JP2686550B2 - 水硬性バインダーベースの建築用エレメントの製造法、該製造法による建築用エレメント及び該エレメントを使用する建築法 - Google Patents

水硬性バインダーベースの建築用エレメントの製造法、該製造法による建築用エレメント及び該エレメントを使用する建築法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水硬性バインダー(結合剤)、特にプラス
ターをベースにして建築用エレメントを製造する方法、
その方法により製造された建築用エレメント、及びその
エレメントを使用する建築方法に関する。 プレハブ方式の建築用エレメントとしてプラスターを
使ったものが知られており、これらは一般に壁ライニン
グ用及び軽量仕切り材を構成するのに使われている。し
かし、これらのエレメントの欠点は、機械的強度の弱さ
にある。 これに対し、砂やファイバー等の不活性充填材(骨
剤)をプラスターと混合してエレメント強度を増強する
ことが既に実施されているが、それでもまだ荷重を支持
する壁のためのエレメントとして使用し得る充分な強度
にまでは至っていない。 その上、プラスターをベースとする従来の方法で作ら
れたエレメントでは、その取り扱いが可能となるまでに
は長い乾燥期間が必要である。 本発明が特に目的とするところは、プラスターをベー
スとするエレメントとして、その機械的強度は通常グレ
ードのコンクリートに匹敵し硬度は岩石に匹敵するもの
を提供しこれらの欠点の解消することにある。 本発明の他の目的は、前工程の乾燥を必要とせず、製
造後すぐに取り扱い、使用することができるというプラ
スターベースの建築用エレメントを提供することにあ
る。 本発明の更に他の目的は、未精製のプラスター又は極
く普通の品質のプラスターを含む任意の種類のプラスタ
ーをベースに形成された建築用エレメントを提供するこ
とにある。 したがって、本発明は、プラスター等の水硬性バイン
ダーをベースにする建築用エレメントの製造方法であっ
て、水硬性バインダーを水硬化させるために必要な水量
と実質的に等しい量又はそれよりやや多い量の水を加え
ることによって水硬性バインダーを湿潤させ、得られた
湿潤混合物を直ちに型の中に入れ、型の中で圧縮し、次
いでこのようにして得られたエレメントを型から取り出
す方法において、 a)当該バインダーが水硬化している間、当該バインダ
ーの体積が増加すること、ならびにb)さらに、バイン
ダー、不活性粒状充填材及び水の湿潤混合物を型の中に
入れる前に不活性粒状充填材を当該バインダーに添加
し、型を閉鎖し、閉鎖した型内で当該バインダーが水硬
化している時間に実質的に相当する時間をかけて当該バ
インダーの体積膨張に対向し、次いで得られた建築用エ
レメントを型から取り出すために型を開けることを特徴
とする方法に係るものである。 この方法は次のものの使用を可能にする。第一に、プ
ラスターについては、品質、粒度、硬化速度に格別の注
意を払うことなく使用可能となる(最も膨脹度は高いの
が望ましい)。第二に、粒状充填材としては、最終製品
の目的に応じた粒度があれば、風に飛ばされる程度の砂
(wind−blown sand)、海砂、ラテライト(紅土)等を
使用できる。 プラスターと砂又はそれに類するものとの混合物に添
加する水量は少量で、実質的にはプラスターの水硬化に
必要なだけ、即ち所与の圧縮エネルギー下での最大のコ
ンパクト化達成に必要なだけの水量(混合物中のプラス
ター量の関数となる)に過ぎないから、型から取り出し
た最終製品には予備乾燥の必要なく直ちに取り扱いの開
始及び使用が可能である。 更に、プラスターの水硬化は実質的には湿潤混合物の
型の中での加圧中に起きるから水硬化からくるプラスタ
ーは膨脹の際に圧縮力を受けることになり、その結果か
なりの程度の内部密度の上昇となり、かつプラスターの
結晶格子の好ましい方向付けが得られる。かかる特性か
ら、圧縮強度はコンクリート強度に匹敵する約150kg/cm
2にして、硬さは外装石に匹敵するほどの建築用エレメ
ントを作ることが可能となる。 本発明方法の特徴によれば、型内の湿潤混合物は二つ
