JP2668652B2 - 蒸籠製品の剥離装置 - Google Patents

蒸籠製品の剥離装置

Info

Publication number
JP2668652B2
JP2668652B2 JP6121860A JP12186094A JP2668652B2 JP 2668652 B2 JP2668652 B2 JP 2668652B2 JP 6121860 A JP6121860 A JP 6121860A JP 12186094 A JP12186094 A JP 12186094A JP 2668652 B2 JP2668652 B2 JP 2668652B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
basket
steam basket
steam
peeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6121860A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07298832A (ja
Inventor
雅之 坂口
Original Assignee
株式会社坂口製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社坂口製作所 filed Critical 株式会社坂口製作所
Priority to JP6121860A priority Critical patent/JP2668652B2/ja
Publication of JPH07298832A publication Critical patent/JPH07298832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2668652B2 publication Critical patent/JP2668652B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸籠製品の剥離装置に
係り、より詳細には、魚類製品が展開載置された蒸籠
(セイロ)を連続的に搬送しながら該蒸籠から魚類製品
を剥離することができる蒸籠製品の剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】魚類製品としての『煮出しいりこ』は、
小いわしやカマス子をそのまま又は塩漬けし、これを熱
湯で煮た後、蒸籠上に展開載置して天日乾燥させた煮乾
品である。ところで、該天日乾燥した際、該いりこが蒸
籠にくっついた状態となるため、該乾燥後、蒸籠から乾
燥したいりこを剥離する必要がある。従来、蒸籠からい
りこを剥離するには、図4に示すように枠体からなる支
持台101上にいりこを展開載置した蒸籠102を裏返
して置くと共に、蒸籠102の下方に製品受け箱103
を配置した後、作業者104が、竹の棒105を用いて
蒸籠102の裏側を上方から叩くことにより、蒸籠10
2に付着しているいりこを蒸籠102から叩き落として
製品受け箱103内で回収するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蒸籠から製品を剥離する方法の場合、次のような問題が
ある。すなわち、 製品1件当たり5000枚の蒸籠を6人前後の作業
者で剥離作業を行っているのが現状であるが、作業者1
人で1枚の蒸籠を竹の棒で叩いて製品を剥離するために
は約30秒間程度叩き続けなければならず、1件当たり
800〜900枚の蒸籠を叩き続けることは、作業者の
負担が大きく、作業時間もかかり、効率も悪い。 特に、作業者の高齢化が進む現状においては、作業
者にとって極めて重労働になっている。 等の問題がある。
【0004】本発明は、上述した問題に対処して創案し
たものであって、その目的とする処は、蒸籠から魚類製
品を剥離する作業の作業時間を短縮し、作業労力を軽減
し、作業効率を向上する蒸籠製品の剥離装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するための手段としての本発明の蒸籠製品の剥離装置
は、蒸籠に展開載置された魚類製品を該蒸籠から剥離す
る蒸籠製品の剥離装置であって、該魚類製品が展開載置
された蒸籠を搬送する蒸籠搬送手段と、該蒸籠搬送手段
の上方に設けられ、該蒸籠を上方から叩いて該蒸籠から
該魚類製品を剥離する製品剥離手段と、該蒸籠搬送手段
の下方に設けられ、該製品剥離手段で剥離されて落下す
る該魚類製品を搬送する製品搬送手段とを備えた構成よ
りなる。
【0006】また、本発明の蒸籠製品の剥離装置は、前
記剥離装置において、製品剥離手段が、搬送手段で搬送
される蒸籠に向かって揺動可能に設けた叩き棒と、該叩
き棒を往復揺動させる駆動機構とを有する構成よりな
る。更に、本発明の蒸籠製品の剥離装置は、前記剥離装
置において、叩き棒が、樹脂で形成されている構成より
なる。
【0007】
【作用】本発明の蒸籠製品の剥離装置は、蒸籠搬送手段
で展開載置された魚類製品を搬送しながら、該蒸籠搬送
手段の上方に設けられた製品剥離手段で蒸籠を上方から
叩いて魚類製品を剥離し、蒸籠から落下する魚類製品を
製品搬送手段で搬送することで、蒸籠から魚類製品を剥
離する作業を自動的に行うように作用する。また、製品
剥離手段が駆動手段によって叩き棒を蒸籠に向かって往
復揺動させて、叩き棒で蒸籠を叩いて魚類製品を蒸籠か
ら剥離するように作用する。更に、叩き棒が樹脂で形成
されていることで、叩き棒の寿命が長くなるように作用
する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜図3は、
本発明の一実施例を示し、図1は全体正面図、図2は製
品剥離機構部の要部拡大平面図、図3は図2の正面図で
ある。
【0009】本実施例の蒸籠製品の剥離装置は、蒸籠に
