JP2702484B2 - 身体分泌液吸収製品の製造方法 - Google Patents

身体分泌液吸収製品の製造方法

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JP2702484B2
JP2702484B2 JP62303435A JP30343587A JP2702484B2 JP 2702484 B2 JP2702484 B2 JP 2702484B2 JP 62303435 A JP62303435 A JP 62303435A JP 30343587 A JP30343587 A JP 30343587A JP 2702484 B2 JP2702484 B2 JP 2702484B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一部または全部が微細に分割された材料
の詰め物、例えば身体分泌液を吸収するパッドからなる
製品を形成する方法とその装置に関する。 身体分泌液を吸収するのに使用される吸収パッドは周
知である。このようなパッドは赤ん坊のおむつ,衛生ナ
プキン,失禁パッド,傷口の包帯,授乳する母親用胸当
て、などを含む。それらは少くとも二つの層の材料間に
挟まれたパッドまたは詰め物の形態の吸収剤のセルロー
ズパルプ繊維で通常つくられる。一層は流体を透過し、
着用者の身体に直面させられる層を形成する。他の層は
便宜上、液体を浸透せずその人の身体から離れて位置
し、その人の衣服を汚れから保護する側を形成する。 上記の種類の吸収パッドを形成する技術には各種の方
法が知られている。次のものを参照することができる。 米国明細書第1,950,765号(ウインター);第2,073,3
29号(ウインター);第2,949,646号(ダ・クラー
ク);第3,512,218号(クラグデン);第3,518,726号
(バンクス);第3,846,871号(コルバック);第3,93
9,240号(サビッチ);第3,973,291号(コルバック);
第4,005,957号(サビッチ);第4,016,628号(コルバッ
ク);第4560,379号(ステムラー);第4,592,708号
(ファイスト);および第4,598,441号(ステムラ
ー);は勿論、欧州特許出願第0,151,033号(ピーター
セン)および第0,175,774号(ジョンソン)。 要約すれば、最初の一般型の方法は、コンベヤベルト
のような適当な移送機構上に繊維の連続帯を横たえるこ
とを含む。その場合、この連続帯はそれを材料の外層内
に包む前に切断などにより離散詰め物に分離される。米
国特許明細書第4,016,628号はこの型の方法の一例であ
る。 第2の一般型の方法では、包囲層の一つ(裏当で層ま
たは外装層)上に詰め物を移送する前に詰め物は個々に
予備成形されたポケット内で成形される。この第2のタ
イプの方法を可能にする機械の例は米国特許明細書第4,
005,957号;第4,592,708号;第3,973,291号;第3,846,8
71号;第3,939,240号;第3,518,726号;第4,560,379
号;および第4,598,441号および上記二つの欧州特許明
細書に例示されている。これらの明細書において、吸収
材のパルプ繊維はポケット内で所定の形状の詰め物に成
形される。必要であれば、一つ以上の吸収性の繊維が詰
め物の形成に利用される。 この第2の一般型方法の実施に使用される装置の場
合、各種の変形が詰め物を成形する材料(木材などの微
細に分割された繊維)を流体(通常は空気)内で予備成
形されたポケット内に移送するような方法で可能にな
る。また、ポケットの形状およびまたは色々な位置にお
けるその深さを変えることができる。 例えば、一つの装置の場合、空中に懸垂された繊維が
静止ドラムの頂部湾曲面内に入り、それから底部の孔を
通って離れ、コンベヤベルト上のポケット内に降下す
る。もう一つの装置の場合、ドラムは回転でき、ポケッ
トはドラムの外部の湾曲面内の孔とし、繊維をこの面上
に降下させることができる。さらにもう一つの装置の場
合、回転ドラムはポケットを形成した連続コンベヤベル
トにより有効に置換される。これら装置はすべて装置内
に入る空気と繊維流を有し、実質的に直線状にポケット
の方に直接移動する。 この第2の一般型方法は、硬い縁部(第1の型の場合
の切断により生ずる)が避けられる点で第1の型に勝る
多くの利点をもつている。更に、成形されテーパをつけ
られたパッドは必要に応じ多層構造を形成することがで
きる。異なる層が異なる吸収剤特性をもつことができ
る。 第2の一般型方法もまた欠点をもっている。人間の身
体に快適に適用するのに極めて適した複雑な詰め物の設
計は、成形ポケットから移動中の基板上に、もろい繊維
の詰め物を移す必要性により制限される。製品製作に使
用される他の材料に対する成形詰め物の位置は、移送工
程の時期により変ることが多い。詰め物はその形状を失
うことがあり、異なるタイプの繊維の層は移送中相互か
ら離反することがある。 第3の一般型の方法の場合、独立したパッドが流体浸
