JP2686718B2 - 自動車用の天然ガス燃料供給装置 - Google Patents
自動車用の天然ガス燃料供給装置Info
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- JP2686718B2 JP2686718B2 JP10766394A JP10766394A JP2686718B2 JP 2686718 B2 JP2686718 B2 JP 2686718B2 JP 10766394 A JP10766394 A JP 10766394A JP 10766394 A JP10766394 A JP 10766394A JP 2686718 B2 JP2686718 B2 JP 2686718B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然ガス自動車におけ
る燃料供給装置に関する。
る燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧ガス容器からエンジンに天然
ガス燃料を供給する経路の途中に、燃料遮断用の電磁弁
を設けた自動車用の天然ガス燃料供給装置は公知であ
る。このような装置では、エンジンを始動操作するのに
伴って電磁弁を開いて燃料を供給し、エンジンの停止時
には電磁弁を閉じて燃料供給を停止し、天然ガスが漏出
するのを防止するようになっている。
ガス燃料を供給する経路の途中に、燃料遮断用の電磁弁
を設けた自動車用の天然ガス燃料供給装置は公知であ
る。このような装置では、エンジンを始動操作するのに
伴って電磁弁を開いて燃料を供給し、エンジンの停止時
には電磁弁を閉じて燃料供給を停止し、天然ガスが漏出
するのを防止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電磁弁では、開弁動作時に天然ガス燃料の高圧に打ち勝
つだけの大きな吸引力が必要であるため、コイルが大型
化するきらいがあった。しかも、通常はエンジンの始動
モータと電気的に同時に作動するため、始動モータによ
る電圧降下が大きく、電磁弁の開弁にとってはより過酷
な条件が課せられることとなって、なお一層大きなコイ
ルが要求される結果となっていた。
電磁弁では、開弁動作時に天然ガス燃料の高圧に打ち勝
つだけの大きな吸引力が必要であるため、コイルが大型
化するきらいがあった。しかも、通常はエンジンの始動
モータと電気的に同時に作動するため、始動モータによ
る電圧降下が大きく、電磁弁の開弁にとってはより過酷
な条件が課せられることとなって、なお一層大きなコイ
ルが要求される結果となっていた。
【0004】一方、電磁弁の開弁後の保持には小電流で
よいから、保持のためにそのまま通電を続けることは無
駄な電力の消耗となる欠点があった。
よいから、保持のためにそのまま通電を続けることは無
駄な電力の消耗となる欠点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、電磁弁を小型化
でき、また、無駄な電力の消耗を防止し得る天然ガス燃
料供給装置を提供することにある。
でき、また、無駄な電力の消耗を防止し得る天然ガス燃
料供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、本発明は、高圧ガス容器からエンジン
に天然ガス燃料を供給する経路の途中に燃料遮断用の電
磁弁を設けた自動車用の天然ガス燃料供給装置におい
て、電磁弁に、開弁動作を行わせるための低抵抗の開弁
用コイル部と、開弁状態に保持するための高抵抗の保持
用コイル部とを設け、開弁用コイル部を、イグニション
スイッチに対してエンジンの始動モータと並列に接続
し、保持用コイル部を、エンジンの回転数が一定以上に
達した場合に閉成制御される油圧スイッチを介してイグ
ニションスイッチに接続した構成となっている。
めの手段として、本発明は、高圧ガス容器からエンジン
に天然ガス燃料を供給する経路の途中に燃料遮断用の電
磁弁を設けた自動車用の天然ガス燃料供給装置におい
て、電磁弁に、開弁動作を行わせるための低抵抗の開弁
用コイル部と、開弁状態に保持するための高抵抗の保持
