JP2699964B2 - 森林樹木高測定装置 - Google Patents

森林樹木高測定装置

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JP2699964B2 JP7344179A JP34417995A JP2699964B2 JP 2699964 B2 JP2699964 B2 JP 2699964B2 JP 7344179 A JP7344179 A JP 7344179A JP 34417995 A JP34417995 A JP 34417995A JP 2699964 B2 JP2699964 B2 JP 2699964B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機、衛星等の
飛翔体に搭載し、地形の高さ情報(DEM:Digital El
evation Mode) や等高線データを得る干渉合成開口レー
ダ(INSAR)のデータ処理技術を用いて森林樹木の
高さを測定する森林樹木高測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、森林樹木の高さは周知のレーザー
測定器を用いて地上で測定している。この場合、測定す
る樹木の近くに出向き、レーザー測定器を設置して、そ
の測定を行っている。
【0003】このような樹木の高さの測定に関して特開
平4−248307号公報「送電線離隔距離測定用レー
ダ装置」が知られている。この従来例は、送電線と支障
がある木を有する調査地域との間の距離を測定するもの
である。調査地域上空にヘリコプターをホバリングし、
搭載した送電線離隔距離測定用レーダ装置のアンテナか
ら支障木がある調査地域にレーダ波を送信し、その反射
時間差に基づいて樹木を識別し、送電線の任意の導体と
の離隔距離を測定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の公報例では、地上から人手による測定が困難な山
奥等での測定が、ヘリコプターを利用することによって
容易に測定可能であると共に、森林などの広範囲の地域
での測定が容易に出来るものの、ヘリコプターから地上
との間の距離は測定しておらず、その森林樹木の高さが
測定できないという欠点がある。
【0005】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、干渉合成開口レーダ(IN
SAR)の測定技術を用いて森林樹木の高さが正確、容
易かつ確実に測定できる森林樹木高測定装置を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、飛翔体に搭載されて森林樹
木の高さを測定する森林樹木高測定装置にあって、森林
樹木の最上部の葉の部分で反射する短い波長の電波を送
受信アンテナから送信し、かつ、この反射波を送受信ア
ンテナ及び受信アンテナで受信した受信信号の位相差に
基づいて森林樹木の最上部の高さ情報を得る第1の干渉
合成開口レーダ系と、第1の干渉合成開口レーダ系と同
時に森林樹木の最下部の地面で反射する長い波長の電波
を送受信アンテナから送信し、かつ、この反射波を送受
信アンテナ及び受信アンテナで受信した位相差から森林
樹木の最下部の地面の高さ情報を得る第2の干渉合成開
口レーダ系と、第1の干渉合成開口レーダ系で測定した
森林樹木の最上部の高さ情報と、第2の干渉合成開口レ
ーダ系で測定した森林樹木の最下部の地面の高さ情報と
から森林樹木の高さを算出する算出処理手段とを備える
構成としてある。
【0007】請求項2記載の森林樹木高測定装置は、前
記第1及び第2の干渉合成開口レーダ系のそれぞれに、
チャープ波のパルス信号を送出する送信部と、送信部か
らのパルス信号を送出し、又は、反射波の受信信号を出
力するために送受信アンテナの送受信を切り替える切替
部と、送信部からのパルス信号を切替部に送出し、か
つ、受信アンテナで受信した反射波の受信信号を切替部
を通じて送出するためのサーキュレータと、切替部から
の送受信アンテナ及び受信アンテナで受信した受信信号
を処理する受信部と、受信部が出力する二つの受信信号
の位相差から森林樹木の最上部の高さ情報、又は、森林
樹木の最下部の地面の高さ情報を得る高さ情報処理部と
を備える構成としてある。
【0008】請求項3記載の森林樹木高測定装置は、前
記算出処理手段で算出した森林樹木の高さデータを記録
媒体に記録する記録手段と、この記憶媒体に記憶した高
