JP2704501B2 - 運搬用貯水タンクにおける蛇口の取付構造 - Google Patents
運搬用貯水タンクにおける蛇口の取付構造Info
- Publication number
- JP2704501B2 JP2704501B2 JP6187415A JP18741594A JP2704501B2 JP 2704501 B2 JP2704501 B2 JP 2704501B2 JP 6187415 A JP6187415 A JP 6187415A JP 18741594 A JP18741594 A JP 18741594A JP 2704501 B2 JP2704501 B2 JP 2704501B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- faucet
- lid
- ring
- holding edge
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛇口の取付構造に関
し、特に水やお茶等を収納して運搬する運搬用貯水タン
クの蛇口において適した取付構造に関するものである。
し、特に水やお茶等を収納して運搬する運搬用貯水タン
クの蛇口において適した取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャンプ等の野外レジャーを楽しんだ
り、あるいはスポーツを行ったりする場合に、水やお茶
等の飲料水を運搬することが必要となるが、このような
場合には、比較的大きな運搬用貯水タンクが利用され
る。そして、この運搬用貯水タンク内には、その上面側
に設けた開口から水等の飲料水を入れて、この開口を蓋
体(ネジ蓋が一般的である)によって閉じ、この蓋体に
設けた蛇口から飲料水を取り出すようにしているのが一
般的に行われていることである。
り、あるいはスポーツを行ったりする場合に、水やお茶
等の飲料水を運搬することが必要となるが、このような
場合には、比較的大きな運搬用貯水タンクが利用され
る。そして、この運搬用貯水タンク内には、その上面側
に設けた開口から水等の飲料水を入れて、この開口を蓋
体(ネジ蓋が一般的である)によって閉じ、この蓋体に
設けた蛇口から飲料水を取り出すようにしているのが一
般的に行われていることである。
【0003】ところで、以上のような従来の運搬用貯水
タンクにおいては、蛇口を蓋体に螺着するようになって
いるため、蛇口または蓋体側の取付ネジ部におけるネジ
山の位置によっては、蛇口の吐水口が真直下を向かない
場合があって、蛇口の使用に不便を来すものであった。
何故なら、蛇口をその取付ネジ部によって蓋体に螺着し
ようとするとき、その取付ネジ部の周囲から飲料水が漏
れ出ないようにしっかりと止めなければならないから、
蛇口を蓋体に対して完全に固定できるようにネジ込むの
であるが、このネジ込んだときの蛇口はその吐出口が横
を向いたまま固定されてしまうことがあり得たのであ
る。吐出口が横を向いていると、飲料水を受けるコップ
等を吐出口に対してどの程度の位置にしたら良いか不明
となり、飲料水をこぼしてしまうことになっていたので
ある。
タンクにおいては、蛇口を蓋体に螺着するようになって
いるため、蛇口または蓋体側の取付ネジ部におけるネジ
山の位置によっては、蛇口の吐水口が真直下を向かない
場合があって、蛇口の使用に不便を来すものであった。
何故なら、蛇口をその取付ネジ部によって蓋体に螺着し
ようとするとき、その取付ネジ部の周囲から飲料水が漏
れ出ないようにしっかりと止めなければならないから、
蛇口を蓋体に対して完全に固定できるようにネジ込むの
であるが、このネジ込んだときの蛇口はその吐出口が横
を向いたまま固定されてしまうことがあり得たのであ
る。吐出口が横を向いていると、飲料水を受けるコップ
等を吐出口に対してどの程度の位置にしたら良いか不明
となり、飲料水をこぼしてしまうことになっていたので
ある。
【0004】そこで、本発明者は、この種の運搬用貯水
タンクに対して蛇口を取付るに際して、使用時に飲料水
が取着部から漏れ出ないようにでき、しかも蛇口を常に
真直下を向けさせることができるようにするにはどうし
たらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、本発明
を完成したのである。
タンクに対して蛇口を取付るに際して、使用時に飲料水
が取着部から漏れ出ないようにでき、しかも蛇口を常に
真直下を向けさせることができるようにするにはどうし
たらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、本発明
を完成したのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、蛇口の吐出口に常に下方に向けられるように
することである。
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、蛇口の吐出口に常に下方に向けられるように
することである。
【0006】すなわち、本発明の目的とするところは、
運搬用貯水タンクの蓋体に蛇口を取付けるに際して、そ
の取付部から飲料水が洩れ出なくすることができること
は勿論のこと、取付けた蛇口の吐出口を常に真直下に向
けられるようにすることのできる取付構造を簡単な構造
によって提供することにある。
運搬用貯水タンクの蓋体に蛇口を取付けるに際して、そ
の取付部から飲料水が洩れ出なくすることができること
は勿論のこと、取付けた蛇口の吐出口を常に真直下に向
けられるようにすることのできる取付構造を簡単な構造
によって提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、「タンク本
体10の上面に設けた開口11に蓋体20を脱着自在に
取付けて、この蓋体20に蛇口30を取付けるようにし
た運搬用貯水タンク100において、蛇口30の取付端
部に形成した取付ネジ部34の吐出口38側に、第一保
持縁31と、Oリング取着溝33と、第一保持縁31よ
り径の大きな第二保持縁32とを順次形成して、Oリン
グ取着溝内に第二保持縁32より僅かに大径で弾性材か