用コイル部とを設け、開弁用コイル部を、イグニション
スイッチに対してエンジンの始動モータと並列に接続
し、保持用コイル部を、エンジンの回転数が一定以上に
達した場合に閉成制御される油圧スイッチを介してイグ
ニションスイッチに接続した構成となっている。
【0007】
【作用】本発明の作用は以下のとおりである。イグニシ
ョンスイッチが接続されていないときは、始動モータお
よび油圧スイッチに通電されず、したがって燃料遮断用
の電磁弁にも通電されないので、電磁弁は閉弁状態とな
っていて燃料の供給が停止されている。
ョンスイッチが接続されていないときは、始動モータお
よび油圧スイッチに通電されず、したがって燃料遮断用
の電磁弁にも通電されないので、電磁弁は閉弁状態とな
っていて燃料の供給が停止されている。
【0008】イグニションスイッチが接続されると、始
動モータに通電されてエンジンが始動する。それと同時
に電磁弁の開弁用コイル部にも通電されて電磁弁が開
き、エンジンへの燃料供給が開始される。ここで、開弁
用コイル部は低抵抗であるため、電源から大電流が通
じ、燃料の高圧に打ち勝つ大きな吸引力が発揮されて開
弁動作が確実に行われる。
動モータに通電されてエンジンが始動する。それと同時
に電磁弁の開弁用コイル部にも通電されて電磁弁が開
き、エンジンへの燃料供給が開始される。ここで、開弁
用コイル部は低抵抗であるため、電源から大電流が通
じ、燃料の高圧に打ち勝つ大きな吸引力が発揮されて開
弁動作が確実に行われる。
【0009】エンジンの回転数が一定以上に達すると、
エンジンの油圧ポンプの圧力が上昇して油圧スイッチが
閉じ、この油圧スイッチを介して電磁弁の保持用コイル
部に通電される。この段階で始動モータへの通電が停止
されても、保持用コイル部により開弁状態に保持され、
燃料の供給が継続されてエンジンの回転が維持される。
この間、保持用コイル部は高抵抗であるためにそこに流
れる電流は小さく抑えられ、電力消費が制限される。
エンジンの油圧ポンプの圧力が上昇して油圧スイッチが
閉じ、この油圧スイッチを介して電磁弁の保持用コイル
部に通電される。この段階で始動モータへの通電が停止
されても、保持用コイル部により開弁状態に保持され、
燃料の供給が継続されてエンジンの回転が維持される。
この間、保持用コイル部は高抵抗であるためにそこに流
れる電流は小さく抑えられ、電力消費が制限される。
【0010】イグニションスイッチの接続が解除される
と、保持用コイル部への通電が停止することによって電
磁弁が閉じ、燃料供給が停止される。
と、保持用コイル部への通電が停止することによって電
磁弁が閉じ、燃料供給が停止される。
【0011】また、エンジンの回転中に失速等により偶
発的に停止したときは、油圧スイッチが開き、電磁弁が
閉じられて同じく燃料の供給が停止される。
発的に停止したときは、油圧スイッチが開き、電磁弁が
閉じられて同じく燃料の供給が停止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。まず、天然ガス燃料の供給経路を図1に
よって説明する。燃料となる圧縮天然ガスは、高圧ガス
容器1から管路2を通り、同一構造の2個の燃料遮断用
の電磁弁3、3、高圧減圧弁4および低圧減圧弁5を経
て、自動車のエンジン6の空気ミキサ7に供給されるよ
うになっている。
いて説明する。まず、天然ガス燃料の供給経路を図1に
よって説明する。燃料となる圧縮天然ガスは、高圧ガス
容器1から管路2を通り、同一構造の2個の燃料遮断用
の電磁弁3、3、高圧減圧弁4および低圧減圧弁5を経
て、自動車のエンジン6の空気ミキサ7に供給されるよ
うになっている。
【0013】また、高圧減圧弁4と低圧減圧弁5の間に
は、緊急時において上記の各電磁弁3を閉じる機能を果
たす昇圧防止スイッチ8が介設されている。なお、高圧
ガス容器1には、過流防止機構の組み込まれた元弁10
が設けられ、逆止弁11および燃料弁12を介して燃料
の充填口13に接続されており、燃料の充填用配管が構
成されている。
は、緊急時において上記の各電磁弁3を閉じる機能を果
たす昇圧防止スイッチ8が介設されている。なお、高圧
ガス容器1には、過流防止機構の組み込まれた元弁10
が設けられ、逆止弁11および燃料弁12を介して燃料
の充填口13に接続されており、燃料の充填用配管が構
成されている。
【0014】次に、上記した燃料遮断用の電磁弁3の構
造を図2によって説明する。この電磁弁3はパイロット
弁構造となっており、ボディ15の両側面には入口ポー
ト16と出口ポート17とがそれぞれ形成され、上面に
ソレノイド19の取付孔20が穿設されてその底面に両
ポート16、17を連通する縦向きの主弁口21が形成
されている。
造を図2によって説明する。この電磁弁3はパイロット
弁構造となっており、ボディ15の両側面には入口ポー
ト16と出口ポート17とがそれぞれ形成され、上面に
ソレノイド19の取付孔20が穿設されてその底面に両
ポート16、17を連通する縦向きの主弁口21が形成
されている。
【0015】ソレノイド19は、詳しくは後記するコイ
ルを巻装したコイルボビン23の上端に固定鉄心24が
嵌着されているとともに、そのコイルボビン23の中心
孔内に下方に突出して嵌着されたガイドパイプ25内に
可動鉄心26が摺動自由に嵌装され、両鉄心24、26
の間に可動鉄心26を下動付勢する圧縮コイルばね27
が介装されている。また、コイルボビン23の上面から
外周にわたる範囲には、外部鉄心28が装着されてい
る。
ルを巻装したコイルボビン23の上端に固定鉄心24が
嵌着されているとともに、そのコイルボビン23の中心
孔内に下方に突出して嵌着されたガイドパイプ25内に
可動鉄心26が摺動自由に嵌装され、両鉄心24、26
の間に可動鉄心26を下動付勢する圧縮コイルばね27
が介装されている。また、コイルボビン23の上面から
外周にわたる範囲には、外部鉄心28が装着されてい
る。
【0016】可動鉄心26の下端の縮径部26aの外周
には、上記した主弁口21に接離して開閉する主弁体3
1を下端部に嵌着した弁スリーブ30の上端部が、その
縮径部26aの外周とガイドパイプ25の内周の両方と
にクリアランスを持って嵌合され、可動鉄心26の縮径
部26aを半径方向に貫通して嵌着されたピン33の両
突出端が、弁スリーブ30の周面に開口された嵌合孔3
4に上下方向のクリアランスを持って嵌められている。
には、上記した主弁口21に接離して開閉する主弁体3
1を下端部に嵌着した弁スリーブ30の上端部が、その
縮径部26aの外周とガイドパイプ25の内周の両方と
にクリアランスを持って嵌合され、可動鉄心26の縮径
部26aを半径方向に貫通して嵌着されたピン33の両
突出端が、弁スリーブ30の周面に開口された嵌合孔3
4に上下方向のクリアランスを持って嵌められている。
【0017】上記した主弁体31には、縦方向に貫通し
たパイロットオリフィス36が形成され、可動鉄心26
の下端面に、そのオリフィス36の上面に接離して開閉
するパイロット弁体37が嵌着されている。
たパイロットオリフィス36が形成され、可動鉄心26
の下端面に、そのオリフィス36の上面に接離して開閉
するパイロット弁体37が嵌着されている。
【0018】すなわち、圧縮コイルばね27の弾力で可
動鉄心26が下動付勢されているときは、パイロット弁
体37がオリフィス36に、主弁体31が主弁口21に
それぞれ押し付けられて閉じており、可動鉄心26に圧
縮コイルばね27の弾力に抗した上方への吸引力が作用
すると、ピン33が弁スリーブ30の嵌合孔34に遊嵌
していることにより、まず可動鉄心26のみが上動して
パイロットオリフィス36が開き、入口ポート16から
流入した流体が、ガイドパイプ25の内周と弁スリーブ
30の外周の間の隙間、および弁スリーブ30の内周と
可動鉄心26の縮径部26aの外周の間の隙間からオリ
フィス36を通って出口ポート17側に流出する。それ
により、出口ポート17側の流体圧力が上昇して主弁体
31に上向きの圧力が作用し、引き続く可動鉄心26の
上動により、弁スリーブ30とともに主弁体31が小さ
い力で持ち上げられて主弁口21が開放するようになっ
ている。
動鉄心26が下動付勢されているときは、パイロット弁
体37がオリフィス36に、主弁体31が主弁口21に
それぞれ押し付けられて閉じており、可動鉄心26に圧
縮コイルばね27の弾力に抗した上方への吸引力が作用
すると、ピン33が弁スリーブ30の嵌合孔34に遊嵌
していることにより、まず可動鉄心26のみが上動して
パイロットオリフィス36が開き、入口ポート16から
流入した流体が、ガイドパイプ25の内周と弁スリーブ
30の外周の間の隙間、および弁スリーブ30の内周と
可動鉄心26の縮径部26aの外周の間の隙間からオリ
フィス36を通って出口ポート17側に流出する。それ
により、出口ポート17側の流体圧力が上昇して主弁体
31に上向きの圧力が作用し、引き続く可動鉄心26の
上動により、弁スリーブ30とともに主弁体31が小さ
い力で持ち上げられて主弁口21が開放するようになっ
ている。
【0019】本実施例では特に、上記した電磁弁3のコ
イルボビン23に、開弁動作を行わせるための低抵抗の
開弁用コイル部39と、開弁状態に保持するための高抵
抗の保持用コイル部40とが巻装されている。そして、
電磁弁3からは、保持用コイル部40に接続されたリー
ド線42と、開弁用コイル部39に接続されたリード線
43と、アース線44とが引き出されている。
イルボビン23に、開弁動作を行わせるための低抵抗の
開弁用コイル部39と、開弁状態に保持するための高抵
抗の保持用コイル部40とが巻装されている。そして、
電磁弁3からは、保持用コイル部40に接続されたリー
ド線42と、開弁用コイル部39に接続されたリード線
43と、アース線44とが引き出されている。
【0020】続いて、図3によって上記の電磁弁3の制
御系統を説明する。両電磁弁3とも制御系統は同じであ
る。符号45はイグニションスイッチであってバッテリ
46に接続されており、第1の出力端子47aから引き
出された第1の接続線48aがエンジン6の始動モータ
50に、第2の出力端子47bから引き出された第2の
接続線48bがエンジン6のイグニションコイル51に
接続されている。
御系統を説明する。両電磁弁3とも制御系統は同じであ
る。符号45はイグニションスイッチであってバッテリ
46に接続されており、第1の出力端子47aから引き
出された第1の接続線48aがエンジン6の始動モータ
50に、第2の出力端子47bから引き出された第2の
接続線48bがエンジン6のイグニションコイル51に
接続されている。
【0021】第1の接続線48aには上記したリード線
43が分岐して接続され、イグニションスイッチ45の
第1の出力端子47aに対して、電磁弁3の開弁用コイ
ル部39が始動モータ50と並列に接続されている。一
方の第2の接続線48bにはリード線42が分岐して接
続され、第2の出力端子47bに対して、電磁弁3の保
持用コイル部40がイグニションコイル51と並列に接
続されており、その保持用コイル部40のリード線42
の途中に、エンジン6の油圧モータに接続された油圧ス
イッチ53が介設されている。
43が分岐して接続され、イグニションスイッチ45の
第1の出力端子47aに対して、電磁弁3の開弁用コイ
ル部39が始動モータ50と並列に接続されている。一
方の第2の接続線48bにはリード線42が分岐して接
続され、第2の出力端子47bに対して、電磁弁3の保
持用コイル部40がイグニションコイル51と並列に接
続されており、その保持用コイル部40のリード線42
の途中に、エンジン6の油圧モータに接続された油圧ス
イッチ53が介設されている。
【0022】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその作動を説明する。イグニションスイッチ45が
接続されていないときは、第1、第2の接続線48a、
48bのいずれにも通電されず、したがって燃料遮断用
の電磁弁3にも通電されないので、両電磁弁3は閉弁状
態となっていて燃料の供給が停止されている。
いてその作動を説明する。イグニションスイッチ45が
接続されていないときは、第1、第2の接続線48a、
48bのいずれにも通電されず、したがって燃料遮断用
の電磁弁3にも通電されないので、両電磁弁3は閉弁状
態となっていて燃料の供給が停止されている。
【0023】イグニションスイッチ45の第1と第2の
出力端子47a、47bが接続されると、第1の接続線
48aにより始動モータ50に通電されてエンジン6が
始動するとともに、第2の接続線48bによりイグニシ
