JP2672709B2 - ベルトコンベアの付着物除去装置 - Google Patents

ベルトコンベアの付着物除去装置

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JP2672709B2
JP2672709B2 JP2331980A JP33198090A JP2672709B2 JP 2672709 B2 JP2672709 B2 JP 2672709B2 JP 2331980 A JP2331980 A JP 2331980A JP 33198090 A JP33198090 A JP 33198090A JP 2672709 B2 JP2672709 B2 JP 2672709B2
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政市 川本
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、石炭やコークス等を搬送するベルトコンベ
アの搬送過程において、同ベルト面に付着した付着物を
除去する装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、ベルトコンベアに付着した付着物を除去する装
置として、ベルトコンベアの直下方に軸架した回転軸に
円柱状の回転体を取付け、同回転体の外周面に多数個の
掻落し片を配設し、同掻落し片によりベルト面に付着し
た付着物を掻落して除去するようにしたものがある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが、上記装置の場合、掻落し片により、ベルト
面に付着した付着物を掻落すことはできるが、掻落した
付着物が回転体の表面に付着し、経時的に掻落し片と掻
落し片との間に堆積して、掻落し片が付着物により埋没
状態となり、そのために同掻落し片が掻落し機能を果さ
なくなるという問題がある。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本発明では、回転軸(10)に弾性素材よりな
る円柱状の回転体(11)を取付け、同回転体の外周面に
多数個の掻落し片(12)を配設したベルトコンベアの付
着物除去装置において、回転体(11)に、同回転体(1
1)の軸線方向に連通する断面略円形状の連通孔(11a)
を円周方向に間隔を開けて複数個形成すると共に、掻落
し片(12)は、回転体(11)の軸線方向に長手状に形成
して、多数個を同回転体(11)の軸線方向及び円周方向
にそれぞれ一定の間隔を開けて整然と千鳥状に配設する
と共に、隣接する連通孔(11a)(11a)の間に配置した
ことを特徴とするベルトコンベアの付着物除去装置を提
供せんするものである。
また、本発明では、次の構成にも特徴を有する。
1)掻落し片には、回転体中に埋設されている埋設部を
形成すると共に、同埋設部の側面に凹状部を形成して、
同凹状部を回転体の回転方向に位置させたこと。
2)回転体は、回転軸に複数個の回転分割体を同軸的に
配設して形成し、各回転分割体に、各回転分割体の軸線
方向に連通する連通孔を円周方向に間隔を開けて複数個
形成すると共に、各回転分割体の外周面に、略全幅にわ
たって伸延する長手状の掻落し片を円周方向に間隔を開
けて配設し、軸線方向に隣接する各回転分割体は、連通
孔が相互に円周方向に位置ずれすると共に、掻落し片が
相互に円周方向に位置ずれするように配設したこと。
3)軸線方向に隣接する回転分割体の中途部間に封止用
リングを介設したこと。
4)回転軸に円柱状の回転体を取付け、同回転体の外周
面に多数個の掻落し片を配設したベルトコンベアの付着
物除去装置において、回転体を、円柱状のスポンジより
なる内層部と、同内装部の外周面に形成した弾性素材よ
りなる薄肉筒状の外層部とから形成したこと。
(ホ) 作用・効果 本発明によれば、以下のような作用効果が生起され
る。
請求項1記載の本発明では、回転体を回転させて、
同回転体の外周面に配設した掻落し片によりベルト面に
付着した付着物を掻落すことができ、掻落した付着物が
回転体の外周面に付着した場合にも、回転体に、同回転
体の軸線方向に連通する断面略円形状の連通孔を円周方
向に間隔を開けて複数個形成しているために、ベルト面
に掻落し片を介して圧接されている回転体の部分は縮径
するものの、回転移動によりベルト面への圧接状態が解
除されると、弾性復元力と回転に伴なって作用する遠心
力とにより拡径し、このような縮径と拡径という変形を
スムーズに繰返して、回転体の周面部が微振動を生じる
ために、付着物は回転体に付着しにくく、付着しても微
振動により落下して、回転体の周面に堆積することがな
く、掻落し片が付着物により埋没状態になって掻落し機
能を果さなくなるという不具合の発生を防止することが
できる。
この際、連通孔の断面形状は、略円形状となしている
ために、回転体の周面部が繰返し変形した場合にも、連
通孔に応力集中が生じるのを防止することができて、回
転体にひび割れが発生するのを防止することができ、回
転体の掻落し機能を長時間良好に確保することができ
る。
しかも、掻落し片は、回転体の軸線方向に長手状に形
成して、多数個を同回転体の軸線方向及び円周方向にそ
れぞれ一定の間隔を開けて整然と千鳥状に配設している
ために、掻落し片の長手方向が回転体の回転方向と直交
状態となり、かかる長手状の掻落し片により、ベルト面
の全幅にわたって、同ベルト面に付着した付着物を確実
に掻落すことができると共に、掻落した付着物は、回転
体の軸線方向及び円周方向にそれぞれ一定の間隔を開け
て整然と千鳥状に配設した多数個の掻落し片の間を通し
て円滑に落下させることができ、この点からも、回転体
の外周面への付着物の付着、さらには、堆積を確実に防
止することができる。
さらに、掻落し片を、隣接する連通孔の間に配置して
いるために、連通孔の間に位置する回転体の部分によ
り、各掻落し片を確実に支持することができると共に、
連通孔が位置する回転体の外周縁部分が薄肉状態になっ
て、この部分の縮径と拡径を繰返す変形がスムーズにな
されて、回転体の外周面への付着物の付着を確実に防止
することができる。
請求項2記載の本発明では、掻落し片に、回転体中
に埋設されている埋設部を形成すると共に、同埋設部の
側面に凹状部を形成して、同凹条部を回転体の回転方向
側に位置させているために、前記の効果に加えて、凹
条部内に回転体の形成部材が入り込んで両者が係合状態
となり、回転体が、同回転体の回転方向と直交する方向
に長手方向を向けて配置した掻落し片を強固に支持する
ことができて、同掻落し片の掻落し機能を良好に確保す
ることができる。
請求項3記載の本発明では、回転体を、回転軸に複
数個の回転分割体を同軸的に配設して形成し、各回転分
割体の外周面に、略全幅にわたって伸延する長手状の掻
落し片を円周方向に間隔を開けて配設すると共に、軸線
方向に隣接する回転分割体は、掻落し片が相互に円周方
向に位置ずれするように配設しているために、前記
の効果に加えて、回転分割体の個数を増減させることに
より、回転体の幅をベルト本体の幅に容易に適応させる
とができる。
しかも、各回転分割体は、各回転分割体の軸線方向に
連通し、かつ、円周方向に間隔を開けて複数個形成した
連通孔が、相互に円周方向に位置ずれするように配置し
ているために、上記した効果に加えて、各回転分割体の
連通孔の両端開口部が隣接する回転分割体により一部若
しくは全面閉塞されて、各連通孔内に空気が封入された
状態となり、同封入空気により回転体の周面部の弾性復
元力を増大させることができ、同弾性復元力により掻落
し片を介したベルト本体の付着物除去を確実にすること
ができると共に、ベルト本体の付着物が回転体の周面に
付着、さらには、堆積するのを防止することができる。
請求項4記載の本発明では、軸線方向に隣接する回
転分割体の中途部間に封止用リングを介設しているため
に、回転軸に同軸的に配設した各回転分割体の接続面よ
り連通孔中の空気の密封性を良好に確保して、回転体の
周面部に弾性復元力を確実に増大させることができ、前