の相向かい合う方向からの圧縮を受けることになる。 このことから、更に高い均質度を持ち、厚み全般にわ
たり圧縮強度が均一に分布しているエレメントが提供さ
れる。 本発明の更に他の特徴によれば、乾燥状態の混合物組
成物中のプラスター含有量は、最終製品の所望強度及び
使用砂の粒度の関数として多少変わりはするが、重量比
で約15〜40%である。 本発明の更に他の特徴によれば、湿潤混合物の組成比
は、重量でプラスター100部に対し水約20〜25部であ
り、この水量比はプラスター含有比が低いと高くなる。 湿潤混合物の型内での圧縮時間は、環境温度約20〜℃
から約40℃において約2分から約4分の間である。 本発明方法は、他のどのような水硬性バインダー(セ
メント、石灰)を用いることができ、それらのバインダ
ーには必要に応じて膨張剤が加えられる。 本発明は、また、水硬性バインダー特にプラスターを
ベースとして上記の方法で作られる中空矩形ブロック形
状の建築用エレメントであって、上面に長手方向及び横
方向の配列及び位置合わせ用の突出部を設け、下面には
同一形状の別のエレメントの上部突出部を受け入れるた
めの空洞部及びその空洞に繋がるシーラント打込み用の
通路を設けたことを特徴とするエレメントを提供する。 上記のようなエレメントを本発明方法で作製すると、
約0.1mmといった高い寸法精度を持つものが出来る。エ
レメント上面の突出部と下面の空洞部とを互いに組み合
わせることにより、後で寸法誤差を埋めるためのモルタ
ル目地打ちの必要なしに、既に並べ終わった層の上に別
の層のエレメントを極めて正確に配置し積み上げて行く
ことが可能となる。 本発明方法によるエレメントには、更に、一方の端面
に垂直溝を設け、溝の下端で前記溝に連通させておい
て、これをシーラント打込みに使用するのが望ましい。 本発明はまた、本発明方法で作ったエレメントを使用
する建築方法をも提供するものであり、該方法は、端と
端とを突き合わせ上下に積み上げる操作を全てのエレメ
ントについて同じように行ない、1つの層のエレメント
とこれに隣り合う下層のエレメントとを互いにその長さ
の半分だけずらせて配置し、一層を並べ終わった後に、
エレメントの端部の垂直溝を通してエレメントと同一材
料の水硬性バインダーに基づく液体シーラントを打込む
ことを特徴とする方法である。 この液体シーラントは、エレメント下面にある空洞に
流れ込みその一部を充填して該エレメントとその下層エ
レメントとを接着させる。液体シーラントは、各エレメ
ント端の垂直溝の内部をも充填することにより、端と端
を突き合わせて並べた同じ層の隣同士のエレメントをも
接着させる。建築用エレメントとシーラントとは同じ水
硬性バインダーを使用して構成されたものであるから、
出来上がった全体の構造は、どこかに特定の弱い領域を
持つことのない極めて均質なものとなる。 特に本発明は、プラスターをベースにした建築用エレ
メントを製造すること、そしてそれを簡単かつ安価な装
置により即刻使用することを可能にするものであり、そ
のため、開発途上国における使用に特に有効なものであ
る。 本発明の他の特徴、詳細及び利点は、以下の図面に基
づく実施例の説明により一層明らかになる。 図1は本発明に係る建築用エレメントの概略斜視図、 図2はエレメント長手方向に沿う断面図、 図3はエレメントの下面図、 図4は本発明エレメントで作った壁の一部を示す図、 図5は上記壁の一部を示す平面図である。 上記のように本発明方法は、プラスターのような水硬
性バインダーと砂又は粒石のような不活性充填材とを乾
式混合し、その混合物を予め決められた最低量の水で湿
潤させ、湿潤混合物を直ちに型に入れ、型の中でのプラ
スターの水硬化進行中にこれを圧縮し、得られた建築用
エレメントを型から取り出した後状況により直ちに建築
に使用するか、保管に回しておく、という段階を基本と
して構成されるものである。 使用するプラスターの質についての特別な要求はな
く、例えば太陽の下での低温で焼かれたような素プラス
ターも使用可能である。同様に、その粒度、硬化速度及
び高い方が望ましいとはいうものの膨脹係数についても
特別の要求はない。 使用する粒状充填材は、特別の品質でない普通の砂で
よい。例えば、風に吹き曝らしの砂、海砂、又はラテラ
