JP2693035B2 - 寄掛かり椅子機構 - Google Patents

寄掛かり椅子機構

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JP2693035B2
JP2693035B2 JP3514287A JP51428791A JP2693035B2 JP 2693035 B2 JP2693035 B2 JP 2693035B2 JP 3514287 A JP3514287 A JP 3514287A JP 51428791 A JP51428791 A JP 51428791A JP 2693035 B2 JP2693035 B2 JP 2693035B2
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ダヴリュ. ミゼレ,ネッド
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/034Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest
    • A47C1/035Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movably coupled seat and back-rest, i.e. the seat and back-rest being movably coupled in such a way that the extension mechanism of the foot-rest is actuated at least by the relative movements of seat and backrest

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は寄掛かり椅子(リクライニングチェアー)の
技術、ことに6本棒リンク仕掛を持つ三方寄掛かり椅子
に関する。
背景技術 寄掛かり椅子のリンク仕掛機構は傾斜作用中に椅子の
背部、座席及び脚掛けの運動を制御し調整する。椅子の
全直立位置又は閉位置では、脚掛けは通常座席の直下で
この座席に直角を挟んで位置する。普通の傾斜作用中
に、背部は後方に傾むき、脚掛けは延びて持上がり、座
席の前部は上昇する。この作用を逆にすると椅子は全直
立位置に戻る。
ある場合には、脚掛けを水平位置で座席の下側に格納
する。しかしこのような構成では、椅子を寄掛からせ傾
ける作用は、脚掛けが座席に直角を挟む構成に対するも
のと同様である。
三方寄掛かり椅子は、椅子の背部及び座席が寄掛かり
運動中に相対的に動く椅子である。二方寄掛かり椅子で
は、背部及び座席はつねに相対的に固定のままである。
多くの寄掛かり椅子は、単一の4本棒リンク仕掛、2つ
の相互作用4本棒リンク仕掛、又は6本棒リンク仕掛を
使う。各リンク仕掛はリンクから成り、リンクは剛性
体、通常棒又は板である。従来の単一の4本棒リンク仕
掛の例は、ホフマン(Hoffman)を発明者とする米国特
許第2,968,339号明細書に記載してある。従来の二重相
互作用4本棒リンク仕掛の例は、レー(Re′)を発明者
とする米国特許第3,137,521号明細書に記載してある。
従来の6本棒リンク仕掛の例は、マイゼル(Mizelle)
を発明者とする米国特許第3,190,690号明細書に記載し
てある。
従来の寄掛かり椅子は、3個所の位置、1)閉、2)
中間寄掛かり、3)全寄掛かりの位置の傾きに向かいつ
りあう。これ等の3位置は製造者が前もって設定するか
ら、使用者は自分に最も快適な寄掛かり位置を選定する
自由がない。さらに各寄掛かり位置の間の移行は、急激
であり快適でないことが多い。
寄掛かり椅子は、ばね又は摩擦装置或はこれ等の両方
を、椅子を全直立位置でつりあわせるのにリンク仕掛の
いずれかの場所で使用する必要のあることが多く、使用
者がいくぶん努力しなければこの椅子が傾かない。摩擦
装置が摩耗すると、椅子はその全直立位置にあるときに
瞬間的に傾くことが多い。椅子の背部には一層重い重量
が加わるから、この椅子に掛けると、この状態は悪化す
る。
二つの相互作用4本棒リンク仕掛を使う椅子では、傾
斜運動中に適正なときに、正しいリンク仕掛を作動する
のに順序付け装置を使う。これ等の順序装置は、ばね又
は摩擦装置或はこれ等の両装置のほかに使われることが
多く、椅子をつりあわせて正しく動かすのに役立つ。こ
れ等の装置はすべて騒音が高くやっかいなことが多く、
製造費も高くなる。若干の摩擦装置は又、これ等を取付
けるリンクが早期摩耗を生じやすい。
多くの従来の寄掛かり椅子に伴う他の問題は、椅子に
対し掛けたり立上がったりする際に、老年の又は弱年の
使用者は困難を感ずることである。このような椅子の前
部は、この椅子が閉位置にあるときに脚掛けの受け器と
して作用するから、使用者は椅子から立上がるときに自
分の下側の床に直接足を置くことができない。
又多くの寄掛かり椅子、とくに三方寄掛かり椅子は、
複雑なリンク仕掛システムを持ち、製造費が高くなり、
保守が著しくむずかしくなる。
寄掛かり椅子機構では、前記したように従来の従来に
伴う欠点を除くことが現在も必要になっている。
発明の概要 本発明は、順序付け装置、摩擦装置又はばねを備えな
いで、閉位置及び寄掛かり平衡状態に留まるようにつり
あう、簡単で経済的な6本棒リンク仕掛システムを持つ
寄掛かり椅子を提供するものである。椅子の継続的なつ
りあいにより、使用者は、椅子をわずかに傾いた位置及
び全傾位置の間で任意の程度に傾けることができる。本
発明によれば又、使用者がその真下に足を置くことによ
って、椅子から容易に立上がることができる。
本発明によれば、寄掛かり椅子機構は、台リンクと、
背部リンクと、台リンクを背部リンクに枢動自在に取付
ける取付手段と前部及び後部を持つ座席リンクと、この
座席リンクの後部を背部リンクに枢動自在に取付ける取
付手段と、前部及び後部を持つ駆動リンクと、この駆動
リンクの後部を後部リンクに枢動自在に取付ける取付手
段と、脚掛けリンクと、この脚掛けリンクを座席リンク
の前部に枢動自在に取付ける取付手段と、受けリンク
と、この受けリンクを台リンクに枢動自在に取付ける取
付手段と、駆動リンクの前部を受けリンクに作動的に取
付ける取付手段と、脚掛けリンクを受けリンクに作動的
に取付ける取付手段とを備えている。
本発明の主な態様では、脚掛けリンクを椅子が全直立
位置にあるときに、座席リンクの下側に或る角度を挟ん
で位置させる。
具体的には又好適とする実施例では、受けリンクは、
駆動リンクの前部に枢動自在に取付けることにより、駆
動リンクの前部に作動的に取付けられ、又受けリンク
は、脚掛けリンクを駆動リンクの前部に枢動自在に取付
けることにより、脚掛けリンクに作動的に取付けてあ
る。
この好適とする実施例の操作時には、リンク仕掛の初
期の作動により後部リンクを第1の方向に回動し、受け
リンクの運動により拘束される駆動リンクによって脚掛
けリンクを座席リンクの下側から外に揺動させる。この
場合椅子は寄掛かり平衡の状態になり、使用者はこの場
合、後部リンク及び脚掛けリンクをさらに回転させ、座