らなるOリング40を取着するとともに、蓋体20に、
第二保持縁32が入り得る直径を有して、取付ネジ部3
4の少なくとも1/2のピッチ分の深さを有するOリン
グ収納部23と、このOリング収納部23の内側に形成
されて蛇口30側の取付ネジ部34が両側から螺着され
る取付ネジ部25とを形成したことを特徴とする運搬用
貯水タンク100における蛇口30の取付構造」であ
る。
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、「タンク本
体10の上面に設けた開口11に蓋体20を脱着自在に
取付けて、この蓋体20に蛇口30を取付けるようにし
た運搬用貯水タンク100において、蛇口30の取付端
部に形成した取付ネジ部34の吐出口38側に、第一保
持縁31と、Oリング取着溝33と、第一保持縁31よ
り径の大きな第二保持縁32とを順次形成して、Oリン
グ取着溝内に第二保持縁32より僅かに大径で弾性材か
らなるOリング40を取着するとともに、蓋体20に、
第二保持縁32が入り得る直径を有して、取付ネジ部3
4の少なくとも1/2のピッチ分の深さを有するOリン
グ収納部23と、このOリング収納部23の内側に形成
されて蛇口30側の取付ネジ部34が両側から螺着され
る取付ネジ部25とを形成したことを特徴とする運搬用
貯水タンク100における蛇口30の取付構造」であ
る。
【0008】すなわち、この請求項1の発明に係る取付
構造においては、蛇口30を蓋体20の外側に配置して
その取付ネジ部25に螺着するようにしたのであるが、
蛇口30のOリング取着溝33内に取着したOリング4
0が、蓋体20側のOリング収納部23内に入ったとき
にこのOリング収納部23との間を液密化することによ
り、蛇口30の取付ネジ部34からの飲料水の洩出を防
止するようにしたものである。そして、このOリング4
0とOリング収納部23との関係を維持しながら、蛇口
30の蓋体20に対するネジ込みを更に可能にしている
のであるが、これを可能にしているのが、取付ネジ部3
4の少なくとも1/2分の深さを有したOリング収納部
23なのである。これにより、この請求項1の発明に係
る取付構造においては、当該蛇口30をネジることによ
り、蛇口30の吐水口38を真直下に向けられるように
したものである。
構造においては、蛇口30を蓋体20の外側に配置して
その取付ネジ部25に螺着するようにしたのであるが、
蛇口30のOリング取着溝33内に取着したOリング4
0が、蓋体20側のOリング収納部23内に入ったとき
にこのOリング収納部23との間を液密化することによ
り、蛇口30の取付ネジ部34からの飲料水の洩出を防
止するようにしたものである。そして、このOリング4
0とOリング収納部23との関係を維持しながら、蛇口
30の蓋体20に対するネジ込みを更に可能にしている
のであるが、これを可能にしているのが、取付ネジ部3
4の少なくとも1/2分の深さを有したOリング収納部
23なのである。これにより、この請求項1の発明に係
る取付構造においては、当該蛇口30をネジることによ
り、蛇口30の吐水口38を真直下に向けられるように
したものである。
【0009】また、請求項2に係る発明の採った手段
は、同様に、上記請求項1に係る運搬用貯水タンク10
0における蛇口30の取付構造について、「蓋体20の
Oリング収納部23と取付ネジ部25との間に、第一保
持縁31の移動を規制する段部24を形成したことを特
徴とする請求項1に記載の運搬用貯水タンク100にお
ける蛇口30の取付構造」を採用したものである。
は、同様に、上記請求項1に係る運搬用貯水タンク10
0における蛇口30の取付構造について、「蓋体20の
Oリング収納部23と取付ネジ部25との間に、第一保
持縁31の移動を規制する段部24を形成したことを特
徴とする請求項1に記載の運搬用貯水タンク100にお
ける蛇口30の取付構造」を採用したものである。
【0010】すなわち、この請求項2の取付構造におい
ては、蓋体20のOリング収納部23と取付ネジ部25
との間に、第一保持縁31の移動を規制する段部24を
形成して、この段部24に第一保持縁31が当接するま
で当該蛇口30をネジ込むことにより、その最大ネジ込
み箇所を容易に確認できるようにし、その後、当該蛇口
30をネジ戻すことにより、蛇口30の吐水口38を真
直下に向けられるようにしたものである。
ては、蓋体20のOリング収納部23と取付ネジ部25
との間に、第一保持縁31の移動を規制する段部24を
形成して、この段部24に第一保持縁31が当接するま
で当該蛇口30をネジ込むことにより、その最大ネジ込
み箇所を容易に確認できるようにし、その後、当該蛇口
30をネジ戻すことにより、蛇口30の吐水口38を真
直下に向けられるようにしたものである。
【0011】
【発明の作用】以上のように構成した各請求項の発明に
係る取付構造の作用を、運搬用貯水タンク100に対す
る蛇口30の取着の態様に代表させて説明すると、次の
通りである。
係る取付構造の作用を、運搬用貯水タンク100に対す
る蛇口30の取着の態様に代表させて説明すると、次の
通りである。
【0012】まず、この運搬用貯水タンク100におい
て蛇口30を使用しない場合には、図7の仮想線にて示
したように、蛇口30をその取付ネジ部34にて、蓋体
20における取付ネジ部25の内側に螺着するのであ
る。勿論、このときには、蛇口30のコック35を「止
め」の状態にしておくものである。
て蛇口30を使用しない場合には、図7の仮想線にて示
したように、蛇口30をその取付ネジ部34にて、蓋体
20における取付ネジ部25の内側に螺着するのであ
る。勿論、このときには、蛇口30のコック35を「止
め」の状態にしておくものである。
【0013】蛇口30を、蓋体20における取付ネジ部
25の内側に螺着すると、蓋体20側の取付ネジ部25
の内端側には面取部26が形成してあるので、蛇口30
側の第一保持縁31がこの面取部26に液密的に当接す
ることになる。従って、もし、この蛇口30の周囲にて
飲料水が波打ったとしても、この飲料水が蓋体20の取
付ネジ部25側から外に洩れ出ることはないのである。
25の内側に螺着すると、蓋体20側の取付ネジ部25
の内端側には面取部26が形成してあるので、蛇口30
側の第一保持縁31がこの面取部26に液密的に当接す
ることになる。従って、もし、この蛇口30の周囲にて
飲料水が波打ったとしても、この飲料水が蓋体20の取
付ネジ部25側から外に洩れ出ることはないのである。
【0014】以上のようにして、蛇口30を内側に取着
した蓋体20は、図4に示すように、タンク本体10の
開口11に対して、その外周に形成してあるネジ部12
を利用して螺着するのである。この蓋体20の内側に
は、例えば図7に示したように、タンク本体10側の開
口11の端面に当接するパッキン22が取付けてあるか
ら、図3にも示すように、蓋体20がタンク本体10の
開口11に液密的に取着されることになって、この蓋体
20の取付ネジ21から飲料水が洩れ出ることがないこ
とは当然である。
した蓋体20は、図4に示すように、タンク本体10の
開口11に対して、その外周に形成してあるネジ部12
を利用して螺着するのである。この蓋体20の内側に
は、例えば図7に示したように、タンク本体10側の開
口11の端面に当接するパッキン22が取付けてあるか
ら、図3にも示すように、蓋体20がタンク本体10の
開口11に液密的に取着されることになって、この蓋体
20の取付ネジ21から飲料水が洩れ出ることがないこ
とは当然である。
【0015】以上のように、内側に蛇口30を取着した
蓋体20によって、タンク本体10の開口11を閉じれ
ば、図1〜図3に示すように、蛇口30は運搬用貯水タ
ンク100の外側に突出することがなく、当該運搬用貯
水タンク100の運搬を支障なく行えるだけでなく、こ
の運搬用貯水タンク100の上面に何かを載せることも
可能となるのである。
蓋体20によって、タンク本体10の開口11を閉じれ
ば、図1〜図3に示すように、蛇口30は運搬用貯水タ
ンク100の外側に突出することがなく、当該運搬用貯
水タンク100の運搬を支障なく行えるだけでなく、こ
の運搬用貯水タンク100の上面に何かを載せることも
可能となるのである。
【0016】さて、蛇口30を利用して、タンク本体1
0内の飲料水を取り出したい場合には、図4に示したよ
うに、蓋体20をタンク本体10の開口11から取り外
すとともに、図7に示したように、それまで内側に取着
してあった蛇口30を外してこれを蓋体20の外側に取
着するようにするのである。このときには、蛇口30側
の取付ネジ部34を、図7の実線及び図8に示すよう
に、蓋体20の取付ネジ部25に外側から螺着するので
あるが、この螺着によって蛇口30側のOリング40が
蓋体20側のOリング収納部23内に完全に入り込め
ば、蛇口30のOリング取着溝33内にしっかりと嵌め
られているOリング40は、図8の実線にて示したよう
に、弾性変形しながら蓋体20側のOリング収納部23
の内面に液密的に当接しているのである。この状態で
は、蛇口30側の第一保持縁31は蓋体20側の段部2
4に末だ当接しておらず、またOリング40の前方(図
8の図示右側)部分にはこのOリング40が前進し得る
隙間が、取付ネジ部34の少なくとも1/2ピッチ程度
の距離で存在している。
0内の飲料水を取り出したい場合には、図4に示したよ
うに、蓋体20をタンク本体10の開口11から取り外
すとともに、図7に示したように、それまで内側に取着
してあった蛇口30を外してこれを蓋体20の外側に取
着するようにするのである。このときには、蛇口30側
の取付ネジ部34を、図7の実線及び図8に示すよう
に、蓋体20の取付ネジ部25に外側から螺着するので
あるが、この螺着によって蛇口30側のOリング40が
蓋体20側のOリング収納部23内に完全に入り込め
ば、蛇口30のOリング取着溝33内にしっかりと嵌め
られているOリング40は、図8の実線にて示したよう
に、弾性変形しながら蓋体20側のOリング収納部23
の内面に液密的に当接しているのである。この状態で
は、蛇口30側の第一保持縁31は蓋体20側の段部2
4に末だ当接しておらず、またOリング40の前方(図
8の図示右側)部分にはこのOリング40が前進し得る
隙間が、取付ネジ部34の少なくとも1/2ピッチ程度
の距離で存在している。
【0017】さらにこのとき、第二保持縁32は、第一
保持縁31より径の大きなものとして形成してあるとと
もに、蓋体20側のOリング収納部23内に入り得る程
度の大きさのものとしているから、Oリング40の第一
保持縁31及び第二保持縁32による保持を確保しなが
ら、Oリング40のOリング収納部23内への押し込み
を、その液密状態を維持しながら確実に行うものであ
る。すなわち、Oリング40は、その外側面の略全体が
第二保持縁32によって確実に保持されているのであ
り、また、第一保持縁31が第二保持縁32より径が小
さいことにより、Oリング収納部23内での当該Oリン
グ40の弾性変形が十分行えるものとなっているのであ
る。
保持縁31より径の大きなものとして形成してあるとと
もに、蓋体20側のOリング収納部23内に入り得る程
度の大きさのものとしているから、Oリング40の第一
保持縁31及び第二保持縁32による保持を確保しなが
ら、Oリング40のOリング収納部23内への押し込み
を、その液密状態を維持しながら確実に行うものであ
る。すなわち、Oリング40は、その外側面の略全体が
第二保持縁32によって確実に保持されているのであ
り、また、第一保持縁31が第二保持縁32より径が小
さいことにより、Oリング収納部23内での当該Oリン
グ40の弾性変形が十分行えるものとなっているのであ
る。
【0018】また、本実施例においては、Oリング40
の断面形状を略円形のものとなるようにしているが、こ
れによって、このOリング40が、Oリング収納部23
内へ押し込まれる場合に、Oリング取着溝33内で自由
に回転して、Oリング収納部23内での液密的な接触状
態を維持しながら、移動するのである。これにより、O
リング40のOリング収納部23内での摩擦を極力少な
くしているのであり、蛇口30の回転操作を軽く行える
ようにしているのである。
の断面形状を略円形のものとなるようにしているが、こ
れによって、このOリング40が、Oリング収納部23
内へ押し込まれる場合に、Oリング取着溝33内で自由
に回転して、Oリング収納部23内での液密的な接触状
態を維持しながら、移動するのである。これにより、O
リング40のOリング収納部23内での摩擦を極力少な
くしているのであり、蛇口30の回転操作を軽く行える
ようにしているのである。
【0019】以上のようにして、蛇口30を外側に取着
した蓋体20によって再びタンク本体10の開口11を
閉じるのであり、当該タンク本体10内の飲料水を使い
易いようにするために、図6に示すようにして、運搬用
貯水タンク100を立てて台上に載せるのである。この
場合に、蛇口30の吐出口38が真直下に既に向くよう
になっていれば問題はないが、そうでない場合には次の
ようにするのである。
した蓋体20によって再びタンク本体10の開口11を
閉じるのであり、当該タンク本体10内の飲料水を使い
易いようにするために、図6に示すようにして、運搬用
貯水タンク100を立てて台上に載せるのである。この
場合に、蛇口30の吐出口38が真直下に既に向くよう
になっていれば問題はないが、そうでない場合には次の
ようにするのである。
【0020】すなわち、運搬用貯水タンク100を図6
に示したような状態にしたときに、蛇口30の吐出口3
8が真直下以外の方向になっていれば、蛇口30全体を
握って更にこれをネジ込むようにするのである。蛇口3
0の第一保持縁31やOリング40においては、そのネ
ジ込み側前方にまだ十分な隙間が存在していることは前
述した通りであり、このネジ込みは十分行えるものであ
る。もし、このネジ込みの前に、蛇口30の吐出口38
が真直上を向いていたとすると、蛇口30をさらに18
0゜回転させてネジ込めば、吐出口38は図6に示した
ような真直下を向く状態になるから、この180゜のネ
ジ込みを許容するために、Oリング収納部23の深さは
取付ネジ部34の1/2ピッチ分だけ少なくとも有れば
十分である。しかしながら、以下の実施例では、ネジ込
みだけでなく、逆にネジ戻して吐出口38を真直下に向
けることも考えて、Oリング収納部23の深さを取付ネ
ジ部34の1ピッチ以上としてあるものである。
に示したような状態にしたときに、蛇口30の吐出口3
8が真直下以外の方向になっていれば、蛇口30全体を
握って更にこれをネジ込むようにするのである。蛇口3
0の第一保持縁31やOリング40においては、そのネ
ジ込み側前方にまだ十分な隙間が存在していることは前
述した通りであり、このネジ込みは十分行えるものであ
る。もし、このネジ込みの前に、蛇口30の吐出口38
が真直上を向いていたとすると、蛇口30をさらに18
0゜回転させてネジ込めば、吐出口38は図6に示した
ような真直下を向く状態になるから、この180゜のネ
ジ込みを許容するために、Oリング収納部23の深さは
取付ネジ部34の1/2ピッチ分だけ少なくとも有れば
十分である。しかしながら、以下の実施例では、ネジ込
みだけでなく、逆にネジ戻して吐出口38を真直下に向
けることも考えて、Oリング収納部23の深さを取付ネ
ジ部34の1ピッチ以上としてあるものである。
【0021】以上のように、蛇口30を更にネジ込んで
も、Oリング40はOリング収納部23の内面に液密的
に密着した状態を維持しているのであり、このOリング
40の周囲から飲料水が洩れ出ることはないことは当然
である。しかも、このネジ込み時に、Oリング40を更
に弾性変形させなければならないものでもないから、蛇
口30のネジ込みに際して、さほど力を入れなくてもよ
いものとなっているのである。
も、Oリング40はOリング収納部23の内面に液密的
に密着した状態を維持しているのであり、このOリング
40の周囲から飲料水が洩れ出ることはないことは当然
である。しかも、このネジ込み時に、Oリング40を更
に弾性変形させなければならないものでもないから、蛇
口30のネジ込みに際して、さほど力を入れなくてもよ
いものとなっているのである。
【0022】蛇口30の吐出口38が真直下を向けば、
タンク本体10側の通気栓13を図6に示したように外
すとともに、コック35を回動して吐出口38とタンク
本体10内を連通させるようにすることにより、吐出口
38からタンク本体10内の飲料水を取り外せるのであ
る。この場合、吐出口38は真直下を向いているのであ
るから、その下方にコップ等を差し出すだけで、飲料水
を外にこぼすことはなく完全に受けられるのである。
タンク本体10側の通気栓13を図6に示したように外
すとともに、コック35を回動して吐出口38とタンク
本体10内を連通させるようにすることにより、吐出口
38からタンク本体10内の飲料水を取り外せるのであ
る。この場合、吐出口38は真直下を向いているのであ
るから、その下方にコップ等を差し出すだけで、飲料水
を外にこぼすことはなく完全に受けられるのである。
【0023】勿論、空になったタンク本体10に対して
は、図3に示したように、蛇口30がタンク本体10内
になるように蓋体20を取付ければ、その運搬に支障を
来すことがないのは前述した通りである。
は、図3に示したように、蛇口30がタンク本体10内
になるように蓋体20を取付ければ、その運搬に支障を
来すことがないのは前述した通りである。
【0024】また、以上のような作用を発揮する本発明
に係る取付構造を採用すれば、タンク本体10、蓋体2
0及び蛇口30を合成樹脂を材料として成形する場合
に、その取付ネジ部25及び34をそれ程厳密な位置で
形成する必要がなくなるから、運搬用貯水タンク100
全体の製造をより簡単に行えるものである。
に係る取付構造を採用すれば、タンク本体10、蓋体2
0及び蛇口30を合成樹脂を材料として成形する場合
に、その取付ネジ部25及び34をそれ程厳密な位置で
形成する必要がなくなるから、運搬用貯水タンク100
全体の製造をより簡単に行えるものである。
【0025】特に、請求項2に係る取付構造によれば、
蓋体20のOリング収納部23と取付ネジ部25との間
に、第一保持縁31の移動を規制する段部24を形成し
たのであるから、この段部24に第一保持縁31が当接
するまで当該蛇口30をネジ込むことにより、その最大
ネジ込み箇所を容易に確認し得るのであり、その後に当
該蛇口30をネジ戻すことにより、蛇口30の吐水口3
8を真直下に向けられるのである。
蓋体20のOリング収納部23と取付ネジ部25との間
に、第一保持縁31の移動を規制する段部24を形成し
たのであるから、この段部24に第一保持縁31が当接
するまで当該蛇口30をネジ込むことにより、その最大
ネジ込み箇所を容易に確認し得るのであり、その後に当
該蛇口30をネジ戻すことにより、蛇口30の吐水口3
8を真直下に向けられるのである。
【0026】
【実施例】次に、本発明に係る取付構造を採用した運搬
用貯水タンク100を、図面に示した実施例に従って説
明すると、図1及び図2にはこの運搬用貯水タンク10
0の正面図及び平面図がそれぞれ示してあり、この運搬
用貯水タンク100は、合成樹脂を材料としてブロー成
形等の手段によって形成したタンク本体10と、このタ
ンク本体10の開口11に螺着すべく合成樹脂によって
成形した蓋体20と、この蓋体20に取着される蛇口3
0とを備えているものである。
用貯水タンク100を、図面に示した実施例に従って説
明すると、図1及び図2にはこの運搬用貯水タンク10
0の正面図及び平面図がそれぞれ示してあり、この運搬
用貯水タンク100は、合成樹脂を材料としてブロー成
形等の手段によって形成したタンク本体10と、このタ
ンク本体10の開口11に螺着すべく合成樹脂によって
成形した蓋体20と、この蓋体20に取着される蛇口3
0とを備えているものである。
【0027】タンク本体10は、図1〜図3に示したよ
うに、その上面の一端に寄せて一体的に突出成形した開
口11を有しているものであり、本実施例では、図4に
示したように、この開口11に外周にネジ部12を形成
したものである。一方、このタンク本体10の上面であ
って開口11の反対側部分には、図2、図3及び図6に
示したように、通気栓13が形成してあり、この通気栓
13を図6に示したように外すことにより、タンク本体
10内への空気の流れが許容されるようにするものであ
る。
うに、その上面の一端に寄せて一体的に突出成形した開
口11を有しているものであり、本実施例では、図4に
示したように、この開口11に外周にネジ部12を形成
したものである。一方、このタンク本体10の上面であ
って開口11の反対側部分には、図2、図3及び図6に
示したように、通気栓13が形成してあり、この通気栓
13を図6に示したように外すことにより、タンク本体
10内への空気の流れが許容されるようにするものであ
る。
【0028】勿論、運搬用貯水タンク100を文字通り
運搬し易くするために、タンク本体10の上面略中央に
は、図1〜図3に示したように、取手14がタンク本体
10と一体的に成形してある。この取手14は、人が手
に持つためのものであり、運搬用貯水タンク100の重
心となる部分の直上に形成してある。
運搬し易くするために、タンク本体10の上面略中央に
は、図1〜図3に示したように、取手14がタンク本体
10と一体的に成形してある。この取手14は、人が手
に持つためのものであり、運搬用貯水タンク100の重
心となる部分の直上に形成してある。
【0029】タンク本体10の開口11に取着される蓋
体20は、本実施例では螺着するタイプのものであり、
図7及び図8に示すように、開口11の外周に形成した
ネジ部12に螺着されるべき取付ネジ21が周縁内面に
形成してある。そして、この蓋体20の内側には、例え
ば図7に示したように、パッキン22が収納固定してあ
り、このパッキン22は当該蓋体20をタンク本体10
の開口11に螺着したときに、タンク本体10の上端に
当接して液密化するものである。
体20は、本実施例では螺着するタイプのものであり、
図7及び図8に示すように、開口11の外周に形成した
ネジ部12に螺着されるべき取付ネジ21が周縁内面に
形成してある。そして、この蓋体20の内側には、例え
ば図7に示したように、パッキン22が収納固定してあ
り、このパッキン22は当該蓋体20をタンク本体10
の開口11に螺着したときに、タンク本体10の上端に
当接して液密化するものである。
【0030】この蓋体20の中心には、図7及び図8に
示したように、後述する蛇口30を螺着するための取付
ネジ部25が、蓋体20の内外に開口する状態で形成し
てあり、この取付ネジ部25の直く外側には段部24が
形成してある。この段部24の更に外側には、蛇口30
側に設けたOリング40が弾性変形して収納され、かつ
取付ネジ部25の少なくとも1/2ピッチの深さを有す
る円形のOリング収納部23が形成してある。本実施例
では、このOリング収納部23の深さは、取付ネジ部2
5、従ってこれに螺着される蛇口30側の取付ネジ部3
4の1ピッチ分としてある。
示したように、後述する蛇口30を螺着するための取付
ネジ部25が、蓋体20の内外に開口する状態で形成し
てあり、この取付ネジ部25の直く外側には段部24が
形成してある。この段部24の更に外側には、蛇口30
側に設けたOリング40が弾性変形して収納され、かつ
取付ネジ部25の少なくとも1/2ピッチの深さを有す
る円形のOリング収納部23が形成してある。本実施例
では、このOリング収納部23の深さは、取付ネジ部2
5、従ってこれに螺着される蛇口30側の取付ネジ部3
4の1ピッチ分としてある。
【0031】なお、本実施例では、図7等に示したよう
に、取付ネジ部25の内端側の内側に面取部26が形成
してある。この面取部26は、蛇口30側の第一保持縁
31の面取部26に対する当接を確実にするようにした
ものであり、この蓋体20の内側に蛇口30を取着した
ときの液密化を完全にするためのものである。
に、取付ネジ部25の内端側の内側に面取部26が形成
してある。この面取部26は、蛇口30側の第一保持縁
31の面取部26に対する当接を確実にするようにした
ものであり、この蓋体20の内側に蛇口30を取着した
ときの液密化を完全にするためのものである。
【0032】蛇口30は、図7及び図8に示したよう
に、吐出口38とは反側となる端部に、蓋体20側の取
付ネジ部25に螺着されるべき取付ネジ部34を有して
いるもので、この取付ネジ部34は通水筒37の一部に
形成したものである。また、この取付ネジ部34の反対
側には、図4及び図5に示すように、先端となる通水筒
37が形成してあり、この通水筒37内には、図3に示
したように、開口36を有するコック35が回動可能に
収納して抜止めしてある。このコック35の先端が吐出
口38となるものである。
に、吐出口38とは反側となる端部に、蓋体20側の取
付ネジ部25に螺着されるべき取付ネジ部34を有して
いるもので、この取付ネジ部34は通水筒37の一部に
形成したものである。また、この取付ネジ部34の反対
側には、図4及び図5に示すように、先端となる通水筒
37が形成してあり、この通水筒37内には、図3に示
したように、開口36を有するコック35が回動可能に
収納して抜止めしてある。このコック35の先端が吐出
口38となるものである。
【0033】また、この蛇口30においては、図7及び
図8に示したように、蓋体20側の取付ネジ部25に螺
着されるべき取付ネジ部34の吐出口38側(図7及び
図8で図示左側)に円環状の第一保持縁31が形成して
あり、この第一保持縁31の外側に順次Oリング取着溝
33及び第二保持縁32が形成してある。これらの第一
保持縁31及び第二保持縁32は、その間に位置するO
リング取着溝33内に収納配置したOリング40を両側
から保持するものであり、内側となる第一保持縁31
は、当該蛇口30を蓋体20側の取付ネジ部25に外側
から大きくネジ込んたときに蓋体20側の段部24に当
接して、ネジ込みのストッパとしての役割を果たすもの
である。一方、第二保持縁32は、蓋体20のOリング
収納部23内に入り得る程度の直径を有しているもので
あり、蛇口30を蓋体20側の取付ネジ部25に外側か
らネジ込んだときに、Oリング40をOリング収納部2
3内に確実に押し込むための役割をも果たすものであ
る。
図8に示したように、蓋体20側の取付ネジ部25に螺
着されるべき取付ネジ部34の吐出口38側(図7及び
図8で図示左側)に円環状の第一保持縁31が形成して
あり、この第一保持縁31の外側に順次Oリング取着溝
33及び第二保持縁32が形成してある。これらの第一
保持縁31及び第二保持縁32は、その間に位置するO
リング取着溝33内に収納配置したOリング40を両側
から保持するものであり、内側となる第一保持縁31
は、当該蛇口30を蓋体20側の取付ネジ部25に外側
から大きくネジ込んたときに蓋体20側の段部24に当
接して、ネジ込みのストッパとしての役割を果たすもの
である。一方、第二保持縁32は、蓋体20のOリング
収納部23内に入り得る程度の直径を有しているもので
あり、蛇口30を蓋体20側の取付ネジ部25に外側か
らネジ込んだときに、Oリング40をOリング収納部2
3内に確実に押し込むための役割をも果たすものであ
る。
【0034】勿論、この蛇口30は、蓋体20の内側か
ら取付ネジ部25に螺着することもあるものであるが
(図7の仮想線参照)、その場合に、第一保持縁31は
蓋体20側の取付ネジ部25の内端に形成した面取部2
6に当接するものである。このときには、面取部26は
内側に形成してあるから、第一保持縁31は蓋体20側
の取付ネジ部25の端部に確実に密着するものである。
ら取付ネジ部25に螺着することもあるものであるが
(図7の仮想線参照)、その場合に、第一保持縁31は
蓋体20側の取付ネジ部25の内端に形成した面取部2
6に当接するものである。このときには、面取部26は
内側に形成してあるから、第一保持縁31は蓋体20側
の取付ネジ部25の端部に確実に密着するものである。
【0035】そして、この蛇口30は、図3及び図5に
示したように、略T字状のものとして一体成形した通水
筒37の先端に、特に図3にて示したように、つまみを
一体化した筒状のコック35を液密的かつ回動自在に収
納して抜け止めしてある。そして、このコック35の先
端(図3では図示左端)は開放したものとして、ここを
吐出口38としてあるものであり、取付ネジ部34を形
成した通水筒37の部分に対向し得る箇所には、タンク
本体10内と吐出口38とを連通されるための開口36
が形成してある。すなわち、この蛇口30においては、
図6に示したように、「つまみ」を利用してコック35
を回動させ、その開口36を図3の図示上側に来るよう
にした場合に、タンク本体10内の飲料水を吐出口38
から吐出させるようにしたものであり、開口36が通水
筒37によって完全に閉じられた場合には止水を行うも
のである。
示したように、略T字状のものとして一体成形した通水
筒37の先端に、特に図3にて示したように、つまみを
一体化した筒状のコック35を液密的かつ回動自在に収
納して抜け止めしてある。そして、このコック35の先
端(図3では図示左端)は開放したものとして、ここを
吐出口38としてあるものであり、取付ネジ部34を形
成した通水筒37の部分に対向し得る箇所には、タンク
本体10内と吐出口38とを連通されるための開口36
が形成してある。すなわち、この蛇口30においては、
図6に示したように、「つまみ」を利用してコック35
を回動させ、その開口36を図3の図示上側に来るよう
にした場合に、タンク本体10内の飲料水を吐出口38
から吐出させるようにしたものであり、開口36が通水
筒37によって完全に閉じられた場合には止水を行うも
のである。
【0036】この蛇口30のOリング取着溝33内に収
納固定されるOリング40は、代表的には、ニトリルゴ
ム、シリコンゴム、ウレタンゴム、ふっ素ゴム、四弗化
エチレン樹脂等の合成樹脂材料、付加的には、チオコー
ル、ネオプレン、ブチルゴム等の合成樹脂材料により弾
性変形し得るものとして一体成形したものであり、通常
時は、図7に示したように、その断面形状が略円形とな
るものである。そして、このOリング40は、蛇口30
を蓋体20の外側から取付ネジ部25に螺着したとき、
蛇口30の第二保持縁32によって支持されながら蓋体
20側のOリング収納部23内に弾性変形して押し込ま
れるのであり、これにより、蓋体20とOリング40と
を液密的に一体化するものである。
納固定されるOリング40は、代表的には、ニトリルゴ