ョンコイル51に通電される。それと同時に、始動モー
タ50と並列接続された両電磁弁3の開弁用コイル部3
9にも通電され、そうすると、電磁弁3の可動鉄心26
が圧縮コイルばね27の弾力に抗して固定鉄心24側に
吸引されて上動し、既述したようにパイロットオリフィ
ス36に続いて主弁口21が開き、エンジン6への圧縮
天然ガスの供給が開始される。
出力端子47a、47bが接続されると、第1の接続線
48aにより始動モータ50に通電されてエンジン6が
始動するとともに、第2の接続線48bによりイグニシ
ョンコイル51に通電される。それと同時に、始動モー
タ50と並列接続された両電磁弁3の開弁用コイル部3
9にも通電され、そうすると、電磁弁3の可動鉄心26
が圧縮コイルばね27の弾力に抗して固定鉄心24側に
吸引されて上動し、既述したようにパイロットオリフィ
ス36に続いて主弁口21が開き、エンジン6への圧縮
天然ガスの供給が開始される。
【0024】ここで、開弁用コイル部39は低抵抗であ
るため、バッテリ46から大電流が通じ、燃料の高圧に
打ち勝って可動鉄心26を上動させるのに必要な大きな
電磁吸引力が発揮されて、開弁動作が確実に行われる。
るため、バッテリ46から大電流が通じ、燃料の高圧に
打ち勝って可動鉄心26を上動させるのに必要な大きな
電磁吸引力が発揮されて、開弁動作が確実に行われる。
【0025】エンジン6の回転数が一定以上に達する
と、エンジン6の油圧ポンプの圧力が上昇して油圧スイ
ッチ53が閉じ、第2の接続線48bから油圧スイッチ
53を介して電磁弁3の保持用コイル部40に通電され
る。それにより可動鉄心26が開弁方向の吸引力を受
け、この段階でイグニションスイッチ45の接続を第2
の出力端子47bのみとして始動モータ50への通電が
停止されても、保持用コイル部40により開弁状態に保
持され、エンジン6の回転が維持される。この間、保持
用コイル部40は高抵抗であるためにそこに流れる電流
は小さく抑えられ、電力消費が制限される。
と、エンジン6の油圧ポンプの圧力が上昇して油圧スイ
ッチ53が閉じ、第2の接続線48bから油圧スイッチ
53を介して電磁弁3の保持用コイル部40に通電され
る。それにより可動鉄心26が開弁方向の吸引力を受
け、この段階でイグニションスイッチ45の接続を第2
の出力端子47bのみとして始動モータ50への通電が
停止されても、保持用コイル部40により開弁状態に保
持され、エンジン6の回転が維持される。この間、保持
用コイル部40は高抵抗であるためにそこに流れる電流
は小さく抑えられ、電力消費が制限される。
【0026】イグニションスイッチ45の接続が解除さ
れると、保持用コイル部40への通電が停止することに
より可動鉄心26の吸引力が除去され、可動鉄心26が
圧縮コイルばね27の復元弾力で下動してパイロットオ
リフィス36および主弁口21が閉じられ、燃料供給が
停止される。
れると、保持用コイル部40への通電が停止することに
より可動鉄心26の吸引力が除去され、可動鉄心26が
圧縮コイルばね27の復元弾力で下動してパイロットオ
リフィス36および主弁口21が閉じられ、燃料供給が
停止される。
【0027】なお、エンジン6の回転中に失速等により
偶発的に停止したときは、油圧スイッチ53が開き、保
持用コイル部40への通電が停止されることにより、同
じく電磁弁3が閉じて燃料の供給が停止される。
偶発的に停止したときは、油圧スイッチ53が開き、保
持用コイル部40への通電が停止されることにより、同
じく電磁弁3が閉じて燃料の供給が停止される。
【0028】また、緊急時には、上記の経路とは別に、
図1に示す昇圧防止スイッチ8からの信号によって、両
電磁弁3が閉じられる。
図1に示す昇圧防止スイッチ8からの信号によって、両
電磁弁3が閉じられる。
【0029】なお、上記実施例では、供給経路に2個の
燃料遮断用の電磁弁3を介設して安全性をより確実とし
た例を示したのであるが、1個の電磁弁3のみを設けた
燃料供給装置にも本発明は同様に適用することが可能で
ある。
燃料遮断用の電磁弁3を介設して安全性をより確実とし
た例を示したのであるが、1個の電磁弁3のみを設けた
