JP2689953B2 - アンテナ制御方式 - Google Patents
アンテナ制御方式Info
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Description
し、特に無線LAN(ローカルエリアネットワーク)シ
ステムのアンテナ制御方式に関する。
いるが、配線工事(例えばLANの一例としてEthernet
等ではケーブルの配線工事、ハブ、トランシーバ等の付
設工事等が必要)の不要な無線を用いた無線LANシス
テムが近時注目されている。
ンテナを用いて送受信が行われていたが、今後データ伝
送容量の増大ならびに利用者の増大に伴い無指向性アン
テナを用いていたのでは対応できなくなる。このため、
指向性アンテナを用いてより高能率な無線LANシステ
ムを構成することが今後重要な課題になるものと思料さ
れる。
示す。
ナ方向信号入力端子300より入力された信号は入力切り
換え器310と主アンテナ340へ入力され、通常運用時に
は、データ信号入力端子301より入力された信号が、入
力切り換え器310にて選択され主送受信機330で変調され
た後に主アンテナ340を介して送出される。
0から出力される信号が入力切り換え器310で選択され主
送受信機330と主アンテナ340を介してアンテナ方向信号
入力端子300から入力された信号に基づいた指向方向へ
送出される。
来のアンテナ制御方式においては、基地局のアンテナ指
向性が鋭くなると各端末局は最適な指向方向を決定する
ことが困難になると共に各端末局毎に最適なアンテナ指
向方向の決定を行なおうとした場合、端末局の増大と共
にアンテナ制御に多大の時間を要するという問題があ
る。
れたものであって、周波数の異なる副信号を用いてアン
テナの方向制御を行うことにより、アンテナ最適方向決
定のための時間を短縮し、端末局の数が増えてもアンテ
ナ制御に要する時間の増大を抑止することを可能とする
アンテナ制御方式を提供することを目的とする。
め、本発明は、無線回線を用いて通信を行なう通信シス
テムのアンテナ制御方式において、少なくとも主信号を
送受信する主アンテナと、副信号を送信する副アンテナ
と、を備え、アンテナ回転制御時に前記主アンテナの指
向方向を前記副信号を介して端末局に伝送するように構
成された基地局と、少なくとも主信号を送受信する主端
末アンテナと、前記副信号を受信する副端末アンテナ
と、を備え、前記副端末アンテナから前記主アンテナの
指向方向を把握し最適な指向方向を前記主信号の受信品
質から判定するように構成された端末局と、を含むこと
を特徴とするアンテナ制御方式を提供する。
通信を行なう基地局と1又は複数の端末局とからなる通
信システムのアンテナ制御方式において、前記基地局
が、主信号を送出する指向性を有する主アンテナと、前
記主アンテナを介して信号の送受を行う主送受信機と、
副信号を送出する無指向性の副アンテナと、前記副アン
テナを介して前記副信号を送信する副送信機と、前記主
アンテナの指向方向を回転するための制御信号を前記主
アンテナおよび前記副送信機へ出力する制御信号発生器
と、を少なくとも備え、前記主アンテナの指向方向がア
ンテナ回転制御時に前記制御信号発生器からの出力制御
信号により可変され、前記副送信機が前記制御信号発生
器からの前記出力制御信号を受けて前記主アンテナの指
向方向の値を前記副アンテナから送出することを特徴と
するアンテナ制御方式を提供する。
局が、予め定められた所定の信号パターンを発生するパ
ターン発生器と、前記パターン発生器と入力データ信号
を受けて前記制御信号発生器からの出力信号により、通
常運用時は入力データ信号を前記主送受信機へ出力し、
アンテナ回転制御時には前記パターン発生器の出力信号
を前記主送受信機へ出力する入力切り換え器と、を備え
たことを特徴とする。
ンテナのアンテナ指向性の方向が、通常運用時には所定
のアンテナ方向制御信号により可変に設定されることを
特徴とする。
テナ回転制御時には、前記制御信号発生器からの出力信
号に基づき前記入力切り換え器にて前記パターン発生器
の出力信号が選択され、アンテナ回転制御時である旨を
前記端末局が認識できるパターンを前記主アンテナから
送出することを特徴とする。
用いて通信を行なう基地局と1又は複数の端末局とから
なる通信システムのアンテナ制御方式において、前記端
末局が、前記基地局と主信号の通信を行うための主端末
アンテナと、前記主アンテナを介して信号の送受を行う
主端末送受信機と、前記基地局から送出される副信号を
受信する副端末アンテナと、前記副端末アンテナにて受
信された信号を復調する副端末受信機と、前記副端末受
信機の出力信号と前記主端末送受信機の出力信号を受け
て最適なアンテナ指向方向を決定するアンテナ指向方向
判定器と、を備えたことを特徴とするアンテナ制御方式
を提供する。
テナ指向方向判定器が、前記副端末受信機から出力され
る前記基地局のアンテナ指向方向の値と、前記主端末送
受信機によって受信された信号の強度と、から前記信号
の強度が最良のアンテナ指向方向を決定することを特徴
とする。
前記主アンテナを介して送信される前記主信号の周波数
帯域と、前記副アンテナを介して送信される前記副信号
の周波数帯域とが周波数軸上互いに離間されていること
を特徴とする。
地局の主アンテナの指向方向により主信号を受信できな
い状態でも、副信号は基地局の無指向性の副アンテナか
ら送信されるため常時受信することができる。このた
め、本発明によれば、端末局は常に基地局のアンテナ方
向を把握できると共に、全ての端末局が同時に基地局の
アンテナ方向を把握することができるため、端末局の数
が増えてもアンテナ最適方向決定に要する時間は増大し
ない。また、本発明によれば主アンテナから送信される
信号と副信号とは周波数帯が分離されているため、互い
に干渉することはない。そして、本発明によれば、基地
局が主アンテナを最適な指向方向に設定した状態で基地
局と端末局との無線通信を行うことができる。
明する。
構成を示す図である。
器110、主送受信機130、主アンテナ140、パターン発生
器120、制御信号発生器150、副送信機160、副アンテナ1
70から構成され、入力切り換え器110はデータ信号入力
端子101から入力されたデータと、パターン発生器120か
らの出力のいずれかを制御信号発生器150からの切り換
え制御信号とに基づいて切り換え、主アンテナ140の制
御入力端子にはアンテナ方向信号入力端子100と制御信
号発生器150の制御出力とが接続されている。
号から送信される信号の周波数スペクトルとは、図3に
示すように周波数的に分離されているため、互いに干渉
することはない。また、副信号は主信号に比べ狭い伝送
帯域を用いているため、利得無しの無指向性アンテナを
用いてもサービスエリア内の端末局へ伝えることができ
る。
から入力したデータ信号は入力切り換え器110で選択さ
れ主送受信機130にて変調・増幅された後、主アンテナ1
40から送出される。主アンテナ140の指向方向はアンテ
ナ方向信号入力端子100から与えられる。
号発生器150からの出力信号に基づき入力切り換え器110
でパターン発生器120の出力信号が選択され、主アンテ
ナ140からは、アンテナ回転制御時であることを端末局
が認識できる繰り返しパターンが送出される。
から主アンテナ140に出力される制御信号により決定さ
れる。
ナ140の指向方向を示す値が副送信機160へ出力され、副
送信機160にて変調・増幅された後、副アンテナ170から
送出される。
の切り替わりにおける副信号の変化の様子を示す。図4
を参照してアンテナ回転制御時には現在の主アンテナ14
0の指向方向を示す値が副信号として順次送信される。
の構成を示す図である。
ナ200、主端末送受信機210、副端末アンテナ220、副端
末受信機230、アンテナ指向方向判定器240から構成され
る。
は、主端末送受信機210で復調されかつ受信信号のレベ
ルを求め、アンテナ指向方向判定器240へ入力される。
副端末受信機230で復調される。この復調信号はアンテ
ナ指向方向判定器240へ入力される。復調された信号に
は基地局の主アンテナの方向を示す値が含まれており、
図5に示すように副信号と主端末送受信機210で得られ
た受信信号レベルから最も強力に受信できる基地局の主
アンテナ140の指向方向が求められる。
240では方向2が最適であることが判定される。なお、
端末局において基地局のアンテナ指向方向が方向2にお
いて最適と判定した際に、端末局は基地局に最適アンテ
ナ指向方向の情報を送信し、基地局はアンテナ回転制御
後の通常動作においてアンテナ方向信号入力端子100か
らの信号に基づき主アンテナ140の指向方向を最適方向
(方向2)に設定し、端末局は基地局と無線通信を行な
う。
無指向性アンテナ(副アンテナ)により伝送されるた
め、各端末局において基地局の最適アンテナ方向が同時
に求められる。このため、端末局が増えても制御に要す
る時間は変わらない。
たが、本発明は上記態様にのみ限定されず、本発明の原
理に準ずる各種態様を含むことは勿論である。
基地局に副信号を送信する信号系統を備えたことより、
端末局が基地局の主信号を受信できない状態でも副信号
は常時受信できるため、常に端末局は基地局のアンテナ
方向を把握できると共に、全ての端末局が同時に基地局
のアンテナ方向を把握できるため、端末局の数が増えて
もアンテナ最適方向決定に要する時間は増大しないとい
う利点を有する。また、本発明によれば、主アンテナか
ら送信される信号と副信号とは周波数帯が周波数軸上で
分離されているため、互いに干渉することはない。
る図である。
る図である。
波数スペクトルの一例を説明する図である。
ンテナ制御信号と副アンテナから送出される副信号の対
応の一例を示す図である。
た副信号と受信した主信号レベルの対応の一例を示す図
である。
Claims (8)
- 【請求項1】無線回線を用いて通信を行なう通信システ
ムのアンテナ制御方式において、 少なくとも主信号を送受信する主アンテナと、副信号を
送信する副アンテナと、を備え、アンテナ回転制御時に
前記主アンテナの指向方向を前記副信号を介して端末局
に伝送するように構成された基地局と、 少なくとも主信号を送受信する主端末アンテナと、前記
副信号を受信する副端末アンテナと、を備え、前記副端
末アンテナから前記主アンテナの指向方向を把握し最適
な指向方向を前記主信号の受信品質から判定するように
構成された端末局と、 を含むことを特徴とするアンテナ制御方式。 - 【請求項2】無線回線を用いて通信を行なう基地局と1
又は複数の端末局とからなる通信システムのアンテナ制
御方式において、 前記基地局が、 主信号を送出する指向性を有する主アンテナと、 前記主アンテナを介して信号の送受を行う主送受信機
と、 副信号を送出する無指向性の副アンテナと、 前記副アンテナを介して前記副信号を送信する副送信機
と、 前記主アンテナの指向方向を回転するための制御信号を
前記主アンテナおよび前記副送信機へ出力する制御信号
発生器と、を少なくとも備え、 前記主アンテナの指向方向がアンテナ回転制御時に前記
制御信号発生器からの出力制御信号により可変され、 前記副送信機が前記制御信号発生器からの前記出力制御
信号を受けて前記主アンテナの指向方向の値を前記副ア
ンテナから送出することを特徴とするアンテナ制御方
式。 - 【請求項3】前記基地局が、 予め定められた所定の信号パターンを発生するパターン
発生器と、 前記パターン発生器と入力データ信号を受けて前記制御
信号発生器からの出力信号により、通常運用時は入力デ
ータ信号を前記主送受信機へ出力し、アンテナ回転制御
時には前記パターン発生器の出力信号を前記主送受信機
へ出力する入力切り換え器と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載のアンテナ制御
方式。 - 【請求項4】前記主アンテナのアンテナ指向性の方向
が、通常運用時には所定のアンテナ方向制御信号により
可変に設定されることを特徴とする請求項2又は3記載
のアンテナ制御方式。 - 【請求項5】前記アンテナ回転制御時には、前記制御信
号発生器からの出力信号に基づき前記入力切り換え器に
て前記パターン発生器の出力信号が選択され、アンテナ
回転制御時である旨を前記端末局が認識できるパターン
を前記主アンテナから送出することを特徴とする請求項
2又は3記載のアンテナ制御方式。 - 【請求項6】無線回線を用いて通信を行なう基地局と1
又は複数の端末局とからなる通信システムのアンテナ制
御方式において、 前記端末局が、 前記基地局と主信号の通信を行うための主端末アンテナ
と、 前記主アンテナを介して信号の送受を行う主端末送受信
機と、 前記基地局から送出される副信号を受信する副端末アン
テナと、 前記副端末アンテナにて受信された信号を復調する副端
末受信機と、 前記副端末受信機の出力信号と前記主端末送受信機の出
力信号を受けて最適なアンテナ指向方向を決定するアン
テナ指向方向判定器と、 を備えたことを特徴とするアンテナ制御方式。 - 【請求項7】前記アンテナ指向方向判定器が、前記副端
末受信機から出力される前記基地局のアンテナ指向方向
の値と、前記主端末送受信機によって受信された信号の
強度と、から前記信号の強度が最良のアンテナ指向方向
を決定することを特徴とする請求項6記載のアンテナ制
御方式。 - 【請求項8】前記主アンテナを介して送信される前記主
信号の周波数帯域と、前記副アンテナを介して送信され
る前記副信号の周波数帯域とが周波数軸上互いに離間さ
れていることを特徴とする請求項1、2、6、7のいず
れか一に記載のアンテナ制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7120754A JP2689953B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | アンテナ制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7120754A JP2689953B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | アンテナ制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293831A JPH08293831A (ja) | 1996-11-05 |
JP2689953B2 true JP2689953B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=14794171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7120754A Expired - Fee Related JP2689953B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | アンテナ制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2689953B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5184945B2 (ja) * | 2008-04-07 | 2013-04-17 | キヤノン株式会社 | 無線通信システム、端末局、無線通信方法ならびにプログラム、記憶媒体 |
US7842401B2 (en) | 2009-03-24 | 2010-11-30 | Iteq Corporation | Halogen-free varnish and prepreg thereof |
JP7353880B2 (ja) * | 2019-09-11 | 2023-10-02 | 株式会社東芝 | デジタル放送送信装置およびデジタル放送システム |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP7120754A patent/JP2689953B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08293831A (ja) | 1996-11-05 |
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