JP2674753B2 - 新規基質ペプチド - Google Patents

新規基質ペプチド

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JP2674753B2 JP62195443A JP19544387A JP2674753B2 JP 2674753 B2 JP2674753 B2 JP 2674753B2 JP 62195443 A JP62195443 A JP 62195443A JP 19544387 A JP19544387 A JP 19544387A JP 2674753 B2 JP2674753 B2 JP 2674753B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は新規ペプチドに関する。更に詳細には、本発
明は、5−8個のアミノ酸残基を有し、ミリストイル化
酵素の基質として有用なユニークなペプチドに関する。 <背景技術> 真核生物の特定の蛋白質での脂肪酸アシル化はよく知
られた工程であり、かかる工程は2つに大別することが
できる。即ち、1つは、遺伝子の翻訳後に恐らくゴルジ
体においてパルミテート(C16)が、エステル又はチオ
エステル結合を介して膜蛋白質に結合する工程である。
他の1つは、蛋白質生合成の初期の段階において、ミリ
ステート(C14)がアミド結合を介して溶解性の膜蛋白
質に共有結合する工程である。N−ミリストイル化蛋白
質においては、アミノ末端グリシン残基がアシル化部位
であることが知られている〔Aitkinら、FEBS Lett.15
0、314−318(1982);Schultzら、Science227、427−42
9(1985);Carrら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA79、6128−
6131(1982);Ozolsら、J.Biol.Chem.259、13349−1335
4(1984);及びHendersonら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA
80、339−343(1983)〕。 蛋白質のN−ミリストイル化については、その機能が
ようやく理解され始めたところである。公知の4つのN
−ミリストイル化蛋白質として、p60src,サイクリツクA
MP依存性プロテインキナーゼ触媒サブユニツト、カルシ
ノイリンB−サブユニツト及びマウス白血病ウイルス発
癌遺伝子gag−abl融合蛋白質があり、これらは、プロテ
インキナーゼあるいは細胞の生合成経路を調節するホス
ホプロテインホスフアターゼ(カルシノイリン)の調節
因子のいずれかである。p60v-srcについては、膜に結合
してその細胞形質転換能を発現するためには、ミリスト
イル化が必要であることが示されている〔Crossら、Mol
ec.Cell.Biol.4,1834−1842(1984);Kampsら、Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA82、4625−4628(1985)〕。 ペプチド合成法により慣用的に合成することのできる
比較的短い合成ペプチドの開発は、同定する上で非常に
好ましく、また脂肪酸アシル化における酵素活性の調節
を研究する上でも非常に望ましい。このようなペプチド
は、酵母及び哺乳動物細胞のミリストイル化酵素の基質
として提供されている。またこれら合成ペプチドは、天
然基質の極めて特異的な競争的抑制因子として提供され
ることもできる。 ミリストイル化反応は以下の如くに表わすことができ
る。 <発明の要旨> 本発明によれば、以下に示すアミノ酸配列からなる群
より選ばれたアミノ酸配列を有する、ミリストイル化酸
素の基質ペプチド又はその生理学的に許容し得るアミド
誘導体もしくは塩誘導体が提供される。 (ここでRはAla,Asn,Gln又はSer; SはAla,Arg,Gln,Glu,Phe又はSer; TはAla又はLys; WはAla又はSer; XはAla,Tyr,又はLys; YはArg又はPro; ZはArg,Leu又はLysを表わし、 但しS−T−W−X−Y−Zが Ala−Ala−Ala−Ala−Arg−ArgであるときRはAsnでな
い。)。 これら基質ペプチドの例としては、例えば、Gly−Asn
−Ala−Ala−Serなどのペンタペプチド;Gly−Asn−Ala
−Ala−Ala−Alaなどのヘキサペプチド;Gly−Asn−Ala
