JP2700151B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents
プレート式熱交換器Info
- Publication number
- JP2700151B2 JP2700151B2 JP63206917A JP20691788A JP2700151B2 JP 2700151 B2 JP2700151 B2 JP 2700151B2 JP 63206917 A JP63206917 A JP 63206917A JP 20691788 A JP20691788 A JP 20691788A JP 2700151 B2 JP2700151 B2 JP 2700151B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heat exchanger
- gasket
- plate heat
- plate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はプレート式熱交換器における熱交換システ
ムに関する。
ムに関する。
従来、プレート式熱交換器では伝熱板間での流体の漏
洩を防ぐため、合成ゴム製のガスケットを使用してシー
ルを行っているが、ガスケットの耐熱温度には限界があ
る。したがって、ガスケットの耐熱温度近くの温度で使
用する場合、ガスケットの劣化を考慮して所定の期間で
ガスケットを交換するようにしている。
洩を防ぐため、合成ゴム製のガスケットを使用してシー
ルを行っているが、ガスケットの耐熱温度には限界があ
る。したがって、ガスケットの耐熱温度近くの温度で使
用する場合、ガスケットの劣化を考慮して所定の期間で
ガスケットを交換するようにしている。
ところで、プレート式熱交換器は、扱う流体の温度変
化が大きい場合、第3図に示すようにいわゆる多パス構
造を採用している。すなわち、図示例の場合、高温側と
低温側の流体が3セクションI、II、IIIで熱交換を行
うような通路構成となっている。このような多パス構造
にあっては、高温側流体がガスケットの耐熱温度近くに
なっているのは第1セクションIだけであって、第2セ
クションII以降では温度が徐々に低くなり、したがって
ガスケットの寿命は比較的長い。
化が大きい場合、第3図に示すようにいわゆる多パス構
造を採用している。すなわち、図示例の場合、高温側と
低温側の流体が3セクションI、II、IIIで熱交換を行
うような通路構成となっている。このような多パス構造
にあっては、高温側流体がガスケットの耐熱温度近くに
なっているのは第1セクションIだけであって、第2セ
クションII以降では温度が徐々に低くなり、したがって
ガスケットの寿命は比較的長い。
しかしながら、第1セクションIのガスケットを交換
する場合でも熱交換器全体を分解しなければならない。
そのため、分解・組立作業に多大の労力を要するばかり
でなく、それだけ長く系を停止させなければならない。
する場合でも熱交換器全体を分解しなければならない。
そのため、分解・組立作業に多大の労力を要するばかり
でなく、それだけ長く系を停止させなければならない。
この発明の主たる目的は、プレート式熱交換器を用い
た熱交換システムにおけるガスケットの交換を容易・迅
速に行えるようにすることである。
た熱交換システムにおけるガスケットの交換を容易・迅
速に行えるようにすることである。
この発明は、高温流体を扱うプレート式熱交換器にお
いて、高温部と低温部を、直列に接続した別々の熱交換
器で構成し、かつ、高温部を、互いに並列に接続した複
数の熱交換器で構成するとともに、高温部を構成する前
記複数の熱交換器をバルブにより選択的に使用可能とす
ることによって課題を解決したものである。
いて、高温部と低温部を、直列に接続した別々の熱交換
器で構成し、かつ、高温部を、互いに並列に接続した複
数の熱交換器で構成するとともに、高温部を構成する前
記複数の熱交換器をバルブにより選択的に使用可能とす
ることによって課題を解決したものである。
高温部と低温部がそれぞれ別々の熱交換器で構成され
るので、ガスケットの交換にあたっては、高温部を構成
する熱交換器のみを分解すればよいことになる。
るので、ガスケットの交換にあたっては、高温部を構成
する熱交換器のみを分解すればよいことになる。
また、互いに並列な熱交換器で高温部を構成しておけ
ば、いずれかの熱交換器のガスケット交換に際しても系
を停止する必要がない。
ば、いずれかの熱交換器のガスケット交換に際しても系
を停止する必要がない。
この発明の一実施例を示す第1図を参照すると、2台
のプレート式熱交換器2、4が直列に接続され、それぞ
れ、第3図に示したプレート式熱交換器の高温部及び低
温部を構成している。すなわち、一方の高温部を構成す
るプレート式熱交換器2は、第3図のプレート式熱交換
器の第1セクションIに相当するガスケット耐熱温度近
くの温度仕様に対応し、他方の低温部を構成するプレー
ト式熱交換器4は、第3図のプレート式熱交換器の第2
セクションII以降に相当する比較的低温の温度仕様に対
応する。図中、実線矢印及び破線矢印はそれぞれ高温流
体及び低温流体の流れを示す。
のプレート式熱交換器2、4が直列に接続され、それぞ
れ、第3図に示したプレート式熱交換器の高温部及び低
温部を構成している。すなわち、一方の高温部を構成す
るプレート式熱交換器2は、第3図のプレート式熱交換
器の第1セクションIに相当するガスケット耐熱温度近
くの温度仕様に対応し、他方の低温部を構成するプレー
ト式熱交換器4は、第3図のプレート式熱交換器の第2
セクションII以降に相当する比較的低温の温度仕様に対
応する。図中、実線矢印及び破線矢印はそれぞれ高温流
体及び低温流体の流れを示す。
このように高温部と低温部を別々の熱交換器2、4で
構成することにより、ガスケットの劣化の激しい高温部
の熱交換器2のみについて、定期的にガスケット交換を
実施すればよいので、分解・組立作業を迅速・容易に行
うことができる。なお、高温部を構成する熱交換器の方
が低温部を構成する熱交換器よりも同等もしくは小さい
のが通常であることから、上記の効果はいっそう助長さ
れる。
構成することにより、ガスケットの劣化の激しい高温部
の熱交換器2のみについて、定期的にガスケット交換を
実施すればよいので、分解・組立作業を迅速・容易に行
うことができる。なお、高温部を構成する熱交換器の方
が低温部を構成する熱交換器よりも同等もしくは小さい
のが通常であることから、上記の効果はいっそう助長さ
れる。
次に第2図を参照すると、第1図における高温部を構
成するプレート式熱交換器2を2台並列に接続した実施
例が示されている。これらのプレート式熱交換器2a、2b
をバルブで切り替えて選択的に使用できるようにしてあ
る。すなわち、一方のプレート式熱交換器2aのガスケッ
ト交換に際しては、バルブ6a、8aを閉じて、このプレー
ト式熱交換器2aの回路接続を開くとともに、バルブ6b、
8bを開いて他方のプレート式熱交換器2bの回路接続を閉
じる。このようにすれば、系を停止することなくガスケ
ットの交換作業を実施することができる。
成するプレート式熱交換器2を2台並列に接続した実施
例が示されている。これらのプレート式熱交換器2a、2b
をバルブで切り替えて選択的に使用できるようにしてあ
る。すなわち、一方のプレート式熱交換器2aのガスケッ
ト交換に際しては、バルブ6a、8aを閉じて、このプレー
ト式熱交換器2aの回路接続を開くとともに、バルブ6b、
8bを開いて他方のプレート式熱交換器2bの回路接続を閉
じる。このようにすれば、系を停止することなくガスケ
ットの交換作業を実施することができる。
また、第1図及び第2図の実施例において高温部を構
成するプレート式熱交換器2、2a、2bとして合成ゴム製
のガスケットを使用しない、例えばスパイラル式、ロウ
付け式等の熱交換器を使用すれば、定期的なメンテナン
ス期間をさらに延ばすことができる。
成するプレート式熱交換器2、2a、2bとして合成ゴム製
のガスケットを使用しない、例えばスパイラル式、ロウ
付け式等の熱交換器を使用すれば、定期的なメンテナン
ス期間をさらに延ばすことができる。
以上説明したように、この発明によれば、高温流体を
扱うプレート式熱交換器において、高温部と低温部をそ
れぞれ別々の熱交換器で構成するため、ガスケットの交
換を劣化の激しい高温部熱交換器についてだけ実施すれ
ばよく、分解・組立作業を能率よく行うことができる。
さらに、高温部を、互いに並列に接続した複数の熱交換
器で構成することにより、ガスケットの交換に際して複
数の熱交換器を選択的に系に接続して、稼動率を低下さ
せることなくガスケットの交換を行うことができる。
扱うプレート式熱交換器において、高温部と低温部をそ
れぞれ別々の熱交換器で構成するため、ガスケットの交
換を劣化の激しい高温部熱交換器についてだけ実施すれ
ばよく、分解・組立作業を能率よく行うことができる。
さらに、高温部を、互いに並列に接続した複数の熱交換
器で構成することにより、ガスケットの交換に際して複
数の熱交換器を選択的に系に接続して、稼動率を低下さ
せることなくガスケットの交換を行うことができる。
第1図はこの発明の実施例を示すプレート式熱交換器の
模式図、 第2図はこの発明の別の実施例を示すプレート式熱交換
器の模式図、及び 第3図は従来の技術を示すプレート式熱交換器の模式図
である。 2、2a、2b:高温部を構成する熱交換器 4:低温部を構成する熱交換器 6a、6b、8a、8b:バルブ
模式図、 第2図はこの発明の別の実施例を示すプレート式熱交換
器の模式図、及び 第3図は従来の技術を示すプレート式熱交換器の模式図
である。 2、2a、2b:高温部を構成する熱交換器 4:低温部を構成する熱交換器 6a、6b、8a、8b:バルブ
Claims (1)
- 【請求項1】高温流体を扱うプレート式熱交換器におい
て、高温部と低温部を、直列に接続した別々の熱交換器
で構成し、かつ、高温部を、互いに並列に接続した複数
の熱交換器で構成するとともに、高温部を構成する前記
複数の熱交換器をバルブにより選択的に使用可能とした
ことを特徴とするプレート式熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63206917A JP2700151B2 (ja) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | プレート式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63206917A JP2700151B2 (ja) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | プレート式熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257897A JPH0257897A (ja) | 1990-02-27 |
JP2700151B2 true JP2700151B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16531221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63206917A Expired - Lifetime JP2700151B2 (ja) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | プレート式熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700151B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4041968A1 (de) * | 1990-12-21 | 1992-06-25 | Inst Heizung Lueftung Und Grun | Latentwaermespeichersystem |
JP6163426B2 (ja) * | 2011-09-14 | 2017-07-12 | 株式会社日阪製作所 | プレート式熱交換器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943705B2 (ja) * | 1976-02-05 | 1984-10-24 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器 |
JPS63161303A (ja) * | 1986-12-22 | 1988-07-05 | 古河電気工業株式会社 | 排ガス用排熱回収装置 |
-
1988
- 1988-08-20 JP JP63206917A patent/JP2700151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0257897A (ja) | 1990-02-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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