JP2683690B2 - 船舶推進機のチルト装置 - Google Patents
船舶推進機のチルト装置Info
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- JP2683690B2 JP2683690B2 JP62329644A JP32964487A JP2683690B2 JP 2683690 B2 JP2683690 B2 JP 2683690B2 JP 62329644 A JP62329644 A JP 62329644A JP 32964487 A JP32964487 A JP 32964487A JP 2683690 B2 JP2683690 B2 JP 2683690B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Actuator (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は船外機、船内外機等に用いられて好適な船舶
推進機のチルト装置に関する。 [従来の技術] 従来、船舶推進機のチルト装置として、例えば特開昭
60−234096号公報に記載される如く、ピストンロッドと
シリンダとを備え、ピストンロッドとシリンダの一方を
船体側に結合し、他方を推進ユニット側に結合してなる
シリンダ装置と、作動油を吐出する油圧ポンプと、シリ
ンダ装置の上室と油圧ポンプの吐出口に連なる上室側管
路と、シリンダ装置の下室と油圧ポンプの吐出口に連な
る下室側管路と、上室側管路の中間部と下室側管路の中
間部のそれぞれに介装され、油圧ポンプの吐出時に開
き、その非吐出時に閉じる開閉装置とを有してなるもの
がある。 このチルト装置は、油圧ポンプやそのモータの作動不
良時に、手動にて推進ユニットをアップ、ダウン可能と
させるために、シリンダ装置の上室と下室のそれぞれに
接続され、手動開操作により閉じ状態から開き状態に設
定替えされて上室と下室のそれぞれに対する作動油の流
れを自在化する手動弁とを有している。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のチルト装置にあっては、手
動弁として、弁体ハウジングと、弁体ハウジングに対し
て閉じ位置と開き位置の間で螺動する弁体とを有してな
るものを用いている。このため、前述の手動操作時にド
ライバー等の工具が必要であり、また開閉のための操作
時間も長いという不都合がある、 また、上記従来のチルト装置では、手動弁を開いてシ
リンダの上室と下室を直接連通させるものであり、作動
油は上室と下室の間を直接行き来してリザーバに戻るこ
とがない。このため、手動操作を頻繁に行なうと、作動
油がリザーバに戻ることがなくて劣化が進み、また、シ
リンダ内の異物をリザーバ側へ排除することもできな
い。 なお、特開昭57−996号公報にも、手動弁によりシリ
ンダの上室と下室とを直接連通させるものが開示されて
おり、この手動弁はばね力に抗してねじで弁体を奥に押
し込んで開弁するものであり、手動による開弁時にシリ
ンダに連なる管路用の作動油がその開弁操作を何らアシ
ストしない。 本発明は、推進ユニットを手動操作でアップ/ダウン
可能とするに際し、手動弁をワンタッチで軽快に開閉で
き、かつ手動操作を頻繁に行なっても作動油が劣化する
ことがなく、またシリンダ内の異物も確実にリザーバ内
に排出可能とすることを目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明は、ピストンロッドとシリンダとを備え、ピス
トンロッドとシリンダの一方を船体側に結合し、他方を
推進ユニット側に結合してなるシリンダ装置と、作動油
を吐出する油圧ポンプと、シリンダ装置の上室と油圧ポ
ンプの吐出口に連なる上室側管路と、シリンダ装置の下
室と油圧ポンプの吐出口に連なる下室側管路と、上室側
管路の中間部と下室側管路の中間部のそれぞれに介装さ
れ、油圧ポンプの吐出時に開き、その非吐出時に閉じる
開閉装置と、シリンダ装置の上室と下室のそれぞれに連
なる管路に接続され、手動開操作により閉じ状態から開
き状態に設定替えされて上室と下室のそれぞれに対する
作動油の流れを自在化する手動弁とを有してなる船舶推
進機のチルト装置において、手動弁と上室との接続管路
には上室側から手動弁側への流れのみを許容する上室側
逆止弁を設け、手動弁と下室との接続管路には下室側か
ら手動弁側への流れのみを許容する下室側逆止弁を設け
てなり、手動弁が、弁ハウジングと、弁ハウジングの弁
座に接する閉じ位置と弁座から離隔する開き位置の間で
直線移動する弁体と、弁ハウジングと弁体との間に介装
されて弁体を弁ハウジングの弁座側に弾発するばねと、
弁体を閉じ位置と開き位置のそれぞれに設定替えする操
作部とを有してなるようにしたものである。 [作用] 油圧ポンプやそのモータの作動不良時に、操作部によ
り弁体を閉じ位置から開き位置に直線移動するのみに
て、上室と下室のそれぞれに対する作動油の流れを自在
化できる。したがって、工具を用いることなくワンタッ
チで手動弁を開閉し、推進ユニットを手動操作でアッ
プ、ダウンできる。 手動弁を開いたとき、上室の作動油は上室側逆止弁を
通るが下室側逆止弁により下室に行くのは阻止され、手
動弁を通ってリザーバに戻り、手動操作のとき上室の作
動油と下室の作動油が相互に全く入れ替わる如くになら
ない。したがって、手動操作を頻繁に行なっても作動油
が劣化することがなく、またシリンダ内の異物もシリン
ダ内に残らず確実にリザーバ内に排出できる。 手動弁を手動で開弁するとき弁体を弁ハウジングの弁
座から離れる方向に引くもので、シリンダに連なる管路
の圧力がばねの弾発抵抗力を軽減するように開操作力を
アシストする方向に働く。したがって、手動弁の開閉を
より軽快なものとすることができる。 [実施例] 第1図は本発明が適用される船内外機を示す模式図、
第2図は本発明の一実施例を示す油圧回路図、第3図
(A)、(B)は手動・リリーフ弁を示す断面図であ
る。 船内外機10は、第1図に示す如く、ジンバルハウジン
グ11と、ジンバルリング12と、シリンダ装置13を有して
いる。ジンバルハウジング11は船体14に固定され、ジン
バルリング12はジンバルハウジング11に転蛇可能に支持
されるとともに推進ユニット15を傾動可能に支持する。
推進ユニット15は、船内に設けられている不図示のエン
ジン出力をプロペラ16に伝え、前進または後進の推進力
を得ることを可能としている。 この実施例の船内外機10は、第2図に示す如く、2本
のシリンダ装置13を備えて4いる。これらのシリンダ装
置13は、ピストンロッド17とシリンダ18を備え、シリン
ダ18をジンバルハウジング11に結合し、ピストンロッド
17をジンバルリング12に結合している。シリンダ装置13
のシリンダ18は、ピストンロッド17を収容する側を上室
19とし、ピストンロッド17を収容しない側を下室20とし
ている。 シリンダ装置13は、油圧ポンプ21、上室側管路22、下
室側管路23、開閉装置24にて駆動可能とされている。油
圧ポンプ21は、電動モータ25にて駆動され作動油を吐出
する。上室側管路22は、シリンダ装置13の上室19と油圧
ポンプ21のダウン側吐出口21Aとに連通する。下室側管
路23は、シリンダ装置13の下室20と油圧ポンプ21のアッ
プ側吐出口21Bとに連通する。開閉装置24は、上室側管
路22の中間部と下室側管路23の中間部のそれぞれに介装
され、シャトルピストン26、第1逆止弁27、第2逆止弁
28を備えた公知の構造からなっており、油圧ポンプ21の
アップ側、ダウン側のいずれの吐出時にも逆止弁27、28
を開いて両管路22、23を導通可能とし、油圧ポンプ21の
非吐出時には逆止弁27、28を閉じて両管路22、23を導通
遮断する。29は作動油リザーバである。 なお、この実施例の両管路22、23は船体14の内外に延
設され、船尾板部分にてマニホルド30を介在されてい
る。 また、この実施例における油圧ポンプ21のダウン側吐
出口21Aには逆止弁31、リリーフ弁32が接続され、油圧
ポンプ21のアップ側吐出口21Bには逆止弁33、リリーフ
弁34が接続されている。リリーフ弁32はダウン動作時に
開き管路内油圧の上昇を防止する。リリーフ弁34はアッ
プ動作時の異常圧力発生に対し開き油圧ポンプ21、モー
タ25を保護する。 また、この実施例におけるシリンダ装置13は、公知の
シリンダ装置におけると同様に、ピストンにアブソーバ
弁35とリターン弁36を並設し、下室20にフリーピストン
37を設けている。 しかして、この実施例にあっては、上室側管路22にお
ける第2図における如くの中間部と下室側管路23におけ
る第2図に示す如くの中間部とを結ぶ補助管路41を設
