JP2671175B2 - 自己保持型表示装置 - Google Patents

自己保持型表示装置

Info

Publication number
JP2671175B2
JP2671175B2 JP3342131A JP34213191A JP2671175B2 JP 2671175 B2 JP2671175 B2 JP 2671175B2 JP 3342131 A JP3342131 A JP 3342131A JP 34213191 A JP34213191 A JP 34213191A JP 2671175 B2 JP2671175 B2 JP 2671175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display device
light
shape memory
liquid crystal
antiferroelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3342131A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05150727A (ja
Inventor
博幸 田中
博一 深津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tietech Co Ltd
Original Assignee
Tietech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tietech Co Ltd filed Critical Tietech Co Ltd
Priority to JP3342131A priority Critical patent/JP2671175B2/ja
Publication of JPH05150727A publication Critical patent/JPH05150727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2671175B2 publication Critical patent/JP2671175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、形状記憶性反強誘電
体素子を使用して電界の非印加時においても所望の文字
の表示状態を保つことができる自己保持型表示装置に関
する。
【0002】
【従来技術】従来の表示装置としては、セグメント形式
やマトリックス状に配置された多数の発光素子を選択的
に発光駆動して所望の文字を表示する発光表示形式のも
の、あるいは表示色と背景色とに塗り分けられた回転体
を例えば7セグメント形式に配置し、夫々の回転体を電
磁石などにより選択的に回転させて所望の文字を表示す
る機械式表示形式のものが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前者にあっては、表示状態を保つには発光素子に対す
る電源の印加状態を維持しなければならず、電源を備え
た場所あるいは表示装置にバックアップ用の電源を備え
た状態でしか使用できないとともにランプや発光ダイオ
ードなどの発光素子を発光駆動する表示装置にあっては
多くの電力を消費する問題を有している。
【0004】また、後者にあっては、構成部品点数が多
くなって装置が大型化するとともに表示状態を保つには
回転体の回転状態を保持するためのストッパーなどの部
品を必要とし、構造が複雑化する問題を有している。
【0005】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、電界を印加した後に印加状態を中断した場合にあっ
ても所望の文字の表示状態を保って消費電力を零にする
ことができるとともに装置を簡易化することが可能な自
己保持型表示装置を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】このため本発明は、押
圧箇所の光透過度を変更させて文字を視認可能にする光
透過度変更部材を備えた表示装置において、所望の文字
の表示形式に応じて配列され、電界を印可した際に電極
間方向へ伸長するとともに電界の印可を中断した後にお
いても伸長状態を維持する多数の形状記憶性反強誘電体
素子をその下端を固定して設け、前記光透過度変更部材
として前記形状記憶性反強誘電体素子に接触させて粗面
を有する樹脂シートまたはコレステリック液晶を封入し
たシートを設け、前記粗面を有する樹脂シートまたはコ
レステリック液晶を封入したシートに接触させかつ固定
させて透明板を設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の作用】上記のように構成された本発明は、表示
しようとする所望の文字に応じて選択された形状記憶性
反強誘電体素子に電界が印加されると、電極間方向へ伸
長するとともに電界の印加中段後においてもその伸長状
態を保持し、光透過度変更部材、すなわち粗面を有する
樹脂シートまたはコレステリック液晶を封入した樹脂シ
ートを押圧して押圧箇所の光透過度を他の非押下箇所と
異ならせることにより所望の文字を表示させるとともに
表示状態を保持させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0009】先ず、実施例1を説明する。
【0010】図1は自己保持型表示装置の概略を示す分
解斜視図である。
【0011】図2は1セグメントの構成を示す略体縦断
面図である。
【0012】図3は図2のA箇所を拡大して示す部分拡
大図である。
【0013】自己保持型表示装置1のベース3は上面が
開放した箱形状に形成され、該ベース3の底面には絶縁
基板5が取り付けられている。
【0014】前記絶縁基板5の上面には7セグメント位
置に対応する個別電極7および共通電極9が印刷配線さ
れている。
【0015】そして前記個別電極7の端部に応じた絶縁
基板5には縦長形状に形成され、上下に夫々電極を有し
た7個の形状記憶性反強誘電体素子11a〜11gが、
7セグメント状に固着されている。
【0016】各形状記憶性反強誘電体素子11a〜11
gの一方電極は対応する個別電極7に、また他方電極は
共通電極9に共通接続されている。
【0017】前記形状記憶性反強誘電体素子11a〜1
1gは電気双極子が反並行状態に配列された反強誘電相
で、外部から電界を印加したとき、電気双極子の配列が
並行状態になる強誘電相へ遷移する特性を有し、例えば
反強誘電体であるジルコン酸鉛(PbZrO3 )にニオ
ブ(Nb)、スズ(Sn)およびチタン(Ti)を添加
した形状記憶性セラミックスで構成される。
【0018】該形状記憶性セラミックスとしての形状記
