JP2705793B2 - Non-woven fabric consisting of three-dimensional network fibers - Google Patents
Non-woven fabric consisting of three-dimensional network fibersInfo
- Publication number
- JP2705793B2 JP2705793B2 JP62316089A JP31608987A JP2705793B2 JP 2705793 B2 JP2705793 B2 JP 2705793B2 JP 62316089 A JP62316089 A JP 62316089A JP 31608987 A JP31608987 A JP 31608987A JP 2705793 B2 JP2705793 B2 JP 2705793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- fibers
- nonwoven fabric
- reticulated
- woven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は特殊素材として各種の面材料として使用しう
る有用な網状繊維不織布に関する。さらに詳しくは、高
密度ポリエチレンより成る高度にフィブリル化した連続
する網状形態を有する繊維からなる不透明性が高く被覆
力にすぐれており、柔軟でかつ高強度な不織布に関す
る。
〔従来の技術〕
三次元網状繊維、及びその繊維より成る不織布は従来
から知られている。即ち、三次元網状繊維を得る技術と
して、ポリマーと溶剤を高温・高圧条件からノイズより
低温・低圧域へ吐出し、溶剤をフラッシュさせて繊維と
するフラッシュ紡糸技術が知られている。そしてこの繊
維は、例えば特公昭40-28125号公報に示されるごとく、
三次元状に繊維状の連続した、単一の、縦軸方向に引き
伸ばされ且、本質的に自由端を含まず、各フィブリルの
厚さが2μ以下であるフィブリルから成る網状組織であ
る。
そして、この繊維から成る不織シート状物も公知であ
り、特公昭36-16460号公報に示される如く短繊維からシ
ート化した、あるいは特公昭42-19520号公報に示される
如くフィラメントからシート化した不織布が公知であ
る。特に後者に示されるフラッシュ紡糸した繊維を邪魔
板等にあてて網状繊維を広げて堆積した不織シートとす
る方法は好ましい方法である。即ち、フラッシュ紡糸は
溶剤のフラッシュ力を利用するものであり、通常その紡
糸速度は4,900m/分以上で、9,000〜13,500m/分に達する
ことが知られており、生産性よく不織シートを得る方法
として極めて有用である。
そしてこの不織シートは、不織布としての形態の保
持、強度の発現やその他目的に応じて通常熱接着して用
いられる。この熱接着された不織布としては、各種の形
態をとり得ることが知られている。即ち、表面がフラッ
トな紙様の不織布、表面にエンボス模様を有する不織
布、柔軟に仕上げられたクロスライクな不織布、そし
て、表面のみ軽く熱接着したものあるいは全く熱接着さ
れていない不織布等である。そして、これらは、微細な
フィブリルの網状繊維から成り、高い被覆力や白度、そ
して強度を活かして各種の用途に用いられる。
又、この網状繊維不織布となるポリマーとしては各種
のポリマーが示されているがポリオレフィン、とりわけ
高密度ポリエリエチレンがフラッシュ紡糸からの網状繊
維不織布に適するものとして多くの研究が成されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
三次元網状構造を有するフラッシュ紡糸された繊維を
用いる不織布は、その独特の繊維構造による特性を活用
して、各種用途に用いられている。そして、その不織布
は前述の特公昭42-19520号公報に知られる如く紡糸した
ままの繊維が用いられる。即ち、フラッシュ紡糸した繊
維を邪魔板等で広げてシート状にした連続繊維より成る
不織布として用いられる。
この不織シートは形態保持、強度発現、そして表面毛
羽どめ等の目的で各種の熱接着がなされる。通常これら
のシートは三次元網状繊維が広げられて堆積された多層
の構造を有しており、シートの断面方向の各層で異なる
繊維間の接着状態とすることができる。
本発明が対象とする不織布は不織布を構成する多層の
繊維層のうち、少なくともその一部に接着程度のゆるや
かな層が含まれている不織布に関する。即ち、不織布の
表面あるいは、不織布を層状に剥離した場合の内部の層
中に部分的に未融着の独立した網状形態の繊維を有する
不織布に関する。従って、このような構造を有する不織
布は、嵩高であり、柔軟であり、被覆力が高く、そして
引裂強度が高いものとなしうる。
例えば、このような不織布として、高密度ポリエチレ
ンの三次元網状繊維のシート状物を、部分的に熱接着し
たTyvek 14タイプ(E.I.du Pont社製)が知られてい
る。この不織布は、比較的強固に熱接着された表面層
と、比較的ゆるやかに熱接着された内層とから成り、か
つ部分的に圧着されたエンボス模様を有している。そし
て、この不織布を層として剥離した場合、比較的ゆるや
かに熱接着された内層から20mm以上の独立する連設網状
繊維をとり出すことが可能である。
しかしながら、この従来公知の不織布は、三次元網状
繊維不織布の最も基本的な物性である、不透明性・被覆
力及び引張強度と引裂強度において、実用上満足する性
能を有していない。
周知の如く、不織布においては、同じ非接着の繊維シ
ートを用いて熱接着を実施した場合、引張強度と引裂強
度は略ね逆相関する。すなわち、これらの二つの強度の
内、一方の強度を満足させるためには他方の強度を犠性
にしなければならないという問題がある。一般に、非接
着の繊維シートは、大きな引裂強力を有しているものの
引張強力が弱く、表面の毛羽も全くとめられていない。
これを熱接着するころによって引張強力を高めて表面毛
羽も良好なものとすることができるが引裂強度が低下し
ていく。そして熱接着の程度を強める程、この傾向が強
まる。
一方、網状繊維より成る不織布においては、この繊維
特有の高い被覆力を活かした用途も多く、不透明性も重
要な物性である。上記の如く、例えば引張強度の増大を
目指し熱接着の程度を強くしていくことは、この不透明
性を損うことになる。そしてあまりに強く熱接着するこ
とは透明性のあるフィルムライクなものとなってしま
う。
エンボスロール等を用いて、不織シートの表面に渡っ
て部分的に熱圧着する場合も同様であり、好ましい引張
強度と引裂強度の関係を有し、かつ不透明性にすぐれた
網状繊維不織布が要望されているが、現在それら要件を
みたす不織布は出現していない。
本発明は不透明性が高く被覆力にすぐれており、柔軟
でかつ高強度な高密度ポリエチレン系のフィブリル化さ
れた三次元網状繊維から成る不織布を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は従来の不織布の有する前述の問題点を解
決すべく鋭意研究の結果本発明を完成した。
すなわち本発明の前述の目的は、高密度ポリエチレン
系のフィブリル化された三次元網状繊維が、ランダムな
方向に配置され、層状に堆積され、独立した網状形態の
繊維を取り出しうる層を含む不織布であって、該独立し
た網状繊維のX線小角散乱による長周期散乱強度比が40
以下であることを特徴とする三次元網状繊維から成る不
織布によって達成される。そして、さらに好ましくは、
該網状形態繊維の長周期が150Å以上である不織布であ
る。
本発明の不織布について、図面を用いて以下に詳細に
説明する。
本発明の不織布は、高密度ポリエチレン系の三次元網
状繊維より成っており、これらはランダムに配置され、
堆積されている。即ちフラッシュ紡糸された実質的に末
端を含まない三次元網状繊維が、広げられて各繊維要素
が全方向に対しておおむね均一になるように配置され、
連続繊維が層を成すように堆積されて不織布状となって
いる。
そして本発明の不織布は、これを構成する多くの繊維
層のうち、少なくともその一部に接着程度のゆるやかな
層を有している。即ち不織布の表面、あるいは内層部に
この層を有しており、この層から部分的に未融着の独立
した網状繊維を取り出すことが出来る。ここでいう独立
した網状繊維とは、例えば層間を剥離した場合端面に生
じる繊維状物の束を持ち、入念に引っ張ることによっ
て、他の繊維状物と分離され連続的に引きとれる網状繊
維をいう。従ってこの層においては、強固にフィルム状
に接着されていず、全く接着されていないか、ゆるやか
に接着されている。
このような独立する網状繊維は、繊維形態を保持して
おり、20mm以上の連続する繊維であり、引き揃えてX線
小角散乱の測定を行うことができる。
そして、独立する網状繊維のX線小角散乱による長周
期散乱強度が40以下であり、ここに本発明の不織布を構
成する網状繊維の微細構造の特徴があらわれる。このこ
とは、本発明の不織布を構成する網状繊維の特徴が独立
する網状繊維のそのまま現れていることを示す。そし
て、他の部分の繊維が強固に熱接着される処理をうけた
としても繊維形状を残す部分の長周期散乱強度比は、紡
糸された直後と比較して、殆ど変化していないことを示
している。
一方、熱接着処理を受けた場合の不織布中の独立した
網状形態の繊維は、長周期サイズは増加傾向にあり、15
0Å以上であることが好ましく、約300Åまでは通常とり
うる。
通常、熱接着不織布を製造するにおいて、不織布の物
理的性質は基本的にそれを構成する繊維の性質によって
いることは明らかである。即ち、繊維を広げてシート化
する方法、あるいはそのシートを熱接着する方法にいか
に工夫をこらしても得られる不織布の物理的な性質は、
構成する繊維の機械的性質、熱的性質、光学的性質等に
依存している。例えば、熱接着された不織布の機械的性
質は、構成する繊維の機械的性質及び熱的性質によって
いること、また、不織布の光学的性質は、繊維の光学的
性質及び熱的性質によっていること等は容易に理解され
るであろう。
フラッシュ紡糸繊維シートを熱接着する方法は各種の
公知の方法が採られる。そして、高密度ポリエチレンで
は、不織布としての強度の発現や形態保持、そして表面
毛羽止めのためには結晶融点に近い温度で接着される。
従って、熱接着不織布を考える場合、繊維間の熱接着性
が強固であると共に、熱接着時に収縮が生じにくいこ
と、接着温度近傍の高温で繊維の機械強度が高いこと等
が繊維として要求される。
このような意味から、従来公知の紡糸したままの三次
元網状繊維で不織布を作った場合本発明の目的を達成し
得る不織布が得られない。即ち、前記従来公知の繊維は
機械的強度が劣り、且つ接着温度近辺での劣化が大き
い、そして熱接着不織布とした場合の機械的強度(引張
・引裂等)が悪く、白度・被覆力が不十分である、斑が
目立つ等の問題点を有していた。
そこで本発明と同一の出願人は本発明による不織布の
製造に用いるのに適した三次元網状繊維としてX線小角
散乱による長周期散乱強度比が所定値以下であることを
特徴とするフィブリル化された高密度ポリエチレン系の
三次元網状繊維を提案した(特願昭62-169682参照)。
本発明者らは前記三次元網状繊維を用いて、本発明に示
される新規な三次元網状繊維不織布を完成したものであ
る。
本発明の不織布を得る繊維は、高密度ポリエチレン系
のポリマーから構成された繊維である。そして、多数の
微細なフィブリルより成り、本質的に自由端を含まない
連続した三次元網状繊維である。
このような三次元網状繊維は前述の如く、フラッシュ
紡糸から得られることは公知である。しかし、本発明の
三次元網状繊維は、繊維の微細構造において、そしてフ
ィブリル形態の細かさ及び機械的強度において、従来公
知の繊維とは異なる三次元網状繊維である。それ故に、
機械的な強度及び高温時の特性や接着性にすぐれたもの
である。
この繊維は、微細構造上、繊維軸方向の長周期構造に
特徴を有している。そして、このことはX線小角散乱を
測定することによって明確にされる。
第1図に、この繊維の小角散乱写真を模式的に図示す
る。
直射ビーム1の近くの赤道線上にフィブリルやボイド
の存在を示す散乱像2を示すと共に、子午線上に層線状
散乱像3を提する。一般に高分子物質の長周期のX線小
角散乱像として、円環状散乱、層線状散乱、層線様二点
散乱、層線状四点散乱等が知られており、この繊維は、
通常の紡糸・延伸を経る延伸糸の長周期構造に類似して
いることが判る。
そして、子午線方向の位置敏感型比例計数管(PSPC)
による測定での散乱ピークの解析によれば、この網状繊
維は150〜200Åの長周期を有している。さらに、長周期
による散乱強度が大きくない、という予想外の特徴を見
い出した。即ち、長周期の散乱強度の意味から考えれ
ば、散乱強度が小さいということは、長周期構造が不均
一である。あるいは明確でないと考えられ、繊維の微細
構造としては機械的物性上、又熱的特性上好ましくない
ことが予想された。しかし、意外にもこの構造故に融点
近辺の高温特性にすぐれており、熱接着不織布に適する
三次元網状繊維となっている。
長周期及びその散乱強度比は次のように定量される。
子午線方向のPSPCによる、実測散乱強度対角度プロット
を第2図に示す散乱強度曲線のピーク又はショルダーの
部分の極大散乱強度を示す位置を長周期散乱角度(2
θ)とし、この値をMとする。この値が求めにくい場合
は、実測散乱強度にLorentz因子L=(2sinθ/λ)2を
かけて求めたInvariant強度のプロット、即ちInvariant
プロットより求めた。
そして第2図における長周期散乱ピーク又はショルダ
ーの両端の変曲部の共通接線Pを抽く。角度Mの実測散
乱強度値をAとし、線P上の値をBとする。一方角度
(2θ)2.5°の実測散乱強度(ブランク)の値をCと
して、散乱強度比DをD=(A−B)/Cとして求める。
長周期はBraggの式
に2θ=Mを入れることによって求められる。
このようにした本発明の三次元網状繊維は長周期が15
0〜200Åであり、長周期散乱強度化は40以下である。
このX線小角散乱は、次に示す装置・方法を用いて測
定された。X線回折装置は理学電機社製RV-200-PL、X
線はCu−Kαで1.54Å、ピンホールスリットとして1st
SLIT 0.5mmφ、2nd SLIT 0.3mmφを用いた。測定電圧
は45kV、電流は140mAで照射時間は2×103secとした。
測定用のサンプルは、網状繊維を揃えて照射部分のサン
プル巾が約2.5mmになるように作った。
この繊維は、特殊の微細繊維構造を有しており、融点
近傍での熱機械物性や接着性にすぐれている。繊維の熱
的な性質は各種方法の測定で知ることが出来る。そし
て、この熱物理的な測定は、不織布としての使用を測定
し、撚りのない状態で行なわれる。
この網状繊維は熱接着温度近傍での熱機械特性が良好
で加熱時の伸長率が小さいことに特徴を有している。即
ち、熱機械試験機(TMA)の試験において、デニール1/1
0の一定荷重下で昇温する時の130℃での伸長率が好まし
くは3%以下であり、さらに好ましくは2%以下であ
る。測定は、真空理工社製「TM-3000」を用いて2℃/
分の昇温速度で測定された。
又、バイブロンによる測定にておいても、熱的及び動
的性質を知ることが出来る。即ち、本発明の網状繊維
は、高温でも高い動的弾性率を示し、例えば動的弾性率
が1010dyn/cm2になる温度は115℃以上が好ましい。
さらに、高温時の結晶の安定性はtanδの結晶分散の
開始温度で評価される。そして、この繊維は、結晶分散
の開始温度が好ましくは123℃以上、さらに好ましくは1
25℃以上の高い値を示し、接着温度近傍での結晶の安定
性にすぐれていることが判る。これらの測定は、動的粘
弾性測定装置を用いて実施され、本発明では東洋ホール
ドウィン社製「RHEOVIB RON DDV-II-EA」を用い、周波
数110Hz、昇温1℃/分で行った。
この網状繊維はまた高度に配向された繊維であり、こ
のことはX線回折による結晶配向角を測定することによ
り明らかになる。即ち、X線による配向角は30°以下が
好ましい。さらに好ましくは20°以下である。
また、赤外吸収二色性からも高分子の結晶部と非晶部
の配向が測定されることが知られており、二色比配向係
数FD 20で評価される。ポリエチレンの平行二色性バン
ドである2017cm-1での繊維の二色比配向係数は0.3以上
であることが好ましい。ここでは、日本電子社製「JIR-
100」のFT-IR装置を使用し、ATR結晶としてKRS−5を用
いる方法で測定した。
さらに、マイクロ波による繊維の複屈折測定も分子の
配向の程度を現わすものとして用いることが出来る。神
崎製紙社製「マイクロ波分子配向計」MOA-2001A型によ
る4GHzの複屈折において、この網状繊維は好ましくは0.
13以上の複屈折の値を示す。
三次元網状繊維は、極めて機械的強度がすぐれてい
る。三次元網状繊維は、網状に分岐しており、そのまま
で糸の強伸度を測定する場合、繊維要素間ですり抜け等
が生じ値のバラツキが大きくなる。従って、引張試験に
おいて、4回/cmの撚りをかけて測定した。このような
測定における本発明で用いられる繊維は、初期モジュラ
スが15〜50g/d好ましくは20〜50g/dであり、破断強度は
4.0g/d以上、好ましくは7.0g/dである。
この三次元網状繊維は、そのフィブリル化の形態にお
いて、極めて微細なフィブリルから成っていることが好
ましい。そして、この三次元網状繊維の比表面積が30m2
/g以上であることが好ましい。
本発明者らは、この三次元網状繊維を次のようなフラ
ッシュ紡糸機構より得た。即ちポリマーの均一溶液に瞬
間的な活性化を与え、従来公知の一液相から二液相への
変化による相分離構造とは異なった活性化構造とした
後、紡糸ノズルより紡出し、その活性化構造に基づく繊
維構造を形成させることにある。ここでいう「活性化」
とは、減圧オリフィスを通過する際の圧力損失を大きく
することであり、少なくとも80kg/cm2、さらに好ましく
は120kg/cm2以上の圧力損失とすることによって活性を
化を行うことにある。この活性化は、密度や濃度の大き
なゆらぎによって生じるものであり、溶液に極めて微細
に相分離したかの如き構造を一時的に与える。
そして、この状態で紡糸ノズルより吐出することによ
ってこの三次元網状繊維が得られる。即ち、この微細な
活性化構造から低圧・低温域に開放された溶剤が急激に
気化し、膨脹しようとするフラッシュ力が凝固をはじめ
るポリマーに配向を与えることになり、高度に配向した
三次元網状繊維を形成する。
この活性化は瞬間的なものであり、静的平衡状態で測
定される相図の一液領域内から紡糸でも好ましい三次元
網状繊維を得ることが出来る。従って、この活性化構造
から得られる繊維は、従来公知の繊維とは異なり、比表
面積が30m2/g以上の極めて微細なフィブリルより成って
いる。そして、独特の長周期構造を有する高強度な三次
元網状繊維である。
そして、このポリマーと溶剤から成る溶液の活性化は
重合度が大きく、かつ分子量分布の狭いポリマーに対し
て、上記の圧力損失を大きくすることが有効に作用する
ことが本発明者らの研究で明確になった。
前記フラッシュ機構において用いられる溶解プロセス
は、特に制限されることはなく、従来公知の溶解プロセ
スを用いることが出来る。本発明の不織布を構成する繊
維は、高分子量で分子量分布の狭い高密度ポリエチレン
から成っており、原料ポリマーを短時間で溶剤に溶解
し、紡糸してポリマーの変質を防止することが好まし
い。又、高圧での溶解で溶解速度及び本発明の紡糸機構
