JP2690499B2 - 筒状繊維成形体のラバープレス成形装置 - Google Patents

筒状繊維成形体のラバープレス成形装置

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JP2690499B2 JP63102020A JP10202088A JP2690499B2 JP 2690499 B2 JP2690499 B2 JP 2690499B2 JP 63102020 A JP63102020 A JP 63102020A JP 10202088 A JP10202088 A JP 10202088A JP 2690499 B2 JP2690499 B2 JP 2690499B2
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泰雄 田畑
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は繊維強化金属(FRM)等の製造に用いる筒状
繊維成形体を成形するためのラバープレス成形装置に関
する。
(従来の技術) 繊維強化金属を製造するには、従来から繊維成形体に
金属溶湯を含浸せしめるようにしている。そして上記繊
維成形体を成形する方法として特開昭62−170441号に開
示されるものが知られている。
この方法はシェル砂を固めて崩壊可能な通気性筒状支
持体(成形型)を作成し、この筒状支持体をホルダーに
て保持したまま強化用繊維とバインダーを含む水溶液中
に浸漬し、支持体の内方から溶液を吸引して支持体の表
面に強化用繊維とバインダーからなる成形用素材を層状
に付着せしめ、次いでラバープレス成形装置によって成
形用素材中の水分をある程度除去して密度を高めた後、
乾燥及び焼成を行うとともに支持体を崩壊することで繊
維成形体を得るようにしている。
ここでラバープレス成形装置の構造は第5図に示すよ
うに、ラバー筒100の内方に筒状支持体101をセットする
とともに、ラバー筒100の外側とケース102との間を液体
又はガスを充填した圧力室103とし、この圧力室103に液
体又はガスを供給することで、ラバー筒100によって支
持体101外側に付着した成形用素材104を押圧するように
している。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来のラバープレス成形装置にあっては、繊
維成形体の密度を高めるべく強く押圧すると、筒状支持
体が破損することがある。そこで支持体の内側に当初か
らパンチングメタル等からなるバックアップ材を装着し
ておくことが考えられるが、このようにすると繊維溶液
を吸引して支持体表面に繊維を付着せしめる際に、部分
的に付着厚みが異なり、均一な厚さの繊維成形体が得ら
れない。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、通気性筒状支持体の
外周面に付着した成形体素材をラバー筒にて外側から押
圧するラバープレス成形装置において、ラバー筒の内方
には前記通気性筒状支持体を外側から嵌挿する通気性バ
ックアップ筒を設け、該通気性バックアップ筒は、厚さ
が略々均一な多孔性セラミックで構成し、バックアップ
筒の内部には、吸引装置に接続するとともに、該バック
アップ筒は弾性部材によって上方に付勢し、且つシリン
ダユニットで下方に引き下げ可能としたとを特徴とす
る。
(作用) プレス時に筒状支持体の内側はバックアップ筒にて支
承されているので、プレス圧を大きくしても支持体が崩
壊することがなく、またバックアップ筒は上方へ付勢さ
れるとともに下方へ移動可能となっているため、バック
アップ筒への支持体の装着及び取外しを容易に行える。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係るラバープレス成形装置の断面
図、第2図は同ラバープレス成形装置のプレス前の状態
を示す拡大断面図、第3図は同ラバープレス成形装置の
プレス時の状態を示す拡大断面図、第4図はラバープレ
スの前工程で用いる吸引装置の拡大断面図である。
ラバープレス成形装置は天板1及び定板2間に筒状ケ
ース3をセットし、ボルト4によって天板1及び底板2
を締付けることで外側部を構成している。
また、筒状ケース3と天板1及び底板2との間ではラ
バー筒5の上下端を挟持し、このラバー筒5外側とケー
ス3内側との間を圧力室Sとし、この圧力室Sと水供給
タンク6とを配管7で接続し、シリンダユニット8の作
動で圧力室S内に水を送り込むようにし、ケース3には
エア抜き用の手動バルブ9を取付けている。
また、天板1の中央には開口10を形成し、この開口10
をシリンダユニット11によって昇降動する蓋板12にて開
閉するようにし、更にラバー筒5の内方には多孔性セラ
ミックス等からなる通気性のバックアップ筒13を配置し
ている。以上のバックアップ筒13は、厚さが略々均一、
好ましくは均一である。このバックアップ筒13は底板2
に形成した凹部14にその下部を摺動自在に挿入され、バ
ックアップ筒13の内側部はバックアップ筒13の底部に形
成した孔15及び凹部14を介して吸引装置16につながって
いる。
またバックアップ筒13の底部には底板2下面に設けた
シリンダユニット17のピストンロッド18が結着し、この
ピストンロッド18をシリンダ内に配設したスプリング19
にて上方へ付勢するとともにピストンの上部室20に作動
油等を供給することでスプリング19に抗して強制的にバ
ックアップ筒13を引き下げるようにしている。
ところで上記のラバープレス成形装置を用いてプレス
するには、バックアップ筒13外周に外周面に成形体素材
30を付着したシェル砂からなる通気性の筒状支持体31を
挿着するわけであるが、第4図に基づいて筒状支持体31
の外周面に成形体素材30を付着せしめる前工程を説明す
る。
成形体素材30を付着せしめるには、筒状支持体31を保
持治具32に保持させたまた、強化用繊維とバインダーと
を含む水溶液33中に含浸し、吸引パイプ34を介して水溶
液33を支持体31の外側から内側へ通過させることで、支
持体31表面に強化用繊維とバインダーからなる成形体素
材30を付着せしめる。
ここで保持治具32はアッパーホルダー35とロアーホル
ダー36とからなり、アッパーホルダー35はフランジ部受
部37の中央から上方へ筒部38を伸ばし、この筒部38内に
スプリング39によって上方へ付勢される筒体40を挿入
し、この筒体40内にスプリング41によって下方に付勢さ
れる緩衝片42を設け、筒体40の側面にはロック用のスチ
ールボール43を収容する孔部44を形成している。またロ
アーホルダー36はフランジ状受部45の中央から吸引孔を
形成した筒部46を伸ばし、この筒部46の上端部をアッパ
ーホルダー35の筒体40に下方から挿入されるピン部47と
し、このピン部47外周に前記スチールボール43が嵌まり
込む溝部48を形成している。内第4図の状態はスチール
ボール43の外方への逃げを規制したロック状態を示して
いるが、ロック状態を解除するには筒体40を下方に押し
下げ、スチールボール43を受部37の中央の体系凹部37a
に位置せしめることで行う。
以上の如くして筒状支持体31の外周に成形体素材30を
付着せしめたならば、保持具32から筒状支持体31を取外
し、ラバープレス成形装置の天板1の開口10を開とし、
この開口10から筒状支持体31を装置内に入れ、バックア
ップ筒13に筒状支持体31を装着する。この時、バックア
ップ筒13はスプリング19に抗して下方へ逃げることが可
能なため、支持体31がバックアップ筒13に引っ掛って破
損することがない。
而る後、シリンダユニット11によって蓋12を下降させ
て開口10を閉じ、またシリンダ8によって圧力室S内に
水を圧送する。すると、第3図に示すように、ラバー筒
5は内方に膨れ、ラバー筒5と筒状支持体31との間で成
形体素材30を挟圧する。その結果、成形体素材30中の余
分な水は筒状支持体31及びバックアップ筒13を通って吸
引装置16によって排除され、成形体素材30は整形される
とともに密度を増す。次いで、バックアップ筒13から支
持体31を取外すわけであるが、この場合にはシリダユニ
ット17の作動でバックアップ筒13を若干引き下げること
で、きっかけがつかめ容易に行える。
この後、成形体素材30を加熱乾燥するとともに焼成し
て支持体31を崩壊することで、筒状繊維成形体が得られ
る。
(発明の効果) 以上に説明した如く本発明によれば、ラバープレス成
形装置のラバー筒の内方に通気性のバックアップ筒を設
けたのでプレス成形の際にシェル砂からなる支持体が破
損することがなく、特にバックアップ筒をスプリング等
によって上方に付勢するとともにシリンダユニット等に
よって下方へ引き下げるようにしたので、バックアップ
筒に支持体をスムーズに挿着することができ、またバッ
クアップ筒からの支持体の取外しも容易となる。
又本発明は、成形体素材の内側に配設したバックアッ
プ筒が、厚さが略々均一であり、且つ多孔性セラミック
で構成したので、成形体素材中に含有する水分は、成形
体素材の各部において均一に排出させることができ、均
一の厚さに成形体素材の整形が行なえ、爾後の加熱・乾
燥で均一の厚さの、整形形状が良好な筒状繊維成形体を
得ることができる。
又以上に加えるに、多孔性セラミックスからなるバッ
クアップ筒内を吸引装置に接続したので、成形体素材が
含有する水分の排出が円滑に、確実に、容易に行なえ、
成形体素材の爾後の加熱・乾燥工程上も有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に掛るラバープレス成形装置の断面図、
第2図は同ラバープレス成形装置のプレス前の状態を示
す拡大断面図、第3図は同ラバープレス成形装置のプレ
ス時の状態を示す拡大断面図、第4図はラバープレスの
前工程を示す断面図、第5図は従来のラバープレス成形
装置の断面図である。 尚、図面中、3はケース、5はラバー筒、12は蓋板、13
はバックアップ筒、19はスプリング、30は成形体素材、
31は筒状支持体、Sは圧力室である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 泰雄 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 堤 豊一 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−170600(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性筒状支持体の外周面に付着した成形
    体素材をラバー筒にて外側から押圧するラバープレス成
    形装置において、 前記ラバー筒の内方には前記通気性筒状支持体を外側か
    ら嵌挿する通気性バックアップ筒を設け、該通気性バッ
    クアップ筒は、厚さが略々均一な多孔性セラミックで構
    成し、 前記バックアップ筒の内部には、吸引装置に接続すると
    ともに、該バックアップ筒は弾性部材によって上方に付
    勢し、且つシリンダユニットで下方に引き下げ可能とし
    た、 ことを特徴とする筒状繊維成形体のラバープレス装置。
JP63102020A 1988-04-25 1988-04-25 筒状繊維成形体のラバープレス成形装置 Expired - Lifetime JP2690499B2 (ja)

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