JP2693376B2 - レザーばさみ - Google Patents

レザーばさみ

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JP2693376B2
JP2693376B2 JP9130994A JP9130994A JP2693376B2 JP 2693376 B2 JP2693376 B2 JP 2693376B2 JP 9130994 A JP9130994 A JP 9130994A JP 9130994 A JP9130994 A JP 9130994A JP 2693376 B2 JP2693376 B2 JP 2693376B2
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leather
scissors
hair
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blade portion
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JP9130994A
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Inventor
敏則 海山
Original Assignee
有限会社クリップヘアー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切るほか、レザーカッ
トが可能、かつ適した美容ばさみに関する。
【0002】
【従来の技術】美容室等において、従来、レザーカット
には、収納ケースと一体となった開閉可能なレザー(西
洋かみそり)を用いている。使用時には、美容師が一定
量の髪を片手に持ち、もう一方の手で前記レザーを髪に
当てがい、手前へ引きながら髪を梳くようにして削ぎ、
美容師がその程度を自分で確認しながら行う。このレザ
ーカットは、ショートヘアーの髪をシャギーカットする
場合や、ロングヘアーのボリュームを落とす場合に利用
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうしたレザーは、レ
ザーカットにおける程度を加減することが難しく、一定
の技量が必要となる。また、手前に向かってレザーを引
き寄せるために、美容師自身が手を傷つける恐れがあっ
たり、使用の度に収納ケースへの開閉操作が必要とな
り、こうした場合にも美容師の手を傷つける可能性があ
った。
【0004】そこで、技術程度の低い新人でも安定して
一定レベル以上のレザーカットが行える(美容室におけ
る経済性の向上)ようにし、かつ、その場合でも美容師
の手を傷つけないような取扱いの簡便性を解決する(安
全性の向上)ことを目標とし、検討することとした。
【0005】
【課題を解決するための手段】その結果、美容室におい
て最も使用頻度の高い美容ばさみを応用し、その美容ば
さみの刃部21へ、2枚のレザー11,12を対向させ、レザ
ー取付角を180度以下にして取付け、前記刃部21の閉時
にこのレザー11,12の刃先13,14が突き合うようにしてな
るレザーばさみを作り出した。
【0006】はさみの刃部に取付けるレザーは、交換可
能にし、刃部へレザーを挟着できるようにし、かつ、固
定ねじにより安定して刃部に固定できるようにするとよ
い。また、調節ねじにより刃部へのレザーの挿入長さを
加減して、取付位置を調節できるようにするとよい。な
お、本発明に言うレザー取付角とは、対向するレザーの
断面が形成する角度のことを意味する。例えば、通常の
はさみでは、このレザー取付角に相応する角度はほぼ18
0度である。このレザー取付角は180度以下、20〜120
度、好ましくは30〜100度の範囲であれば、それぞれの
レザーの傾斜角が異なっていてもよい。
【0007】
【作用】本発明のレザーばさみは、従来のはさみの刃部
21に2枚のレザー11,12を取付けて、はさみを使う感覚
でレザー11,12を使用できる。2枚のレザー11,12は、通
常のはさみのように擦れあうのではなく、レザー取付角
を180度以下にすることにより対向して傾斜し、刃先13,
14を突き合わせる関係にある。そのため、例えば美容師
が一定量の髪を片手に持った髪を2枚のレザー11,12で
挾み、一定の開度を維持又は開度を狭めながら引くこと
で、つかんだ髪の上下で、しかも同時にレザーカットを
行うことができる。
【0008】レザー11,12によるレザーカットの程度
は、レザー11,12の髪に対する角度により、その程度が
異なる。前記のように、本発明のレザー11,12ばさみを
用いてレザーカットを行う場合、レザー11,12の髪に対
する角度は、2枚それぞれのレザー11,12個別の髪に
対する角度、刃部21の開度により調節可能なので、表
現豊かなレザーカットを行うことができる。
【0009】そのほか、本発明のレザーばさみは、2枚
のレザー11,12の刃先13,14を突き合わせ、通常のはさみ
のように切ることも可能である。また、レザー11,12
は、固定ねじを使うことにより刃部21への取付、交換が
自在で、調節ねじを使うことにより取付位置の調節も容
易である。また、通常のレザーのように取扱いが簡易で
あり、直接レザーを持って作業をする訳ではないので安
全である。
【0010】
【実施例】以下、本発明のレザーばさみについて、図を
参照しながら実施例を説明する。図1は開度80度で対向
させた2枚のレザー11,12を取付けたレザーばさみ3の
実施例の斜視図、図2は同実施例の刃部21を閉じたとき
の平面図で、図3は同実施例の刃部21を閉じたときの正
面図(刃部だけを図示、持ち手側は省略)である。本実施
例におけるレザー取付角は80度であり、それぞれのレザ
ーの傾斜角度はこのレザー取付角を等分にした対称なも
のとしている。
【0011】本実施例は、図1に見られるように、持ち
手側に指を嵌込む挿入環22を備えた一般的な美容ばさみ
の刃部21に2枚のレザー11,12を刃先13,14が突きあうよ
うに対向させて、かつ、レザー取付角を80度として、そ
れぞれ対称に傾斜させて取付けた外観を有する。刃部21
は、図3に見られるように、断面コの字形で、レザー1
1,12を挿入し、挟着できるようになっている。
【0012】本発明のレザーばさみ3は、2枚のレザー
11,12の刃先13,14が突きあうように刃部21へ取付け、こ
の刃先13,14が突きあうことではさみとしての切る機能
を果たす。刃先13,14は、レザー11,12が対向して傾斜し
ているので、ぴったりと突きあわせることが容易にでき
る。このレザー11,12を取付ける際の取付位置の調節
は、図2及び図3に見られるように、刃部の背23に取付
けた調節ねじ24を、刃部21に対して出し入れすることで
レザー11,12の刃部21への挿入長さを調節し、刃先13,14
の突合せを実現するのである。
【0013】また、刃部21には調節ねじ24のほか、図1
〜図3に見られるように、刃部外側面25にレザー11,12
の固定ねじ26を設け、レザーばさみ3の使用中にレザー
11,12が刃部21から外れないように、レザー11,12を刃部
21に固定できるようにしている。このレザーばさみ3は
刃部内側面27が髪に触れるので、前記固定ねじ26は、レ
ザーカットの際に邪魔にならないように刃部外側面25に
設けるのがよい。
【0014】図4は同実施例のレザーばさみ3を少し開
いた状態を表す図2相当図であり、図5は同状態の図3
相当図である。本発明のレザーばさみ3は、従来のはさ
み同様、対向するレザー11,12の刃先13,14を突き合わせ
るように開閉すれば髪を切ることもできるが、本来は図
4又は図5のように開いた状態を維持又は開いた状態か
ら閉じながら髪を梳くことで、レザーカットを行うこと
に適している。
【0015】図6から図8は、同実施例のレザーばさみ
3を図5の状態で開き、前記レザーカットの行っている
状態を表した側面図(刃部だけを図示、持ち手側は省略)
である。図6は手に持った髪41とほぼ平行に当てた状
態、図7は上側のレザー11を深く髪41に当てた状態(よ
って、下側のレザー12は浅く髪41に当る)、そして図8
は上側のレザー11を浅く髪41に当てた状態(よって、下
側のレザー12は深く髪41に当る)である。
【0016】通常、本発明のレザーばさみ3は、図6に
見られるように、髪41に対して平行に当てながら引くこ
とで、レザーカットを髪の上下で同時に行う。この場
合、レザー11,12に削がれた髪42,43は上下ほぼ同量で、
仕上りも上下ほぼ同じとなる。これに対し、例えば、図
7に見られるように、レザーばさみ3を少し持ち上げる
ようにして上側のレザー11を深く髪41に当てた場合は、
上側の削がれた髪42の方が下側の削がれた髪43より多
く、仕上りは上側のボリュームが少なくなる感じに仕上
がる。この場合、下側のレザー12が浮くようにレザーば
さみ3を扱えば、従来のレザーのように、上側のレザー
11だけを扱うことができる。
【0017】一方、図8に見られるように、レザーばさ
み3を押さえ気味にして上側のレザー11を浅く髪41に当
てた場合、下側の削がれた髪43の方が上側の削がれた髪
42よりも多く、仕上りは上側のボリュームが多くなる感
じに仕上がる。このように、同じ開度でもレザー11,12
の髪への当て方次第でその仕上がりを簡単に変えること
ができる。また、レザーばさみ3を閉じながら引くと、
更に違った感じで処理を行うこともでき、表現豊かなレ
ザーカットを行うことができる。
【0018】更に、図9に見られるように、刃部21の開
度を拡げて髪に当てると、髪41へ平行に当てた図6と比
較してわかるように、削ぎ落す髪42,43の量を少なくし
て、微妙な仕上りの違いを出したり、レザーカットの仕
上げを行うことができる。このように、レザーカットの
仕上りの感じを変えるには、髪に対するレザーの角度を
変えればよい。図10、図11は、レザー取付角を40度にし
た例であり、図10は図2相当図、図11は図3相当図であ
り、この例は、レザー取付角を予め小さく設定したレザ
ーばさみ31は、先に示した実施例のレザーばさみ3に比
べ、同じ開度でも少なく髪を削ぎ落すようにしている。
【0019】この40度のレザー取付角を有するレザーば
さみ31の例は、先に示した実施例のレザーばさみ3に比
べ、髪41に対する角度が浅くなり、当然に削ぎ落せる髪
の量も少なくなる。図12は、刃部21を図9相当に開度し
て髪41へほぼ平行に当てた状態の側面図(刃部だけを図
示、持ち手側は省略)である。図9と図12を比較してわ
かるように、同じ開度でもレザー取付角が80度の実施例
では、レザー11,12が深く髪41に当てられるが、レザー
取付角が40度の例ではレザー11,12が浅く髪41に当てら
れ、当然に削がれる髪42,43の量も少なくなっている
【0020】本発明のレザーばさみは、上記のように、
レザー取付角の違いや、実際の使用時におけるレザーの
髪への角度を変えることで、様々な仕上りにすることが
できる等、従来のレザーに比べて大変表現が豊になって
いる。こうした特質のほか、従来のレザーのように直接
レザーを持つ訳ではないので、使用中に美容師の手を傷
つける恐れもなく、安全に使用できる利点がある。
【0021】
【発明の効果】本発明のレザーばさみにより、美容室に
おいて、特にレザーの扱いに慣れた美容師でなくても、
一定レベル以上のレザーカットができるようになる。ま
た、従来のレザーと比較した場合、本発明のレザーばさ
みは、通常のはさみとほぼ同様な扱いができるので簡便
であり、使用中に手を傷つける恐れもない。
【0022】また、髪の上下で、同時にレザーカットが
行えるだけでなく、レザーの取付角や刃部の開度を様々
に変えることによって、多彩なカットが可能で、これま
で以上に表現豊かな仕上りを簡単に得ることができる。
例えば、通常のはさみではブランドカットとなってしま
うところが、本発明のレザーばさみでは、閉じながら髪
をレザーカットしていき、目的の位置で閉じて髪を切っ
た場合でも髪の先端までレザーカットを施すことができ
るので、従来のはさみでは実現できない、見映えのよい
カットが実現できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】レザー取付角80度でレザーを取付けたレザーば
さみの実施例の斜視図である。
【図2】同実施例の刃部を閉じたときの平面図である。
【図3】同実施例の刃部を閉じたときの正面図である。
【図4】同実施例を少し開いた状態を表す図2相当図で
ある。
【図5】同実施例を少し開いた状態を表す図3相当図で
ある。
【図6】同実施例を髪へほぼ平行に当てた状態の側面図
である。
【図7】同実施例を、上側のレザーを深く髪に当てた状
態の側面図である。
【図8】同実施例を、上側のレザーを浅く髪に当てた状
態の側面図である。
【図9】同実施例を、刃部の開度を更に拡げて髪へ当て
た状態の図6相当図である。
【図10】レザー取付角40度のレザーばさみの刃部を閉
じたときの平面図である。
【図11】同レザーばさみの刃部を閉じたときの正面図
である。
【図12】同レザーばさみを髪へほぼ平行に当てた状態
の側面図である。
【符号の説明】
11 レザー 12 レザー 13 刃先 14 刃先 21 刃部 3 レザーばさみ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はさみの刃部21へ、2枚のレザー11,12
    を対向させ、レザー取付角を180度以下にして取付け、
    前記刃部21の閉時に該レザーの刃先13,14が突き合うよ
    うにしてなるレザーばさみ。
JP9130994A 1994-04-28 1994-04-28 レザーばさみ Expired - Lifetime JP2693376B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9130994A JP2693376B2 (ja) 1994-04-28 1994-04-28 レザーばさみ

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JPH07289753A JPH07289753A (ja) 1995-11-07
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