イトでもよく、その粒度も約15mm〜約20mmより小さい限
り特別な要求はない。しかし、もし最終製品を、のこぎ
りで引いて加工できるものにするのであれば、3mmより
小さい粒度にするのが好適である。 プラスターと、例えば砂のような粒状充填材とは乾式
混合され、混合物中のプラスターの混合比は、建築用エ
レメントに要求される最終強度及び使用砂の粒度にもよ
るが、重量比で約15%から約40%である。 本方法中の次の作業は、プラスターと砂の混合物を、
プロクター(Proctor)の最適率、即ち所与の圧縮エネ
ルギーの下での最大のコンパクト化が得られるような比
率の水の量、よりはやや多い目の水で均一に湿潤させる
ことである。この水量は、プロクターの最適率に加え
て、極く少量の濡らし水を添加するのが好適であり、添
加量は水全体に対し例えば4〜5%とすればよい。水量
は、プラスターの水硬化に必要であり、最初の圧縮で最
大のコンパクト化を得るのに十分なものでなければなら
い。 数値例をあげるならば、湿潤混合物の組成は、プラス
ター混合率が高い場合には重量比でプラスター100部に
対し水約20〜25部である。プラスター比が低くなると、
砂を濡らす水を確保する必要があるところから相対的に
水混合比が高くなる。 比較のために言うならば、通常のプラスター調整方法
での水の混合比は、重量比でプラスター100部に対し約8
0部というのが普通である。 湿潤された混合物は直ちに、目的のエレメントの形状
を持つ型に入れられる。該型は、互いに向かい合って進
ませることができるものであり、湿潤混合物に十分な時
間だけ圧縮力を掛けておくことのできる装置に結合され
る。このための装置は、機械的プレス、水圧プレス等、
型内で約30kg/cm2〜100kg/cm2の圧力を掛けることがで
きるものとすることができる。 圧縮圧力を掛けておく時間は、環境温度と混合物組成
との関数として変化するが、約20℃から約40℃の環境温
度下で約2分から約4分の間である。 下記の現象が形の内部で発生する。 プラスターは、水と接触するや否や直ちに膨脹を始め
る。湿潤混合物を、水で濡らした後なるべく速やかに型
に入れるのはこの理由に基づく。このため、型の充填に
はコンベアベルトを使用し乾燥プラスターと砂の混合物
を予め決められた速度で流し込み、混合物が型に向かっ
て落下する間にミラージェット等のスプレーで極く微細
化した水を空気を巻き込まないようにして吹きつけて湿
潤させることができる。 型内に、落下した湿潤混合物は、所要量が溜るや否や
直ちに上記の相互に向い合う2方向からの圧縮が加えら
れる。この圧縮の間、周囲を閉ざされた型の中での水硬
化によるプラスター自身の膨脹力は、圧縮力に対向する
ことになる。このことから、生成するプラスターの結晶
格子は、入り込める空所全てを埋めると共に、更に相当
な密度上昇と結晶格子の望ましい方向付けを受ける。 上記圧縮とその結果としての結晶格子の高密度化とに
より、出来上がった建築用エレメントは、0.1mmという
寸法精度を持つ極めて滑らかな面と、軟石に相当する硬
度と、混合比の関数としての変動はあるが50kg/cm2から
200kg/cm2の間という強さの圧縮強度とを持つものとな
る。 型から出されたエレメントは、特別の注意を払うこと
なく直取り扱いのできる硬さの製品であり、直ちに建築
に使用でき、凍結にも影響を受けないものである。 型の製作には厚手の強力鋼を使い、潤滑の必要のある
ような個所を含まないものでなければならない。 本発明の方法は、各種形状の建築用エレメント、例え
ばブリーズブロック(breeze−block)又はシンダーブ
ロック(石炭殻ブロック)の様な中空矩形のブロック、
平型スラブ、屋根タイル等の製作に(混合物の中にガラ
スウール等の強化繊維を加えたものとしても)使用する
ことができる。 以下、図1〜図3を参照して本発明の実施例としての
建築用エレメントを示す。 エレメント全体は、参照番号10として示す。該エレメ
ントは中空矩形のブロックで、その上面には、例えば正
方形の形をした低い突出部14を二個持つ。エレメント相
互の位置合わせ及び調節を容易にするために、突出部14