さデータを地図上に表示する地図データ処理手段を備え
る構成としてある。
【0009】請求項4記載の森林樹木高測定装置は、自
己絶対位置を計測する自己絶対位置計測手段を設け、こ
の自己絶対位置計測手段で計測した自己絶対位置データ
を森林樹木の高さデータと併せて記録手段で記憶媒体に
記憶する構成としてある。
【0010】請求項5記載の森林樹木高測定装置は、前
記自己絶対位置計測手段として、全地球方位計測システ
ム、及び/又は、慣性航法システムを用いる構成として
ある。
【0011】このような構成の請求項1,2記載の発明
の森林樹木高測定装置は、航空機、衛星などの飛翔体か
ら測定対象の森林樹木の最上部の葉の部分で反射する短
い波長の電波を送信し、かつ、二つのアンテナで受信し
た受信信号の位相差に基づいて森林樹木の最上部の高さ
情報を得ている。同時に森林樹木の最下部の地面で反射
する長い波長の電波を送信し、かつ、二つのアンテナで
受信した位相差から森林樹木の最下部の地面の高さ情報
を得ると共に、得られた森林樹木の最上部の高さ情報と
森林樹木の最下部の地面の高さ情報とから森林樹木の高
さを算出している。したがって、干渉合成開口レーダ
(INSAR)の測定技術を用いて森林樹木の高さが正
確、容易かつ確実に測定できるようになる。
【0012】請求項3,4,5記載の森林樹木高測定装
置は、測定した森林樹木の高さデータに併せて全地球方
位計測システム(GPS)、慣性航法システム(IN
S)で計測した自己絶対位置データを記憶し、かつ、地
図上に表しているため、森林樹木の高さを測定した際の
絶対位置、すなわち、測定地点の地図上の位置が確実に
判明するようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の森林樹木高測定装
置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明の森林樹木高測定装置の実施形態における構成
を示すブロック図である。図1に示す例は、航空機や衛
星の飛翔体に搭載され、干渉合成開口レーダ(INSA
R)の測定技術を適用して測定対象の地域での森林樹木
の高さを測定するものである。
【0014】森林樹木の最上部の葉の部分までの高さを
測定するために、波長が短い、例えば、Xバンド帯で送
受信を行う短波長干渉合成開口レーダ系Aと、森林樹木
の最下部の地面までの高さを測定するために、Xバンド
帯より波長が長い、例えば、Pバンド帯で送受信を行う
長波長干渉合成開口レーダ系Bを有している。
【0015】短波長干渉合成開口レーダ系Aには、Xバ
ンド帯の送信波WSTを放射し、かつ、放射した送信波W
STが森林樹木の最上部の葉の部分で反射した反射波WSR
を受信する送受信アンテナ1と、この送受信アンテナ1
と異なる高さに配置され、反射波WSRを受信する受信ア
ンテナ2とを有している。
【0016】さらに、長波長干渉合成開口レーダ系Bに
は、Xバンド帯より波長が長い、Pバンド帯の送信波W
LTを放射し、かつ、放射した送信波WLTが森林樹木の最
下部の地面で反射した反射波WLRを受信するための送受
信アンテナ3と、反射波WLRを受信する受信アンテナ4
とが設けられている。
【0017】また、短波長干渉合成開口レーダ系Aにお
ける送受信アンテナ1の送受信を切り替える切替部5
と、長波長干渉合成開口レーダ系Bにおける送受信アン
テナ3の送受信を切り替える切替部6とを有している。
【0018】さらに、短波長干渉合成開口レーダ系Aに
おける送受信アンテナ1及びアンテナ2での反射波WSR
の受信信号を周波数変換、検波などの処理を行って出力
する受信部7と、送信波WSTである線形周波数変調波
(チャープ信号)を送出する送信部8とを有している。
【0019】また、長波長干渉合成開口レーダ系Bにお
ける送受信アンテナ3及び受信アンテナ4からの受信信
号を周波数変換、検波などの処理を行って出力する受信
部9と、送信波WLTのパルス信号を送出する送信部10
と、森林樹木の高さを算出し、かつ、絶対位置データを
取り込んで出力する信号処理部11とを有している。こ
の信号処理部11は、短波長干渉合成開口レーダ系Aで
の森林樹木の最上部の高さ情報を得る高さ情報処理回路
と、長波長干渉合成開口レーダ系Bでの森林樹木の最下
部の地面の高さ情報を得る高さ情報処理回路と、この二
つの高さ情報から森林樹木の高さを算出する算出処理回
路とからなる。
【0020】さらに、信号処理部11で算出した森林樹
