JP2700606B2 - 長尺体の供給方法 - Google Patents

長尺体の供給方法

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JP2700606B2 JP27498093A JP27498093A JP2700606B2 JP 2700606 B2 JP2700606 B2 JP 2700606B2 JP 27498093 A JP27498093 A JP 27498093A JP 27498093 A JP27498093 A JP 27498093A JP 2700606 B2 JP2700606 B2 JP 2700606B2
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知広 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有底筒状の回動体に巻取
られた長尺体を次に、引張り手段によりこの回動体を巻
戻し方向に回動させながら長尺体を繰り出す長尺体の供
給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ゴムホースの製造過程に
おいて、押し出されたゴム製の長尺の内管の外周上に、
ワイヤ等の補強層を編組しつつ、この編組された長尺体
を図2に示すような台車1上に回動自在に設けられた有
底筒状の回動体10に、長尺体を繰り出す力でランダム
に巻取り(図示せず)、巻取られた長尺体5の末端か
ら、回動体10の前方に設けたラッパ状の案内部材6に
挿通して、さらに案内部材6の前方に設けた長尺体5を
引張って繰り出すためのキャタピラ式引取り装置7によ
り長尺体5を一定速度で引取ると、回動体10が加速し
てその慣性力でキャタピラ式引取り装置7で引き出す速
度以上に回動しすぎ、巻取られた長尺体5が回動体10
の筒部より飛び出し、ついには回動体10から落下し
て、長尺体を繰り出せなくなってしまう。このため、回
動体の回動軸に移動装置を取り付けることが行われてい
るが、制動力をコントロールしないと、長尺体5に大き
な張力が働いて長尺体5を傷める。また制動力が弱いと
回動体10が引き出す速度以上に回り過ぎることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、かかる回動体
10の回動軸にブレーキ装置を取付け、且つ制動力をコ
ントロールする必要があり、かかる長尺体の供給方法が
複雑になると共に、装置が高価になるという問題を有し
ていた。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み発明されたも
のであって、回動体にブレーキ装置が不要で、制動力を
コントロールする必要がなく、安価にトラブルなく繰り
出すことができる長尺体の供給方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、鉛直方向に軸を有し、該軸の中心部に底か
ら上方に突出した中心部材を備えた有底筒状の回動自在
な回動体の該中心部材の外周廻りに長尺体を巻取り、一
端が該巻取られた長尺体の供給方向に向けて定位置に支
持され、他端側が該巻取られた長尺体の巻戻し方向に沿
わせて半円弧状に湾曲されて該巻取られた長尺体上に自
由に支持される可撓性を有する筒部材の該他端側から一
端に該巻取られた長尺体の末端から挿通し、該筒部材の
該一端の前方に設けた該長尺体を引き出すための引張り
手段により、該巻取られた長尺体を該末端から巻戻し方
向に該回動体を回動させて繰り出すことを特徴とする長
尺体の供給方法を構成したものである。
【0006】
【作用】本発明は上述の如く構成されているので、有底
筒状の回動自在な回動体に巻取られた長尺体を巻取られ
た末端から筒部材の他端側からその一端に挿通して、実
質的に回動体の前方に配設されているキャタピラ式引張
装置等の引張り手段により引張った際、回動体が中心部
材を備えているので、必ず回動体を回動させることがで
き、長尺体を巻戻し方向に引出すことができる。
【0007】そして、回動体が加速した慣性力で引張り
速度以上に長尺体を繰り出した際、筒部材が外側に変形
移行し、回動体の筒部の内周面に広く接触して、回動体
の回動を抑制することができる。また、このように回動
体が回動し過ぎた際、筒部材が外側に変形移行し、回動
体の筒部を乗り越えて飛び出すことがあるが、筒部材の
一端が固定的に支持されているので、筒部材が回動体の
筒部の頂面と接触して、回動体の回動をある程度抑制す
る一方、一旦長尺体の一部を回動し過ぎた分だけ回動体
内に折返し状態にたるませることができ、長尺体が回動
体から落下するのを防止でき、その後、筒部材は自身の
可撓性により元位置に復原する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。なお、従来例を説明する図2と同一箇所は同一
符号を付して説明する。図において、1は自在に可動で
きる台車であり、台車1上に鉛直方向に延びる軸の回り
に回動自在な回動体10が設けられている。
【0009】回動体10の前方には湾曲部3dを有する
テフロン製の筒部材3に一端を支持する支持装置4が配
設されている。さらに支持装置4の前方には回動体10
に巻取られた長尺体5を端末側から引出すための引張り
手段としてキャタピラ式引張装置7が配設されている。
【0010】回動体10は底部11の外周縁部に筒部1
2を備えていると共に、筒部12の内側に軸と同転的に
且つ底部11から上方に突出した環状の中心部材13を
備えており、この回動体10の中心部材13の廻りにゴ
ム製の内管の外周に編組織(図示せず)でワイヤーを編
組した長尺体5が巻取られている。
【0011】しかる後、回動体10に巻取られた長尺体
5の外周にカバーゴムを被覆するために、カバー押出し
装置(図示せず)の後方に設けたキャタピラ式引張装置
7の後方に長尺体5を巻取った回動体10を台車1によ
り編組織(図示せず)の後方位置から移動して配設し
て、巻取られた長尺体5の末端側から筒部材3を介して
引取装置7およびカバー押出し装置に供給される。
【0012】かかる長尺体5の供給方法をさらに詳しく
説明すると、筒部材3は支持装置4の後方に実質的に長
尺体5を巻取った回動体10を配設した後、その一端3
aを支持装置4に設けた保持筒4aに挿通せしめ嵌着
し、半円弧状に湾曲した他端3bを巻取った長尺体5の
巻戻し方向に沿わせて中心部材13と筒部材12の間の
巻取った長尺体5の表面上に変形移行可能な自由状態に
載置する。
【0013】そして、巻取られた長尺体5をその末端側
からこの筒部材3の他端3b側の穴3cから一端4a側
に挿通し、キャタピラ式引張装置7により長尺体5を引
張ると、長尺体5は筒部材の穴内を滑りながら繰り出さ
れる。この時、回動体10が中心部材13を備えている
ので、必ず回動体10は矢印(イ)で示す方向に回動す
る。
【0014】ところで、回動体10が下方で回動自在に
支持されているので、回動体10が加速した慣性力でキ
ャタピラ式引張装置7で引取る速度以上に長尺体5を繰
り出すように回動する。
【0015】その結果、筒部材3の他端3b側が定位置
から外周側に変形移行し、筒部材3の他端3b側の外周
面が回動体10の筒部12の内周面に接触して回動体1
0の回動を抑制し、筒部材3は元位置に戻ることにな
る。そして、再び回動体10が引取り速度以上に長尺体
5を繰り出すと、再び筒部材3の他端3b側が元位置か
ら外周側に変形移行して回動体10の回動を抑制するの
で、長尺体5を常にトラブルなしにキャタピラ式引張装
置7に供給することができる。
【0016】場合により、回動体10が加速して引取り
速度以上に長尺体5を繰り出すように回動した際、筒部
材3の他端3b側が変形移行して、筒部材3が長尺体5
と一緒に回動体10の筒部12の頂面12aから乗り越
えて飛び出してしまう。しかし、筒部材3の他端3b側
が回動体10の筒部12の頂面12aと接触して回動体
10の回動をある程度抑制する一方、一旦回動し過ぎた
分だけ長尺体5の一部を回動体10内に折返し状態にた
るませることができるので、長尺体5が回動体10から
落下するのを防止でき、その後、筒部材3は自身の可撓
性により元位置に復原し、長尺体5を常にトラブルなし
にキャタピラ式引張装置7に供給することができ、回動
体にブレーキ装置や制動力コントロール装置なしで、ト
ラブルなく回動体に長尺体を供給することができる。
【0017】なお、実施例では編組された長尺体につい
て説明したが、かかる内管に編組した長尺体に限定され
るものではない。例えば、TRX等の樹脂製のマンドレ
ルにも本発明の供給方法を採用することができる。即
ち、長尺の樹脂製マンドレルを用いてゴムホースを製造
する際、加硫成形されたゴムホースからマンドレルを抜
取り、このマンドレルを回動体にランダムに巻取り、巻
取られた長尺のマンドレルをこの発明により、次にマン
ドレルの外周上に円管ゴムを押出すために、内面ゴム押
出装置にこの長尺の樹脂製マンドレルをトラブルなしに
供給することができた。
【0018】また、筒部材としては薄肉のテフロンパイ
プを採用しているが、高密度ポリエチレン等の摩擦係数
の小さい樹脂で構成しても差し支えない。望ましくは長
尺体と同程度の可撓性を具備させると良い。また、筒部
内の穴径は長尺体の外径の2〜5倍程度のものが好適で
ある。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、回動体に巻取られた長
尺体をブレーキ装置を必要とせず、且つ制動力をコント
ロールしなくてもトラブルなしに巻戻しながら供給でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための要部を破砕して示す全
体斜視図である。
【図2】従来例を説明するための要部を破砕して示す全
体斜視図である。
【符号の説明】
3 可撓性を有する筒部材 5 長尺体 7 引取り手段 10 回動体 13 中心部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直方向に軸を有し、該軸の中心部に底
    から上方に突出した中心部材を備えた有底筒状の回動自
    在な回動体の該中心部材の外周廻りに長尺体を巻取り、 一端が該巻取られた長尺体の供給方向に向けて定位置に
    支持され、他端側が該巻取られた長尺体の巻戻し方向に
    沿わせて半円弧状に湾曲されて該巻取られた長尺体上に
    自由に支持される可撓性を有する筒部材の該他端側から
    一端に該巻取られた長尺体の末端から挿通し、 該筒部材の該一端の前方に設けた該長尺体を引き出すた
    めの引張り手段により、該巻取られた長尺体を該末端か
    ら巻戻し方向に該回動体を回動させて繰り出すことを特
    徴とする曲り長尺体の供給方法。
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