JP2703341B2 - 治療学的IgM濃厚物 - Google Patents

治療学的IgM濃厚物

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JP2703341B2 JP1141278A JP14127889A JP2703341B2 JP 2703341 B2 JP2703341 B2 JP 2703341B2 JP 1141278 A JP1141278 A JP 1141278A JP 14127889 A JP14127889 A JP 14127889A JP 2703341 B2 JP2703341 B2 JP 2703341B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に予防的又は治療学的効果を有する抗体
調製物に関する。特に本発明はIgM型の抗体に富む、相
同性のアイソアグルチニン(isoagglutinin)が低量で
あり、且つグラム陰性バクテリヤの感染の処置に有用で
あることが発見された上述のような調製物に関する。
要するに本発明よれば、IgM型の抗体を少なくとも33
重量%含んでなり且つ同族体のアイソアグルチニンを実
質的に含まない保護的抗体組成物が哺乳動物のグラム陰
性病原菌に対して非常に活性がある。そのような組成物
は好ましくはポリクローナルであり、人間の血漿から調
製され、或いは異なるモノクローナル抗体の処方物であ
つてよい。非常に好適なIgM含量は少なくとも50重量%
であり、そしてアイソアグルチニン力価(titer)は約
1:4以下である。1つの具体例において、本組成物は、
水で再構成した時に約4.0〜8.0、好ましくは4.0〜7.0の
範囲のpHを有する溶液となり且つ静脈内投与しうるよう
な凍結乾燥した形で製造される。
抗体は良く知られた種系(即ちIgG、IgM、IgA、IgD、
IgE)及びIgGの場合には亜種系(即ちIgG1、IgG2、IgG3
及びIgG4)に従つて分類することができる。
市販の抗体調製物(免疫血清グロブリン又はISGとし
て公知)は通常主に人間の血漿に見出されるものに順ず
るIgG亜種の分布をもつIgG種の抗体からなる。典型的に
はそのような調製物中のIgMの量は、存在するとしても
比較的少量である。
IgMは人間に見出される免疫グロブリンの約7%をな
す良く知られた19S免疫グロブリンである。IgM抗体は少
くとも5の抗体の結合価(valence)を有すると言わ
れ、そしてそれらは免疫応答において生ずる最も早い抗
体である。IgM抗体は特にバクテリヤ感染の駆除に非常
に効果的であるけれど、それは約5日間という比較的短
い生体内半減期を有する。更にIgM抗体は凝集する傾向
をもち、特に精製形で安定化させるのが比較的困難であ
る。
IgM抗体をかなりの量で有する今日までに知られてい
る唯一の市販の静脈内(IV)生成物は西独のバイオテス
ト社(Biotert)から入手しうるペンタグロビン(Penta
globinTM)として公知の生成物である。この生成物の使
用はK.D.タイムナー(Tympner)ら、「静脈内IgM適用
(IntravenoseIgM−Applikation)」、(Mschr.Kinderh
eilk)、123、400〜401(1975)の刊行物に記述されて
いるようである。この生成物は全蛋白質基準の重量%に
基づいてIgG約76%、IgA約12%及びIgM約12%を含んで
なる。
ISG生成物にIgMをより多くの量で用いることは逆の反
応に至るということが考えられた。例えばIgMは免疫反
応における補体を活性化させるのにIgGよりも多数倍有
能であることが知られている。これは抗原に結合したIg
Mの1分子が補体を活性化し、一方IgGの場合には補体を
活性化するには互いに近くに会合して抗原に結合しなけ
ればならないという理由による。
現存する生成物を製造する際に用いる製造法[例えば
W.ステフアン(Stephan)の米国特許第4,318,902号に教
示されている如く、生成物IVを投与しうるようにするた
めにβ−プロプリオラクトンを用いることを含む]は分
解反応のために存在するIgMの量を制限するように見え
る。斯くしてこのよう理由のために、例えIgMが非常に
効果的と認められたとしても、全蛋白質が約12重量%以
上の量の市販の静脈内に有用なISG生成物は現われてい
ない。IgM20重量%の生成物が過去に市販されていたけ
れど[ガンマ−M−コンセントラート(Gemma−M−Kon
zentrat)ベーリングベルケ社(Behlingwerke AG、Masb
urg、Germany)]それは筋肉内(IVでない)の用途のた
めに作られ、そしてそれに限定された。
血漿に由来するIgM及びごく最近ではモノクローナル
に由来するIgMに対して種々の精製法が提案されてき
た。血漿に由来するIgMの場合、比較的高濃度のIgMをコ
ーン(Cohn)画分IIIとして公知のものから得るために
アルコール分割技術が使用できるということは1940年代
以来公知であつた。参照、例えばW.ステフアンによる且
つ濃縮された(12%)IgMを静脈内(IV)投与に適当な
らしめるためにβ−プロプリオラクトンを使用すること
に関する上掲の米国特許第4,318,902号(及びその引用
文献)。更に、参照、ミトラ(Mitra)らのEPO願第0,03
8,667号(IgMのアシル化)。他のIgM精製又は製造技術
は、U.サグ(Sugg)ら、ボクス・サング(Vox Sang.)3
6;25〜28(1979);M.スタインブツフ(Steinbuch)ら、
プレパラテイブ・バイオケミストリー(Preparative Bi
ochemistry)3(4)、363〜373(1973)及びA.ウイヒ
マン(Wichman)ら、バイオケム・バイオフイズ・アク
タ(Biochem.Biophys.Acta)490:363/69(1977)に開示
されている。更に参照、一般にイオン交換樹脂をアルカ
リ性pHで用いることによる免疫血清グロブリンの精製に
関するズツフィ(Zuffi)の米国特許第4,272,521号。種
々の技術的理由のために、血漿に由来するIgMは精製す
るのが比較的困難であつたし、今日まで最高の公知の純
度(分析用に使用されるもの)はIgM約90重量%であ
る。
ケーラー(Khler)及びミルスタイン(Milstei
n)、「予じめ定義した特異性の抗体を分泌する融合細
胞の連続培養(Continuous Cultures of Fused Cells S
ecreting Antibody of Predefined Specificity)」、
ネーチヤー(Natuve)、256:495〜497(1975)の刊行物
以来、モノクローナル抗体の製造は良く知られるように
なつた。与えられた特異性のモノクローナル抗体は、現
在体細胞の交雑[参照、例えばH.コプロウスキ(Koprow
ski)らによる米国特許第4,172,124号]を用いて、EBV
変形細胞[参照、例えばM.ロストロム(Lostrom)の米
国特許第4,446,465号]を用いて、これらの2つを組合
せて、或いは細胞の電気融合を用いて日常的に製造され
ている。IgG及びIgMクラスの両方のモノクローナルは製
造され、精製され且つ特徴づけられている。そのような
IgMの調製物は、D.ナウ(Nau)、バイオクロマトグラフ
イー(Biochromatography)、1(2)、83〜84(組織
培養から純度95%のIgM);M.フイシユナー(Fishne
r)、米国特許第4,604,235号(マウスの腹水流体からの
且つ「本質的に純粋な抗体」として特徴づけられる純度
90%のIgM);J.R.バンズ(Wands)ら、W082/01072号
(診断のための高親和性IgMモノクローナル抗体);S.バ
チエル(Burchiel)ら、J.イミユノ・メト(Immuno.Met
h.)、69:33(1984)(マウスの腹水流体から精製され
るIgG);J.デシヤンプス(Deschamps)ら、アナル・バ
イオケム(Anal.Biochem.)147;451(1985)(マウス及
び人間のIgG及びIgMからのIgG)に記述されている。し
かしながら上述の最近の研究があるとしても、本発明者
は今日まで本明細書に定義する如き安定であり且つグラ
ム陰性バクテリヤの感染の予防及び処置に非常に効果的
である濃度の高いIgM生成物について情報がない。
驚くことに今回治療学的に効果的であり且つ非常に濃
度の高いIgM調製物の製造できることが発見された。こ
れらの調製物は安定であり、上述した現存するISG調製
物及び更に高濃度の静脈内IgM生成物でさえよりもかな
り効果的である。本IgM濃厚物、その製造及び使用法の
詳細をここに記述する。
本発明の治療学的IgM濃厚物は、IgM型の抗体少くとも
約33重量%及び約1:4以下のアイソアグルチニン力価を
有するIgM濃厚物を含んでなる実質的に純粋な抗体組成
物を含む。この調製物は安定であり、凍結乾燥形で製造
