JP2670234B2 - 給湯器の出湯温検出制御装置 - Google Patents

給湯器の出湯温検出制御装置

Info

Publication number
JP2670234B2
JP2670234B2 JP5308952A JP30895293A JP2670234B2 JP 2670234 B2 JP2670234 B2 JP 2670234B2 JP 5308952 A JP5308952 A JP 5308952A JP 30895293 A JP30895293 A JP 30895293A JP 2670234 B2 JP2670234 B2 JP 2670234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hot water
level
microcomputer
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5308952A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07158966A (ja
Inventor
郁朗 足立
潤治 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP5308952A priority Critical patent/JP2670234B2/ja
Priority to KR1019940031620A priority patent/KR0142395B1/ko
Publication of JPH07158966A publication Critical patent/JPH07158966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2670234B2 publication Critical patent/JP2670234B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H9/00Details
    • F24H9/20Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24H9/2007Arrangement or mounting of control or safety devices for water heaters
    • F24H9/2035Arrangement or mounting of control or safety devices for water heaters using fluid fuel
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1917Control of temperature characterised by the use of electric means using digital means
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/20Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature
    • G05D23/24Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature the sensing element having a resistance varying with temperature, e.g. a thermistor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D19/00Details
    • F24D19/10Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24D19/1006Arrangement or mounting of control or safety devices for water heating systems
    • F24D19/1051Arrangement or mounting of control or safety devices for water heating systems for domestic hot water
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D2220/00Components of central heating installations excluding heat sources
    • F24D2220/04Sensors
    • F24D2220/042Temperature sensors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器の出湯温を検出
して該給湯器の作動制御を行う出湯温検出制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】台所や浴室等への給湯を行う給湯器にお
いては、その出湯温を熱交換器の出口側管路等に設けた
サーミスタ等の温度センサを用いて検出し、その検出さ
れる出湯温が使用者等により設定された設定温度となる
ように、熱交換器の燃焼制御等を行うものが知られてい
る。
【0003】この種の給湯器においては、通常、前記サ
ーミスタ等の温度センサを用いた温度検出器により、出
湯温をその温度に応じた電気信号(アナログ信号)に変
換し、これをA/D変換してなるデジタルデータを給湯
器の作動制御を行うマイクロコンピュータに取り込むよ
うにしている。そして、該マイクロコンピュータは、上
記デジタルデータを基に出湯温を把握し、それに応じて
熱交換器の燃焼制御等の各種制御を行うようにしてい
る。
【0004】ところで、この種の給湯器においては、従
来、出湯温の設定温度に対する一致精度は、例えば1°
C程度のものとされていたが、近年、その精度をさらに
高め、あるいは、出湯温の設定をより小さな温度単位で
行うことができるようにすることが望まれ、このため
に、出湯温の検出精度を高めることが要求されている。
【0005】一方、出湯温の検出精度に影響を及ぼす要
因としては、主として、前記温度検出器の検出精度や、
マイクロコンピュータの処理能力(処理ビット数)等が
挙げられ、この場合、温度検出器の検出精度について
は、一般に、従来から使用しているサーミスタ等の温度
センサを用いても充分な精度を確保することができる。
【0006】従って、出湯温の検出精度を高めるために
は、例えば処理能力の高いマイクロコンピュータを使用
することが考えられる。すなわち、例えば前記温度検出
器の出力信号のレベル範囲が、検出すべき出湯温の温度
範囲において5V程度の範囲であるとすると、8ビット
のマイクロコンピュータを使用した場合には、高々20
mVの電圧レベルに相当する温度単位でしか出湯温を検
出することができないが、例えば16ビットのマイクロ
コンピュータを使用すると、原理的には8ビットのマイ
クロコンピュータを使用した場合の1/28 の温度単位
で出湯温を検出することが可能となり、従って、出湯温
の検出精度を高めることができる。
【0007】しかしながら、マイクロコンピュータは処
理能力が高くなると、格段に高価なものとなるため、出
湯温の検出精度を高めるためにマイクロコンピュータの
処理能力を高めることはコスト的に不利であり、また、
大幅な仕様変更を要する。
【0008】また、一般に、通常的に使用される出湯温
の温度範囲は、出湯温の検出範囲に比して小さく、その
ような温度範囲においては、出湯温の検出精度を高める
ことが要求されるが、他の温度範囲においては、出湯温
の検出精度を高めることはさほど要求されない。従っ
て、上記のように出湯温の検出精度を高めるために、処
理能力の高いマイクロコンピュータを使用することは必
要以上に高価なものを使用することとなり、コストパフ
ォーマンスの悪いものとなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、マイクロコンピュータの処理能力を高めるこ
となく簡略な構成で、必要に応じて給湯器の出湯温の検
出精度を高めることができ、該出湯温の検出に応じた給
湯器の的確な作動制御を行うことができる給湯器の出湯
温検出制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、給湯器の出湯温をその温度に応じた電気
信号に変換して出力する温度検出器と、該温度検出器の
出力信号をA/D変換し、該A/D変換により得られた
デジタルデータを基に前記給湯器の出湯温を把握して該
給湯器の作動を制御するマイクロコンピュータとを備え
た給湯器の出湯温検出制御装置において、前記温度検出
器の出力信号に応じた前記マイクロコンピュータからの
指令に応じて基準レベルを複数の値に設定可能な基準レ
ベル設定器と、前記温度検出器の出力信号のレベルと
記基準レベル設定器により設定された基準レベルとのレ
ベル差を増幅して前記マイクロコンピュータに出力する
差動増幅器を備え、前記マイクロコンピュータは、前
記温度検出器の出力信号をA/D変換してなるデジタル
データと前記差動増幅器の出力信号をA/D変換してな
るデジタルデータとの少なくとも一方により把握される
前記給湯器の出湯温に応じて、両デジタルデータのうち
のいずれか一方を前記給湯器の作動制御のための出湯温
データとして選択的に切り換えて使用することを特徴と
する。
【0011】
【0012】
【作用】本発明によれば、前記差動増幅器は、前記給湯
器の出湯温に応じた前記温度検出器の出力信号のレベル
と前記基準レベルとのレベル差を増幅するので、該差動
増幅器から前記マイクロコンピュータに出力される信号
のレベルは、前記基準レベルに相当する出湯温と前記給
湯器の実際の出湯温との温度差を前記差動増幅器のゲイ
ンに対応する倍率でもって拡大したものに相当する。そ
して、このような差動増幅器の出力信号がA/D変換に
より、前記マイクロコンピュータの処理能力に対応する
ビット数のデジタルデータとして該マイクロコンピュー
タに取り込まれる。従って、マイクロコンピュータは、
前記基準レベルに相当する出湯温の近傍温度範囲におい
ては、前記温度検出器の出力信号から直接的に把握され
る出湯温の精度に較べて高い精度で出湯温を把握するこ
とが可能となる。そして、前記温度検出器の出力信号を
A/D変換してなるデジタルデータと前記差動増幅器の
出力信号をA/D変換してなるデジタルデータとの少な
くとも一方により把握される前記給湯器の出湯温に応じ
て、両デジタルデータのうちのいずれか一方を前記給湯
器の作動制御のための出湯温データとして選択的に切り
換えて使用することにより、その切り換え行う出湯温と
前記基準レベルとを適切に設定しておけば、出湯温の精
度の要求される温度範囲だけ、差動増幅器の出力信号を
用いて出湯温の検出精度を高めることが可能となると共
に、他の温度範囲においては、出湯温の通常的な検出精
度を確保することが可能となり、それに応じた給湯器の
的確な作動制御が可能となる。
【0013】さらに、前記基準レベル設定器は前記基準
レベルを前記マイクロコンピュータの指令により複数の
値に設定可能であるので、前記差動増幅器の出力信号を
用いて出湯温の検出精度を高めることができる温度範囲
を、各値の基準レベルに対応させて複数設けることがで
きる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図3を参照して
説明する。図1は本実施例の出湯温検出制御装置を備え
た給湯器のシステム構成図、図2は該給湯器の要部の回
路構成図、図3は本実施例の出湯温検出制御装置の作動
を説明するための説明図である。
【0015】図1を参照して、1は給湯器本体、2は給
湯器本体1に設けられた熱交換器3を通って配設された
通水管、4は熱交換器3の上流側で通水管2に設けられ
た水量センサ、5は熱交換器3の下流側で通水管2に設
けられた温度センサであるサーミスタ、6は給湯器本体
1に設けられたガスバーナ7にガスを供給するガス供給
管、8,9,10はそれぞれガス供給管6にその上流側
から順次設けられた元電磁弁、主電磁弁及びガス比例
弁、11はガスバーナ7に燃焼用空気を供給する燃焼フ
ァン、12はガスバーナ7の点火を行うイグナイタ、1
3はガスバーナ7の着火を検知するフレームロッド、1
4は給湯器の作動を制御するコントロールユニット、1
5は使用者が出湯温の設定等を行うための操作部であ
る。通水管2の下流端部には、図示しない給湯栓が取り
付けられている。コントロールユニット14は、後述の
マイクロコンピュータ等を含む電子回路により構成され
ている。
【0016】かかる給湯器の基本的作動は次の通りであ
る。
【0017】すなわち、図示しない給湯栓を開くと、そ
れが水量センサ4を介してコントロールユニット14に
より検知され、この時、コントロールユニット14は、
元電磁弁8及び主電磁弁9を開成してガスバーナ7への
ガス供給を行わしめると共に燃焼ファン11を駆動し、
さらに、イグナイタ12を駆動してガスバーナ7を着火
せしめる。これにより、ガスバーナ7が燃焼を開始し、
通水管2を給湯栓に向かって流れる水が熱交換器3を介
して加熱される。
【0018】このようにガスバーナ7の燃焼が開始する
と、コントロールユニット14は、サーミスタ5を介し
て検出される出湯温と水量センサ4を介して検出される
通水量とを基に、所定の演算処理により熱交換器3への
入水温を求め、その求めた入水温が、熱交換器3を通っ
た後に、操作部15により設定された設定温度となるよ
うにガスバーナ7の燃焼量をガス比例弁10を介して制
御し、これにより、サーミスタ5を介して検出される出
湯温が設定温度と一致するようにガスバーナ7の燃焼が
制御される。尚、本実施例では、入水温を所定の演算処
理により求めたが、入水温を検出する入水温サーミスタ
を別途設けるようにしてもよい。
【0019】かかる給湯器に備えた本実施例の出湯温検
出制御装置は、サーミスタ5とコントロールユニット1
4とにより図2に示すように構成されている。
【0020】すなわち、図2を参照して、16はサーミ
スタ5を含めて回路的に構成された温度検出器、17は
前述したような作動制御を行うコントロールユニット1
4の主要部であるマイクロコンピュータ(以下、単にマ
イコンという)、18は2段のOPアンプ19,20に
より構成された差動増幅器、21は差動増幅器18の2
つの入力端子18a,18bのうち、一方の入力端子1
8bにマイコン17の指令により基準レベルの定電圧信
号を付与する基準レベル設定器である。本実施例におい
ては、マイコン17は、例えばその処理能力が8ビット
のものであり、また、サーミスタ5は、例えばその抵抗
値が温度上昇に伴って減少していくようなNTC(Nega
tive Temperature Coefficient)型のものである。尚、
差動増幅器18自体の構成は公知のものであり、その出
力端子18cはマイコン17のA/Dポート17bに接
続されている。
【0021】温度検出器16は、コントロールユニット
14に備えられた図示しない電源回路により生成される
基準電源電圧VR (定電圧)をサーミスタ5と所定の固
定抵抗値を有する抵抗体22とから成る直列回路23に
印加し、該直列回路23の中点に設けた出力端子16a
から前記給湯器の出湯温に応じたレベルの電圧信号を出
力する構成としている。そして、温度検出器16の出力
端子16aは、差動増幅器18の入力端子18aと、マ
イコン17のA/Dポート17aとに接続されている。
この場合、温度検出器16から差動増幅器18及びマイ
コン17に出力される出力信号のレベル(電圧)は、抵
抗体22の抵抗値を適切に設定することで、例えば図3
に示すように基準電源電圧VR 以下の範囲内において出
湯温に応じて変化し、該出湯温が大きくなるに従って出
力信号のレベルは低下していく。
【0022】基準レベル設定器21は、差動増幅器18
の入力端子18bに一端を接続した固定抵抗値を有する
3つの抵抗体24,25,26を備え、抵抗体25,2
6の他端をそれぞれマイコン17の切換ポート17c,
17dに接続し、抵抗体24の他端に前記基準電源電圧
R を印加する構成としている。この場合、マイコン1
7の切換ポート17c,17dには、図2に示すように
スイッチングトランジスタ27,28が設けられてお
り、マイコン17は、各スイッチングトランジスタ2
7,28をON・OFFすることにより、切換ポート1
7c,17dを接地あるいは開放するようにしている。
また、抵抗体25の抵抗値は、抵抗体26の抵抗値より
も大きく設定されている。
【0023】かかる構成により、マイコン17の切換ポ
ート17c,17dの両者を開放すると、差動増幅器1
8の入力端子18bには、基準電源電圧VR が基準レベ
ルの信号として付与される。また、切換ポート17cの
みを接地すると、基準電源電圧VR を抵抗体24,25
で分割してなる電圧V1 (図3参照)が基準レベルの信
号として差動増幅器18の入力端子18bに付与され
る。また、切換ポート17dのみを接地すると基準電源
電圧VR を抵抗体24,26で分割してなる電圧V
2 (図3参照)が基準レベルの信号として差動増幅器1
8の入力端子18bに付与され、このとき、V2 <V1
(<VR )である。従って、基準レベル設定器21は、
マイコン17による切換ポート17c,17dの接地あ
るいは開放に応じて、高中低3種類の基準レベルの電圧
R ,V1 ,V2 を差動増幅器18の入力端子18bに
設定し得るようにしている。
【0024】尚、マイコン17のA/Dポート17a,
17bは、それぞれ温度検出器16の出力端子16a及
び差動増幅器18の出力端子18cから、前記基準電源
電圧VR 以下の範囲内のレベルの信号が入力されたと
き、それをそのレベルに対応する8ビットのデジタルデ
ータにA/D変換してマイコン17に取り込む。
【0025】また、図2において、29はマイコン17
のA/Dポート17bに、差動増幅器18から前記基準
電源電圧VR を越える電圧が付与されるのを防止するた
めの保護ダイオードである。
【0026】次に、本実施例の出湯温検出制御装置の作
動を説明する。
【0027】前述したような給湯器の給湯作動時におい
て、温度検出器16の出力端子16aからサーミスタ5
の抵抗値、すなわち出湯温に対応したレベルの電圧信号
がマイコン17のA/Dポート17aに出力され、該出
力信号はそのレベルを示す8ビットのデジタルデータに
A/D変換されてマイコン17に取り込まれる。そし
て、マイコン17は、該デジタルデータにより、温度検
出器16の出力信号のレベルを認識し、その認識したレ
ベルに応じて、換言すれば、該出力信号のレベルに対応
する出湯温に応じて、次の表1に示すように前記切換ポ
ート17c,17dを接地あるいは開放せしめ、基準レ
ベル設定器21による基準レベルの設定・切換を行わし
める。
【0028】
【表1】
【0029】すなわち、表1及び図3を参照して、出湯
温TがT≦T1 となる温度検出器16の出力信号のレベ
ル範囲においては、マイコン17は、前記両切換ポート
17c,17dを開放し、この時、基準レベル設定器2
1から差動増幅器18の入力端子18bに付与される基
準レベルは前記高レベルの電圧VR となる。
【0030】また、出湯温TがT1 <T≦T4 となる温
度検出器16の出力信号のレベル範囲においては、マイ
コン17は、前記切換ポート17cを接地すると共に切
換ポート17dを開放し、この時、基準レベル設定器2
1から差動増幅器18の入力端子18bに付与される基
準レベルは前記中レベルの電圧V1 となる。
【0031】また、出湯温TがT4 <Tとなる温度検出
器16の出力信号のレベル範囲においては、マイコン1
7は、前記切換ポート17cを開放すると共に切換ポー
ト17dを接地し、この時、基準レベル設定器21から
差動増幅器18の入力端子18bに付与される基準レベ
ルは前記低レベルの電圧V2 となる。
【0032】ここで、図3に示した出湯温Tの温度範囲
2 〜T3 及びT5 〜T6 は、通常的に使用される出湯
温Tの温度範囲(例えば34〜52°C及び58〜77
°C、以下、常用温度範囲という)であり、本実施例に
おいては、前述のように基準レベルが中レベルの電圧V
1 に設定される出湯温Tの温度範囲T1 <T≦T4
は、上記の常用温度範囲T2 〜T3 及びT5 〜T6 のう
ち、低温側の常用温度範囲T2 <T≦T3 (34°C<
T≦52°C)が含まれるように上記T1 ,T4の値が
設定されており、T1 はT2 よりも若干小さな温度(例
えば33°C)、T4 はT3 よりも若干大きな温度(例
えば56°C)に設定されている。
【0033】また、基準レベルが前述したように低レベ
ルの電圧V2 に設定される出湯温Tの温度範囲T4 <T
には、高温側の常用温度範囲T5 <T≦T6 (58°C
<T≦77°C)が含まれるように上記T4 が設定され
ており、T4 はT5 よりも若干小さな温度(例えば56
°C)に設定されている。
【0034】尚、図3を参照して、前記中レベルの電圧
1 は、そのレベルが、例えば前記低温側の常用温度範
囲T2 <T≦T3 の上限温度T3 に対応する電圧レベル
以下で該電圧レベルに近い値に設定され、これと同様
に、前記低レベルの電圧V2 は、そのレベルが、例えば
前記高温側の常用温度範囲T5 <T≦T6 の上限温度T
6 に対応する電圧レベル以下で該電圧レベルに近い値に
設定されている。
【0035】また、マイコン17は、温度検出器16の
出力信号のレベルを把握するに際しては、例えば該出力
信号のレベルの上限値である前記基準電源電圧VR を2
8 等分してなる電圧を最小単位として把握する。
【0036】一方、前述のように、基準レベル設定器2
1による基準レベルの設定が行われると、前記差動増幅
器18は、温度検出器16の出力端子16aから出力さ
れる信号のレベルが基準レベルよりも大きい場合には、
それらのレベル差を所定の増幅度でもって増幅し、それ
をマイコン17のA/Dポート17bに出力する。そし
て、マイコン17は、差動増幅器18の出力信号を、そ
のレベル、すなわち、温度検出器16の出力信号のレベ
ルと基準レベルとのレベル差に対応する8ビットのデジ
タルデータにA/D変換して取り込む。
【0037】従って、前記表1及び図3を参照して、基
準レベルが前記中レベルの電圧V1に設定される出湯温
Tの温度範囲T1 <T≦T4 においては、該中レベルの
電圧V1 と、該温度範囲T1 <T≦T4 における温度検
出器16の出力信号のレベル電圧との差が差動増幅器1
8により増幅されてマイコン17に出力される。また、
基準レベルが前記低レベルの電圧V2 に設定される出湯
温Tの温度範囲T4 <Tにおいては、温度検出器16の
出力信号のレベルが低レベルの電圧V2 以上である場合
に、該低レベルの電圧V2 と、該温度範囲T4 <Tにお
ける温度検出器16の出力信号のレベル電圧との差が差
動増幅器18により増幅されてマイコン17に出力され
る。尚、基準レベルが前記高レベルの基準電源電圧VR