透層上で直接成形され、予備成形ポケットからの移送段
階をもつ必要がない。米国特許明細書第1,950,765号と
第2,073,329号(共にシー・ビー・ウインターのもの)
はこの一般型の方法を例示し、米国特許明細書第2,949,
646号(ディー・エイ・クラーク)は同様な方法で作動
できる装置を開示している。この一般型の方法は利点を
有するが、その範囲は限られている。我々は従来の技術
に優る利点を有する第3の一般型の新しい方法およびそ
の装置を開発した。 詰め物が基板上の所定位置で形成される方法と装置を
提供し、繊維の量およびまたは配置が制御およびまたは
変更されるような入口システムをもつ装置を使用するこ
とが望まれよう。 この発明は、一部または全部が微細に分割された材料
の詰め物からなる製品の製造方法を提供する。この方法
は、 (a) 内部に多数の孔をもつ成形器を設ける段階と、 (b) この成形器の片側に流体透過材料の可動連続帯
を供給し、成形体内の孔のその側を流体透過可能に閉塞
する段階と、 (c) 成形器をはさんで流体圧力差を加え成形器の片
側に低圧側を、成形器の他側に高圧側を形成し、流体流
が前記孔と、この孔を閉じる流体透過材料を流通できる
ようにする段階と、 (d) 連続帯の移動方向を横断するように互いに反対
側から前記高圧側に、少なくとも一方には微細に分割さ
れた物質が懸濁されている少なくとも二つの流入口流体
流を導入する段階と、 (e) 微細に分割された材料が前記孔内に入り流体透
過材料の連続帯上に堆積できるようにする段階と、 (f) 微細分割材料の詰め物をのせて流体透過材料の
帯が、成形器から分離されるようにする段階と、 を含む。 この発明はまた、一部または全部が微細分割材料の詰
め物からなる製品の製造装置を提供する。この装置は、
内部に多数の孔を形成する成形器を有する詰め物成形ス
テーションと、この成形器の片側に沿い流体透過材料の
帯を供給し流体を透過するように前記成形器内の孔のこ
の側を閉じるようにするシステムと、前記成形器と流体
透過材料帯とが高圧側となるべき詰め物成形ステーショ
ンの第1側と低圧側となるべき第2側との間に置かれ、
さらに前記詰め物成形ステーションの第1側への流体入
口であって、流体透過材料帯の運動方向を横断して配置
される流体入口と、詰め物成形ステーションの前記第1
側への少くとも一つの別の流体入口であって、反対の横
断側から第1入口に直面する流体入口と、少くとも一方
の流体入口に微細分割材料を供給する手段と、詰め物成
形ステーションの第1および第2側間に圧力差を設ける
手段とを含み、それにより微細分割材料が成形器内の孔
内に入り流体透過材料帯上に滞積されるようになされて
いる。 この発明の場合、ポケット成形工程を利用する上記従
来の技術の欠点は軽減または回避される。必要であれ
ば、異なる種類の微細分割材料を混合し、それを流体透
過材料帯上で直接、望み通り、所定の複雑な形状に敷く
ことができる。流体透過材料帯は便宜上蒸気は透過でき
るが実質的に液体は透過しない材料とすることができ
る。必要であれば、蒸気は透過するが液体は実質的に透
過しない材料で、成形器の高圧側に直面する材料は、吹
付けなどにより、その上を水で濡らすことができる。こ
の実施例の場合、その後、圧力を詰め物に加えて薄く濃
密化した層を形成することができる。代案として、成形
器の高圧側に直面する流体透過材料の側はその上に接着
剤をもつことができる。適当な接着剤塗布器をこの実施
例に設けることができる。 この帯は、最終的に着用者の身体に当てて置かれるこ
とになる材料層とすることができる。これは、予備形成
済の吸収性繊維帯を裏当て材上に移さなければならない
問題を回避する。望ましくは、このような帯は流体透過
性コンベヤベルトと接触することができる。この代りに
流体透過材料層は流体透過性コンベヤベルトそのものと
することができる。 この発明の場合、流体(空気の如き)内に懸濁される
微細分割材料は、流体透過材料の運動方向を横断する方
向から詰め物成形ステーション内に入る。常に少くとも
一つの入口があってそれを通って流体中に懸濁される微
細分割材料が流通することができる。また直面横断流体
入口があり、永久に開くか、または部分的ではあるが不
完全に閉じることができるか、横断の反対側から第1入
口に直面する。望ましい場合、別の入口を同様に設ける
ことができる。入口の大きさおよび/またはこの入口を
通る流体の流速を無関係に調節する適当な手段を設ける
ことができる。 便宜上、実質的に均等なパッドを製造するために、直
面する両横断方向の入口は実質的に同量で開くことがで
き、微細分割材料を含む流体は一対の反対側から詰め物
成形ステーションの高圧側内の空間に流入することがで
きる。この代りに、流体だけが一つの入口を流通し、流
体と微細分割材料が両方共他の入口を通って流れるよう
にすることができる。横断方向の反対側からの流体の流
速は同じか、または異なるようにすることができる。従
って流体(例えば空気)の流量を調節する手段を設ける
ことができる。流体流速を調節することにより、詰め物