席リンクの前部を上昇させることを特徴とする任意の寄
掛かり位置を占めることができる。全直立位置から第1
方向に回動した受けリンクが、駆動リンクをトグルで止
めると、全寄掛かり状態に達し、駆動リンクが後部リン
クの回転力のもとでもはや動かないようにする。リンク
仕掛の動きは、このようにして阻止される。次いで傾斜
作用は、逆にしてこの椅子を任意の中間寄掛かり位置又
は全直立位置に戻す。
各リンクは、傾斜の初期作動に使用者の一部に若干の
力を必要とするように構成してある。従って椅子がわず
かに傾いた位置になるまでは、この椅子は全直立位置に
戻りやすい。このようにして、外部装置を必要としない
で椅子の瞬間的な傾きを防ぐ。
椅子が全寄掛かり状態にあるときは、付添人は、座席
フレームの前部と背部フレームの頂部とを持上げ、椅子
を「心臓の休まる」位置、すなわち座席フレーム、背部
フレーム及び脚掛けが、使用者の背部、臀部及び脚を支
え、約45°を挟んで傾いた安楽椅子の姿勢を占める位置
にもたらす。この機構は、この位置をリンク仕掛けの循
環作用によって占めることができる。すなわち受けリン
クは、駆動リンク、脚掛けリンク及び背部リンクの回動
方向を逆にする間に、前記第1方向で継続する。
本発明の目的は、使用者が椅子本体をわずかな寄掛か
り角度及び全寄掛かり角度の間の任意の角度に傾けるこ
とのできる寄掛かり椅子を提供することにある。
さらに本発明の目的は、ばね、摩擦装置又は順序付け
装置を設けないで操作することのできる寄掛かり椅子を
提供することにある。
さらに本発明の目的は、使用者が椅子から立上がると
きに自分の真下に足を置くことのできる寄掛かり椅子を
提供することにある。
さらに本発明の目的は、簡単で安価なリンク仕掛シス
テムを持つ寄掛かり椅子を提供することにある。
本発明のこれ等の又その他の目的及び利点を、以下添
付図面について詳細に説明する。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の寄掛かり椅子機構の好適な実施例
を持つ寄掛かり椅子を全直立位置で示す側面図である。
第2図は、第1図の椅子の斜視図である。
第3図は、第1図の椅子の平面図である。
第4図は、第1図の椅子に使う随意の摩擦/鎖錠装置
の斜視図である。
第5図は、第1図の椅子を移送位置又はわずかに傾斜
した位置で示す側面図である。
第6図は、第1図の椅子を中間の寄掛かり位置で示す
側面図である。
第7図は、第1図の椅子を全寄掛かり位置で示す側面
図である。
第8図は、第1図の椅子を心臓の休まる位置で示す側
面図である。
第9図は、本発明による寄掛かり椅子機構の第2の実
施例を持つ寄掛かり椅子を全直立位置で示す側面図であ
る。
第10図は、第9図の椅子を中間の寄掛かり位置で示す
側面図である。
第11図は、第9図の椅子を全寄掛かり位置で示す側面
図である。
図面の詳細な説明 本発明を第1図に示した寄掛かり椅子10について述べ
る。しかし本発明が他の寄掛かり椅子にも同様に使うこ
とができるのは明らかである。本発明の若干の実施例で
は、椅子の台、背部、座席及び脚掛けは、リンク仕掛の
一部を構成し、これ等自体は、それぞれの幅によって同
時に両側部リンク仕掛機構の部品である。本発明の他の
実施例は、その代わりに前記した各椅子部品に取付けよ
うとする側部リンクを形成する。リンク仕掛運動の本発
明の原理は、いずれの場合も同じである。本発明の他の
実施例は、当業者には明らかである。
本発明の好適とする実施例は、第1図ないし第3図に
示してある。これ等の図面は、台フレームアセンブリ1
2、背部フレームアセンブリ14、座席フレームアセンブ
リ16、2つの駆動リンクアセンブリ18、脚掛けアセンブ
リ20及び2個の受けリンク22を持つ寄掛かり椅子10を全
直立位置すなわち閉位置で示す。台フレームアセンブリ
12は、2つの湾曲ひじ掛け棒24を備えている。ひじ掛け
棒24の中間区分は、各棒24の端部部分が床に近接する間
に、この椅子のアームとして作用する。縦方向支持部材
26は、その前端部及び後端部をボルト27により、それぞ
れ各ひじ掛け棒24の前後の下部部分にボルト締めしてあ
る。2本の横支持部材28、29は、それぞれ端部を縦方向
支持部材26に溶接することにより、ひじ掛け棒24を支え
るH字形フレームを形成する。横支持部材28は、台フレ
ームアセンブリ12の後部の近くに配置してあるが、横支
持部材29は、縦方向支持部材26のわずかに前方に配置し
てあり、椅子10が全直立位置にあるときに脚掛けアセン
ブリ20が支持部材29に当たるようにしてある。鎖錠装置
支持ビーム30は,その端部を各ひじ掛け棒24の間で、支
持部材26、28、29により形成したH字形フレームの上方
数インチで、椅子10の後部にボルト33によりボルト締め
してある。後述の鎖錠装置68は、支持ビーム30及び後述
の背部支持棒38に取付けてある。
ひじ掛け棒24は、常温圧延し直径1インチの円
筒形管に電気溶接した16ゲージ鋼から成っている。縦方
向支持部材26及び横支持部材28は、1インチ×2インチ
の18ゲージ鋼製長方形管から成っている。よく知られて
いるように、適当な強さを持つ他の材料を使ってもよ
い。足車31は、ひじ掛け棒24の端部に普通の方法で固定
され、椅子10が床、傾斜台等で容易に動けるようにして
ある。
前方に突出する2個のブラケット32は、ひじ掛け棒24
の後部区間の内面に溶接され、又後方に突出する2個の
ブラケット34は、ひじ掛け棒24の前部区間の内面に溶接
してある。各ブラケット32、34は一般に、片寄り湾曲部
と、これ等のブラケットがひじ掛け棒24に取付けられる
湾曲部とを持つ平らな鋼板から成っている。
背部フレームアセンブリ14は、快適感を増すようにわ
ずかな曲がりを持つほぼ直線状で、又椅子10が閉位置に
あるときは、ほぼ上下方向になるアームを持つU字形棒
36を備えている。背部支持棒38は、ひじ掛け棒24のブラ
ケット32のわずかに上方に位置する点で、U字形棒36の
各アームを互いに連結する。U字形棒36及び背部支持棒
38は、1インチ×5/8インチの16ゲージ鋼製の平
らな卵形管から成っている。この管は、板39を形成する
ように、U字形棒36の各アームの端部を扁平にする。
ひじ掛け棒24のブラケット32は、枢動点40でU字形棒
36の各アームに枢動自在に取付ける。好適とする実施例
では、各枢動点40は、ブラケット32の一方とU字形棒36
の一方のアームとを貫いて配置した、取りはずし自在の
ナイロン製肩部付きブッシュから成っている。椅子10の
他方の枢動点は、好適とする実施例では恒久的にリベッ
ト止めしたが、他の枢動取付け手段を使ってもよいこと
は、当業者には明らかである。本説明で述べる本発明の
実施例ではすべて、椅子10の対応する枢動点に同様な構
造の枢動点を使う。
座席フレームアセンブリ16は、好適な実施例では、す
べて16ゲージ鋼製の直径7/8インチの円筒管から成る2
本の長手支持部材42及び2本の横支持部材44を備えてい
る。この管は、各長手支持部材42の背部端部を扁平にし
て、扁平な湾曲板46を形成する。湾曲板46は、椅子10が
全直立位置にあるときに、枢動点40の下方1.216インチ
