JP2690559B2 - ミクサ - Google Patents

ミクサ

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JP2690559B2
JP2690559B2 JP1156416A JP15641689A JP2690559B2 JP 2690559 B2 JP2690559 B2 JP 2690559B2 JP 1156416 A JP1156416 A JP 1156416A JP 15641689 A JP15641689 A JP 15641689A JP 2690559 B2 JP2690559 B2 JP 2690559B2
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JP
Japan
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signal
conductor film
intermediate frequency
mixer
terminal
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健治 伊東
明夫 飯田
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ダイオードの非直線特性を利用して高周
波信号と局発信号とから中間周波数信号を発生させ、そ
れぞれを分離し、中間周波信号を出力するミクサに関
し、特に中間周波信号端子へ出力される不要信号の電力
レベルの低減に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図は例えば、IEEE G−MTT 1970 Int.Microwa
ve Symp.Digest P196〜199に示された従来のミクサの
構成を基板の上面から見た構成図、第7図は第6図のA
−A′断面を示す図である。これらの図において、1は
誘電体基板、2は第1の導体膜、3は第2の導体膜、4
はスリット、5は第1の導体膜2とスリット4とから成
る第1のスロット線路、6は導体膜2,3とスリット4と
から成る第2のスロット線路、6a,6bは第2のスロット
線路6を伝搬方向にT字状に2等分したスロット線路、
7は第1のストリップ導体、8は第2のストリップ導
体、9は第1の導体膜2と第1のストリップ導体7とか
ら成る第1のマイクロストリップ線路、10は第1の導体
膜2と第2のストリップ導体8とから成る第2のマイク
ロストリップ線路、11は第1のマイクロストリップ線路
9の一端に設けられた高周波信号端子(以下、RF端子と
略記)、12は第2のマイクロストリップ線路10と第2の
スロット線路6a,6bとを接続するスルーホール、13は局
発信号と中間周波信号を分離する分波器、14は局発信号
端子(以下、LO端子と略記)、15は中間周波信号端子
(以下、IF端子と略記)、16a,16bはショットキーダイ
オード(以下SBDと略記)。
次に動作を説明する。高周波信号(以下、RF信号と略
記)をRF端子11に印加すると、このRF信号は第1のマイ
クロストリップ線路9を伝播し、さらに第1のスロット
線路5に結合し、SBD16a,16bの両端に加わる。第2のス
ロット線路6の全長をRF信号周波数で概略1/2波長にな
るよう設定すると、SBD16a,16bから見て第2のスロット
線路6側は開放端に見える。一方、局発信号(以下、LO
信号と略記)をLO端子14に印加すると、このLO信号は分
波器13、第2のマイクロストリップ線路10、スルーホー
ル12、スロット線路6a,6bの順に伝播し、SBD16a,16bの
両端に加わる。この構成によるミクサでは、第1の導体
膜2と第2の導体膜3の間に、互いに逆極性になるよう
SBD16aとSBD16bのそれぞれが接続されているので、これ
らSBD16aとSBD16bの接続点とSBD16a,16bの両端の間、す
なわち第1の導体膜2と第2の導体膜3の間に中間周波
信号(以下、IF信号と略記)が生じる。従って、スルー
ホール12と第2のマイクロストリップ線路10と分波器13
とを介し、IF端子15からIF信号を取出すことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のミクサは上述したように構成されているが、IF
信号とLO信号との分離を分波器13で行っている。そのた
め、IF信号周波数とLO信号周波数が近接した場合、分波
器13内のフィルタ特性として急峻なものが必要となり、
構成が複雑になったうえ、充分な分波特性が得られず、
IF端子15にLO信号が不要信号として漏洩するという問題
点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、LO信号とIF信号との分波特性に優れ、IF端
子15に漏洩する不要信号レベルを小さくすることができ
るミクサを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明によるミクサは、ダイオード(16a,16b)を
その極性が第2のスロット線路(6)で囲まれた導体膜
(第2の導体膜3)から見て同一に成るよう接続すると
共に、ダイオード(16a,16b)と直列に中間周波信号周
波数で共振する並列共振回路(17a,17b)を接続したも
のである。
〔作用〕 この発明におけるミクサでは、第1の導体膜(2)と
第2の導体膜(3)との間に同じ極性のダイオード(16
a,16b)を設けたので、IF信号は第1の導体膜(2)の
スリットをはさみ対向している導体間に生じる。従っ
て、原理的にLO信号とIF信号が分波されている。この場
合、IF信号周波数においては、スロット線路の電気長が
波長より非常に短いため、IF信号は短絡されてしまう。
そこで、IF信号周波数で共振する並列共振回路(17a,17
b)を設けることにより、効率よくダイオード(16a,16
b)の両端からIF信号を取出すことができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例によるミクサを基板の上
面から見た構成図、第2図は第1図のA−A′断面を示
す図であり、第6図および第7図に示すものと同一部分
は同一の符号を付し、その説明は省略する。
これらの図において、17a,17bはIF信号周波数で共振
する並列共振回路、18a,18bは出力線、19はダイオード1
6a,16bのバイアス用抵抗、20はバイアス用抵抗19へのIF
信号とLO信号との漏洩を阻止するためのバイアス用イン
ダクタ、21はIF信号周波数で第2の導体膜3とLO端子14
を分離するための中間周波信号遮断回路である。
第3図は並列共振回路17a,17bの等価回路であり、22
はコンデンサC、23はインダクタLであり、IF信号周波
数で並列共振するように、CとLの値が選択されてい
る。
次に動作を説明する。RF信号はSBD16a,16bと並列共振
回路17a,17bの直列回路の両端に加わる。RF信号周波数
においては、並列共振回路17a,17bのインピーダンスは
ほぼ零なので、RF信号電圧は全てSBD16a,16bの両端に加
わっている。一方、LO信号をLO端子14に印加すると、LO
信号はSBD16a,16bと並列共振回路17a,17bとの直列回路
の両端に加わる。LO信号周波数においても並列共振回路
17a,17bは低インピーダンスであるため、LO信号電圧の
大半はSBD16a,16bの両端に加わっている。そして、第1
の導体膜2と第2の導体膜3の間に、同じ極性になるよ
うSBD16a,16bのそれぞれが接続されれているので、SBD1
6aとSBD16bの両端、すなわちSBD16aと並列共振回路17a
との接続点と、SBD16bと並列共振回路17bとの接続点と
の間にIF信号が生じる。
このIF信号周波数においては、並列共振回路17a,17b
が共振し、高インピーダンスになるの。このため、IF信
号は第1の導体膜2で短絡されることなく、出力線18a,
18bを介し、IF端子15に取出される。
以上のようにこの実施例によれば、第1の導体膜2と
第2の導体膜3の間に、同一極性になるよう2つのダイ
オード16a,16bを設け、かつそれぞれのダイオード16a,1
6bと第1の導体膜2の間に中間周波信号周波数で共振す
る並列共振回路17a,17bを設け、前記ダイオード16a,16b
と並列共振回路17a,17bとの接続点からIF信号を取出す
ように構成したので、中間周波信号と局発信号の分波特
性が向上し、中間周波信号端子15へ漏洩する局発信号の
電力レベルを小さくすることができる。
なお、この実施例では、単なる平衡形のミクサを例に
とり説明したが、平衡形ミクサを2つ組合せた形の二重
平衡形ミクサでも同様の効果を奏する。
また、通常のミクサ動作をさせた場合について説明し
たが、LO信号の高調波成分とRF信号の混合波を利用する
高調波ミクサでも同様の効果を奏する。
さらに、ミクサダイオードとしてSBD16a,16bを用いて
いるが、高調波ミクサとして動作させる場合には、第4
図および第5図の他の実施例の構成図に示すように、互
いに逆の極性になる方向で並列接続された2つのダイオ
ードを1対とするアンチパラレルダイオードペアを用い
てもよい。すなわち、第4図は本発明の他の実施例を示
す図であり、第5図は第4図のA−A′断面を示す断面
図であり、第1図に示すものと同一部分は同一符号を付
しており、その説明を省略する。これらの図において、
24はアンチパラレルダイオードペアである。
このような構成の高調波ミクサにおいては、RF信号と
LO信号の励振方法とIF信号の取り出し方法は、第1図に
示す構成のものと同じである。
そして、IF信号としてLO信号周波数の偶数倍の高調波
とRF信号との混合波が発生するため、スプリアス信号の
少ない高調波ミクサが得られる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、第1の導体膜と第2
の導体膜の間に、同一極性になるよう2つのダイオード
を設け、かつそれぞれのダイオードと第1の導体膜の間
に中間周波信号周波数で共振する並列共振回路を設け、
前記ダイオードと並列共振回路との接続点からIF信号を
取出すように構成したので、中間周波信号と局発信号の
分波特性が向上し、中間周波信号端子へ漏洩する局発信
号の電力レベルを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるミクサの構成を基板の
上面から見た構成図、第2図は第1図のA−A′断面
図、第3図は第1図の並列共振回路の等価回路図、第4
図は本発明の他の実施例による高調波ミクサの構成を基
板の上面から見た構成図、第5図は第4図のA−A′断
面図、第6図は従来のミクサの構成を示す図、第7図は
第6図のA−A′断面図である。 2……第1の導体膜、3……第2の導体膜、11……高周
波信号端子、14……局発信号端子、15……中間周波信号
端子、16a,16b……ショットキーダイオード、17a,17b…
…並列共振回路、24a,24b……アンチパラレルダイオー
ドペア。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に直列分岐が設けられた第1のスロッ
    ト線路と、両端が前記直列分岐に接続された所定の長さ
    を有する第2のスロット線路と、この第2のスロット線
    路で囲まれた導体膜と前記直列分岐の両分岐部との間に
    接続された2個のダイオードとを備えたミクサにおい
    て、 前記2個のダイオードを前記第2のスロット線路で囲ま
    れた導体膜からみて同じ極性になるように接続し、かつ
    各ダイオードに中間周波信号周波数で共振する並列共振
    回路を直列接続し、前記ダイオードと前記並列共振回路
    との接続点を中間周波信号出力端子としたことを特徴と
    するミクサ。
JP1156416A 1989-06-19 1989-06-19 ミクサ Expired - Lifetime JP2690559B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5242313A (en) * 1975-10-01 1977-04-01 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> Frequency convertor
JPS57183106A (en) * 1981-04-29 1982-11-11 Siemens Ag Microwave push-pull mixer circuit by strip line technique

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS57183106A (en) * 1981-04-29 1982-11-11 Siemens Ag Microwave push-pull mixer circuit by strip line technique

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