JP2685411B2 - 遠心脱水機の脱水籠ロック装置 - Google Patents

遠心脱水機の脱水籠ロック装置

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JP2685411B2
JP2685411B2 JP6178670A JP17867094A JP2685411B2 JP 2685411 B2 JP2685411 B2 JP 2685411B2 JP 6178670 A JP6178670 A JP 6178670A JP 17867094 A JP17867094 A JP 17867094A JP 2685411 B2 JP2685411 B2 JP 2685411B2
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frame
dehydration
rail
basket
dehydration basket
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JP6178670A
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JPH0838793A (ja
Inventor
英愛 森
幸治郎 冨田
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株式会社ムサシノキカイ
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯工場等で使用する遠
心脱水機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上述の遠心脱水機のうち、水平軸
により垂直面に沿って高速回転する方式の遠心脱水機
は、回転枠に固定された脱水籠を回転枠の一つの直径の
両側に1個ずつ設けてバランスを取り、高速回転して脱
水していた。
【0003】しかも、このような装置では、回転枠に固
定されている脱水籠に洗濯物を収納する作業がやり難い
と共に、両側の脱水籠に収納する洗濯物の重量の僅かな
差によっても回転中の回転枠のブレが大きくなり、重量
バランスを取る作業が大変である。
【0004】又、1回の脱水操作には2個の脱水籠しか
ないので、連続洗濯装置に使用する場合には全体の流れ
速度に制約を与える結果となっている。このため、流れ
速度を維持するためには1回の脱水時間は約7分程度と
しているので、次工程の乾燥工程に移送する洗濯物の含
水率が高く、乾燥時間が長くなり、ここでも流れ速度の
制約が発生してしまう。
【0005】更に、1回の脱水処理量を増すために脱水
籠を大きくすると、この脱水籠内での洗濯物の片寄りが
大きく影響して、運転中の大きな振動の原因となってし
まう。
【0006】このような諸問題を解決するために、本出
願人は実願平1−119384号で3分割し、かつ収
納、取り出し可能な脱水籠を有する遠心脱水機を提案し
た。この遠心脱水機は図4(側面図)、図5(正面図)
に示すように、洗濯物は洗濯工程から搬入用コンベヤー
1で移送されてホッパー2に投入される。一方、図5に
示すように回転枠7に120°間隔で均等に挿入される
脱水籠6のうち、回転枠7の下側位置に停止した脱水籠
挿入位置に挿入される脱水籠7はホッパー2の下側に配
置されており、ホッパー2の底板2aは開放されて洗濯
物は脱水籠6に落下する。
【0007】次に、洗濯物を収納した脱水籠6は図示し
ない挿入装置で回転枠7の下側位置に停止している脱水
籠挿入位置に多少持ち上げた状態で挿入する。
【0008】この操作を3回繰り返し行って回転枠7内
の各脱水籠6に均等に洗濯物を挿入し、挿入口の入口蓋
11を起立させてフレーム10の入口を閉鎖する。な
お、この時には排出口の出口蓋12は閉鎖されているこ
とは勿論である。
【0009】この状態で図示しないモータによりプーリ
ー8及びベルト9を介して水平軸5で保持されている回
転枠7を高速回転させ、遠心力により洗濯物の水分を脱
水させる。なお、この場合に洗濯物を完全に均等に収納
することは不可能に近く、回転枠7は必ず振動するが、
この振動はエアダンパー4で吸収するように構成してあ
る。
【0010】所定時間高速回転させてから、出口蓋12
を開いて回転枠7の上側位置に停止している脱水籠6を
逆さまの状態で出口側に押出して図示しない保持装置に
より逆位置の脱水籠6を保持し、次の乾燥工程に移送す
る搬出用コンベヤー3の上に洗濯物だけを落下させる。
【0011】この操作を3回繰り返し、脱水後の洗濯物
を全部取り出した後に再び前述の脱水前の洗濯物の挿入
操作を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の遠心脱
水機では脱水操作の1サイクルごとに脱水籠6の挿入及
び押出しが行われるため、脱水籠6は回転枠7に固定さ
れておらず、高速回転の初期及び停止前の低速回転時に
ガタツキ、大きな振動や位置ズレの原因となってしま
う。
【0013】又、脱水終了後脱水籠6を図示しない押出
装置で押し出す場合、ガイドレールに載った状態で押し
出す必要があるが、このガイドレールを特別に設けるこ
とは回転枠7の構造が複雑になってしまう。
【0014】本発明は上述の問題を解決して、簡単な構
造で脱水籠6(22)のロック及び押出時のガイドレー
ルの機能を持ったロック装置を提供することを課題とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、洗濯工程と乾燥工程との間に設けた脱水工程に使
用する遠心脱水機において、水平軸により垂直面に沿っ
て高速回転する回転枠21の仕切り壁21b内に挿入す
る脱水籠22の両側面にほぼその全長にわたってそれぞ
れ設けた支持部材23と、この支持部材23に対向する
位置で仕切り壁21bのほぼその全長にわたって設けた
可動レール24とよりなる。
【0016】可動レール24は角筒の一辺の中間部が長
手方向に切込みのあるフレーム24aと、このフレーム
24a内に収容されて一部が切込みから外部に突出して
支持部材23の摺動板23aに当接するように全長にわ
たって断面凸字形のレール24bと、このレール24b
の凸字形の下側とフレーム24a内の底部との間に挿入
されたエアチューブ24cで、このエアチューブ24c
はエアーで膨張してレール24bを押し上げて支持部材
23を押圧し、脱水籠22を回転枠21の外周21aの
内面に押圧して脱水籠22を回転枠21にロックするよ
うに構成した。
【0017】
【作用】 レール24bは摺動板23aに当接摺動するた
めに、摺動板23aの材質より柔らかい材質、例えば合
成樹脂で形成されていることが必要であり、回転枠21
が停止後にその上側位置で下向き状態に停止した脱水籠
22を押し出す際にガイドレールとして作用する。
【0018】上述のように、脱水籠22を挿入時には回
転枠21の下端に停止している仕切り壁21b内に外部
の挿入装置で仕切り壁21bに接触しないように挿入
し、取り出す時は上端に逆さまの位置で停止している脱
水籠22をその支持部材23の摺動板23aが可動レー
ル24のレール24bに載った状態で外部の押出装置で
押し出して外部のコンベヤーに移送する。
【0019】
【実施例】本願が対象とする遠心脱水機の主要構造は上
述の図4、5に示すものと同じであるが、図4、5のも
のは脱水籠のロック方法等の特定はない。本願はこのロ
ック装置に関するものである。図1は回転枠21に挿入
された脱水籠22で回転枠21の上端位置にある状態の
説明図である。図の右半分は脱水籠22が回転枠21の
外周21aの内面に押し付けられてロックされている状
態を示したもの、左半分はロックされていなくて、回転
枠21の内部の仕切り壁21bの所まで降下している状
態を示したものである。
【0020】図2はこの遠心脱水機に使用する脱水籠2
2で、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。下面の
円筒底面は回転枠21の外周21aの内面と同一曲面の
パンチメタル製で、両側面((イ)示の左右の側面、
(ロ)示の手前の側面)には全幅に近い幅で支持部材2
3がそれぞれ取り付けられている。
【0021】この支持部材23は全幅にわたり、かつ断
面が上向きのヘの字形に曲折した1枚の摺動板23a
と、この摺動板23aの両端と中間の複数箇所に前記側
面に垂直に設けられた補強板23bよりなり、更にこの
補強板23bは下半分が前記側面から離隔した状態で、
この離隔部分は脱水籠22全体を持ち上げるための外部
からのフォークが挿入される挿入空間25を構成してい
る。
【0022】回転枠21の仕切り壁21bの外周21a
に近い位置で、この仕切り壁21bで仕切られた空間に
挿入される脱水籠22の支持部材23の摺動板23aの
へ字に曲折された部分に当接するような位置には仕切り
壁21bのほぼ全幅にわたって可動レール24が回転枠
21の中心軸に平行に設けられている。
【0023】この可動レール24は図3の(イ)長手方
向の側面図、(ロ)断面図に示すように角筒の一辺の中
間部が長手方向の全長にわたって切込みの有るフレーム
24aと、このフレーム24a内に収容されて一部が切
込みから外部に突出している断面凸字形のレール24b
と、このレール24bの下側とフレーム24aの底面と
の間に収容されているエアチューブ24cとよりなる。
【0024】次に、このロック装置の動作について説明
する。先ず、洗濯工程からの搬入用コンベヤー1で移送
された充分に水分の含んだ洗濯物はホッパー2からこの
下側に待機している脱水籠22に落下して入れられる。
この洗濯物の入った脱水籠22は図示しない挿入装置の
フォークが挿入空間25に挿入され、かつ多少持ち上げ
られて回転枠21の下端位置に停止している仕切り壁2
1b内に移送され、フォークは下降して後退し、脱水籠
22のみ回転枠21内に挿入される。
【0025】この後、エアが図示しないエア供給装置で
エアチューブ24cに供給されてレール24bを押出
し、レール24bは支持部材23の摺動板23aを押圧
して脱水籠22の円筒形の底面を回転枠21の外周21
aの内面に押圧する状態でロックする。
【0026】この動作を回転枠21が120°宛回転し
て繰り返し、3個の脱水籠22に均等に計量された洗濯
物が入れられる。
【0027】この脱水籠22がロックされた状態で図示
しないモータで回転枠21を高速回転し遠心力によって
水を振り切って脱水する。この際、脱水籠22はロック
されているので起動時及び停止前の回転数の低い時にも
回転中のガタつきは発生しない。
【0028】なお、高速回転状態に入れば、ロックされ
ていなくても遠心力で脱水籠22は回転枠21の外周2
1aに押圧された状態となっているので、この期間はロ
ック装置がなくてもガタつきが発生しないことは勿論で
ある。
【0029】次に、脱水終了後の脱水籠22を取り出す
場合は、図4の上側の出口蓋12を開扉し、図1の左半
分の状態、即ち可動レール24のレール24bが後退
し、この上に摺動板23aで載っている脱水籠22を図
示しない外部の押出装置で押出し、更に図示しない外部
のコンベヤーに載せて完全に回転枠21の出口外に移送
させ、脱水完了した湿った洗濯物を搬出用コンベヤー3
に落下させて、次工程の乾燥室に移送する。
【0030】
【発明の効果】上述のように、脱水籠22の挿入時には
図示しない挿入装置のフォークで回転枠21の下端位置
の仕切り壁21b内に接触しないように脱水籠22を挿
入し、挿入終了後フォークが後退した後には脱水籠22
は回転枠21の外周21aの内面に載っているだけであ
るが、この時に可動レール24のレール24bが押出さ
れて脱水籠22の支持部材23の摺動板23aを押圧す
ることにより、脱水籠22は回転枠21に押圧されて固
定されるため、高速回転の初期及び停止前の低速回転時
にガタつきが起こらない。
【0031】レール24bは脱水籠22の押出時のガイ
ドレールとなり、外部の移送コンベヤーに容易に移送す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転枠の上端位置に挿入された脱水籠の状態説
明図で、図の右半分は脱水籠が回転枠の外周の内面に押
し付けられてロックされている状態、左半分はロックさ
れていなくて、回転枠の内部の仕切り壁の所まで降下し
ている状態を示したものである。
【図2】脱水籠の構造図で、(イ)は正面図、(ロ)は
側面図である。
【図3】可動レールの構造図で、(イ)は長手方向の側
面図、(ロ)は断面図である。
【図4】本願の対象となる遠心脱水機の側面図である。
【図5】同じく正面図である。
【符号の説明】
21 回転枠 21a 外周 21b 仕切り壁 22 脱水籠 23 支持部材 23a 摺動板 23b 補強板 24 可動レール 24a フレーム 24b レール 24c エアチューブ 25 挿入空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯工程と乾燥工程との間に設けた脱水
    工程に使用する遠心脱水機において、水平軸により垂直
    面に沿って高速回転する回転枠の仕切り壁内に挿入する
    脱水籠の両側面にほぼその全長にわたってそれぞれ設け
    た支持部材と、この支持部材に対向する位置で前記仕切
    り壁のほぼその全長にわたって設けた可動レールとより
    なり、前記可動レールは角筒の一辺の中間部が長手方向
    に切込みのあるフレームと、このフレーム内に収容され
    て一部が前記切込みから外部に突出して前記支持部材の
    摺動板に当接するように全長にわたって断面凸字形のレ
    ールと、このレールの凸字形の下側と前記フレーム内の
    底部との間に挿入されたエアチューブで、このエアチュ
    ーブはエアーで膨張して前記レールを押し上げて前記支
    持部材を押圧し、前記脱水籠を前記回転枠の外周の内面
    に押圧して脱水籠を回転枠にロックするように構成した
    ことを特徴とする遠心脱水機の脱水籠ロック装置。
JP6178670A 1994-07-29 1994-07-29 遠心脱水機の脱水籠ロック装置 Expired - Lifetime JP2685411B2 (ja)

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JPH0838793A (ja) 1996-02-13

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