JP2692265B2 - 鉛蓄電池の製造方法 - Google Patents
鉛蓄電池の製造方法Info
- Publication number
- JP2692265B2 JP2692265B2 JP1133545A JP13354589A JP2692265B2 JP 2692265 B2 JP2692265 B2 JP 2692265B2 JP 1133545 A JP1133545 A JP 1133545A JP 13354589 A JP13354589 A JP 13354589A JP 2692265 B2 JP2692265 B2 JP 2692265B2
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- Japan
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- strap
- lid
- electrode plate
- battery case
- ears
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉛蓄電池の組立方法に関するものである。
従来技術とその問題点 従来から、蓋に正負極板の耳が挿通できるスリットを
設け、該スリットに正負極板の耳を挿通させ、スリット
の上面において前記挿通させた耳をそれぞれ溶融させる
と共に鉛合金バー(以後ストラップという)を形成させ
たものが例えば特公昭41-15768、特公昭48-5181に提案
されている。これは隣接セル間を最短距離で接続するこ
とができるため、高率放電特性を向上させると共に構成
部品を省略できるので鉛蓄電池の軽量化、価格安、コン
パクト化が図れる等種々の利点を有している。
設け、該スリットに正負極板の耳を挿通させ、スリット
の上面において前記挿通させた耳をそれぞれ溶融させる
と共に鉛合金バー(以後ストラップという)を形成させ
たものが例えば特公昭41-15768、特公昭48-5181に提案
されている。これは隣接セル間を最短距離で接続するこ
とができるため、高率放電特性を向上させると共に構成
部品を省略できるので鉛蓄電池の軽量化、価格安、コン
パクト化が図れる等種々の利点を有している。
しかし極板耳間のピッチのバラツキが極めて大きく、
上記極板の耳をスリットに挿通させる作業が非常に困難
であった。すなわちこの組立工程において大きい工数を
要し、本来安価になるべきものがかえって高価なものに
なり、工業化に際し支障を来していた。また極板の耳が
数十枚に及ぶ鉛蓄電池においては実質的に組立が不可能
であり採用することができない等の欠点があった。
上記極板の耳をスリットに挿通させる作業が非常に困難
であった。すなわちこの組立工程において大きい工数を
要し、本来安価になるべきものがかえって高価なものに
なり、工業化に際し支障を来していた。また極板の耳が
数十枚に及ぶ鉛蓄電池においては実質的に組立が不可能
であり採用することができない等の欠点があった。
発明の目的 本考案は上記欠点を解消したもので、隣接セル間を最
短距離で接続する構造に係わる鉛蓄電池の組立工数を低
減することを目的とする。
短距離で接続する構造に係わる鉛蓄電池の組立工数を低
減することを目的とする。
発明の構成 本発明は第一工程と、第二工程と、第三工程と、第四
工程と、第五工程とを有し、第一工程は、極板群14を電
槽1の途中まで収容し、該極板群14の耳部15,15′を電
槽1上面から突出させる工程であり、 第二工程は、前記耳部15,15′を蓋2の耳挿通穴20,21
へ挿通し、該耳部15,15′を蓋2の上面から突出させる
工程であり、 第三工程は、前記蓋2の前記電槽1を固着する工程で
あり、 第四工程は、前記耳部15,15′を溶融連結してストラ
ップ4を形成する工程であり、 第五工程は、前記極板群14を前記電槽1の底面26に達
するまで押し込み、前記ストラップ4を前記蓋2のスト
ラップ配置部16へ収容する工程であり、 第一工程と、第二工程と、第三工程と、第四工程と、
第五工程とは、この順序で行うか、または第一工程と、
第二工程と、第四工程と、第三工程と、第五工程とは、
この順序で行うことを特徴とするものである。
工程と、第五工程とを有し、第一工程は、極板群14を電
槽1の途中まで収容し、該極板群14の耳部15,15′を電
槽1上面から突出させる工程であり、 第二工程は、前記耳部15,15′を蓋2の耳挿通穴20,21
へ挿通し、該耳部15,15′を蓋2の上面から突出させる
工程であり、 第三工程は、前記蓋2の前記電槽1を固着する工程で
あり、 第四工程は、前記耳部15,15′を溶融連結してストラ
ップ4を形成する工程であり、 第五工程は、前記極板群14を前記電槽1の底面26に達
するまで押し込み、前記ストラップ4を前記蓋2のスト
ラップ配置部16へ収容する工程であり、 第一工程と、第二工程と、第三工程と、第四工程と、
第五工程とは、この順序で行うか、または第一工程と、
第二工程と、第四工程と、第三工程と、第五工程とは、
この順序で行うことを特徴とするものである。
実施例 第1図は本発明鉛蓄電池の製造方法で製造した鉛蓄電
池の外観斜視図、第2図は第1図のI−I′部縦断要部
正面図であり、1は電槽、2は蓋である。3は覆板で蓋
2の上面に超音波溶着方法等により固着する。4a〜4eは
隣接セル間に跨って接続されたストラップ、5a、5bは1
セルの範囲内で形成されたストラップであり、それぞれ
蓋2に配置されている。6、6′は正負極柱で5a、5bの
ストラップから植立されている。7はセル外に開口した
ガス排出口で各セルからそれぞれ導かれたガスがここか
ら排出される。8は電槽1と蓋2との固着部で、例えば
電槽1と蓋2とをポリプロピレン樹脂で形成しておき、
加熱溶着方法によって固着させたものである。10はセル
内のガス排出口で11のガス誘導路と連通しており最終的
に上記セル外に開口したガス排出口7に達するように連
結されている。
池の外観斜視図、第2図は第1図のI−I′部縦断要部
正面図であり、1は電槽、2は蓋である。3は覆板で蓋
2の上面に超音波溶着方法等により固着する。4a〜4eは
隣接セル間に跨って接続されたストラップ、5a、5bは1
セルの範囲内で形成されたストラップであり、それぞれ
蓋2に配置されている。6、6′は正負極柱で5a、5bの
ストラップから植立されている。7はセル外に開口した
ガス排出口で各セルからそれぞれ導かれたガスがここか
ら排出される。8は電槽1と蓋2との固着部で、例えば
電槽1と蓋2とをポリプロピレン樹脂で形成しておき、
加熱溶着方法によって固着させたものである。10はセル
内のガス排出口で11のガス誘導路と連通しており最終的
に上記セル外に開口したガス排出口7に達するように連
結されている。
12、12′は正負極板、13はセパレータで複数枚組合わ
され極板群14を構成し、電槽1に収容されている。15、
15′は正負極板12、12′の耳部であり、上端はストラッ
プ4に結合されている。
され極板群14を構成し、電槽1に収容されている。15、
15′は正負極板12、12′の耳部であり、上端はストラッ
プ4に結合されている。
第3図は組立前の蓋、すなわち部品の状態にある蓋2
のストラップ配置部の要部平面図、第4図は第3図のII
-II′部縦断正面図である。16はストラップ配置部で下
方へ延長された側壁17と若干張り出した底壁18があり、
上記底壁18と同一平面で形成された中間底壁19が中央か
ら偏った位置にある。該中間底壁19の下面には隣接セル
間同士を隔離する隔壁(図示せず)がストラップ配置部
16の長手方向に対し直交する方向に配置されている。ま
た20は極板の耳挿通口であり1セルの範囲内にある負極
板の耳が全て挿通できる大きさに形成してある。さらに
21は同じく極板の耳挿通口であり、隣接セル側の正極板
の耳が全て挿通できる大きさに形成してある。なおスト
ラップ配置部16の形状は、ストラップ4が適当に収容で
きるように設計してある。
のストラップ配置部の要部平面図、第4図は第3図のII
-II′部縦断正面図である。16はストラップ配置部で下
方へ延長された側壁17と若干張り出した底壁18があり、
上記底壁18と同一平面で形成された中間底壁19が中央か
ら偏った位置にある。該中間底壁19の下面には隣接セル
間同士を隔離する隔壁(図示せず)がストラップ配置部
16の長手方向に対し直交する方向に配置されている。ま
た20は極板の耳挿通口であり1セルの範囲内にある負極
板の耳が全て挿通できる大きさに形成してある。さらに
21は同じく極板の耳挿通口であり、隣接セル側の正極板
の耳が全て挿通できる大きさに形成してある。なおスト
ラップ配置部16の形状は、ストラップ4が適当に収容で
きるように設計してある。
これをその製造方法について説明すれば、第5図はス
トラップ形成時の状態を示す要部縦断正面図であり、22
はストラップ形成用凹陥部23、23′を有した金型で、該
金型はストラップ形成用凹陥部23、23′を有した面24を
上方に向けて水平に配置する。そして極板群14をその下
端25(図では上端)が電槽1の底壁面26からa寸法浮か
せた状態に配置する。その後上方より電槽1と蓋2とを
垂下させた際、正負極板の耳15、15′の先端部分b寸法
がストラップ形成用凹陥部23、23′内に浸漬するような
寸法関係で停止させるものである。この状態においてス
トラップ形成用凹陥部23、23′へ溶融した鉛合金を注入
して正負極板の耳15、15′の先端部分b寸法を溶融させ
るとともにストラップ4を形成させる。その後鉛合金が
固化してからストラップ4を金型から外し、a寸法分の
み浮き上がった極板群14を電槽1の底壁面26に達するま
で押し込めばストラップ4はストラップ配置部16に収容
される。
トラップ形成時の状態を示す要部縦断正面図であり、22
はストラップ形成用凹陥部23、23′を有した金型で、該
金型はストラップ形成用凹陥部23、23′を有した面24を
上方に向けて水平に配置する。そして極板群14をその下
端25(図では上端)が電槽1の底壁面26からa寸法浮か
せた状態に配置する。その後上方より電槽1と蓋2とを
垂下させた際、正負極板の耳15、15′の先端部分b寸法
がストラップ形成用凹陥部23、23′内に浸漬するような
寸法関係で停止させるものである。この状態においてス
トラップ形成用凹陥部23、23′へ溶融した鉛合金を注入
して正負極板の耳15、15′の先端部分b寸法を溶融させ
るとともにストラップ4を形成させる。その後鉛合金が
固化してからストラップ4を金型から外し、a寸法分の
み浮き上がった極板群14を電槽1の底壁面26に達するま
で押し込めばストラップ4はストラップ配置部16に収容
される。
尚、上記実施例では電槽1と蓋2との固着は第5図の
様にストラップ形成以前の工程で行っているが、ストラ
ップ形成後の工程で行ってもよい。
様にストラップ形成以前の工程で行っているが、ストラ
ップ形成後の工程で行ってもよい。
発明の効果 以上述べた様に本発明は、極板耳部を蓋上部へ簡単に
挿通でき、しかも蓋上部でストラップを形成出来るた
め、鉛蓄電池の組立工数を低減でき、その工業的価値は
極めて大である。
挿通でき、しかも蓋上部でストラップを形成出来るた
め、鉛蓄電池の組立工数を低減でき、その工業的価値は
極めて大である。
第1図は本発明の方法で製造した鉛蓄電池の外観斜視
図、第2図は第1図のI−I′部縦断要部正面図、第3
図は組立前の蓋のストラップ配置部の要部平面図、第4
図は第3図のII-II′部縦断正面図、第5図は鉛蓄電池
のストラップ形成時の状態を示す要部縦断正面図であ
る。 1……電槽、2……蓋 4……ストラップ 14……極板群、15、15′……耳部 16……ストラップ配置部 20、21……耳挿通穴、26……底面
図、第2図は第1図のI−I′部縦断要部正面図、第3
図は組立前の蓋のストラップ配置部の要部平面図、第4
図は第3図のII-II′部縦断正面図、第5図は鉛蓄電池
のストラップ形成時の状態を示す要部縦断正面図であ
る。 1……電槽、2……蓋 4……ストラップ 14……極板群、15、15′……耳部 16……ストラップ配置部 20、21……耳挿通穴、26……底面
Claims (1)
- 【請求項1】第一工程と、第二工程と、第三工程と、第
四工程と、第五工程とを有し、 第一工程は、極板群(14)を電槽(1)の途中まで収容
し、該極板群(14)の耳部(15,15′)を電槽(1)上
面から突出させる工程であり、 第二工程は、前記耳部(15,15′)を蓋(2)の耳挿通
穴(20,21)へ挿通し、該耳部(15,15′)を蓋(2)の
上面から突出させる工程であり、 第三工程は、前記蓋(2)と前記電槽(1)を固着する
工程であり、 第四工程は、前記耳部(15,15′)を溶融連結してスト
ラップ(4)を形成する工程であり、 第五工程は、前記極板群(14)を前記電槽(1)の底面
(26)に達するまで押し込み、前記ストラップ(4)を
前記蓋(2)のストラップ配置部(16)へ収容する工程
であり、 第一工程と、第二工程と、第三工程と、第四工程と、第
五工程とは、この順序で行うか、または第一工程と、第
二工程と、第四工程と、第三工程と、第五工程とは、こ
の順序で行うことを特徴とする、 鉛蓄電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1133545A JP2692265B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 鉛蓄電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1133545A JP2692265B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 鉛蓄電池の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02312157A JPH02312157A (ja) | 1990-12-27 |
JP2692265B2 true JP2692265B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=15107318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1133545A Expired - Fee Related JP2692265B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 鉛蓄電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2692265B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-25 JP JP1133545A patent/JP2692265B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02312157A (ja) | 1990-12-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |