JP2688479B2 - フィルタエレメント - Google Patents

フィルタエレメント

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JP2688479B2 JP21838296A JP21838296A JP2688479B2 JP 2688479 B2 JP2688479 B2 JP 2688479B2 JP 21838296 A JP21838296 A JP 21838296A JP 21838296 A JP21838296 A JP 21838296A JP 2688479 B2 JP2688479 B2 JP 2688479B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は全体的にエアクリー
ナ又はエアフィルタに使用されるフィルタエレメントに
関する。本発明は特に、主としてトラック及び農耕用ト
ラクタ用のエアクリーナに使用される円筒状の襞付き濾
紙フィルタエレメントに関する。このようなエアクリー
ナでは、空気はハウジング内に引き込まれ、次いでフィ
ルタエレメントを半径方向内方に通過し、次いでフィル
タエレメントから軸線方向に放出される。ハウジング内
に流入するすべての空気がフィルタエレメントの壁を通
過しなければならないように、円筒状のエアフィルタエ
レメントがハウジング内に密封される。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題および
課題を解決するための手段】従来技術では、ハウジング
内でのフィルタエレメントのシールは、ハウジングの端
部壁上にフィルタエレメントの出口端部を押し付けるこ
とによって、且つフィルタエレメントの端部とハウジン
グの端部壁との間にガスケットを設けることによって達
成されてきた。このようなハウジング内でのフィルタエ
レメントのシールの一例が、1963年2月26日に発
行されたAnderson他の米国特許明細書第3,078,6
50号に記載されている。この米国特許明細書第3,0
78,650号では、ねじ付き蝶ボルト及びナットと協
働するヨーク組体が、ハウジングの端部壁上にフィルタ
エレメントを押し付けるために使用されて、フィルタエ
レメント周りにおける空気の漏洩を防止するようにして
いる。このようなフィルタ組体において確実でかつ完全
な空気シール(気密性)を達成するために、他の種々の
掛金およびクランプ装置が使用されてきた。このような
従来の軸線方向圧縮シール技術を用いるためには、フィ
ルタエレメントが圧縮力の作用下で圧壊しないように構
成されることが必要とされると共に、圧力に耐えるため
にハウジングに比較的厚手の鋼を使用することが必要と
される。このようなシール技術を用いるときにはフィル
タハウジングとフィルタエレメントの双方が強固でかつ
剛固でなければならないので、低コストで軽量のフィル
タエレメント及びハウジングを用いるという改良がなさ
れることが妨げられてきた。ハウジングに関しては、非
工業用プラスチック及びいくつかの成形工程が安全に利
用されることができなかった。 【0003】本発明によれば、エアクリーナ構造であっ
て、フィルタエレメントの端部キャップの半径方向内方
を向いた表面と管状の空気出口部材との間で確実で完全
な空気シール(気密性)が確立され、その結果従来技術
のようにフィルタエレメントの端部とハウジングとの間
のシールを達成するためにフィルタエレメントを圧縮す
る必要がない、エアクリーナ構造が提供される。好まし
い実施態様では、このことは、比較的柔軟でゴム状の稠
度を有する発泡ウレタン材料からなるリング状の端部キ
ャップをフィルタエレメントの開放端部に成形すること
によって達成され、この端部キャップの円筒状の内側表
面は、管状の空気出口部材の内方端部部分上に嵌合する
と共にこの内方端部部分と密封的に係合するように構成
配置される。このとき、フィルタエレメントを通して空
気を流す通路を形成するために比較的軽量のハウジング
が設けられることができる。端部キャップが管状の空気
出口部材上に挿入されたときに密封作用(シール作用)
が自己生成されるので、外力を及ぼすための機械的補助
器具またはクランプ器具は必要とされない。更に、この
シール力は、作動中にフィルタエレメント上に掛かる空
気圧の圧力差によって高められる。その結果ハウジング
が比較的軽量のプラスチック材料又はより薄い金属材料
から構成されることができる。フィルタエレメントが機
械的圧縮力に耐える必要がないので、フィルタエレメン
トに対する構造上の要求も低減される。 【0004】1979年1月23日に発行された Gauer
の米国特許明細書第4,135,899号に、主フィル
タと安全フィルタの両方を円筒状のハウジング内に保持
するための典型的な従来技術のクランプ装置が開示され
ている。この Gauerの装置の安全フィルタは環状の弾性
取付部材133を具備し、この弾性取付部材133は、
空気出口管の端部上のビード部と係合するように適合さ
れた内側溝を有する。しかしながら、この連結構造は、
信頼性のある確実で完全な空気シール(気密性)を与え
るようには構成されていない。弾性取付部材133の軸
線方向外方端部は、ハウジングの端部壁と密封的に係合
するために平坦化された表面を有する。弾性取付部材1
33の半径方向に延びる唇状部134は、上述のクラン
プ装置と同様のクランプ装置によってハウジングの端部
壁上に押し付けられる。従って、Gauerの米国特許は、
クランプ装置を不要にするために半径方向内方を向いた
シールを使用することの望ましさについて何ら教示も示
唆もしていない。 【0005】本発明によれば、現状の技術に従って構成
されたエアクリーナと等価な性能を有する種々の固有の
軽量構造の選択肢が設計者に与えられる。本発明の構造
は、大きな膨張/収縮比を有する非金属の商用プラスチ
ック(非工業プラスチック)製ハウジングに適合可能で
ある。軽量プラスチック製のハウジング及びフィルタエ
レメントは、良好な振動減衰特性および振動吸収特性を
有し、更にハウジング構造を小型化する要件を達成する
のに役立つ。もう一つの利点は、ガスケットがフィルタ
エレメントの内部に配置されるので、輸送中および取り
扱い中にガスケットが保護されるという点である。 【0006】 【発明の実施の形態】図面中において同様の構成要素に
は同様の参照符号を用いる。図1に、本発明によるエア
クリーナ又はエアフィルタが示されており、このエアフ
ィルタはハウジング10を具備する。ハウジング10
は、全体的に円筒状をなす外壁10aと、全体的に閉鎖
された第1の端部または閉鎖端部10bと、全体的に開
放した第2の端部とを備える。この「第1の端部10
b」が特許請求の範囲に記載の「ハウジング(10)の
第2の端部(10b)」に相当する。第1の端部10b
は、軸線方向の出口開口部10cを有する全体的に円形
の端部壁を有する。第2の端部は外方に延びる円形フラ
ンジ10dを有し、着脱可能なカバー11が複数のねじ
付きボルト及びプラスチック製ナットによってこの円形
フランジ10dに連結される。この「カバー11」が特
許請求の範囲に記載の「ハウジング(10)の第1の端
部(11)」に相当する。ハウジング10は長手方向軸
線13に関して円筒状をなす。空気入口周辺開口部14
が外壁10a内に形成される。 【0007】全体的に管状または円筒状をなすフィルタ
エレメント15が、ハウジング10内にハウジング10
と同軸をなすように担持される。フィルタエレメント1
5は内側ライナ15aと外側ライナ15bとを有する。
内側ライナ15aと外側ライナ15bの双方が円筒状を
なし、かつ内側ライナ15aと外側ライナ15bの双方
が多孔性金属から形成される。なお、この「内側ライナ
15a」が特許請求の範囲に記載の「環状支持体(15
a)」に相当する。円筒状の襞付き濾紙16が内側ライ
ナ15aと外側ライナ15b間に取り付けられる。この
「襞付き濾紙16」が特許請求の範囲に記載の「フィル
タ(16)」に相当する。なお、フィルタ16として
は、襞付き濾紙、襞付きセルロース、襞付き合成樹脂、
網状不織繊維、発泡パッド体、これらの材料を組み合わ
せたもの等が使用可能である。フィルタエレメント15
は、円形キャップ形態をなす閉鎖端部17を有する。閉
鎖端部17は、フィルタエレメント15上に成形され且
つ比較的柔軟でゴム状の稠度を有する発泡ウレタン材料
からなる。キャップ17はライナ15a,15bの端部
上および襞付き濾紙16の端部上に成形され、且つキャ
ップ17はライナ15a,15bの端部および襞付き濾
紙16の端部を一緒に保持し、且つキャップ17はキャ
ップ17側のフィルタエレメント15の端部を横切って
延びて閉鎖端部を形成するようにする。この「キャップ
17」が特許請求の範囲に記載の「第1の端部キャップ
(17)」に相当する。キャップ17は、カバー11と
接触するためにキャップ17から軸線方向外方に延びる
