JP2676201B2 - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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JP2676201B2
JP2676201B2 JP62070026A JP7002687A JP2676201B2 JP 2676201 B2 JP2676201 B2 JP 2676201B2 JP 62070026 A JP62070026 A JP 62070026A JP 7002687 A JP7002687 A JP 7002687A JP 2676201 B2 JP2676201 B2 JP 2676201B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、弾性伸縮部材を有する紙おむつや生理用ナ
プキンなどの吸収性物品に関する。 〔従来の技術〕 近年、この種のおむつにおいて、その腰周り部分から
の漏れを防止することが重要であることが着目され、そ
の解決手段がいくつか提案されている。この代表例の1
つは、特開昭61−83368号公報記載のように、おむつの
腰周り部分に通常のゴムバンドに代えて、熱収縮性弾性
伸縮帯を設け、収縮に際しては、熱風を用いるものであ
る。 他の1つは、実開昭60−306号公報のように、腰周り
部分を疎水性接着剤にてトップシートとバックシートと
を接着するものである。 さらに、特開昭60−17101号公報のように、弾性伸縮
部材をその全体において紙おむつのシートに接着剤を介
して固着するものも知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、前記の第1構造のものでは、透水性のトップ
シートを伝って尿がおむつの長手方向端までにじみ出る
ことが多く、また弾性帯の伸縮に伴う小さな波状起伏の
谷から漏れることがある。 第2構造のものでは、弾性帯が存在しないので、着用
者の動きに伴って、着用者の肌とおむつ表面との間に隙
間ができ、尿が漏れてしまう。 このように、従来の個々の技術では、紙おむつの腰部
からの漏れ、いわゆる前後漏れを防止することができな
かった。 一方、特開昭60−17101号公報などにおける腰周りや
脚周りに弾性伸縮部材を設ける場合、その全長にわたる
接着剤によるトップシートおよびまたはバックシートに
固着している。 しかし、弾性伸縮部材を全長にわたってシートに固着
すると、弾性伸縮部材がシートと共に伸縮するので、収
縮したとき特にトップシートに小さな無数の鋭角のシワ
ができ、このシワが着用者の肌に触れるため、肌ざわり
を悪化させる原因となっていた。また、ホットメルト接
着剤を弾性伸縮部材の全長に塗布すると、ホットメルト
接着剤の使用量が多くなりコスト的に不利になるし、さ
らにその老化に伴う変色が全長にわたって現われ外観を
損う。 そこで、本発明の主たる目的は、肌に対する感触性に
優れ、しかも体液の漏れを防止し得る吸収性物品を提供
することにある。 他の目的は、弾性伸縮部材の長手方向に関し、伸縮度
が異っている吸収性物品を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 前記問題点を解決するための本発明の請求項1記載の
発明は、(1)透液性トップシートと非透液性バックシ
ートとの間に体液吸収体が介在され、吸収体の端より外
方に延びた吸収体が存在しないフラップ部を有する吸収
性物品において; 前記フラップ部のトップシートとバックシートとの間
にあって、少くとも1本の熱収縮性弾性伸縮部材を配
し、 この熱収縮性弾性伸縮部材の幅方向両側におけるトッ
プシートとバックシートとの間に、ならびにその熱収縮
性弾性伸縮部材の長手方向の間隔が異なる3以上の熱融
着個所においてトップシートとの間に熱溶融性で非透液
性のホットメルト薄膜が介在され、 かつ、長手方向の前記各熱融着個所以外の部分におい
ては、熱収縮性弾性伸縮部材が前記ホットメルト薄膜が
介在しないでトップシートおよびバックシートに臨み、 前記ホットメルト薄膜は対応するシートに対して熱融
着され、その熱によって前記熱収縮性弾性伸縮部材の収
縮が図られていることを特徴とする吸収性物品である。 請求項2記載の発明は、前記熱収縮性弾性伸縮部材は
腰周り位置に配され、その前記熱融着個所間の間隔は中
央部が密で、両端部が疎である第1項記載の吸収性物品
である。 〔作用〕 本発明では、熱収縮性弾性伸縮部材の両側におけるト
ップシートとバックシートとの間にホットメルト薄膜を
設けてあるので、両シート間を通る体液の、前記熱収縮
性弾性伸縮部材と交差する方向の漏れが、ホットメルト
薄膜の存在によって防止され、かつ肌とトップシートと
の間を通る漏れは弾性伸縮部材の存在によって防止され
る。 他方、いわゆる前後漏れ防止のための腰バンドとして
ゴムバンド等の収縮しているものを用いると、紙おむつ
のシートに対して取付ける際、伸長状態で取付けること
が要求されるため、紙おむつの製造設備の制約性などか
ら、伸縮度が異ったり取付位置がずれたりすることがあ
るのに対して、本発明に係る熱収縮性弾性伸縮部材を用
いると、未加熱特には寸法一定であるため、常に一定の
位置に一定の伸縮度をもたせて取付けることができる。 また、着用者の年などによって、腰周り弾性伸縮部材
の伸縮度を考慮する必要がある。すなわち、生後間もな
い乳児では、寝たきりでありかつ排尿量が少いので、背
中がわの腰部中央は圧迫度を少くし、感触性を高めるこ
とが要求されるが、ある程度成長すると、排尿量が多く
なるため、腰中央はピッタリ圧着する必要がある。この
場合、ピッタリ圧着していても、寝ている時間が短くな
り、かつ肌がカブレに対して強くなるので支障は少い
し、かつ腰部中央を強く収縮させることによる起伏割合
が大きくなることによって通気性が高まる。 このような目的で、弾性伸縮部材の長さ方向に伸縮度
が異ならせようとする場合、従来はその好適な手段を見
出し得なかったが、本発明によって、弾性伸縮部材上に
間隔が異なる位置においてホットメルト薄膜を設け、こ
れを熱溶融させると、間隔が短い場合、熱が十分に熱収
縮性弾性伸縮部材に行きわたるので収縮度が大きくな
り、逆に間隔が長い場合、収縮度が小さくなる。これに
よって、収縮度のコントロールを制御でき、きわめて好
適となる。 また、熱融着個所間において熱収縮性弾性伸縮部材は
トップシートおよびバックシートに対して非固着である
ため、小さな凹凸が生ぜず大きなゆったりとした起伏が
生じるのみであるから、感触性が良好となる。 〔実施例〕 以下吸紙性物品として紙おむつを例に採った実施例に
よって本発明をさらに詳説する。 第1図および第2図は第1実施例を示したもので、こ
の紙おむつは20〜50g/m2程度の不織布等からなる透液性
トップシート1とポリエチレンフィルム等からなる非透
液性バックシート2との間に綿状パルプ等からなる体液
吸収体3が介在されており、この吸収体3はシート1,2
より長手方向(第1図上下方向)および幅方向(第1図
左右方向)共に短くなっており、これにより長手方向両
端および幅方向両端に吸収体3が存在しないシート1,2
のフラップ部が構成されている。 また、吸収体3の幅方向両側に隣接して脚周りの好ま
しくは熱収縮性の弾性伸縮部材4、4が設けられ、他方
吸収体3の長手方向両端に隣接して腰周り用の長い背中
側および短い腹側の熱収縮性の弾性伸縮部材5,6が設け
られている。7は結合テープである。 一方、第2図にても判るように、トップシート1とバ
ックシート2との間にはこれら相互を固着し体液のにじ
み出しを防止するための10〜100g/m2程度のホットメル
ト薄膜8が設けられ、このホットメルト薄膜8は紙おむ
つの長手方向全長および幅方向については弾性伸縮部材
4,4のある位置より側外方まで延在するとともに、中央
部においてはトップシート1を介して吸収体3へ体液を
吸収させる窓8aが形成され、したがって吸収体3のトッ
プシート1がわ周縁部上面はホットメルト薄膜8により
被覆されている。 また弾性伸縮部材5に注目すると、その最両端はバッ
クシート2にホットメルト接着剤9等により固着されて
いる。この場合、トップシート1に対しても固着しても
よい。さらに、弾性伸縮部材5上には、ホットメルト薄
膜8の小さな窓が多数形成されており、ホットメルト薄
膜8は、弾性伸縮部材5の長手方両中央部は短い間隔を
もって、他の部分は長い間隔をもって連結部8a〜8iによ
って連結している。 この連結部8a〜8iの間では弾性伸縮部材5はトップシ
ート1およびバックシート2に非固着となっている。 一方、腹側や脚周りの弾性伸縮部材6,4についても同
様な態様て固着されている。 かかるホットメルト薄膜8は、トップシート1とバッ
クシート2との重ね合せ時に溶融状態で塗布されるが、
その後、ホットメルト薄膜8の窓幅が長い場合、それが
持っている熱の弾性伸縮部材5への分散度合が少くな
り、逆に短い場合、分散度合が多くなるので、第1図の
A部分の拡大図である第3図にて判るように、弾性伸縮
部材5の伸縮度が場合によって異なるようになる。 第4図では弾性伸縮部材5上をホットメルト薄膜8で
被覆するが、その非固着部分ではクーリングロール等を
用いてホットメルトを溶融固着しないようにし、伸縮に
自由性をもたせたものである。 第5図および第6図は同様にして、2本の弾性伸縮部
材5,5を設けた例である。勿論3本以上でもよい。な
お、第6図例ではホットメルト薄膜8を部材5,5間にお
いてバックシート2へ固着してあるが、第5図では非固
着である。第7図および第8図はホットメルト薄膜8を
線状に形成した例である。第8図は吸収体3上にホット
メルト薄膜8の被覆がない。 ところで、本発明における弾性伸縮部材としては、熱
収縮性のものであればよく、好適には3M社製の「KMR−2
207」等の熱収縮性のものなどを用いることができ、着
色がなされたものであってもよい。その伸縮率は110〜2
50%、特に150〜200%が好ましく、弾性強度は50〜400
g、特に100〜200gが好ましい。 ホットメルト薄膜としては、親田ゼラチン社製「H628
5」、「HBフーラー」またはマルコムココル社製「ニコ
メルトACH−1」等を挙げることができる。 フラップ部の幅Wは50〜100mmが好ましい。 〔発明の効果〕 以上の通り、本発明によれば、弾性伸縮部材の存在に
よって漏れを防止するに当り、その部分の着用者への肌
への異和感を低減できる。 また、特に、長手方向の場所によって伸縮度が異った
弾性伸縮部材をもったものが得られ、吸収性物品の設計
上きわめて有効である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の使い捨ておむつの一部破断平面図、第
2図はII−II線矢視断面図、第3図は第1図Aの拡大断
面図、第4図〜第8図は他の例の断面図である。 1……トップシート、2……バックシート、3……吸収
体、4……脚周り用弾性伸縮部材、5,6……腰周り用弾
性伸縮部材、8……ホットメルト薄膜、8a〜8i……連結
部、9……ホットメルト接着剤。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.透液性トップシートと非透液性バックシートとの間
    に体液吸収体が介在され、吸収体の端より外方に延びた
    吸収体が存在しないフラップ部を有する吸収性物品にお
    いて; 前記フラップ部のトップシートとバックシートとの間に
    あって、少くとも1本の熱収縮性弾性伸縮部材を配し、 この熱収縮性弾性伸縮部材の幅方向両側におけるトップ
    シートとバックシートとの間に、ならびにその熱収縮性
    弾性伸縮部材の長手方向の間隔が異なる3以上の熱融着
    個所においてトップシートとの間に熱溶融性で非透液性
    のホットメルト薄膜が介在され、 かつ、長手方向の前記各熱融着個所以外の部分において
    は、熱収縮性弾性伸縮部材が前記ホットメルト薄膜が介
    在しないでトップシートおよびバックシートに臨み、 前記ホットメルト薄膜は対応するシートに対して熱融着
    され、その熱によって前記熱収縮性弾性伸縮部材の収縮
    が図られていることを特徴とする吸収性物品。 2.前記熱収縮性弾性伸縮部材は腰周り位置に配され、
    その前記熱融着個所間の間隔は中央部が密で、両端部が
    疎である第1項記載の吸収性物品。
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