JP2703600B2 - 受信装置 - Google Patents

受信装置

Info

Publication number
JP2703600B2
JP2703600B2 JP796189A JP796189A JP2703600B2 JP 2703600 B2 JP2703600 B2 JP 2703600B2 JP 796189 A JP796189 A JP 796189A JP 796189 A JP796189 A JP 796189A JP 2703600 B2 JP2703600 B2 JP 2703600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound quality
changing
sound
detecting
reception state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP796189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02188011A (ja
Inventor
龍昭 谷口
邦生 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP796189A priority Critical patent/JP2703600B2/ja
Publication of JPH02188011A publication Critical patent/JPH02188011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2703600B2 publication Critical patent/JP2703600B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両等に搭載されるカーラジオ等の受信装
置に関し、特に、受信状態に応じて音声の周波数特性を
変更するオートトーンコントロールシステムを備えたも
のに関する。
(従来の技術) 従来より、例えば実開昭60−14529号公報等に示され
るように、車両の車室内で音楽やニュース情報等を聴取
するためのカーラジオは広く知られ、その中で、FM電波
を利用したFMカーラジオは、その周波数帯域が広いこと
から、主として音楽を聞くために利用されている。
ところで、状態FM電波は直進性が高いので、ビルの谷
間等では電界強度の低下により受信状態が悪化し、特
に、高音域でのノイズが増えて聞き辛くなる。このた
め、従来、このように受信状態が実際に低下しても聴感
上、そのことを意識させないようにする対策が講じられ
ており、その1つに、受信状態が低下すると、自動的に
音声の高音域レベルを低下させてノイズを抑えるように
したオートトーンコントロールシステムが知られてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところが、そのオートトーンコントロールシステムを
装備した場合、電界強度が比較的短い間に強弱に変化し
たときには、オートトーンコントロール回路の作動及び
作動停止が繰り返されて、音声の高音域レベルがアップ
ダウンを繰り返すこととなり、聴感上、音声がふらつい
て「ふわふわ感」と呼ばれる状態が生じ、却って聞き辛
くなるという問題があった。
本発明は斯かる緒点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、所定の条件下ではオートトーンコントロール
システムがなくても問題が生じないことに着目し、その
条件下ではオートトーンコントロール回路の作動を制限
ないし禁止するようにすることにより、必要時のみにオ
ートトーンコントロール回路を作動できるようにして、
可能な限り音声の「ふわふわ感」を解消しようとするこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的の達成のため、本発明の解決手段は、音声周
波数帯域の高音域レベルが操作者によって意図的に下げ
られている場合を検出し、そのときにはオートトーンコ
ントロールシステムの作動を制限ないし禁止するように
する。
具体的には、第1図に示すように、請求項(1)記載
の発明の構成は、上記の如く、受信状態が低下したこと
を検出する受信状態低下検出手段15と、この受信状態低
下検出手段15によって受信状態の低下が検出されたとき
に自動的に音声の周波数特性を高音域レベルが第1の所
定量低下するように変更するオートトーンコントロール
手段5と、操作者の操作に応じて音声の周波数特性を変
更する音質変更手段9とを備え、オートトーンコントロ
ール手段5及び音質変更手段9によって周波数特性が変
更された音声の信号を出力するようにした受信装置が前
提である。
そして、上記音質変更手段9の操作状態を検出する音
質変更操作検出手段13と、上記受信状態低下検出手段15
により受信状態の低下が検出され、かつ上記音質変更操
作検出手段13により高音域レベルを第1の設定量以上低
下させる上記音質変更手段9の操作状態が検出されたと
き、上記オートトーンコントロール手段5による音質の
周波数特性を、その高音域レベルが上記第1の所定量よ