複数の突出部17aを有する。キャップ17の周辺のハ
ウジング10の直径はキャップ17の外径とほぼ等しく
形成されて、ハウジング10内に心合わせされたフィル
タエレメント15を保持するようにする。 【0008】閉鎖端部壁10bには、軸線方向空気出口
開口部10cの周りを軸線方向外方に向けて延びる管状
部分10eが設けられる。全体的に円筒状をなす空気出
口部材20が空気出口開口部10c内に取り付けられ
る。この空気出口部材20は外方小径部分20aと内方
大径部分20bとを有し、これら外方小径部分20aと
内方大径部分20bとは平坦なリング状部分20cによ
って連結される。外方小径部分20aの軸線方向外方端
部は僅かに大きな直径に形成され、その結果この外方小
径部分20aの軸線方向外方端部とリング状部分20c
との間に幅の広い溝が形成される。この幅の広い溝は、
ハウジング10の管状部分10eの内側表面と形状およ
び寸法が合致するように形成される。その結果管状の空
気出口部材20がハウジング10の内部から軸線方向空
気出口開口部10c内に挿入されたとき、空気出口部材
20の外方小径部分20aが管状部分10e上にぱちん
と嵌まると共に管状部分10eとぴったりと係合し、か
つリング状部分20cがハウジング10の端部壁10b
の内側表面と係合して、管状の空気出口部材20を所定
の場所に保持するようにする。ハウジング10は端部壁
10bと管状部分10eとの接続部において、Oリング
シール21用の円形開口部を与えるような形状に形成さ
れる。Oリングシール21は、ハウジング10と管状の
空気出口部材20との間の空気漏洩を防止する機能を果
たす。図1に示すように管状の空気出口部材20が所定
の場所に取り付けられたとき、管状の空気出口部材20
の内方大径部分20bは、フィルタエレメント15と同
軸をなしてフィルタエレメント15の内部領域内に短い
距離だけ延入する。 【0009】ハウジング10の閉鎖端部10bに隣接す
るフィルタエレメント15の開放端部には、リング状の
端部キャップ25が設けられる。この端部キャップ25
は、ライナ15a,15bの端部上および襞付き濾紙1
6の端部上に成形される。この「端部キャップ25」が
特許請求の範囲に記載の「第2の端部キャップ(2
5)」に相当する。また、「内側ライナ15aよりも半
径方向内方に位置する端部キャップ25部分」が特許請
求の範囲に記載の「密封部分」に相当する。好ましくは
端部キャップ25は、シール材料またはガスケット材料
としての機能を果たすことができるように比較的柔軟で
ゴム状の稠度を有する発泡ウレタン材料、発泡ゴム材料
などのエラストマ材料から形成される。図3に示される
ように端部キャップ25は好ましくは、端部キャップ2
5の両端縁部間に半径方向内方を向いた表面25aを有
するように成形され、この半径方向内方を向いた表面2
5aの大部分は、管状の空気出口部材20の内方大径部
分20bの外径よりも僅かに小さい直径を有する。好ま
しい実施例では、半径方向内方を向いた表面25aは、
端部キャップ25の外方表面25cにおいて管状の空気
出口部材20の内方大径部分20bの外径とほぼ等しい
直径を有し、かつ端部キャップ25の内方表面25dに
向けて次第に減少していく直径を有する。この次第に減
少していく直径は、空気出口部材20の内方大径部分2
0bの外径よりも小さい。斯くして端部キャップ25を
形成するエラストマ材料は表面25aにおいて圧縮され
て、端部キャップ25と空気出口部材20間の確実で完
全な空気シール(気密性)を与えるようにする。また、
図3に示されるように、内方大径部分20bの最も内方
の端部は僅かに小さくなった直径を有するように形成さ
れて、端部キャップ25が内方大径部分20b上に容易
に挿入されることができるようにしている。斯くして端
部キャップ25は、外方から内方に向けて直径が徐々に
減少していく全体的に円筒状の内側表面25aを有す
る。この円筒状の内側表面25aは、空気出口部材20
の内方大径部分20b上に嵌合すると共にこの内方大径
部分20bと密封的に係合するように構成配置され、斯
くして端部キャップ25と空気出口部材20の内方大径
部分20bとの間の確実な空気シール(気密性)が与え
られる。 【0010】端部キャップ25にはまた、軸線方向外方
に延びる複数の弧状の突出部25bが設けられる。これ
らの突出部25bは、フィルタエレメント15を所定の
場所に保持するように端部壁10bと係合する。端部キ
ャップ25と管状の空気出口部材20との間の関係によ
り、エアクリーナ(エアフィルタ)の空気出口端部にお
いてフィルタエレメント15がハウジング10と同軸関
係をなすように維持される。 【0011】ハウジング10の閉鎖端部10bとカバー
11との間の距離は、突出部17a,25bを軽く圧縮
するように定められ、その結果ハウジング10内でのフ
ィルタエレメント15の軸線方向移動が最小化または減
衰される。 【0012】図1に示すように組み立てられたエアクリ
ーナでは、エンジン(機関)は、ハウジング10の空気
入口14からフィルタ組体を通して、外壁10aと外側
ライナ15b間に形成された分配室26内に空気を引き
込む。斯くして汚染された流入空気がフィルタエレメン
ト15の外側表面上に全体的に均一に分配され、且つこ
の汚染された流入空気が襞付き濾紙16を通してフィル
タエレメント15の内部領域内に引かれ、このフィルタ
エレメント15の内部領域内に引かれた空気が空気出口
開口部10cを通して放出される。斯くして流入空気に
よって運ばれるすべての異物が襞付き濾紙16上に付着
せしめられる。流入空気のすべてがフィルタを通過せし
められることが重要である。なぜならば、汚い流入空気
がフィルタの周りに漏れることが許容されたならば、エ
ンジンが損傷を受ける可能性があるからである。汚い流
入空気が閉鎖端部においてフィルタの周りに漏れること
はあり得ない。なぜならば、この閉鎖端部はキャップ1
7によって完全に覆われているからである。しかしなが
ら、ハウジング10の空気出口端部においては、フィル
タエレメント15とハウジング10間での漏洩を防止す
るためにフィルタエレメント15とハウジング10間に
シール部を設けることが必要である。本実施例では、こ
のシール作用は、ガスケット25の内周壁25aと管状
の空気出口部材20の内方大径部分20bの外周壁との
間の気密な係合によって与えられる。このシール関係
は、システムの作動中におけるエアクリーナの入口と出
口間の圧力差によって強められる。上述のように確実で
完全な空気シールが達成されるので、端部壁10bに対
してフィルタエレメント15をきつく締め付ける必要が
ない。斯くして高価な締め付け装置(クランプ装置)が
必要とされず、ハウジング10内でのフィルタエレメン
ト15の移動を最小化するために、フィルタエレメント
15の両端部に対して軽い圧力が加えられることが維持
されるだけでよい。図面に示される好ましい実施例で
は、ハウジング10は商用プラスチック材料(commodity
grade plastic material)から形成される。このような
商用プラスチック材料は通常、従来技術で必要とされる
軸線方向の圧縮シールを与えるのに十分なほど強固では
ない。しかしながら、本発明によるシール技術ではこの
ような強固な強度は必要とされず、その結果ハウジング
10用により少ない材料が使用されることができる。図
示される本発明の実施例では、標準的なフィルタエレメ
ント15が示されている。なぜならば、このような標準
的なフィルタエレメント15の構造が利用可能であるか
らである。標準的なフィルタエレメント15は、標準的
な圧縮シール技術に耐えるために比較的重い多孔性金属
製ライナ15a,15bを使用している。しかしなが
ら、本発明の進展につれてフィルタエレメント15の構
造が変更されることができるということを理解された
い。なぜならば、本発明による新規なシール技術を用い
た場合、従来技術と同様のフィルタエレメント15の強
度および剛性は必要とされないからである。フィルタエ
レメント15は、フィルタエレメント15を通過する空
気流によって引き起こされる圧力に耐えるのに十分なほ
ど強固でなければならないが、軸線方向圧縮力に耐える
ことはもはや必要ではない。 【0013】これまで本発明の好ましい実施例について
説明してきた。しかしながら、特許請求の範囲に記載さ
れた本発明の範囲および精神を逸脱することなく、上述
の実施例に変更がなされ得ることを理解されたい。本発
明によれば、フィルタエレメントと空気出口部材間のシ
ールが、フィルタエレメントの環状支持体と空気出口部
材との間に配置された柔軟で圧縮可能な発泡エラストマ
材料からなる密封部分を半径方向に圧縮することによっ
て達成される。即ち、フィルタエレメントと空気出口部
材間のシールが半径方向シール(ラジアルシール)によ
って達成され、しかも密封部分がフィルタエレメントの
環状支持体と空気出口部材との間で挟持されつつ半径方
向に圧縮されるので、フィルタエレメント及び空気出口
部材をハウジングに対して軸線方向に挿入嵌合するだけ
で確実で完全なシール作用が確保される。従って、従来
技術の軸線方向シール(アキシャルシール)の場合のよ
うに、シール作用を確立するためにハウジングをフィル
タエレメントに対して軸線方向に締め付ける必要がな
い。更に本発明によれば、密封部分が管状のフィルタ内
部領域内に配置されるので、保管中または輸送中に密封
部分が損傷を受けないように保護されることができる。
また本発明は、密封部分が空気出口部材と環状支持体間
に挟持されつつ圧縮され、環状支持体が圧縮可能な密封
部分とフィルタとの間に配置されるという構成上の特徴
を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】一部を破断して示すと共に一部を断面で示した
本発明によるエアクリーナの側面図である。 【図2】ハウジングの一部が一点鎖線によって概略的に
示された本発明によるフィルタエレメントの斜視図であ
る。 【図3】弾性的な端部キャップから取り外された環状の
空気出口部材を示す空気出口領域の拡大部分図である。 【符号の説明】 10…ハウジング 10b…第1の端部(閉鎖端部) 11…カバー 14…空気入口周辺開口部 15…フィルタエレメント 15a…内側ライナ 15b…外側ライナ 16…襞付き濾紙(フィルタ) 17…キャップ(閉鎖端部) 20…空気出口部材 20a…外方小径部分 20b…内方大径部分 25…端部キャップ 25a…半径方向内方を向いた表面 25b…突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジースク,スティーブン エス. アメリカ合衆国,ミネソタ 55423,リ ッチフィールド,サード アベニュ サ ウス 6239 (56)参考文献 特開 昭53−68310(JP,A) 特開 昭54−143981(JP,A) 実開 昭59−20819(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.エアフィルタ装置の空気出口部材(20)内への空
    気流を濾過するように適合され且つハウジング内に組み
    付け可能に受容されるように適合されたフィルタエレメ
    ント(15)であって、該空気出口部材(20)は管状
    をなし、かつ該空気出口部材(20)は外側表面と内側
    空気流通路とを備え、 (a)開放した管状のフィルタ内部領域を形成するフィ
    ルタ(16)を具備し、該フィルタ(16)が第1の端
    部と第2の端部とを備え、 (b)更に、濾過されていない空気が該フィルタ(1
    6)の該第1の端部を通過しないように該フィルタ(1
    6)の該第1の端部を閉鎖する第1の閉鎖端部キャップ
    (17)を具備し、 (c)更に、該フィルタ(16)の該第2の端部を覆う
    第2の端部キャップ(25)を具備し、該第2の端部キ
    ャップ(25)が柔軟なエラストマ材料からなり、かつ
    該第2の端部キャップ(25)は該空気出口部材(2
    0)上に嵌合するような大きさに形成された中央開孔を
    備え、該空気出口部材(20)は、該開放した管状のフ
    ィルタ内部領域内に突出する空気出口部材(20)の部
    分(20b)を有し、 (d)更に、該開放した管状のフィルタ内部領域内に配
    置された環状支持体(15a)を具備し、該環状支持体
    (15a)の少なくとも一部が、該第2の端部キャップ
    (25)内に埋め込まれると共に該第2の端部キャップ
    (25)の該中央開孔を包囲し、該環状支持体(15
    a)が該フィルタ(16)の一部を心出しし、 (e)該第2の端部キャップ(25)は該第2の端部キ
    ャップ(25)の該中央開孔に内張りされた密封部分を
    備え、該密封部分は柔軟で圧縮可能な発泡エラストマ材
    料からなり、該密封部分は、該開放した管状のフィルタ
    内部領域内に配置されると共にフィルタ(16)と反対
    側の該環状支持体(15a)の側面上で該環状支持体
    (15a)に隣接して配置され、該フィルタエレメント
    (15)が該空気出口部材(20)上に組み付け可能に
    配置されたときに該密封部分が、上記開放した管状のフ
    ィルタ内部領域内において、該フィルタ(16)の該開
    放した管状のフィルタ内部領域内の該環状支持体(15
    a)と、該空気出口部材(20)の該外側表面との間で
    半径方向に圧縮されて挟持され、該密封部分は、該空気
    出口部材(20)を該第2の端部キャップ(25)の該
    中央開孔を通して突出させることにより該フィルタエレ
    メント(15)が該空気出口部材(20)上に使用可能
    に取り付けられたときに該空気出口部材(20)の該外
    側表面との半径方向シールを形成するように該空気出口
    部材(20)の該外側表面に対して寸法を定められ、 (f)上記第1の端部キャップ(17)が該フィルタエ
    レメント(15)の第1の端部全体を覆う、フィルタエ
    レメント。 2.該フィルタエレメント(15)が上記ハウジング内
    に組み付け可能に受容されたときに、上記第1の端部キ
    ャップ(17)が上記ハウジング(10)の第1の端部
    (11)によって軸線方向に支持されると共に上記第2
    の端部キャップ(25)が該ハウジング(10)の第2
    の端部(10b)によって軸線方向に支持される、請求
    項1に記載のフィルタエレメント。 3.上記密封部分は、上記開放した管状のフィルタ内部
    領域内に深く入るほど直径が減少する円形の空気出口を
    形成する、請求項1に記載のフィルタエレメント。 4.上記開放した管状のフィルタ内部領域内に配置され
    た上記環状支持体が、該フィルタ(16)を支持する内
    側フィルタ支持ライナ(15a)であり、該内側フィル
    タ支持ライナ(15a)は、上記第1の端部キャップ
    (17)内および上記第2の端部キャップ(25)内に
    埋め込まれると共に該第1の端部キャップ(17)と該
    第2の端部キャップ(25)との間を延びている、請求
    項1に記載のフィルタエレメント。 5.上記第1の閉鎖端部キャップ(17)が柔軟なエラ
    ストマ材料からなる、請求項1に記載のフィルタエレメ
    ント。 6.上記第1の端部キャップ(17)と上記第2の端部
    キャップ(25)の各々が柔軟な発泡ポリウレタンから
    形成される、請求項5に記載のフィルタエレメント。 7.上記環状支持体が、上記第1の端部キャップ(1
    7)と上記第2の端部キャップ(25)との間を延びて
    いる円筒状の金属製ライナ(15a)である、請求項1
    に記載のフィルタエレメント。 8.該フィルタ(16)の外部周りに配置された円筒状
    の外側ライナ(15b)を更に具備し、該外側ライナ
    (15b)は、上記第1の端部キャップ(17)内およ
    び上記第2の端部キャップ(25)内に埋め込まれると
    共に該第1の端部キャップ(17)と該第2の端部キャ
    ップ(25)との間を延びている、請求項7に記載のフ
    ィルタエレメント。 9.上記外側ライナ(15b)が金属製ライナである、
    請求項8に記載のフィルタエレメント。 10.上記フィルタ(16)が円筒状の襞付き媒体を含
    む、請求項1に記載のフィルタエレメント。 11.上記襞付き媒体が襞付き紙媒体である、請求項1
    0に記載のフィルタエレメント。 12.上記フィルタ(16)は、上記第1の端部キャッ
    プ(17)内および上記第2の端部キャップ(25)内
    に埋め込まれたフィルタ媒体の円筒状延長部を備える、
    請求項1に記載のフィルタエレメント。 13.上記第1の端部キャップ(17)は上記開放した
    管状のフィルタ内部領域と反対側に外側表面を有し、該
    第1の端部キャップ(17)の該外側表面が一つ又は複
    数の軸線方向突出部(17a)を有する、請求項1に記
    載のフィルタエレメント。 14.上記第2の端部キャップ(25)は上記開放した
    管状のフィルタ内部領域と反対側に外側表面を有し、該
    第2の端部キャップ(25)の該外側表面が一つ又は複
    数の軸線方向突出部(25b)を有する、請求項13に
    記載のフィルタエレメント。 15.トラックのエンジン空気を濾過するのに適切な大
    きさに形成された、請求項1に記載のフィルタエレメン
    ト。 16.農耕用トラクタのエンジン空気を濾過するのに適
    切な大きさに形成された、請求項1に記載のフィルタエ
    レメント。
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