木の高さデータ、及び、その絶対位置データを、例え
ば、磁気記録媒体に記憶する記録部12と、地上に設置
され、磁気記録媒体のデータに基づいて、地図上に測定
した森林樹木の高さデータを記入するなどの処理を行う
データ処理装置13と、短波長干渉合成開口レーダ系A
及び長波長干渉合成開口レーダ系Bでの送受信動作など
を制御する運用制御部14とが設けられている。
【0021】さらに、短波長干渉合成開口レーダ系Aに
おける受信アンテナ2が接続され、かつ、送信部8から
のチャープ信号を送出するサーキュレータ15と、長波
長干渉合成開口レーダ系Bにおける受信アンテナ4が接
続され、かつ、送信部10からのチャープ信号を送出す
るサーキュレータ16とが設けられている。さらに、天
空のGPS衛星からのGPS電波Wa,Wb,Wc,W
dを受信するGPSアンテナ20と、このGPSアンテ
ナ20からの受信信号を処理した自己絶対位置(緯度、
経度、高度)データを信号処理部11に出力するGPS
受信機21とを有している。
【0022】次に、この実施形態の動作について説明す
る。短波長干渉合成開口レーダ系Aでは、測定対象領域
の森林樹木の上空から送信部8が出力するXバンド帯の
送信信号をサーキュレータ15、切替部5を通じて送受
信アンテナ1から送信波WSTとして送信する。この送信
波WSTはチャープ波であり、地上などからの反射波と送
信波とが送受信アンテナ1で同時に送受信しないよう
に、そのパルス周波数を決定する。切替部5が送信後に
切り替わって送受信アンテナ1と、サーキュレータ15
を通じた受信アンテナ2からの受信信号が受信部7に入
力される。すなわち、送信波WSTが森林樹木の最上部の
葉の部分で反射した反射波WSRの受信信号が受信部7に
入力される。
【0023】同様に長波長干渉合成開口レーダ系Bで
は、送信部10が出力する波長が長いPバンド帯の送信
信号を、サーキュレータ16、切替部6を通じて送受信
アンテナ3から送信波WLTとして測定対象領域の森林樹
木の上空から送信する。この送信後に切替部6が切り替
わって、送受信アンテナ3、サーキュレータ16を通じ
た受信アンテナ4からの受信信号が受信部9に入力され
る。すなわち、送信波WLTが森林樹木の最下部の地面で
反射した反射波WLRの受信信号が受信部9に入力され
る。
【0024】この場合、短波長干渉合成開口レーダ系A
及び長波長干渉合成開口レーダ系Bでの送信は運用制御
部14の制御で同時に行う。すなわち、同一の測定対象
領域の森林樹木に短い波長の送信波WST及び長い波長の
送信波WLTを同時に送信して、その森林樹木の高さを測
定する。そして、受信部7では反射波WSRの受信信号を
周波数変換、検波などを行って信号処理部11に出力す
る。受信部9も反射波WLRの受信信号を周波数変換、検
波などを行って信号処理部11に出力する。
【0025】また、GPSアンテナ20では、天空の4
個以上のGPS衛星からのGPS電波Wa〜Wdを受信
しており、この受信信号がGPS受信機21に入力され
る。GPS受信機21では、受信信号から自己絶対位置
(緯度、経度、高度)データを算出して信号処理部11
に出力する。信号処理部11では測定対象領域の森林樹
木の高さを算出して GPS受信機21自己絶対位置デ
ータと共に記録部12に送出する。
【0026】図2は干渉合成開口レーダを用いた測定対
象領域(地形や等高線)の高さ情報(DEM)を得る際
の測定原理を説明するための図である。図2において、
送受信アンテナ1(3)から送信波WST(WLT)が、目
標の森林樹木Hに向かって送信されると、この送信波W
ST(WLT)が反射して、高さが異なって配置された送受
信アンテナ1(3)及び受信アンテナ2(4)で同時に
受信される。この場合、二つのアンテナで受信した反射
波WSR(WLR)の受信信号に位相差が生じる。この位相
差φは、測定対象領域Tに対して下記の式1で与えられ
る。
【0027】 φ=2π/λ(L−La) =2π/λ(dx・sinθ−dy・cosθ)…(1) λ:波長 dx,dy:二つのアンテナ間の水平成分、垂直成分の
距離 L,La:二つのアンテナと測定対象領域Tとの間の距
離 θ:オフナディア角
【0028】したがって、測定対象領域Tの位置が変化
すると二つのアンテナ、すなわち、送受信アンテナ1
(3)と受信アンテナ2(4)との測定対象領域Tとの
間の距離L,Laが変化し、この変化に伴って位相差φ
が変化するため、その結果として干渉縞が生じる。ここ
で測定対象領域Tが平面の場合は、飛行方向に対して並
行の縞となるが、測定対象領域Tに起伏が有る場合、曲
線の干渉縞となる。この干渉縞には距離情報と共に高さ
情報が含まれている。この曲線から測定対象領域Tが平
面と仮定した場合の並行な干渉縞を差し引くと測定対象
領域Tの高さ情報のみを含んだ位相差画像が得られるこ
とになる。このような干渉合成開口レーダの測定技術
(データ処理技術)を用いて測定対象領域Tの森林樹木
の高さを算出する。
【0029】図3は森林樹木での送信波WST(WLT)の
反射状態を説明するための図である。図3(a)に示す
ように送受信アンテナ1から放射する波長が短いXバン
ド帯の送信波WSTは最上部の葉の部分で反射し、その反
射波WSRが送受信アンテナ1及び受信アンテナ2で同時
に受信される。また、図3(b)に示すように送受信ア
ンテナ3から放射する波長が長いPバンド帯の送信波W
LTは森林樹木の最下部の地面で反射し、その反射波WLR
が送受信アンテナ3及び受信アンテナ4で同時に受信さ
れる。
【0030】この受信信号の位相差信号が短波長干渉合
成開口レーダ系Aにおける受信部7、及び、長波長干渉
合成開口レーダ系Bにおける受信部9から信号処理部1
1に入力される。信号処理部11では、図2及び(数
1)をもって説明したデータ処理を行って、森林樹木の
最上部の葉の部分と森林樹木の最下部の地面のそれぞれ
の高さを算出する。
【0031】すなわち、短波長干渉合成開口レーダ系A
によって、森林樹木の最上部の葉の部分で反射する波長
が短いXバンドの送信波WSTを送信し、この反射波WSR
から森林樹木の最上部の葉の部分の高さHaを算出す
る。さらに、長波長干渉合成開口レーダ系Bによって、
森林樹木の最下部の地面で反射する波長が長いPバンド
帯の送信波WLTを放射し、かつ、反射波WLRから森林樹
木の最下部の地面の高さHbを算出する。信号処理部1
1で森林樹木の最上部の葉の部分の高さHaから森林樹
木の最下部の地面の高さHbを差し引いて、その森林樹
木の高さを算出する。
【0032】この測定した森林樹木の高さデータと共
に、GPS受信機21からの自己絶対位置データを信号
処理部11が取り込んで記録部12に送出し、ここで記
憶する。この後は、記録部12で記録した磁気記録媒体
を地上のデータ処理装置13で処理する。例えば、地図
上に、測定した森林樹木の高さデータを記入するデータ
処理などを行う。
【0033】なお、この実施形態では自己絶対位置の計
測にGPS受信機21を用いて計測したが、他のシステ
ムを用いても良い。例えば、慣性航法システム(IN
S)などのデータを利用しても良い。
【0034】また、信号処理部11では森林樹木の最上
部及び最下部の地面の高さ情報を得ると共に、森林樹木
の高さを算出するデータ処理を行っているが、短波長及
び長波長干渉合成開口レーダ系A,Bに個別に信号処理
部を設けて、それぞれ森林樹木の最上部及び最下部の地
面の高さ情報を得るようにし、この後、別の信号処理部
で森林樹木の高さを算出するようにしても良い。換言す
れば、二つの干渉合成開口レーダを用い、それぞれ短波
長又は長波長で計測した森林樹木の最上部及び最下部の
地面の高さ情報から画像処理装置などを利用して森林樹
木の高さを算出するようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,3記載の発明の森林樹木高測定装置によれば、飛翔
体から森林樹木に送信した短い波長の電波の反射波を二
つのアンテナで受信した受信信号の位相差に基づいて、
森林樹木の最上部の高さ情報を得ると共に、同時に送信
した長い波長の電波の反射波を二つのアンテナで受信し
た受信信号の位相差に基づいて森林樹木の最下部の地面
の高さ情報を得ている。この二つの情報から森林樹木の
高さを算出しているため、干渉合成開口レーダ(INS
AR)の測定技術を用いて、森林樹木の高さが正確、容
易かつ確実に測定できるようになる。
【0036】請求項3〜5記載の森林樹木高測定装置に
よれば、測定した森林樹木の高さデータに併せて全地球
方位計測システム(GPS)、慣性航法システム(IN
S)で計測した自己絶対位置データを記憶し、かつ、地
図上に表しているため、森林樹木の高さを測定した際の
絶対位置、すなわち、測定地点の地図上の位置が確実に
判明できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の森林樹木高測定装置の実施形態におけ
る構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態にあって干渉合成開口レーダを用いた
測定対象領域の高さ情報を得る際の測定原理の説明のた
めの図である。
【図3】実施形態にあって森林樹木での送信波の反射状
態を説明するための図である。(a)は波長が長い場合
の森林樹木での反射状態を示す図である。(b)は波長
が短い場合の森林樹木での反射状態を示す図である。
【符号の説明】
A 短波長干渉合成開口レーダ系 B 長波長干渉合成開口レーダ系 1,3 送受信アンテナ 2,4 受信アンテナ 5,6 切替部 7,9 受信部 8,10 送信部 11 信号処理部 12 記録部 13 データ処理装置 21 GPS受信機

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛翔体に搭載されて森林樹木の高さを測
    定する森林樹木高測定装置にあって、 前記森林樹木の最上部の葉の部分で反射する短い波長の
    電波を送受信アンテナから送信し、かつ、この反射波を
    前記送受信アンテナ及び受信アンテナで受信した受信信
    号の位相差に基づいて森林樹木の最上部の高さ情報を得
    る第1の干渉合成開口レーダ系と、 前記第1の干渉合成開口レーダ系と同時に森林樹木の最
    下部の地面で反射する長い波長の電波を送受信アンテナ
    から送信し、かつ、この反射波を前記送受信アンテナ及
    び受信アンテナで受信した位相差から森林樹木の最下部
    の地面の高さ情報を得る第2の干渉合成開口レーダ系
    と、 前記第1の干渉合成開口レーダ系で測定した森林樹木の
    最上部の高さ情報と、第2の干渉合成開口レーダ系で測
    定した森林樹木の最下部の地面の高さ情報とから森林樹
    木の高さを算出する算出処理手段と、 を備えることを特徴とする森林樹木高測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の干渉合成開口レーダ
    系のそれぞれに、 チャープ波のパルス信号を送出する送信部と、 前記送信部からのパルス信号を送出し、又は、反射波の
    受信信号を出力するために送受信アンテナの送受信を切
    り替える切替部と、 前記送信部からのパルス信号を前記切替部に送出し、か
    つ、受信アンテナで受信した反射波の受信信号を前記切
    替部を通じて送出するためのサーキュレータと、前記切
    替部からの送受信アンテナ及び受信アンテナで受信した
    受信信号を処理する受信部と、 前記受信部が出力する二つの受信信号の位相差から森林
    樹木の最上部の高さ情報、又は、森林樹木の最下部の地
    面の高さ情報を得る高さ情報処理部と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の森林樹木高測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記算出処理手段で算出した森林樹木の
    高さデータを記録媒体に記録する記録手段と、 前記記憶媒体に記憶した高さデータを地図上に表示する
    地図データ処理手段と、を備えることを特徴とする請求
    項1記載の森林樹木高測定装置。
  4. 【請求項4】 自己絶対位置を計測する自己絶対位置計
    測手段を設け、この自己絶対位置計測手段で計測した自
    己絶対位置データを森林樹木の高さデータと併せて記録
    手段で記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項3記
    載の森林樹木高測定装置。
  5. 【請求項5】 前記自己絶対位置計測手段として、全地
    球方位計測システム、及び/又は、慣性航法システムを
    用いることを特徴とする請求項4記載の森林樹木高測定
    装置。
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古澤洋治、岡本謙一、増子治、「人工衛星による マイクロ波リモートセンシング」、電子通信学会、昭和61年3月20日初版発行、P.136〜P.148

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JPH09184880A (ja) 1997-07-15

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