することができる。これは好ましくはポリクローナルで
あり、血漿源から得られる。他にポリクローナル性は、
生成物がIgM型の抗体に富んでいる限りにおいて、選択
したモノクローナル抗体の適切な混合によつて得ること
ができる。IgM濃厚物は広範囲の病原菌、特にグラム陰
性腸内バクテリヤに対して有効である。水での再構成時
に、凍結乾燥した調製物は約4.0〜8.0、好ましくは4.0
〜7.0の範囲の製薬学的に許容しうるIV溶液を与える。
実際に使用する場合には、濃厚物は相同性のアイソアグ
ルチニン力価が約1:4以下である限りにおいて異型のア
イソアグルチニンを含有していてもよい。IV投与に適当
な液体形において、IgMの濃度は少くとも5mg/mlであ
る。
本開示のIgM濃厚物は下記の実施例のいずれかを用い
ることにより人間の血漿から次の如く製造することがで
きる。
本開示の重要な観点は、本明細書に定義する如きアイ
ソアグルチニンを実質的に含有しないIgM濃厚物がグラ
ム陰性バクテリヤに対して驚くほど有効であるという本
発明者の発見に基づいている。
ここに用いる如きIgM濃厚物又はその同等物はIgM型の
生物学的に活性な抗体を全重量の少くとも33重量%で含
んでなる抗体調製物を意味する。
アイソアグルチニンを実質的に含まないとは、1:4以
下の相同性アイソアグルチニン力価を有することを意味
する。理想的には、すべてのアイソアグルチニンの力価
が1:4以下である。実際的な問題として、本開示のIgM濃
厚物は少くとも実質的に相同性のアイソアグルチニン
(即ちアイソアグルチニンが特異的である血液型をもつ
患者において錯合体を形成しうる種類のアイソアグルチ
ニン)を含んでいてはならない。
製薬学的に許容しうるとは、有害な影響なしに哺乳動
物(例えば人間)に静脈内投与しうることを意味する。
患者に対して抗体を安全に静脈内投与するための多くの
水性賦形剤は良く知られている。参照、例えばテノール
ド(Tenold)の米国特許第4,396,608号及びランドブラ
ド(Lundblad)らの米国特許第4,186,192号。
上述のような有機体に対する保護効果は、本開示のIg
M濃厚物の予防的投与が(下記の保護作用の実施例にお
いて示されるように)感染した動物の死亡をかなり低下
させるということを意味する。
下記実施例において、本開示の濃度の高いIgM生成物
を、ガミミユン(Gamimune)−N[カツター・バイオロ
ジカル、マイルズ社(Cutter Biological,Miles Inc.)
として公知の市販されている静脈内免疫グロブリン(IV
IG)、及びペンタグロビン(Pentaglobin)(バイオテ
スト社)として公知の「IgMに富んだ」又は12重量%の
生成物と比較した。
以下に用いる生成物の各々の各抗体種のそれぞれの量
を第1表に要約する。
下記実施例の血漿に由来するIgMは人間の血漿からの
ものであり、最初血液型に特異的な抗原と反応する抗体
(アイソアグルチニン)を含むことがわかつた。そのよ
うな抗体は深刻な副作用(即ち適当な赤血球と共に培養
するならば、補体の活性化又は細胞の溶解)を引き起こ
すことのあることが知られている。これは、上述したよ
うにIgMが抗体中介の免疫応答において補体を活性化す
るのにIgGよりも数倍能力があるから、高濃度のIgMにお
いて特に問題である。これを防止するために、更なる精
製工程によつて[例えば特異的吸着剤例えばシンソルブ
(Synsorb)A又はシンソルブBを用いることにより]
いずれかの相同性のアイソアグルチニン(及び好ましく
はすべてのアイソアグルチニン)を除去又は減じなけれ
ばならない。他にIgM濃厚物は普通の血液型(例えばA
型)の血液の貯めた供与物から調製し、次いで同様の血
液型の患者に対してだけ投与するのもよい。またIgM濃
厚物を、望しくないアイソアグルチニンが複合体化する
固定化されたRBC又はRBCストロマ(stroma)と単に接触
させてもよい。アイソアグルチニンを除去する又は特異
的なアイソアグルチニンの力価を1:4以下まで減ずる他
の方法も可能である。
実施例1 コーン(Cohn)/オンクリー(Oncley)冷エタノール
法を用いることにより、正常な人間の血漿から画分III
を得た。他に沈殿Bも同様に許容でき、これはキストラ
ー(Kistler)及びニツチユマン(Nitschmann)の方法
により正常な人間の血漿から得られる。このようにして
得た画分IIIのペースト1kgを、0.05M酢酸ナトリウム12.
