JP2684372B2 - 多連形断面支保工 - Google Patents

多連形断面支保工

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JP2684372B2
JP2684372B2 JP62232674A JP23267487A JP2684372B2 JP 2684372 B2 JP2684372 B2 JP 2684372B2 JP 62232674 A JP62232674 A JP 62232674A JP 23267487 A JP23267487 A JP 23267487A JP 2684372 B2 JP2684372 B2 JP 2684372B2
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博美 萩本
豊 加島
紀夫 近藤
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大豊建設 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、二連形シールド等で地中に形成された空間
内に設けられる多連形断面支保工に関する。 (従来の技術) 従来、多連形シールド工法におけるシールドトンネル
工法では、多連形支保工を構築する際、地中に形成され
た空間内に、セグメントを組立てて支保工を構築する
が、この場合、第2図に示すように、例えば全体として
略まゆ形となすように組込まれたセグメント本体1にお
いては最初に中央部下端の下部セグメント2が配設さ
れ、ついで円弧状セグメント部3を構成するA型セグメ
ント4が図中左右から順次組み上げられる。そして、中
央部上端のK型セグメント2′を組み入れ、最後に中央
部の柱あるいは隔壁となる隔壁セグメント5が挿入され
る構成となっていた。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の多連形断面支保工用セグメント
においては、K型セグメント2′を組み込む際、既に組
み上がっている左右のA型セグメント4等は自重により
下方へ倒れ込んでしまい、クリアランスが確保しにくく
なるので、この場合、幅の狭くなった外方へ押込まねば
ならず、再度左右のA型セグメント4等をもちあげ、か
つ各セグメント4,4と位置合わせをしつつその間に挿入
しなければならず作業が煩雑であった。また、このK型
セグメント2′は左右の筒形断面構築材として共用して
いるため、特殊な形状をなしており、坑内への搬入や組
込みが容易でなかった。さらに、中央部の隔壁セグメン
ト5の構築においては、2つのエレクターを併用して、
一方のエレクターで中央部上端のK型セグメント2′を
上方へ押上げるとともに他方のエレクターで隔壁セグメ
ント5を押込まなくてはならず、同時に左右のエレクタ
ーを操作する必要があり、作業員もそれぞれ必要とさ
れ、この組込み作業もまた容易なものではなく、セグメ
ント構築における作業能率が悪く、人件費も高くなると
う問題点がある。 本発明は、上述のような問題点の解決をはかろうとす
るもので、その目的とするところは、各セグメント部材
の組立が容易で、作業能率が向上し、かつ必要な強度が
得られるとともに漏水対策を施した多連形支保工を提供
することにある。 (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、地中に形成され
た1つの筒状断面をもつ坑内で、複数の筒形断面を形成
するセグメントであって、前記複数の筒形断面は、それ
ぞれ独立した円弧状のセグメントと、これと結合される
円弧および直線とを接合した形状のセグメントと、これ
と結合される直線状のセグメントで組立られ形成された
複数の筒形断面からなり、各筒形断面を仕切る隔壁部分
はそれぞれ独立し、かつ互いに隣接して設置され、当接
面の小間隙に裏込注入を行うとともに、その上下端に漏
水防止のシールを取付けた構成としている。 (作用) 本発明の多連形断面支保工用セグメントでは、隔壁セ
グメントおよびK型セグメントが共用されず、円弧状に
近い形状のセグメントに分割され、それらを用いること
により、それぞれ独立した筒形断面を有する多連形支保
工が構築される。 また、隔壁の当接面の小間隙に裏込を注入するように
したため、各筒形断面を確実に一体化でき、かつ必要な
強度をも確保できるようにしている。 さらに、上下端にシールを設け、漏水を防止し、トン
ネル内空間を保護することができるようにしている。 (実施例) 以下、図面に沿って本発明の一実施例を説明する。 第1図は本発明の多連形支保工を示す断面図で、10は
多連形シールドのうちの二連形シールドで掘削された空
間内に組立てられたまゆ形を有するセグメント本体で、
1つの筒状断面をもつ坑内で二連形支保工を形成してい
る。そして、このセグメント本体10は適数、適形状のセ
グメントを組立てて構成され、この場合、セグメント本
体10の柱あるいは隔壁となる隔壁セグメント11は、それ
ぞれ上下の端部に配設され、かつ一端部が湾曲形成され
た、円弧および直線を接合してなる端部セグメント12,1
2′およびそれらの間に設けられる断面直線状をなす略
平板状の柱セグメント13,13′から形成されている。さ
らに、まゆ形を形成する円弧状セグメント部14は、円弧
状セグメント15とK型セグメント16で形成されている。
各セグメントの接合面および分割された隔壁セグメント
11の当接面17の上下端部には、漏水防止のシールが取付
けられている。 組立てにあたっては、隔壁部分がいわゆる2重構造と
なっており、左半部もしくは右半部の筒形断面がそれぞ
れ独立しているため、状況に応じ左半部もしくは右半部
側何れか組立て易い部分から組立てても良く、また、同
時併行的に組立てても良い。 なお、上方の端部セグメント12,12′の組込みに際し
ては各筒形断面が独立し、それ専用のセグメントとなっ
ているため、従来の円形断面のセグメントと同様の組立
方法によって組立て、最後に小型のK型セグメント16を
組立てられることから、組立も容易である。 しかして、各筒形断面はそれぞれ独立しているため、
エレクターをそれぞれ独立して使用可能であり、このよ
うにして各セグメント部材を組立てれば容易、かつ迅速
に多連形断面支保工を構築することができる。 なお、隔壁セグメント11を形成する端部セグメント1
2,12′および柱セグメントは互いにボルト等で結合され
ている場合もあるが、必ずしも結合される必要はない。 また、分割された隔壁セグメント11の当接面17に小間
隙を有する場合、トンネル坑内より裏込め注入をする。 さらに、上記実施例では、セグメント本体10はまゆ形
を呈しているが長円形であってもよいことは勿論であ
る。 また、セグメント本体10の分割の態様は第1図に示さ
れたものに限定されるものではなく、シールド断面の形
状、大きさ、セグメントの厚さ等により適宜設計変更可
能である。 さらに、実施例では断面が二連形の支保工を示してい
るが、必らずしも二連形に限定されるものではなく、三
連、四連形等の多連でも良いとともに、立坑についても
適用し得ることは云うまでもない。 さらに、本発明にかかる支保工は地中に水平に設置さ
れるものだけではなく、上下方向に設置されることもあ
ることはいうまでもない。 (発明の効果) 以上のように本発明によれば、各筒形断面が独立し、
これに伴ってその断面を構成するセグメント部材を独立
し、かつ状況に応じ左・右等の組立て易い部分から組立
可能であり、加えてエレクターを独立させて使用可能で
あるため、セグメント構築作業が容易となり、速やかに
多連形の支保工を構築し得る効果がある。 また、当接面の小間隙に裏込を注入しているため、各
筒形断面相互を確実に一体化でき、かつ強度も得られ
る。 さらに、漏水防止のシールが設けられているため、多
量の降雨や勇水地層であってもトンネル内への漏水を防
止でき、トンネル内の空間を保護することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の多連形支保工に関する一実施例を示す
断面図であり、第2図は従来のセグメントにより構築さ
れた多連形支保工を示す断面図である。 10……セグメント本体、11……隔壁セグメント、12,1
2′……端部セグメント、13,13′……柱セグメント、14
……円弧状セグメント部、15……円弧状セグメント、16
……K型セグメント、17……当接面。
フロントページの続き (72)発明者 近藤 紀夫 東京都中央区新川1丁目24番4号 大豊 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−184198(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.地中に形成された1つの筒状断面をもつ坑内で、複
    数の筒形断面を形成するセグメントであって、前記複数
    の筒形断面は、それぞれ独立した円弧状のセグメント
    と、これと結合される円弧および直線とを接合した形状
    のセグメントと、これと結合される直線状のセグメント
    で組立られ形成された複数の筒形断面からなり、各筒形
    断面を仕切る隔壁部分はそれぞれ独立し、かつ互いに隣
    接して設置され、当接面の小間隙に裏込注入を行うとと
    もに、その上下端に漏水防止のシールを取付けてなるこ
    とを特徴とした多連形断面支保工。
JP62232674A 1987-09-18 1987-09-18 多連形断面支保工 Expired - Fee Related JP2684372B2 (ja)

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JPH0794795B2 (ja) * 1989-02-14 1995-10-11 清水建設株式会社 覆工用壁体
JPH0332698U (ja) * 1989-08-03 1991-03-29
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