の下端面との間には、一定の隙間
Sが形成される。
【0022】また、バルブホルダ15の締め付けによ
り、軸方向におけるリング9とバルブシート14、およ
びガスケット16を介してバルブシート14とバルブホ
ルダ15との間がそれぞれシールされて、シリンダ3内
の燃料圧送室10が油密に保たれている。
【0023】この燃料噴射ポンプ1では、バルブホルダ
15の締め付けにより生じる軸力を嵌装孔7の座面7a
で受け止める構造であるが、シリンダ3にかかる軸力
は、バルブシート14に当接するリング9を介してガイ
ド部3bに作用する。このガイド部3bは、下面3cが
嵌装孔7の座面7aに当接した状態であるため、軸力が
作用するガイド部3bの上端面と軸力を受ける嵌装孔7
の座面7aとの距離が短く、且つ座面7aの垂直上方部
位に軸力が作用為る。
【0024】従って、バルブホルダ15を所定の締め付
けトルク以上で締め付けたり、あるいはポンプの耐圧を
上げる(油密を上げる)ために締め付けトルクを上げた
りした場合でも、シリンダ3には垂直応力が作用するこ
とから、従来のような曲げ応力により生じる歪みを低減
させることができる。
【0025】また、本実施例で示したリング9は、その
外径が、ガイド部3bの外径と同一に設けられている。
つまり、リング9の外径が従来のシリンダの外径と同じ
大きさであることから、従来のシリンダをリング9とシ
リンダ3に組み換えるのみで、燃料噴射ポンプ1の形状
および体格を変更することなくシリンダ3の歪みを低減
することが可能である。
【0026】なお、リング9は、必ずしもシリンダ3と
同じ材質である必要はなく、同等の強度を持った他の材
質を使用しても良い。
【0027】
【第2実施例】図2に本発明の第2実施例を示す。本実
施例は、図2に示すように、第1実施例で示したリング
9とバルブシート14とを一体化した構造で、その一体
化されたバルブシート14の下端面がシリンダ3のガイ
ド部3bに当接されており、第1実施例と同様の効果を
奏する。
【0028】
【第3実施例】図3に本発明の第3実施例を示す。本実
施例では、図3に示すように、第1実施例で示したリン
グ9とシリンダ3とを一体化した構造である。この場合
でも、第1実施例のリング9に相当する部分の内周側で
シリンダ3とバルブシート14との間に一定の隙間Sが
形成されるため、シリンダ3にかかる軸力は、バルブシ
ート14に当接した外周部分に作用する。従って、軸力
のかかる部位が、従来より外周側で、嵌装孔7の座面7
aのほぼ垂直上方部位であることから、第1実施例およ
び第2実施例と同様に、シリンダ3の歪みを低減するこ
とが可能である。
【0029】
【第4実施例】図4に本発明の第4実施例を示す。本実
施例は、バルブホルダとバルブシート3との圧接部を径
方向外方向に移したものである。図に示す如く、バルブ
シート14の大径部(以下「圧接部」)14aにてバル
ブホルダ15と圧接している。そして、バルブシート1
4の圧接部14aおよびバルブホルダ15の圧接部15
aはシリンダ3とハウジング2の圧接部つまり嵌装孔7
の座面7aの垂直上方部位に位置している。従って、バ
ルブホルダ15の締付による生じる軸力は、嵌装孔7の
座面7aに垂直にかかるため、従来のような曲げ応力に
より生じる歪みを低減させることができる。
【0030】また、下記の如く、本実施例によりと組付
性も良好である。すなわち、図5に示すように、バルブ
ホルダ15のガスケット挿入部から下側にテーパ部15
bを設け、これに対応するテーパ部3aをバルブシート
3に設けたことにより、図6の如く、ガスケット16が
ずれている場合でも、バルブホルダ15のテーパ部15
bによりガスケット16が誘導されて、ガスケット16
が所定の位置に組付けられる。
【0031】また、両テーパ15b,3a同士の当接に
よる組付不良を防止するために、組付状態で両テーパ間
に隙間ができるよう設計している。また、ホルダ15の
テーパ部15bの角度θ1とバルブシート3のテーパ部
3aの角度θ2との関係をθ1≧θ2とすることによ
り、さらに、組付不良を防止することができる。
【0032】また、図6に示すように、バルブシート3
の外周面3bがハウジング2のバルブシートのガイド面
2aに接し、かつその接している面に対し180°反対
方向のバルブの3c部にガスケット16が接する場合つ
まり、ガスケット16の位置が最もずれている場合のガ
スケット外周部の距離R2(ハウジングのネジ2bの中
心線とバルブシート3がハウジング2に接している方向
のガスケット外周との距離)に対し、バルブホルダ1の
テーパ部1aの下端部の半径R1との関係がR1>R2
となるようにすれば、ホルダ締付時にガスケット16の
位置が大きくずれた際にもホルダテーパ部15bにより
ガスケット16が確実に所定位置に誘導される。
【0033】また、本実施例において、バルブホルダ1
5の圧接部15aに、図7に示すようにテーパ(テーパ
角α:1〜10°程度)を設けることにより、図8に示
すようにホルダテーパ部を弾性変形させガスケット16
にかかる面圧の分布を均一にしてシール性を高めること
ができる。
【0034】つまり、ガスケット密着部15bにテーパ
を設けない場合、図9に示すように面圧の分布が偏るの
に対し、テーパを設けた場合、図8に示すように面圧の
分布が均一となりシール性に優れる。
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によると、ポン
プハウジング形状および体格を変更することなく、バル
ブホルダの過度な締め付けトクルに対するシリンダの歪
みを低減させることができる。
【0036】従って、プランジャの擢動が悪くなること
もなく、それに伴う噴射量調節の応答性の低下やプラン
ジャの焼き付き等も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す燃料噴射ポンプの断
面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すシリンダとバルブシ
ートの断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すシリンダとバルブシ
ートの断面図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す燃料噴射ポンプの断
面図である。
【図5】上記第4実施例の要部を示す断面図である。
【図6】上記第4実施例の要部を示す断面図である。
【図7】上記第4実施例の要部を示す断面図である。
【図8】上記第4実施例によるガスケットにかかる面圧
分布を示す断面図である。
【図9】上記第4実施例によるガスケットにかかる面圧
分布を示す断面図である。
【図10】従来の燃料噴射ポンプを示す断面図ある。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を加圧するプランジャ(4)を内部
    摺動自在に嵌合するシリンダ(3)と、 このシリンダ(3)を上端部より嵌装する嵌装孔(7)
    が形成されたポンプハウジング(2)と、前記シリンダ(3)内にて加圧された燃料圧力に応動す
    デリバリバルブ(13)を上端内部に保持して前記シ
    リンダ(3)の上部に配置されたバルブシート(14)
    と、 前記ポンプハウジング(2)の上端部より前記嵌装孔
    (7)内に螺着されて、前記シリンダ(3)および前記
    バルブシート(14)を固定するバルブホルダ(15)
    とを備え、 前記シリンダ(3)には、前記プランジャ(4)に内周
    面を摺動される位置に径方向に延出することでシリンダ
    の肉厚を厚くした大径部が形成されており、 前記ポンプハウジングの嵌装孔(7)の内周には上向き
    の座面(7a)が設けられ、前記バルブホルダ(15)
    を前記ポンプハウジング(2)内に締め付けることによ
    って前記シリンダ大径部の下端周縁部を前記座面(7
    a)に当接させて前記シリンダ(3)の前記ポンプハウ
    ジング(2)に対する軸方向の位置決めを行うともに、
    前記シリンダ(3)と前記バルブシート(14)との油
    密を維持する燃料噴射ポンプにおいて、 前記バルブホルダ(15)の締め付けによって前記シリ
    ンダ(3)に作用する軸力を、前記シリンダ(3)が前
    記座面(7a)のほぼ垂直上方部位で受け止めるべく前
    記シリンダ(3)とバルブシート(14)との油密を、
    前記シリンダの大径部の上端周縁部と前記バルブシート
    (14)との当接のみにて維持し、この当接部よりも内
    周側のシリンダ(3)の上端面と前記バルブシート(1
    4)の下端面との間に、前記バルブホルダ(15)の締
    めつけによる前記シリンダの周縁部の変形分を吸収する
    ために必要な微小間隔(S)を設けたことを特徴とする
    燃料噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】 燃料を加圧するプランジャ(4)を内部
    摺動自在に嵌合するシリンダ(3)と、 このシリンダ(3)を上端部より嵌装する嵌装孔(7)
    が形成されたポンプハウジング(2)と、前記シリンダ(3)内にて加圧された燃料圧力に応動す
    デリバリバルブ(13)を上端内部に保持して前記シ
    リンダ(3)の上部に配置されたバルブシート(14)
    と、 前記ポンプハウジング(2)の上端部より前記嵌装孔
    (7)内に螺着されて、前記シリンダ(3)および前記
    バルブシート(14)を固定するバルブホルダ(15)
    とを備え、 前記シリンダ(3)には、前記プランジャ(4)に内周
    面を摺動される位置に径方向に延出することでシリンダ
    の肉厚を厚くした大径部が形成されており、 前記ポンプハウジングの嵌装孔(7)の内周には上向き
    の座面(7a)が設けられ、前記バルブホルダ(15)
    を前記ポンプハウジング(2)内に締め付けることによ
    って前記シリンダ大径部の下端周縁部を前記座面(7
    a)に当接させて前記シリンダ(3)の前記ポンプハウ
    ジング(2)に対する軸方向の位置決めを行うともに、
    前記シリンダ(3)と前記バルブシート(14)との油
    密を維持する燃料噴射ポンプにおいて、 前記バルブシート(14)及び前記バルブホルダ(1
    5)は互いに圧接する圧接部(14a,15a)を有
    し、前記バルブホルダ(15)の締め付けによって前記
    シリンダ(3)に作用する軸力を、前記シリンダ(3)
    が前記座面(7a)のほぼ垂直上方部位で受け止められ
    るように、前記圧接部(14a,15a)を前記座面
    (7a)に対して軸方向で同位置に設けるとともに、こ
    の圧接部の面圧を均一化すべく、前記圧接部(14a,
    15a)より径方向外側に連続して形成される前記バル
    ブシート(14)と前記バルブホルダ(15)との対向
    面をテーパ部(15b,3a)としたことを特徴とする
    燃料噴射ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の燃料噴射ポンプにおい
    て、前記シリンダ(3)の大径部は、前記座面(7a)
    に当接する下端周縁部をなすガイド部(3b)、および
    このガイド部(3b)の上端のシリンダ外周に嵌めこま
    れたリング(9)とからなり、このリング(9)の上端
    面が前記バルブシート(14)の下端面に当接すべく、
    このリング(9)の軸長が、前記ガイド部(3a)より
    上方側 の前記シリンダ(3)軸長よりも前記微小間隔
    (S)分長く設定されていることを特徴とする燃料噴射
    ポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の燃料噴射ポンプにおい
    て、前記リング(9)とバルブシート(14)とが一体
    化されており、この一体化されたバルブシート(14)
    の下端面が前記シリンダ(3)のガイド部(3b)に当
    接することを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の燃料噴射ポンプにおい
    て、前記シリンダ(3)が、前記リング(9)と共に一
    体的に形成されていることを特徴とする燃料噴射ポン
    プ。
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