ム、シリコンゴム、ウレタンゴム、ふっ素ゴム、四弗化
エチレン樹脂等の合成樹脂材料、付加的には、チオコー
ル、ネオプレン、ブチルゴム等の合成樹脂材料により弾
性変形し得るものとして一体成形したものであり、通常
時は、図7に示したように、その断面形状が略円形とな
るものである。そして、このOリング40は、蛇口30
を蓋体20の外側から取付ネジ部25に螺着したとき、
蛇口30の第二保持縁32によって支持されながら蓋体
20側のOリング収納部23内に弾性変形して押し込ま
れるのであり、これにより、蓋体20とOリング40と
を液密的に一体化するものである。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明に係
る取付構造においては、上記実施例にて例示した如く、
蛇口30の蓋体20に対する取付ネジ部34の外側に、
第一保持縁31と第二保持縁32とにより囲んだOリン
グ取着溝33を形成して、このOリング取着溝33内に
Oリング40を収納固定するとともに、当該蛇口30が
取付けられるべき蓋体20側に、その取付ネジ部25の
外側に、Oリング40を収納し得るOリング収納部23
を形成し、このOリング収納部23の深さを取付ネジ部
25の少なくとも1/2ピッチ以上のものとしたことに
その構成上の特徴があり、これにより、次のような優れ
た効果を発揮するのである。
る取付構造においては、上記実施例にて例示した如く、
蛇口30の蓋体20に対する取付ネジ部34の外側に、
第一保持縁31と第二保持縁32とにより囲んだOリン
グ取着溝33を形成して、このOリング取着溝33内に
Oリング40を収納固定するとともに、当該蛇口30が
取付けられるべき蓋体20側に、その取付ネジ部25の
外側に、Oリング40を収納し得るOリング収納部23
を形成し、このOリング収納部23の深さを取付ネジ部
25の少なくとも1/2ピッチ以上のものとしたことに
その構成上の特徴があり、これにより、次のような優れ
た効果を発揮するのである。
【0038】すなわち、この請求項1の発明に係る取付
構造によれば、タンク本体10の蓋体20の外側に蛇口
30を取付けてこれを使用する場合に、この蛇口30と
蓋体20との取付部からタンク本体10内の飲料水が洩
れ出ることがないのである。また、この本発明に係る取
付構造によれば、以上のような蛇口30と蓋体20との
液密状態を維持したままで、さらにこの蛇口30の回動
(ネジ込み)を行うことができるのであり、これによ
り、蛇口30の吐出口38を真直下に向けることができ
るのである。
構造によれば、タンク本体10の蓋体20の外側に蛇口
30を取付けてこれを使用する場合に、この蛇口30と
蓋体20との取付部からタンク本体10内の飲料水が洩
れ出ることがないのである。また、この本発明に係る取
付構造によれば、以上のような蛇口30と蓋体20との
液密状態を維持したままで、さらにこの蛇口30の回動
(ネジ込み)を行うことができるのであり、これによ
り、蛇口30の吐出口38を真直下に向けることができ
るのである。
【0039】従って、この請求項1の発明に係る取付構
造によれば、タンク本体10内の飲料水を蛇口30に介
してコップ等に受けるに際して、吐出口38を真直下に
向けられるのであるから、飲料水を外にこぼすことなく
コップ等に受けることができ、この運搬用貯水タンク1
00の周囲を汚したり、貴重な飲料水の無駄使いを防止
することができるのである。
造によれば、タンク本体10内の飲料水を蛇口30に介
してコップ等に受けるに際して、吐出口38を真直下に
向けられるのであるから、飲料水を外にこぼすことなく
コップ等に受けることができ、この運搬用貯水タンク1
00の周囲を汚したり、貴重な飲料水の無駄使いを防止
することができるのである。
【0040】また、請求項2に係る発明によれば、上記
請求項1に係る運搬用貯水タンク100における蛇口3
0の取付構造について、「蓋体20のOリング収納部2
3と取付ネジ部25との間に、第一保持縁31の移動を
規制する段部24を形成したことを特徴とする請求項1
に記載の運搬用貯水タンク100における蛇口30の取
付構造」を採用したことにその特徴があり、これによ
り、この請求項2の取付構造においては、その段部24
に第一保持縁31が当接するまで当該蛇口30をネジ込
むことにより、その最大ネジ込み箇所を容易に確認でき
るのであり、その後に当該蛇口30をネジ戻すことによ
り、蛇口30の吐水口38を真直下に向けることができ
るのである。
請求項1に係る運搬用貯水タンク100における蛇口3
0の取付構造について、「蓋体20のOリング収納部2
3と取付ネジ部25との間に、第一保持縁31の移動を
規制する段部24を形成したことを特徴とする請求項1
に記載の運搬用貯水タンク100における蛇口30の取
付構造」を採用したことにその特徴があり、これによ
り、この請求項2の取付構造においては、その段部24
に第一保持縁31が当接するまで当該蛇口30をネジ込
むことにより、その最大ネジ込み箇所を容易に確認でき
るのであり、その後に当該蛇口30をネジ戻すことによ
り、蛇口30の吐水口38を真直下に向けることができ
るのである。
【図1】本発明に係る取付構造を採用した運搬用貯水タ
ンクの正面図である。
ンクの正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図2の1−1線に沿ってみた切断端面図であ
る。
る。
【図4】内側に蛇口を固定した蓋体をタンク本体の開口
に対して脱着しようとしている状態を示す部分斜視図で
ある。
に対して脱着しようとしている状態を示す部分斜視図で
ある。
【図5】蓋体に取着される蛇口を示すもので、(イ)は
側面図、(ロ)は正面図である。
側面図、(ロ)は正面図である。
【図6】運搬用貯水タンクの使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】図6の2−2線に沿ってみた蛇口の螺着状態を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図8】蛇口の蓋体への螺着直後の状態を示す拡大断面
図である。
図である。
100 運搬用貯水タンク 10 タンク本体 11 開口 12 ネジ部 13 通気栓 20 蓋体 21 取付ネジ 22 パッキン 23 Oリング収納部 24 段部 25 取付ネジ部 30 蛇口 31 第一保持縁 32 第二保持縁 33 Oリング取着溝 34 取付ネジ部 35 コック 36 開口 37 通水筒 38 吐水口 40 Oリング
Claims (2)
- 【請求項1】タンク本体の上面に設けた開口に蓋体を脱
着自在に取付けて、この蓋体に蛇口を取付けるようにし
た運搬用貯水タンクにおいて、 前記蛇口の取付端部に形成した取付ネジ部の吐出口側
に、第一保持縁と、Oリング取着溝と、前記第一保持縁
より径の大きな第二保持縁とを順次形成して、前記Oリ
ング取着溝内に前記第二保持縁より僅かに大径で弾性材
からなるOリングを取着するとともに、 前記蓋体に、前記第二保持縁が入り得る直径を有して、
前記取付ネジ部の少なくとも1/2のピッチ分の深さを
有するOリング収納部と、このOリング収納部の内側に
形成されて前記蛇口側の取付ネジ部が両側から螺着され
る取付ネジ部とを形成したことを特徴とする運搬用貯水
タンクにおける蛇口の取付構造。 - 【請求項2】前記蓋体のOリング収納部と取付ネジ部と
の間に、前記第一保持縁の移動を規制する段部を形成し
たことを特徴とする請求項1に記載の運搬用貯水タンク
における蛇口の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187415A JP2704501B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 運搬用貯水タンクにおける蛇口の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187415A JP2704501B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 運搬用貯水タンクにおける蛇口の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0853139A JPH0853139A (ja) | 1996-02-27 |
JP2704501B2 true JP2704501B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=16205648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6187415A Expired - Fee Related JP2704501B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 運搬用貯水タンクにおける蛇口の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704501B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP6187415A patent/JP2704501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0853139A (ja) | 1996-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6079361A (en) | Animal watering system & methods | |
CA2263822C (en) | Drinking receptacle covers | |
US5809935A (en) | Portable drink dispenser | |
US20180297830A1 (en) | Apparatus, Systems, And Methods Relating To Transfer Of Liquids To/From Containers And/Or Storage Of Liquids In Containers | |
US20150014367A1 (en) | Bottle Stopper With A Dispensing Mechanism | |
US5425479A (en) | Valve for bag-in-box | |
US20200060453A1 (en) | Lid assembly for cup | |
JP2018122916A (ja) | 蓋体及び液体収容容器 | |
JP2704501B2 (ja) | 運搬用貯水タンクにおける蛇口の取付構造 | |
US6766838B1 (en) | Liquid dispensing device | |
TW201802000A (zh) | 飲料用容器及其瓶蓋結構 | |
KR200497485Y1 (ko) | 대구경 인입구를 가지는 텀블러 용기 | |
US5908130A (en) | Opening and closing device of a gasoline tank cap | |
JP4565431B2 (ja) | 水栓 | |
JPH09278085A (ja) | 容器用水栓 | |
JP3068268U (ja) | ペットボトル用キャップ | |
JP2001192051A (ja) | 飲料容器 | |
JP3028007U (ja) | 給水給油容器 | |
KR200337707Y1 (ko) | 페트병의 보관케이스 | |
KR200188238Y1 (ko) | 음료용기의 컵겸용 마개 | |
RU2754749C1 (ru) | Диспенсер и кран | |
TWI649028B (zh) | Drinking bucket structure | |
KR890004006Y1 (ko) | 출몰식 스트로우가 내장된 음료용기 | |
JP2583270Y2 (ja) | 注出コック | |
KR20220116641A (ko) | 물병과 호환 가능한 물통캡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |