JP2700150B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents
プレート式熱交換器Info
- Publication number
- JP2700150B2 JP2700150B2 JP63072819A JP7281988A JP2700150B2 JP 2700150 B2 JP2700150 B2 JP 2700150B2 JP 63072819 A JP63072819 A JP 63072819A JP 7281988 A JP7281988 A JP 7281988A JP 2700150 B2 JP2700150 B2 JP 2700150B2
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- plate
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビルの蓄熱式空調システム等に利用されるプ
レート式熱交換器に関するものである。
レート式熱交換器に関するものである。
従来の技術 ビルの蓄熱式空調システムでは、各階、各室に温熱
（又は冷熱）を運搬するための媒体Ａ、熱源用の温熱
（又は冷熱）源媒体Ｂ、蓄熱槽に蓄えられた蓄熱媒体
Ｃ、の３種類の媒体が用いられている。
（又は冷熱）を運搬するための媒体Ａ、熱源用の温熱
（又は冷熱）源媒体Ｂ、蓄熱槽に蓄えられた蓄熱媒体
Ｃ、の３種類の媒体が用いられている。
通常の運転では、昼間は媒体Ｂ及び又はＣと媒体Ａ
の、また、夜間の蓄熱時には、媒体Ｂと媒体Ｃの熱交換
が行われる。
の、また、夜間の蓄熱時には、媒体Ｂと媒体Ｃの熱交換
が行われる。
上記用途に使用するための、従来のプレート式熱交換
器としては、２媒体用のプレート式熱交換器を使用して
いる。
器としては、２媒体用のプレート式熱交換器を使用して
いる。
発明が解決しようとする課題 上記従来のものでは、２媒体間で熱交換を行うプレー
ト式熱交換器が複数台必要となり、大きな設置スペース
と複雑な配管が要求される。
ト式熱交換器が複数台必要となり、大きな設置スペース
と複雑な配管が要求される。
また、昼間の運転（冷房時）では、媒体Ａを、媒体
Ｂ、Ｃで冷やし、負荷熱量の50％を蓄熱媒体Ｃで賄わせ
るものとし、各媒体の温度変化が等しいとすれば、３媒
体の流量比は、A:B:C＝2:1:1となる。
Ｂ、Ｃで冷やし、負荷熱量の50％を蓄熱媒体Ｃで賄わせ
るものとし、各媒体の温度変化が等しいとすれば、３媒
体の流量比は、A:B:C＝2:1:1となる。
プレート内の各媒体流路が同一形状（同一NTU）であ
れば、圧損比は、概略 A:B:C＝4:1:1 となり、媒体Ａのポンプは、非常に大きなヘッドが要求
される。
れば、圧損比は、概略 A:B:C＝4:1:1 となり、媒体Ａのポンプは、非常に大きなヘッドが要求
される。
また、媒体Ａの圧損ΔPAを下げるとすれば、流路の増
加を必要とし、大型の熱交換器が必要となる。
加を必要とし、大型の熱交換器が必要となる。
さらに、媒体Ｂ、Ｃの流量増加（温度条件変更）は、
設備の大型化につながる。
設備の大型化につながる。
本発明は、従来のプレート式熱交換器の上記問題点に
鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、伝
熱面の凹凸模様の形状、ピッチ、深さを自由に組合せる
ことができ、３種類の媒体を１台で処理でき、かつ、３
媒体の夫々の物性、温度、流量等の条件に最適な流路が
得られるプレート式熱交換器を提供しようとするもので
ある。
鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、伝
熱面の凹凸模様の形状、ピッチ、深さを自由に組合せる
ことができ、３種類の媒体を１台で処理でき、かつ、３
媒体の夫々の物性、温度、流量等の条件に最適な流路が
得られるプレート式熱交換器を提供しようとするもので
ある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明は、３媒体の流入流
出口となる通路孔を６ケ所に有し、かつ、伝熱面の凹凸
模様の形成深さの異なる２種類以上のプレートを適宜組
み合わせて隣接するプレート間に両プレートの伝熱面の
凹凸模様の成形深さの平均値に対応する流路間隙を形成
させるようになしたものである。
出口となる通路孔を６ケ所に有し、かつ、伝熱面の凹凸
模様の形成深さの異なる２種類以上のプレートを適宜組
み合わせて隣接するプレート間に両プレートの伝熱面の
凹凸模様の成形深さの平均値に対応する流路間隙を形成
させるようになしたものである。
作用 伝熱面の凹凸模様の成形深さの異なる２種類以上のプ
レートを適宜組み合わせて隣接するプレート間に両プレ
ートの伝熱面の凹凸模様の成形深さの平均値に対応する
流路間隙を形成させるようになしたから、伝熱面の凹凸
模様の形状、ピッチ、深さを自由に組合せることがで
き、３種類の媒体を１台で処理でき、かつ、３媒体の夫
々の物性、温度、流量等の条件に最適な流路が得られる
プレート式熱交換器を提供できる。
レートを適宜組み合わせて隣接するプレート間に両プレ
ートの伝熱面の凹凸模様の成形深さの平均値に対応する
流路間隙を形成させるようになしたから、伝熱面の凹凸
模様の形状、ピッチ、深さを自由に組合せることがで
き、３種類の媒体を１台で処理でき、かつ、３媒体の夫
々の物性、温度、流量等の条件に最適な流路が得られる
プレート式熱交換器を提供できる。
実施例 第１図は、本発明のプレートの概略平面図を示すもの
で、プレート（１）の上下には、３ヶ所ずつ計６ヶ所に
流入流出口となる通路孔（２）（２′）（３）（３′）
（４）（４′）が形成してある。例えば、Ａ媒体用には
通路孔（２）（２′）が、Ｂ媒体用には通路孔（３）
（３′）が、Ｃ媒体用には通路孔（４）（４′）が使用
されるもので、各媒体の伝熱面流路を夫々独立して形成
するために、枠状ガスケット（６）が使用される。即
ち、３媒体を各媒体毎に独立して、１対の流入流出口と
なる通路孔を含んで、伝熱面（５）を囲繞する枠状ガス
ケットが装着された３種類のプレートが使用される。そ
して、各プレートには、夫々、他の２媒体を素通りさせ
るため、残り、４つの通路孔に環状ガスケットが装着さ
れる。
で、プレート（１）の上下には、３ヶ所ずつ計６ヶ所に
流入流出口となる通路孔（２）（２′）（３）（３′）
（４）（４′）が形成してある。例えば、Ａ媒体用には
通路孔（２）（２′）が、Ｂ媒体用には通路孔（３）
（３′）が、Ｃ媒体用には通路孔（４）（４′）が使用
されるもので、各媒体の伝熱面流路を夫々独立して形成
するために、枠状ガスケット（６）が使用される。即
ち、３媒体を各媒体毎に独立して、１対の流入流出口と
なる通路孔を含んで、伝熱面（５）を囲繞する枠状ガス
ケットが装着された３種類のプレートが使用される。そ
して、各プレートには、夫々、他の２媒体を素通りさせ
るため、残り、４つの通路孔に環状ガスケットが装着さ
れる。
上記３種類のプレートは、順次反復して積層連結する
ことにより、３媒体用プレート式熱交換器を構成するも
ので、３媒体は、対向流、並行流、１パス、複数パスの
任意の組合せで、流通させることが可能である。
ことにより、３媒体用プレート式熱交換器を構成するも
ので、３媒体は、対向流、並行流、１パス、複数パスの
任意の組合せで、流通させることが可能である。
この場合、各媒体の伝熱面（５）は、各媒体に応じて
最適な伝熱性能が得られるよう凹凸模様の成形深さを異
ならせておく。
最適な伝熱性能が得られるよう凹凸模様の成形深さを異
ならせておく。
例えば、伝熱面形状を、ヘリンボーン形状の凹凸波面
とする場合、その波の成形深さを、例えば、2mm、3mm、
4mm、とした３種類のプレート（1a）（1b）（1c）を使
用する。そして、これらを、第２図のように、順次重ね
て３媒体用プレート式熱交換器を構成する。このように
すると、プレート（1a）と（1b）の間の流路の平均間隙
は、2.5mmとなり、プレート（1b）と（1c）の間の流路
の平均間隙は、3.5mmとなり、プレート（1c）と（1a）
の平均間隙は、3mmとなる。
とする場合、その波の成形深さを、例えば、2mm、3mm、
4mm、とした３種類のプレート（1a）（1b）（1c）を使
用する。そして、これらを、第２図のように、順次重ね
て３媒体用プレート式熱交換器を構成する。このように
すると、プレート（1a）と（1b）の間の流路の平均間隙
は、2.5mmとなり、プレート（1b）と（1c）の間の流路
の平均間隙は、3.5mmとなり、プレート（1c）と（1a）
の平均間隙は、3mmとなる。
従って、３種類の異なった物性、条件の媒体に対し、
３種類の異なった流路間隙、即ち、異なった伝熱性能を
得ることができる。故に、３媒体に合せて流路間隙、即
ち、プレートの伝熱面の成形深さの異なったものを用い
ることにより、最適な３媒体用プレート式熱交換器を設
計することができる。
３種類の異なった流路間隙、即ち、異なった伝熱性能を
得ることができる。故に、３媒体に合せて流路間隙、即
ち、プレートの伝熱面の成形深さの異なったものを用い
ることにより、最適な３媒体用プレート式熱交換器を設
計することができる。
尚、使用するプレートは、伝熱面の成形深さが異なる
少なくとも２種類のプレートを交互に使用して、媒体Ａ
に対する媒体Ｂ及びＣの流量比や圧損比等の条件を等し
くすることができ、また、伝熱面の成形深さが異なる３
種類以上のプレートを使用してもよい。
少なくとも２種類のプレートを交互に使用して、媒体Ａ
に対する媒体Ｂ及びＣの流量比や圧損比等の条件を等し
くすることができ、また、伝熱面の成形深さが異なる３
種類以上のプレートを使用してもよい。
発明の効果 本発明によれば、伝熱面の凹凸模様の成形深さの異な
る２種類以上のプレートを適宜組み合わせて隣接するプ
レート間に両プレートの伝熱面の凹凸模様の成形深さの
平均値に対応する流路間隙を形成させるようになしたか
ら、伝熱面の凹凸模様の形状、ピッチ、深さを自由に組
合せることができ、３種類の媒体を１台で処理でき、か
つ、３媒体の夫々の物性、温度、流量等の条件に最適な
流路が得られるプレート式熱交換器を提供できる。
る２種類以上のプレートを適宜組み合わせて隣接するプ
レート間に両プレートの伝熱面の凹凸模様の成形深さの
平均値に対応する流路間隙を形成させるようになしたか
ら、伝熱面の凹凸模様の形状、ピッチ、深さを自由に組
合せることができ、３種類の媒体を１台で処理でき、か
つ、３媒体の夫々の物性、温度、流量等の条件に最適な
流路が得られるプレート式熱交換器を提供できる。
第１図は、本発明のプレート概略平面図、第２図は本発
明の実施例を示す各プレートの積層状態の分解平面図で
ある。 （１）（1a）（1b）（1c）……プレート、 （２）（２′）、（３）（３′）、（４）（４′）……
通路孔、 （５）……伝熱面、（６）……枠状ガスケット。
明の実施例を示す各プレートの積層状態の分解平面図で
ある。 （１）（1a）（1b）（1c）……プレート、 （２）（２′）、（３）（３′）、（４）（４′）……
通路孔、 （５）……伝熱面、（６）……枠状ガスケット。
Claims (1)
- 【請求項１】３媒体の流入流出口となる通路孔を６ケ所
に有し、かつ、伝熱面の凹凸模様の成形深さの異なる２
種類以上のプレートを適宜組み合わせて隣接するプレー
ト間に両プレートの伝熱面の凹凸模様の成形深さの平均
値に対応する流路間隙を形成させるようになしたことを
特徴とするプレート式熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63072819A JP2700150B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | プレート式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63072819A JP2700150B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | プレート式熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01244290A JPH01244290A (ja) | 1989-09-28 |
| JP2700150B2 true JP2700150B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=13500405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63072819A Expired - Lifetime JP2700150B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | プレート式熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2700150B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08101000A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Hisaka Works Ltd | プレート式熱交換器 |
| JP3936088B2 (ja) * | 1998-12-08 | 2007-06-27 | 大阪瓦斯株式会社 | 三流体用プレート式熱交換器、及び、その製造方法 |
| WO2023179313A1 (zh) * | 2022-03-25 | 2023-09-28 | 丹佛斯有限公司 | 板式换热器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5710353B2 (ja) * | 1972-12-21 | 1982-02-25 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP63072819A patent/JP2700150B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01244290A (ja) | 1989-09-28 |
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Legal Events
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