−Ala−Ala−Ala−Argなどのヘプタペプチド; (RはGln又はSerを示す), (RはAla又はAsn、SはArg,Gln又はPheを示す), Gly−Asn−Glu−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg, Gly−Asn−Glu−Ala−Ser−Thy−Pro−Leu, Gly−Ser−Ser−Lys−Ser−Lys−Pro−Lysなどのオクタ
ペプチドが挙げられる。 これらペプチドのアミド誘導体としては、カルボキシ
アミドが挙げられ、塩誘導体としてはHCl塩が挙げられ
る。 <発明の詳細な記述> 本発明の新規ペプチドは、慣用的なペプチド合成法を
適当に採用することにより合成することができる。しか
して、ペプチド鎖に構成アミノ酸を、目的とする配列で
付加して行く一連の縮合反応によつて、最終的に目的と
するペプチド鎖を調製することができる。核縮の試薬、
即ち、カルボベンジルオキシ基、t−ブトキシカルボニ
ル(BOC)基などのN−保護基;ジシクロヘキシルカル
ボジイミド、カルボニルジイミダゾールなどの縮合剤;N
−ヒドロキシフタルイミドのエステル、N−ヒドロキシ
スクシンイミドのエステルなどの活性エステル;トリフ
ルオロ酢酸、HClジオキサン溶液、ボロントリス(トリ
フルオロアセテート)、シアノゲンブロマイドなどの開
裂剤等の各種試薬を使用することはペプチド合成法では
よく知られたことであり、また単離体と溶液中で反応さ
せること、あるいは中間体の精製法もよく知られた事項
である。 本発明のペプチドは、好ましくはよく知られたMerrif
ieldの固相支持法〔Merrifield,J.Amer.Chem.Soc.85、2
149−54(1963);Science150、178−85(1965)〕によ
り調製することができる。この方法は、同様の化学反応
及び典型的なペプチド合成に用いる保護基を何回も使用
する方法ではあるが、この方法によれば、通常架橋ポリ
スチレン、スチレンジビニルベンゼンコポリマーなどの
固相支持体にそのカルボキシ末端が固定されたペプチド
鎖が得られる。この方法では、各工程における過剰な試
薬を、単にポリマーを洗浄するだけで除去しているた
め、多くの操作が簡略化されている。 慣用的なMerrifieldのペプチド合成法の反応工程を以
下に説明する。 I.クロロメチル化工程(ペプチドを結合させるための活
性基を付与する工程) (ここで、PSはポリスチレン残基を示す) II.エステル化工程(t−BOCで保護された第1のアミノ
酸(R1)トリエチルアンモニウム塩との反応III.ペプチド形成工程(ジシクロカルボジイミド使用) この工程IIIに続いて、例えば25%トリフルオロ酢酸
メチレンクロライド溶液などの処理によるt−BOCの脱
保護が行なわれ、次いで過剰のトリエチルアミン処理に
よりN−末端アミノ基が遊離化され、これにより、次の
保護されたアミノ酸(R2)の活性化カルボキシル基との
反応が可能とある。最終工程においては、例えば無水HF
アニソール溶液による処理により、完成されたペプチド
をPS樹脂から脱離せしめる。 確立された固相合成法についての更に詳細な技術事項
については、StewartとYoungの論文“固相ペプチド合成
法”、W.H.Freeman & Co.,San Francisco,1969;Merrif
ieldの総説Advances in Enzymology 32,pp.221−296,F.
F.Nold,Ed.,Interscience Publishers,New York,1969;
及び文献EricksonとMerrifield,The proteins,Vol.2,p.
255 et seq.(ed.NeurathとHill),Academic Press,New
York,1976などを参照することができる。 本発明の好ましい基質ペプチドとしては、 Gly−Asn−Phe−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg, Gly−Gln−Ala−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg, Gly−Ser−Ser−Lys−Ser−Lys−Pro−Lys などが挙げられる。これらのすべてのオクタペプチド
は、0.04mM−0.07mMのKm値を有している。 これらペプチドのカルボキシ末端がカルボキサミドの
形態にあるもの、例えば、 Gly−Asn−Phe−Ala−Ala−Ala−Arg−Ag−NH2 は、カルボキシレートの形態にあるものよりも好まし
い。 後者のオクタペプチドは、牛心筋のcAMP依存プロテイ
ンキナーゼの6個のアミノ末端残基のうち5個(3番目
の位置のAlaの代わりにPheがある)を含んでおり、これ
に続いて2つのアルギニン残基を有している。かかるア
ルギニン残基は、Carrによつて報告された〔Proc.Natl.
Acad.Sci.USA79,6128−6131(1982)〕N−末端ヘプタ
ペプチド配列のリシン残基に代わるものに相当する。Ca
rrのヘプタペプチドは、天然の蛋白質のシアノゲンブロ
マイド開裂断片を分解して生じる、ブロツクされたトリ
プシン断片として得られたものである。内因性の蛋白質
は、すでにミリストイル化されているため、かかるペプ
チドをin vitroでアシルアクセプターとして使用するこ
とはできない。 TowlerとGlaserによつて報告された、Gly−Asn−Ala
−Ala−Ala−Ala−Arg−Argの合成オクタペプチド〔Pro
c.Natl.Acad.Sci.83,2812−2816(1986)〕を、本発明
では標準コントロールペプチドとして使用して、ミリス
チン酸を、このあるいは他のペプチドのアミノ末端グリ
シンに移動せしめるユニークな酵素活性の同定を行なつ
た。ミリストイル化酵素に対する新規ペプチドの基質活
性は、Saccharomyces cerevisiaeのN−ミリストイルグ
リシルペプチドシンセターゼ(N−ミリストイルトラン
スフエラーゼ)によつて証明することができる。〔3H〕
−ミリスチン酸のアクセプターペプチドへの移動を測定
するin vitroアツセイ法により、酵素活性を測定した。
移動反応は、アデノシントリホスフエート(ATP)とコ
エンザイムA(CoA)に依存している。高速液体クロマ
トグラフイーで、化学的に合成したミリストイルペプチ
ド標準物質と共に溶出せしめることによつて、酵素生成
物を同定した。酵素反応生成物と化学的に合成した標準
物質とは同一であり、グリシンに共有結合したミリステ
ートを含んでいることを証明するために、HPLCで生成し
た標準物質と酵素生成物とをともにプロナーゼで消化
し、逆相HPLCで分析した。両者とも、M−ミリストイル
化グリシンを含んでいた。本発明のペプチドへのアシル
ドナーとしてのミリストイルCoAに対して、ミリストイ
ルグリシルペプチドシンセターゼ酵素は極めて高い特異
性を有している。ペプチドのN−末端アミノ酸の1番目
の位置のグリシンは、この目的のための基質活性に対し
て臨界的であり、1番目の位置にアラニンを有するペプ
チドは、この酵素に対する基質として機能しない。また
2番目の位置のL−アスパラギンをアスパラギン酸、チ
ロシン、フエニルアラニンあるいはD−アスパラギステ
レオアイソマーに置換した場合には、不活性な基質とな
ることも判つた。同様に、N−末端グリシンを有する短
いペプチドあるいは長いペプチドもテストした所、不活
性であつた。即ち、以下に示す如きペプチドも不活性な
基質であつた。 Gly−Asn, Gly−Pro−Arg−Pro, Gly−Ser−Ser−Lys−Ser−Pro−Lys−Arg−Pro−Ser。 この最後のペプチドは、基質として使用することができ
なかつた。またこれらすべては、活性ペプチドGly−Asn
−Ala−Ala−Ala−Ala−Arg−Argのミリストイル化を起
こすことが出来なかつた。 Saccharomyces cerevisiaeのプロテアーゼ欠損株JR15
3〔Hemmingsら、Pro.Natl.Acad.Sci.USA78,435−439(1
981)〕を、N−ミリストイルグリシルペプチドシンセ
ターゼの原料として用いて、オクタペプチドのアシル化
を証明した。この酵母を〔3H〕ミリスチン酸でラベル化
し、細胞を溶解し次いでドデシル硫酸ナトリウムポリア
クリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)で細胞蛋白質
を分析した所、この株は内因性のN−ミリストイル化蛋
白質を有していることが判つた。プロナーゼで消化し、
分離し次いで逆相HPLCで分析することにより、N−
3H〕ミリストイル化グリシンを、ラベル化した内因性
のアシル化蛋白質から単離することができた。 BC3Hl細胞〔Schubertらの報告したマウス筋肉セルラ
イン(J.Cell.Biol.61,398−413(1974)〕を用いて、
同様にして、より高度な真核生物の細胞内に存在するN
−ミリストイル化酵素によるオクタペプチドのアシル化
を証明した。 以下に、本発明を実施例を用いて更に詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例になんら限定されるものでは
ない。 実施例1 本明細書に示す全てのペプチドは、比較基質である標
準コントロールペプチドの以下に記載した製造方法に、
本質的に従つて調製した。 A.Gly−Asn−Ala−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg−NH2の合
成 Merrifieldの方法〔R.B.Merrifield,J.Amer.Chem.So
c.,85,2149−2154(1963)〕に従い、樹脂1g当り0.35ml
のアミノ基を置換基として有するp−メチルベンズヒド
リルアミン上にペプチドを合成した。BOCで保護したア
ミノ酸を用い、このアミノ酸とジシクロヘキシルカルボ
ジイミドとを2:1の割合でジクロロメタン中で15分間混
合して対称性の無水物を形成した。溶媒を減圧下に留去
し、無水物をジメチルホルムアミドに再溶解して、樹脂
と混合し、次いで1時間激しく撹拌した。アスパラギン
との反応では(グルタミン、アルギニンの場合も同
様)、等モル(アミノ酸に基づく)のヒドロキシベンゾ
トリアゾールを反応混合物中に加えた。BOC保護基を、5
0%トリフルオロ酢酸(TFA)のジクロロメタン溶液を用
いて脱離せしめ、アミノ酸との縮合反応を行なう前に、
10%ジイソプロピルエチルアミンのジメチルホルムアミ
ド溶液で中和した。 ペプチドを樹脂から脱離せしめ、液体HF/アニソール
(9:1,v/v)を用いて0℃で1時間で脱保護せしめた。
粗ペプチドを、50%酢酸水溶液で樹脂から抽出し、凍結
乾燥した。 B.精製 粗ペプチドを水に溶解し、Waters μ−Bondapak C18
カラム(19mm×150mm)に付し、0−15%アセトニトリ
ル(0.05%TFA)の水溶液(0.05%TFA)の勾配で、流速
9ml/minで15分間溶出せしめた。生成物を含む画分を集
めて、凍結乾燥し、ペプチドの同定及び純度測定を、ア
ミノ酸分析、HPLCにより行なつた。 実施例2 電気泳動分析用の酵母蛋白質のラベル化及び抽出 酵母(S.cerevisiae株JR153,交配型alpha,trpl,prdl,
prcl,pep4−3)を、ロータリーシエーカーのYPO培地
(1%酵母抽出物、2%バクトペプトン、2%デキスト
ロース蒸留水溶液)中で30℃で生育せしめて、光学密度
が660nmで1−3となるようにした。酵母培養液の15ml
アリコートを、〔3H〕脂肪酸1mCiのエタノール溶液μ
を加えて同様の条件下で30分間ラベル化した。ラベル化
反応の終りに、培養液を氷で5分間冷却し、4℃で7600
xgで10分間遠心して細胞をペレツト化した。次いで細胞
を、10mM NaN3の140mM NaCl/10mMホスフエート溶液(pH
7.2)1mlに再懸濁せしめ、ポリプロピレン製の円椎状の
1.5ml遠心チユーブに移し、4℃で上記したと同様にし
て遠心して細胞を集めた。上清液を捨て、細胞を、5mM
Tris(pH7.4)、3mMジスレイトール、1%SDS及び1mMフ
エニルメチルスルホニルフルオライドを含む溶液100μ
に懸濁し、氷で冷却しながら、30秒間の渦動を6回行
ない、細胞1個と等容量の0.5mmガラスビーズで細胞を
崩壊した。テーブルトップ(table top)Eppendorf遠心
機で8000xgで30秒間遠心して細胞の破片を除いた。次い
で、上清液を、8mM Tris(pH8.0)125μ中で、室温下
1時間、20mMヨードアセトアミドによりアルキル化し
た。20μアリコートを取り、慣用的SDS−PAGE及びOls
onら,J.Biol.Chem.259,5364−5367(1984)に記載され
たと本質的に同様のフルオログラフイー法により分析し
た。 〔3H〕脂肪酸の蛋白質への結合分析 還元され且つアルキル化された、〔3H〕脂肪酸ラベル
化蛋白質20μを、新たに調整した4Mヒドロキシルアミ
ン/20mMグリシン(pH10)7μで処理した。23℃で4
時間処理後、電気泳動用及び上記したフルオログラフイ
ー用にサンプルを調整した。 JR 153の20,000ダルトンのアシル蛋白質への、〔3H〕
ミリスチン酸のヒドロキシルアミン安定化結合を測定す
るため、脂肪酸を加える前にセルレニン2μg/mlで15分
間細胞を処理する以外は前記したと同様にして培養液を
ラベル化した。セルレニンは、酵母の脂肪酸合成の抑制
因子として知られたものであり、JR153の特定のアシル
蛋白質のラベル化を数倍に促進するものである。次いで
細胞蛋白質を調製し、前記したと同様にしてSDS12%ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動により分離した。この
時、サンプルレーンに隣接して、あらかじめ発色した分
子量標準蛋白質を同時に電気泳動に付した。電気泳動
後、20,000ダルトンの分子量領域における、未乾燥ゲル
サンプルレーンから、2mmのゲルスライスを切り出し
た。ゲルスライスを、10%メタノール水溶液0.5mlで素
早くリンスし、次いで、Labquakeミキサー(Labindustr
ies,Berkley,CA)で混合しながら50mM重炭酸アンモニウ
ム1ml中で、37℃で72時間、プロナーゼE(Sigma,St.Lo
uis,MO)1mgを用いてそれぞれ消化した。微生物の生育
を抑えるために、消化1検体当り、1μのトルエンを
加えた。24時間後に、新たなプロナーゼE1mgを加えた。
消化後、それぞれの消化体のアリコートについて放射活
性を測定した。放射活性を有するスライスから消化体を
除き、ゲルスライスを0.1%SDS500μで1回リンス
し、消化体とリンス液とを合わせ、4NHCl40μでpH1−
2とした。酸性化された溶液を、クロロホルム−メタノ
ール(2:1,v/v)1.5mlで2回抽出した。有機層を集め
て、クロロホルム−メタノール−0.01NHCl(1:10:10,v/
v/v)で1回洗浄し、有機層を窒素気流で乾燥した。得
られる残渣を、50%メタノール−50%HPLCバツフア−A
(後記参照)に再溶解した。抽出操作後に、もとの蛋白
質消化体の放射活性の97%が回収された。サンプルを、
Waters μ−Bondapak C18カラムを用いた逆相HPFLに付
し、バツフア−Aとして0.1%トリフルオロ酢酸/0.05%
トリエチルアミン水溶液、バツフア−Bとして0.1%ト
リフルオロ酢酸のアセトニトリル溶液を用い1分間当り
1%のアセトニトリル量が上昇する勾配で流速1ml/min
で溶出せしめた。1分間のフラクシヨンを集め、液体シ
ンチレーシヨンカウンターで放射活性を測定した。ミリ
ストイル−〔3H〕グリシン標準物質は、TowlerとGlase
r,Biochemistry25,878−884(1986)に記載されたと本
質的に同様の方法により合成し前記した如くにしてHPLC
で分析した。 脂肪酸アシル化ペプチド標準物質の合成 放射活性を有する対称性のミリスチン酸あるいはパル
ミチン酸の無水物と、Gly−Asn−Ala−Ala−Ala−Ala−
Arg−Argとをピリジン中で反応せしめてアシル化ペプチ
ド標準物質の合成を行つた。〔3H〕脂肪酸100mCiを、そ
れぞれの脂肪酸クロライド4μで処理し、次いでそれ
ぞれの非放射活性脂肪酸4.8mgを含むピリジン150μ中
に懸濁せしめた。23℃で60分間反応を進行せしめた。次
いで、この溶液の65μを、Gly−Asn−Ala−Ala−Ala
−Ala−Arg−Arg400−500μgに加えた。Labquakeミキ
サーで混合しながら、反応を1晩進行せしめた。次い
で、ピリジンを減圧下に留去し、得られる残渣を石油エ
ーテル0.3mlで2回抽出し、50%メタノール水溶液400μ
に再溶解した。反応生成物を精製し、前記したと同様
にして逆相HPLCで分析した。化学合成標準物質と酵素生
成物とは、いずれもプロナーゼEで消化された。またこ
れらを、前記したと同様にして20,000ダルトンのアシル
化蛋白質について逆相HPLCで分析した。但しこの場合消
化を完全に行なうためにはロナーゼ200μgで十分であ
つた。 N−ミリストイルグリシルペプチドシンセターゼ活性分
析用の酵母抽出物の調製 酵母培養物を、前記したと同様にして生育せしめて、
660nmでのO.D.を1−3とした。培養液40mlを、4℃で7
600xgで10分間遠心して細胞を集めた。上清液をデカン
テーシヨンし次いで、冷却した10m Tris(pH7.4)1mlに
細胞ペレツトをピペツトで移し、次いでポリプロピレン
製の円錐状の1.5ml遠心チューブに移して4℃で7600xg
で10分間遠心して、細胞を再びペレツト化した。次いで
細胞を、コールドアツセイ溶解バツフアー〔10mM Tris
(pH7.4),1mMジチオスレイトール、0.1mMエチレングリ
コール−ビス(β−アミノエチルエーテル)N,N,N′,
N′−テトラ酢酸(EGTA)及び10μg/mlアプロチニン〕4
00μにピペツトで移して再懸濁せしめた。0.5mmガラ
スビーズ約400μを、再懸濁した細胞に加え、前記し
た放射活性ラベル化細胞の崩壊の時と同様にして渦動せ
しめて細胞を溶解した。ビーズが静置後、溶解物を集
め、細胞の破片を、4℃で1000xgで10分間遠心して除い
た。次いで上清液を、Beckman75Tiローター中で、4℃
で45,000rpmで30分間遠心した。上清液を除き、粗膜ペ
レツトを、コールドアツセイ溶解バツフアー400μに
ピペツトで移して再懸濁した。3つの細胞フラクシヨン
のアリコートについて、すぐに分析するかあるいは−60
℃で保存した。粗膜ペレツトの活性は、−60℃で少なく
とも3ケ月間安定であつた。蛋白質はPetersonの方法
〔Anal.Biochem.83,346−356(1977)〕により測定し
た。 N−ミリストイルグリシルペプチドシンセターゼ活性の
分析 以下の如くにして、〔3H〕脂肪酸アシル化CoAを酵素
的に合成し、インキユベーシヨン体に加えた。アシルCo
Aシンセターゼ反応は以下のものから構成される(アツ
セイチユーブ1個当り)。即ち、〔3H〕ミリスチン酸0.
5μ Ci;2Xアツセイバツフアー〔20mM Tris(pH7.4),2m
Mジチオスレイトール,10mM MgCl2,0.2mM EGTA〕25μ
;5mM ATP蒸留水溶液5μ(NaOHでpH0.7に調整);20
mMリチウムCoAの蒸留水溶液2.5μ;Pseudomonasアシル
CoAシンセターゼ1mU/μの50mM N−2−ヒドロキシエ
チルピペラジン−N′−2−エタンスルホン酸溶液(pH
7.3)15μ;及び蒸留水2.5μから構成される。反応
を30℃で20分間進行せしめた。Hosakaらの方法〔Meth.E
nzymol.71,325−333(1981)〕の変法により測定した
所、典型的には〔3H〕の脂肪酸の40%−50%が、この方
法によりそのCoAエステルに変換された。この変法は、6
NHClでpH2.0に酸性化し、5倍容量のヘプトンで6回抽
出後に、反応液中に残存する放射活性を測定して分析す
る方法である。この反応液50μを、アツセイ抽出バツ
フアー(前記参照)40μ及び1mM−Gly−Asn−Ala−Al
a−Ala−Ala−Arg−Arg10μを含むチユーブに加え
た。チユーブ1個当り酵母細胞抽出物10μ(典型的に
は蛋白質50μg)を加えて30℃で10分間インキユベーシ
ヨンしてアツセイを開始した。1チユーブ当りメタノー
ル110μ及び100%トリクロロ酢酸(w/v)10μを加
えて氷で10分間冷却してアツセイを終止した。沈澱した
蛋白質を、テーブルトツプEpendorf遠心機で8000xgで3
分間遠心して除いた(この条件下では、合成〔3H〕ミリ
ストイルペプチドあるいは〔3H〕パルミトイルペプチド
の95%は、アツセイ混合物に加えた時溶解したままであ
る)。上清液50μを、メタノール75μ及びHPLCバツ
フアーA75μと混合し、30cm Waters μ Bondapak C18
のカラムの3.9mm及び前記したと同じHPLCバツフアーを
用いて逆相HPLCにより分析した。35%アセトニトリルで
溶出をスタートし、次いで1分間当り1%のアセトニト
リル量が上昇する勾配で溶出せしめた。1分間のフラク
シヨンを集め、それぞれのフラクシヨンの放射活性を、
液体シンチレーシヨンカウンターで測定した。〔3H〕−
ミリストイル−Gly−Asn−Ala−Ala−Ala−Ala−Arg−A
rgは24分後に溶出し、〔3H〕パルミトイル−Gly−Asn−
Ala−Ala−Ala−Ala−Arg−Argは30分後に溶出した。 結果 前述した如くにして調整した〔3H〕−ミリストイルグ
リシルペプチド及び〔3H〕パルミトイルグリシルペプチ
ドの化学合成標準物質は、サンプルの分析と同様の条件
下で、逆相HPLCカラムから、それぞれ59%アセトニトリ
ル、65%アセトニトリルの時に溶出した。細胞溶解調製
物は、粗膜フラクシヨンと溶解フラクシヨンに分別さ
れ、N−ミリストイルグリシルペプチドシンセターゼ活
性は、粗膜フラクシヨンと溶解フラクシヨンの両者で検
出された。全比活性、溶解フラクシヨンの比活性及び膜
フラクシヨンの比活性は、それぞれ10分間アツセイでの
蛋白質1μg当り、1410,1320,2260dpnであつた。最初
の反応速度から判断して、活性の65%は粗膜フラクシヨ
ン中に存在しているものと考えられる。 酵素反応生成物と化学的に合成した標準物質〔3H〕−
ミリストイルペプチドは、同じであり、グリシンに共有
結合したミリステートを有していることが、前記した逆
相HPLCで分析した時に証明された。 ペプチド基質に対するN−ミリストイルグリシンペプ
チドの特異性を証明するために、他のグリシルペプチド
がGly−Asn−Ala−Ala−Ala−Ala−Arg−Argのアシル化
を競争的に抑制する能力を調べた。下記する表Iのテス
ト1から明らかなように、1mMジペプチド、1mMテトラペ
プチド、1mMデカペプチドのいずれも、18μMペプチド
のミリストイル化に対して何んらの効果も及ぼさなかつ
た(約1/8のKm値)。しかして、N−ミリストイルグリ
シルペプチドシンセターゼは、オクタペプチド基質に対
して特異性を示すことが判る。 酵母からの粗膜フラクシヨンを用いて上記表Iの如く
変化せしめて、前記した如くにしてアツセイを行なつ
た。テスト1では、アツセイのATP及びCoAに対する依存
性を、外因性の脂肪酸CoAリガーゼの非存在下にテスト
した。テスト2では、酵母の酵素は熱に不安定であるこ
とが証明されており、テスト3では、N−末端グリシン
を含む他のペプチドでは反応は抑制されないことが証明
されている。このテストでは、可能な抑制効果を最大限
に発揮せしめるために、通常用いる90μMではなく18μ
Mのペプチド基質を用いて測定した。 実施例3 実施例1と本質的に同様にして、Merrifieldの固相法
により、本発明の他のペプチドを合成し次いで酵母(S.
cerevisiae株JR153)のミリストイル化酵素に対する基
質としての活性をテストした。アツセイチユーブ1個当
り〔3H〕−ミリスチン酸1μ Ciを用いる以外は、実施
例2のアツセイ条件と同様にして、酵素に対するペプチ
ド基質の特異性をテストした。本実施例で用いた酵母の
酵素は、酵母の培養細胞の粗ホモジエネートを51−70%
(NH42SO4で分別し、BEAE−セフアロース CL−6B
(フアルマシヤ)を用いたイオン交換カラムクロマトグ
ラフイー次いでCoA−アガロースアフイテイーマトリツ
クス(フアルマシア)を用いたアフイニテイークロマト
グラフイーで部分精製して得たものである。ペプチドは
表IIに示すように、それぞれの動力学的データKm,Vmax
により特徴付けを行なつた。 *:標準コントロールオクタペプチドのVmaxは、部分精
製した酵母の酵素1mg当りの1分間に形成されるミリス
トイル化ペプチドの量2840pmolであつた。 実施例4 BC3Hlマウスの筋肉細胞から得たミリストイル化酵素
に対するオクタペプチド基質特異性を、実施例2と類似
の方法により、いくつかのオクタペプチドについてテス
トした。このマウス筋肉細胞は、Olsonら、J.Biol.Che
m.258,2644−2652(1983)に記載されたと本質的に同様
の方法により培養した。酵素のアツセイは、マウス筋肉
細胞から得た、核のない上清液のフラクシヨンを用いて
実施した。トリクロロ酢酸−メタノールアツセイ上清液
の50μについて、実施例2と本質的に同様にしてHPLC
で分析した。表IIIでは、このテストにおけるオクタペ
プチド基質の特異性が示されている。 表IIIの標準コントロールペプチド(*印を付けた)
及び最後のオクタペプチドは、他の3つのオクタペプチ
ドに比べて極めて高い活性を示した。他の3つのオクタ
ペプチドは、バツクグランドDPM(1分間当りの分解
量)に比べて本質的に不活性であつた。 本明細書に用いたアミノ酸の略号は以下に示す意味を
有する。 本明細書の記述から、本発明の精神及び範囲内での例
は、当業者にとつて明らかであろう。そしてかかる例
も、本明細書の特許請求の範囲内のものである。しかし
て、本明細書に記載した如き、ミリストイル化酵素に対
する基質としての生物学的活性に不利な、あるいは決定
的な影響を及ぼさない限り、個々のアミノ酸及び/又は
ペプチドの長さを変えることは任意であり、これらの変
化したものも、本明細書の特許請求の範囲内のものであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 ドウワイト アーノルド トウラー アメリカ合衆国 ミズーリ州,セント ルイス,アパートメント 102,ラクレ ーデ 4545 (56)参考文献 Eur.J.Biochem.43 (3),509−519 (1974)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.以下に示すアミノ酸配列からなる群より選ばれたア
    ミノ酸配列を有する、ミリストイル化酵素の基質ペプチ
    ド又はその生理学的に許容し得るアミド誘導体もしくは
    塩誘導体: Gly−Asn−Ala−Ala−Ser; Gly−Asn−Ala−Ala−Ala−Ala; Gly−Asn−Ala−Ala−Ala−Ala−Arg; (ここでRはGln又はSerを表わす) (ここでRはAla又はAsnを表わし、SはArg,Gln又はPhe
    を表わす) 及び Gly−Asn−Glu−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg. 2.以下に示すアミノ酸配列を有する特許請求の範囲第
    1項記載の基質ペプチド: Gly−R−Ala−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg (ここでRはGln又はSerを表わす)。 3.RがSerである特許請求の範囲第2項記載の基質ペ
    プチド。 4.RがGlnである特許請求の範囲第2項記載の基質ペ
    プチド。 5.以下に示すアミノ酸配列を有する特許請求の範囲第
    1項記載の基質ペプチド: Gly−Asn−Glu−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg. 6.以下に示すアミノ酸配列を有する特許請求の範囲第
    1項記載の基質ペプチド: Gly−R−S−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg (ここでRはAla又はAsn、SはArg,Gln又はPheを表わ
    す)。 7.RがAsnであり、SがPheである特許請求の範囲第6
    項記載の基質ペプチド。 8.アミノ酸配列Gly−Asn−Ala−Ala−Ala−Alaを有す
    る特許請求の範囲第1項記載の基質ペプチド。 9.アミノ酸配列Gly−Asn−Ala−Ala−Serを有する特
    許請求の範囲第1項記載の基質ペプチド。 10.以下に示すアミノ酸配列からなる群より選ばれた
    アミノ酸配列を有する、ミリストイル化酵素の基質ペプ
    チド又はその生理学的に許容し得るアミド誘導体もしく
    は塩誘導体の製造法であって、 固相樹脂上で以下に示したアミノ酸配列中のアミノ酸を
    順次縮合させて、固相樹脂にそのカルボキシ末端が固定
    された以下に示したアミノ酸配列のペプチドを合成し、
    次いで固相樹脂からそのペプチドを開裂させてペプチド
    を得る、上記製造法: Gly−Asn−Ala−Ala−Ser; Gly−Asn−Ala−Ala−Ala−Ala; Gly−Asn−Ala−Ala−Ala−Ala−Arg; (ここでRはGln又はSerを表わす) (ここでRはAla又はAsnを表わし、SはArg,Gln又はPhe
    を表わす) 及び Gly−Asn−Glu−Ala−Ala−Ala−Arg−Arg.
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