に位置する枢動点48で、背部フレームアセンブリ14に前
記したようにして枢動自在に取付ける。枢動点40の下方
の枢動点48のこの配置は好適であるが、本発明は又、座
席フレームアセンブリ16を背部フレームアセンブリ14に
対し、他の距離で又は枢動点40と同じ高さで又は枢動点
40のわずかに上方でひじ掛け棒24に又はこれから突出す
るブラケットに取付けるようにする。たとえば、第9図
ないし第11図の実施例では、背部フレームアセンブリへ
の座席フレームアセンブリの取付け部は、台フレームア
センブリへの背部フレームアセンブリの取付け部と同じ
高さ位置である。
座席フレームアセンブリ16の長手支持部材42は、背部
端部の湾曲板46と前端部付近のわずかな下向き湾曲部と
を除いてまっすぐである。好適とする実施例の長手支持
部材42の管は、板50を形成するように各長手支持部材42
の前端部を扁平にする。2つの横支持部材44は、それぞ
れ端部を長手支持部材42に溶接され、それぞれ中間が下
方に湾曲し、身体の形状及び詰物に適応するようにして
ある。すなわち、横支持部材44及び長手支持部材42はH
字形フレームを形成する。座席フレームアセンブリ16
は、第1図及び第2図に示すように椅子10が全直立位置
にあるときにはほぼ水平である。
脚掛けアセンブリ20は、好適とする実施例では、直径
7/8引致ゲージ鋼製の円筒形管から成る大体U字形のプ
ラットフォーム棒52と2つのかぎ形鋼板54とにより構成
してある。各かぎ形板54の一方のアームは、プラットフ
ォーム棒52の各端部に溶接され、管の形状に適合するよ
うに、湾曲している。かぎ形板54の頂点は、座席フレー
ムアセンブリ16を背部フレームアセンブリ14に取付ける
枢動点48から20.588インチの距離に位置する枢動点56
で、座席フレームアセンブリ16の板50に枢動自在に取付
けてある。
椅子10が全直立位置にあるときは、脚掛けアセンブリ
20は、プラットフォーム棒52の下端部が第1図及び第2
図に示すように、座席フレームアセンブリ16の下方に押
込まれるように傾斜する。脚掛けアセンブリ20のこのよ
うな位置決めにより、使用者はその足を椅子10の下方に
置いてその重量をこの椅子から立上がる間に一層直接的
に支えることができる。脚掛けアセンブリ20は、閉位置
で所望に応じ上下方向に対し0°から90°までの任意の
場所に傾けることができる。
各駆動リンクアセンブリ18は、好適な実施例では、直
線状の16ゲージ鋼から成る直径7/8インチの円筒形管57
から成り、その背端部を扁平にして板58を形成してあ
る。各板58は、枢動点48から8.187インチに位置する枢
動点62で、背部フレームアセンブリ14の下端部の板39に
枢動自在に取付けてある。駆動リンクアセンブリ18の管
は、これ等のアセンブリの前端部を扁平にして板63を形
成してある。各板63は、枢動点56から3.470インチに位
置する枢動点64で、脚掛けアセンブリ20のかぎ形板54の
端部に枢動自在に取付けてある。好適とする実施例で
は、三角形の鋼板60は、各駆動リンクアセンブリ18の前
端部にボルト締めされ、枢動点64から4.559インチ隔て
た片寄り部すなわちベルクランク点61を形成する。ベル
クランク点を形成する三角形又はその他の適当な手段を
形成する棒を使うことができる。
受けリンク22は、0.150インチの平らなシート鋼製の
細長い板から構成するのがよく、椅子10が第1図ないし
第3図の全直立位置にあるときに、上下方向のわずかに
後方に位置している。各受けリンク22の上端部は、ひじ
掛け棒24から突出するブラケット34に枢動点66で枢動自
在に取付けてある。各受けリンク22の下端部は、枢動点
66から5.787インチ隔てて三角形板60のベルクランク点6
1に、枢動自在に取付けてある。
椅子10の幅は、リンク仕掛の運動に影響を及ぼさない
で変えることができる。各枢動点間の距離も又当業者に
は明らかなように、前記した本発明によるリンク仕掛の
性質は保持したままで変えることができる。
駆動リンクアセンブリ18、受けリンク22及び脚掛けア
センブリ20の前記した配置は、好適であるが、なお本発
明の範囲内でその利点は保持したままで変えてもよい。
たとえば、脚掛けアセンブリ20は、駆動リンクアセンブ
リ18の代りに受けリンク22に取付けてもよい。ベルクラ
ンク板60は所望により除いて、各受けリンク22を第9図
及び第11図の実施例の場合と同様に駆動リンクアセンブ
リ18の他の点に、又は脚掛けアセンブリ20に、又は各枢
動点64自体に取付けるようにしてもよい。他のベルクラ
ンク点をリンク仕掛の他の場所に又他のリンクに設けて
もよい。脚掛けアセンブリ20のプラットフォーム棒52
は、脚掛けが望ましくなければ除いて、かぎ形板54が連
結リンクとして作用するようにしてもよい。当業者には
明らかなようにその他の変化変型を行ってもよい。
第4図に示すように、好適とする実施例では、随意の
摩擦鎖錠装置68を椅子10の後部に取付けている。寄掛か
り位置で椅子10をつりあわせ又は椅子を閉位置で安定さ
せるのに、リンク仕掛の固有のつりあいがこれ等の目的
を達成するので、摩擦装置は必要としない。しかし摩擦
装置は後述のように若干の用途では有用である。
鎖錠装置68は、それぞれ棒74に滑動自在にはまるみぞ
穴72(第1図)を持つ。1個でもよいが複数個のそらせ
板70を備えるのがよい。棒74は、鎖錠装置支持ビーム30
に溶接され、これから突出する2個のプロング(爪)7
6、77に取付けてある。棒74は、プロング77にねじ込ん
であるが、プロング76内で自由に回る。そらせ板70はプ
ロング76、77間に配置してある。平らなナイロンワッシ
ャ78は、棒74に各板70の間で又その各外面に取付けてあ
る。各ワッシャ78は鎖錠装置68内で圧縮体として作用す
る。第3のプロング79は、支持ビーム30に溶接されこれ
から突出し、各プロング76、77から椅子10の右方の近く
に位置している。棒74は又プロング79に取付けられ、プ
ロング79内で自由に回る。プロング79は棒74を安定する
のに役立つ。棒74の端部は、椅子10の右側に取手75を形
成するように曲げてある。鎖錠装置68が解錠位置にある
ときは、取手75は上方を指す。
棒74には、ナイロンワッシャ78のプロング76に面する
側に、鋼製ワッシャ89を設けてある。鎖錠クランプカラ
ー92はワッシャ89をワッシャ78に対しぴったり鎖錠す
る。プロング77に面するナイロンワッシャの側部は、鎖
錠装置68が解錠装置にあるときに、プロング77をわずか
に押圧する。プロング77の他方の側で棒74に、鎖錠装置
68が解錠装置にあるときに、プロング77を押圧する鋼製
ワッシャ91及び鎖錠クランプカラー92を取付けてある。
ワッシャ78を圧縮する他の手段、たとえば棒74に配置
した足踏みペダルを使ってもよい。この足踏みペダルは
ワッシャ78に面するカム形面を持ち、足踏みペダルを押
したときにカムがワッシャ78を押圧するようにする。
そらせ板70は、それぞれ反対側端部をUリンクピン84
に枢動自在に取付けである。ピン84は、背部支持棒38に
溶接した2つのプロング付きブラケット86に、ヘヤスプ
リングコツタピンで取付けてある。第2の組のナイロン
ワッシャ88は、ピン84に各板70の間で又その外側面に取
付けてある。所望によりワッシャ88は、ピン84のまわり
のそらせ板70の回転運動を遅くし又は防ぐように圧縮さ
れてもよい。
摩擦及び鎖錠装置68の作動時には、椅子10が傾斜する
のに伴い、背部支持棒38は支持ビーム30に対し動き、各
そらせ板70を棒74及びナイロンワッシャ78に対してみぞ
穴72に沿い滑動させる。椅子10の傾斜の際にその傾斜運
動を遅らせるのに、摩擦装置を設けてないリンク仕掛の
運動より多くのエネルギーを使うことが望ましい場合に
は、装置68が解錠位置にあるときに、ナイロンワッシャ
78をプロング77に押付けるように鎖錠クランプカラー90
を位置させる。リンク仕掛をどのような傾斜運動も生じ
ないように鎖錠することが望ましい場合には、使用者又
は付添人は、取手75を上方を指す位置から下方を指す位
置に動かす。この作用により棒74を回転し棒74をプロン
グ77から右方にねじ戻す〔プロング77及び棒74の各ねじ
はこの目的を達成するように構成してある〕。この作用
により、ナイロンワッシャ78をプロング77に強制的に押
付け又そらせ板70をワッシャ78の間に強制的に押付け、
そらせ板70の滑動を防ぐ。リンク仕掛は取手75の運動を
逆にすることにより解錠する。このような鎖錠は、後述
のように椅子を気の休まる位置に置くのが望ましい場合
に必要である。椅子を寄掛かり位置にある間に移行する
場合に、この鎖錠が有効である。
初めに椅子10を傾けるには、使用者は背部フレームア
センブリ14を押圧すると共に、床をその足で又はひじ掛
け棒24をその手又は腕で押圧しなければならない。リン
ク仕掛を初めの傾斜に若干の力を必要とするように構成
することによって、瞬間的な傾斜が起こらないように保
護する。傾斜の初期作動は、第5図に示したほぼ移行位
置になるまで継続する。このことは寄掛かり運動又は並
進運動には普通のことである。椅子10は、移送位置から
第7図に示した全寄掛かり位置まで傾斜平衡の状態にあ
る。椅子10の使用者はこのようにして、腰又はひざ或は
これ等の両方で、単に曲げ又はまっすぐにするだけで、
移送位置から任意の角度の寄掛かり位置に椅子10を動か
す。
椅子10を移送位置又は他の寄掛かり位置にある間に移
送のために使う場合に、摩擦鎖錠装置68又はその他の適
当な鎖錠装置の使用は、リンク仕掛の運動を防ぐのに好
ましい。
第5図の移送位置に第1図ないし第3図の全直立位置
から達するには、背部フレームアセンブリ14を枢動点40
のまわりに逆時計回りに回動する。駆動リンクアセンブ
リ18は、背部フレームアセンブリ14の下部により枢動点
62で前方に押される。ベルクランク点61における駆動リ
ンクアセンブリ18の前端部により、受けリンク22の下部
を、枢動点66において上下方向の後方の初期角度から上
下方向のわずかに前方まで、台フレームアセンブリ12の
まわりに回動させる。受けリンク22の運動により、駆動
リンクアセンブリ18のベルクランク点61をわずかに押下
げる。座席フレームアセンブリ16は、枢動点48で背部フ
レームアセンブリ14によりわずかに前方に押されて、わ
ずかに前方に動く。
座席フレームアセンブリ16は、駆動リンクアセンブリ
18より短い距離だけ前方に動くから、座席フレームアセ
ンブリ16の前端部は、駆動リンクアセンブリ18の前向き
運動により持上げられる。この作用は、駆動リンクアセ
ンブリ18の前向き運動により生ずる。この前向き運動に
より、枢動点64で脚掛けアセンブリ20のかぎ形板54の端
部を前方に押し、脚掛けアセンブリ20の枢動点56のまわ
りに回動させる。各枢動点56は、かぎ形板54の頂部を座
席フレームアセンブリ16の前部に取付ける。かぎ形板54
の変化した回動位置によって、駆動リンクアセンブリ18
の前端部の枢動点64と座席フレームアセンブリ16の前端
部の枢動点56との間の一定距離の上下方向成分は、椅子
10が全直立位置にあるときより大きい。駆動リンクアセ
ンブリ18の前部の下降運動は、受けリンク22により拘束
されるから、座席フレームアセンブリ16の前端部は押上
げられる。しかし前記したように受けリンク22は、駆動
リンクアセンブリ18の前部をいくぶん下降運動させ、座
席フレームアセンブリ16の前端部を持上げる距離を減ら
す。
又、駆動リンクアセンブリ18の前進運動により、脚掛
けアセンブリ20をこのリンク仕掛の残りの部分の運動に
比べて比較的大きい距離だけ回動させ、座席フレームア
センブリ16の下から出す。脚掛けアセンブリ20は、上下
方向の後方の角度位置から上下方向のわずかに前方の角
度位置に回動する。
椅子10は、第1図ないし第3図に示した全直立位置で
は安定であり、すなわちこの椅子は、瞬間的に傾く傾向
はない。リンク仕掛のつりあいにより、椅子10は全直立
位置及び移行位置の間の任意の位置にあると、全直立位
置に向かうようになる。この安定性は、背部フレームア
センブリ14及び座席フレームアセンブリ16に比べて、移
行位置に達するのに必要な脚掛けアセンブリ20の比較的
早い初期移動による。この安定性は又、各受けリンク22
がそのつりあい点を移行位置に達するまでは通らないこ
とによって得られる。
第5図に示した移行位置に達した後、初期作動段が終
り、椅子10は寄掛かり平衡の状態になる。使用者は、腰
又はひざ或はこれ等の両方で、曲げ又はまっすぐにする
ことにより、移行位置及び全寄掛かり位置の間の任意の
位置を占めることができる。
第6図は典型的な中間寄掛かり位置における椅子10を
示す。この位置に達するのに、使用者はその腰及びひざ
をまっすぐにし、背部フレームアセンブリ14を押圧し、
アセンブリ14を枢動点40のまわりに逆時計回りにふたた
び回動させる。背部フレームアセンブリ14の下端部は、
枢動点62で駆動リンクアセンブリ18を前方に押し、又座
席フレームアセンブリ16を枢動点48でわずかに前方に押
す。駆動リンクアセンブリ18は、ベルクランク点61で受
けリンク22を大体上下方向から上下方向に対し約45°の
位置に逆時計回りにさらに回動させて、駆動リンクアセ
ンブリ18の前端部を持上げる。座席フレームアセンブリ
16は、駆動リンクアセンブリ18ほどには前方に動かない
から、脚掛けアセンブリ20は、枢動点64で駆動リンクア
センブリ18により駆動され、枢動点56のまわりに、プラ
ットフォーム棒52が水平の下方に約40°を挟む角度まで
逆時計回りに回動する。
座席フレームアセンブリ16の前部は、駆動リンクアセ
ンブリ18の前端部の上昇により持上げられる。しかし脚
掛けアセンブリ20の回動により、枢動点56、64間の上下
方向距離をわずかに減らすから、座席フレームアセンブ
リ16は駆動リンクアセンブリ18ほどには上昇しない。座
席フレームアセンブリ16及び駆動リンクアセンブリ18
は、枢動点56、64により互いに連結してある。
第7図は椅子10を全寄掛かり位置で示す。第6図に示
した中間位置からこの位置に達するには、使用者は腰及
びひざをまっすぐにしながら、背部フレームアセンブリ
14をふたたび押す。この作用により、背部フレームアセ
ンブリ14を台フレームアセンブリ12の枢動点40のまわり
に逆時計回りにさらに回動させ、駆動リンクアセンブリ
18を枢動点62で前方に押す。背部フレームアセンブリ14
の下部の枢動点62は、この点で右側の円弧を描くから、
駆動リンクアセンブリ18は、これ等のリンクアセンブリ
が初期傾斜中に動いたのと同程度には前方に動かない。
同様に座席フレームアセンブリ16は、椅子10の初期傾斜
の際ほどには前方に押されない。その理由は、座席フレ
ームアセンブリ16を背部フレームアセンブリ14に取付け
る枢動点48は、この点で枢動点40のまわりに右側円弧を
描き始めて、座席フレームアセンブリ16の前進運動を一
層短くするからである。受けリンク22の端部のベルクラ
ンク点61は、同様に枢動点66のまわりに右側円弧を描
く。駆動リンクアセンブリ18及び脚掛けアセンブリ20
は、前方に押されないで押上げられる。従って脚掛けア
センブリ20の回動は極めてわずかである。正味の効果
は、座席フレームアセンブリ16及び脚掛けアセンブリ20
の前部を持上げると共に、背部フレームアセンブリ14の
頂部を下げることである。
第7図に示した全寄掛かり位置では、各リンクの相互
作用によりもはや椅子10を傾けることができない。傾斜
中ベルクランク点61の運動は受けリンク22によって固定
の枢動点66のまわりに円を描き、駆動リンクアセンブリ
18の運動を拘束するのは明らかである。全寄掛かり位置
では、背部フレームアセンブリ14の回転は、前記の円運
動により阻止される。具体的には、枢動点62における背
部フレームアセンブリ14の力のもとに、ベルクランク点
61を介して受けリンク22の円運動に拘束される前端部を
持つ駆動リンクアセンブリ18は、受けリンク22の位置に
平行に近い位置を占める。駆動リンクアセンブリ18は、
もはや前方に動くことができなくて、背部フレームアセ
ンブリ14の逆時計回りの回転を阻止する。なお、使用者
の力だけで達することのできる寄掛かり位置の全範囲は
以上の範囲である。
第8図には、椅子10を付添人の助力により設定できる
「心臓の休まる」位置を示してある。この心臓の安まる
位置は、背部フレームアセンブリ14と座席フレームアセ
ンブリ16の前部とを持上げることにより、椅子10の使用
者の胴体に加わる押圧力を解放するのに使う。椅子10の
これ等の部品をこのように位置させると、使用者の背部
及び脚に押圧力を配分して、心臓の区域の圧力を下げ
る。心臓の休まる位置は、座席フレームアセンブリ16の
前端部と背部フレームアセンブリ14の頂部とを引上げる
ことにより得られる。これ等の場所における取手は、付
添人につかむ場所を与えるようにする。
心臓の休まる位置は、受けリンク22の円運動により可
能になる。前記したように椅子10が第7図の全寄掛かり
位置に達すると、背部フレームアセンブリ14は、もはや
逆時計回りに回転することができない。使用者が椅子10
を、中間寄掛かり位置、又は第5図及び第6図の移行寄
掛かり位置に、或は第1図ないし第3図の全直立位置に
動かすと、受けリンク22は逆向きに回動してそれぞれの
径路に沿って戻り、この場合時計回りに進み、他の全部
のリンクも同様に運動する。しかし付添人が椅子10を心
臓の休まる位置に動かすと、受けリンク22はそれぞれ逆
時計回りの径路に沿い、動きを継続する。付添人が座席
フレームアセンブリ16の前部を持上げると、脚掛けアセ
ンブリ20を枢動点56で上昇させる。受けリンク22は、そ
れぞれベルクランク点61及び枢動点64における駆動リン
クアセンブリ18に対する連結部を介して、脚掛けアセン
ブリ20の上昇運動を拘束する。この場合枢動点66のまわ
りの円運動の上部弧部分を移動させる。受けリンク22の
ベルクランク点61は後方に移動し、枢動点64で駆動リン
クアセンブリ18を押戻す。この運動により、背部フレー
ムアセンブリ14は時計回りに回動させられる。駆動リン
クアセンブリ18の後退運動は、脚掛けアセンブリ20を枢
動点56のまわりに時計回りに枢動させる。
心臓の休まる位置に向かう運動の初めに、受けリンク
22はそれぞれ円形径路の右側円弧部分を完了し、ベルク
ランク点61を上下方向にできるだけ移動させる。この場
合駆動リンクアセンブリ18はほとんど水平方向の移動を
生じなくて、従って背部フレームアセンブリ14は、時計
回りの回動をほとんど生じない。しかし受けリンク22の
運動が続くと、ベルクランク点61はそれぞれの円の上部
弧部分の大部分にわたり追跡して、駆動リンクアセンブ
リ18を水平方向に早く移動させ、背部フレームアセンブ
リ14を時計回りに回動する。これと同時に駆動リンクア
センブリ18の水平運動は、座席フレームアセンブリ16の
水平運動を追越す。そして樞動点64が駆動リンクアセン
ブリ18及び受けリンク22の後退運動により後方に引かれ
るから、樞動点56はむしろ脚掛けアセンブリ20の回動点
として作用し始める。脚掛けアセンブリ20は従って時計
回りに回転する。
鎖錠装置68は、椅子10が付添人の作用により自然の傾
斜平衡の状態から外されており、拘束しなければこの状
態に徐々に戻るから、取手75の回動により椅子10を心臓
の休まる位置に保持するのに適用しなければならない。
椅子10は、第8図に示した正確な位置に鎖錠する必要は
ない。一層大きい位置又は一層小さい位置が望ましい。
さらに第1図に示すように椅子10は、台フレームアセ
ンブリ12の縦方向支持部材26をひじ掛け棒24に取付ける
ボルト27をはずし、縦方向支持部材26及び横支持部材2
8、29から成るH字形フレームをはずすことにより輸送
のために分解され折りたたまれる。鎖錠装置68は、支持
ビーム30をはずし〔ボルト33をはずすことによって〕又
背部支持棒38のボルト84をはずすことにより、椅子10へ
の取付部からはずされる。支持ビーム30は、ボルト33を
はずすことによりひじ掛け棒24からはずされる。次い
で、背部フレームアセンブリ14、座席フレームアセンブ
リ16、駆動リンクアセンブリ18、脚掛けアセンブリ20及
び受けリンク22を分解することにより、輸送のためにコ
ンパクトな梱包品を形成する。
第9図は、本発明による他の寄掛かり椅子110を示
し、又本発明の範囲内でリンク仕掛に行う若干の変型を
示す。椅子110は、台フレームアセンブリ112、背部フレ
ームアセンブリ114、座席フレームアセンブリ116、駆動
リンク118、脚掛けアセンブリ120、及び受けリンク122
を備えている。座席フレームアセンブリ116は、樞動点1
48で背部フレームアセンブリ114に樞動自在に取付けて
ある。樞動点148と同じ高さでブラッケット149は、背部
フレームアセンブリ114から前方に突出し、背部フレー
ムアセンブリ114を樞動点140で台フレームアセンブリ11
2に樞動自在に取付ける。このようにして樞動点140、14
8を相互に同じ高さにする。
受けリンク122及び脚掛けアセンブリ120は、互いに一
致する樞動点164で駆動リンク118に取付けてある。すな
わち受けリンク122は、第1図ないし第8図の対応部品
より高い点で駆動リンク118に取付けてある。このよう
にして台フレームアセンブリ112への受けリンク122の取
付部をなお一層高くし、受けリンク122の大部分を座席
フレームアセンブリ116の高さより上方に持上げる。