から好適である。(本発明者らがすでに出願している特
願昭61-91254号、及び特願昭61-96826号参照)
又、そのために用いる溶剤はフラッシュ紡糸に用いう
るものであれば特に制限されることなく、従来公知の溶
剤が用いられてよい。好ましくは、トリクロロフルオロ
メタンであり、塩化メチレン、トリクロロトリフルオロ
エタン等のハロゲン化炭化水素、シクロヘキサン等の炭
化水素又はこれらの混合液が用いられる。
この繊維を得るための紡口アセンブリーは、先述の紡
糸機構をとり得るものであれば制限されることはない。
即ち、均一溶液を活性化するための減圧用オリフィス、
減圧室やノズル等は従来公知の形状のものが任意に用い
られてよい。
上記の如く、極めて微細なフィブリルより成り、長周
期に独特の構造を有し、かつ高温特性にすぐれた網状繊
維から成る熱接着不織布が本発明の不織布であり、その
高い機械的強度と融点近傍での高温特性を有している。
そして、本発明の不織布は不透明性にすぐれているこ
ともその特徴である。
即ち、従来公知の熱接着方法によっても、本来その網
状繊維が有する比表面積が大きいために光を乱反射しや
すく不透明性にすぐれている。さらに機械的強度が高
く、高温特性が良好であるため、熱接着によって繊維が
損傷されることが少なく、接着程度を高くせずとも機械
的強度が発現されることと相まって、不透明性にすぐれ
た不織布となる。
この不織布の不透明性は、包材、保護衣、衣料等の被
覆材として非常に重要な性質であり、肉眼での観察結果
と合致する方法として、He-Neレーザー透過光量を測定
する方法が推奨される。この測定は暗室中で出力5mWビ
ーム径2.5mmφのレーザー光を不織布に照射させ、不織
布を透過する光量をレーザーパワメーターで測定し、こ
の位置を連続してずらして平均することによって求め
た。
当然不織布の目付によって透過光量が変化し、目付が
増加すれば光量は減少する。本発明の不織布において
は、目付けが25g/m2で25μW以下の光量であり、40g/m2
では20μW以下、50g/m2では18μW以下、60g/m2では16
μW以下であり、比較的低い目付においても従来にない
良好な被覆力を示している。
本発明の不織布は、独立した網状繊維形態を取り出し
うる層を含むものであり、他の層は、同様の層であって
も、さらに強固にフィルム状に接着されていてもよい。
即ち、シートを熱接着するための従来公知のいかなる
方法が採られてよく、ロール間でのプレスやカレンダ
ー、エンボスロールによる部分熱接着フェルトカレンダ
ーによる接着や、オーブン中又は強制的な熱気流による
接着法等が採られてよい。当然、両面同時に処理する、
片面のみ処理する、片面づつ順次処理する等の各種の方
法が採られてよい。そして、熱接着後に揉み加工等を実
施し、構成繊維層の層間の一部を剥離して柔軟にする等
の処理をした不織布であってもよい。
一方、シート状物に何ら接着に寄与する熱処理を行な
わず、全体が非接着状態、あるいは圧力で押し固めた状
態の不織布であってもよい。また、ニードルパンチやウ
ォーターパンチ等で繊維間を交絡させた不織布、さら
に、これらに熱接着が併用された不織布も含まれる。
本発明の不織布に用いられる繊維は、前述のように高
密度ポリエチレン系より成っている。主として用いられ
る高密度ポリエチレンに特に制限はなく密度0.94以上の
高密度ポリエチンでよい。又、100%エチレン単位から
成るものの外、10モル%以内のエチレン以外のモノマー
で成分をランダム又はブロックで共重合したポリマーで
あってもよい。ポリマー中に添加剤が含まれることも任
意であり、熱安定剤、紫外線安定剤、滑剤や顔料等も本
発明を損わない範囲の量で含まれていてよい。
又、この高密度ポリエチレンと他のポリマーをブレン
ドして成ることも当然可能であり、目的に応じて用いる
ことが出来る。特にこの三次元網状繊維はその特殊な構
造故に高強度であり、従来高密度ポリエチレンに他のポ
リマーをブレンドすることで強度低下を生じ実用できな
かった種類のポリマーをブレンドすることも可能であ
る。高密度ポリエチレンとブレンドされるポリマーとし
ては、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、アイオノマー、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリメチルメタクリレート等が挙げられる。
本発明の不織布に用いられる網状繊維を成す高密度ポ
リエチレンは、重合度が高いことが好ましい。紡出され
不織布化された繊維のメルトインデックス(MI)は1以
下であることが好ましい。さらに好ましくは0.5以下で
ある(MIの測定はASTM D−1238-57T条件Eによる)。そ
して、不織布を構成する繊維のポリマーの分子量分布が
狭いことも重要である。即ち、同様のMIであっても分子
量分布が広ければ、本発明の不織布よりも性能の劣った
ものになる。本発明の不織布の繊維の分子量分布はMw/M
nで15以下、さらに好ましくは10以下である。当然なが
ら本発明の繊維を得るために用いる原料ポリマーのMI
は、本発明の繊維のMIと等しいか、それ以下のポリマー
が用いられる。
本発明の不織布は、フラッシュ紡糸されたままの三次
元網状繊維を広げて繊維要素がランダムな方向に配置さ
れ堆積された非接着シートを所望により前述の如く熱接
着したものである。この非接着シートを得るためのプロ
セスは従来公知の任意のプロセスが選択されてよい。
又、この三次元網状繊維を広げて、非接着の不織シー
トとする方法としても従来公知の如何なる方法・装置が
用いられてよい。基本的には紡出される網状繊維を広げ
る衝突装置、衝突して広がった繊維の進行方向を決める
装置、広がった繊維に電荷を与える装置、繊維を受け取
り堆積させる装置より成っている。即ち、特公昭42-195
20号報、特公昭44-21817号報やUSP3,456,156号報、さら
にそれらの改良等多数の方法が公知であり、これらを用
いることができ、特に制限されることはない。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
実施例1.
ポリマーを連続して溶融供給する押出機、溶剤を連続
注入する定量ポンプ、及びこれらを連続的に混合するた
めの装置より成る溶液調整設備と、減圧オリフィス、容
積が約2ccの減圧室、そして紡糸ノズルより成る紡口ア
センブリーから連続したフラッシュ紡糸を行う。
高密度ポリエチレン(MI=0.31,Mw/Mn=4.8、密度0.9
60)とトリクロロフルオロメタンとからポリマー濃度9.
2wt%の均一溶液を調整し、0.55mmφ−5mmLの減圧オリ
フィス、0.55mmφ−0.55mmLの孔とそれに続く3mmφ−3m
mLのトンネルフレアーを有する紡糸ノズルから成る紡口
アセンブリーを用いてフラッシュ紡糸を実施した。
ポリマー流速7.5kg/Hrにおいて、溶液は温度191℃で3
25kg/cm2Gを示し、減圧室内では温度191℃、圧力110kg
/cm2Gに変化して、紡糸ノズルより繊度が101dで純白の
連続した三次元網状繊維を得た。
この繊維は、比表面積が41m2/gであった。
そして、X線小角散乱による長周期が162Åで長周期
による散乱強度比は8.4であった。
撚り回数が4回/cmでの引張試験において、初期モジ
ュラスが38.5g/d、破断強度が9.3g/dであった。
又、TMAでの130℃での伸長率は1.5%、バイブロンで
の動的弾性率が1010dyn/cm2である温度は122℃、tanδ
の結晶分散開始温度は126℃であった。
そして、X線回折による配向角は18°で、波数2017cm
-1での赤外吸収二色性による配向係数▲F20 D▼は0.43
の値を示した。また、マイクロ波複屈折は0.147であ
る。
この繊維はMI=0.34、Mw/Mn=4.8であった。
次にこの繊維を、USP3,456,156号報に示されるが如
き、回転偏向板、コロナ放電装置を有する分散装置を用
いて、移動するネットコンベア上に捕集した。この時、
紡口から吐出する三次元網状繊維は、巾が30〜60mmに広
がった状態でネットコンベア上に連続的に左右に振られ
ながら堆積された。
この非接着不織シートを、エンボスロールとゴムロー
ルを用いて部分的に接着した。即ち、エンボスロールと
して、それぞれの突起部が0.7mm×0.7mmの正方形で巾方
向及び周方向のピッチがいずれも1.25mmでエンボス深さ
が0.3mmのロールを用いた。
エンボスロールを132℃に加熱し、ゴムロールとニッ
プすることによって表・裏の両面処理を行い、模様付き
の熱接着不織布を得た。この不織布は表面の耐摩擦性に
すぐれた不織布であったが、手ざわりが少し固いため、
手によって揉み加工を行ったところ極めて柔軟な不織布
となった。
この不織布に切れ目を入れ、無理やり引き裂いたとこ
ろ、強固に熱接着された表面層と、網状繊維形態を保持
した繊維より成る内層部に剥離された。内層部の網状繊
維の一端を把持して入念に他の網状繊維と分離すること
によって、約30〜100cmの連続する網状繊維を多数取り
出した。これらの網状繊維を用いてX線小角散乱を測定
したところ、長周期散乱強度比は9.0であった。一方、
長周期は、若干増加し181Åの値を示した。
この不織布は、極めて柔軟で、なおかつ表面の耐摩擦
性にすぐれており、指で強く表面をこすっても毛羽が出
ない不織布であり、被覆力も極めて高く、保護衣、簡易
衣料、乾燥剤−脱酸素材等の通気性包装材や、その他柔
軟な包装材として適するものであった。
この不織布は目付50g/m2で、レーザー光平均透過光量
が14μWであった。そして、不織布のタテ/ヨコの物性
は、引張強力が9.5/10.3(kg/3cm巾)、シングルタング
引裂強力が1.9/2.0(kg)でありカンチレバー法による
柔軟度は5.2/5.6(cm)であった。
実施例2.
実施例1で得た非接着不織シートを全面圧着ロールと
ゴムロールの間で処理した。この場合、表面のみの処理
とし、ロール温度は135℃ロール線圧10kg/cmで速度10m/
分とした。
得られた不織布は一方の表面が強固に熱接着され、他
方の表面及び内層にかけては熱接着されていない不織布
であり、熱をかけていない面から網状形態を保持する繊
維を独立に取り出した。
この繊維のX線小角散乱の測定において長周期散乱強
度比は8.5であり、長周期は180Åであった。
この不織布は、両表面の差異を活用した用途に使用で
き、接着されていない面に吸着剤や脱臭剤を添加して吸
着用フィルター、脱臭用フィルターにするとか、他の面
材(フィルムや織布等)を貼り合わせて、被覆力の高
く、かつ引裂強力の高い複合材として用いられる。
この不織布は、目付50g/m2において、レーザー平均透
過光量が、5μWであり、極めて高い被覆力を示す。
又、不織布のタテ/ヨコの物性は、引張強力が11.2/11.
8(kg/3cm巾)であり、エレメンドルフ引裂強力は1.6/
1.6(kg)と極めて高い値を示した。
実施例3.
実施例1で得た非接着不織シートをフェルトカレンダ
ーで両面処理した。132℃に加熱したドラムとの接触を
1秒として高速で処理することにより、表面層が熱接着
され、内層部に網状繊維形態を有する不織布を得た。
この不織布の内層部より取り出した繊維のX線小角散
乱は、長周期散乱強度比は7.0であり、長周期は230Åで
あった。
又、この不織布は目付40g/m2でレーザー平均透過光量
が8μWで被覆力にすぐれ、嵩高な紙様の不織布であ
り、封筒、ラベル、その他多様な紙的用途に使用しうる
ものである。
そしてこの不織布のタテ/ヨコの物性は、引張強力が
10.8/12.0(kg/3cm巾)でエレメンドルフ引裂強力は1.4
/1.4(kg)であった。
実施例4.
実施例1と同じ溶解装置及び紡口アセンブリーを用い
て、高密度ポリエチレンをMI=0.78,Mw/Mn=8.0,密度0.
962に変更し、トリクロロフルオロメタンの12.4wt%の
溶液を作製して紡糸を行った。
ポリマー流速9.7kg/Hrで溶液圧力210kg/cm2Gから減
圧室内圧力83kg/cm2Gに変化し(減圧室温度190℃)、
紡糸ノズルから吐出される繊度が145dで純白の連続した
三次元網状繊維を得た。
この繊維は比表面積が33m2/gであった。
そして、X線小角散乱での長周期が173Åで、長周期
の強度比は19.2であった。
この繊維は撚り回数4回/cmでの引張試験において、
初期モジュラスが23.6g/d、破断強度が7.4g/dであっ
た。
また、TMA測定の130℃での伸長率は1.7%であり、バ
イブロンでの動的弾性率が1010dyn/cm2になる温度は116
℃、tanδの発散開始温度が124℃の高温特性を有してい
る。
そして、X線回折による結晶配向角は27°であり、波
数2017cm-1での赤外配向係数▲F20 D▼は0.51である。
また、マイクロ波複屈折は0.133の値を示した。
なお、この紡糸した繊維は、MI=0.94でMw/Mn=6.0と
測定された。
この繊維を実施例1と同様に非接着不織シートとして
捕集した後、全く同様にエンボス模様のある柔軟な不織
布とした。
同様に内層より取り出した繊維のX線小角散乱の測定
で長周期散乱強度比は20であり、長周期は210Åであっ
た。
この不織布は目付50g/m2でレーザー平均透過光量が15
μWであった。又、不織布のタテ/ヨコの物性は、引張
強力が9.3/9.0(kg/3cm巾)、シングルタング引裂強力
は、1.7/1.8(kg)であり、カンチレバー法による柔軟
度は5.0/5.0(cm)であった。
実施例5.
実施例1と同じ溶解装置を用い、同様の紡糸を行っ
た。この時、MI=0.78、Mw/Mn=8.0の高密度ポリエチレ
ンとMI=5.0、Mw/Mn=5.0の高密度ポリエチレンの60/40
のブレンドポリマーを用い、トリクロロフルオロメタン
の12.0wt%溶液とした。紡口アセンブリーは、減圧オリ
フィス/紡糸ノズルの径を0.6mmφ/0.55mmφとした。
ポリマー流速10.2kg/Hrにおいて、溶液圧力230kg/cm2
Gで減圧室圧力が90kg/cm2G(温度190℃)から紡糸ノ
ズルより連続した三次元網状繊維を得た。
この繊維は、X線小角散乱の測定で、長周期が170
Å、散乱強度比は36.8であった。
又、比表面積は39m2/gであり、撚り回数4回/cmでの
引張試験で初期モジュラスが21.3g/d、破断強度は5.7g/
dであった。
TMAによる130℃の伸長率は3.0%であり、バイブロン
でのtanδの結晶分散開始温度は123℃であった。
この繊維を実施例1と同様にシートとしてエンボスロ
ールとゴムロールを用いて両面を接着した。さらに揉み
を行って、熱接着柔軟不織布を得た。
この不織布は目付50g/m2でレーザー光平均透過光量が
15μWであり、不織布のタテ/ヨコ物性は引張強力が8.
3/9.7(kg/3cm巾)、シングルタング引裂強力は、1.7/
1.7であった。カンチレバー法による柔軟度は、4.8/5.0
ときわめて柔軟な不織布であった。
比較例1.
実施例1の溶解装置を用いて、高密度ポリエチレン
(MI=5.0,Mw/Mn=7.0,密度0.969)のトリクロロフルオ
ロメタンの10wt%溶液を作成して紡糸した。この際、減
圧オリフィスを0.7mmφ−5mmL、紡糸ノズルを0.7mmφ−
0.7mmLの孔とそれに続く4mmφ−4mmLのトンネルフレア
ーを有する紡口アセンブリーを用いた。
ポリマー流速8.8kg/Hrにおいて、溶液圧力130kg/cm2
Gが減圧室圧力53kg/cm2G(温度173℃)に低下し紡糸
ノズルより、繊度157dの連続した三次元網状繊維を得
た。
この繊維は、比表面積が18m2/gであり、撚り回数4回
/cmの引張試験での初期モジュラスが10.8g/d、破断強度
は3.8g/dにすぎなかった。
又、X線小角散乱の測定では、長周期が133Åで、散
乱強度比は、52.4であった。
そして、TMAによる130℃での伸長率は3.6%であり、
バイブロンでのtanδの結晶分散開始温度は、113℃で熱
的性質も劣るものであった。
この繊維を用いて、実施例1と同様にして、非接着不
織シートを作成し全く同様に柔軟性不織布を製造した。
同様に、内層部から網状繊維形態の繊維をとり出し、
X線小角散乱の測定を行った。この長周期散乱強度比は
60で、長周期は240Åであった。
又、この不織布は目付50g/m2でレーザー平均透過光量
は20μWで実施例に比べて劣ったものであった。
そして不織布のタテ/ヨコ物性は、引張強力が6.5/6.
4(kg/3cm巾)、シングルタンク引裂強力は0.8/0.8(k
g)であり、強度的にも実施例に劣っていた。
比較例2.
市販のE.I.duPont社製のTyvek 1443Rの不織布を解
折した。
この不織布は、エンボス模様を有する柔軟型の不織布
であり、本発明に示される如く内層に網状繊維形態を保
持している。
本発明に従って、独立する網状繊維をX線小角散乱の
測定を行ったところ、長周期散乱強度比は50で、長周期
は172Åであった。
又、不織布の目付は44g/m2でありレーザー平均透過光
量は22μWであり斑の目立ったもので被覆力が劣ったも
のである。
そして、不織布のタテ/ヨコ物性は、引張強力が7.9/
9.0(kg/3cm巾)で、シングルタング引裂強力は1.4/1.6
(kg)であり、カンチレバー法による柔軟度は6.2/6.3
(cm)であった。
〔発明の効果〕
本発明による三次元網状繊維から成る不織布は前述の
ように構成されているので、その不織布は極めて微細な
フィブリルより成るため均一であり、かってない白度や
被覆力、そして不透明感を有し、機械的強度が極めてす
ぐれたものとなる。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Industrial applications]
The present invention can be used as a special material for various surface materials
A useful reticulated fiber nonwoven fabric. For more information, see High
Highly fibrillated continuation of high density polyethylene
Highly opaque coating made of fibers with a reticulated morphology
For flexible, high-strength nonwoven fabrics
You.
[Conventional technology]
Conventionally, three-dimensional reticulated fibers and non-woven fabrics made of these fibers
Known from. In other words, the technology for obtaining three-dimensional reticulated fibers
The polymer and solvent from high temperature and high pressure
Discharge to low temperature / low pressure area, flush solvent and remove fibers
Flash spinning technology is known. And this fiber
For example, as shown in Japanese Patent Publication No. 40-28125,
3D fibrous continuous, single, longitudinal pull
Stretched and essentially free of free ends, each fibril
A network of fibrils with a thickness of less than 2μ
You.
A non-woven sheet made of this fiber is also known.
As shown in Japanese Patent Publication No.
Or as shown in JP-B-42-19520
Non-woven fabric sheeted from filaments is well known.
You. Particularly disturbs the flash-spun fibers shown in the latter
Non-woven sheet made by spreading net-like fibers against a board
Is the preferred method. That is, flash spinning is
It uses the flushing power of the solvent,
Yarn speed is over 4,900m / min, reaching 9,000-13,500m / min
To obtain a nonwoven sheet with good productivity
Is extremely useful.
The non-woven sheet is kept in a non-woven form.
Heat bonding, depending on the durability, strength and other purposes.
Can be. Various types of heat-bonded non-woven fabric
It is known that it can take a state. That is, the surface
Paper-like non-woven fabric, non-woven with embossed pattern on the surface
Cloth, flexible finished cross-like non-woven fabric,
With light heat bonding only on the surface or no heat bonding
Non-woven fabric etc. And these are fine
Consists of fibril mesh fibers for high covering power, whiteness,
It is used for various purposes by taking advantage of its strength.
Various polymers can be used as the network fiber nonwoven fabric.
Are shown, but polyolefins, especially
High-density polyethylene is a reticulated fiber from flash spinning.
Many studies have been conducted as suitable for textile nonwovens.
You.
[Problems to be solved by the invention]
Flash spun fiber with three-dimensional network structure
The non-woven fabric used takes advantage of its unique fiber structure
Thus, it is used for various purposes. And the nonwoven
Was spun as known from the aforementioned JP-B-42-19520.
Raw fibers are used. That is, the fibers spun by flash spinning
It is made of continuous fiber made by spreading the fiber with a baffle plate into a sheet.
Used as non-woven fabric.
This non-woven sheet retains shape, develops strength, and
Various types of thermal bonding are performed for the purpose of feathering and the like. Usually these
Is a multi-layered sheet with three-dimensional mesh fibers spread and deposited
It is different for each layer in the cross section direction of the sheet
It can be in the state of adhesion between fibers.
The nonwoven fabric targeted by the present invention is a multilayer
At least a part of the fiber layer has loose adhesion
It relates to a nonwoven fabric containing a kana layer. That is, the non-woven fabric
Surface or inner layer when non-woven fabric is peeled off in layers
With partially unfused, independent mesh-form fibers inside
Related to nonwoven fabric. Therefore, a nonwoven having such a structure
The fabric is bulky, flexible, has high covering power, and
The tear strength can be high.
For example, as such a nonwoven fabric, high-density polyethylene
Heat-bonds the three-dimensional mesh fiber sheet
Tyvek 14 types (E.I.du Pont) are known
You. This non-woven fabric has a relatively strong heat-bonded surface layer
And an inner layer that is relatively loosely bonded by heat.
It has an embossed pattern partially crimped. Soshi
When the non-woven fabric is peeled off as a layer,
Independent continuous net of 20 mm or more from the inner layer that is thermally bonded to the crab
It is possible to take out the fibers.
However, this conventionally known non-woven fabric has a three-dimensional mesh shape.
Opaque and covering, the most basic physical properties of fiber non-woven fabric
Practical satisfaction in force, tensile strength and tear strength
No ability.
As is well known, the same non-bonded fiber
When heat bonding is performed using a sheet, tensile strength and tear strength
The degrees are roughly inversely correlated. That is, these two strengths
In order to satisfy one strength, the other must be sacrificed
There is a problem that must be. Generally, unconnected
Although the fiber sheet of the wear has a large tear strength,
The tensile strength is weak, and the fuzz on the surface is not stopped at all.
Heat-bonding this to increase the tensile strength and improve the surface hair
Feathers can be good, but tear strength decreases.
To go. And the stronger the degree of thermal bonding, the stronger this tendency
Round.
On the other hand, in the case of a non-woven fabric composed of reticulated fibers,
Many applications make use of the unique high covering power, and the opacity is also important.
Important physical properties. As described above, for example, increase in tensile strength
The aim of increasing the degree of thermal bonding is this uncertainty
It will spoil the nature. And be too hot
Is transparent and film-like
U.
Use an embossing roll, etc. to spread over the surface of the nonwoven sheet.
The same applies to the case of partially thermocompression
Has a relationship between strength and tear strength and has excellent opacity
There is a demand for reticulated fiber non-woven fabrics.
There is no appearance of nonwoven fabric.
The present invention is highly opaque, has excellent covering power, and is flexible.
And high-strength, high-density polyethylene fibrillation
To provide a nonwoven fabric composed of three-dimensional reticulated fibers.
Target.
[Means for solving the problem]
The present inventors have solved the aforementioned problems of the conventional nonwoven fabric.
As a result of intensive research, the present invention was completed.
That is, the object of the present invention is to provide a high-density polyethylene
The fibrillated three-dimensional reticulated fibers of the system
Arranged in different directions, deposited in layers, in a separate net-like form
A nonwoven fabric comprising a layer from which fibers can be taken out,
Ratio of the long-period scattering intensity by small-angle X-ray scattering
The three-dimensional network fiber is characterized by the following:
Achieved by woven fabric. And more preferably,
A nonwoven fabric having a long period of 150 ° or more in the reticulated fiber.
You.
The nonwoven fabric of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
explain.
The nonwoven fabric of the present invention is a high-density polyethylene three-dimensional net.
Made of fibrous fibers, which are randomly arranged,
Has been deposited. That is, the flash spun substantially
Three-dimensional reticulated fibers that do not contain edges are spread
Are arranged so that they are generally uniform in all directions,
Continuous fibers are deposited in layers to form a nonwoven fabric
I have.
And the nonwoven fabric of the present invention has many fibers
At least some of the layers are loose enough to adhere
Layers. In other words, on the surface of the nonwoven fabric or on the inner layer
Has this layer and is partially unfused independent from this layer
The obtained reticulated fiber can be taken out. Independence here
For example, when the interlayer is peeled off,
Hold a bundle of fibrous material and pull it carefully.
And can be separated from other fibrous materials and pulled continuously.
Wei. Therefore, in this layer, the film
Not adhered to, not adhered at all, or loose
Adhered to.
Such independent mesh fibers retain the fiber form
It is a continuous fiber of 20mm or more.
Measurement of small angle scattering can be performed.
And the long circumference by small angle X-ray scattering of independent mesh fibers
Initial scattering intensity is 40 or less.
The characteristics of the microstructure of the resulting reticulated fiber appear. this child
Means that the characteristics of the reticulated fibers constituting the nonwoven fabric of the present invention are independent
This indicates that the reticulated fibers appear as they are. Soshi
The other part of the fiber has been subjected to a strong heat bonding process
The long-period scattering intensity ratio where the fiber shape remains
Shows little change compared to immediately after threading
doing.
On the other hand, independent
The reticulated fiber has a long-period size that tends to increase,
It is preferably 0 ° or more, and usually up to about 300 °
sell.
Usually, when manufacturing heat-bonded non-woven fabric,
The physical properties basically depend on the properties of the fibers that compose it.
It is clear that In other words, spread the fiber and make a sheet
Or how to heat bond the sheet
The physical properties of the non-woven fabric that can be obtained by
For the mechanical, thermal, and optical properties of the constituent fibers
Depends. For example, the mechanical properties of heat bonded nonwoven
The quality depends on the mechanical and thermal properties of the constituent fibers.
And the optical properties of the nonwoven
It is easy to understand that
Will be.
There are various methods for thermally bonding flash spun fiber sheets.
A known method is employed. And with high density polyethylene
Is the appearance of strength and shape retention as a nonwoven fabric, and the surface
Bonding is performed at a temperature close to the crystal melting point for fuzzing.
Therefore, when considering a heat-bonded nonwoven fabric, the heat-bonding property between fibers
Is strong and does not easily shrink during thermal bonding.
High mechanical strength of the fiber at high temperature near the bonding temperature
Is required as a fiber.
In this sense, conventionally known tertiary spun as-spun
The purpose of the present invention is achieved when a non-woven fabric is
The resulting nonwoven fabric cannot be obtained. That is, the conventionally known fiber is
Poor mechanical strength and large deterioration near the bonding temperature
And the mechanical strength (tensile
・ Tear etc.) is poor, whiteness and covering power are insufficient,
It had problems such as being noticeable.
Therefore, the same applicant as the present invention has
X-ray small angle as three-dimensional mesh fiber suitable for use in manufacturing
That the ratio of long-period scattering intensity due to scattering is below a predetermined value
Characterized by fibrillated high density polyethylene
A three-dimensional reticulated fiber was proposed (see Japanese Patent Application No. 62-169682).
The present inventors demonstrated the present invention using the three-dimensional reticulated fiber.
New three-dimensional reticulated fiber non-woven fabric
You.
The fiber for obtaining the nonwoven fabric of the present invention is a high-density polyethylene-based fiber.
Is a fiber composed of the polymer of And many
Consists of fine fibrils, essentially free of free ends
It is a continuous three-dimensional network fiber.
As described above, such three-dimensional reticulated fibers are formed by flashing.
It is known to be obtained from spinning. However, the present invention
Three-dimensional reticulated fibers are used in the microstructure of the fiber and
Conventionally, the fineness and mechanical strength of
It is a three-dimensional reticulated fiber different from known fibers. Therefore,
Good mechanical strength, high temperature properties and adhesion
It is.
This fiber has a long-period structure in the fiber axis direction due to its microstructure.
Has features. And this means X-ray small angle scattering
Clarified by measuring.
FIG. 1 schematically shows a small-angle scattering photograph of this fiber.
You.
Fibrils and voids on the equator near direct beam 1
And a scattered image 2 indicating the existence of
A scatter image 3 is provided. Generally, a long-period X-ray
Angular scattering image, circular scattering, layer linear scattering, layer line-like two points
Scattering, layered linear four-point scattering, etc. are known.
Similar to the long-period structure of drawn yarn that goes through normal spinning and drawing
It turns out that there is.
And a position sensitive proportional counter in the meridian direction (PSPC)
According to the analysis of the scattering peak in the measurement by
Wei has a long period of 150-200Å. Furthermore, long period
The unexpected feature that the scattering intensity due to
I came out. That is, it is considered from the meaning of long-period scattering intensity.
For example, low scattering intensity means that the long-period structure is uneven.
One. Or it is not clear, the fineness of the fiber
Unfavorable structure due to mechanical properties and thermal characteristics
Was expected. However, surprisingly, the melting point
Excellent high-temperature properties in the vicinity, suitable for heat-bonded nonwoven fabric
It is a three-dimensional network fiber.
The long period and its scattering intensity ratio are quantified as follows.
Measured scattered intensity versus angle plot by PSPC in the meridian direction
Of the peak or shoulder of the scattering intensity curve shown in FIG.
The position showing the maximum scattering intensity of the portion is the long-period scattering angle (2
θ), and this value is M. When this value is difficult to find
Is the Lorentz factor L = (2 sin θ / λ)TwoTo
Invariant intensity plot obtained by multiplying
It was determined from the plot.
And the long-period scattering peak or shoulder in FIG.
Draw the common tangent P of the inflections at both ends of the curve. Actual measurement of angle M
Let the disturbance intensity value be A and the value on line P be B. One angle
(2θ) The value of the measured scattering intensity (blank) of 2.5 ° is C
Then, the scattering intensity ratio D is obtained as D = (AB) / C.
Long period is Bragg's formula
Is obtained by putting 2θ = M in
The three-dimensional reticulated fiber of the present invention has a long cycle of 15
0 to 200 °, and the long-period scattering intensity is 40 or less.
This small-angle X-ray scattering is measured using the following apparatus and method.
Was decided. X-ray diffractometer is RV-200-PL, X
Wire is Cu-Kα 1.54mm, 1st pinhole slit
SLIT 0.5 mmφ and 2nd SLIT 0.3 mmφ were used. Measurement voltage
Is 45kV, current is 140mA and irradiation time is 2 × 10Threesec.
The sample for measurement is a sample of the irradiated part with reticulated fibers aligned.
It was made so that the pull width was about 2.5 mm.
This fiber has a special fine fiber structure and has a melting point
Excellent thermomechanical properties and adhesion in the vicinity. Fiber heat
Characteristic can be known by various methods of measurement. Soshi
This thermophysical measurement measures its use as a nonwoven
It is performed without twist.
This reticulated fiber has good thermomechanical properties near the thermal bonding temperature
And is characterized by a low elongation rate during heating. Immediately
In the test of thermomechanical testing machine (TMA), denier 1/1
The elongation at 130 ° C when the temperature is raised under a constant load of 0 is preferred.
At most 3%, more preferably at most 2%.
You. The measurement was performed at 2 ° C using a “TM-3000” manufactured by Vacuum Riko Co., Ltd.
It was measured at a heating rate of minutes.
In addition, thermal and dynamic
You can know the characteristic. That is, the reticulated fiber of the present invention
Indicates a high dynamic modulus even at high temperatures, for example, the dynamic modulus
Is 10Tendyn / cmTwoIs preferably 115 ° C. or higher.
Furthermore, the stability of the crystal at high temperature is
Evaluated at the starting temperature. And this fiber is crystal dispersed
Is preferably 123 ° C. or higher, more preferably 1 ° C.
High value of 25 ° C or higher, crystal stability near the bonding temperature
It turns out that it is excellent in sex. These measurements are
Implemented using an elasticity measuring device, the present invention
Using RHEOVIB RON DDV-II-EA manufactured by DWIN,
The test was performed at several 110 Hz at a temperature rise of 1 ° C./min.
This reticulated fiber is also a highly oriented fiber,
That is, by measuring the crystal orientation angle by X-ray diffraction.
It becomes clear. That is, the orientation angle by X-ray is 30 ° or less.
preferable. More preferably, it is 20 ° or less.
Also, from the infrared absorption dichroism, the crystalline part and the amorphous part of the polymer
It is known that the orientation of
Number FD 20Is evaluated in. Polyethylene parallel dichroic van
2017cm-1Dichroic orientation coefficient of fibers at 0.3
It is preferred that Here, "JIR-
Using 100 "FT-IR equipment and KRS-5 as ATR crystal
Was measured by the following method.
In addition, birefringence measurement of fiber by microwave
It can be used to indicate the degree of orientation. God
According to MOA-2001A "Microwave molecular orientation meter" manufactured by Saki Paper
At 4 GHz birefringence, the reticulated fiber is preferably 0.3.
Shows a birefringence value of 13 or more.
Three-dimensional reticulated fibers have extremely high mechanical strength.
You. The three-dimensional reticulated fiber is branched in a reticulated form,
When measuring the elongation of yarn with
And the variation in the values increases. Therefore, the tensile test
Then, measurement was performed with twisting of 4 times / cm. like this
The fiber used in the present invention in the measurement is the initial modular
15 to 50 g / d, preferably 20 to 50 g / d, and the breaking strength is
It is 4.0 g / d or more, preferably 7.0 g / d.
This three-dimensional network fiber is in its fibrillated form.
And preferably consist of extremely fine fibrils.
Good. And the specific surface area of this three-dimensional network fiber is 30mTwo
/ g or more.
The present inventors have proposed a three-dimensional network fiber as follows.
It was obtained from a mash spinning mechanism. In other words, instantaneous
Between two liquid phases from one liquid phase known in the art
Activation structure different from phase separation structure due to change
After spinning from the spinning nozzle, the fibers based on the activated structure
To form a fiber structure. "Activation" here
Is to increase the pressure loss when passing through the decompression orifice
At least 80kg / cmTwo, More preferably
Is 120kg / cmTwoWith the above pressure loss, the activity is
Is to carry out the conversion. This activation is not
It is caused by fluctuations and is extremely fine
To give a temporary structure as if phase separated.
Then, by discharging from the spinning nozzle in this state,
Thus, the three-dimensional reticulated fiber is obtained. That is, this fine
Solvent released from activation structure to low pressure / low temperature range rapidly
The flash force that is going to evaporate and expand begins to solidify
Gives the polymer a high degree of orientation.
Form three-dimensional network fibers.
This activation is instantaneous and measured at static equilibrium.
Three-dimensional that is preferable for spinning from within one liquid region of the defined phase diagram
A reticulated fiber can be obtained. Therefore, this activation structure
The fiber obtained from is different from the conventionally known fiber in the ratio table
Area is 30mTwo/ g of extremely fine fibrils
I have. And a high-strength tertiary with a unique long-period structure
Original reticulated fiber.
And the activation of the solution consisting of this polymer and solvent is
For polymers with high degree of polymerization and narrow molecular weight distribution
Therefore, it is effective to increase the above pressure loss
This has been clarified in the study of the present inventors.
Dissolution process used in the flash mechanism
The dissolution process is not particularly limited, and is a conventionally known dissolution process.
Can be used. The fiber constituting the nonwoven fabric of the present invention
Wei is a high-density polyethylene with a high molecular weight and a narrow molecular weight distribution
Dissolves raw polymer in solvent in a short time
And spun to prevent polymer degradation.
No. Also, the dissolution rate at high pressure and the spinning mechanism of the present invention
Is preferred. (The features already filed by the inventors
(See Japanese Patent Application No. 61-91254 and Japanese Patent Application No. 61-96826)
The solvent used for that purpose will be used for flash spinning.
There is no particular limitation as long as it is a known solution.
Agents may be used. Preferably, trichlorofluoro
Methane, methylene chloride, trichlorotrifluoro
Halogenated hydrocarbons such as ethane, and charcoals such as cyclohexane
Hydrogen or a mixture thereof is used.
The spinning assembly for obtaining this fiber is the same as the spinning assembly described above.
There is no limitation as long as it can take a thread mechanism.
That is, a decompression orifice for activating a homogeneous solution,
The decompression chamber, the nozzle, etc. may be of any conventionally known shape.
May be.
As described above, it is composed of extremely fine fibrils and has a long circumference
Fiber with a unique structure and excellent high-temperature characteristics
The heat-bonded nonwoven fabric made of fiber is the nonwoven fabric of the present invention,
It has high mechanical strength and high temperature properties near the melting point.
And, the nonwoven fabric of the present invention has excellent opacity.
Both are its features.
In other words, even if a conventionally known heat bonding method is used,
Fibers have a large specific surface area, which may cause irregular reflection of light.
Excellent opacity. Higher mechanical strength
And high-temperature properties, so that the fibers
Less damage, machine without high adhesion
Excellent opacity, coupled with the development of the target strength
It becomes a nonwoven fabric.
The opacity of this non-woven fabric depends on the coating of packaging materials, protective clothing, clothing, etc.
It is a very important property as a covering material, and the result of observation with the naked eye
Measure the amount of transmitted He-Ne laser as a method that matches
Is recommended. This measurement was performed in a dark room with an output of 5 mW.
Irradiate a non-woven fabric with a laser beam with a
Measure the amount of light transmitted through the cloth with a laser power meter, and
By averaging the positions of
Was.
Naturally, the amount of transmitted light changes depending on the basis weight of the nonwoven fabric,
If it increases, the amount of light decreases. In the nonwoven fabric of the present invention
Has a basis weight of 25 g / mTwoIs less than 25μW and 40g / mTwo
Less than 20μW, 50g / mTwoLess than 18μW, 60g / mTwoThen 16
μW or less, even at relatively low basis weights
It shows good covering power.
The nonwoven fabric of the present invention takes out an independent reticulated fiber form
And other layers are similar layers,
May be more firmly adhered to a film.
That is, any conventionally known sheet for heat bonding the sheet
A method may be adopted, such as pressing and calendering between rolls.
ー, Partial heat bonding felt calendar with embossing roll
Adhesive, or in an oven or forced hot air flow
An adhesion method or the like may be employed. Naturally, both sides are processed simultaneously,
Various types of processing, such as processing only one side, sequentially processing one side at a time
A law may be adopted. Then, after heat bonding, kneading, etc.
And peel off some of the constituent fiber layers to make them softer, etc.
May be a nonwoven fabric treated.
On the other hand, heat treatment that contributes to the adhesion of the sheet
In short, the whole is in a non-adhesive state or pressed with pressure
Nonwoven fabric may be used. Needle punch and
Non-woven fabric with entangled fibers
In addition, nonwoven fabrics in which heat bonding is used in combination are also included.
The fibers used in the nonwoven fabric of the present invention have a high
Made of high density polyethylene. Mainly used
There is no particular restriction on the high-density polyethylene
High-density polyethyne may be used. Also, from 100% ethylene units
Besides, within 10 mol% of monomers other than ethylene
Is a polymer with random or block copolymerized components
There may be. Additives may be included in the polymer
The heat stabilizer, ultraviolet stabilizer, lubricant and pigment
It may be contained in an amount that does not impair the invention.
Also, this high-density polyethylene and other polymer
Of course, it is also possible to use according to the purpose
I can do it. In particular, this three-dimensional network fiber has a special structure.
Due to its high strength, it has a high strength.
Blending rimers causes a drop in strength, making them impractical
It is possible to blend different types of polymers.
You. Polymer blended with high density polyethylene
Low-density polyethylene, ethylene-vinyl acetate copolymer
Coalescing, ionomer, polypropylene, polystyrene,
And polymethyl methacrylate.
The high-density fibers forming the network fibers used in the nonwoven fabric of the present invention.
Preferably, ethylene has a high degree of polymerization. Spun
Melt index (MI) of non-woven fiber is 1 or more
It is preferably below. More preferably 0.5 or less
Yes (MI is measured according to ASTM D-1238-57T condition E). So
The molecular weight distribution of the polymer of the fibers that make up the nonwoven fabric
It is also important to be narrow. That is, even if the MI is the same,
If the amount distribution is wide, the performance is inferior to the nonwoven fabric of the present invention
Become something. The molecular weight distribution of the fibers of the nonwoven fabric of the present invention is Mw / M
n is 15 or less, more preferably 10 or less. Of course
MI of the raw material polymer used to obtain the fiber of the present invention.
Is a polymer equal to or less than MI of the fiber of the present invention.
Is used.
The nonwoven fabric of the present invention has a tertiary as-spun
Spread the original reticulated fiber to arrange the fiber elements in random directions.
The deposited non-adhesive sheet is heat-sealed as described above if desired.
It is what I wore. Professional to get this non-adhesive sheet
As the process, any conventionally known process may be selected.
In addition, this three-dimensional network fiber is expanded to form a non-adhesive non-woven sheet.
Any known method and apparatus can be used as the
May be used. Basically spread the spun reticulated fiber
Collision device determines the direction of fiber propagation
Device, device for charging spread fibers, receiving fibers
It consists of a device for depositing. That is, Tokiko 42-195
No. 20, No. 44-21817, USP 3,456,156,
Numerous methods, such as improvement thereof, are known.
Can be used without any restrictions.
〔Example〕
Hereinafter, the present invention will be described specifically with reference to examples.
Example 1.
Extruder that continuously melts and supplies polymer, solvent continuously
Metering pumps to inject, and to mix them continuously
Solution adjustment equipment consisting of a device for
A decompression chamber with a volume of about 2 cc and a spinning nozzle consisting of a spinning nozzle
Perform continuous flash spinning from the assembly.
High density polyethylene (MI = 0.31, Mw / Mn = 4.8, density 0.9
60) and trichlorofluoromethane and polymer concentration 9.
Prepare a 2wt% homogeneous solution and use a 0.55mmφ-5mmL vacuum
Fiss, 0.55mmφ-0.55mmL hole followed by 3mmφ-3m
Spindle consisting of spinning nozzle with mL tunnel flares
Flash spinning was performed using the assembly.
At a polymer flow rate of 7.5 kg / Hr, the solution was
25kg / cmTwoG, temperature 191 ° C, pressure 110kg in decompression chamber
/cmTwoG, the fineness of the spinning nozzle is 101d and pure white
A continuous three-dimensional reticulated fiber was obtained.
This fiber has a specific surface area of 41mTwo/ g.
And the long period by X-ray small angle scattering is 162 °
Was 8.4.
In the tensile test with a twist frequency of 4 turns / cm, the initial
The glass had a viscosity of 38.5 g / d and the breaking strength was 9.3 g / d.
The elongation at 130 ° C with TMA is 1.5%,
Has a dynamic modulus of 10Tendyn / cmTwoIs 122 ° C, tanδ
Was at 126 ° C.
And the orientation angle by X-ray diffraction is 18 °, the wave number 2017cm
-1Coefficient by infrared absorption dichroism at ▲ F20 D▼ is 0.43
The value of was shown. The microwave birefringence is 0.147.
You.
This fiber had MI = 0.34 and Mw / Mn = 4.8.
This fiber is then used as described in USP 3,456,156.
Using a dispersion device with a rotating deflection plate and a corona discharge device
And collected on a moving net conveyor. This time,
The three-dimensional reticulated fiber discharged from the spinneret has a width of 30 to 60 mm.
It is shaken continuously left and right on the net conveyor in a crooked state
While deposited.
This non-adhesive non-woven sheet is embossed with a rubber
And partially adhered. That is, with the embossing roll
And each protrusion is 0.7mm x 0.7mm square and
Emboss depth of 1.25mm in both the circumferential and circumferential pitch
Used a 0.3 mm roll.
Heat the embossing roll to 132 ° C and
Process both sides of the front and back by pressing
Was obtained. This non-woven fabric has abrasion resistance on the surface
Although it was an excellent non-woven fabric, the texture was a little hard,
Extremely flexible non-woven fabric after rubbing by hand
It became.
Cut this non-woven fabric and forcibly tear it
Rigidly heat-bonded surface layer and retains reticulated fiber form
It was peeled off to the inner layer portion made of the fiber. Reticulated fiber of inner layer
Grasping one end of the fiber and carefully separating it from other reticulated fibers
A large number of continuous mesh fibers of about 30 to 100 cm
Issued. Measure small-angle X-ray scattering using these reticulated fibers
As a result, the long-period scattering intensity ratio was 9.0. on the other hand,
The long period increased slightly and showed a value of 181Å.
This nonwoven is extremely flexible and has abrasion resistant surface
It has excellent properties, and even if you rub the surface with your fingers
Non-woven fabric, very high covering power, protective clothing, simple
Clothes, desiccants, breathable packaging materials such as deoxidizing materials, and other soft materials
It was suitable as a soft packaging material.
This nonwoven fabric has a basis weight of 50 g / mTwoAnd the average amount of transmitted laser light
Was 14 μW. And the physical properties of nonwoven fabric vertical / horizontal
Has a tensile strength of 9.5 / 10.3 (kg / 3cm width), single tongue
Tear strength is 1.9 / 2.0 (kg) and cantilever method
The flexibility was 5.2 / 5.6 (cm).
Example 2.
The non-adhesive nonwoven sheet obtained in Example 1 was fully pressed with a pressure roll.
Treated between rubber rolls. In this case, only the surface treatment
Roll temperature is 135 ° C Roll linear pressure 10kg / cm and speed 10m /
Minutes.
One surface of the obtained nonwoven fabric is firmly heat-bonded,
Non-woven fabric that is not thermally bonded to the surface and inner layer
Is a fiber that retains its reticulated form from the surface that has not been heated.
The fibers were removed independently.
In the measurement of small angle X-ray scattering of this fiber,
The power ratio was 8.5 and the long cycle was 180 °.
This non-woven fabric can be used for applications that take advantage of the difference between the two surfaces.
Adsorbent or deodorant to the non-adhered surface
Wearing filter, deodorizing filter, or other surface
Bonding materials (films, woven fabrics, etc.) for high covering power
It is used as a composite material having high tear strength.
This non-woven fabric has a basis weight of 50 g / mTwoThe average laser transmission
The excess light amount is 5 μW, indicating an extremely high covering power.
The physical properties of the nonwoven fabric length / width are as follows: Tensile strength: 11.2 / 11.
8 (kg / 3cm width), with a tear strength of 1.6 /
The value was extremely high at 1.6 (kg).
Example 3.
The non-adhesive nonwoven sheet obtained in Example 1 was used as a felt calendar.
And both sides were treated. Contact with drum heated to 132 ° C
The surface layer is thermally bonded by processing at a high speed of 1 second.
Thus, a nonwoven fabric having a reticulated fiber form in the inner layer was obtained.
X-ray small angle scattering of fiber taken out from inner layer of this non-woven fabric
The disturbance has a long-period scattering intensity ratio of 7.0 and a long-period of 230Å.
there were.
This non-woven fabric has a basis weight of 40 g / m.TwoWith the laser average transmitted light
Is 8μW and has excellent covering power and is a bulky paper-like nonwoven fabric.
Can be used for envelopes, labels, and a variety of other paper uses.
Things.
And the physical properties of the length / width of this nonwoven fabric are
At 10.8 / 12.0 (kg / 3cm width), the Elmendorf tear strength is 1.4
/1.4 (kg).
Example 4.
Using the same dissolution apparatus and spinneret assembly as in Example 1.
High density polyethylene with MI = 0.78, Mw / Mn = 8.0, density 0.
Changed to 962, 12.4wt% of trichlorofluoromethane
A solution was prepared and spun.
Solution pressure 210kg / cm at polymer flow rate 9.7kg / HrTwoReduced from G
Compression chamber pressure 83kg / cmTwoG (decompression chamber temperature 190 ℃)
The fineness discharged from the spinning nozzle is 145d and continuous pure white
A three-dimensional network fiber was obtained.
This fiber has a specific surface area of 33mTwo/ g.
And the long period in X-ray small angle scattering is 173Å
Was 19.2.
This fiber was subjected to a tensile test with 4 twists / cm
The initial modulus was 23.6 g / d and the breaking strength was 7.4 g / d.
Was.
The elongation at 130 ° C measured by TMA was 1.7%.
Dynamic modulus of elasticity at ibron is 10Tendyn / cmTwoBecomes 116
℃, tanδ divergence onset temperature is 124 ℃
You.
The crystal orientation angle by X-ray diffraction is 27 °
Number 2017cm-1Infrared Orientation Coefficient ▲ F20 D▼ is 0.51.
The microwave birefringence showed a value of 0.133.
The spun fiber has MI = 0.94 and Mw / Mn = 6.0.
Measured.
This fiber is used as a non-adhesive non-woven sheet as in Example 1.
After collection, a soft non-woven with just the same embossed pattern
Cloth.
Measurement of small angle X-ray scattering of fiber similarly taken out from inner layer
The long-period scattering intensity ratio is 20 and the long-period is 210 °.
Was.
This nonwoven fabric has a basis weight of 50 g / mTwoWith an average laser transmission of 15
μW. In addition, the physical properties of the length / width of the nonwoven fabric are
Strength is 9.3 / 9.0 (kg / 3cm width), single tongue tearing strength
Is 1.7 / 1.8 (kg), flexible by the cantilever method
The degree was 5.0 / 5.0 (cm).
Example 5.
The same spinning was performed using the same dissolving apparatus as in Example 1.
Was. At this time, high density polyethylene with MI = 0.78, Mw / Mn = 8.0
60/40 of high-density polyethylene with an MI and MI = 5.0, Mw / Mn = 5.0
Trichlorofluoromethane using a blend polymer of
12.0 wt% solution. The spout assembly is
The diameter of the fiss / spinning nozzle was 0.6 mmφ / 0.55 mmφ.
At a polymer flow rate of 10.2 kg / Hr, the solution pressure is 230 kg / cmTwo
The decompression chamber pressure is 90kg / cm at GTwoG (temperature 190 ° C)
A continuous three-dimensional reticulated fiber was obtained from the wool.
This fiber has a long period of 170 when measured by small-angle X-ray scattering.
Å, the scattering intensity ratio was 36.8.
The specific surface area is 39mTwo/ g, with 4 twists / cm
Initial modulus 21.3 g / d, breaking strength 5.7 g / d in tensile test
d.
The elongation at 130 ° C by TMA is 3.0%.
The crystal dispersion start temperature of tan δ at this time was 123 ° C.
This fiber was embossed as a sheet in the same manner as in Example 1.
Both sides were adhered using a tool and a rubber roll. Further massage
To obtain a heat-bonded flexible nonwoven fabric.
This nonwoven fabric has a basis weight of 50 g / mTwoThe average transmitted light amount of the laser beam
15 μW, and the nonwoven fabric has a tensile strength of 8.
3 / 9.7 (kg / 3cm width), single tongue tear strength is 1.7 /
It was 1.7. The flexibility by the cantilever method is 4.8 / 5.0
It was a very flexible nonwoven fabric.
Comparative Example 1.
Using the dissolution apparatus of Example 1, high-density polyethylene
(MI = 5.0, Mw / Mn = 7.0, density 0.969) trichlorofluor
A 10 wt% solution of dichloromethane was prepared and spun. At this time,
0.7mmφ-5mmL for pressure orifice, 0.7mmφ− for spinning nozzle
0.7mmL hole followed by 4mmφ-4mmL tunnel flare
A spinning assembly with a hole was used.
At a polymer flow rate of 8.8 kg / Hr, the solution pressure is 130 kg / cmTwo
G is the decompression chamber pressure 53kg / cmTwoSpins down to G (temperature 173 ° C)
A continuous three-dimensional reticulated fiber with a fineness of 157d is obtained from the nozzle
Was.
This fiber has a specific surface area of 18mTwo/ g, 4 twists
Initial modulus in tensile test of 10.8 g / d, tensile strength at break / cm
Was only 3.8 g / d.
In the measurement of small-angle X-ray scattering, the long period is 133 °
The turbulence intensity ratio was 52.4.
And the elongation at 130 ° C by TMA is 3.6%,
The crystal dispersion onset temperature of tanδ in Vibron is 113 ° C.
The physical properties were also inferior.
Using this fiber, non-adhesion
A woven sheet was prepared and a flexible nonwoven fabric was produced in exactly the same manner.
Similarly, take out fibers in the form of a reticulated fiber from the inner layer,
X-ray small angle scattering was measured. This long-period scattering intensity ratio is
At 60, the long cycle was 240Å.
This non-woven fabric has a basis weight of 50 g / m.TwoWith the laser average transmitted light
At 20 μW was inferior to the example.
And the nonwoven fabric's vertical / horizontal properties are 6.5 / 6 in tensile strength.
4 (kg / 3cm width), single tank tear strength is 0.8 / 0.8 (k
g), and the strength was inferior to the examples.
Comparative Example 2.
Commercial Tyvek manufactured by E.I.duPont Dissolve 1443R nonwoven fabric
Folded.
This nonwoven fabric is a flexible nonwoven fabric with an embossed pattern
As shown in the present invention, the reticulated fiber form is preserved in the inner layer.
I have
According to the present invention, independent reticulated fibers are converted to small-angle X-ray scattering
As a result of measurement, the long-period scattering intensity ratio was 50,
Was 172Å.
Also, the basis weight of non-woven fabric is 44g / mTwoAnd the laser average transmitted light
The amount was 22μW, and the coverage was inferior and the spot coverage was poor.
It is.
The vertical / horizontal properties of the nonwoven fabric are 7.9 / tensile strength.
9.0 (kg / 3cm width), single tongue tear strength is 1.4 / 1.6
(Kg) and the flexibility by the cantilever method is 6.2 / 6.3
(Cm).
〔The invention's effect〕
The nonwoven fabric comprising the three-dimensional network fibers according to the present invention is as described above.
So that the nonwoven fabric is extremely fine
Consistent of fibrils, uniform whiteness
It has covering power, opacity, and extremely high mechanical strength.
It will get loose.
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のX線小角散乱像を示す模式図であ
る。
第2図は、X線小角散乱のPSPCにおける、長周期による
散乱強度比を求める方法を説明するための図面である。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic view showing a small-angle X-ray scattering image of the present invention. FIG. 2 is a drawing for explaining a method of obtaining a long-period scattering intensity ratio in PSPC of small-angle X-ray scattering.
Claims (1)
網状繊維が、ランダムな方向に配置され、層状に堆積さ
れ、独立した網状形態の繊維を取り出しうる層を含む不
織布において、該独立した網状繊維のX線小角散乱によ
る長周期散乱強度比が40以下であることを特徴とする三
次元網状繊維から成る不織布。 2.独立した網状繊維が150Å以上の長周期を有するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の三次元網状
繊維から成る不織布。(57) [Claims] High-density polyethylene fibrillated three-dimensional reticulated fibers are arranged in random directions, deposited in layers, and in a nonwoven fabric including a layer from which independent reticulated fibers can be taken out, the X-rays of the independent reticulated fibers A nonwoven fabric made of three-dimensional network fibers, wherein a long-period scattering intensity ratio by small-angle scattering is 40 or less. 2. 2. The nonwoven fabric comprising three-dimensional mesh fibers according to claim 1, wherein the independent mesh fibers have a long period of 150 ° or more.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62316089A JP2705793B2 (en) | 1987-08-27 | 1987-12-16 | Non-woven fabric consisting of three-dimensional network fibers |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-211422 | 1987-08-27 | ||
JP21142287 | 1987-08-27 | ||
JP62316089A JP2705793B2 (en) | 1987-08-27 | 1987-12-16 | Non-woven fabric consisting of three-dimensional network fibers |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01132856A JPH01132856A (en) | 1989-05-25 |
JP2705793B2 true JP2705793B2 (en) | 1998-01-28 |
Family
ID=26518631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62316089A Expired - Lifetime JP2705793B2 (en) | 1987-08-27 | 1987-12-16 | Non-woven fabric consisting of three-dimensional network fibers |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2705793B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104452110A (en) * | 2014-12-01 | 2015-03-25 | 柳州市威腾汽车配件厂 | Screw extruder for preparing spun-bonded non-woven fabric |
-
1987
- 1987-12-16 JP JP62316089A patent/JP2705793B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01132856A (en) | 1989-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101506419B (en) | Fiber bundle and web | |
JPS58191215A (en) | Polyethylene hot-melt fiber | |
JPH09316765A (en) | Unidirectionally stretchable nonwoven fabric and its production | |
EP1354091B1 (en) | Thermally bonded fabrics and method of making same | |
WO1994008083A1 (en) | Nonwoven cloth of ultrafine fibers and method of manufacturing the same | |
JPH02169718A (en) | Polyolefinic heat fusible fiber and nonwoven fabric thereof | |
JPS61194221A (en) | Elastic conjugated yarn and cloth using same | |
JP2002180331A (en) | Heat-bonding type conjugated fiber, method for producing the same and fiber formed product using the same | |
JP2705793B2 (en) | Non-woven fabric consisting of three-dimensional network fibers | |
JP3725716B2 (en) | Ultrafine fiber generation possible fiber, ultrafine fiber generated from this, and fiber sheet using this ultrafine fiber | |
JPH0754213A (en) | Sheath-core type composite short fiber and production thereof | |
JP2588551B2 (en) | Continuous reticulated fiber nonwoven fabric with high tensile strength and tear strength | |
JP3055288B2 (en) | Stretchable long-fiber nonwoven fabric and method for producing the same | |
JPS6392722A (en) | Heat-weldable fiber and nonwoven cloth made thereof | |
JPH0770898A (en) | Heat-bonded nonwoven cloth and its production | |
JPS6316504B2 (en) | ||
JP2002146631A (en) | Polyolefin fiber and nonwoven fabric and absorbent article using the same | |
JPH0770899A (en) | Heat-bonded nonwoven cloth and its production | |
JP2741122B2 (en) | Stretchable bulky long-fiber nonwoven fabric and method for producing the same | |
JP2833784B2 (en) | Bulk paper having dispersibility in water and production method thereof | |
JPH03287818A (en) | Thermally bondable fiber and nonwoven fabric | |
JP4379127B2 (en) | Thermal adhesive composite fiber, method for producing the same, and fiber molded body using the composite fiber | |
JP2765947B2 (en) | Bulky paper | |
JPH1096153A (en) | Stretchable nonwoven fabric and its production | |
JP2001040564A (en) | Flexible nonwoven fabric and its nonwoven fabric laminate |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 Year of fee payment: 11 |