に設定される出湯温Tの温度範囲T<T1 や温度検出器
16の出力信号のレベルが低レベルの電圧V2 よりも低
い温度範囲(図3参照)においては、温度検出器16の
出力信号のレベルは基準レベルよりも低いため、差動増
幅器18の出力信号のレベルは“0”レベルとなる。こ
れにより、特に出湯温Tの低い状態でマイコン17のA
/Dポート17bに過剰なレベルの電圧が印加されるよ
うな事態が確実に回避される。
【0038】この場合、差動増幅器18の増幅度(ゲイ
ン)は、少なくとも、上記温度範囲T1 <T≦T4 に含
まれる前記常用温度範囲T2 <T≦T3 と、上記温度範
囲T 4 <Tに含まれる前記常用温度範囲T5 <T≦T6
とにおいて、差動増幅器18の出力信号のレベルが前記
基準電源電圧VR 、すなわち、A/Dポート17bにお
いてA/D変換し得る最大電圧以下に収まるような増幅
度(本実施例においては例えば4〜5倍)に設定されて
いる。
【0039】このため、マイコン17は、出湯温Tの前
記常用温度範囲T2 <T≦T3 及びT5 <T≦T6 にお
いては、それぞれ差動増幅器18の出力信号をA/D変
換してなるデジタルデータにより、それぞれに対応する
前記基準レベルを基準とした温度検出器16の出力信号
のレベルを差動増幅器18の増幅度(ゲイン)により定
まる倍率でもって拡大した状態で認識することができる
こととなる。そして、このことは、常用温度範囲T2
T≦T3 及びT5 <T≦T6 においては、出湯温Tに対
応する温度検出器16の出力信号のレベルの認識可能な
最小単位が、温度検出器16の出力信号をそのままA/
D変換する場合に較べて小さくなることを意味する。従
って、常用温度範囲T2 <T≦T3 及びT5 <T≦T6
においては、マイコン17は、差動増幅器18の出力信
号をA/D変換してなるデジタルデータにより、出湯温
Tを高精度を検出することができることとなる。
【0040】マイコン17は、前述したような給湯器の
作動制御に際して、温度検出器16の出力信号をA/D
変換してなるデジタルデータ(以下、通常出湯温データ
という)と、差動増幅器18の出力信号A/D変換して
なるデジタルデータ(以下、拡大出湯温データという)
とのいずれかを選択的に用いて出湯温Tを把握し、この
とき、給湯器の制御のために使用するデータを温度検出
器16の出力信号のレベル、換言すれば、該出力信号の
レベルに相当する出湯温Tに応じて前記表1に示すよう
に切り換える。
【0041】すなわち、温度検出器16の出力信号のレ
ベルが、前記常用温度範囲T2 <T≦T3 及びT5 <T
≦T6 を除く温度範囲に相当するレベルであるときに
は、該温度検出器16の出力信号から得られる前記通常
出湯温データを基に、図3に示すようなあらかじめ設定
されたテーブルに従って出湯温Tを求め、その求めた出
湯温Tを給湯器の作動制御のための出湯温データとして
使用する。
【0042】一方、温度検出器16の出力信号のレベル
が、前記常用温度範囲T2 <T≦T 3 及びT5 <T≦T
6 に相当するレベルであるときには、前記差動増幅器1
8の出力信号から得られる前記拡大出湯温データを基
に、各常用温度範囲T2 <T≦T3 及びT5 <T≦T6
に対応してあらかじめ設定されたテーブルに従って出湯
温Tを求め、その求めた出湯温Tを給湯器の作動制御の
ためのデータとして使用する。
【0043】これにより、出湯温Tが前記常用温度範囲
2 <T≦T3 及びT5 <T≦T6内の温度であるとき
には、マイコン17は、該出湯温Tを高精度で検出する
ことができる。具体的には、温度検出器16の出力信号
による出湯温Tの検出精度が例えば0.5°C程度であ
り、差動増幅器18の増幅度を5倍とすると、常用温度
範囲T2 <T≦T3 及びT5 <T≦T6 における出湯温
Tの検出精度は、0.1°C程度となる。
【0044】従って、設定温度が常用温度範囲T2 <T
≦T3 及びT5 <T≦T6 内の温度に設定されている場
合に、小さな温度単位で給湯器の作動制御を行うことが
できることとなり、これにより、出湯温Tの設定温度に
対する一致精度を高めることができる。また、常用温度
範囲T2 <T≦T3 及びT5 <T≦T6 においては、出
湯温Tの設定温度の単位を、例えば1°Cから0.5°
Cにする等、小さなものとすることも可能となる。
【0045】このように、本実施例の出湯温検出制御装
置によれば、処理能力の高いマイコンを使用することな
く、出湯温Tの検出精度が要求される温度範囲において
は、その検出精度を容易に高めることができ、出湯温T
を設定温度に一致させるための給湯器の作動制御を実状
に則して的確に行うことができる。
【0046】尚、本実施例においては、基準レベルを高
中低の3種類としたが、その個数は、出湯温Tの検出精
度を要求される温度範囲やその要求精度等に応じて適宜
増加、あるいは減少させてもよい。この場合、特に本実
施例のように基準レベルの設定個数を複数とすることに
より、複数種の温度範囲において出湯温Tの検出精度を
高めることができる。
【0047】また、本実施例においては、基準レベルの
切り換えや、給湯器の作動制御のために使用する出湯温
データの切り換えを出湯温Tに対応する温度検出器16
の出力信号のレベルに応じて行うようにしたが、それら
の切り換えを行う出湯温が差動増幅器18の出力信号に
より把握可能な温度である場合には、該差動増幅器18
の出力信号のレベルにより把握される温度に応じて上記
の切り換えを行うようにしてもよい。
【0048】また、本実施例においては、出湯温検出の
ためのセンサとしてNTC型のサーミスタを用いたが、
他の種類の測温センサを使用することも可能であること
はもちろんである。
【0049】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、給湯器の出湯温をその温度に応じた電気信号
に変換して出力する温度検出器の出力信号のレベルと所
定の基準レベルとのレベル差を差動増幅器により増幅
し、温度検出器の出力信号をA/D変換してなるデジタ
ルデータと差動増幅器の出力信号をA/D変換してなる
デジタルデータとの少なくとも一方により把握される出
湯温に応じて、両デジタルデータのうちのいずれか一方
を給湯器の作動制御のための出湯温データとして選択的
に切り換えて使用することにより、出湯温に応じて給湯
器の作動制御を行うマイクロコンピュータの処理能力を
高めることなく簡略な構成で、必要に応じて給湯器の出
湯温の検出精度を高めることができ、該出湯温の検出に
応じた給湯器の的確な作動制御を行うことができる。
【0050】さらに、前記基準レベルを基準レベル設定
器により複数の値に設定し得るようにしたことによっ
て、出湯温の検出精度を高めることができる温度範囲を
複数種に設定することができ、出湯温の検出に応じた給
湯器の作動制御をより的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出湯温検出制御装置の一例を備えた給
湯器のシステム構成図。
【図2】図1の給湯器に備えた出湯温検出制御装置の回
路構成図。
【図3】図2の出湯温検出制御装置の作動を説明するた
めの説明図。
【符号の説明】
16…温度検出器、17…マイクロコンピュータ、18
…差動増幅器、21…基準レベル設定器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯器の出湯温をその温度に応じた電気信
    号に変換して出力する温度検出器と、該温度検出器の出
    力信号をA/D変換し、該A/D変換により得られたデ
    ジタルデータを基に前記給湯器の出湯温を把握して該給
    湯器の作動を制御するマイクロコンピュータとを備えた
    給湯器の出湯温検出制御装置において、前記温度検出器
    の出力信号に応じた前記マイクロコンピュータからの指
    令に応じて基準レベルを複数の値に設定可能な基準レベ
    ル設定器と、前記温度検出器の出力信号のレベルと前記
    基準レベル設定器により設定された基準レベルとのレベ
    ル差を増幅して前記マイクロコンピュータに出力する差
    動増幅器を備え、前記マイクロコンピュータは、前記
    温度検出器の出力信号をA/D変換してなるデジタルデ
    ータと前記差動増幅器の出力信号をA/D変換してなる
    デジタルデータとの少なくとも一方により把握される前
    記給湯器の出湯温に応じて、両デジタルデータのうちの
    いずれか一方を前記給湯器の作動制御のための出湯温デ
    ータとして選択的に切り換えて使用することを特徴とす
    る給湯器の出湯温検出制御装置。
JP5308952A 1993-12-09 1993-12-09 給湯器の出湯温検出制御装置 Expired - Fee Related JP2670234B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5308952A JP2670234B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 給湯器の出湯温検出制御装置
KR1019940031620A KR0142395B1 (ko) 1993-12-09 1994-11-29 급탕기의 출탕온 검출제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5308952A JP2670234B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 給湯器の出湯温検出制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07158966A JPH07158966A (ja) 1995-06-20
JP2670234B2 true JP2670234B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=17987229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5308952A Expired - Fee Related JP2670234B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 給湯器の出湯温検出制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2670234B2 (ja)
KR (1) KR0142395B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102589139A (zh) * 2012-03-01 2012-07-18 青岛海尔空调电子有限公司 一种热水器及热水量控制方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03271654A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Hitachi Chem Co Ltd 給湯器の出湯温度制御回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102589139A (zh) * 2012-03-01 2012-07-18 青岛海尔空调电子有限公司 一种热水器及热水量控制方法
CN102589139B (zh) * 2012-03-01 2014-02-19 青岛海尔空调电子有限公司 一种热水器及热水量控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR0142395B1 (ko) 1998-07-01
KR950019538A (ko) 1995-07-24
JPH07158966A (ja) 1995-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2670234B2 (ja) 給湯器の出湯温検出制御装置
US5713515A (en) Method and system in a fluid heating apparatus for efficiently controlling combustion
JP2613357B2 (ja) 給湯器
JP3621862B2 (ja) 温度検出装置
JP2857321B2 (ja) 燃焼装置
JP2718821B2 (ja) ガス流量制御装置
JPH03271654A (ja) 給湯器の出湯温度制御回路
JP3654606B2 (ja) 燃焼制御装置
JP2615474B2 (ja) 給湯器
JP3030167B2 (ja) 給湯器の燃焼制御装置
KR0119572B1 (ko) 전기보온밥솥의 제어회로 및 그 제어방법
JP2022182691A (ja) 連結給湯システム
JPH081302B2 (ja) 給湯器
KR950001228B1 (ko) 전자레인지의 절대습도 감지장치
JPH04359730A (ja) レンジフードファン
JPS5896920A (ja) ガス燃焼量制御装置
JP3531443B2 (ja) 燃焼装置
JPS61157912A (ja) 質量流量制御装置
JP3534875B2 (ja) 燃焼機器
JP2502626B2 (ja) 暖房機の制御装置
CN110749107B (zh) 一种燃气热水器燃烧功率调节灵敏度的控制方法
JPH01167521A (ja) 温風暖房機
KR100252966B1 (ko) 가스온풍기의 염전압 보상장치 및 방법
EP0173770A1 (en) Room thermostat for a gas-fired central heating system
JPH01142320A (ja) 温風暖房機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees