JP2698468B2 - スクラブ洗顔料 - Google Patents
スクラブ洗顔料Info
- Publication number
- JP2698468B2 JP2698468B2 JP2193031A JP19303190A JP2698468B2 JP 2698468 B2 JP2698468 B2 JP 2698468B2 JP 2193031 A JP2193031 A JP 2193031A JP 19303190 A JP19303190 A JP 19303190A JP 2698468 B2 JP2698468 B2 JP 2698468B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- face wash
- scrub
- honokiol
- scrub face
- magnolol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は単に物理的に汚れを落すのみでなく、抗菌性
や美白作用もあるスクラブ洗顔料に関する。
や美白作用もあるスクラブ洗顔料に関する。
スクラブ剤として汎用されている原料はシリカビー
ズ、セルロースビーズ、アンズの内果皮、アーモンドの
実、ホリエチレン末等が利用されている。しかしながら
いずれも物理的に汚れを落とすのみでその他の作用はほ
とんどない。
ズ、セルロースビーズ、アンズの内果皮、アーモンドの
実、ホリエチレン末等が利用されている。しかしながら
いずれも物理的に汚れを落とすのみでその他の作用はほ
とんどない。
特公平1−46486号公報には、コンキオリンパウダー
を利用したPH緩衝作用が記載されているが、それだけで
ある。
を利用したPH緩衝作用が記載されているが、それだけで
ある。
一方、厚朴は、モクレン科ホオノキ属の朴の木の樹皮
の乾燥物である。この厚朴は局方記載の生薬で鎮静、筋
弛緩、抗けいれん、脊髄反射抑制作用等があり、特に、
これに含まれる有効成分であるマグノロール、ホオノキ
オールは中枢性筋弛緩作用が報告され、腰痛、かぜ等の
病状に用いられている。
の乾燥物である。この厚朴は局方記載の生薬で鎮静、筋
弛緩、抗けいれん、脊髄反射抑制作用等があり、特に、
これに含まれる有効成分であるマグノロール、ホオノキ
オールは中枢性筋弛緩作用が報告され、腰痛、かぜ等の
病状に用いられている。
しかし化粧料として用いられた記録は見当らない。
スクラブ剤の効果として、物理的な汚れ落しのほか
に、化粧品に必要な効果が付加されることがより望まし
いことは当然である。
に、化粧品に必要な効果が付加されることがより望まし
いことは当然である。
本発明の目的は物理的に汚れを落すのみでなく、抗菌
性や美白作用もあり、しかも皮膚に使用して長期的に安
全が保証されるスクラブ洗顔料を提供することである。
性や美白作用もあり、しかも皮膚に使用して長期的に安
全が保証されるスクラブ洗顔料を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、古くから用いられてきた各種植物を検
討した結果、朴の木の樹皮に含まれるマグノロール、ホ
オノキオールにニキビに関係する菌を抑制する作用があ
ることがわかった。
討した結果、朴の木の樹皮に含まれるマグノロール、ホ
オノキオールにニキビに関係する菌を抑制する作用があ
ることがわかった。
さらに朴の木の樹皮に含まれるマグノロール、ホオノ
キオールにチロシナーゼ活性阻害があることがわかっ
た。
キオールにチロシナーゼ活性阻害があることがわかっ
た。
そこで、これを単に化粧料として用いる方法もある
が、厚朴としての形状を活かし、スクラブ剤として使用
できることを知見した。
が、厚朴としての形状を活かし、スクラブ剤として使用
できることを知見した。
即ち本発明は厚朴の細片を配合したスクラブ洗顔料で
ある。
ある。
厚朴即ち朴の木の樹皮の乾燥物をスクラブ剤として適
度な大きさ例えば0.1〜1mmに細断して利用するが、一旦
微粉末にしてから樹脂等で必要な大きさにしてもよい。
度な大きさ例えば0.1〜1mmに細断して利用するが、一旦
微粉末にしてから樹脂等で必要な大きさにしてもよい。
厚朴はスクラブ剤として最適な硬さをもち、本来のス
クラブ効果も勿論発揮するが、緩和な殺菌作用と美白作
用をも有する。
クラブ効果も勿論発揮するが、緩和な殺菌作用と美白作
用をも有する。
またスクラブ洗顔料で洗顔したあと、マグノロール、
ホオノキオール、厚朴のメタノール、エタノール、アセ
トン、エーテル等の溶剤の少なくとも1種による抽出物
の1種以上を配合した化粧料を利用することによって、
その効果は大きくなり、ニキビのみならず広く用いるこ
とができる。
ホオノキオール、厚朴のメタノール、エタノール、アセ
トン、エーテル等の溶剤の少なくとも1種による抽出物
の1種以上を配合した化粧料を利用することによって、
その効果は大きくなり、ニキビのみならず広く用いるこ
とができる。
参考に、マグノロール、ホオノキオールについて抗菌
性は以下の通りであり、厚朴にはマグノロールが0.5〜
5.0重量%、ホオノキオールが0.1〜1.0重量%含まれて
いる。
性は以下の通りであり、厚朴にはマグノロールが0.5〜
5.0重量%、ホオノキオールが0.1〜1.0重量%含まれて
いる。
マグノロールとホオノキオールの構造は マグノロール、ホオノキオールについて、最小発育阻止
濃度(MIC)(ppm)を測定した。
濃度(MIC)(ppm)を測定した。
方法としては液体培養法を用い、検体が分散状態のも
のは培養時、振とうを加えた。結果を第1表に示す。
のは培養時、振とうを加えた。結果を第1表に示す。
毛嚢内細菌、スタフィロコッカス、オウレウス及びプ
ロピロニバクテリウムアクネスに対して、優れた抗菌性
を示す。
ロピロニバクテリウムアクネスに対して、優れた抗菌性
を示す。
また、マグノロール、ホオノキオールのチロシナーゼ
活性阻害は 〔試験方法〕 Mcllvalne緩衝液0.9ml、1.66mM Tyrosine溶液1.0ml、
試料溶液1.0mlをスクリューバイアルにとり37℃恒温水
槽中で5分以上加温した。チロシナーゼ溶液(Sigma社
製、マッシュルーム由来、914units/ml)0.1mlを加え、
37℃恒温水槽中で保温し、10分後に475nmで吸光度を測
定した。又、対照として上記試料溶液のかわりに純水を
加え同様に測定した。
活性阻害は 〔試験方法〕 Mcllvalne緩衝液0.9ml、1.66mM Tyrosine溶液1.0ml、
試料溶液1.0mlをスクリューバイアルにとり37℃恒温水
槽中で5分以上加温した。チロシナーゼ溶液(Sigma社
製、マッシュルーム由来、914units/ml)0.1mlを加え、
37℃恒温水槽中で保温し、10分後に475nmで吸光度を測
定した。又、対照として上記試料溶液のかわりに純水を
加え同様に測定した。
Tyrosinase活性阻害率(%) ={B−(A−P)}/B×100 A:試験検体の吸光度 B:対照の吸光度 P:試験検体の着色による吸光度(3倍希釈) 結果を第2表に示す。ただし最終濃度はこの表の濃度の
1/3である。
1/3である。
〔実施例〕 以下に実施例により、本発明を更に具体的に説明する
が、本発明は、この実施例により何等限定されるもので
はない。
が、本発明は、この実施例により何等限定されるもので
はない。
(スクラブ洗顔料処方) 硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム20.0重量% ラウリルリン酸ナトリウム 30.0重量% ジステアリン酸エチレングリコール 1.0重量% グリセリン 30.0重量% 防腐剤 0.3重量% 精製水 16.7重量% 厚朴細片 2.0重量% 官能検査 女性18名、男性10名に対して、2ヶ月間使用し、アン
ケートを取った。(ニキビがある人) 評価は5段階評価で、以下のように記載してもらっ
た。
ケートを取った。(ニキビがある人) 評価は5段階評価で、以下のように記載してもらっ
た。
+5 実施例の方が非常によい。
+4 実施例の方がかなりよい。
+3 実施例の方がよい。
+2 実施例の方がややよい。
+1 実施例の方が若干よい。
0 差がない。
−1 比較例の方が若干よい。
−2 比較例の方がややよい。
−3 比較例の方がよい。
−4 比較例の方がかなりよい。
−5 比較例の方が非常によい。
比較例は厚朴細片を除いたもので行った。
この合計を第3表に示すと、 〔発明の効果〕 実施例に示したように厚朴細片を入れたスクラブ洗顔
料を用いると汚れおち、サッパリ感以外にニキビ、美白
に有効であることがわかった。
料を用いると汚れおち、サッパリ感以外にニキビ、美白
に有効であることがわかった。
Claims (1)
- 【請求項1】厚朴の細片を配合したスクラブ洗顔料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2193031A JP2698468B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | スクラブ洗顔料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2193031A JP2698468B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | スクラブ洗顔料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0482816A JPH0482816A (ja) | 1992-03-16 |
JP2698468B2 true JP2698468B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16301019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2193031A Expired - Fee Related JP2698468B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | スクラブ洗顔料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698468B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3517274B2 (ja) * | 1994-05-20 | 2004-04-12 | 株式会社ナリス化粧品 | 皮膚組成物 |
EP2144673A2 (en) | 2007-04-19 | 2010-01-20 | Mary Kay, Inc. | Magnolia extract containing compositions |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP2193031A patent/JP2698468B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0482816A (ja) | 1992-03-16 |
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Legal Events
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