5容量中に、pH4.8及び20℃で懸濁させた。次いでカプリ
ル酸を2.5v/w%の濃度まで添加した。約16時間5℃で熟
成した後、遠心分離及び濾過によつて不溶性の不純物を
除去した。この濾液を7.5%ポリエチレングリコールま
で調整し、得られたIgMの沈殿を遠心分離によつて集め
た。次いでIgMペーストを燐酸塩緩衝液にpH6.5で溶解
し、そして燐酸トリ−n−ブチル及びツウイーン80の適
用によつてウイルスの不活性化を達成した。このウイル
スを含まない溶液を酢酸ナトリウム0.025M、グリシン0.
2M、塩化ナトリウム0.05M、pH4.8に調整した。このよう
に製造したIgMはIgM56.8%、IgG21.6%、及びIgA21.7%
の重量によるグロブリン組成と1:64の抗Aに対する食塩
水力価及び1:64の食塩水抗B力価を有する。これらの抗
体は上述した技法によつて1:4より低い力価まで減少又
は除去することができる。
実施例2 画分IIIを、血液A型に特異的な血漿の貯留物(即ち
A型の血液をもつ献血者からのもの)から得、これを実
施例1における如きカプリル酸での沈殿、清澄及び濾過
工程により処理した。濾液をpH6.5で0.16M燐酸ナトリウ
ムカリウムに調整し、そしてIgMを、同一のpH6.5の緩衝
液で平衡化されたアニオン交換体例えばQセフアローズ
上に吸着させた。この吸着させたIgMを平衡化緩衝液で
洗浄した。IgMを、pH6.5において0.3M燐酸ナトリウムカ
リウムにより交換体から流出させた。ウイルスの不活性
化は燐酸トリ−n−ブチル及びツウイーン80の適用によ
つて達成した。このウイルスを含まない溶液を、酢酸ナ
トリウム0.025M、グリシン0.2M、塩化ナトリウム0.05
M、pH4.8に調整した。このように製造したIgMはIgM96
%、IgG1.3%、IgA2.1%の重量によるグロブリン組成及
び1以下の抗Aの食塩水力価を有する。
実施例3 画分IIIのペーストを注射用の水5容量中に5℃で懸
濁させ、次いで6.5容量の緩衝液を添加してpH5.2に調整
し、酢酸ナトリウム0.03Mを達成した。この懸濁液を20
℃まで加熱し、2℃までゆつくり冷却し、pH4.8まで調
整し、そしてカプリル酸を2%まで添加することによつ
て不純物を沈殿させた。このように製造したIgM濾液を
Qセフアローズに吸着させ、更にアニオン交換体からの
IgMの流出をpH4.8以下に0.3M酢酸ナトリウムで達成する
以外実施例2における如く処理した。斯くして製造した
IgMはIgM約76.2%、IgG約13.8%及びIgA約8.3%の重量
によるグロブリン組成を有する。
下記の実施例4において動物試験に適用されるIgMは
主に実施例により、またそれより少程度には実施例2及
び3により製造した。好適な製造法は実施例2に示され
る。血漿の血液型に特異的な貯留体による相同性アイソ
アグルチニンの除去のほかに、合成の血液型に特異的な
吸着剤を使用することも好適であろう。
初期の研究 実施例4 下記のすべての動物試験において、IgM抗体を少くと
も33重量%含んでなる(即ち全抗体の33%がIgM型のも
のである)IgM濃厚物を希釈又は再構成することによつ
て作つた。最小IgM濃度は処置動物の1kg当り50mgであつ
た。間接的な免疫蛍光分析(IFA)による血漿に由来す
るIgMの病原バクテリヤに対する結合の評価 33の病原バクテリヤの標準的な懸濁液を準備した。細
胞を食塩水で寒天生長媒体から洗い除くことにより中間
対数相(mid−log phase)に収穫した。細胞を食塩水で
1回洗浄し、そして食塩水中に再懸濁させた。ホルマリ
ン(37%ホルムアルデコド)を1v/v%まで添加し、細胞
懸濁液を24時間4℃に保つた。次いで細胞を無菌の食塩
水で1回洗浄し、そして660nmにおいて0.20の光学密度
(OD)まで食塩水中に最懸濁させた。IFAのために、IgM
270μg/mlを含有するIgM溶液100μlにバクテリヤの細
胞懸濁液100μlを添加した。この混合物を37℃で30分
間培養した。細胞を遠心分離によつてペレツト化し、食
塩水で1回洗浄し、そして遠心分離によつて再ペレツト
化した。結合したIgMを検出するために、フルオレツセ
ンで標識したヤギの抗人間IgM[μ鎖特異性、ハイクロ
ン・ラボラトリーズ社(Hgclone Laboratories,Inc.,Lo
gan UT)]の希釈1:30の50μlをバクテリヤ細胞ペレツ
トに添加した。この混合物の一部分を顕微鏡のスライド
グラスに移し、そして顕微鏡により510〜560nmで蛍光を
評価した。
免疫グロブリンの微生物細胞表面への結合は、抗体中
介のオプソニン作用及び続くエングルフメント(engulf
ment)及び食細胞によるバクテリヤの死滅における最初
の段階である。第2表の結果は、血漿に由来するIgMが
試験したすべてのプソイドモナス種及び腸内球菌に結合
したことを示す。インフルエンザ菌及び腸内球菌に結合
するIgMは有用である。
実施例5 血漿に由来するIgM及びIgGのオプソニン活性の比較 血漿に由来するIgMのオプソニン活性を、市販の血漿
に由来するIgG[ガミミユン(Gamimune)−N、マイル
ズ社(Mills Inc.,Barkeley,CA)]と比較するために食
細胞分析を用いた。この食細胞分析は組織培養流体に懸
濁させたバクテリヤ及び人間の食細胞(PMN)を用い
た。バクテリヤ:PMNの比は10:1であつた。補体源は2v/v
%のモルモツトの血清(GPS)であつた。加熱したGPSを
分析中に含有させて、免疫グロブリン単独又は他の熱安
定性の非抗体オプソニン血清因子の効果を評価した。37
℃で100分間培養した後、分析混合物の一部分を蒸留水
の9倍容量に添加してPMNを溶解し、生き残つているバ
クテリヤを複数の寒天プレートによつて数えた。大腸菌
K1の2種を分析で試験した。
新生児の髄膜炎と関連する大腸菌種の約84%はK1カプ
セル多糖類抗原を有する。[ロビンス(Robbins)、J.
B.ら、1974、新生児髄膜炎と関連する大腸菌カプセル多
糖類、N.イングル・J・メド(N.Engl.J.Med.)290、12
16〜1220]。第3巻に表わす結果は、血漿に由来するIg
Gが10.0mg/mlにおいてこの人間の重要な人間の病原菌の
2つのK1種に対してオプソニン活性を示さないというこ
とを示す。これに対し、血漿に由来するIgMはIgGよりも
20倍低い濃度(0.5mg/ml)において大腸菌K1接種物の>
1og10減少を促進した。IgMのオプソニン活性は、加
熱したGPS(補体不活性化)が分析中に存在する場合接
種物のかなりの(280%)減少が起こらないというよう
に補体依存性であつた。加熱したGPS対照は、IgM中介
の、大腸菌K1接種物における減少がバクテリヤ凝集反応
のためでないということも示した。
実施例6 IgG活性に対する血漿由来のIgM活性:ネズミモデルに
おける感染の予防 IgMの抗菌活性を種々の感染動物モデルにおいてIgGと
比較した。すべての感染モデルにおいて、バクテリヤ接
種物は、適当な寒天培地上、37℃で4〜5時間生長させ
た後に中間対数相(mid−log phase)細胞として準備し
た。試験接種物におけるバクテリヤの数は予じめ決めた
プレートのカウントと660nmにおける吸光度を関連づけ
ることによつて決定した。マウスに各種の約10の平均致
死投与量を与えた後、接種物の正確な細胞数を寒天培地
上の複数のプレートのカウントにより決定した。重さ22
〜26gの種CrL:CFW(SW)BRの雌のスイス−ウエブスター
・マウスをチヤールス・リバー・ブリーデイング・ラボ
ラトリーズ(Charles River Breeding Laboratories、W
ilmington、MA)から得た。各検討に対して、カゴ当り1
0匹のマウスを飼い、これに任意に水とマウスの餌を与
えた。すべての検討において、バクテリヤの接種2〜3
時間前に免疫グロブリン調製物を腹腔内経由で投与し
た。
腹腔感染。無菌の食塩水に懸濁させた細胞の0.1ml容量
を腹腔内経由で注射した。
ムチンで高揚された腹腔感染。7%の無菌の豚の胃のム
チン[シグマ・ケミカル社(Sigma Chemical Co.,St.Lo
uis,Mo)]に懸濁させた細胞0.5ml容量を腹腔内経由で
注射した[テング(Teng),N.H.ら(1985)、グラム陰
性バクテリア症及び内毒素症に対する人間のモノクロー
ナルIgM抗体での保護、プロク・ナトル・アカド・サイ
(Proc.Natl.Acad.Sci.)82、1790〜1794]。
肺炎。トツド(Todd)−ヒユーウイツト(Hewitt)汁
に懸濁させた肺炎桿菌ATCC 6303又は食塩水に懸濁させ
た緑膿菌ATCC 37316の0.05ml容量を、麻酔をかけたマウ
スの鼻孔に適用した[コリンズ(Collins),M.S.及びド
ーシー(Dorsey),J.H.(1985)、還元及びアルキル化
により或いは低pHにより調製した静脈内免疫グロブリン
間の生体内活性の比較、J.インフエクト・デイス(Infe
ct.Dis.)、151、1171〜1173]。
火傷敗血症。マウスの麻酔をかけ、ガス焔で体表面積の
10%の火傷を背中に作つた。無菌食塩水に懸濁させた細
胞の0.5ml容量を皮下経由により火傷に注射した。感染
していない外傷の対照マウスには食塩水0.5mlを与え、
体液のバランスを維持した[コリンズ(Collins)、M.
S.及びロビー(Roby)R.B.、(1983)、静脈内用の人間
のIgG調製物の、火傷したマウスにおける抗緑膿菌活
性、23、530〜534]。
この感染はマウスの場合致命的であつた;全体で、人
間の血清アルブミンで処置したマウスの92.5%が死亡し
た。IgGはS.アガラクチエ(agalactiae)(B群連鎖球
菌)の2つの種に対して保護作用を示した;しかしなが
ら肺炎桿菌の2つの種で試験したマウスの場合には、Ig
Gの保護は明らかでなかつた。これに対し、IgMはS.アガ
ラチエを試験したマウスには殆んど保護を示さなかつた
が、グラム陰性バチルス属の肺炎桿菌で試験したマウス
には非常に保護活性を示した。
この感染は致命的であつた;全体で、アルブミン処置
した対照のマウスの86.7が死亡した。IgGは保護作用を
示さず、処置したマウスの86%が死亡した。これに対
し、IgMで処置したマウスの全死亡度は5%にすぎなか
つた。
肺炎桿菌に対して、IgGは40及び360mg/kgで保護的で
あつた(P<0.05)。同様にIgGは100及び300mg/kgで緑
膿菌によつて誘導された肺炎に対して保護的であつた。
これに対し、1gMは鼻孔内経由により肺炎桿菌で誘発し
たマウスの場合保護的でなかつた。しかしながらIgMは
各投与量において肺炎桿菌に対して非常に保護的であつ
た(P<0.01)。
IgGは緑膿菌の1つの種(ATCC 27316)に対して保護
的であつた;しかしながら、奇怪変形菌の1つの種を含
む他の3つの試験種に対して殆んど又は全然保護は見ら
れなかつた。これに対しIgMは4つの試験種の各に対し
て非常に保護作用を示した。全体で火傷敗血症のうち1g
Mで処置したマウスは2%が死亡したにすぎなかつた。
実施例7 IgMを低パーセント(12%)で含む濃厚物の活性に対す
るIgMを高パーセント(79%)で含む血漿に由来する
免疫グロブリン濃厚物の保護活性 血漿IgM(Pd−IgM)濃厚物の3つのロツトの抗感染性
活性を、12%IgM、16%IgA及び72%IgG(IgGMA)[ペン
タグロビン(Pentaglobin )、バイオテスト・フアー
マ社(Biotest Pharma GmbH,Frankfurt/Main)]を含む
市販の濃厚物の活性と比較した。用いた実験法は実施例
3に示してある。
この感染は致命的であつた。対照のマウスは100%死
亡した。30匹のPd−IgMで処置したマウスの11匹(X2
5.21、P=0.22)に対して、30匹のIgGMAで処置したマ
ウスは全体で1匹が生存したにすぎなかつた。
プソイドモナス属による火傷の敗血症は致命的であ
る;対照のマウスの80%が死亡した。IgGMAの平均の保
護投薬量は40mg Ig/kgを越え、一方Pd−IgMの平均の保
護投薬量は1.5mg Ig/kg以下であつた。これらの結果はP
d−IgMがこの感染モデルにおいてIgGMAよりも少くとも2
7倍以上有効であることを示す。
多菌性種による火傷の敗血症を、黄色ブドウ球菌ATCC
14154の130細胞及び緑膿菌ATCC 27316の58細胞を含む
食塩水0.5mlを火傷に注射することによつて誘導した。
この感染は致命的であつた;対照のマウスの80%が死亡
した。IgGMAの平均の保護投薬量は45.1mg/kgであり、一
方Pd−IgMの平均の保護投薬量は8mg/kg以下であつた。
これはこの感染モデルにおいてPd−IgMがIgGMAより少く
とも6倍有効であることを示す。更にIgGMAで処置した3
0匹のマウスのうち13匹が生き残つたが、Pdで処置した3
0匹のマウスは29匹が生き残つた(X2−10.16、P<0.0
1)。
上記開示により、同業者には今やその変化が想起され
ると思われる。従つてここに開示する本発明は特許請求
の範囲によつてのみ限定されるべきであることが意図さ
れる。
本発明の特徴及び態様は以下の通りである: 1.実質的にアイソアグルチニンを含有しない人間のIgM
濃厚物の製薬学的に許容しうる水溶液を、治療学的又は
予防的効果を保証するのに十分な条件下に哺乳動物に静
脈内投与することを含んでなる、グラム陰性バクテリヤ
に対して治療学的又は予防的効果を付与するために哺乳
動物を処置する方法。
2.IgM濃厚物がIgM抗体を少くとも約33重量%含んでなり
且つ約1:4以下のアイソアグルチニン力価を有する上記
1の方法。
3.哺乳動物の体重kg当りIgM抗体少くとも約50mgの割合
で水溶液を投与する上記1の方法。
4.哺乳動物の体重kg当りIgM約50〜250mgの割合で水溶液
を投与する上記1の方法。
5.IgM抗体が人間の血漿に由来し、溶液のpHが約7.0以下
である上記2の方法。
6.抗体が人間の血漿のコーン画分IIIから又は人間の血
漿キスラー(Kistler)−ニツチユマン沈殿Bから調製
される上記5の方法。
7.グラム陰性バクテリヤが大腸菌を含んでなる上記1の
方法。
8.グラム陰性バクテリヤが霊菌を含んでなる上記1の方
法。
9.グラム陰性バクテリヤが緑膿菌を含んでなる上記4の
方法。
10.グラム陰性バクテリヤが肺炎桿菌を含んでなる上記
4の方法。
11.グラム陰性バクテリヤが奇怪変形菌を含んでなる上
記4の方法。
12.実質的にアイソアグルチニンを含まない凍結乾燥し
たIgM濃厚物。
13.IgMの濃厚物が全抗体の少くとも33重量%であり、そ
してそのアイソアグルチニン力価が約1:4以下である上
記12の組成物。
14.IgMの濃度が少くとも50重量%である上記12の組成
物。
15.実質的に抗A抗体を含まない上記12の組成物。
16.実質的に抗B抗体を含まない上記12の組成物。
17.実質的に抗A及び抗B抗体の双方を含まない上記12
の組成物。
18.水溶液への再構成時に約7.0以下のpHとなる上記16の
組成物。
19.pHが約5.0である上記18の組成物。
20.pHが約4.8である上記19の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス・ゲオルク・オピツツ アメリカ合衆国カリフオルニア州94526 ダンビル・クローバーヒルコート 140 (72)発明者 リチヤード・エル・セング アメリカ合衆国カリフオルニア州95446 ガーンビル・ピーオーボツクス2038

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的にアイソアグルチニンを含有しない
    人間のIgMを活性成分として含んでなるグラム陰性バク
    テリヤに対して治療学的又は予防的効果を付与するため
    の製薬学的組成物。
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