りも小さい第2の所定量低下するように設定する制限手
段14とを設ける。
また、請求項(2)記載の発明では、上記制限手段14
に代えて、受信状態低下検出手段15により受信状態の低
下が検出され、かつ音質変更操作検出手段13により高音
域レベルを所定以上低下させる音質変更手段9の操作状
態が検出されたとき、上記オートトーンコントロール手
段5が音声の周波数特性をその高音域レベルが低下する
ように変更することを禁止する禁止手段14′を設ける。
さらに、請求項(3)記載の発明では、請求項(1)
記載の発明において、制限手段14は、受信状態低下検出
手段15により受信状態の低下が検出されかつ音質変更操
作検出手段13により高音域レベルを第1の設定量よりも
大きい第2の設定量以上低下させる音質変更手段9の操
作状態が検出されたとき、オートトーンコントロール手
段5が音声の周波数特性をその高音域レベルが低下する
ように変更することを禁止するものとする。
請求項(4)記載の発明では、請求項(1)又は
(2)記載の発明において、音質変更操作検出手段13
は、受信状態低下検出手段15により受信状態の低下が検
出されてから一定時間が経過した後、音質変更手段9の
操作状態を検出するように構成する。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)記載の発明では、操
作者によって操作される音質変更手段9の操作状態が音
質変更検出手段13によって検出され、この音質変更操作
検出手段13により音質変更手段9の操作状態が、音声の
高音域レベルを第1の設定量以上低下させる操作状態に
あるときには、その状態で受信状態低下検出手段15によ
り受信状態の低下が検出されていれば、制限手段14によ
ってオートトーンコントロール手段5の作動が制限さ
れ、そのオートトーンコントロール手段5による音声の
周波数特性は、その高音域レベルが受信状態の低下の検
出時のみの第1の所定量よりも小さい第2の所定量低下
するように設定される。
また、請求項(2)記載の発明では、上記受信状態低
下検出手段15により受信状態の低下が検出され、かつ音
質変更操作検出手段13により高音域レベルを所定以上低
下させる音質変更操作手段9の操作状態が検出されたと
きには、禁止手段14′により、オートトーンコントロー
ル手段5により音声の周波数特性をその高音域レベルが
低下するように変更することが禁止される。
そして、このオートトーンコントロール手段5の作動
制限又は禁止により、受信状態が変化して高も音域レベ
ルが変化することはなくなり、音声の「ふわふわ感」を
解消することができる。
その場合、操作者による音質変更手段9の操作によっ
て音声の周波数特性が高音域レベルを意識的に低下させ
るように補正されているため、上記の如く制限手段14又
は禁止手段14′によってオートトーンコントロール手段
5の作動が制限ないし禁止されても、聴感上なんら問題
が生じることはなく、よって音声の「ふわふわ感」を可
及的に解消できることとなる。
また、特に、請求項(2)記載の発明では、オートト
ーンコントロール手段5の作動が禁止されるので、その
作動を制限する場合に比べ、制御システムを簡略化する
ことができる。
請求項(3)記載の発明では、受信状態低下検出手段
15により受信状態の低下が検出され、かつ音質変更操作
検出手段13により、高音域レベルを上記第1の設定量よ
りも大きい第2の設定量以上低下させる音質変更手段9
の操作状態が検出されたとき、制限手段14により、オー
トトーンコントロール手段5によって音声の周波数特性
をその高音域レベルが低下するように変更することが禁
止され、オートトーンコントロール手段5の作動は実質
的に禁止される。よって請求項(2)記載の発明と同様
の効果が得られるとともに、操作者による音声の高音域
レベルの低下度合いに応じてオートトーンコントロール
手段5の調整を行うことができる。
請求項(4)記載の発明では、受信状態低下検出手段
15により受信状態の低下が検出されてから一定時間が経
過した後、音質変更操作検出手段13において、音質変更
手段9の操作状態を検出する。このことで、受信状態の
低下時にオートトーンコントロール手段5による音質周
波数特性の高音域レベルの低下変更を受信状態の変化の
影響に拘らず安定して行うことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基づいて
説明する。
第2図は本発明の実施例に係る車載用受信装置の全体
構成を示し、1は車両に取り付けられたロッドアンテナ
等からなる受信用アンテナで、このアンテナ1は高周波
増幅器2に接続されている。この高周波増幅器2はアン
テナ1で受信された電波の中から同調により選択された
目的の放送局の高周波信号を増幅するものである。この
高周波増幅器2から出力された高周波信号は、図示しな
い周波数変換器を経て所定周波数の中間周波信号に変換
された後、中間周波増幅器3に入力されて増幅される。
さらに、この増幅された中間周波信号は検波回路(図示
せず)に入力されて音声信号(オーディオ信号)とさ
れ、その後、マルチプレックス回路4に入力される。こ
のマルチプレックス回路4はステレオ放送の音声信号を
左右チャンネルに分離するものである。
そして、上記マルチプレックス回路4から出力された
音声信号はその音声波帯域の周波数特性を自動的に設定
するオートトーンコントロール回路5に入力され、その
後にトーン回路6に入力される。上記オートトーンコン
トロール回路5は、後述するように、予め設定された周
波数特性に関する4種類のマップ1〜4を有しており、
その中の1つを選択して周波数特性を設定し、その設定
周波数の信号をトーン回路6に出力する。
一方、上記トーン回路6には、各々ノブ又はスライド
レバー(いずれも図示せず)の操作によって抵抗値が変
わる可変抵抗器からなる低音レベル操作部7及び高音レ
ベル操作部8が接続されており、トーン回路6におい
て、低音及び高音レベル操作部7,8の操作量に応じてそ
れぞれ音声波領域の周波数特性の低音域レベル及び高音
域レベルを所定周波数を中心として増減するようにして
いる。本実施例では、この低音レベル操作部7及び高音
レベル操作部8により、車両乗員(操作者)の操作に応
じて音声の周波数特性を変更する音質変更手段9が構成
される。
また、上記トーン回路6の出力は入力切換え等のため
のプリアンプ及びスピーカ駆動のためのメインアンプを
有するオーディオアンプ10に入力され、このオーディオ
アンプ10の出力ラインはスピーカ11に接続されている。
さらに、12は上記オートトーンコントロール回路5に
おける使用マップを選択切換えするための制御回路であ
って、この制御回路12には、上記高音レベル操作部8の
操作位置P、換言するとトーン回路6で設定された周波
数特性の高音域レベルに対応する信号と、アンテナ1に
入力される電波の電界強度Fの信号とが入力されてい
る。
上記制御回路12において、オートトーンコントロール
回路5を制御するための手順を第3図により説明する。
まず、ステップS1においてアンテナ1で受信された電波
の電界強度Fを入力され、次のステップS2でその電界強
度Fが所定レベルkよりも低いか否かを判定する。この
判定がF≧kのNOのときにはステップS3に進み、予め設
定された4種類のマップ1〜4の中からマップ1を選択
してそれを指令する信号をオートトーンコントロール回
路5に出力する。上記マップ1は、第4図(a)に示す
如く、低音域から高音域までの周波数レベルがほぼ一定
のフラットな周波数特性に設定されている。一方、判定
がF<kのYESのときにはステップS4に進み、上記マッ
プ1〜4の中からマップ2を選択してそれを指令する信
号をオートトーンコントロール回路5に出力する。この
マップ2は、第4図(b)に示す如く上記マップ1とは
異なり、低音域から中音域までの周波数レベルがほぼ一
定で、高音域レベルが低下した周波数特性に設定されて
いる。
上記ステップS3又はS4の後は、ステップS5においてタ
イマの作動停止によりマップの選択から所定時間が経過
したかどうかを判定する。これは、電界強度Fの変化に
追従してマップ1,2が頻繁に切り換えられるハンチング
を防止するためのものである。このことによって、オー
トトーンコントロール回路5により音声周波数特性の高
音域レベルの低下変更を受信状態の変化の影響に拘らず
安定して行うことができる。
そして、この判定がYESになると、ステップS6におい
て上記高音レベル操作部8の乗員による操作位置P(ト
ーン回路6で設定された周波数特性の高音域レベル)を
検出し、ステップS7で該操作位置Pが第1の設定位置k1
の減衰側にあるかどうかを判定する。この判定がNOのと
きにはそのまま終了するが、YESのときにはステップS8
に進み、オートトーンコントロール回路5でマップ2が
選択されている、つまり電界強度Fが低くて音声の高音
域レベルが低下しているか否かを判定する。この判定が
NOのときにはそのまま終了するが、判定がYESのきに
は、さらにステップS9において上記高音レベル操作部8
の操作位置Pが上記第1の設定位置k1よりもさらに減衰
側位置である第2の設定位置k2の減衰側にあるかどうか
を判定する。この判定がNOのとき、つまり高音レベル操
作部8の操作位置Pが第1及び第2設定位置k1,k2間に
あって、高音域レベルの中程度の減衰が要求されている
ときには、ステップS10に進んで上記マップ1〜4の中
からマップ3を選択してそれを指令する信号をオートト
ーンコントロール回路5に出力する。上記マップ3は、
第4図(c)に示す如く、低音域から中音域までの周波
数レベルがほぼ一定で、高音域レベルが上記マップ2よ
りも高いレベルに低下した周波数特性に設定されてい
る。一方、判定がYESのとき、つまり高音レベル操作部
8の操作位置Pが第2設定位置k2の減衰側にあって、高
音域レベルの大きな減衰が要求されているときには、ス
テップS11に進み、マップ4を選択してそれを指令する
信号をオートトーンコントロール回路5に出力する。こ
のマップ4は、第4図(d)に示す如く、上記マップ1
と同様に低音域から高音域までの周波数レベルがほぼ一
定のフラットな周波数特性に設定されている。これらス
テップS10,S11の後、制御を終了する。
よって、この実施例では、以上の制御手順のステップ
S1,S2により、受信状態が低下したことを検出する受信
状態低下検出手段15が構成される。
また、ステップS6により、上記音質変更手段9の高音
レベル操作部8の操作位置Pを検出する音質変更操作検
出手段13が構成される。
そして、オートトーンコントロール回路5は、上記受
信状態低下検出手段15によって受信状態の低下が検出さ
れたときに自動的にマップ2を選択して、音声の周波数
特性を高音域レベルが第1の所定量低下するように変更
する。
また、上記ステップS7〜S11により、上記受信状態低
下検出手段15により受信状態の低下が検出され、かつ状
態音質変更操作検出手段13により高音レベル操作部8の
操作位置Pが、高音域レベルを第1の設定量以上低下さ
せる、第1及び第2設定値k1,k2間にあることが検出さ
れたとき、マップ3の選択により上記オートトーンコン
トロール回路5による音声の周波数特性を、その高音域
レベルが上記マップ2による第1の所定量よりも小さい
第2の所定量低下するように設定する制限手段14が構成
される。そして、この制限手段14は、上記受信状態低下
検出手段15により受信状態の低下が検出されても、音質
変更操作検出手段13により高音レベル操作部8の操作位
置Pが、高音域レベルを上記第1の設定量よりも大きい
第2の設定量以上低下させる、第2設定値k2の減衰側に
あることが検出されたとき、マップ4の選択によりオー
トトーンコントロール回路5が音声の周波数特性をその
高音域レベルが低下するように変更するのを禁止するも
のとされている。
したがって、上記実施例においては、制御回路12で、
アンテナ1に入力される電波の電界強度F及び高音レベ
ル操作部8の操作位置Pに基づいてマップ1〜4の1つ
が選択され、その選択されたマップによりオートトーン
コントロール回路5における周波数特性が設定される。
すなわち、電界強度Fが所定レベルk以上のときには、
マップ1が選択される。その結果、オートトーンコント
ロール回路5から出力される音声信号の周波数特性は低
音域から高音域までのレベルがフラットな特性となる。
一方、電界強度Fが所定レベルkよりも小さいときに
は、マップ2が選択され、オートトーンコントロール回
路5から出力される音声信号の周波数特性の高音域レベ
ルが低下する。この周波数特性により、電界強度Fの低
下に伴って増大するノイズを抑えることができ、聴感上
好ましい特性を得ることができる。
また、上記のように電界強度Fに応じてマップ1,2に
より周波数特性が設定されていても、高音レベル操作部
8の操作位置Pが減衰側に操作されると、マップ3又は
マップ4が選択される。つまり、上記操作位置Pが第1
の設定位置k1に対し増大側にあって、乗員が実質的に音
声周波数の高音域レベルの減衰を要求していないときに
は、マップ1,2がそのまま使用されるが、操作位置Pが
第1の設定位置k1の減衰側にあって、乗員が音声周波数
の高音域レベルの減衰を要求しており、かつ電界強度F
が低いときには、マップ3又はマップ4が選択される。
まず、高音レベル操作部8の操作位置Pが第1及び第2
設定位置k1,k2間にあって、高音域レベルの中程度の減
衰が要求されているときには、高音域レベルが上記マッ
プ2よりも高いレベルに設定された周波数特性を有する
マップ3が選択される。また、上記高音レベル操作部8
の操作位置Pが第2設定値k2の減衰側にあって、高音域
レベルの大きな減衰が要求されているときには、上記マ
ップ1と同様に低音域から高音域までフラットな特性に
設定された周波数特性を有するマップ4が選択される。
このように、トーン回路6で乗員により要求されている
高音域レベルの減衰要求度に応じてオートトーンコント
ロール回路5での高音域レベルの低下度合が変更され、
乗員の要求する高音域レベルの減衰度が大きいほど、オ
ートトーンコントロール回路5では高音域レベルの低下
度合が抑えられる。その結果、実質的にオートトーンコ
ントロール回路5の作動が制限された状態となり、この
オートトーンコントロール回路5の作動制限により、受
信状態が変化しても高音域レベルが増減変化することは
なく、よってノイズを抑えつつ、オートトーンコントロ
ール回路5のON/OFFに伴う音声の「ふわふわ感」を解消
して聴感上好ましい特性を得ることができる。
その場合、トーン回路6によって音声の周波数特性が
高音域レベルを意識的に減衰させるように補正されてい
るため、オートトーンコントロール回路5の作動が制限
されても、聴感上の問題は生じない。
尚、上記実施例では、受信状態を電界強度により検出
するようにしたが、受信電波の直接波とビル等の建造物
による反射波との干渉により生じるいわゆるマルチバス
歪に基づいて検出するようにしてもよい。
また、上記実施例では、高音レベル操作部8の操作位
置Pに応じてマップ3,4を選択切換することにより、オ
ートトーンコントロール回路5の作動を制限するように
したが、そのオートトーンコントロール回路5の作動自
体、つまりオートトーンコントロール回路5が音声の周
波数特性をその高音域レベルが低下するように変更する
ことを禁止するようにすることもできる。その場合、乗
員によって高音域のレベル低下が要求されているときに
は、オートトーンコントロール回路5が全く作動しない
ので、上記実施例と同様に「ふわふわ感」を解消するこ
とができるとともに、オートトーンコントロール回路5
の作動禁止により制御回路12の構成を簡略にできる利点
がある。
さらに、上記実施例では、低音及び高音レベル操作部
7,8の操作に応じてトーン回路6での周波数特性を変更
するようにしているが、予め複数の周波数特性を設定し
てそれらをスイッチの操作により自動的に選択するよう
にしておき、その周波数特性の中から高音域レベルを低
下させる特性が選択されたときには、オートトーンコン
トロール回路5の作動を制限ないし禁止するようにして
もよく、上記実施例と同様の作用効果が得られる。
(発明の効果) 以上の如く、請求項(1)ないし(3)記載の発明に
よると、受信状態の低下時に自動的に音声の周波数特性
の高音域レベルを低下変更するオートトーンコントロー
ル手段を備えた受信装置において、音声周波数特性の高
音域レベルが操作者によって意図的に減衰されているこ
とを検出し、そのときには、高音域レベルを下げるオー
トトーンコントロール手段の不要状態として、その作動
を制限ないし禁止するようにしたものであるので、必要
時のみにオートトーンコントロール手段を作動させるこ
とができ、よって受信装置における音声の「ふわふわ
感」を可及的に解消することができる。
特に、請求項(2)記載の発明では、オートトーンコ
ントロール手段の作動が禁止されるので、その制御シス
テムを簡略化することができる利点を有する。
また、請求項(4)記載の発明によると、受信状態の
低下が検出されてから一定時間の経過後に、音声周波数
特性の高音域レベルを低下させる操作状態を検出するよ
うにしたことにより、受信状態の低下時にオートトーン
コントロール手段による音声周波数特性の高音域レベル
の低下変更を受信状態の変化の影響に拘らず安定して行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図である。第2図以下の図
面は本発明の実施例を示し、第2図は電気回路の構成を
示すブロック図、第3図は制御回路での信号処理手順を
示すフローチャート図、第4図はマップの周波数特性を
示す特性図である。 5……オートトーンコントロール回路 6……トーン回路 8……高音レベル操作部 9……音質変更手段 12……制御回路 13……音質変更操作検出手段 14……制限手段 14′……禁止手段 15……受信状態低下検出手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信状態が低下したことを検出する受信状
    態低下検出手段と、 上記受信状態低下検出手段によって受信状態の低下が検
    出されたときに自動的に音声の周波数特性を高音域レベ
    ルが第1の所定量低下するように変更するオートトーン
    コントロール手段と、 操作者の操作に応じて音声の周波数特性を変更する音質
    変更手段とを備え、 上記オートトーンコントロール手段及び音質変更手段に
    よって周波数特性が変更された音声の信号を出力するよ
    うにした受信装置において、 上記音質変更手段の操作状態を検出する音質変更操作検
    出手段と、 上記受信状態低下検出手段により受信状態の低下が検出
    され、かつ上記音質変更操作検出手段により高音域レベ
    ルを第1の設定量以上低下させる上記音質変更手段の操
    作状態が検出されたとき、上記オートトーンコントロー
    ル手段による音声の周波数特性を、その高音域レベルが
    上記第1の所定量よりも小さい第2の所定量低下するよ
    うに設定する制限手段とを設けたことを特徴とする受信
    装置。
  2. 【請求項2】受信状態が低下したことを検出する受信状
    態低下検出手段と、 上記受信状態低下検出手段によって受信状態の低下が検
    出されたときに自動的に音声の周波数特性を高音域レベ
    ルが低下するように変更するオートトーンコントロール
    手段と、 操作者の操作に応じて音声の周波数特性を変更する音質
    変更手段とを備え、 上記オートトーンコントロール手段及び音質変更手段に
    よって周波数特性が変更された音声の信号を出力するよ
    うにした受信装置において、 上記音質変更手段の操作状態を検出する音質変更操作検
    出手段と、 上記受信状態低下検出手段により受信状態の低下が検出
    され、かつ上記音質変更操作検出手段により高音域レベ
    ルを所定以上低下させる上記音質変更手段の操作状態が
    検出されたとき、上記オートトーンコントロール手段が
    音声の周波数特性をその高音域レベルが低下するように
    変更することを禁止する禁止手段とを設けたことを特徴
    とする受信装置。
  3. 【請求項3】制限手段は、受信状態低下検出手段により
    受信状態の低下が検出されかつ音質変更操作検出手段に
    より高音域レベルを第1の設定量よりも大きい第2の設
    定量以上低下させる音質変更手段の操作状態が検出され
    たとき、オートトーンコントロール手段が音声の周波数
    特性をその高音域レベルが低下するように変更すること
    を禁止するものとされていることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載の受信装置。
  4. 【請求項4】音質変更操作検出手段は、受信状態低下検
    出手段により受信状態の低下が検出されてから一定時間
    が経過した後、音質変更手段の操作状態を検出するよう
    に構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項又は第(2)項記載の受信装置。
JP796189A 1989-01-17 1989-01-17 受信装置 Expired - Fee Related JP2703600B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP796189A JP2703600B2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17 受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP796189A JP2703600B2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17 受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02188011A JPH02188011A (ja) 1990-07-24
JP2703600B2 true JP2703600B2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=11680078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP796189A Expired - Fee Related JP2703600B2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17 受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2703600B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058511A1 (ja) * 2008-11-20 2010-05-27 三菱電機株式会社 放送受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02188011A (ja) 1990-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3325570B2 (ja) 受信されたデジタル符号化オーディオデータの処理再生方法およびデジタル符号化音声放送データ(dab)の受信用放送受信機
AU596134B2 (en) Fm receiver with noise suppression during rayleigh faded received signals
EP0691740A2 (en) Radio station memory presets with stored audio effects
US20080119148A1 (en) Radio receiver and method of dynamically setting tuning parameters based on location
JP2703600B2 (ja) 受信装置
JP2601764Y2 (ja) Fmチューナ
JP4264047B2 (ja) ラジオ放送受信機及びその制御方法
EP1381161A2 (en) Digital broadcast receiver with noise suppressing function
KR960011122B1 (ko) Fm 중계기 통신 시스템
JP4101719B2 (ja) オーディオ放送受信装置及び出力音声特性制御方法
JPH0818468A (ja) Fm受信機のノイズ抑圧回路
US8611438B2 (en) Broadcast receiver
US4347404A (en) Control device for an automotive vehicle FM radio
US10789970B2 (en) Receiving device and receiving method
JPS5931077Y2 (ja) Fmステレオ受信機
KR102643514B1 (ko) 자동차 및 자동차의 오디오 처리 방법
JPH09148950A (ja) デジタル放送受信装置
EP1139562B1 (en) Radio with a squelch circuit, and method
JPS6314513Y2 (ja)
JP2000069584A (ja) 車載用オーディオシステムのトーンコントロール機構
JP2529737B2 (ja) 車載用受信装置
JP3929764B2 (ja) ラジオ受信機
JPS6228109Y2 (ja)
GB2297463A (en) Improving reception in a mobile phone by controlling the bandwidth of a filter in the signal path in dependence on some signal parameter
JPH069236U (ja) 車載用ラジオ受信機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees