JP2679437B2 - 圧力調製弁 - Google Patents

圧力調製弁

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JP2679437B2 JP9503991A JP9503991A JP2679437B2 JP 2679437 B2 JP2679437 B2 JP 2679437B2 JP 9503991 A JP9503991 A JP 9503991A JP 9503991 A JP9503991 A JP 9503991A JP 2679437 B2 JP2679437 B2 JP 2679437B2
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条治 春日井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力調製弁に関する。
特に、自動車における一方向またはニ方向の圧力調製
弁、例えば、キャニスターと燃料タンクのフュエルカッ
トオフバルブとの配管の間に配される二方向の圧力調製
弁等に適用可能な発明である。
【0002】ここでは、説明の簡略化のために一方向弁
を主として例に採り説明をするが、二方向弁の場合も同
様である。
【0003】
【従来の技術】一方向の圧力調製弁の構成例を、図4に
示す。この圧力調製弁は、図例のように縦流路配設タイ
プを例に採るが、横流路配設タイプでも同様である。
【0004】筒状の弁箱1と筒状の弁体アセンブリ11
とからなる。
【0005】(i) 該弁箱1は、上下端面(両端面)にそ
れぞれニップル(流路接続口)3、4を有するととも
に、一方の端面内壁面、即ち天井面が弁座6とされ、他
方の端面内壁面、即ち底面が後述のコイルバネ18のバ
ネ座10とされる。なお、図例では、弁箱1が、上ケー
ス8と下ケース9とに二分割され、弁体アセンブリ11
を弁箱1内に組み込んだ後、上ケース8と下ケース9と
が外周インロウ合わせ部8a、9aで熱融着されてい
る。上ケース8及び下ケース9はそれぞれ、導通流体に
侵されない物性を有する熱可塑性樹脂(ガソリンの場合
は、例えばポリアセタール)を成形材料として、射出成
形等により成形する。
【0006】(ii)弁体アセンブリ11は、弁体13と、
筒状の弁体保持板(弁体保持部材)14と、コイルばね
18とからなる。そして、弁体アセンブリ11は、弁座
6に対して付勢され、弁体アセンブリ11の外周と弁箱
1の内周面に弁開時の流路Fが形成されるように、弁箱
1に組付けられている。具体的には、弁体13は、コイ
ルばね16により弁体保持板14を介して付勢されてい
る。
【0007】弁体13は、図例では、ディスク状で、外
周部上面にシールリップ13aを有し、中央部に下方へ
突出する嵌着凸部13bを有する。この弁体13は、ニ
トリルゴム等の高分子弾性材料を使用して圧縮またはト
ランスファ成形等により製造をする。
【0008】弁体保持板14は、弁箱1の内周面との間
に上記流路Fを形成する流路形成筒部15と、流路形成
筒部15の上端に形成れる内フランジ部16とからな
る。弁体保持板14は、金属板から絞り加工等により、
または、弁箱と同様の硬質プラスチック材料で射出成形
等により製造をする。ここで、内フランジ部16は、内
周部が、弁体の嵌着凸部13bが嵌着する弁取付け穴1
6aとされ、下面がコイルばね座16bとされる。な
お、上記流路Fの大きさ、即ち、弁箱1の内周面と流路
形成筒部15との隙間は、通常、 0.2〜 0.4mmとする。
【0009】コイルばね16は、通常、金属製の圧縮コ
イルばねとするが、プラスチック製であってもよい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の圧
力調製弁においては、開弁圧を大きく上回る過剰圧力が
入口側の流路接続口に生じたような場合に、大流量が発
生し、いわゆる鳴き音が発生するおそれがあった。
【0011】この鳴き音は、弁体が固有の流量域におい
て共振して、共鳴現象が生じるためである。
【0012】本発明は、上記にかんがみて、鳴き音の発
生を防止することのできる圧力調製弁をを提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を、下記構成により解決するものである。
【0014】筒状の弁箱と筒状の弁体アセンブリとから
なり、弁箱は両端面にそれぞれ流路接続口を有するとと
もに、一方の端面内壁面が弁座とされ、弁体アセンブリ
が弁座に対して付勢され、弁体アセンブリの外周と弁箱
の内周面に弁開時の流路が形成されるように、弁箱に弁
体アセンブリが組み込まれてなる圧力調製弁において、
弁体アセンブリの一部が切り欠かれて、弁体アセンブリ
の外周部に周方向で部分的に流路拡大部が形成されてな
ることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用・効果】本発明の圧力調製弁は、筒状の弁
箱と筒状の弁体アセンブリとからなり、弁箱は両端面に
それぞれ流路接続口を有するとともに、一方の端面内壁
面が弁座とされ、弁体アセンブリが弁座に対して付勢さ
れ、弁体アセンブリの外周と弁箱の内周面に弁開時の流
路が形成されるように、前記弁箱に弁体アセンブリが組
み込まれてなる圧力調製弁において、前記弁アセンブリ
の一部が切り欠かれて、弁体アセンブリの外周部に周方
向で部分的に流路拡大部が形成されてなることを特徴と
する構成により、下記のような作用・効果を奏する。
【0016】本発明者らが、鳴き音現象を解析した結
果、下記のことが分った。
【0017】圧力が上昇し、大流量が発生すると、弁体
は下方へ押し下げられ、開口部面積が拡大する。この瞬
間に圧力低下がおこり、弁体は上方へ持ち上がる。この
現象が弁体周囲で均一におこりだすと弁体アセンブリが
共振し共鳴がはじまる。
【0018】本考案者らは、上記圧力調製弁の鳴き音発
生機構にかんがみて、弁体アセンブリが、周囲で均一に
上下動することを排除すれば良いことに着目して、上記
構成の圧力調製弁に想到したものである。
【0019】即ち、弁体アセンブリの外周部が部分的に
切り欠かれていることにより、弁体アセンブリ外周部に
部分的に流路拡大部が形成される。このため、弁室に大
流量が発生したとき、弁体アセンブリは、片持ばり様に
傾いて、上記共振の発生が阻止される。従って、共鳴に
伴う鳴き発生を防止することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。従来例と同一部分については、同一図符号を付し
て、それらの説明の全部または一部を省略する。
【0021】A.第一実施例(図1・2) (i) 本実施例の圧力調製弁は、筒状の弁箱1と筒状の弁
体アセンブリ11とからなり、弁箱1は両端面にそれぞ
れ流路接続口3、4を有するとともに、一方の端面内壁
面が弁座6とされ、弁体アセンブリ11が弁座6に対し
て付勢され、弁体アセンブリ11の外周と弁箱1の内周
面に弁開時の流路Fが形成されるように、弁箱1に弁体
アセンブリ11が組み込まれてなることを前提的構成と
する。具体的には、上記従来例と同様である。
【0022】(ii)上記前提的構成において、本実施例
は、弁体アセンブリ11の一部が切り欠かれて、弁体ア
センブリ11の外周部に周方向で部分的に流路拡大部が
形成されてなることを特徴とする。
【0023】具体的には、弁体アセンブリ11が、ディ
スク状の弁体13と筒状の弁体保持板14とコイルばね
18とからなり、弁体13が前記弁座6に対してコイル
ばね18により弁体保持板14を介して付勢されている
構成において、弁体保持部材14の外周部の一部が切り
かかれて、弁体アセンブリ11の外周部に周方向で部分
的に流路拡大部が形成されるようにされている。さらに
具体的には、切り欠き部17の形状は、ロート状に形成
され、下端部開口比は、全周の1/6〜1/3とし、上
端開口比は、全周の1/15〜1/4とする。また、切
り欠き部の形状は、上記のものに限定されず、ストレー
ト状等任意である。
【0024】なお、ここでは、弁体アセンブリが弁体と
弁体保持板とコイルばねからなる構成を例に採ったが、
弁体が弁体保持板の一体になっている構成の場合、また
は、弁体保持部材がブロック状の場合も同様である。な
お、その場合、弁体の一部を切り欠くことも考えられ
る。
【0025】本実施例の作用・効果は前述の通りであ
る。 B.第二実施例(図3) 本実施例は、本発明を二方向弁に適用した例である。
【0026】第一実施例と異なる点は、弁体アセンブリ
21が、二方向弁構成となっている点である。なお、第
一実施例における、弁座6及びコイルばね18は、本実
施例では、それぞれ第一弁座及び第一コイルばねと称す
る。
【0027】弁体23は、上ケース8の第一弁座6に圧
接する主シールリップ13aと、第二弁座体26に圧接
する第二シールリップ23bとを具備する。第二弁座体
26には、第二ばね受け27がクリップ止めされ、第二
弁座体26と第二ばね受け27との間には、弁体23と
弁保持部材24を介して第二コイルばね28が介そうさ
れている。そして、弁体保持部材24には、第一実施例
と同様に、その流路形成筒状部25にロート状の切り欠
き部17が形成されている。
【0028】本実施例の作用・効果は前述の通りであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を一方向弁に適用した場合の第一実施例
の縦断面図である。
【図2】図1における弁体保持部材の反転斜視図であ
る。
【図3】本発明のニ方向弁に適用した場合の第二実施例
の縦断面図である。
【図4】従来の一方向の圧力調製弁の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…弁箱 3、4…流路接続口 6…弁座、 11…弁体アセンブリ、 13、23…弁体、 14、24…弁体保持部材、 15、25…流路形成筒状部、 17…切り欠き部、 18…コイルばね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の弁箱と筒状の弁体アセンブリとか
    らなり、弁箱は両端面にそれぞれ流路接続口を有すると
    ともに、一方の端面内壁面が弁座とされ、前記弁体アセ
    ンブリが弁座に対して付勢され、弁体アセンブリの外周
    と弁箱の内周面に弁開時の流路が形成されるように、前
    記弁箱に弁体アセンブリが組み込まれてなる圧力調製弁
    において、前記弁体アセンブリの一部が切り欠かれて、
    弁体アセンブリの外周部に周方向で部分的に流路拡大部
    が形成されてなることを特徴とする圧力調製弁。
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