記の効果をさらに高めることができる。
請求項5記載の本発明では、回転体を内層部と外層
部との二層構造とし、内層部は円柱状のスポンジにより
形成すると共に、外層部は薄肉筒状の弾性素材により形
成することにより、外層部による掻落し片の支持を良好
に確保すると共に内層部による回転体自体の変形を容易
にして、回転体の微振動により付着物の付着、さらに
は、堆積を防止することができる。
(ヘ) 実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図に示す(A)は、本発明に係る付着物除去装置
であり、同装置(A)はベルトコンベア(B)の駆動プ
ーリー(2)の直下方に配設して、ベルト本体(1)の
表面に付着した付着物を掻落すことができるようにして
いる。
また、第1図中、(2a)は駆動軸、(3)は、ベルト
コンベア(B)の従動プーリー、(3a)は従動軸、
(4)はガイドローラー、(5)はベルトコンベア駆動
用モーター、(5a)はモーター出力軸、(6)は、同モ
ーター(5)と駆動プーリー(3)との間に介設した伝
動機構である。
そして、付着物除去装置(A)は、第1図〜第3図に
示すように、ベルトコンベア(B)の駆動プーリー
(2)の直下方において、回転軸(10)をベルト本体
(1)の幅方向に軸架し、同回転軸(10)の外周面に回
転体(11)を取付け、同回転体(11)の外周面に多数個
の掻落し片(12)を配設しており、回転軸(10)は、ベ
ルトコンベア(B)の駆動プーリー(2)と連動機構
(7)を介して連動連結している。
また、回転体(11)は、第2図及び第3図に示すよう
に、弾性ゴム等の弾性素材により円柱状に形成してお
り、回転体(11)中には、同回転体(11)の軸線方向に
連通して開口する多数個の連通孔(11a)を、回転体(1
1)の外周面側寄りに位置させ、かつ、円周方向に一定
の間隔を開けて形成すると共に、各連通孔(11a)の断
面形状を略円形状となし、しかも、隣接する各挿通孔
(11a),(11a)同士の間隔を各連通孔(11a)の径と
略同等に設定している。(11b)は、回転体(11)の中
心部に設けた回転軸挿通筒、(11c)は、同回転軸連通
筒(11b)に形成したキー溝、(17)はキーである。
なお、隣接する連通孔(11a),(11a)同士の間隔
は、後述する第4実施例〜第6実施例の回転体(11)の
ように、各連通孔(11a)の径よりも小さく設定するこ
ともできる。
また、掻落し片(12)は、第2図及び第3図に示すよ
うに、回転体(11)の外周面に、同回転体(11)の軸線
方向及び円周方向にそれぞれ一定の間隔を開けて整然と
千鳥状に配設しており、第4図に示すように、埋設部
(12a)を回転体(11)の外周面に埋設して、突出部(1
2b)を回転体(11)の外周面より突出させている。
しかも、埋設部(12a)の側面には、上下一対の剥離
防止用係止片(12c)(12c)を横方向に張出し状に形成
して、両係止片(12c)(12c)間に凹条部(12d)を形
成して、同凹条部(12d)を回転体(11)の回転方向側
に位置させている。
このようにして、凹条部(12d)内に回転体(11)の
形成部材が入り込んで両者が係合状態となり、回転体
(11)が、同回転体(11)の回転方向と直交する方向に
長手方向を向けて配置した掻落し片(1)を強固に支持
することができて、同掻落し片(12)の掻落し機能を良
好に確保することができるようにしている。
また、掻落し片(12)は、セラミックス、超硬合金、
及び高硬度の高分子樹脂(例えば、ジュラコン、テトラ
フルオロエレチン、エンジニアリングプラスチックス)
等の硬質素材により形成して、同掻落し片(12)の摩耗
を少なくして、寿命を長くしている。
上記のような構成により、以下のような作用効果が生
起される。
すなわち、本実施例では回転体(11)を回転させて、
同回転体(11)の外周面に配設した掻落し片(12)によ
りベルト面に付着した付着物を掻落すことができ、掻落
した付着物が回転体(11)の外周面に付着した場合に
も、回転体(11)に、同回転体(11)の軸線方向に連通
する断面略形状の連通孔(11a)を円周方向に間隔を開
けて複数個形成しているために、ベルト面に掻落し片
(12)を介して圧接されている回転体(11)の部分は縮
径するものの、回転移動によりベルト面への圧接状態が
解除されると、弾性復元力と回転に伴なって作用する遠
心力とにより拡径し、このような縮径と拡径という変形
をスムーズに繰返して、回転体(11)の周面部が微振動
を生じるために、付着物は回転体(11)に付着しにく
く、付着しても微振動により落下して、回転体(11)の
周面に堆積することがなく、掻落し片(12)が付着物に
より埋没状態になって掻落し機能を果たさなくなるよい
う不具合の発生を防止することができる。
この際、連通孔(11a)の断面形状は、略円形状とな
しているために、回転体(11)の周面部が繰返し変形し
た場合にも、連通孔(11a)に応力集中が生じるのを防
止することができて、回転体(11)にひび割れが発生す
るのを防止することができ、回転体(11)の掻落し機能
を長期間良好に確保することができる。
しかも、掻落し片(12)は、回転体(11)の軸線方向
に長手状に形成して、多数個を同回転体(11)の軸線方
向及び円周方向にそれぞれ一定の間隔を開けて整然と千
鳥状に配設しているために、掻落し片(12)の長手方向
が回転体(11)の回転方向と直交状態となり、かかる長
手状の掻落し片(12)によりベルト面に付着した付着物
を確実に掻落すことができると共に、掻落した付着物
は、回転体(11)の外周面に千鳥状に配設した多数個の
掻落し片(12)の間を通して円滑に落下させることがで
き、この点からも、回転体の外周面への付着物の付着、
さらには堆積を防止することができる。
次に、上記した付着物除去装置(A)の回転体(1)
(第1実施例)の他の実施例(第2実施例〜第9実施
例)について、第5図〜第17図を参照しながら説明す
る。
すなわち、第2実施例としての回転体(11)は、第5
図に示すように、回転体(11)中に形成した連通孔(11
a)の断面形状を回転体(11)の半径方向に長手状の略
二等辺三角形とし、しかも、同三角形状の底辺側を回転
体(11)の外周面側に位置させて、回転体(11)が容易
に変形して微振動を生じるようにしている。
第3実施例としての回転体(11)は、第6図に示すよ
うに、第3図の回転体(11)と同様に形成した回転分割
体(16)を、回転軸(10)に複数個同軸的に配設して形
成している。
このようにして、回転分割体(16)の個数を増減させ
て、回転体(11)の幅をベルト本体(1)の幅に適応さ
けて、同ベルト本体(1)の付着物除去を確実に行なう
ことができるようにしている。
第4実施例としての回転体(11)は、第7図及び第8
図に示すように、回転体(11)の左右外側面に閉塞板
(18)(18)を取付けて、同閉塞板(18)(18)により
連通孔(11a)の外側開口端を閉塞して、同連通孔(11
a)内に空気を密封している。
このようにして、回転体(11)の周面部の弾性復元力
を増大させて、同弾性復元力により掻落し片(12)を介
したベルト本体(1)の付着物除去を確実にすると共
に、ベルト本体(1)の付着物が回転体(11)の周面に
堆積、さらには付着するのを防止することができるよう
にしている。
第5実施例としての回転体(11)は、第9図〜第11図
に示すように、掻落し片(12)と連通孔(11a)を具備
する回転分割体(16)を、回転軸(10)に複数個同軸的
に配設して形成している。
この際、隣接する各回転分割体(16)は、第11図に示
すように、掻落し片(12)が千鳥状となるように接続し
て、各掻落し片(12)による掻落し効率が良好となるよ
うにしている。
そして、各回転分割体(16)は、連通孔(11a)が相
互に円周方向に位置ずれするように配置すると共に、最
外側に位置する回転分割体(16)の外側面には閉塞板
(18)(18)を取付けて、同閉塞板(18)(18)により
連通孔(11a)の外側開口端を閉塞すると共に、各回転
分割体(16)は、相互に当接面を接着剤等により接着し
て、同連通孔(11a)内に空気を密封している。
また、第9図〜第11図中、(19)はOリングであり、
各回転分割体(16)に取付けた回転軸挿通筒(11b)の
一側面にOリング嵌合溝(11d)を形成して、同嵌合溝
(11d)中にOリング(19)を嵌合することにより、連
通孔(11a)中の密封性を良好に確保している。
このようにして、前記第3実施例の回転体(11)と上
記第4実施例の回転体(11)とから得られる作用効果、
すなわち、回転分割体(16)の個数増減により回転体
(11)の幅を調節可能とし、弾性復元力の増大により付
着物除去の確実性を増大させ、かつ回転体(11)の周面
への付着物の堆積、さらには付着を防止することができ
るという作用効果を得ることができるようにしている。
第6実施例としての回転体(11)は、第12図及び第13
図に示すように、第5実施例の回転分割体(16)の一側
面に嵌合用凸条部(16a)を周面に沿って形成する一
方、同回転分割体(16)の他側面に嵌合用凹条部(16
b)を周面に沿って形成している。
このようにして、回転分割体(16)を接続する際に、
嵌合用凸条部(16a)と嵌合用条部(16b)とを嵌合させ
て連通孔(11a)内の密封性を良好に確保できるように
している。
第7実施例としての回転体(11)は、第14図に示すよ
うに、第5実施例の回転分割体(16)の左右側面にそれ
ぞれ接続用凹条部(16c)(16d)を周面に沿って形成し
ている。
このようにして、回転体(11)を形成する際には、隣
接する回転分割体(16)(16)の接続用凹条部(16c)
(16d)を符合させると共に、両凹条部(16c)(16c)
中に封止用リング(20)を介在させて、連通孔(11a)
内の密封性を良好に確保できるようにしている。
第8実施例としての回転体(11)は、第15図及び第16
図に示すように、回転体(11)中に略球状の中空部(1
3)を多数個点在させて形成している。
このようにして、回転体(11)の変形さらには微振動
に変化をもたせることができ、この場合にも付着物の堆
積、こらには付着を防止することができるようにしてい
る。
この際、中空部(13)は略球状に形成しているため
に、回転体(11)の周面部が繰返し変形した場合に、中
空部(13)に応力集中が生じるのを防止することがで
き、回転体(11)にひび割れが発生するのを防止するこ
とができて、回転体(11)の掻落し機能を長期間良好に
確保することができる。
第9実施例としての回転体(11)は、第17図に示すよ
うに、回転体(11)を内層部(14)と外層部(15)との
二層構造とし、内層部(14)は円柱状のスポンジにより
形成する一方、外層部(15)は薄肉筒状の弾性素材によ
り形成している。
このようにして、外層部(15)による掻落し片(12)
の支持を良好に確保すると共に、内層部(14)による回
転体自体の変形を容易にして、回転体(11)に微振動が
生じやすいようにすることができるために、付着物の堆
積、さらには付着を防止することができる。
上記実施例において、連通孔(11a)や中空部(13)
の形状や形成位置は、これらに限定されるものではな
く、回転体(11)に変形や微振動を生じさせることので
きる多種多様な形状や形成位置が考えられる。
また、付着物除去装置(A)とベルトコンベア(B)
は、別々に駆動することもでき、この場合にはベルトコ
ンベア(B)の駆動と同時に付着物除去装置(A)を駆
動するようにして、ベルトコンベア(B)の駆動停止時
には、付着物除去装置(A)が駆動しないようにする。
これは、付着物除去装置(A)のみを駆動させると、ベ
ルト本体(1)を切断する虞れがあるからである。
また、本実施例では、付着物除去装置(A)を、好ま
しい配設位置としてベルトコンベア(B)の駆動プーリ
ー(2)の直下方に配設したが、この位置に限られるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る付着物除去装置のベルトコンベ
アへの取付状態説明図。 第2図は、回転体の一部切欠正面図。 第3図は、同回転体の断面図。 第4図は、掻落し片の拡大断面図。 第5図は、第2実施例としての回転体の断面図。 第6図は、第3実施例としての回転体の断面図。 第7図は、第4実施例としての回転体の一部切欠正面
図。 第8図は、同回転体の断面図。 第9図は、第5実施例としての回転体の断面図。 第10図は、同回転体を形成する回転分割体の側面図。 第11図は、同回転体の一部切欠正面図。 第12図は、第6実施例としての回転体を形成する回転分
割体の側面図。 第13図は、同回転分割体の接続状態を示す拡大断面図。 第14図は、第7実施例としての回転体を形成する回転分
割体の接続状態を示す拡大断面図。 第15図は、第8実施例としての回転体の断面図。 第16図は、同回転体の断面図。 第17図は、第9実施例としての回転体の断面図。 (A):付着物除去装置 (B):ベルトコンベア (10):回転軸 (11):回転体 (12):掻落し片

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸(10)に弾性素材よりなる円柱状の
    回転体(11)を取付け、同回転体(11)の外周面に多数
    個の掻落し片(12)を配設したベルトコンベアの付着物
    除去装置において、 回転体(11)に、同回転体(11)の軸線方向に連通する
    断面略円形状の連通孔(11a)を円周方向に間隔を開け
    て複数個形成すると共に、掻落し片(12)は、回転体
    (11)の軸線方向に長手状に形成して、多数個を同回転
    体(11)の軸線方向及び円周方向にそれぞれ一定の間隔
    を開けて整然と千鳥状に配設すると共に、隣接する連通
    孔(11a)(11a)の間に配置したことを特徴とするベル
    トコンベアの付着物除去装置。
  2. 【請求項2】掻落し片(12)には、回転体(11)中に埋
    設されている埋設部(12a)を形成すると共に、同埋設
    部(12a)の側面に凹状部(12b)を形成して、同凹状部
    (12b)を回転体(11)の回転方向に位置させたことを
    特徴とする請求項1記載のベルトコンベアの付着物除去
    装置。
  3. 【請求項3】回転軸(10)に弾性素材よりなる円柱状の
    回転体(11)を取付け、同回転体(11)の外周面に多数
    個の掻落し片(12)を配設したベルトコンベアの付着物
    除去装置において、 回転体(11)は、回転軸(10)に複数個の回転分割体
    (16)を同軸的に配設して形成し、各回転分割体(16)
    に、各回転分割体(16)の軸線方向に連通する連通孔
    (11a)を円周方向に間隔を開けて複数個形成すると共
    に、各回転分割体(16)の外周面に、略全幅にわたって
    伸延する長手状の掻落し片(12)を円周方向に間隔を開
    けて配設して、 軸線方向に隣接する各回転分割体(16)は、連通孔(11
    a)が相互に円周方向に位置ずれすると共に、掻落し片
    (12)が相互に円周方向に位置ずれするように配設した
    ことを特徴とするベルトコンベアの付着物除去装置。
  4. 【請求項4】軸線方向に隣接する回転分割体(16)(1
    6)の中途部間に封止用リング(20)を介設したことを
    特徴とする請求項3記載のベルトコンベアの付着物除去
    装置。
  5. 【請求項5】回転軸(10)に円柱状の回転体(11)を取
    付け、同回転体(11)の外周面に多数個の掻落し片(1
    2)を配設したベルトコンベアの付着物除去装置におい
    て、 回転体(11)を、円柱状のスポンジよりなる内層部(1
    4)と、同内装部(14)の外周面に形成した弾性素材よ
    りなる薄肉筒状の外層部(15)とから形成したことを特
    徴とするベルトコンベアの付着物除去装置。
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