椅子110を閉位置で平衡させるのに鎖錠装置は必要が
ない。さらに椅子110は、任意の寄掛かり位置を占めこ
れに留まるのに鎖錠装置を必要としない。第1図ないし
第8図の椅子10は鎖錠装置68を作動しないで同様な作動
ができる。しかし鎖錠装置がないと、椅子110は心臓の
休まる位置に留まることができない。ただし、第1図な
いし第8図の椅子10と同様にしてこの位置に達すること
ができる。
椅子110をそれぞれ中間寄掛かり位置及び全寄掛かり
位置で示す第10図及び第11図において、駆動リンク11
8、受けリンク122及び脚掛けアセンブリ120から成る構
成は、第1図ないし第8図の椅子10に比べて椅子110が
傾く方式にあまり差異は認められない。受けリンク122
は駆動リンク118の異なる部分に取付けてあるから、各
リンクの物理的運動は対応する移動径路を取るが、運動
の性質は同じままである。たとえば一致する樞動点164
の代りに受けリンク122の別の点で脚掛けアセンブリ120
を取付け、又は一致する樞動点164の代りに脚掛けアセ
ンブリ120上または駆動リンク118上の別の点で受けリン
ク122を取付けるように、回動の性質をただし最小限に
変える他の構成を使ってもよい。又当業者には明らかな
ようにその他の配置を使ってもよい。
背部フレームアセンブリ114への座席フレームアセン
ブリ116の変更した取付場所によって、リンク仕掛の運
動の性質にわずかな変化が生ずる。背部フレームアセン
ブリ114が樞動点140で台フレームアセンブリのまわりに
樞動する際に、樞動点148は、樞動点48が第1図ないし
第7図の樞動点40のまわりに円を描くのとちょうど同じ
ように、樞動点140のまわりに円を描く。しかし樞動点1
48は全直立位置では樞動点140と同じ高さであり、従っ
て初期の作動中に円の左側弧部分を移動するから、背部
フレームアセンブリ114の初期回動により、座席フレー
ムアセンブリ116を第1図ないし第8図の椅子10の対応
する運動中に、座席フレームアセンブリ16が押されるよ
りも短い距離だけ前方に押す。しかし第10図に示すよう
に、この回動が継続する間に、樞動点148は円の下部円
弧部分を描いて、座席フレームアセンブリ116を一層長
い距離だけ前方に動かす。座席フレームアセンブリ116
は、初期傾斜中は一層短く前方に移動するから、その脚
掛けアセンブリ120に対する取付点、すなわち樞動点156
は、駆動リンク118により駆動される脚掛けアセンブリ1
20に対し、一層多く回動点として作用する。座席フレー
ムアセンブリ116は、引続く傾斜運動中に比較的大きく
前方に動くから、樞動点156は一層少なく回動点として
作用する。この正味の効果は、脚掛けアセンブリ120の
回動を、傾斜作用中に第1図ないし第8図の脚掛けアセ
ンブリ20の回動よりわずかだけ一層均等にすることであ
る。
椅子110は、第1図ないし第8図の椅子10と同様にし
て心臓の休まる位置に位置させることができる。
本発明椅子の構成を完了するには、座席フレーム、背
部フレーム及び脚掛けを「ULTRAFLEX」〔米国ノースカ
ロライナ州ハイポイントのウルトラフレックス・ウムパ
ニ(Ultraflex の登録商品名〕のようなエラストマー質
支持体により、又はその他の弾力性ウエツビングにより
覆えばよい。これ等は、背部フレーム、座席フレーム及
び脚掛けに滑動させるスリーブ形状であってよい。この
ウエツビングは次いで、使用者に適当に高級な快適感の
得られる、適正な重量及び圧縮度を持つ比較的薄いフォ
ーム材充てんパッドで覆うことができる。
ひじ掛け棒の一方は、本発明椅子の側方から立上がる
ことができるように樞動させることができる。このよう
な樞動アームは、たとえば椅子をホームケア又は療養所
に使うときに老年者に対し有用である。
本発明によれば、なおその他多くの実施例が得られ
る。たとえばリンク仕掛の全部品を扁平板から構成し、
必要に応じて湾曲させ、リンク仕掛の運動に適応するよ
うにしてもよい。このような構成ではリンク仕掛は椅子
の各側に取付ける。当業界の標準として右側部を左側部
の鏡像の関係にする。この椅子の背部、座席、脚掛け及
びその他の部品を次いでリンク仕掛に取付ける。ベルク
ランク点61のような片寄り点を加えて、傾斜平衡に役立
て又は各リンクの場所を変更してもよい。その他の変型
は当業者には明らかである。
ひざテーブルは、足掛け、静脈注射送給容器、又髪、
頭及び体のクッション、液体袋用のかぎ、酸素タンク棚
及び足落下防止装置を含む付加的付属品と共に椅子に加
えてもよい。各アームの前部における、一層広く強いフ
レーム及び持上げた手の支持体は、著しい超過重量に使
うようにした椅子に使うことができる。足あ心臓の高さ
位置の上方に持上げる「トレンデレンブルグ(Trendele
nburg)」位置に移動するように、側部テーブルを付加
しリンク仕掛を適合させると、この椅子を臨床看護用と
して一層有用になる。フレームになるべくは直径24イン
チの2個の自動推進車輪を、取りはずし自在の足掛け及
び車輪鎖錠器と共に加えると、この椅子は車輪付き寄掛
かり椅子に変換する。

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寄掛かり椅子において、 背部フレームと、 前端と後端とを有し、後端が背部フレームへ枢動自在に
    取り付けられている座席フレームと、 座席フレームの前端へ枢動自在に直接に取り付けられ、
    椅子が直立位置にある時座席フレームの下で垂直線に対
    し鋭角で配置されており、これにより、うまく座席フレ
    ームの連続伸長部になるようにした脚掛けと、 背部フレームが枢動自在に取り付けられている台フレー
    ムと、 第一端において背部フレームへ、第二端において脚掛け
    へ枢動自在に取り付けられている駆動リンクと、 第一端において台フレームへ、第二端において駆動リン
    クの第二端におけるオフセット点に枢動自在に取り付け
    られている受けリンクと、 を含んでいることを特徴とする前記寄掛かり椅子。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の寄掛かり椅子の
    機構において、さらに、背部フレーム、座席フレーム、
    台フレーム、駆動リンク、受けリンクおよび脚掛けの2
    方向への相対運動を防止するために、背部フレームを台
    フレームへ鎖錠する手段を含んでいることを特徴とする
    前記寄掛かり椅子の機構。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項に記載の寄掛かり椅子に
    おいて、さらに、背部フレームへ枢動自在に取り付けら
    れかつ脚掛けへ枢動自在に取り付けられている駆動リン
    クを含み、これにより、駆動リンクが傾斜運動中に脚掛
    けの運動を駆動し、さらに、第一枢動点において台フレ
    ームへ枢動自在に取り付けられ、第二枢動点において駆
    動リンクへ枢動自在に取り付けられている受けリンクを
    含んでおり、これにより、第一と第二の枢動点の間の距
    離が傾斜運動中に脚掛けの運動を拘束することを特徴と
    する前記寄掛かり椅子。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載の寄掛かり椅子の
    機構において、椅子が完全直立位置にある時、座席フレ
    ームが背部フレームへ枢動自在に取り付けられる点の上
    方にある背部フレームへ、台フレームが枢動自在に取り
    付けられていることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機
    構。
  5. 【請求項5】請求の範囲第1項に記載の寄掛かり椅子の
    機構において、椅子が完全直立位置にある時、座席フレ
    ームが背部フレームへ枢動自在に取り付けられる同一水
    平面にある背部フレームへ、台フレームが枢動自在に取
    り付けられていることを特徴とする前記寄掛かり椅子の
    機構。
  6. 【請求項6】寄掛かり椅子の機構において、 固定台と、 背部フレームと、 前記固定台へ背部フレームを枢動自在に取り付ける手段
    と、 座席フレームと、 前記固定台への背部フレームの取り付け点から離れた点
    において、座席フレームを背部フレームへ枢動自在に取
    り付ける手段と、 駆動リンクと、 座席フレームを背部フレームへ取り付ける手段の下方に
    配置され、駆動リンクを背部フレームへ枢動自在に取り
    付ける手段と、 接続リンクと、 座席フレームを背部フレームへ取り付ける手段の前方に
    配置され、接続リンクを座席フレームへ枢動自在に取り
    付ける手段と、 駆動リンクを背部フレームへ枢動自在に取り付ける手段
    の前方に配置され、接続リンクを駆動リンクへ直接に枢
    動自在に取り付ける手段と、 受けリンクと、 受けリンクを固定台へ枢動自在に取り付ける手段と、 駆動リンクを背部フレームへ取り付ける手段の前方に配
    置され、受けリンクを駆動リンクへ枢動自在に取り付け
    る手段と、 を含んでいることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機
    構。
  7. 【請求項7】請求の範囲第6項に記載の寄掛かり椅子の
    機構において、受けリンクを駆動リンクへ枢動自在に取
    り付ける手段が、接続リンクを駆動リンクへ直接に枢動
    自在に取り付ける前記手段から偏位した駆動リンク上の
    点にあることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機構。
  8. 【請求項8】請求の範囲第6項に記載の寄掛かり椅子の
    機構において、さらに、接続リンクへ固定された脚掛け
    を含んでいることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機
    構。
  9. 【請求項9】請求の範囲第8項に記載の寄掛かり椅子の
    機構において、受けリンクが、接続リンクが駆動リンク
    へ枢動自在に取り付けられている点に一致して、駆動リ
    ンクへ枢動自在に取り付けられていることを特徴とする
    前記寄掛かり椅子の機構。
  10. 【請求項10】請求の範囲第6項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、椅子が完全直立の位置にある時、座席
    フレームが背部フレームへ枢動自在に取り付けられてい
    る点の上方の前記台へ、背部フレームが枢動自在に取り
    付けられていることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機
    構。
  11. 【請求項11】請求の範囲第6項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、椅子が完全直立の位置にある時、座席
    フレームが背部フレームへ枢動自在に取り付けられてい
    る同一平面で、背部フレームが前記台へ枢動自在に取り
    付けられていることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機
    構。
  12. 【請求項12】寄掛かり椅子において、 台支持部材と前記台支持部材へ取り付けられた2本の湾
    曲したひじかけ棒とを含んでいる台フレームと、 それぞれのアームがひじかけ棒の一つへ枢動自在に取り
    付けられ、傾斜作用中に後方へ枢動するU字形背部フレ
    ームと、 二つの長手支持部材と横支持部材とを有し、各長手支持
    部材が、背部フレームと台フレームとが取り付けられて
    いる点の下の点で背部フレームのアームへ枢動自在に取
    り付けられ、これにより、背部フレームが後方に枢動す
    る時、座席フレームが背部フレームへ取り付けられてい
    る点が、背部フレームと台フレームとが取り付けられて
    いる点のまわりで円を描く座席フレームと、 それぞれが背部フレームの各アームの底部に枢動自在に
    取り付けられた駆動リンクであって、それにより、背部
    フレームが後方へ枢動する時、駆動リンクが背部フレー
    ムへ取り付けられている点が、背部フレームと台フレー
    ムとが取り付けられている点のまわりで円を描く二つの
    駆動リンクと、 かぎ形端部を有し、その端部において駆動リンクの前部
    へ枢動自在に取り付けられた脚掛けであって、かぎ形端
    部において座席フレームの前部に枢動自在に取り付けら
    れ、これにより、駆動リンクの前方への運動によって、
    脚掛けが、座席フレームへ取り付けられている点の回り
    で回転し、これにより、脚掛けが、椅子が閉じた位置に
    ある時座席フレームの下に折り曲がって収められるほぼ
    U字形脚掛けと、 それぞれがその上端においてひじ掛け棒の一つへ、その
    下端において駆動リンクの一つへ枢動自在に取り付けら
    れており、これにより、駆動リンクによって、受けリン
    クがひじかけ棒へのその取付部の回りを枢動する二つの
    受けリンクと、 を含んでいることを特徴とする前記寄掛かり椅子。
  13. 【請求項13】請求の範囲第12項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、2本の湾曲したひじかけ棒が台支持部
    材へ取外し可能に取り付けられており、もって、寄掛か
    り椅子が、輸送のために、分解可能であり且つ折畳み可
    能であることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機構。
  14. 【請求項14】請求の範囲第12項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、さらに、前記機構の運動の全範囲にお
    いて、前記機構を任意の位置へ鎖錠する錠を含み、第一
    端部において台フレームに滑動可能に配置されかつ第二
    端部において背部フレームに配置された複数の板と、前
    記第一端部において前記板に隣接しかつその間に配置さ
    れた複数のワッシャと、前記板の動きを防止するため
    に、前記ワッシャを前記板へ押しつける手段とを含んで
    いることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機構。
  15. 【請求項15】寄掛かり椅子の機構において、 後部と前部とを有する台フレームと、 第一端と第二端とを有する背部リンクと、 背部リンクの第一端と第二端との中間の点において、背
    部リンクを台フレームの後部へ枢動自在に取り付ける手
    段と、 前部と後部とを有する座席リンクと、 背部リンクの第一端と第二端との中間の点において、座
    席リンクの後部を背部リンクへ枢動自在に取り付ける手
    段と、 脚掛けリンクと、 前記脚掛けリンクを前記座席リンクの前部へ枢動自在に
    取り付ける手段と、 前部と後部とを有する駆動リンクと、 駆動リンクの後部を背部リンクの第一端に枢動自在に取
    り付ける手段と、 受けリンクと、 受けリンクを台フレームの前部へ枢動自在に取り付ける
    手段と、 駆動リンクの前部を受けリンクへ枢動自在に取り付ける
    手段と、 脚掛けリンクを駆動リンクへ直接に枢動自在に取り付け
    る手段と、 を含んでいることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機
    構。
  16. 【請求項16】請求の範囲第15項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、背部リンクを台フレームへ枢動自在に
    取り付ける手段が第一枢動点を設定し、座席リンクの後
    部を背部リンクに枢動自在に取り付ける手段が第二枢動
    点を設定し、第二枢動点が、椅子機構が完全直立の位置
    にある場合第一枢動点の下方にあることを特徴とする前
    記寄掛かり椅子の機構。
  17. 【請求項17】請求の範囲第16項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、駆動リンクの前部を受けリンクへ枢動
    自在に取り付ける手段が第三枢動点を設定し、前記第三
    枢動点が脚掛けリンクを直接に駆動リンクへ枢動自在に
    取り付ける手段から偏位した駆動リンクの前部の一点に
    あることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機構。
  18. 【請求項18】請求の範囲第15項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、さらに、背部リンク、座席リンク、台
    フレーム、駆動リンク、受けリンクおよび脚掛けリンク
    の二つの方向の相対運動を防止するために、前記背部リ
    ンクを台フレームへ鎖錠する手段を含んでいることを特
    徴とする前記寄掛かり椅子の機構。
  19. 【請求項19】請求の範囲第15項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、脚掛けリンクが座席リンクの下方に傾
    斜して配置されていることを特徴とする前記寄掛かり椅
    子の機構。
  20. 【請求項20】請求の範囲第15項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、椅子が完全直立の位置にある時座席リ
    ンクが背部リンクへ枢動自在に取り付けられている同一
    水平面に、背部リンクが台フレームへ枢動自在に取り付
    けられていることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機
    構。
  21. 【請求項21】請求の範囲第15項に記載の寄掛かり椅子
    の機構において、受けリンクが、 脚掛けリンクが駆動リンクへ枢動自在に取り付けられて
    いる点と一致して、駆動リンクへ枢動自在に取り付けら
    れていることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機構。
  22. 【請求項22】寄掛かり椅子の機構において、 後部と前部とを有する台フレームと、 第一端と第二端とを有する背部リンクと、 背部リンクの第一端と第二端との中間の点において、背
    部リンクを台フレームの後部へ枢動自在に取り付ける手
    段と、 前部と後部とを有する座席リンクと、 背部リンクの第一端と第二端との中間の点において、か
    つ、椅子機構が完全直立位置にある時背部リンクを台フ
    レームの後部へ枢動自在に取り付ける手段の下方に、座
    席リンクの後部を背部リンクへ枢動自在に取り付ける手
    段と、 脚掛けリンクと、 脚掛けリンクを座席リンクの前部へ枢動自在に取り付け
    る手段と、 前部と後部とを有する駆動リンクと、 駆動リンクの後部を背部リンクの第一端へ枢動自在に取
    り付ける手段と、 受けリンクと、 受けリンクを台フレームの前部へ枢動自在に取り付ける
    手段と、 駆動リンクの前部を受けリンクへ枢動自在に取り付ける
    手段と、 脚掛けリンクを駆動リンクへ枢動自在に取り付ける手段
    と、 を含んでいることを特徴とする前記寄掛かり椅子の機
    構。
  23. 【請求項23】請求の範囲第22項に記載の寄掛かり椅子
    の機構においてと、駆動リンクの前部を受けリンクへ枢
    動自在に取り付ける手段が、脚掛けリンクを駆動リンク
    へ枢動自在に取り付ける手段から偏位した駆動リンクの
    前部の一点にあることを特徴とする前記寄掛かり椅子の
    機構。
  24. 【請求項24】請求の範囲第22項に記載の寄掛かり椅子
    の機構においてと、受けリンクが、脚掛けリンクが駆動
    リンクへ枢動自在に取り付けられている点と一致して、
    駆動リンクへ枢動自在に取り付けられていることを特徴
    とする前記寄掛かり椅子の機構。
  25. 【請求項25】寄掛かり椅子の機構においてと、 背部フレームと、 前端と後端とを有し、前記後端が背部フレームへ枢動自
    在に取り付けられている座席と、 座席フレームの前端へ直接に枢動自在に取り付けられ、
    椅子が完全直立位置にある時座席フレームの下に垂直線
    に対し鋭角で位置し、これにより、うまく座席の連続し
    た伸長部になるようにした脚掛けと、 背部フレームが枢動自在に取り付けられている台フレー
    ムと、 第一端において背部フレームへ、第二端において脚掛け
    へ枢動自在に取り付けられている駆動リンクと、 第一端において台フレームへ、第二端において、駆動リ
    ンクが脚掛けへ枢動自在に取り付けられている点と一致
    した点において駆動リンクへ枢動自在に取り付けられて
    いる受けリンクと、 を含んでいることを特徴とする寄掛かり椅子の機構。
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