JP2672275B2 - ステッピングモータのチョッパ駆動回路 - Google Patents

ステッピングモータのチョッパ駆動回路

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JP2672275B2
JP2672275B2 JP7050683A JP5068395A JP2672275B2 JP 2672275 B2 JP2672275 B2 JP 2672275B2 JP 7050683 A JP7050683 A JP 7050683A JP 5068395 A JP5068395 A JP 5068395A JP 2672275 B2 JP2672275 B2 JP 2672275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータのチ
ョッパ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のステッピングモータのチョッパ駆
動回路について、図8、図9、図10を用いて説明す
る。まず、チョッパ駆動回路50の構成について説明す
る。なお、本例では一例としてモータコイル52の1相
分(図8に示す極性(●印)となるように同一のコアに
巻回された相コイル54aと相コイル54bとから構成
される)を励磁する自励式チョッパ駆動回路について説
明するが、さらに2相、3相、・・・、等の多相を励磁
する場合には同様の駆動回路を各相毎に配する構成とす
ればよい。また、各相コイル54a、54bは電源Vc
cとグランドとの間に並列に接続されている。また後述
する論理ICやコンパレータの電源電圧にはVddが印
加されている。55は駆動部であり、スイッチ手段5
6、58や後述する駆動信号発生部から構成され、後述
するチョッパ信号および励磁しようとする相コイルを特
定する相切替信号INa1、INa2が入力されて、相
切替信号INa1、INa2により特定された一方の相
コイル(相コイル54aまたは相コイル54b)のみを
チョッパ信号のオン期間だけ励磁すべくスイッチ手段5
6、58を駆動する機能を有する。
【0003】このスイッチ手段56、58には、本例で
は一例としてFET(電界効果型トランジスタ)が使用
されているが、その他トランジスタ等の半導体スイッチ
素子を使用しても良い。スイッチ手段56、58は各相
コイル54a、54bと直列に設けられ、ゲート若しく
はベース端子に入力される後述の駆動信号がオン状態の
場合にのみ導通状態となり、相コイル54a、54bに
直流電圧を印加する。また、各スイッチ手段56、58
にはフライホイールダイオード(以下「ダイオード」と
いう)60、62がそれぞれ並列に接続されている。6
4は相コイル54a、54bに流れる電流値I1、I2
に比例して電圧値が変化する検出信号Vrsを発生させ
る検出手段であり、一例として並列に接続された各相コ
イル54a、54bのグランド側接続点とグランドとの
間に直列に配された第1の固定抵抗Rsで形成されてい
る。また、ピックアップコイルを使用した電流計を検出
手段としても良い。
【0004】66はチョッパ信号発生部であり、所定の
周波数の矩形波信号であるチョッパ信号Vgを発生させ
る機能を有する。本例では一例として2つのコンパレー
タ68、70と、第2の固定抵抗RoとコンデンサCo
とから構成される。なお、チョッパ信号Vgの周波数は
相コイル54a、54bおよび第1の固定抵抗Rsの時
定数と、第2の固定抵抗RoとコンデンサCoの時定数
とによって決定される。詳細にチョッパ信号発生部66
の各構成要素同士の接続を説明すると、第1のコンパレ
ータ68の入力端子(−)には検出信号Vrsが入力さ
れ、入力端子(+)には予め決められた第1基準電圧V
ref1が入力されている。また第1のコンパレータ6
8(出力段はオープンコレクタ型に形成されている)の
出力は第2のコンパレータ70の入力端子(−)に接続
されると共に、電源Vddとグランドとの間に直列に接
続された第2の固定抵抗RoとコンデンサCoとの接続
点(コンデンサCoがグランド側)にも接続されてい
る。さらに第2のコンパレータ70の入力端子(+)に
は予め決められた第2基準電圧Vref2(Vcc>V
ref2>0)が入力され、第2のコンパレータ70の
出力端子からチョッパ信号Vgが出力される構成となっ
ている。なお、第2のコンパレータ70の入力端子
(−)の電圧Vtdは、第1のコンパレータ68の出力
段がオープンコレクタ型であるため、第1基準電圧Vr
ef1>検出信号Vrsである場合には出力段はオフ状
態となって、コンデンサCoには第2の固定抵抗Roを
介して電源Vddから電流が充電される。また検出信号
Vrsが第1基準電圧Vref1に達した場合には出力
段がオン状態となり、コンデンサCoに充電された電流
は出力段を介してグランドに瞬時に放電される。
【0005】72は駆動信号発生部であり、スイッチ手
段56、58と共に駆動部55を構成し、スイッチ手段
56、58への駆動信号Vga1、Vga2を出力する
ものである。詳細には駆動信号発生部72には、チョッ
パ信号Vgと直流電圧が印加される(励磁される)相コ
イルを特定する相切替信号INa1、INa2とが入力
され、特定された一方の相コイルにのみチョッパ信号V
gを駆動信号(Vga1またはVga2)として出力す
る。本例においては、モータコイル52を2相励磁する
ので相切替信号INa1、INa2の位相は互いに反転
しているが、1−2相励磁の場合には相切替信号INa
1、INa2との間に共にオフとなる期間が存在する。
また、本例では一例として2つのNOR素子74、76
が使用されており、NOR素子74に相切替信号INa
1とチョッパ信号Vgが入力されて駆動信号Vga1が
出力され、NOR素子76に相切替信号INa2とチョ
ッパ信号Vgが入力されて駆動信号Vga2が出力され
る。これにより、入力された相切替信号INa1、IN
a2がLレベルである一方のNOR素子が選択されて、
チョッパ信号VgがLレベルである場合にのみ駆動信号
がHighレベル(以下「Hレベル」)で出力され、ス
イッチ手段56、58を導通状態とすることができる。
【0006】次に概略の動作について図9を用いて説明
する。なお、動作の初期状態においては相切替信号IN
a1がLowレベル(以下「Lレベル」)、チョッパ信
号VgもLレベルであるとする。また相コイル54a、
54bに流れる電流をそれぞれI1、I2とする。この
状態(時間T0〜T1)において、相切替信号INa1
がLレベル、かつチョッパ信号VgもLレベルであるか
ら駆動信号Vga1はHレベル(オン状態)、駆動信号
Vga2はLレベル(オフ状態)となっており、スイッ
チ手段56のみが導通状態となっている。よって、相コ
イル54aにはVcc→相コイル54a→スイッチ手段
56→第1の固定抵抗Rs→グランドの経路で電流I1
が流れ始め、それに伴い検出信号Vrsも上昇する。
【0007】次に検出信号Vrsが第1基準電圧Vre
f1に達すると(時間T1)、第1のコンパレータ68
のオープンコレクタ型出力段が瞬時にオン状態(Lレベ
ル)となり、第2のコンパレータ70の入力端子(−)
電圧Vtdが第2基準電圧Vref2より下がる →
チョッパ信号VgがHレベル → 駆動信号Vga1、
Vga2共にオフ状態という経過を経て両スイッチ手段
56、58が非導通状態となる。この場合には、相コイ
ル54bにVcc方向への起電力が発生するため、相コ
イル54b→Vcc→グランド→第1の固定抵抗Rs→
ダイオード62→相コイル54bの経路で電流I2が図
8中の矢印と逆方向に流れ始め、検出信号Vrsが第1
基準電圧Vref1より低い電位(マイナス電位)とな
る。これにより、第1のコンパレータ68のオープンコ
レクタ型出力段は再度オフ状態となり、第2の固定抵抗
Roを介して電源VddからコンデンサCoに電流が充
電され始め、第2のコンパレータ70の入力端子(−)
の電圧Vtdが次第に上昇する。
【0008】電圧Vtdが第2基準電圧Vref2に達
すると(時間T2)、第2のコンパレータ70の出力が
反転し、チョッパ信号VgがLレベル → 駆動信号V
ga1がHレベル、駆動信号Vga2はLレベル →
スイッチ手段56が導通状態となり、再度相コイル54
aに電流I1が流れ始め、それに伴い検出信号Vrsも
第1基準電圧Vref1に達する(時間T3)まで上昇
する。検出信号Vrsが第1基準電圧Vref1に達し
た後(時間T3後)は、時間T1〜T3の間の動作を、
相切替信号INa1がLレベルである間繰り返し、自励
発振状態となる。
【0009】次に、相切替信号INa1がHレベル、相
切替信号INa2がLレベルに変わると(時間T4〜T
8)、NOR素子74に代えてNOR素子76が選択さ
れ、チョッパ信号VgがLレベルの時のみ駆動信号Vg
a2がHレベル(オン状態)となり、スイッチ手段58
が導通状態となる。相切替信号INa2がLレベルの間
は、駆動信号Vga1に代えて駆動信号Vga2が出力
され、スイッチ手段56に代えてスイッチ手段58が非
導通・導通状態を繰り返すことで、相切替信号INa1
がLレベルの間と同様の動作により自励発振状態とな
る。つまり、相切替信号INa1がLレベルの場合の時
間T0〜T1、T1〜T2、T2〜T3での動作が、相
切替信号INa2がLレベルの場合の時間T4〜T5、
T5〜T6、T6〜T7での動作にそれぞれ相当し、そ
の後は時間T5〜T7の動作を相切替信号INa2がL
レベルの期間中繰り返すことになる。なお、自励発振周
波数は、第2の固定抵抗RoやコンデンサCoの値を変
更することによって自由に設定できる。また、第2基準
電圧Vref2を変えても変更可能である。各相コイル
54a、54bに流れる電流I1、I2のピーク値は、
第1の固定抵抗Rsや第1基準電圧Vref1の値を変
更することで任意に設定可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のステッピングモータのチョッパ駆動回路には次の
様な課題が有る。相切り替え時(図9において相切替信
号INa1、INa2の切り替わるタイミングT4、T
8等)における電流量(I1−I2)の絶対値は、相切
り替えの度に異なった値になる。この事は、相切り替え
毎の各サイクル(例えばT4〜T8の1サイクル)にお
いて、初期(T4)の電流値が異なる事であり、当然各
サイクル毎に電流波形も異なり、各サイクル毎の発生ト
ルクも異なってくる。相切り替え時における電流量の絶
対値が相切り替えの度に異なった値になる原因は、外部
から入力される相切替信号INa1、INa2の切り替
わりタイミングと、駆動回路50の自励発振のチョッパ
信号Vgの位相が非同期なためである。例えば、チョッ
パオン状態(チョッパ信号VgがLレベルの状態)で相
切り替えが行われているT4の相切り替え時において、
直前のチョッパ信号Vgの切り替わりタイミングTon
からT4の期間では、電流量の絶対値は増加中であり、
TonからT4までの時間が短いと、相切り替え時の電
流量の絶対値は小さくなり、TonからT4までの時間
が長いと、相切り替え時の電流量の絶対値は大きくな
る。また、チョッパオフ状態(チョッパ信号VgがHレ
ベルの状態)で相切り替えが行われているT8の相切り
替え時において、直前のチョッパ信号Vgの切り替わり
タイミングToffからT8の期間では、電流量の絶対
値は減少中であり、ToffからT8までの時間が短い
と、相切り替え時の電流量の絶対値は大きくなり、To
ffからT8までの時間が長いと、相切り替え時の電流
量の絶対値は小さくなる。
【0011】この様に、チョッパオン状態で相切り替え
が行われる場合と、チョッパオフ状態で相切り替えが行
われる場合とでは、相切替信号INa1、INa2の切
り替わりタイミングと駆動回路50の自励発振のチョッ
パ信号Vgの位相差の大小と、相切り替え時の電流量の
絶対値の大小の関係が逆になっている。さらに、この位
相差の大小と、相切り替え後の1サイクルにおける発生
トルクの大小の関係も逆になっている。この位相差の値
が、各相切り替え時において変動が小さく安定しやすい
のは、チョッパオフの状態で相切り替えが行われる場合
の方であり、チョッパオンの状態で相切り替えが行われ
た場合は不安定となり、各相切り替え時において、位相
差の値の変動が大きくなり、相切り替え時の電流量の絶
対値の変動も大きくなる。モータを一定速度で回転させ
ようとしている時に、相切り替え時の電流量の絶対値が
各サイクル毎に大きく変動していると、各サイクル毎の
トルクも大きく変動して、トルクリップルが大きくな
る。このトルクリップルは回転ムラ、振動、騒音等の要
因となる。特に、高速回転時には相切替信号INa1、
INa2の1サイクルの中で、相切替信号INa1、I
Na2の切り替わり時(時間T0、T4、)から駆動信
号Vga1や駆動信号Vga2が最初にオフ状態となる
時(時間T1、T5)までの時間の占める割合が大きく
なり、トルクリップルも一層大きくなるという課題があ
る。このモータの振動(トルクリップルと比例関係)と
駆動周波数(相切替信号の周波数)の特性を図10に示
す。この図10において特に2000PPS以上の場合
に振動が大きくなったり小さくなったりを繰り返し、不
安定な状態で回転していることがわかる。従って、本発
明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするとこ
ろは、相切替信号の切替え周波数が高い場合でも相コイ
ルに流れる電流が安定するステッピングモータのチョッ
パ駆動回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、所定の周波数の
チョッパ信号を発生するチョッパ信号発生部と、前記チ
ョッパ信号の周波数を変更可能な周波数変更手段と、
ータコイルを構成する相コイルと直列に配されたスイッ
チ手段を有し、前記チョッパ信号および励磁しようとす
る前記相コイルを特定する相切替信号が入力され、該相
切替信号により特定された相コイルのみをチョッパ信号
のオン期間だけ励磁すべく前記スイッチ手段を駆動する
駆動部とを有するステッピングモータのチョッパ駆動回
路において、前記周波数変更手段は、前記チョッパ信号
発生部が発生する前記チョッパ信号の周波数を、チョッ
パ信号のオフ期間内に前記相切替信号が切り替わるよう
に変更することを特徴とする。
【0013】この構成を採用し、前記周波数変更手段に
より、前記チョッパ信号発生部が発生する前記チョッパ
信号の周波数を、チョッパ信号のオフ期間内に前記相切
替信号が切り替わるように変更しておけば、相切替信号
の切り替わり時の電流値の変動が小さくなり、トルクリ
ップルを低減できる。
【0014】また、前記周波数変更手段は、前記相切替
信号の切り替わり時における前記チョッパ信号の状態を
検出し、チョッパ信号が前記オン期間である場合には、
前記チョッパ信号発生部が発生するチョッパ信号の周波
数を変更する構成とすれば、相切替信号が変化した場合
でも自動的にチョッパ信号の周波数を変更し、相切替信
号の切り替わり時に駆動信号がオン状態とならないよう
にすることができる。
【0015】また、前記チョッパ信号発生部および前記
駆動部は、前記モータコイルを構成する複数の前記相コ
イル毎に設けられ、各周波数変更手段は少なくとも一の
チョッパ信号発生部が出力する前記チョッパ信号の周波
数を、他のチョッパ信号発生部が出力するチョッパ信号
の周波数と異なるように変更する構成とすれば、どれか
一つの相コイルにおいて相切り替え時のチョッパの状態
が常にオフになる条件の範囲が増え、振動が小さくなる
条件が広がると共に、振動レベルも小さくなる。
【0016】また、前記チョッパ信号発生部は自励式発
振回路で形成するようにしても良いし、また他励式発振
回路で形成するようにしても良い。
【0017】
【作用】周波数変更手段により、チョッパ信号発生部が
発生するチョッパ信号の周波数を、チョッパ信号のオフ
期間内に相切替信号が切り替わるように変更しておけ
ば、相切替信号の切り替わり時の電流値の変動が小さく
なり、トルクリップルを低減できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。まず、ステッピングモータのチ
ョッパ駆動回路10の構成について図1を用いて説明す
る。なお、従来例と同じ構成要素については同じ符号を
付し、説明は省略する。また、本例では一例としてモー
タコイル52の1相分(同一のコアに巻回された相コイ
ル54aと相コイル54bとから構成される)を励磁す
る自励式チョッパ駆動回路について説明するが、さらに
2相、3相、・・・、等の多相を駆動する場合には同様
の駆動回路を各相毎に配する構成とすればよい。
【0019】各相コイル54a、54bとスイッチ手段
56、58とダイオード60、62との接続関係は従来
例と同様であり、各相コイル54a、54bの接続点が
電源Vccに接続され、相コイル54aの他端にはスイ
ッチ手段56の一端が接続され、他の相コイル54bの
他端にはスイッチ手段58の一端が接続されている。ま
た両スイッチ手段56、58の他端同士は接続されて、
当該接続点に検出手段64としての第1の固定抵抗Rs
の一端が接続されている。一方、第1の固定抵抗Rsの
他端はグランドに接続されている。
【0020】チョッパ信号発生部66は一例として従来
例と同様に接続された2つのコンパレータ68、70
と、第2の固定抵抗Roと、コンデンサCoとから構成
され、従来例と同様の動作によりチョッパ信号Vgを出
力する。スイッチ手段56、58と共に駆動部55を構
成する駆動信号発生部72は従来例と同様の構成を有
し、従来例と同様にチョッパ信号Vgと相切替信号IN
a1、INa2が入力され、特定された一方の相コイル
にのみチョッパ信号Vgを駆動信号(Vga1、Vga
2)として反転出力する。本例では一例として2つのN
OR素子74、76から成り、チョッパ信号Vgが駆動
信号Vga1、Vga2として出力される際には論理が
反転して出力される。なお、駆動部55の構成は、上述
した構成以外にも、例えば上述した構成に加えて、各相
コイル54a、54bの接続点とVccとの間にトラン
ジスタ等で構成される別のスイッチ手段を設けると共
に、駆動信号発生部72を削除し、またフライホイール
ダイオードは各相コイル54a、54bの接続点とグラ
ンドとの間に配し、追加した前記別のスイッチ手段にチ
ョッパ信号Vgを入力すると共に、各相切替信号INa
1、INa2は直接スイッチ手段56、58へ入力する
構成としても良い等、種々の構成が取りうる。
【0021】12は本実施例の特徴部分としての周波数
変更手段であり、相切替信号INa2の切り替わり時
(本実施例では立ち上がり時)におけるチョッパ信号V
gの状態を検出し、チョッパ信号Vgの状態が駆動信号
Vga1、Vga2をオン状態とする状態(本実施例で
はLレベル)である場合にはチョッパ信号発生部66が
発生するチョッパ信号Vgの周波数を変更する機能を有
する。なお、相切替信号INa1の立ち上がり時でチョ
ッパ信号Vgの状態を検出するようにしても良いし、後
述するように両相切替信号INa1、INa2の立ち上
がり時においてチョッパ信号Vgの状態を検出するよう
にしても良い。
【0022】さらに詳細に、周波数変更手段12の構成
について説明すると、本実施例では1つのDタイプフリ
ップフロップ(以下「DFF」、本実施例ではHC7
4)14と、一つのOR素子16と、カウンタ18(本
実施例では一例としてHC393)と、抵抗値がそれぞ
れ異なる4つの固定抵抗(Ra〜Rd)とから構成され
る。なお、固定抵抗Ra〜Rdの抵抗値は、Ra>Rb
>Rc>Rdに設定されている。各部材の接続は、相切
替信号INa2がDFF14のクロック入力端子(CK
入力)とOR素子16とに入力され、OR素子16の他
方の入力端子にはDFF14の正転出力(Q出力)が入
力されている。またOR素子16の出力はカウンタ18
のCK入力に入力され、DFF14のデータ入力端子
(D入力)にはチョッパ信号Vgが入力される。
【0023】次にカウンタ18のQa出力、Qb出力、
Qc出力、Qd出力には固定抵抗Ra、Rb、Rc、R
dの一端がそれぞれ接続され、固定抵抗Ra〜Rdの他
端はすべて第2の固定抵抗RoとコンデンサCoとの接
続点に接続されている。このため、カウンタ18の各出
力(Qa〜Qd)がHレベルとなった場合には、各出力
(Qa〜Qd)に接続された固定抵抗Ra〜Rdは第2
の固定抵抗Roに並列に接続され、またLレベルとなっ
た場合には、各固定抵抗Ra〜RdはコンデンサCoと
並列に接続される。
【0024】この周波数変更手段12の動作について図
2および図9を用いて説明する。まず、相切替信号IN
a2の立ち上がり時において、DFF14に入力される
チョッパ信号Vgの状態がLレベルの場合について説明
する。図2中の時間T0。この場合には、従来例で説明
したと同様に相切替信号INa1、INa2の切り替え
が駆動信号Vga1、Vga2の少なくとも一方がHレ
ベル(オン状態)の際に行われるため、相切り替え時の
電流量の絶対値が各サイクル毎に大きく変動して、相切
替信号INa1、INa2の1サイクル毎の相コイル5
4a、54bに流れる電流量(I1−I2)も大きく変
動し、モータのトルクリップルが大きくなる。
【0025】相切替信号INa2の立ち上がりを検出す
るとDFF14のQ出力はLレベルとなり、この状態は
次に相切替信号INa2の立ち上がり時にチョッパ信号
Vgの状態がHレベルとなるまで維持される。図2中の
時間T3。そしてこの間に相切替信号INa2がLレベ
ルとなった場合(例えば時間T2〜T3)にのみ、カウ
ンタ18のCK入力にLレベルとなる信号がOR素子1
6から入力され、この信号の立ち下がりでカウンタ18
が順次カウントアップする。カウンタ18の各Q出力に
は上述したように上位ビットに行くに従って順次抵抗値
が小さくなる固定抵抗Ra〜Rdが接続されているた
め、カウンタ18出力がアップすれば、それに従ってコ
ンデンサCoへの電流の充電時間が速まり、電圧Vtd
が第2基準電圧Vref2に達する時間(図9における
時間T1からT2までの時間)が短くなる。よって、チ
ョッパ信号発生部66から出力されるチョッパ信号Vg
のHレベルの期間が短くなり、チョッパ信号Vgの周期
(図9における時間T1からT3の期間、時間T5から
T7の期間)も短くなる。このようにチョッパ信号Vg
のHレベルの期間が短くなることで、相切替信号INa
2の立ち上がり時に対するチョッパ信号VgのLレベル
期間の位相関係をずらすことが可能となる。
【0026】上記のように、相切替信号INa2の立ち
上がり時毎にチョッパ信号Vgの状態を検出し、チョッ
パ信号VgがLレベルである場合にはカウンタ18を順
次カウントアップしていくことで、相切替信号INa2
の立ち上がり時に対するチョッパ信号VgのLレベル期
間の位相関係が自動的にずれて行き、最終的に相切替信
号INa2の立ち上がり時においてチョッパ信号Vgが
Hレベルとなるようにチョッパ信号VgのHレベルの期
間が修正される。そして、一旦、相切替信号INa2の
立ち上がり部分がチョッパ信号VgがHレベルの期間に
含まれる状態(図2中の時間T3)となると、DFF1
4のQ出力はHレベルとなるため、相切替信号が切り替
わった場合でもカウンタ18のCK入力にはLレベル信
号が入力されず、カウンタ18のカウントアップは行わ
れない。このため、この後相切替信号の周波数が変動す
るようなことがなければ、相切替信号の切り替わり時の
タイミングとチョッパ信号VgがHレベルとの関係は保
持される。この状態にチョッパ信号Vgの周波数(Hレ
ベルの期間の長さ)が修正された場合には、相切替信号
INa1、INa2の1サイクル毎の相コイル54a、
54bに流れる電流値の変動は少なくなるので、モータ
のトルクリップル、ひいてはモータの振動を低減するこ
とができる(図7参照。2000PPS以上の場合に従
来例では発生していた振動がほとんどなくなっているこ
とがわかる)。
【0027】一例として、上述した各固定抵抗Ro、R
a〜Rd、コンデンサCo、第2基準電圧Vref2、
Vddなど、チョッパ駆動回路10の自励発振周波数を
設定する構成要素を以下のように設定すれば、カウンタ
18の出力値に応じてチョッパ信号VgのHレベルの期
間の長さを図3に示すように順次16種類に変化させる
ことが可能となる。 Vref2=2〔ボルト〕、Co=470〔ピコファラッド〕 Ro=47〔キロオーム〕、Ra=1600〔キロオーム〕 Rb=820〔キロオーム〕、Rc=390〔キロオーム〕 Rd=200〔キロオーム〕、Vdd=5〔ボルト〕 なお、カウンタ18のビット数とカウンタ18の各出力
に接続される固定抵抗の数は4個に限定されず、ビット
数(N)と固定抵抗の数(N)を増減することで、チョ
ッパ信号VgのHレベルの期間の種類(2N )を任意に
設定することもでき、相切替信号INa2の立ち上がり
時に対するチョッパ信号VgのLレベル期間の位相関係
の修正応答速度を調整することも可能である。また、自
励発振周波数は、第2の固定抵抗RoやコンデンサCo
の値を変更することによって、また第2基準電圧Vre
f2を変えることによっても自由に設定できることか
ら、上述したように第2の固定抵抗Roを実質的に変更
する方法に代えて、コンデンサCoに並列に複数のコン
デンサを配し、カウンタ18の値によりコンデンサの接
続の組合せを変更して発振周波数を変更するようにして
も良いし、さらに第2基準電圧Vref2を変更するよ
うにしても良い。
【0028】また、チョッパ駆動回路10のDFF14
と、OR素子16に代えて、図4に示す回路20を使用
すれば、両相切替信号INa1、INa2の立ち上がり
時において、チョッパ信号Vgの状態を検出し、チョッ
パ信号VgのHレベルの期間を変更することが可能とな
る。この回路20の構成について詳細に説明すると、2
つのDFF22、24と、1つのインバータ素子26
と、1つのAND素子28とから構成され、一のDFF
22のCK入力には相切替信号INa1が入力され、他
のDFF24のCK入力には相切替信号INa2が入力
されている。また、両DFF22、24のD入力にはチ
ョッパ信号Vgが入力され、両DFF22、24のプリ
セット入力(PR入力)にはインバータ素子26を介し
てチョッパ信号Vgの反転信号が入力される。また、両
DFF22、24のQ出力はともにAND素子28に入
力され、AND素子28の出力がカウンタ18のCK入
力と接続されている。
【0029】この回路20は図5に示すように、両相切
替信号INa1、INa2の立ち上がり時(図5中の時
間T0、T2、T4、T5等)において、チョッパ信号
Vgの状態を検出し、チョッパ信号VgがLレベルであ
る場合(時間T0、T2、T4)にはDFF22、24
の出力はLレベルとなり、この状態はチョッパ信号Vg
がLレベルである間だけ保持される。DFF22、24
の出力は、チョッパ信号VgがHレベルとなったら(時
間T1、T3等)、PR入力にLレベルの信号が入力さ
れるため、解除されてHレベルとなる。またチョッパ信
号VgがHレベルである場合(時間T5)には、DFF
22、24の出力はHレベルのままである。カウンタ1
8へは両DFF22、24の出力がアンドされた状態で
出力されるため、DFF22、24のいずれか一方の出
力がLレベルであれば、その都度にカウンタ18へはL
レベルの信号が出力される。よって、カウンタ18のカ
ウントアップ動作は、チョッパ信号VgがLレベルであ
る場合に両相切替信号INa1、INa2の立ち上がり
時毎に行われる。このように両相切替信号INa1、I
Na2の立ち上がり時において、チョッパ信号Vgの状
態を検出する構成とすれば、チョッパ信号VgのHレベ
ルの期間を変更する機会が2倍に増えるため、相切替信
号INa1、INa2の立ち上がり時とチョッパ信号V
gの位相を一層迅速に変更することが可能となる。
【0030】また、上記チョッパ駆動回路10は自励式
チョッパ駆動回路の実施例であるが、他励式チョッパ駆
動回路の場合についてもチョッパ信号Vgの状態を検出
しつつ、チョッパ信号Vgのチョッパ周波数を修正する
ことが可能である。他励式チョッパ駆動回路の構成につ
いて図1と図6を用いて説明すると、当該チョッパ駆動
回路は、一例として図1の回路10においてDFF1
4、カウンタ18、OR素子16、固定抵抗Ro、Ra
〜Rd、コンデンサCo、第1のコンパレータ68を省
き、直流電圧(Vref1と略同一の電圧)に一例とし
て20キロヘルツ程度、またはそれ以上の周波数の三角
波が重畳した信号Veを発生可能な発振装置30を設
け、検出信号Vrsを第2のコンパレータ70の入力端
子(+)に入力し、第2のコンパレータ70の入力端子
(−)には発振装置30から出力される信号Veを入力
する。これにより第2のコンパレータ70からはパルス
幅変調された信号が出力され、当該信号を上述したチョ
ッパ信号Vgとして駆動信号発生部72のNOR素子7
4、76に入力する構成とする。さらに相切替信号(一
例としてINa2)の立ち上がり時において、チョッパ
信号Vgの状態を検出し、チョッパ信号VgがLレベル
である場合に発振装置30から出力される信号の三角波
の周波数を高める周波数変更手段32を設けるようにす
れば良い。三角波の周波数が変更されると、チョッパ信
号Vgのパルス幅が変わるので、上述した自励式チョッ
パ駆動回路10と同様にして相切替信号INa1、IN
a2とチョッパ信号Vgとの位相を修正することが可能
となり、チョッパ信号VgがHレベルの場合に相切替信
号INa1、INa2の切り替りが行われるようにする
ことができる。
【0031】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、例えばチョッパ信号の論理は上記実施例で
は負論理であるが、正論理としても良く、この場合には
駆動信号発生部に使用される論理素子を適宜に変更して
対応すれば良い。同様にしてスイッチ手段を選択する相
切替信号の論理も正論理としても良い。また、周波数変
更手段12の回路構成は上記実施例と同様の動作を行う
ものであれば、他の回路構成としても当然良い。また、
相切替信号INa1、INa2の周波数が略一定で変動
しない場合には、DFF14やカウンタ18、固定抵抗
Ra〜Rdを省き、第2の固定抵抗Roを可変抵抗に変
えて周波数変更手段12とし、チョッパ信号VgのHレ
ベル期間を相切替信号INa1、INa2の周波数に合
うように第2の固定抵抗Roの抵抗値を可変して設定す
るようにしても良い。また、カウンタ18を省き、各固
定抵抗(本実施例ではRa〜Rdの4本だが、1本以上
であれば何数でも良い)のカウンタ18側の端部に、当
該端部をVddまたはグランドの一方へ接続可能な切換
スイッチ(半導体スイッチ素子やリレー、また通常のメ
カスイッチを含む)を配し、相切替信号INa1、IN
a2の周波数に対応させて外部から切換スイッチを手動
で、または制御信号により自動的に切り換え、チョッパ
信号VgのHレベル期間を設定する構成としても良い。
【0032】また、モータコイル52が複数の相コイル
で形成される場合には、各相コイルの駆動回路に上述し
たチョッパ駆動回路10を配し、全ての相コイルに対し
て相切替信号INa1、INa2の立ち上がり時におい
て、チョッパ信号Vgの状態を検出しつつ、チョッパ信
号Vgの位相(Hレベル期間)を修正する構成としても
良いが、モータコイル52の複数の相コイルの内の少な
くとも一つに上記周波数変更手段12を有するチョッパ
駆動回路10を用いるようにしても良い。この場合に
は、どれか一つの相コイルにおいて、相切り替え時のチ
ョッパの状態が常にオフとなる様にコントロールされれ
ば、その相コイルにおける相切り替え時の電流値の変動
が小さくなり、その相コイルにおけるトルクリップルが
小さくなると共に、このトルクリップルの減少は、他の
相コイルにおいても相切り替え時の電流値の変動を小さ
くする効果につながり、相乗効果で振動レベルが小さく
なる。またモータは本実施例のようなユニポーラに代え
てバイポーラであってもよく、また励磁方法も2相励磁
に限られず、1−2相励磁の様な場合でもよい等、発明
の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはも
ちろんである。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るステッピングモータのチョ
ッパ駆動回路を用いると、周波数変更手段によりチョッ
パ信号の周波数を変更して、相切替信号の切り替わり時
に駆動信号がオン状態とならないようにすることがで
き、相切替信号の各サイクル毎の相コイルに流れる電流
量のバラツキを低減できる。また、周波数変更手段を、
チョッパ信号の状態または駆動信号の状態を検出し、相
切替信号の切り替わり時における駆動信号がオン状態で
ある場合には、チョッパ信号発生部が発生するチョッパ
信号の周波数を変更可能な構成とすれば、相切替信号が
変化した場合でも自動的にチョッパ信号の周波数を変更
し、相切替信号の切り替わり時に駆動信号がオン状態と
ならないようにすることができ、相切替信号の各サイク
ル毎の相コイルに流れる電流量のバラツキを低減でき
る。また、各相コイルの内の少なくとも一の相コイルに
設けられた各スイッチ手段に供給される駆動信号のチョ
ッパ周波数が、他の相コイルのスイッチ手段に供給され
る駆動信号のチョッパ周波数と異なるようにすれば、ど
れか一つの相コイルにおいて相切り替え時のチョッパの
状態が常にオフになる条件の範囲が増え、振動が小さく
なる条件が広がると共に、振動レベルも小さくなるとい
う著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステッピングモータのチョッパ駆
動回路の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】図1のチョッパ駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図3】図1のチョッパ駆動回路に設けられた周波数変
更手段によるチョッパ信号のHレベル期間の変更例であ
る。
【図4】本発明に係るステッピングモータのチョッパ駆
動回路の周波数変更手段の他の構成を示す回路図であ
る。
【図5】図4のチョッパ駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図6】本発明に係るステッピングモータのチョッパ駆
動回路の周波数変更手段の他の構成を示す回路図であ
る。
【図7】本発明に係るステッピングモータのチョッパ駆
動回路を使用した場合の相切替信号の周波数とモータの
振動の程度を示すグラフである。
【図8】従来のステッピングモータのチョッパ駆動回路
の一例の構成を示す回路図である。
【図9】図8のチョッパ駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図10】図8のステッピングモータのチョッパ駆動回
路を使用した場合の相切替信号の周波数とモータの振動
の程度を示すグラフである。
【符号の説明】
10 チョッパ駆動回路 12 周波数変更手段 52 モータコイル 54a、54b 相コイル 55 駆動部 56、58 スイッチ手段 66 チョッパ信号発生部 72 駆動信号発生部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数のチョッパ信号を発生する
    チョッパ信号発生部と、前記チョッパ信号の周波数を変更可能な周波数変更手段
    と、 モータコイルを構成する相コイルと直列に配されたスイ
    ッチ手段を有し、前記チョッパ信号および励磁しようと
    する前記相コイルを特定する相切替信号が入力され、該
    相切替信号により特定された相コイルのみをチョッパ信
    号のオン期間だけ励磁すべく前記スイッチ手段を駆動す
    る駆動部とを有するステッピングモータのチョッパ駆動
    回路において、前記周波数変更手段は、前記チョッパ信号発生部が発生
    する前記チョッパ信号の周波数を、チョッパ信号のオフ
    期間内に前記相切替信号が切り替わるように変更する
    とを特徴とするステッピングモータのチョッパ駆動回
    路。
  2. 【請求項2】 前記周波数変更手段は、前記相切替信号
    の切り替わり時における前記チョッパ信号の状態を検出
    し、チョッパ信号が前記オン期間である場合には、前記
    チョッパ信号発生部が発生するチョッパ信号の周波数を
    変更することを特徴とする請求項1記載のステッピング
    モータのチョッパ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記チョッパ信号発生部および前記駆動
    部は、前記モータコイルを構成する複数の前記相コイル
    毎に設けられ、各周波数変更手段は少なくとも一のチョ
    ッパ信号発生部が出力する前記チョッパ信号の周波数
    を、他のチョッパ信号発生部が出力するチョッパ信号の
    周波数と異なるように変更することを特徴とする請求項
    1または2記載のステッピングモータのチョッパ駆動回
    路。
  4. 【請求項4】 前記チョッパ信号発生部は自励式発振回
    路で形成されていることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載のステッピングモータのチョッパ駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記チョッパ信号発生部は他励式発振回
    路で形成されていることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載のステッピングモータのチョッパ駆動回路。
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