燃料供給装置にも本発明は同様に適用することが可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】このように本発明によれば、電磁弁を開
弁する際には低抵抗の開弁用コイル部を使用して大電流
を流し、それにより大きな吸引力を発揮させるようにし
たから、コイルをいたずらに大きくすることなく小型に
まとめることができ、一方、開弁状態に保持する場合は
高抵抗の保持用コイル部を使用して保持のみに必要な小
電流を流すようにしたから、無駄な電力の消耗を防止す
ることができる効果がある。
弁する際には低抵抗の開弁用コイル部を使用して大電流
を流し、それにより大きな吸引力を発揮させるようにし
たから、コイルをいたずらに大きくすることなく小型に
まとめることができ、一方、開弁状態に保持する場合は
高抵抗の保持用コイル部を使用して保持のみに必要な小
電流を流すようにしたから、無駄な電力の消耗を防止す
ることができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例の燃料供給経路図である。
【図2】本実施例に係る燃料遮断用の電磁弁の断面図で
ある。
ある。
【図3】その電磁弁の制御系統図である。
1:高圧ガス容器 2:管路 3:電磁弁 6:エンジ
ン 39:開弁用コイル部 40:保持用コイル部 4
5:イグニションスイッチ 46:バッテリ 50:始動モータ 53:油圧スイッチ
ン 39:開弁用コイル部 40:保持用コイル部 4
5:イグニションスイッチ 46:バッテリ 50:始動モータ 53:油圧スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 高圧ガス容器からエンジンに天然ガス燃
料を供給する経路の途中に燃料遮断用の電磁弁を設けた
自動車用の天然ガス燃料供給装置において、 前記電磁弁に、開弁動作を行わせるための低抵抗の開弁
用コイル部と、開弁状態に保持するための高抵抗の保持
用コイル部とを設け、前記開弁用コイル部を、イグニシ
ョンスイッチに対してエンジンの始動モータと並列に接
続し、前記保持用コイル部を、エンジンの回転数が一定
以上に達した場合に閉成制御される油圧スイッチを介し
て前記イグニションスイッチに接続したことを特徴とす
る自動車用の天然ガス燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10766394A JP2686718B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 自動車用の天然ガス燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10766394A JP2686718B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 自動車用の天然ガス燃料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290980A JPH07290980A (ja) | 1995-11-07 |
JP2686718B2 true JP2686718B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=14464867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10766394A Expired - Fee Related JP2686718B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 自動車用の天然ガス燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2686718B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3383215B2 (ja) * | 1998-04-03 | 2003-03-04 | 愛三工業株式会社 | インジェクタ制御装置 |
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