JP2700381B2 - 動力運搬車 - Google Patents
動力運搬車Info
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- JP2700381B2 JP2700381B2 JP6108512A JP10851294A JP2700381B2 JP 2700381 B2 JP2700381 B2 JP 2700381B2 JP 6108512 A JP6108512 A JP 6108512A JP 10851294 A JP10851294 A JP 10851294A JP 2700381 B2 JP2700381 B2 JP 2700381B2
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- vehicle
- vehicle body
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行型の動力運搬車
を、牽引車に連結してトレーラとしても使用できるよう
にしたトレーラ兼用型の動力運搬車に関するものであ
る。
を、牽引車に連結してトレーラとしても使用できるよう
にしたトレーラ兼用型の動力運搬車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば農用の歩行型動力運搬車と
して、荷台を備える車体の前後方向一側に左右2輪の駆
動輪、他側に1個または2個のキャスタを設けると共
に、車体の前後方向一側端に操縦ハンドルを設けて作業
者が歩行しながら操縦して運搬作業を行うようにしたも
のが知られている。また、農用トラクタのような牽引車
の後部にトレーラを連結して運搬作業を行うようにした
ものも知られている。
して、荷台を備える車体の前後方向一側に左右2輪の駆
動輪、他側に1個または2個のキャスタを設けると共
に、車体の前後方向一側端に操縦ハンドルを設けて作業
者が歩行しながら操縦して運搬作業を行うようにしたも
のが知られている。また、農用トラクタのような牽引車
の後部にトレーラを連結して運搬作業を行うようにした
ものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の歩行型動力
運搬車においては、例えば圃場内、あるいは農道等にお
いて運搬作業を行うときには、小回りが利いて都合がよ
いが、荷物を積んで公道を走行することは法律上できな
いので、荷物をトラック等に積み替えて搬送する必要が
あった。また、農用トラクタにトレーラを連結した場合
には、荷物を積んで公道を走行することはできるが、狭
い場所では小回りが利かずに、他の運搬車に積み替えて
運搬する必要がある、といった問題点があった。本発明
は、上記のような問題点を解決することを目的になされ
たものである。
運搬車においては、例えば圃場内、あるいは農道等にお
いて運搬作業を行うときには、小回りが利いて都合がよ
いが、荷物を積んで公道を走行することは法律上できな
いので、荷物をトラック等に積み替えて搬送する必要が
あった。また、農用トラクタにトレーラを連結した場合
には、荷物を積んで公道を走行することはできるが、狭
い場所では小回りが利かずに、他の運搬車に積み替えて
運搬する必要がある、といった問題点があった。本発明
は、上記のような問題点を解決することを目的になされ
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 A.荷台3を備える車体2の前後方向一側に左右2輪の
駆動輪4、他側に1個または2個のキャスタ5を設ける
と共に、車体2の前後方向一側端に操縦ハンドル6を設
けて作業者Mが歩行しながら操縦可能の動力運搬車1に
おいて、上記キャスタ5側の車体2の幅方向中央部下側
に、車体2の長さ範囲内にほぼ収納される収納位置と、
車体2から前方に突出する牽引位置とに摺動可能の牽引
桿12を設け、この牽引桿12を突出した状態で牽引車
に連結して動力運搬車1をトレーラとして使用すると共
に、上記牽引桿12を突出して牽引車に連結するとき
は、牽引桿12の摺動により2輪の駆動輪4のクラッチ
11を切り状態に維持するか、あるいは変速装置10を
中立状態に維持することを特徴としている。
めに本発明は、 A.荷台3を備える車体2の前後方向一側に左右2輪の
駆動輪4、他側に1個または2個のキャスタ5を設ける
と共に、車体2の前後方向一側端に操縦ハンドル6を設
けて作業者Mが歩行しながら操縦可能の動力運搬車1に
おいて、上記キャスタ5側の車体2の幅方向中央部下側
に、車体2の長さ範囲内にほぼ収納される収納位置と、
車体2から前方に突出する牽引位置とに摺動可能の牽引
桿12を設け、この牽引桿12を突出した状態で牽引車
に連結して動力運搬車1をトレーラとして使用すると共
に、上記牽引桿12を突出して牽引車に連結するとき
は、牽引桿12の摺動により2輪の駆動輪4のクラッチ
11を切り状態に維持するか、あるいは変速装置10を
中立状態に維持することを特徴としている。
【0005】B.上記キャスタ5を接地しないように折
り畳み可能に構成し、牽引桿12を牽引車に連結したと
きにキャスタ5を折り畳んで2輪の駆動輪4のみを接地
させた状態で動力運搬車1をトレーラとして使用するこ
とを特徴としている。
り畳み可能に構成し、牽引桿12を牽引車に連結したと
きにキャスタ5を折り畳んで2輪の駆動輪4のみを接地
させた状態で動力運搬車1をトレーラとして使用するこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】上記の構成により本発明の動力運搬車は、以下
の作用をする。 .キャスタ5側の車体2の幅方向中央部下側に、車体
2の長さ範囲内にほぼ収納される収納位置と、車体2か
ら前方に突出する牽引位置とに摺動可能の牽引桿12を
設け、この牽引桿12を突出した状態で牽引車に連結し
て動力運搬車1をトレーラとして使用すると共に、上記
牽引桿12を突出して牽引車に連結するときは、牽引桿
12の摺動により2輪の駆動輪4のクラッチ11を切り
状態に維持するか、あるいは変速装置10を中立状態に
維持することで、歩行型の動力運搬車1をトレーラとし
て抵抗少なく使用でき、荷物を積んだ状態で公道を走行
でき、動力運搬車1に荷物を積んだ状態で牽引車との連
結を解除し、そのまま運搬作業が行える。また、牽引桿
12を突出するときに自動的に2輪の駆動輪4のクラッ
チ11を切り状態にするか、あるいは変速装置10を中
立状態にし、牽引桿12を収納したときに自動的に2輪
の駆動輪4のクラッチ11の切り状態維持を解除する
か、あるいは変速装置10の中立状態維持を解除する。
の作用をする。 .キャスタ5側の車体2の幅方向中央部下側に、車体
2の長さ範囲内にほぼ収納される収納位置と、車体2か
ら前方に突出する牽引位置とに摺動可能の牽引桿12を
設け、この牽引桿12を突出した状態で牽引車に連結し
て動力運搬車1をトレーラとして使用すると共に、上記
牽引桿12を突出して牽引車に連結するときは、牽引桿
12の摺動により2輪の駆動輪4のクラッチ11を切り
状態に維持するか、あるいは変速装置10を中立状態に
維持することで、歩行型の動力運搬車1をトレーラとし
て抵抗少なく使用でき、荷物を積んだ状態で公道を走行
でき、動力運搬車1に荷物を積んだ状態で牽引車との連
結を解除し、そのまま運搬作業が行える。また、牽引桿
12を突出するときに自動的に2輪の駆動輪4のクラッ
チ11を切り状態にするか、あるいは変速装置10を中
立状態にし、牽引桿12を収納したときに自動的に2輪
の駆動輪4のクラッチ11の切り状態維持を解除する
か、あるいは変速装置10の中立状態維持を解除する。
【0007】.キャスタ5を接地しないように折り畳
み可能に構成し、牽引桿12を牽引車に連結したときに
キャスタ5を折り畳んで2輪の駆動輪4のみを接地させ
た状態で動力運搬車1をトレーラとして使用すること
で、動力運搬車1を2輪のトレーラとして牽引抵抗を少
なくして使用できる。
み可能に構成し、牽引桿12を牽引車に連結したときに
キャスタ5を折り畳んで2輪の駆動輪4のみを接地させ
た状態で動力運搬車1をトレーラとして使用すること
で、動力運搬車1を2輪のトレーラとして牽引抵抗を少
なくして使用できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。歩行型の動力運搬車1は、車体
2の上側に荷台3を備え、車体2の前後方向一側下側に
左右2輪の駆動輪4、他側に2個(あるいは1個)のキ
ャスタ5をそれぞれ設けると共に、キャスタ5側の車体
端部に操縦ハンドル6を設け、作業者Mが歩行しながら
操縦するようにしている。車体2の中央部下方には、支