憶性反強誘電体素子11a〜11gは電界を印加したと
き、反強誘電相から強誘電相へ遷移する際に歪みが生じ
て電極間方向へ延びるとともに電界の印加を中断した後
においてもこの伸長状態を保持する特性を有している。
【0019】また、形状記憶性反強誘電体素子11a〜
11gは電極間方向へ伸長した状態で逆バイアス電界を
印加すると、初期状態に縮小する特性を有している。
【0020】各形状記憶性反強誘電体素子11a〜11
gの上面には弾性変形可能な合成樹脂製ブロック13a
〜13gが夫々取り付けられている。これら合成樹脂製
ブロック13a〜13gは各セグメントに応じた横長形
状に形成されている。
【0021】前記合成樹脂製ブロック13a〜13gの
上面には厚さ方向へ弾性変形可能で、光透過度変更部材
を構成する所望の色に着色された樹脂シート15が、前
記合成樹脂製ブロック13a〜13gに対して可及的に
近接するように、その四周が前記ベース3に固着されて
いる。
【0022】該樹脂シート15の上面は凹凸状の粗面化
により光を乱反射するように形成されている。
【0023】前記樹脂シート15の上面には保護板とし
ての透明ガラス板17が、樹脂シート15の上面に大し
て可及的に近接するようにその四周がベース3に固着さ
れている。
【0024】次に、上記のように構成された自己保持型
表示装置1の作用を説明する。
【0025】図4は表示状態を示す略体拡大断面図であ
る。
【0026】図5は記号の表示状態を示す説明図であ
る。
【0027】例えば7セグメント形式で数字“6”を表
示する場合について説明する。
【0028】今、数字“6”を7セグメント形式で表示
するのに必要な形状記憶性反強誘電体素子11a〜11
e・11gに対して所定パルス幅の電界を印加すると、
これら形状記憶性反強誘電体素子11a〜11e・11
gは電気双極子の配列が反並行状態から並行状態へ遷移
して電極間方向へ伸長し、電界の印加中断後においても
この伸長状態を維持する。
【0029】上記した形状記憶性反強誘電体素子11a
〜11e・11gの伸長作用により合成樹脂製ブロック
13a〜13e・13gが上方へ押し上げられてこれら
合成樹脂製ブロック13a〜13e・13gに応じた樹
脂シート15を透明ガラス板17に圧着させる。
【0030】この圧着作用によりこれら合成樹脂製ブロ
ック13a〜13e・13gに応じた樹脂シート15が
厚さ方向へ弾性変形して粗面状から平面状へ変化するこ
とにより該箇所と他の箇所との光の透過度を異ならせて
視認可能にして数字“6”を表示させる。
【0031】次に、上記のように表示された数字“6”
を消去するには伸長した形状記憶性反強誘電体素子11
a〜11e・11gに対して所定パルス幅の逆バイアス
電界を印加すると、これら形状記憶性反強誘電体素子1
1a〜11e・11gは電極間方向へ縮小して透明ガラ
ス板17に対する樹脂シート15の必着を解除させる。
【0032】これにより樹脂シート15は弾性復帰によ
り粗面化するとともに透明ガラス板17との間に空気を
流入させて光を乱反射させて視認不可能にすることによ
り表示を消去させる。
【0033】このように本実施例は、表示しようとする
数字、文字に応じて選択された形状記憶性反強誘電体素
子11a〜11gに対して所定パルス幅の電界を印加し
て電極間方向へ伸長させるとともに電界の印加を中断し
た後においてもその伸長状態を保って粗面化した樹脂シ
ート15を透明ガラス板17に密着させることにより平
面化して粗面化部と平面化部との光の透過度を変化させ
ることにより所望の文字を表示させることができる。
【0034】このため、一旦、表示状態にしてから以後
は表示に必要な電力を零にすることができるとともに装
置自体の構造を簡素化および小型化することができる。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】次に、実施例を説明する。
【0045】図は実施例の実施例を示す略体拡大断
面図である。
【0046】図は表示状態を示す説明図である。
【0047】実施例は実施例1の樹脂シート15に代
えてコレステリック液晶が封入された樹脂シート、すな
わち液晶板71を使用して構成している。
【0048】コレステリック液晶は可視光の波長とほぼ
一致するピッチの平行状態になった液晶分子が層構造
で、かつ層相互の液晶分子は順に偏位している。
【0049】他の構成は実施例1の実施例と同様であ
り、図に同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】所望の文字などに応じて選択された形状記
憶性反強誘電体素子11a〜11gに対して所定パルス
幅の電界を印加すると、選択された形状記憶性反強誘電
体素子11a〜11gは電極間方向へ伸長して対応する
合成樹脂製ブロック13a〜13gを介して液晶板71
を押圧する。
【0051】この押圧により各層における液晶分子の配
列ピッチが変化して光の透過状態が変化して非押下箇所
との色相が変化することにより所望の文字を視認可能に
して表示させる。
【0052】また、表示された文字を消去するには、形
状記憶性反強誘電体素子11a〜11gに対して逆バイ
アスの電界を印加して電極間方向へ縮小させると、液晶
板71の押圧を解除し、該箇所の液晶配列を元の状態へ
変化させることにより視認不可能にさせることにより文
字を消去させる。
【0053】上記した実施例1〜の説明にあっては、
形状記憶性反強誘電体素子11a〜11gを7セグメン
ト状に配列して所望の文字をセグメント形式で表示させ
るものとしたが、例えば多数の形状記憶性反強誘電体素
子をドットマトリックス状に配置して所望の文字をマト
リックス形式で表示するものであってもよい。
【0054】
【0055】
【0056】
【発明の効果】このため本発明は、形状記憶性反強誘電
体素子をその下端を固定して設け、光透過度変更部材と
して粗面を有する樹脂シートまたはコレステリック液晶
を封入したシート(液晶板)を前記形状記憶性反強誘電
体素子に接触させて設けたことにより、電界を印加した
後に印加状態を中断した場合にあっても所望の文字の表
示状態を保って消費電力を零にすることができるととも
に装置を簡易化し小型化することが可能な自己保持型表
示装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】名称の概略を示す分解斜視図である。
【図2】1セグメントの構成を示す略体縦断面図であ
る。
【図3】図2のA箇所を拡大して示す部分拡大図であ
る。
【図4】表示状態を示す略体拡大断面図である。
【図5】記号の表示状態を示す説明図である。
【図6】実施例2を示す略体拡大断面図である。
【図7】表示状態を示す説明図である。 1:自己保持型表示装置 11a〜11g:形状記憶性反強誘電体素子 15:光透過度変更部材としての弾性シート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押圧箇所の光透過度を変更させて文字を視
    認可能にする光透過度変更部材を備えた表示装置におい
    て、所望の文字の表示形式に応じて配列され、電界を印
    可した際に電極間方向へ伸長するとともに電界の印可を
    中断した後においても伸長状態を維持する多数の形状記
    憶性反強誘電体素子をその下端を固定して設け、前記光
    透過度変更部材として不透明な材料であるコレステリッ
    ク液晶を封入した1枚のシートを前記多数の形状記憶性
    反強誘電体素子に接触させて設けるとともに、透明板を
    前記コレステリック液晶を封入したシートに接触させか
    つ固定させて設け、前記多数の形状記憶性反強誘電体素
    子が前記透明板越しに見えないようにしたことを特徴と
    する自己保持型表示装置。
  2. 【請求項2】前記光透過度変更部材として、前記不透明
    な材料であるコレステリック液晶を封入した1枚のシー
    トの替わりに、上面全体を粗面化することにより光を乱
    反射するように形成した1枚の樹脂シートを設けた請求
    項1の自己保持型表示装置。
JP3342131A 1991-11-29 1991-11-29 自己保持型表示装置 Expired - Fee Related JP2671175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3342131A JP2671175B2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自己保持型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3342131A JP2671175B2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自己保持型表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05150727A JPH05150727A (ja) 1993-06-18
JP2671175B2 true JP2671175B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=18351373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3342131A Expired - Fee Related JP2671175B2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自己保持型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2671175B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5223830B2 (ja) * 2009-03-26 2013-06-26 豊田合成株式会社 表示装置
JP5428956B2 (ja) * 2010-03-10 2014-02-26 豊田合成株式会社 表示装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4849981U (ja) * 1971-10-14 1973-06-30
JPH07101588B2 (ja) * 1989-06-09 1995-11-01 ジューキ株式会社 変位素子及びそれを用いたリレー装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05150727A (ja) 1993-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4875378A (en) Pressure sensor with a ferroelectric liquid crystal layer
US4949081A (en) Data display device
US5610629A (en) Pen input to liquid crystal display
EP1950729B1 (en) Drive method for display device, drive device, display device, and electronic device
US3698793A (en) Solid state display
NO157596B (no) Innretning for presentasjon av informasjon.
US3936816A (en) Flat display system
US3877790A (en) Large liquid crystal displays and method of producing them
JP2005516378A (ja) 薄い平面型スイッチおよびその用途
JP2000347184A (ja) 情報表示装置
US20060182898A1 (en) Batteryless display apparatus
GB1326685A (en) Data indicator screens
KR960704428A (ko) 화면표시 장치(Display device)
US5034736A (en) Bistable display with permuted excitation
TWI280559B (en) Flat-panel display device
JP2671175B2 (ja) 自己保持型表示装置
Ohtsuka et al. Liquid crystal matrix display
US20010009417A1 (en) Information display device and information display system
US4541690A (en) Matrix display control process
JPS59129892A (ja) 多機能デイスプレイ装置
US20040041971A1 (en) Rewritable sign system
JPS58116517A (ja) 液晶デバイス
JPS62266521A (ja) デイスプレイパネル
JPS6057074B2 (ja) 液晶パネル
JP2002297112A (ja) 液晶表示素子の駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees