JP2699645C - - Google Patents

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JP2699645C
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ビデオ・カメラや電子スチル・カメラのような、電子撮像手段を具
備するカメラにおける自動焦点調節装置に関する。 [従来の技術] 電子撮像手段を具備するカメラでは、電子撮像手段の出力から得られる画像信
号のコントラスト(又は高周波成分)を検出し、当該コントラストが最大になる
ように撮影レンズのフォーカシング・レンズ又は撮像手段を位置調節する焦点調
節方式が知られている。この方式では、フォーカシング・レンズ(又は撮像手段
) を一方向に微小距離移動させながら移動前後のコントラストを比較し、コントラ
スト値が減少に転じた位置又はその直前位置にフォーカシング・レンズを停止さ
せるものである。 [発明が解決しようとする課題] この従来方式は、基本的にループ制御であるので、追従速度が、場合によって
は1〜2秒程度になって、遅いという欠点がある。これは、電子スチル・カメラ
ではレリーズ・タイム・ラグとなり、重大な問題になっている。 そこで本発明は、より早く合焦点を検出できる自動焦点調節装置を提示するこ
とを目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明に係る自動焦点調節装置は、撮影光学系と、 前記撮影光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像
手段の出力信号中より画像の尖鋭度の情報を検出する尖鋭度検出手段と、前記尖
鋭度検出手段より出力された尖鋭度のピーク値を検出するピーク検出手段と、前
記撮影光学系による前記撮像手段への結像状態をその移動範囲全域にわたって
続的に変化させながら、所定の周期で前記ピーク検出手段の出力を検出し、前記
撮像光学系の移動中における前記ピーク検出手段の出力の最大値(VF)とその
最大値の前後にそれぞれ検出された前記ピーク検出手段の出力(VA,VB)と
の差分の比(VF−VA)/(VF−VB)と、前期ピーク検出手段の出力(V
A,VB)にそれぞれ対応する前記撮影光学系の位置情報と合焦結像位置との差
分(DAF,DBF)の比(DAF/DBF)とが、DAF/DBF=(VF−VA)/(V
F−VB)の関係となることに基づいて、前記合焦結像位置を演算し、前記撮影
光学系を前記合焦結像位置へと制御する制御手段とを備えることを特徴とする。 [作用] 上記手段により、結像状態を変更しながら尖鋭度を検出でき、短時間に合焦点
を検出できる。尖鋭度検出手段の出力の各画面でのピークは、合焦点と関係があ
る。最大ピーク点及びその前後の画面のピーク点との演算により、精度よく合焦
点を決定できる。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 第1図は本発明の一実施例の構成ブロック図を示す。10は光学像を電気信号
に変換するCCD式撮像素子であり、内部は、第2図に示すように、フォトダイ
オード12、フォトダイオード12の電荷を垂直転送する垂直シフト・レジスタ
、垂直シフト・レジスタ14からの電荷信号を水平転送する水平シフト・レジス
タ、及び水平シフト・レジスタ16の出力を増幅する出力アンプ18からなる。 19は撮像素子10を駆動する駆動回路、20は駆動回路19に所定のタイミ
ングでタイミング信号を供給するタイミング信号発生回路、22は撮像素子10
(具体的には出力アンプ18)から出力される撮像信号を輝度信号及び2つの色
信号に変換する映像信号処理回路、24は映像信号処理回路22の輝度信号出力
から尖鋭度(即ち、コントラスト)を検出する尖鋭度検出回路、26は被写体光
量を測定する測光回路、28は撮影レンズ、28aはフォーカシング・レンズ、
30はフォーカシング・レンズ28aを光軸方向に送ると共に、フォーカシング
・レンズ28aの移動量を検出するレンズ送り及び位置検出装置、32は、レン
ズ送り及び位置検出回路30のモータを駆動するレンズ駆動回路、34は全体を
制御するシステム制御回路、36は絞り、38は絞り36を駆動する絞り駆動回
路である。 CCD撮像素子10の動作を簡単に説明する。フォトダイオード12の電荷の
蓄積及び読み出し方法には、フレーム蓄積モードとフィールド蓄積モードの2つ
の方法が知られている。フレーム蓄積モードでは先ず、第1フィールドで奇数列
のフォトダイオード12の電荷を垂直シフト・レジスタ14に読み出し、水平シ
フト・レジスタ16に1水平ライン毎に転送し、水平シフト・レジスタ16で水
平転送する方法である。このとき、出力アンプ18からは、奇数列の水平ライン
の光電変換信号が出力される。第2フィールドでは、偶数列のフォトダイオード
12の電荷が垂直シフト・レジスタ14に読み出され、水平シフト・レジスタ1
6及び出力アンプ18を介して出力される。このように、フレーム蓄積モードで
は、垂直方向に隣接するフォトダイオードの読み出しが交互に行なわれるので、
各フォトダイオード12の蓄積時間は1フレーム、即ち2フィールドとなり、第
1フィールドの出力と第2フィールドの出力とでは、蓄積タイミングが1フィー ルドずれることになる。 フィールド蓄積モードでは、第1列の第2列、第3列と第4列というように、
隣接する2列のフォトダイオド12の電荷を垂直シフト・レジスタ14内で加
算し、その加算結果を水平シフト・レジスタ16に転送し、水平転送して出力ア
ンプ18から出力する。第2フィールドでは、第2列と第3列、第4列と第5列
というように第1フィールドとは異なる組み合わせで隣接する2列のフォトダイ
ード12の電荷を加算し、出力する。このモードでは、各フィールドのフォトダ
イオード12の蓄積時間は、第1フィールドと第2フィールドとでは重複しない
。 レンズ送り及び位置検出装置30は例えば、レンズ駆動回路32により駆動さ
れるモータ、当該モータの回転を減速し、且つ回転運動をフォーカシング・レン
ズ28aの直線運動に変換する歯車機構、及び、当該歯車機構の一歯車の回転を
検出する回転検出機構からなる。回転検出機構としては例えば、フォトインタラ
プタと、フォトインタラプタの発光素子と受光素子の間に配置され、回転により
当該発光素子から当該受光素子への光を断続的に遮断するパルス板とからなる構
成がある。勿論、パルス・モータを使用するなど、その他の構成も本実施例で利
用できることはいうまでもない。 尖鋭度検出回路24は、例えば第3図に示すように、ハイパス・フィルタ(H
PF)24aと、HPF24aの出力信号のピークを検出するピーク検出回路2
4bとからなる。 第4図及び第5図は標準的なケース(被写体距離)に対する本実施例の制御シ
ーケンスのタイミング・チャートを示す。第4図は、合焦点Fを検出する制御シ
ーケンス、第5図は本露光の制御シーケンスを示す。この例では、撮像素子10
をフレーム蓄積モードで動作させており、第4図及び第5図の(c)は奇数列の
フォトダイオード12の電荷の垂直シフト・レジスタ14への読み出しパルス、
同(d)は偶数列の電荷読み出しパルス同(e)は垂直シフト・レジスタ14に
印加される垂直転送パルス、同(f)は水平シフト・レジスタ16に印加される
水平転送パルス、同(g)は映像信号処理回路22から出力される輝度信号、同
(h)は尖鋭度検出回路24から出力される尖鋭度検出信号、同(i)はレンズ
送り及び位置検出装置30からのレンズ位置検出パルスである。 先ず第4図において、t1〜t6の間にレンズ駆動回路32からレンズ送り及
び位置検出装置30に第4図(b)に示す駆動電流を供給し、フォーカシング・
レンズ28aを至近距離位置から無限遠距離位置に向けて移動させる。これに先
立ち、システム制御回路34は、測光回路26から得られる被写体光量情報に基
づき最適絞り値を決定し、絞り駆動回路38により絞り36の開口度をセットす
る。 奇数列読み出しパルス(第4図(c))及び偶数列読み出しパルス(第4図(d))に
より、奇数列の読み出し及び偶数列の読み出しが交互に読み出され、読み出され
た電荷信号は、垂直転送パルス(第4図(e))により垂直シフト・レジスタ1
4を垂直転送され、水平転送パルス(第4図(f))により水平シフト・レジス
タ16を水平転送され、出力アンプ18から出力される。 1フィールドの読み出しの間でもフォーカシング・レンズ28aは移動してい
るので、映像信号処理回路22から出力される輝度信号は、各水平ライン単位で
、フォーカシング・レンズ28aが合焦点Fに近付くに従いシャープになり、合
焦点から離れるに従いぼやけてくる。即ち、尖鋭度検出回路24から出力される
尖鋭度検出信号は、合焦点Fを電荷蓄積期間の中心とするフィールド(及びその
水平ライン)でピーク値を持つ。図示例では、t2〜t4を蓄積期間とするフィ
ールド信号(t4〜t5)で、尖鋭度検出信号の最大値VFが得られる。またこ
の前後のフィールドからは、レンズ位置A点を蓄積期間の中心とするフィールド
の尖鋭度検出信号(ピーク値VA)と、レンズ位置B点を蓄積期間の中心とする
フィールドの尖鋭度検出信号(ピーク値VB)が得られる。 システム制御回路34は、ピーク値VA,VF,VBと、レンズ位置検出パル
ス(第4図(i))とから最適合焦点Fを演算により求める。即ち、A点とF点
の距離をDAF、F点とB点の距離をDBFとすると、 DAF/DBF=(VF−VA)/(VF−VB) が成立する。DAF,DBFが小さければ、誤差は非常に小さい。A点とB点の位置
は、レンズ位置検出パルスをカウントすることにより精確に知ることができ、従
って、F点に相当するパルス数、即ち最適合焦点Fの位置を、上記式から精確に
知ることができる。 このように、最適合焦点Fを検出できたら、レンズ28aをF点に移動させて
、本露光を行なう。第5図において、時刻t11からフォーカシング・レンズ2
8aを無限遠距離から至近距離方向に移動開始し、レンズ位置検出パルスのカウ
ント数がF点に相当する値になった時点(t13)でレンズ28aを停止する。
そして、第1フィールド及び第2フィールドの読み出しを行なう。t14〜T1
5に第1フィールドの静止画映像信号が得られ、t15〜t16に第2フィール
ドの静止画映像信号が得られる。 第6図及び第7図は、撮像素子10をフィールド蓄積モードで同させたときの
制御シーケンスのタイミング図を示す。このモードでは、前述したように、各フ
ィールドの蓄積期間は隣接するフィールドとは重複しない1フィールド時間であ
り、尖鋭度検出信号の最大値VFの得られるのは、合焦点Fを蓄積期間の中に含
むフィールドである。第4図の場合と同様に、VA、VF及びVBから合焦点F
を求める。フィールド蓄積モードでは、蓄積時間が各フィールドで重複しないの
で、合焦点Fを精度よく求めることができる。第7図に示すように、このように
求めた合焦点Fにレンズ28aを移動し、第1フィールド及び第2フィールドの
読み出しを行なう。 第8図は第1図の変更例の構成ブロック図を示す。この例では、映像信号処理
回路22から出力される輝度信号を可変利得アンプ36により増幅して尖鋭度検
出回路24に印加している。高精度の自動焦点調節を行なうには、絞り36が開
放されている方が好ましいので、合焦点Fの検出動作中は、可変利得アンプ36
の利得を大きくし、且つ絞り36を開放側にセットする。 また、電子撮像素子には、電荷蓄積時間を電気的に制御できる所謂電子シャッ
タ機能を具備するものがあり、この電子シャッタ機能を併用すれば、どのような
被写体条件したでも、絞り36を開放側に近くすることができ、高精度の自動焦
点調節が可能になる。 焦点調節は撮影画面の中央の被写体により行なうのが普通である。従って、第
9図に示すように、映像信号処理回路22から出力される輝度信号から、画面中
央部分の信号を抜き出すゲート回路42を設け、当該ゲート42による画面中央
部の輝度信号を尖鋭度検出回路24に供給するようにしてもよい。そのためのタ イミング信号は、タイミング信号発生回路20から供給される。勿論、本露光の
際には、システム制御回路34は、ゲート回路40を映像信号処理回路22から
出力される輝度信号の全てを通過させるように制御する。 CCD式の撮像素子を例に説明したが、本発明は、連続して撮像信号を出力で
きるその他の形式の撮像素子を使用するケースにも適用できる。 フォーカシング・レンズ28aの移動により撮像素子10の撮像面上の結像状
態を変更するカメラを例に説明したが、勿論、撮像素子10を光軸方向に移動さ
せるカメラにも本発明を適用できる。 [発明の効果] 以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれば、撮影光学系を精度
よく且つ短時間に合焦状態に調節できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の構成ブロック図、第2図は撮像素子10の具体的
回路構成図、第3図は尖鋭度検出回路24の回路構成例、第4図及び第5図はフ
レーム蓄積モードにおける制御シーケンスのタイミング図、第6図及び第7図は
フィールド蓄積モードにおける制御シーケンスのタイミング図、第8図及び第9
図は変更実施例の構成ブロック図である。 10:撮像素子 12:フォトダイオード 14:垂直シフト・レジスタ 16
:水平シフト・レジスタ 18:出力アンプ 19:駆動回路 20:タイミン
グ信号発生回路 22:映像信号処理回路 24:尖鋭度検出回路 24a:ハ
イパス・フィルタ 24b:ピーク検出回路 26:測光回路 28:撮影レン
ズ 28a:フォーカシング・レンズ 30:レンズ送り及び位置検出装置 3
2:レンズ駆動回路 34:システム制御回路 36:絞り 38:絞り駆動回
路 40:可変利得アンプ 42:ゲート回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 撮影光学系と、 前記撮影光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段の出力信号中より画像の尖鋭度の情報を検出する尖鋭度検出手段
    と、 前記尖鋭度検出手段より出力された尖鋭度のピーク値を検出するピーク検出手
    段と、 前記撮影光学系による前記撮像手段への結像状態をその移動範囲全域にわたっ
    連続的に変化させながら、所定の周期で前記ピーク検出手段の出力を検出し、
    前記撮像光学系の移動中における前記ピーク検出手段の出力の最大値(VF)と
    その最大値の前後にそれぞれ検出された前記ピーク検出手段の出力(VA,VB
    )との差分の比(VF−VA)/(VF−VB)と、前期ピーク検出手段の出力
    (VA,VB)にそれぞれ対応する前記撮影光学系の位置情報と合焦結像位置と
    の差分(DAF,DBF)の比(DAF/DBF)とが、DAF/DBF=(VF−VA)/
    (VF−VB)の関係となることに基づいて、前記合焦結像位置を演算し、前記
    撮影光学系を前記合焦結像位置へと制御する制御手段 とを備えることを特徴とする自動焦点調節装置。

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