の二つの側面16は、エレメント10の上面12に対し正確に
直角をなす垂直とされ、突出部それぞれの残りのもう二
つの側面18は斜めに傾斜されることができる。 図1及び図2に示すように、突出部14のそれぞれの上
面には球形キャップ状の凹み19を作っておき、これによ
って型内での成形に際して突出部の側面16、18を所望の
形に作りあげることを可能にする。 エレメント10の縦方向の端面20のうちの一つは、端面
の高さ方向全体に延びる垂直溝22を1本備え、溝の下端
はエレメント10の下面26の長手方向に延びる溝の一つ24
に開いている。エレメント10の下面26の他端には、溝24
と同一直線上に別の長手方向の溝28が存する。 エレメント10の下面の両方の端にある二つの溝24、28
は空洞部30に開いており、空洞部の長手方向の側面に
は、突出部14の長手方向側面に対応する同じ長さの凹所
32が設けられている。これらの凹所は、直線エッジ34を
介して長手方向に繋がり、エッジ34は双方から延び、当
接部36を介して横方向に相互に接続されている。これに
より、エレメントの上面12の突出部14は、側面32、34及
び下部エッジの当接部36とによって決められる別のエレ
メント下面の空洞部30のハウジング内に正確に位置決め
される。 本発明のエレメントは、真っ直ぐな壁を作るために図
4及び図5に示すように、それぞれ端と端を突き合わせ
て配置し積み上げられる。 図4に一部を示す壁は、全て同じように端と端を突き
合わせて配置されたエレメント10の3層を示すものであ
る。一つの層のエレメントは、隣接層のエレメントに対
しエレメント長さの半分づつずらして配置されている。 一つの層を成すエレメント10は、その下層のエレメン
トの上にモルタル目地打ちをせずに直かに配置されてい
る。一つの層の配列が完了したならば、並べ終わったた
層の各エレメント端部にある垂直溝22に高流動性プラス
ターのような液体シーラントを流し込む。溝22に流し込
まれた液体プラスターは、下面26にある溝24を介して空
洞30に到達し下層エレメントの突出部14の上部を覆う。
垂直溝22に注入された液体プラスターは、更に同じレベ
ルで第1のエレメントの端面20が当接しているエレメン
トの水平溝28を通って他端に至る。一層の各エレメント
の垂直溝22を一回の流し込みで埋めたら、更に二回目の
流し込みをしてこれらの溝埋めを完全にすることができ
る。なぜなら、一回目の流し込みプラスターは、エレメ
ントの空洞39に対しては、単にその一部を埋めたに過ぎ
ないだろうからである。 エレメント10を構成しているプラスターとプラスター
シーラントは凝固に際して極めて緊密に結合するのでエ
レメント間の結合力は非常に強大なものになる。 本発明によるエレメント10は、建物のコーナー部に到
達した箇所で、当然ながら、互いに直角に突き合わせて
配置することができる。 更に、エレメント10の長手方向の端部を開放しておく
ことで、これらを樋として使用し又はケーシング無しの
ビーム(梁)受けとして使用することが可能となる。 本発明の方法はいずれの種類の水硬性バインダー(プ
ラスター、セメント、石灰)についても適用可能であ
る。水硬化に際しての膨脹力が不足するならば、ベース
の水硬性バインダーと共に又はそれ自身の独立して膨脹
剤を添加することができる。膨脹剤は、水の存在のもと
に加圧下でのモールド成形における膨脹を確実にして成
形品の機械的特性を大きく改良する。 このような膨脹剤は当業者に周知のものである。例え
ば、セメントに対してはキャンデロット(Candelot)塩
即ちケイ酸カルシウムを使用することができる。プラス
ターに対しては石膏を使用することができ、石膏は凝結
促進剤でもある。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.プラスター等の水硬性バインダーをベースにする建
    築用エレメントの製造方法であって、水硬性バインダー
    を水硬化させるために必要な水量と実質的に等しい量又
    はそれよりやや多い量の水を加えることによって水硬性
    バインダーを湿潤させ、得られた湿潤混合物を直ちに型
    の中に入れ、型の中で圧縮し、次いでこのようにして得
    られたエレメントを型から取り出す方法において、 a)当該バインダーが水硬化している間、当該バインダ
    ーの体積が増加すること、ならびにb)さらに、バイン
    ダー、不活性粒状充填材及び水の湿潤混合物を型の中に
    入れる前に不活性粒状充填材を当該バインダーに添加
    し、型を閉鎖し、閉鎖した型内で当該バインダーが水硬
    化している時間に実質的に相当する時間をかけて当該バ
    インダーの体積膨張に対向し、次いで得られた建築用エ
    レメントを型から取り出すために型を開けることを特徴
    とする方法。 2.型中で当該バインダーの体積膨張に対向するために
    型内の混合物に圧縮力を加えることを特徴とする請求項
    1記載の方法。 3.バインダー及び粒状充填材からなる混合物に加える
    水量が、所与の圧縮エネルギー下で最大のコンパクト化
    が達成できるだけの量である請求項1又は2に記載の方
    法。 4.型から取り出したエレメントを、建築物を形成する
    ため直ちに使用することを特徴とする請求項1又は2に
    記載の方法。 5.湿潤混合物を型の中で互いに向い合う二つの方向か
    ら圧縮することを特徴とする請求項2記載の方法。 6.乾式混合物中のプラスターを重量比で約15%から約
    40%とする請求項1から5のいずれかに記載の方法。 7.不活性骨材の粒度を約15mmから約20mmより小さくす
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    方法。 8.上記粒度を約3mmより小さくすることを特徴とする
    請求項7に記載の方法。 9.湿潤混合物の組成を重量比でプラスター100部に対
    して水20〜25部にすることを特徴とする請求項1から8
    のいずれかに記載の方法。 10.バインダーがプラスターである場合において、水
    硬化している間、型の中で加圧下における水硬化時間が
    環境温度約20℃から約40℃において約2分間から約4分
    間であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに
    記載の方法。 11.水の存在下で混合物の膨張を起こさせるような膨
    張剤を添加し、セメント又は石灰のような別の水硬性バ
    インダーをプラスターに替えて使用することを特徴とす
    る請求項1から10のいずれかに記載の方法。 12.請求項1から11のいずれかの方法で作られる矩形
    ブロックの建築用エレメントであって、該ブロックが中
    空であり、上面12に長手方向及び横方向の配列及び位置
    合わせ用の突出部14を設け、下面26には同一形状の別の
    エレメントの上部突出部14を受け入れるための空洞30及
    びその空洞に繋がるシーラント打込み用の通路24、28を
    設けたことを特徴とするエレメント。 13.端部20の一つに垂直方向のシーラント打込み用の
    溝を設け、溝の下端は上記通路24の一つに連絡している
    ことを特徴とする請求項12に記載のエレメント。 14.請求項12及び13に記載のエレメントを使用して実
    施する建築方法であって、端と端とを付き合わせ上下に
    積み上げる操作を全てのエレメントについて同じように
    行ない、1つの層のエレメント10とこれに隣り合う下層
    のエレメントとを互いにその長さの半分だけずらせて配
    置し、一層を並べ終わった後に、エレメント10の端部の
    垂直溝22を通してエレメントと同一材料の水硬性バイン
    ダーに基づく液体シーラントを打ち込むことを特徴とす
    る方法。
JP63500234A 1986-11-27 1987-11-26 水硬性バインダーベースの建築用エレメントの製造法、該製造法による建築用エレメント及び該エレメントを使用する建築法 Expired - Lifetime JP2686550B2 (ja)

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