の一方または他方の側は全体を均等な厚さにすることが
でき、または詰め物全体にわたって均等な厚さにするこ
とができる。 一方または両方の側からの流体の流速についての実験
およびまたは、単一の入口から多数の入口への一方また
は両方の側の流体入口の数の増加により、流体流模様を
変える効果を調査することができる。その場合、横断方
向の反対側の所望入口の大きさ、およびまたは入口の数
を選択し、微細分割材料の所望堆積を得ることができ
る。入口は流体透過性材料の運動方向を横断する方向で
相互に対面し、流体透過材料帯に直接対面する必要はな
いので、流体の乱流が詰め物成形ステーションの高圧側
に存在する。 この発明の場合、入口(一または複数)の側の間隔
は、微細分割材料が孔の基部に垂直でない平面内の方向
に第1に送られ、第2に孔の基部の方に送られるように
する。成形器の孔を通る流体流は、入口と出口を通る流
体および/または流体流のための入口と出口の位置に対
する孔の位置に依存して、高流体流量から低流体流量に
変えることができる。 成形器の高圧側に対面する詰め物の表面は、異なる区
域に異なる流体流を受け、所望の形状をつくることがで
きる。あるいは、成形器の高圧側に対面する表面上の流
体流は、成形されているパッドの全表面にわたって実質
的に一定にすることができる。 平坦な詰め物と高低のある詰め物は両方共、この発明
が提供する装置で製造することができる。異なる密度の
詰め物もまた製造することができる。厚さにより、異な
る位置に異なる密度をもつ詰め物を製作することができ
る。流体の流速,流通期間および、または入口と出口の
位置の調節によりこれらの詰め物を製造することができ
る。 微細分割材料は、任意の適当な吸収剤材料の繊維とす
ることができる。単一の種類の繊維を使用することがで
きる。あるいは、異なる繊維をこの工程に所望により使
用することができる。例は各種のセルローズ繊維、例え
ば木材,パルプ,木綿などである。 成形器の内部は、所望であれば、少くとも二つの部分
に分割し多層詰め物を成形することができる。一対の流
体流で、その中に微細分割材料を含む少くとも一方は各
部分に入る。少くとも一方の部分に入る微細分割材料は
もう一つの部分に入る材料とは異なるものとし、異なる
組成の層がつくられるようにすることができる。少くと
も一方の部分から成形器を通る流体は望み通り制約する
ことができる。より小さい断面積の中央層をもつサンド
ウィッチパッドは、この方法で製造することができる。 便宜上、成形器は、成形すべき吸収材の詰め物の形状
に対応する所定の形状の孔をもつ。従って成形器は均斉
のとれた形状,例えば円形,卵形,かどを丸められた矩
形または台形,不均斉の形状例えばC字形または唖鈴形
その他の適当な形状の孔を内部に形成することができ
る。成形器は便宜上、ドラムの場合の如く、内向側部フ
ランジをもつことができるリングである。代案として、
成形器は内部に所望形状の孔を形成され、適当な厚みを
もつ帯にすることもできる。 粉砕機を設けて生木材パルプ,超吸収材繊維,ステー
プルファイバーおよびまたは粉末を粉砕して微細分割材
料を形成することができる。これらの微細分割木材は最
終パッドの詰め物を形成することとなる。便宜上、微細
分割材料は管により詰め物成形ステーションに供給され
る。空気または他の適当なガスは便宜上詰め物成形ステ
ーションに微細分割材料を供給するための流体として使
用することができる。この微細分割材料は流体透過性材
料の運動方向を横断して入口を通り、即ちこの装置の反
対側から詰め物成形ステーションに入る。好ましくは、
密閉詰め物成形ステーションには多数の入口がある。詰
め物成形ステーションとして総体的に箱状の室をもち、
微細分割材料が一対の反対側部から箱状室を横断して入
るようにするのが便利であることが判明している。また
二つの箱状室の間を移動する例えばリング形の成形器を
もつことも可能である。 入口、即ち微細分割材料を運ぶ管は成形器内を横断す
る内室に入ることができる。内室はしたがって微細分割
材料が向う成形器のその部分に当接する表面で開口し、
実質的に他側に沿って閉じている。箱状の外室は内室に
対面する側で開口することができ、成形器は内室と外室
間で回転できるようになっている。この実施例におい
て、内室は高圧室であり、箱状の外室は低圧室となる。 第2実施例において、線形成形器は対面側に沿って開
口し、残りの側に沿って閉じている(入口と出口は別で
ある)二つの室の間を動くことができる。この両室は同
じ大きさのものにすることができ、他方の室に関して
「内」室となる室をもたない場合がある。 上記の通り、成形器は好ましくは周辺に所定形状の孔
を形成するリングである。したがって微細分割材料のた
めの入口は成形器内の内室に横に連通することができ
る。流体透過帯は成形器の外部を巡り、次のステーショ
ンに行く。回転その他の可動刷子を、例えばリング状成
形器の内側に設けて各孔内の所望量を越える固定されな
い材料が拭き去られるようにすることができる。固定さ
れない材料は、それから真空出口管を通して加えられる
真空により成形器の内部から除去される。 有利には、成形器の孔に加わる圧力差が、箱状外室の
外部に真空を加えることで与えられ、それにより、微細
分割材料の詰め物が流体流中で孔内に入り流体透過層に
当てて保持されるようにする。適当な駆動装置が設けら
れ、成形器と可動刷子を駆動することができる。 流体透過性裏当て材料(例えば木綿,紙その他の適当
な繊維)の連続帯は、隔置された位置でその上に既に成
形された所定形状の詰め物と共に、それから次のステー
ションに行く。真空が流体透過性裏当て材料の下に加え
られ続け、成形済みの詰め物を所定位置に維持すること
ができる。詰め物と裏当て層との組合せは、ついで次の
ステーションに供給され、そこでパッドのサンドウィッ
チを形成するもう一つの層を加えることができる。便宜
上これはパッド上に設けるべき流体不透過層を含む。ポ
リエチレン(例えば「サーリン」)その他の適当なプラ
スチック材料を流体不透過層として利用することができ
る。「サーリン」は登録商標である。必要であれば、別
の層を流体不透過層上に適用することができる。必要の
場合、流体透過層は詰め物の少くとも頂部上に折りかえ
されるのに足る巾のものにすることができる。液体不透
過層は折りかえされた部分の下の詰め物上に設けること
ができる。 その後、上記の通り挟まれるか、包まれた詰め物は別
のステーションに供給され、そこで合成パッドの密封お
よび/またはエンボス加工が行われる。便宜上パッドの
縁部のまわりで密封が行われ他の外層内で使用者の身体
に対面することになる詰め物を密封する。その後、ナイ
フ(回転ナイフでもよい)を利用して、外層から密封済
パッドを切離し、個々のパッドを形成する。外層の残査
はそれから廃物処理装置に戻され、廃物再生装置に供給
される。パッドはそれからコンベヤベルトに沿って包装
ステーションに送ることができる。 この発明は添付図面について非限定的に例示される
が、第1乃至第5図において、総体的に10で示される電
動機は粉砕機12を駆動する。生パルプは送り装置14から
粉砕機に供給される。パルプは任意の適当なパルプ、例
えば木材その他の繊維である。このように形成された微
細分割パルプは供給管16,18に沿い担体流体としての空
気と共に通過し、総体的に20で示され成形箱の形態の詰
め物成形ステーションに入る。管はステーションを横切
るように対向側部22および22.1から、第5図に詳細に示
すリング24の内部に入る。第1図において両管22,22.1
は空気中に懸濁された繊維を運ぶ。第4図において、唯
一の横断大管22が設けられ、空気がその中に懸濁される
繊維と一緒に運ぶと共に、横断小管(図示なし)は空気
が反対側から入れるようになされている。 リング24の平面図は第3図に示されており、図示のよ
うに、リング24はリングの周辺を通過する多数の孔26,2
6.1などを含む。この孔は胸パッド形成のため円形であ
るが、他の形状の孔をもつリングも設けることができ
る。ステーション20は左右両側22,22.1から入る繊維を
もつ。23で示す(第4図参照)空気入口は管16,18の前
方に直接設けられる。空気出口管28,28.1がステーショ
ン20の裏に設けられる。真空が管28,28.1を通して加え
られ、管16,18を通して微細分割パルプが供給されるリ
ングの内側と、供給リール32から供給される空気透過性
で液体透過性の連続繊維帯により被覆されるリングの外
側との間に、圧力差を生じさせる。裏当て層を形成する
こととなるこの連続帯30は流体透過性連続支持ベルト35
上でリング24の外側のまわりを通る。この帯30はそれか
ら支持ベルト35上でリング24から離される。真空は真空
室34内で支持ベルト35の下に加えられ、成形済みの詰め
物を空気透過の帯30上の所定位置に維持する。 ステーション20において、空気透過材料の帯30は、孔
26,26.1などの片側を閉じ、それにより、微細分割材料
の繊維は孔内に入り、裏当て層30となる帯上で、所定形
状の詰め物を成形する。リング内に円形孔を設けること
により、円形詰め物38がステーション20を通過する時に
裏当て層30上に形成されることになる。 リング24の内部には、プーリ駆動装置44により駆動さ
れる刷子42が設けられる。あるいはこの刷子は、リング
外に置くことができる。刷子42は、成形すべき詰め物の
所要の大きさを越えて突出する固くない繊維を払い去
る。詰め物の厚さと形状は、片側からのパルプの流れを
調節することで調節することができる。片側からの流れ
の低減が詰め物の厚さに影響し、それが他側の流れの低
減を起す。異なる組成の二つの繊維流が採用される場
合、繊維の混合が行われる。従って超吸収剤繊維は普通
の長い繊維木材パルプと詰め物内で混合され、もしく
は、短い繊維木材パルプが、長い熱塑性ステープルファ
イバと混合されることもある。別々の粉砕機と入口管が
詰め物成形ステーションに連通し、かゝる詰め物を提供
する。 両流体入口からのパルプの量または大きさ、または性
質が同じにならないように供給を調節することにより、
高低のある詰め物が得られる。これは、第8乃至第11図
について以下に詳しく説明する。高低のある厚さの詰め
物を成形することになる場合、刷子42の高さもまた一つ
以上のレベルで作用する輪郭をもつことができる。この
ような詰め物は、それを受ける人体の構造部分の輪郭に
よく適合している。これにより詰め物から形成される吸
収材パッドは、身体分泌液を快適かつ有効に吸収しパッ
ドの側部の周囲に漏洩することはない。 裏当て層30上の詰め物38は真空室34の上方で位置46で
行き、そこでサーリンその他の材料の液不透過層48がリ
ール50から供給される。更に、別の裏当て層がリール52
から供給される。裏当て層は耐滑り性を有するものであ
り、および/またはこれに接着剤を塗布されたものであ
ってもよい。 成形済みの詰め物38を乗せる流体透過性裏当て層30を
含み、サーリン層48と裏当て層とにより連続的に被覆さ
れたサンドウィッチは、ステーション54に供給され、そ
こで密封機とエンボス機56は各層を一緒に密封する。そ
の後、それらはステーション58に行き、そこで回転ナイ
フ60が材料の連続層から密封およびエンボス済みの最終
吸収材パッドを切断する。今や孔を中にもつ連続層は、
ローラ59をめぐり、廃材とされると共に、吸収材パッド
は真空コンベヤベルト62に沿って別のコンベヤベルト64
上に移り、そこから包装のために送り出される。 第5図においては、リングは24で、パルプ入口は22
で、空気入口は23で示されている。リング24の内側には
内室25があり、これはその周辺側で開放されている。外
室27は低圧にされ、空気は繊維と一緒に22から開口23.1
を通って内室25に入り、それからリング内の孔を通過す
る。空気はそれから外室27に入り29を通って逃げる。 この装置で行われ第6図について以下例示される実験
において、色々な要点で成形される詰め物から色々な結
果が得られた。例示のため詰め物成形孔26はa,b,c,dと
eで指示され色々な位置を検証している。この機械は毎
分110個の詰め物の速度で稼動された。 リング寸法:リングは113.09mmの中心間距離で12個の孔
をもつ。 従って周辺の長さは1357.98mm=1.36m その場合、直径は431.97mm=0.43m その場合、半径は215.99mm=0.22m 孔の半径は43mm。 室25と室27は5個の孔(aからe)を囲む。 該室内の在留時間は従って5/110分=2.727秒。 機械の線速度=110×113.09 =12439.9mm/mm =12.44m/min 実験が行われ、迅速なパルプ切断中、室内の各種段階
で附加されたパルプが測定された。5個の追加詰め物が
詰め物成形ステーションを出た後にパルプ供給管が取外
され、コンベヤーが停止された。 結果: 上記結果は、附加されたパルプが位置(c)でより大
きいことを示している。附加パルプを位置(c)の場合
100とすると、他の位置での附加パルプは(a)28,
(b)73,(d)33と(e)21となる。(e)における
附加パルプは(a)より小さいけれども、部分的に成形
された詰め物による空気流の低減は、成形ステーション
内の孔の位置の効果に比較すると小さいことを驚く程高
く示している。総体的に真空出口に隣接する位置は最大
附加パルプをもつことが判明した。 つぎに第6および第7図について説明すると、空気透
過材料の長い帯100は、供給源102からローラ104上を通
り、周辺に12個の詰め物成形孔108,108.1などをもつリ
ング106を廻わる。帯100は空気透過性連続コンベヤベル
ト110に沿って移動する。 空気はリング106の内部に、帯100の運動を横断するよ
うに、片側から軸線方向入口112を通って入る。空気
は、その中に懸濁された微細分割木材パルプと共に可撓
ホース114を通り、入口管116に入り、他側から軸線方向
にリング内に入る。従って空気とパルプの流れと、リン
グ内への空気の流れは、帯100の運動方向を横断してい
る。 シール118がリングの縁部のまわりに設けられ、真空
は真空管122と122.1を通って真空箱120に加えられる。
内室125内の自由回転ローラ124は、漏洩が最大となり易
い点で成形ステーション内への空気の漏洩を軽減する。 刷子126が過剰な微細分割材料の除去のために設けら
れる。連続コンベヤベルト110は真空箱130の多孔上板12
8上を走行し、真空を箱130に加えることにより、リング
の孔ポケットからパルプの取出しを助ける。 適当な電気パネル、駆動手段その他の適当な附属装置
を設けることができる。 第8乃至第11図は流体流量変更効果を例示している。
第8aと第9a図はこの発明に係わるものではないが、第10
aと第11a図はこの発明によるものである。 第8a図において、高圧入口(HP1)から低圧出口孔(L
P)即ち第3図のリング24の孔26に流れる流体流(F1)
がある。HP2とHP3は閉じられ、第3図の入口22と22.1で
ある。第8b図に示す形状の詰め物(W)は微細分割材料
が流体流F1内に導入される場合に得られる。 今、開いている高圧入口(HP2)を示す第9a図におい
ては、流体流F2は孔LPに向う流体流F1により方向を変え
られる。この情況において、HP2に入る微細分割材料
は、第9b図において断面で示す孔LPに堆積する。 同じく開いている高圧入口(HP3)をもつ第10a図にお
いて、流体流F3もまたLPに向うF1により方向を変えられ
る。F2とF3とが略等量だけ開いている場合、合成流体流
は略LPの面に垂直であり、均等な厚さの微細分割材料は
第10b図で断面で示す如く滞積する。Tにおける乱流の
ために、微細分割材料がHP2か、またはHP2とHP3の両方
を通して供給されるかどうかは単一組成の詰め物の場
合、重要ではない。詰め物が一つ以上の構成成分を含む
場合、別の微細分割材料は別の高圧入口を通して供給す
ることができる。両構成成分の混合は、乱流が発生する
空間内で行うことができる。 第11a図において、F3はF2より大きい量だけ開いてお
り、LPに行く合成流体流は不等な流れにより直角から変
位する。断面11bの詰め物は微細分割材料の堆積を示
す。高低のある堆積は人体構造に適合する月経帯などに
は特に有用である。 第12図は第11a図により得られる詰め物Wの代表的な
形状を示す。 この発明により中央吸収材層を形成する詰め物を直
接、外層の一つの上に形成することができるので、極め
て安定した吸収材パッドを製造することができる。必要
であれば、詰め物成形段階でパルプ/空気流に対面する
側の層に接着剤を塗布することができる。パルプ繊維
は、流体透過層上に堆積するとそれに接着するので、均
等で更に安定した製品の形成を促進する。接着剤の代り
に水を利用することができるが、この場合、水に接触す
る吸収材パルプは、水素結合により吸収性を高めた表面
を形成する。これは後で圧力を加えることで強化するこ
とができる。 濃密な層を形成するための水の使用は、木材パルプ繊
維または木綿リンターのような微細分割材料に適用でき
る。これらの実施例において、微細水滴が繊維のバット
に適用され、それからバットが圧縮される。それにより
薄くて濃密な層で、それに直接隣接するバットより高い
吸収率をもつものが形成される。 水は詰め物成形段階前に流体透過性帯または層に適用
することができる。微細分割材料が流体透過性帯または
層上に堆積されるのにつれて、それは水により湿潤され
る。その後に加圧すると薄くて濃密な層が形成される。 このような水の適用は、液体不透過性で蒸気透過性の
材料が使用される場合には特に適切なものとなる。この
場合、薄くて濃密な層を、仕上げ製品において、身体か
ら離れている側で液体不透過層に隣接させると、身体対
面層からしみこむ身体分泌液が詰め物を通って薄くて濃
密な層へ吸い取られ、それが薄くて濃密な層により身体
から離れている側で速やかに拡散され、吸収性が高めら
れる。従って、水を使用することにより、詰め物と流体
透過層を接着させずに、吸取り通路が形成できる。 この発明により、更に複雑な形状を形成することがで
きる。例えば、ほぼ扇形を保持したまま円形の孔を切り
抜いて、気管切開排膿管などに適用される「ドーナツ
形」の外科用包帯をつくることができる。このように形
成される完全でない円板は二層間で密封することができ
る。それを後で切断することにより、有効な形状の包帯
パットを形成することができる。このような複雑な設計
は、我々に知られている従来の技術では達成されない
が、それは脆い詰め物が成形手段から搬送ベルト上に移
動中に破損または撹乱されるからである。この発明によ
り複雑なパッドも製品の外層の一つ上の最終位置で形成
することができる。 「ドーナツ形」の外科用包帯を第13図に示す。この包
帯は図示のドーナツ状扇形の吸収剤詰め物70を含む。詰
め物70は略C字形の孔を使用して形成される。詰め物70
は外層72に当てられ、中心切断部74は傷の排膿管のまわ
りに嵌められるために設けられる。詰め物70は外層72上
に直接形成されるので、移送工程は行われない。第13図
は実質的に丸い製品を例示するけれども、実質的に真直
ぐな側部をもつ詰め物を有する類似製品もまたこの発明
によりつくられることは理解されよう。 つぎに第14図について述べると、パッド140は流体透
過層142を含むが、この層上に微細分割材料(f.d.m.1)
の一つの種類の第1層144が堆積されている。異なる微
細分割材料(f.d.m.2)の第2層146は第1層144上に滞
積され、さらに異なる微細分割材料(f.d.m.3)の第3
層148がこれらの層上に堆積される。 第15図においては、この装置は第7図のものと同様で
あり、同じ符号が使用されている。空気透過材料の長い
帯100は供給源102からローラ104を越え、12個の詰め物
成形孔を含むリング106をめぐる。帯100は空気透過連続
コンベヤベルト110に沿って通過する。 リング106の内部は三つの成形ステーション150,152お
よび154に分割され、各ステーションは別々の室となり
それぞれ別の対の対面流体入口をもつが、各室当り、一
方の入口116,116.1および116.2が示されている。ステー
ション150,152および154は、下流の真空箱120,120.1お
よび120.2よりも高圧下にある。真空管122,122.1と122.
2は真空箱120,120.1および120.2にそれぞれ連通する。 自由回転ローラは124で、刷子は126で示されている。
帯100は連続コンベヤベルト110上で走行し、このベルト
は第7図に示す方法と同様な方法で真空箱130の多孔上
板128上を通過する。 ステーション150,152および154を形成する別々の室は
その周辺側で開放され、それを通過する微細分割材料が
孔内に堆積されるようになっている。中央のステーショ
ン152はその周辺側で部分的にしか開放されていないの
で、この孔の中央部分内の微細分割材料の堆積を制限す
る。 この発明は、リングをめぐる流体透過性裏当て層で製
品の最終層となるものについて説明された。この裏当て
層が空気透過性コンベヤベルト(例えばベルト35)に取
替えられた場合、一方の入口を通る木材パルプ繊維、ま
たは他の適当な微細分割材料と、もう一つの入口を通る
熱可塑性繊維または粉末との混合物を供給し、空気透過
コンベヤベルト上に直接熱成形可能詰め物を成形するこ
とができる。その後の熱超音波その他の放射処理がコン
ベヤベルトからの移動前に繊維を一緒に、所望形状の一
体パッドに接着することができる。従って化粧用に適し
た小さな拭布、あるいは流体過用フィルターパックが
同じ工程と装置でこの方法によりつくることができる。 単一の粉砕機を備える代りに、多数の粉砕機、例えば
二つ以上の粉砕機を利用することができる。同様に多数
の成形ステーションが例えば多層詰め物を提供するのに
使用することができる。 成形器における孔は、所望であれば垂直または高低の
ある側部をもつことができる。 エンボスステーションにおいては、吸収部をつくるた
めの適当なエンボス機を組込むことができる。任意の適
当な吸取部、例えば流体を迅速にパッドの中心から外側
に移動する吸取部はパッド上でエンボスすることができ
る。 「裏当て」という語は便宜上使用され、一般に使用中
は身体に直面する層を形成すると理解されるものとす
る。この方法に使用されるのに適した身体から離れた側
にある「別の裏当て」は、つむぎ接着不織繊維のような
液体不透過蒸気透過材料を含む。この方法で使用される
場合、このような材料は「裏当て」として、かつ仕上り
パッドの裏当てとして使用される。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明による装置の一実施例の立面図、第2
図は第1図の装置の平面図、第3図はこの装置用のリン
グの形状内の成形器の側面図、第4図は第1図の線IVに
沿う位置におけるこの発明の第2実施例の部分斜視図、
第5図はリング成形器をもつ詰め物成形ステーションの
一実施例の側面図、第6図はこの装置の端部からリング
の方をみた、この発明による装置の第3実施例の側面
図、第7図は第1図の装置の側面図、第8a,9a,10aおよ
び11a図は繊維を内部に懸垂する供給流体を導入するた
めの種々の装置の概略図、第8b,9b,10bおよび11b図はそ
れぞれ第8a乃至第11a図の装置に続く、この装置内で得
られる繊維の滞積形状を示す説明図、第12図は第11a図
の装置を使用して得られ、高低のある詰め物の一好適形
式を示す斜視図、第13図はこの発明により造られる高低
のある詰め物の第2形式を示す平面図、第14図はこの発
明により成形される多層詰め物の断面図、第15図は第14
図の詰め物をつくるための、この発明による装置の垂直
断面図である。 10……電動機、12……粉砕機、14……送り装置、16,18
……供給管、24……リング、22,22.1……管、26,26.1…
…孔、23……空気入口、30……空気透過,液体透過連続
帯、35……流体透過性連続支持ベルト、34……真空室、
30……裏当て層、38……円形詰め物、42……刷子、48…
…液体不透過層、50,52……リール、60……回転ナイ
フ、59……ローラ、62……真空コンベヤベルト、64……
別のコンベヤベルト、25……内室、27……外室、100…
…空気透過材料の長帯、108,108.1……詰め物成形孔、1
06……リング、112……軸線方向入口、116……入口管、
118……シール、 126……刷子、130……真空箱、128……多孔上板、70…
…詰め物、72……外層、142……流体透過層、144……第
1層、146……第2層、148……第3層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・バーナード・シヤープ 南アフリカ共和国、ケープ プロビン ス、7800タカイ、バン デア ポール ロード2 (56)参考文献 特開 昭63−59463(JP,A) 特開 昭63−260556(JP,A) 特開 昭63−139547(JP,A) 米国特許2949646(US,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.一部または全部が微細に分割された材料の詰め物か
    らなる身体分泌液吸収製品の製造方法であって、 (a)複数の孔があり、第一の側と第二の側を有する成
    形器を設ける工程、 (b)前記成形器の前記第二の側に流体透過材料からな
    る連続帯を移動させながら供給し、前記第二の側におい
    て流体が透過できるように前記孔を閉じる工程、 (c)前記成形器を横切って流体圧力差を加え、前記成
    形器の前記第二の側を低圧側とし前記成形器の前記第一
    の側を高圧側として、流体流が、前記成形器の前記高圧
    側から前記低圧側へ、前記孔と前記孔を閉じる前記帯と
    を通って通過できるようにする工程、 (d)前記帯の移動方向を横切るように、相対する両側
    から、前記高圧側に、少なくとも2つの流体流を導入す
    る工程であって、前記二つの流体流のうち少なくとも1
    つはその中に微細に分割された物質が懸濁されている、 (e)前記微細に分割された物質が前記孔を通過して、
    前記孔の形に添って前記帯の上に堆積して詰め物を形成
    する工程、及び (f)前記詰め物を載せている前記帯を、前記成形器か
    ら離す工程、 とを備えた方法。 2.前記成形器が箱形チャンバー内に配置され、前記2
    つの流体流が相対する両側から前記箱形チャンバー内に
    入る特許請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記2つの流体流が連続している特許請求の範囲第
    2項記載の方法。 4.前記成形器が箱形チャンバー内に配置され、前記箱
    形チャンバーの内部は少なくとも3つのセクションに分
    割され、一対の流体流が前記各セクションに入り、少な
    くとも1つの前記セクションからの流体の通過が制限さ
    れる特許請求の範囲第1項記載の方法。 5.前記2つの流体流はその中に微細に分割された物質
    が懸濁されている特許請求の範囲第2項から第4項のう
    ちのいずれか1項記載の方法。 6.前記流体は空気である特許請求の範囲第1項から第
    5項のうちのいずれか1項記載の方法。 7.前記2つの流体流は異なる流速である特許請求の範
    囲第2項から第6項のうちのいずれか1項記載の方法。 8.前記流体透過性帯の、前記成形器の高圧側に面して
    いる側の上に、接着剤を有する特許請求の範囲第1項か
    ら第7項のうちのいずれか1項記載の方法。 9.さらに、前記工程の後に、液体不透過性層が前記詰
    め物の上に形成される特許請求の範囲第1項から第8項
    のうちのいずれか1項記載の方法。 10.前記帯は気体透過性であるが、実質的に液体不透
    過性である特許請求の範囲第1項から第7項のうちのい
    ずれか1項記載の方法。 11.前記気体透過性,液体不透過性帯の、前記成形器
    の高圧側に面している側の上に水を保持する特許請求の
    範囲第10項記載の方法。 12.さらに、前記工程の後に、圧力が前記詰め物にか
    けられ、薄い濃密化された層を形成する工程を含む特許
    請求の範囲第11項記載の方法。 13.一部または全部が詰め物からなる身体分泌液吸収
    製品の製造装置であって、 複数の孔がある形成器を有する詰め物成形ステーショ
    ン、 前記成形器の一方の側に流体透過材料の連続帯を供給し
    て、その側において流体が透過できるように前記孔を閉
    じるシステム、前記成形器と前記帯は、前記詰め物成形
    ステーションの第一の側と第二の側の間に位置し、前記
    第二の側には低圧がかかり前記第一の側には前記第二の
    側より高圧がかかり、前記帯は前記成形器の前記第二の
    側にある、 前記帯の移動方向を横切る、前記詰め物成形ステーショ
    ンの前記第一の側に入る流体入口、 前記流体入口と対向して反対の側から前記第一の側に入
    る少なくとも1つの別の流体入口、 前記流体流のうち少なくとも1つに、微細に分割された
    物質を供給する手段、及び 前記詰め物成形ステーションの第一の側と第二の側の間
    に圧力差を形成する手段、とを備え、 前記微細に分割された物質が前記成形器の前記孔を通っ
    て、前記孔の形に添って前記帯の上に堆積して、詰め物
    が形成される装置。 14.前記別の流体入口は常に開いている特許請求の範
    囲第13項記載の装置。 15.前記別の流体入口は、前記第二の入口の大きさ及
    び/又はそこを流れる流体の流速を調整する手段を有す
    る特許請求の範囲第13項記載の装置。 16.前記成形器はリングである特許請求の範囲第13項
    から第15項のうちのいずれか1項記載の装置。 17.前記成形器が内側の高圧チャンバーと外側の低圧
    チャンバーの間に配置される特許請求の範囲第13項から
    第16項のうちのいずれか1項記載の装置。 18.前記孔はC字形である特許請求の範囲第13項から
    第17項のうちのいずれか1項記載の装置。
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