け、この補助管路41に手動・リリーフ弁42を接続してい
る。手動・リリーフ弁42は、後述する構造からなり、
手動にて開閉できるとともに、一定以上の上室側圧力
と下室側圧力により自動的に開く。また、補助管路41に
おける上室側接続部とリリーフ弁接続部とに挟まれる中
間部には上室側から手動・リリーフ弁42の側への流れの
みを許容する上室側逆止弁43が設けられ、補助管路41に
おける下室側接続部とリリーフ弁接続部とに挟まれる中
間部には下室側から手動・リリーフ弁42の側への流れの
みを許容する下室側逆止弁44が設けられている。 ここで、上記手動・リリーフ弁42は第3図に示す如
く、弁ハウジン51と、弁ハウジング51に設けられる弁座
51Aに接する閉じ位置と弁座51Aから離隔する開き位置の
間で直線移動する弁体52と、弁ハウジング51と弁体52と
の間に介装されて弁体52を弁座51Aの側に弾発するばね5
3と、弁体52を閉じ位置と開き位置のそれぞれに設定替
えする操作レバー(操作部)54とを有して構成されてい
る。52Aは弁体シート部、55はばね53を保持するキャッ
プ、56はリザーバ29への連通路である。操作レバー54は
カム面54Aを備えている部分に弁体52の基端部をピン結
合し、てこ方式にて手動回転されて、第3図(A)に
示す如く弁体52を閉じ位置に設定し、もしくは第3図
(B)に示す如く弁体52を開き位置に設定する。なお、
手動・リリーフ弁42は弁体52に作用する上室側圧力また
は下室側圧力がばね53の弾発力を越える時に前述の如く
自動的に開くこととなる。 次に、上記実施例の作用について説明する。 上記船内外機10にあっては、油圧ポンプ21がアップ
側に駆動されると、作動油が開閉装置24、下室側管路23
を経てシリンダ装置13の下室20に圧送され推進ユニット
15がアップ側に移動し、油圧ポンプ21の停止により推進
ユニット15がアップ側にて保持される。また、油圧ポ
ンプ21がダウン側に駆動されると、作動油が開閉装置2
4、上室側管路22を経てシリンダ装置13の上室19に圧送
され推進ユニット15がダウン側に移動し、油圧ポンプ21
の停止により推進ユニット15がダウン側にて保持され
る。 ここで、上記実施例によれば、油圧ポンプ21やそのモ
ータ25の作動不良時に、手動・リリーフ弁42の操作レバ
ー54により弁体52を閉じ位置から開き位置に直線移動す
るのみにて、上室19と下室20のそれぞれに対する作動油
の流れを自在化できる。したがって、工具を用いること
なくワンタッチで手動・リリーフ弁42を開閉し、推進ユ
ニット15を手動操作でアップ、ダウンできる。 また、上記実施例によれば、手動・リリーフ弁42を開
いたとき、上室19の作動油は上室側逆止弁43を通るが下
室側逆止弁44により下室20に行くのは阻止され、手動・
リリーフ弁42を通りリザーバ29に戻り、手動操作のとき
上室19の作動油と下室20の作動油が全く入れ替わる如く
にならない。したがって、手動操作を頻繁に行なっても
作動油が劣化することがなく、またシリンダ18内の異物
もシリンダ内に残らず確実にリザーバ29内に排出でき
る。 また、上記実施例によれば、手動・リリーフ弁42を手
動で開弁するとき弁体52を弁ハウジング51の弁座51Aか
ら離れる方向に引くもので、シリンダ18に連なる管路41
の圧力がばね53の弾発抵抗力を軽減するように開操作力
をアシストする方向に働く。したがって、手動・リリー
フ弁42の開閉をより軽快なものとすることができる。 なお、この実施例にあっては、下室20に油圧をかけ
たアップ操作後の保持時、船舶の後進状態で推進ユニッ
ト15が障害物に衝突する等により下室圧が異常に上昇し
た場合には、この異常圧力により下室側逆止弁44と手動
・リリーフ弁42が自動的に開くことにて下室圧を逃がし
シリンダ装置等を保護する。 また、上室19に油圧をかけたダウン操作後と保持
時、船舶の前進状態で推進ユニット15が障害物に衝突す
る等により上室圧が異常に上昇した場合には、上室側逆
止弁43と手動・リリーフ弁42が自動的に開くことにて上
室圧を逃がしシリンダ装置等を保護する。 なお、上記においては上室側逆止弁43の存在によ
り、においては下室側逆止弁44の存在により、それぞ
れ、シリンダ装置13の上室19と下室20とが補助管路41を
介して連通してしまうようなことがなく、シリンダ装置
13は略一定のアップ位置もしくはダウン位置に保持され
る。 また、この実施例において、手動・リリーフ弁42が操
作レバー54による手動操作にて開き位置に設定される
と、例えば手動ダウン時、下室20から下室側管路23、補
助管路41、手動・リリーフ弁42を通って戻る作動油によ
り圧力上昇するリザーバ29の圧力と、負圧になる上室側
管路22の圧力との差圧により、開閉装置24の第1逆止弁
27が開き、これによって開いた経路からシリンダ装置13
の上室19へと作動油が供給され、手動ダウン操作が可能
となる。 第4図(A)、(B)は他の手動弁を示す断面図であ
る。 手動弁60は、弁ハウジング61と、弁体62と、操作レバ
ー(操作部)63と、スプール64と、シール部材65、66
と、弁体62を閉じ位置の側に弾発するばね67と、スプー
ル64を弁体62の側に弾発するばね68とを有して構成され
ている。69はばね67を保持するキャップ、70はリザーバ
への連通路、71は上室接続管路、72は下室接続管路であ
る。操作レバー63はカム面63Aを備えている部分に弁体6
2の基端部をピン結合し、てこ方式にて手動回転され、
第4図(A)に示す如く弁体62を閉じ位置に設定し、
弁通路70、管路71、72の3者の連通を遮断し前記シリン
ダ装置13の手動操作を不能とし、もしくは第4図
(B)に示す如く弁体62を開き位置に設定し、連通路7
0、管路71、72の3者を連通し前記シリンダ装置13の手
動操作を可能とする。 この手動弁60にあっても、工具を用いることなくワン
タッチで開閉できる。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、推進ユニットを手動
操作でアップ/ダウン可能とするに際し、手動弁をワン
タッチで軽快に開閉でき、かつ手動操作を頻繁に行なっ
ても作動油が劣化することがなく、またシリンダ内の異
物も確実にリザーバ内に排出できる。
推進機のチルト装置に関する。 [従来の技術] 従来、船舶推進機のチルト装置として、例えば特開昭
60−234096号公報に記載される如く、ピストンロッドと
シリンダとを備え、ピストンロッドとシリンダの一方を
船体側に結合し、他方を推進ユニット側に結合してなる
シリンダ装置と、作動油を吐出する油圧ポンプと、シリ
ンダ装置の上室と油圧ポンプの吐出口に連なる上室側管
路と、シリンダ装置の下室と油圧ポンプの吐出口に連な
る下室側管路と、上室側管路の中間部と下室側管路の中
間部のそれぞれに介装され、油圧ポンプの吐出時に開
き、その非吐出時に閉じる開閉装置とを有してなるもの
がある。 このチルト装置は、油圧ポンプやそのモータの作動不
良時に、手動にて推進ユニットをアップ、ダウン可能と
させるために、シリンダ装置の上室と下室のそれぞれに
接続され、手動開操作により閉じ状態から開き状態に設
定替えされて上室と下室のそれぞれに対する作動油の流
れを自在化する手動弁とを有している。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のチルト装置にあっては、手
動弁として、弁体ハウジングと、弁体ハウジングに対し
て閉じ位置と開き位置の間で螺動する弁体とを有してな
るものを用いている。このため、前述の手動操作時にド
ライバー等の工具が必要であり、また開閉のための操作
時間も長いという不都合がある、 また、上記従来のチルト装置では、手動弁を開いてシ
リンダの上室と下室を直接連通させるものであり、作動
油は上室と下室の間を直接行き来してリザーバに戻るこ
とがない。このため、手動操作を頻繁に行なうと、作動
油がリザーバに戻ることがなくて劣化が進み、また、シ
リンダ内の異物をリザーバ側へ排除することもできな
い。 なお、特開昭57−996号公報にも、手動弁によりシリ
ンダの上室と下室とを直接連通させるものが開示されて
おり、この手動弁はばね力に抗してねじで弁体を奥に押
し込んで開弁するものであり、手動による開弁時にシリ
ンダに連なる管路用の作動油がその開弁操作を何らアシ
ストしない。 本発明は、推進ユニットを手動操作でアップ/ダウン
可能とするに際し、手動弁をワンタッチで軽快に開閉で
き、かつ手動操作を頻繁に行なっても作動油が劣化する
ことがなく、またシリンダ内の異物も確実にリザーバ内
に排出可能とすることを目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明は、ピストンロッドとシリンダとを備え、ピス
トンロッドとシリンダの一方を船体側に結合し、他方を
推進ユニット側に結合してなるシリンダ装置と、作動油
を吐出する油圧ポンプと、シリンダ装置の上室と油圧ポ
ンプの吐出口に連なる上室側管路と、シリンダ装置の下
室と油圧ポンプの吐出口に連なる下室側管路と、上室側
管路の中間部と下室側管路の中間部のそれぞれに介装さ
れ、油圧ポンプの吐出時に開き、その非吐出時に閉じる
開閉装置と、シリンダ装置の上室と下室のそれぞれに連
なる管路に接続され、手動開操作により閉じ状態から開
き状態に設定替えされて上室と下室のそれぞれに対する
作動油の流れを自在化する手動弁とを有してなる船舶推
進機のチルト装置において、手動弁と上室との接続管路
には上室側から手動弁側への流れのみを許容する上室側
逆止弁を設け、手動弁と下室との接続管路には下室側か
ら手動弁側への流れのみを許容する下室側逆止弁を設け
てなり、手動弁が、弁ハウジングと、弁ハウジングの弁
座に接する閉じ位置と弁座から離隔する開き位置の間で
直線移動する弁体と、弁ハウジングと弁体との間に介装
されて弁体を弁ハウジングの弁座側に弾発するばねと、
弁体を閉じ位置と開き位置のそれぞれに設定替えする操
作部とを有してなるようにしたものである。 [作用] 油圧ポンプやそのモータの作動不良時に、操作部によ
り弁体を閉じ位置から開き位置に直線移動するのみに
て、上室と下室のそれぞれに対する作動油の流れを自在
化できる。したがって、工具を用いることなくワンタッ
チで手動弁を開閉し、推進ユニットを手動操作でアッ
プ、ダウンできる。 手動弁を開いたとき、上室の作動油は上室側逆止弁を
通るが下室側逆止弁により下室に行くのは阻止され、手
動弁を通ってリザーバに戻り、手動操作のとき上室の作
動油と下室の作動油が相互に全く入れ替わる如くになら
ない。したがって、手動操作を頻繁に行なっても作動油
が劣化することがなく、またシリンダ内の異物もシリン
ダ内に残らず確実にリザーバ内に排出できる。 手動弁を手動で開弁するとき弁体を弁ハウジングの弁
座から離れる方向に引くもので、シリンダに連なる管路
の圧力がばねの弾発抵抗力を軽減するように開操作力を
アシストする方向に働く。したがって、手動弁の開閉を
より軽快なものとすることができる。 [実施例] 第1図は本発明が適用される船内外機を示す模式図、
第2図は本発明の一実施例を示す油圧回路図、第3図
(A)、(B)は手動・リリーフ弁を示す断面図であ
る。 船内外機10は、第1図に示す如く、ジンバルハウジン
グ11と、ジンバルリング12と、シリンダ装置13を有して
いる。ジンバルハウジング11は船体14に固定され、ジン
バルリング12はジンバルハウジング11に転蛇可能に支持
されるとともに推進ユニット15を傾動可能に支持する。
推進ユニット15は、船内に設けられている不図示のエン
ジン出力をプロペラ16に伝え、前進または後進の推進力
を得ることを可能としている。 この実施例の船内外機10は、第2図に示す如く、2本
のシリンダ装置13を備えて4いる。これらのシリンダ装
置13は、ピストンロッド17とシリンダ18を備え、シリン
ダ18をジンバルハウジング11に結合し、ピストンロッド
17をジンバルリング12に結合している。シリンダ装置13
のシリンダ18は、ピストンロッド17を収容する側を上室
19とし、ピストンロッド17を収容しない側を下室20とし
ている。 シリンダ装置13は、油圧ポンプ21、上室側管路22、下
室側管路23、開閉装置24にて駆動可能とされている。油
圧ポンプ21は、電動モータ25にて駆動され作動油を吐出
する。上室側管路22は、シリンダ装置13の上室19と油圧
ポンプ21のダウン側吐出口21Aとに連通する。下室側管
路23は、シリンダ装置13の下室20と油圧ポンプ21のアッ
プ側吐出口21Bとに連通する。開閉装置24は、上室側管
路22の中間部と下室側管路23の中間部のそれぞれに介装
され、シャトルピストン26、第1逆止弁27、第2逆止弁
28を備えた公知の構造からなっており、油圧ポンプ21の
アップ側、ダウン側のいずれの吐出時にも逆止弁27、28
を開いて両管路22、23を導通可能とし、油圧ポンプ21の
非吐出時には逆止弁27、28を閉じて両管路22、23を導通
遮断する。29は作動油リザーバである。 なお、この実施例の両管路22、23は船体14の内外に延
設され、船尾板部分にてマニホルド30を介在されてい
る。 また、この実施例における油圧ポンプ21のダウン側吐
出口21Aには逆止弁31、リリーフ弁32が接続され、油圧
ポンプ21のアップ側吐出口21Bには逆止弁33、リリーフ
弁34が接続されている。リリーフ弁32はダウン動作時に
開き管路内油圧の上昇を防止する。リリーフ弁34はアッ
プ動作時の異常圧力発生に対し開き油圧ポンプ21、モー
タ25を保護する。 また、この実施例におけるシリンダ装置13は、公知の
シリンダ装置におけると同様に、ピストンにアブソーバ
弁35とリターン弁36を並設し、下室20にフリーピストン
37を設けている。 しかして、この実施例にあっては、上室側管路22にお
ける第2図における如くの中間部と下室側管路23におけ
る第2図に示す如くの中間部とを結ぶ補助管路41を設
け、この補助管路41に手動・リリーフ弁42を接続してい
る。手動・リリーフ弁42は、後述する構造からなり、
手動にて開閉できるとともに、一定以上の上室側圧力
と下室側圧力により自動的に開く。また、補助管路41に
おける上室側接続部とリリーフ弁接続部とに挟まれる中
間部には上室側から手動・リリーフ弁42の側への流れの
みを許容する上室側逆止弁43が設けられ、補助管路41に
おける下室側接続部とリリーフ弁接続部とに挟まれる中
間部には下室側から手動・リリーフ弁42の側への流れの
みを許容する下室側逆止弁44が設けられている。 ここで、上記手動・リリーフ弁42は第3図に示す如
く、弁ハウジン51と、弁ハウジング51に設けられる弁座
51Aに接する閉じ位置と弁座51Aから離隔する開き位置の
間で直線移動する弁体52と、弁ハウジング51と弁体52と
の間に介装されて弁体52を弁座51Aの側に弾発するばね5
3と、弁体52を閉じ位置と開き位置のそれぞれに設定替
えする操作レバー(操作部)54とを有して構成されてい
る。52Aは弁体シート部、55はばね53を保持するキャッ
プ、56はリザーバ29への連通路である。操作レバー54は
カム面54Aを備えている部分に弁体52の基端部をピン結
合し、てこ方式にて手動回転されて、第3図(A)に
示す如く弁体52を閉じ位置に設定し、もしくは第3図
(B)に示す如く弁体52を開き位置に設定する。なお、
手動・リリーフ弁42は弁体52に作用する上室側圧力また
は下室側圧力がばね53の弾発力を越える時に前述の如く
自動的に開くこととなる。 次に、上記実施例の作用について説明する。 上記船内外機10にあっては、油圧ポンプ21がアップ
側に駆動されると、作動油が開閉装置24、下室側管路23
を経てシリンダ装置13の下室20に圧送され推進ユニット
15がアップ側に移動し、油圧ポンプ21の停止により推進
ユニット15がアップ側にて保持される。また、油圧ポ
ンプ21がダウン側に駆動されると、作動油が開閉装置2
4、上室側管路22を経てシリンダ装置13の上室19に圧送
され推進ユニット15がダウン側に移動し、油圧ポンプ21
の停止により推進ユニット15がダウン側にて保持され
る。 ここで、上記実施例によれば、油圧ポンプ21やそのモ
ータ25の作動不良時に、手動・リリーフ弁42の操作レバ
ー54により弁体52を閉じ位置から開き位置に直線移動す
るのみにて、上室19と下室20のそれぞれに対する作動油
の流れを自在化できる。したがって、工具を用いること
なくワンタッチで手動・リリーフ弁42を開閉し、推進ユ
ニット15を手動操作でアップ、ダウンできる。 また、上記実施例によれば、手動・リリーフ弁42を開
いたとき、上室19の作動油は上室側逆止弁43を通るが下
室側逆止弁44により下室20に行くのは阻止され、手動・
リリーフ弁42を通りリザーバ29に戻り、手動操作のとき
上室19の作動油と下室20の作動油が全く入れ替わる如く
にならない。したがって、手動操作を頻繁に行なっても
作動油が劣化することがなく、またシリンダ18内の異物
もシリンダ内に残らず確実にリザーバ29内に排出でき
る。 また、上記実施例によれば、手動・リリーフ弁42を手
動で開弁するとき弁体52を弁ハウジング51の弁座51Aか
ら離れる方向に引くもので、シリンダ18に連なる管路41
の圧力がばね53の弾発抵抗力を軽減するように開操作力
をアシストする方向に働く。したがって、手動・リリー
フ弁42の開閉をより軽快なものとすることができる。 なお、この実施例にあっては、下室20に油圧をかけ
たアップ操作後の保持時、船舶の後進状態で推進ユニッ
ト15が障害物に衝突する等により下室圧が異常に上昇し
た場合には、この異常圧力により下室側逆止弁44と手動
・リリーフ弁42が自動的に開くことにて下室圧を逃がし
シリンダ装置等を保護する。 また、上室19に油圧をかけたダウン操作後と保持
時、船舶の前進状態で推進ユニット15が障害物に衝突す
る等により上室圧が異常に上昇した場合には、上室側逆
止弁43と手動・リリーフ弁42が自動的に開くことにて上
室圧を逃がしシリンダ装置等を保護する。 なお、上記においては上室側逆止弁43の存在によ
り、においては下室側逆止弁44の存在により、それぞ
れ、シリンダ装置13の上室19と下室20とが補助管路41を
介して連通してしまうようなことがなく、シリンダ装置
13は略一定のアップ位置もしくはダウン位置に保持され
る。 また、この実施例において、手動・リリーフ弁42が操
作レバー54による手動操作にて開き位置に設定される
と、例えば手動ダウン時、下室20から下室側管路23、補
助管路41、手動・リリーフ弁42を通って戻る作動油によ
り圧力上昇するリザーバ29の圧力と、負圧になる上室側
管路22の圧力との差圧により、開閉装置24の第1逆止弁
27が開き、これによって開いた経路からシリンダ装置13
の上室19へと作動油が供給され、手動ダウン操作が可能
となる。 第4図(A)、(B)は他の手動弁を示す断面図であ
る。 手動弁60は、弁ハウジング61と、弁体62と、操作レバ
ー(操作部)63と、スプール64と、シール部材65、66
と、弁体62を閉じ位置の側に弾発するばね67と、スプー
ル64を弁体62の側に弾発するばね68とを有して構成され
ている。69はばね67を保持するキャップ、70はリザーバ
への連通路、71は上室接続管路、72は下室接続管路であ
る。操作レバー63はカム面63Aを備えている部分に弁体6
2の基端部をピン結合し、てこ方式にて手動回転され、
第4図(A)に示す如く弁体62を閉じ位置に設定し、
弁通路70、管路71、72の3者の連通を遮断し前記シリン
ダ装置13の手動操作を不能とし、もしくは第4図
(B)に示す如く弁体62を開き位置に設定し、連通路7
0、管路71、72の3者を連通し前記シリンダ装置13の手
動操作を可能とする。 この手動弁60にあっても、工具を用いることなくワン
タッチで開閉できる。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、推進ユニットを手動
操作でアップ/ダウン可能とするに際し、手動弁をワン
タッチで軽快に開閉でき、かつ手動操作を頻繁に行なっ
ても作動油が劣化することがなく、またシリンダ内の異
物も確実にリザーバ内に排出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される船内外機を示す模式図、第
2図は本発明の一実施例を示す油圧回路図、第3図
(A)、(B)は手動・リリーフ弁を示す断面図、第4
図(A)、(B)は他の手動弁を示す断面図である。 10……船内外機、 11……ジンバルハウジング、 12……ジンバルリング、 13……シリンダ装置、 14……船体、 15……推進ユニット、 17……ピストンロッド、 18……シリンダ、 19……上室、 20……下室、 21……油圧ポンプ、 22……上室側管路、 23……下室側管路、 24……開閉装置、 41……管路、 42……手動・リリーフ弁、 43……上室側逆止弁、 44……下室側逆止弁、 51……弁ハウジング、 51A……弁座、 52…弁体、 53……ばね、 54……操作レバー(操作部)、 60……手動弁、 61……弁ハウジング、 62……弁体、 63……操作レバー(操作部)。
2図は本発明の一実施例を示す油圧回路図、第3図
(A)、(B)は手動・リリーフ弁を示す断面図、第4
図(A)、(B)は他の手動弁を示す断面図である。 10……船内外機、 11……ジンバルハウジング、 12……ジンバルリング、 13……シリンダ装置、 14……船体、 15……推進ユニット、 17……ピストンロッド、 18……シリンダ、 19……上室、 20……下室、 21……油圧ポンプ、 22……上室側管路、 23……下室側管路、 24……開閉装置、 41……管路、 42……手動・リリーフ弁、 43……上室側逆止弁、 44……下室側逆止弁、 51……弁ハウジング、 51A……弁座、 52…弁体、 53……ばね、 54……操作レバー(操作部)、 60……手動弁、 61……弁ハウジング、 62……弁体、 63……操作レバー(操作部)。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ピストンロッドとシリンダとを備え、ピストンロッ
ドとシリンダの一方を船体側に結合し、他方を推進ユニ
ット側に結合してなるシリンダ装置と、作動油を吐出す
る油圧ポンプと、シリンダ装置の上室と油圧ポンプの吐
出口に連なる上室側管路と、シリンダ装置の下室と油圧
ポンプの吐出口に連なる下室側管路と、上室側管路の中
間部と下室側管路の中間部のそれぞれに介装され、油圧
ポンプの吐出時に開き、その非吐出時に閉じる開閉装置
と、シリンダ装置の上室と下室のそれぞれに連なる管路
に接続され、手動開操作により閉じ状態から開き状態に
設定替えされて上室と下室のそれぞれに対する作動油の
流れを自在化する手動弁とを有してなる船舶推進機のチ
ルト装置において、 手動弁と上室との接続管路には上室側から手動弁側への
流れのみを許容する上室側逆止弁を設け、手動弁と下室
との接続管路には下室側から手動弁側への流れのみを許
容する下室側逆止弁を設けてなり、 手動弁が、弁ハウジングと、弁ハウジングの弁座に接す
る閉じ位置と弁座から離隔する開き位置の間で直線移動
する弁体と、弁ハウジングと弁体との間に介装されて弁
体を弁ハウジングの弁座側に弾発するばねと、弁体を閉
じ位置と開き位置のそれぞれに設定替えする操作部とを
有してなることを特徴とする船舶推進機のチルト装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62329644A JP2683690B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 船舶推進機のチルト装置 |
US07/290,445 US5000707A (en) | 1987-12-28 | 1988-12-27 | Tilting device for marine propulsion unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62329644A JP2683690B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 船舶推進機のチルト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01175593A JPH01175593A (ja) | 1989-07-12 |
JP2683690B2 true JP2683690B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=18223645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62329644A Expired - Lifetime JP2683690B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 船舶推進機のチルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2683690B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57996A (en) * | 1980-05-30 | 1982-01-06 | Aisin Seiki Co Ltd | Propeller elevating apparatus for craft |
JPS60234096A (ja) * | 1984-05-01 | 1985-11-20 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルト装置 |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP62329644A patent/JP2683690B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01175593A (ja) | 1989-07-12 |
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