JP2696540B2 - カントリーエレベーターやライスセンターにおける荷受装置 - Google Patents

カントリーエレベーターやライスセンターにおける荷受装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はカントリーエレベーター(米麦等大規模乾
燥調製貯蔵施設)やライスセンター(米麦等共同乾燥調
製施設)に係り、特に、農家等が持ち込む高水分の米麦
を受け付けるカントリーエレベーターやライスセンター
における荷受装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のカントリーエレベーターやライスセンターの荷
受装置を第5,6図に基づいて説明する。深さ2m程度のピ
ットP1内に張込みホッパー101,102を埋設するととも
に、張込みホッパー101,102の底部には横送りコンベ
ア、例えばベルトコンベア103を横設し、このベルトコ
ンベア103の吐出部は、深さ3m程度のピットP2内に緩傾
斜して設けたベルトコンベア104に連絡する。ベルトコ
ンベア104はバケットエレベーター105に連絡し、バケッ
トエレベーター105は粗選機106及びその下方に設けた計
量機107に連絡してある。そして、計量機107は、前記ピ
ットP2よりも更に深いピットP3内に立設したバケットエ
レベーター108を介して、荷受タンク109〜112上に載設
した固定ベルトコンベア113及び移動ベルトコンベア114
からなる分配装置に連絡される。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような荷受装置において、大能力の漏斗状の供給
ホッパーを埋設するためには、かなり広範囲にわたって
ピットを形成しなければならず、このような供給ホッパ
ーを多数並設するためには広大な敷地を要し、搬送経路
にはこのピットよりも更に深いピットを要求される。そ
の上、ピット内には水が漏出する問題があり、鉄製の供
給ホッパーが漏れ出た水によって腐蝕(しょく)した
り、深いピット内での気温差による結露現象を生じたり
する不具合があった。
本発明は前記の問題点にかんがみ、大規模なピットを
不要としたカントリーエレベーターやライスセンターに
おける荷受装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本発明のカントリーエレベ
ーターやライスセンターにおける荷受装置にあっては、
持ち込まれた穀物を投入するホッパー、粗選機、計量機
及び荷受タンクを順次連設してなる荷受装置を備えたカ
ントリーエレベーター等において、 イ.前記粗選機側へ連絡する横送りコンベアを、そのコ
ンベアケース上面に形成した供給部がほぼ床面と同一面
となるよう埋設する。
ロ.この供給部には前記ホッパーを装着する。
ハ.このホッパーは前記供給部を中心として二分割し、
少くとも一方を床面上に倒伏可能となす。
という技術的手段を講じたものである。
そして、上記ホッパーには巻上げ装置を連結すると効
果的である。
〔作用及び効果〕
農家が持ち込む籾(もみ)等の穀物は、横送りコンベ
アの供給部を中心に二分割して解放状態にあるホッパー
及び供給部上に放出された後、この分割状のホッパー
を、前記供給部を中心に回動して漏斗状のホッパーに復
元する過程において供給部内に流入され、後工程の粗選
機及び計量機を経て荷受タンク内に一時貯留される。
このように、ほぼ床面と同じ高さに分割・解放された
ホッパー及び供給部上に穀物を放出した後、ホッパーを
漏斗状に回動するように形成したので、供給部を床面と
ほぼ同じ高さ位置とすることができ、従来のような大き
く深いピットは不要となり、供給部は小さくても、供給
部付近に放出された穀物は、ホッパーを回動して復元す
る際に、各ホッパー内壁面を滑流して残らず供給部内に
流入することができる。また、従来のピット型の張込み
ホッパーに比べ、水漏れ、結露による事故がなく、深い
ピット内での危険な補修工事等も一掃できる。
そして、ホッパーに連結した巻上げ装置によってホッ
パー回動を行うと、多量に放出された穀物であっても人
手を要することなく供給部への投入が行える。
なお、本発明でいう床面とは必ずしも平たん面だけを
いうのではなく、カントリーエレベーター等で通常みら
れる凸凹面も含むものであり、要するに、はしご等を使
用しなければならない程度の高低差のある凸凹面を除い
た面をすべて床面という。
〔発明の実施例〕
本発明の好適な一実施例を図面に基づいて説明する。
第1〜4図において、横送りコンベアとしてのベルトコ
ンベア1の供給部2A,2Bが床面FLとほぼ同一高さ位置と
なるように、ベルトコンベア1は床面FLからわずかに低
位置に掘り下げたピットP1内に埋設される。すなわち、
ベルトコンベア1のコンベアケース1aの上面には供給部
2A,2Bを形成するため、搬送方向に細長い長方形の供給
窓3A,3Bを床面FLに臨ませて開口し、これらの供給窓3A,
3Bには搬送方向に適宜な間隔を置いて山形状の規制板4
を多数設けるとともに、この規制板4の下端縁に当接し
て前記搬送方向に摺(しゅう)動可能なシャッター板5
を各々設ける。シャッター板5には前記規制板4と同ピ
ッチであり、かつ、ほぼ各規制板4の間隔と同じ幅のス
リット6を多数形成する。そして、シャッター板5を摺
動させるため、その下端をシャッター板5の一端部と係
着したレバー7を、供給窓3A,3Bの長手方向両端部に立
設する固定板8の一方に突設した支点台9に枢着する。
また、床面FLにはレバー7をシャッター板5と接続する
ための開口10が設けてある。
供給部2A,2Bにはベルトコンベア1を挾む方向に分割
可能なホッパー11を装着する。すなわち、本実施例にお
いては、ホッパー11を非対称的に大きい方のホッパー11
aと小さい方のホッパー11bとに二分割し、それぞれ、供
給部2A,2Bの長手方向両端部に立設する固定板8,8間に掛
け渡した一対の軸12によって回動可能に支えられる。ま
た、各ホッパー11a,11bの上部4隅にはリング等を介し
てワイヤー13の一端を接続してあり、供給部2A,2Bの各
ホッパー11a,11bは2本ずつのワイヤー13の他端により
ハンガー14に連結される。更に、ホッパー11a,11bの各
上方のハンガー14はその中央をワイヤー15によって吊る
されており、ワイヤー15の上端は巻上げ機16のフック17
に連結される。巻上げ機16は建家の天井部に固定又は移
動可能に吊設され、電動機18、巻胴19及び減速装置(図
示せず)等を備えて一体に形成したものであり、供給部
2A,2Bの上方に1つずつ設けられる。
前記ベルトコンベア1の終端部には排出ホッパー20を
設け、この排出ホッパー20とバケットエレベーター22の
供給ホッパー21とを接続する。バケットエレベーター22
はピットP1よりもやや深いピットP2内に立設される。そ
して、バケットエレベーター22の上部軸及び下部軸24を
枢支する一対の壁面の内、一方の前壁面25であって(第
3図及び第4図参照)、前記下部軸24よりも下方に設け
た供給口23を供給ホッパー21内に開口し、供給ホッパー
21の上部カバーに開口した投入口26とベルトコンベア1
の排出ホッパー20とを連結する。また、バケットエレベ
ーター22はその底壁27を、無端ベルト29に装着したバケ
ット28が回動して通過する軌跡に添って半円形となす。
バケットエレベーター22は排出用シュートによって粗
選機33に連結され、粗選機33はその下方に設けた計量機
34に接続する。計量機34の払い出し口はベルトコンベア
36及びバケットエレベーター37(前記バケットエレベー
ター22と同様)に連結され、バケットエレベーター37の
排出用シュートは、荷受タンク38A,38B…38N上方に設け
たベルトコンベア39に連絡し、ベルトコンベア39は更
に、荷受タンク38A…上に敷設したレール40上を移動自
在に設けた可動ベルトコンベア41に連絡される。
荷受タンク38A,38B…の下方には次工程のバケットエ
レベーター等に連絡するベルトコンベア42が設けられ、
このベルトコンベア42及び前述したベルトコンベア1,36
はいずれも、低い供給口を有するバケットエレベーター
22,37…と接続するので、床面FLから1m以内の低い位置
に配設される。また、ベルトコンベア1の搬送始端側は
荷受コンテナ43との連絡用供給部35として確保される。
すなわち、荷受コンテナ43は多孔壁等の通気性部材から
形成されるとともに排風機44を設けてあり、籾で1t程度
の容量を有し、フォークリフトで移動可能としてある。
以上の構成において、以下にその具体的作動について
説明する。刈り取った原籾を持ち込んだ農家は、オペレ
ーターの指示により空いているホッパー11に張込む。す
なわち、巻上げ機16によってハンガー14を下降させ、ホ
ッパー11a,11bを分割・解放した状態で、供給部2A又は2
Bを中心にトラック等から原籾を放出する。持ち込まれ
た1〜2tの原籾は1〜2名で約10〜20分でホッパー11上
に山積みされ、他の供給部2A又は2Bからの供給が終了し
た時点で、レバー7を作動してシャッター板5をスライ
ドさせ、シャッター板5のスリット6と規制板4の間隙
とを合致させて籾をベルトコンベア1上に落下させる。
この間に、トラック等からもう一方のホッパー11上への
籾の放出が行われる。
ベルトコンベア1内の籾は順次バケットエレベーター
22によって粗選機33に搬送されるのであるが、ホッパー
11a,11b上に残留する籾を張込むため、無線操作等によ
って巻上げ機16を駆動させ、フック17及びハンガー14を
介してホッパー11a,11bの端部を徐々に吊り上げる。ホ
ッパー11a,11bは軸12,12を中心にそれぞれ上方へ回動さ
れて漏斗状のホッパー11に形成される間に、ホッパー11
a,11b上の籾を全て供給部2A又は2Bへ流し込む。なお、
固定板8により、各ホッパー11a,11bの間から籾がこぼ
れるのを防ぐ。
こうして供給部2A,2B内に投入されたある農家の原籾
は、順次、粗選機33へ送られて、各種篩(ふるい)及び
風選部によってわらごみ、枝梗(しこう)などを取り除
いた後、その下方の計量機34においてバッチ式に重量が
測定される。計量機34内へ籾が投入されるとき、サンプ
ラー(図示せず)によって所要量をサンプリングして水
分その他を計測し、これらのデータは前記制御装置へ記
憶される。
計量機34から排出された籾は、ベルトコンベア36、バ
ケットエレベーター37及び排出用シュート4を介してベ
ルトコンベア39上に流出され、更に、移動用のベルトコ
ンベア41に供給される。移動用のベルトコンベア41の移
動用モーターは、制御装置からの信号によって正又は逆
回転し、ベルトコンベア41の吐出部が所定の荷受タンク
38N上に位置せしめられて停止するので、同一品種及び
同程度の水分値の籾を同一タンク内に一時貯蔵できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の一部破断正面図、第2図は第1
図の一部拡大斜視図、第3図は連絡用のバケットエレベ
ーターの供給部を示す一部破断側面図、第4図は第3図
の中央縦断面図、第5図は従来例の正面図、第6図は同
平面図である。 1…ベルトコンベア、1a…コンベアケース、2A,2B…供
給部、3A,3B…供給窓、4…規制板、5…シャッター
板、6…スリット、7…レバー、8…固定板、9…支点
台、10…開口、11…ホッパー、12…軸、13…ワイヤー、
14…ハンガー、15…ワイヤー、16…巻上げ機、17…フッ
ク、18…電動機、19…巻胴、20…排出ホッパー、21…供
給ホッパー、22…バケットエレベーター、23…供給口、
24…下部軸、25…前面壁、26…投入口、27…底壁、28…
バケット、29…無端ベルト、33…粗選機、34…計量機、
35…連絡用供給部、36…ベルトコンベア、37…バケット
エレベーター、38…荷受タンク、39…ベルトコンベア、
40…レール、41…可動ベルトコンベア、42…ベルトコン
ベア、43…荷受コンテナ、44…排風機。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】持ち込まれた穀物を投入するホッパー、粗
    選機、計量機及び荷受タンクを順次連設してなる荷受装
    置を備えたカントリーエレベーターやライスセンターに
    おいて、前記粗選機側へ連絡する横送りコンベアを、そ
    のコンベアケースの上面に形成した供給部がほぼ床面と
    同一面となるよう埋設し、この供給部には前記ホッパー
    を装着するとともに、このホッパーは前記供給部を中心
    として二分割し、少くとも一方を床面上に倒伏可能とな
    したことを特徴とするカントリーエレベーターやライス
    センターにおける荷受装置。
  2. 【請求項2】上記ホッパーには巻上げ装置を連結してな
    る請求項(1)記載のカントリーエレベーターやライス
    センターにおける荷受装置。
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