持フレーム7を介してエンジン8(あるいはモータ)が
搭載され、エンジン8からベルト伝動系9、変速装置1
0を介して駆動輪4に動力伝達される。
して具体的に説明する。歩行型の動力運搬車1は、車体
2の上側に荷台3を備え、車体2の前後方向一側下側に
左右2輪の駆動輪4、他側に2個(あるいは1個)のキ
ャスタ5をそれぞれ設けると共に、キャスタ5側の車体
端部に操縦ハンドル6を設け、作業者Mが歩行しながら
操縦するようにしている。車体2の中央部下方には、支
持フレーム7を介してエンジン8(あるいはモータ)が
搭載され、エンジン8からベルト伝動系9、変速装置1
0を介して駆動輪4に動力伝達される。
【0009】上記ベルト伝動系9にはテンションクラッ
チ11が設けられている。また、変速装置10は中立位
置から前進(複数段)、後進の切換え(ギヤチェンジ)
が行われ、この操作を、図示しないが、操縦ハンドル6
位置で行うようにしている。一方、上記キャスタ5側の
車体2には、幅方向中央部に位置して前後方向に摺動可
能の牽引桿12を設けている。この牽引桿12は、車体
2に固設されたホルダー13,13に対してスライド可
能に支持され、一方のホルダー13及び牽引桿12に設
けた係止孔14に図示しないピンを挿通固定して、牽引
桿12を車体2側に収納する収納位置と、車体2から前
方に長さLだけ突出させて固定する牽引位置とに摺動可
能に構成している。牽引桿12の先端部には、図示しな
い農用歩行型2輪トラクタ(耕うん機)、または農用4
輪トラクタなどの牽引車のヒッチに連結される牽引フッ
ク15が設けられている。
チ11が設けられている。また、変速装置10は中立位
置から前進(複数段)、後進の切換え(ギヤチェンジ)
が行われ、この操作を、図示しないが、操縦ハンドル6
位置で行うようにしている。一方、上記キャスタ5側の
車体2には、幅方向中央部に位置して前後方向に摺動可
能の牽引桿12を設けている。この牽引桿12は、車体
2に固設されたホルダー13,13に対してスライド可
能に支持され、一方のホルダー13及び牽引桿12に設
けた係止孔14に図示しないピンを挿通固定して、牽引
桿12を車体2側に収納する収納位置と、車体2から前
方に長さLだけ突出させて固定する牽引位置とに摺動可
能に構成している。牽引桿12の先端部には、図示しな
い農用歩行型2輪トラクタ(耕うん機)、または農用4
輪トラクタなどの牽引車のヒッチに連結される牽引フッ
ク15が設けられている。
【0010】そして、動力運搬車1は、牽引桿12を長
さLだけ突出した牽引位置で牽引車に牽引フック15を
連結し、トレーラとして使用することができる。この牽
引桿12を突出させて牽引車に連結するときは、ベルト
伝動系9のテンションクラッチ11を切ってその切り状
態に維持するか、あるいは変速装置10を中立位置にし
てその状態に維持する。ベルト伝動系9のテンションク
ラッチ11を切って切り状態に維持するか、あるいは変
速装置10を中立位置にしてその状態に維持する操作
を、牽引桿12を牽引位置まで伸ばす動作と連動させる
ようにしている。また、牽引桿12を牽引位置から収納
位置に戻す動作と連動して、切り状態に維持されている
テンションクラッチ11を解除するか、あるいは変速装
置10が中立状態に維持されているのを解除するように
している。
さLだけ突出した牽引位置で牽引車に牽引フック15を
連結し、トレーラとして使用することができる。この牽
引桿12を突出させて牽引車に連結するときは、ベルト
伝動系9のテンションクラッチ11を切ってその切り状
態に維持するか、あるいは変速装置10を中立位置にし
てその状態に維持する。ベルト伝動系9のテンションク
ラッチ11を切って切り状態に維持するか、あるいは変
速装置10を中立位置にしてその状態に維持する操作
を、牽引桿12を牽引位置まで伸ばす動作と連動させる
ようにしている。また、牽引桿12を牽引位置から収納
位置に戻す動作と連動して、切り状態に維持されている
テンションクラッチ11を解除するか、あるいは変速装
置10が中立状態に維持されているのを解除するように
している。
【0011】上記キャスタ5は、車体2の下面に突設さ
れたキャスタ支持金具16にヒンジ17を介して左右方
向に回動(折り畳み)可能に支持されており、キャスタ
5側に設けた固定片18と、車体2側に設けた固定板1
9とにそれぞれ固定孔20,20aを穿設し、この固定
孔20,20aを合致させた状態で固定ピン21を挿通
することによって、キャスタ5を使用状態にした使用位
置と、ほぼ90度折り畳んで接地しない折り畳み位置と
に固定できるようにしてある。そして、キャスタ5は、
牽引桿12を突出して牽引車に連結したときに、キャス
タ5を折り畳んで2輪の駆動輪4のみを接地させた状態
で動力運搬車1をトレーラとして使用できるようにして
いる。なお、キャスタ5を折り畳むことなく、キャスタ
5と駆動輪4を接地させた4輪トレーラとして使用でき
ることは言うまでもない。
れたキャスタ支持金具16にヒンジ17を介して左右方
向に回動(折り畳み)可能に支持されており、キャスタ
5側に設けた固定片18と、車体2側に設けた固定板1
9とにそれぞれ固定孔20,20aを穿設し、この固定
孔20,20aを合致させた状態で固定ピン21を挿通
することによって、キャスタ5を使用状態にした使用位
置と、ほぼ90度折り畳んで接地しない折り畳み位置と
に固定できるようにしてある。そして、キャスタ5は、
牽引桿12を突出して牽引車に連結したときに、キャス
タ5を折り畳んで2輪の駆動輪4のみを接地させた状態
で動力運搬車1をトレーラとして使用できるようにして
いる。なお、キャスタ5を折り畳むことなく、キャスタ
5と駆動輪4を接地させた4輪トレーラとして使用でき
ることは言うまでもない。
【0012】このような構成の動力運搬車1において
は、荷台3上に荷物(例えば農産物や農業用資材等)を
積載して、図1に示すように、作業者Mが操縦ハンドル
6を握って駆動輪4を駆動させ、圃場内、農道等を自走
型の運搬車として走行,運搬する。ただし、この種の自
走型動力運搬車1においては、道路運送車両法等の規定
により公道を走行,運搬することはできない。また、作
業者Mが操縦するときには、荷台3への荷物の積載量
も、操縦性等の関係から自ずと制限される。
は、荷台3上に荷物(例えば農産物や農業用資材等)を
積載して、図1に示すように、作業者Mが操縦ハンドル
6を握って駆動輪4を駆動させ、圃場内、農道等を自走
型の運搬車として走行,運搬する。ただし、この種の自
走型動力運搬車1においては、道路運送車両法等の規定
により公道を走行,運搬することはできない。また、作
業者Mが操縦するときには、荷台3への荷物の積載量
も、操縦性等の関係から自ずと制限される。
【0013】動力運搬車1をトレーラとして使用すると
きは、ホルダー13から係止孔14に挿通されているピ
ンを抜取り、牽引桿12を車体2から前方に長さLだけ
突出させ、ホルダー13と係止孔14にピンを挿通して
牽引桿12を固定し、その先端部の牽引フック15に農
用歩行型2輪トラクタ(耕うん機)、または農用4輪ト
ラクタなどの牽引車のヒッチを連結する。また同時に、
動力運搬車1のベルト伝動系9のテンションクラッチ1
1を切ってその切り状態に維持するか、あるいは変速装
置10を中立位置にしてその状態に維持するようにす
る。そして、荷台3上に荷物を積載し、牽引車に牽引さ
れて圃場内、農道はもとより公道も走行して運搬作業が
行われる。
きは、ホルダー13から係止孔14に挿通されているピ
ンを抜取り、牽引桿12を車体2から前方に長さLだけ
突出させ、ホルダー13と係止孔14にピンを挿通して
牽引桿12を固定し、その先端部の牽引フック15に農
用歩行型2輪トラクタ(耕うん機)、または農用4輪ト
ラクタなどの牽引車のヒッチを連結する。また同時に、
動力運搬車1のベルト伝動系9のテンションクラッチ1
1を切ってその切り状態に維持するか、あるいは変速装
置10を中立位置にしてその状態に維持するようにす
る。そして、荷台3上に荷物を積載し、牽引車に牽引さ
れて圃場内、農道はもとより公道も走行して運搬作業が
行われる。
【0014】この運搬作業時に動力運搬車1は、2輪の
駆動輪4及び2個のキャスタ5をそれぞれ接地させた4
輪トレーラとして使用するか、あるいは、予め固定ピン
21を抜き取ってキャスタ5を使用位置からヒンジ17
を介してほぼ90度折り畳んだ折り畳み位置にし、固定
片18と固定板19の固定孔20,20aを合致させて
固定ピン21を挿通して固定し、駆動輪4のみを接地さ
せた2輪トレーラとして使用するか、を選択することが
できる。このように動力運搬車1をトレーラとして使用
する場合、荷台3上に積載する荷物は、上記のように自
走型として使用する場合に比べより多く積載することが
できる。
駆動輪4及び2個のキャスタ5をそれぞれ接地させた4
輪トレーラとして使用するか、あるいは、予め固定ピン
21を抜き取ってキャスタ5を使用位置からヒンジ17
を介してほぼ90度折り畳んだ折り畳み位置にし、固定
片18と固定板19の固定孔20,20aを合致させて
固定ピン21を挿通して固定し、駆動輪4のみを接地さ
せた2輪トレーラとして使用するか、を選択することが
できる。このように動力運搬車1をトレーラとして使用
する場合、荷台3上に積載する荷物は、上記のように自
走型として使用する場合に比べより多く積載することが
できる。
【0015】牽引車及びトレーラとしての動力運搬車1
が搬送目的場所近くに達して、牽引車に連結された動力
運搬車1の状態のままでは走行できなくなった狭い場所
においては、牽引フック15と牽引車のヒッチとの連結
を解除し、牽引桿12を車体2側に収納して収納位置に
固定する。また、キャスタ5を折り畳み位置に折り畳ん
でいる場合には、使用位置に戻して固定する。そして、
動力運搬車1を自走型の運搬車として走行させ、最終運
搬目的場所まで荷物を運搬する。
が搬送目的場所近くに達して、牽引車に連結された動力
運搬車1の状態のままでは走行できなくなった狭い場所
においては、牽引フック15と牽引車のヒッチとの連結
を解除し、牽引桿12を車体2側に収納して収納位置に
固定する。また、キャスタ5を折り畳み位置に折り畳ん
でいる場合には、使用位置に戻して固定する。そして、
動力運搬車1を自走型の運搬車として走行させ、最終運
搬目的場所まで荷物を運搬する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の動力運搬車
によれば、以下の効果を奏することができる。
によれば、以下の効果を奏することができる。
【0017】.キャスタ5側の車体2の幅方向中央部
下側に、車体2の長さ範囲内にほぼ収納される収納位置
と、車体2から前方に突出する牽引位置とに摺動可能の
牽引桿12を設け、この牽引桿12を突出した状態で牽
引車に連結して動力運搬車1をトレーラとして使用する
ことにより、牽引桿12を車体2から前方に突出させる
だけで歩行型の動力運搬車1をトレーラとして使用し
て、荷物を積んだ状態で公道を走行することができる。
また、動力運搬車1に荷物を積んだ状態で牽引車12と
の連結を解除し、牽引桿12を収納位置にして、そのま
まの状態で運搬作業を行うことができる。従って、例え
ば、圃場内で牽引車に連結された動力運搬車1に積んだ
荷物を、トラック等に積み替えることなく公道を通って
目的地近くまで搬送し、動力運搬車1の連結を解除し
て、荷物を積んだままの状態で牽引車では入れない狭い
通路でも搬送することができる。
下側に、車体2の長さ範囲内にほぼ収納される収納位置
と、車体2から前方に突出する牽引位置とに摺動可能の
牽引桿12を設け、この牽引桿12を突出した状態で牽
引車に連結して動力運搬車1をトレーラとして使用する
ことにより、牽引桿12を車体2から前方に突出させる
だけで歩行型の動力運搬車1をトレーラとして使用し
て、荷物を積んだ状態で公道を走行することができる。
また、動力運搬車1に荷物を積んだ状態で牽引車12と
の連結を解除し、牽引桿12を収納位置にして、そのま
まの状態で運搬作業を行うことができる。従って、例え
ば、圃場内で牽引車に連結された動力運搬車1に積んだ
荷物を、トラック等に積み替えることなく公道を通って
目的地近くまで搬送し、動力運搬車1の連結を解除し
て、荷物を積んだままの状態で牽引車では入れない狭い
通路でも搬送することができる。
【0018】.牽引桿12を車体2から前方に突出し
て牽引車に連結するときは、牽引桿12の摺動により2
輪の駆動輪4のクラッチ11を切り状態に維持するか、
あるいは変速装置10を中立状態に維持するので、牽引
桿12を車体2から前方に引出す動作で自動的に2輪の
駆動輪4のクラッチを切るか、あるいは変速装置10を
中立状態にし、牽引桿を収納するときには自動的に2輪
の駆動輪4のクラッチの切り状態維持を解除するか、あ
るいは変速装置の中立状態維持を解除することが可能と
なる。
て牽引車に連結するときは、牽引桿12の摺動により2
輪の駆動輪4のクラッチ11を切り状態に維持するか、
あるいは変速装置10を中立状態に維持するので、牽引
桿12を車体2から前方に引出す動作で自動的に2輪の
駆動輪4のクラッチを切るか、あるいは変速装置10を
中立状態にし、牽引桿を収納するときには自動的に2輪
の駆動輪4のクラッチの切り状態維持を解除するか、あ
るいは変速装置の中立状態維持を解除することが可能と
なる。
【0019】.キャスタ5を接地しないように折り畳
み可能に構成し、牽引桿12を牽引車に連結したときに
キャスタ5を折り畳んで2輪の駆動輪4のみを接地させ
た状態で動力運搬車1をトレーラとして使用すること
て、歩行型の動力運搬車をトレーラとして抵抗少なく使
用することができる。また、必要に応じてキャスタ5を
容易に使用状態に復帰させることができる。
み可能に構成し、牽引桿12を牽引車に連結したときに
キャスタ5を折り畳んで2輪の駆動輪4のみを接地させ
た状態で動力運搬車1をトレーラとして使用すること
て、歩行型の動力運搬車をトレーラとして抵抗少なく使
用することができる。また、必要に応じてキャスタ5を
容易に使用状態に復帰させることができる。
【図1】(a)は本発明による動力運搬車の全体側面
図、(b)は牽引桿のヒッチ部分の平面図である。
図、(b)は牽引桿のヒッチ部分の平面図である。
【図2】本発明による動力運搬車の正面図である。
【図3】キャスタの側面図である。
【図4】キャスタを折り畳んだ状態の正面図である。
【図5】図3のA矢視図である。
1 動力運搬車 2 車体 3 荷台 4 駆動輪 5 キャスタ 6 操縦ハンドル 7 エンジン支持フレーム 8 エンジン 9 ベルト伝動系 10 変速装置 11 テンションクラッチ 12 牽引桿 13 ホルダー 14 係止孔 15 牽引フック 16 キャスタ支持金具 17 ヒンジ 18 固定片 19 固定板 20,20a 固定孔 21 固定ピン M 作業者 L 牽引桿の突出長さ
Claims (2)
- 【請求項1】 荷台(3)を備える車体(2)の前後方
向一側に左右2輪の駆動輪(4)、他側に1個または2
個のキャスタ(5)を設けると共に、車体(2)の前後
方向一側端に操縦ハンドル(6)を設けて作業者(M)
が歩行しながら操縦可能の動力運搬車(1)において、 上記キャスタ(5)側の車体(2)の幅方向中央部下側
に、車体(2)の長さ範囲内にほぼ収納される収納位置
と、車体(2)から前方に突出する牽引位置とに摺動可
能の牽引桿(12)を設け、この牽引桿(12)を突出
した状態で牽引車に連結して動力運搬車(1)をトレー
ラとして使用すると共に、上記牽引桿(12)を突出し
て牽引車に連結するときは、牽引桿(12)の摺動によ
り2輪の駆動輪(4)のクラッチ(11)を切り状態に
維持するか、あるいは変速装置(10)を中立状態に維
持することを特徴とする動力運搬車。 - 【請求項2】 上記キャスタ(5)を接地しないように
折り畳み可能に構成し、牽引桿(12)を牽引車に連結
したときにキャスタ(5)を折り畳んで2輪の駆動輪
(4)のみを接地させた状態で動力運搬車(1)をトレ
ーラとして使用することを特徴とする請求項1記載の動
力運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108512A JP2700381B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 動力運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108512A JP2700381B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 動力運搬車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315257A JPH07315257A (ja) | 1995-12-05 |
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-
1994
- 1994-05-23 JP JP6108512A patent/JP2700381B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH07315257A (ja) | 1995-12-05 |
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