展開載置された煮出しのいりこ等の魚類製品を蒸籠から
自動的に剥離する蒸籠製品の剥離装置であって、概略す
ると、魚類製品が展開載置された蒸籠1を搬送する蒸籠
搬送部2と、蒸籠搬送部2の上方に設けられ、蒸籠1を
上方から叩いて蒸籠1から魚類製品を剥離する製品剥離
機構部3と、蒸籠搬送機構部2の下方に設けられ、製品
剥離機構部3で蒸籠1から剥離されて落下する魚類製品
を搬送する製品搬送部4とを備えた構成としている。
【0010】蒸籠搬送部2は、キャスター5付きのベー
ス6上に立設された支持枠7上に支持枠体8を取付け、
この支持枠体8に2本のローラ9,10を回転可能に装
着して、これらのローラ9,10間に搬送コンベア11
を張装すると共に、支持枠体8上に取り付けたモータ支
持板12に無段変速機付きモータ13を取り付けて、こ
のモータ13によってローラ9を介して蒸籠1が載置さ
れる搬送コンベア11を回動させる。搬送コンベア11
としては、Vベルト、チェーンコンベア等を用いること
ができる。また、支持枠体8の前後には蒸籠搬入ガイド
14及び蒸籠搬出ガイド15を取り付けている。
【0011】製品剥離機構部3は、支持枠体8上に取り
付けたベース16上に複数本の叩き棒17を搬送される
蒸籠1に向かって揺動可能に配設すると共に、この叩き
棒17を往復揺動させる駆動機構18を設けている。叩
き棒17は、ベース16に蒸籠1の搬送方向と直交する
方向に配設した支軸19に固着したホイール20に取り
付け、支軸19の両端部はベース16上に設けた軸受部
材21にて回転自在に支持している。叩き棒17は樹脂
で形成することが好ましく、該樹脂としては、エンジニ
アプラスチックとして知られている、例えば、ポリアセ
タール(デュポン社のデルリン、ポリプラスチック社の
ジュラコン(いずれも商品名)などがある。)が好まし
い。また叩き棒17は、ホイール20に着脱自在とさ
れ、ホイール20の偏心した位置に装着できる構成とさ
れ、中実棒、パイプ状棒が用いられている。
【0012】また、駆動機構18は、支軸18に連結板
22を固定し、一方ベース16上には無段変速機付きモ
ータ23を固定して、このモータ23の回転軸23aに
クランクホイール24を固着し、連結板22とクランク
ホイール24とをそれぞれに両端部を支軸26,27で
回転自在に軸支したリンク25を介して連結し、モータ
23の回転を叩き棒17の往復運動に変換するようにし
ている。
【0013】製品搬送部4は、蒸籠搬送部2の下方で支
持枠7に取付けた支持枠体29に2本のローラ30,3
1を回転自在に装着し、これらのローラ30,31間に
ベルトコンベア32を張装し、図示しない伝達機構を介
して前記蒸籠搬送部2のモータ13の回転によってロー
ラ31を回転させることでベルトコンベア32を回動さ
せるようにしている。
【0014】本実施例の蒸籠製品の剥離装置の作用につ
いて説明すると、いりこ等の魚類製品が展開載置された
蒸籠1を蒸籠搬入ガイド14側から裏返しにして蒸籠搬
送部2の搬送ベルト11上に挿入載置することにより、
蒸籠1は搬送ベルト11で蒸籠搬出ガイド15側に向け
て搬送される。このとき、製品剥離機構部3のモータ2
3の回転によってクランクホール24、リンク25、連
結板22を介して叩き棒17が仮想線図示の位置と実線
図示の位置との間で往復揺動されて、搬送ベルト11上
を搬送される蒸籠1を上方から叩くように作用する。こ
こで、叩き棒17による叩き強度は、人間が叩く強度と
同じ程度とし、その強度や叩き回数/時間は、無段変速
機付きモータ13によって、蒸籠1上のいりこの量や、
付着度に応じて、任意に調整することか肝要である。
【0015】そして、蒸籠1に展開載置されている魚類
製品が蒸籠1から剥離されて落下し、この落下した魚類
製品は製品搬送部4のベルトコンベア32で受けられ
て、装置外に搬出されるとともに、製品が剥離された蒸
籠1も蒸籠搬出ガイド15側に搬出されるように作用す
る。
【0016】これにより、本蒸籠製品の剥離装置によれ
ば、蒸籠1を裏返しにして搬送コンベア11に流すだけ
で蒸籠1から魚類製品が連続的に剥離されるので、該魚
類製品の剥離作業が省力化でき、作業時間も短縮し、作
業者の負担も軽くなるように作用する。
【0017】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含むものである。因みに、上記実施
例では、魚類製品として煮出しいりこを例に説明してい
るが、蒸籠を用いる魚類製品であれば製品の種類が限ら
れるものでなく、例えば、乾アワビ、イリコ、乾エビ、
貝柱等の各種乾製品でもよいことは当然である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1の蒸籠製品の剥離装置によれば、蒸籠搬送手
段で展開載置された魚類製品を搬送しながら、該蒸籠搬
送手段の上方に設けられた製品剥離手段で蒸籠を上方か
ら叩いて魚類製品を剥離し、蒸籠から落下する魚類製品
を製品搬送手段で搬送することで、蒸籠から魚類製品を
剥離する作業を自動的に行うことができ、作業時間が短
縮し、作業労力が軽減し、作業効率も向上するという効
果を有する。
【0019】また、本発明の請求項2の蒸籠製品の剥離
装置によれば、製品剥離手段が駆動手段によって叩き棒
を蒸籠に向かって往復揺動させて、叩き棒で蒸籠を叩い
て魚類製品を蒸籠から剥離するので、構成が簡単で、し
かも確実に製品を剥離できるという効果を有する。
【0020】更に、本発明の請求項3の蒸籠製品の剥離
装置によれば、叩き棒が樹脂で形成されているので、叩
き棒の寿命が長くなるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体正面図である。
【図2】製品剥離機構部の要部拡大平面図である。
【図3】図2の要部正面図である。
【図4】従来の蒸籠製品の剥離作業の説明図である。
【符号の説明】
1・・・蒸籠、2・・・蒸籠搬送部、3・・・製品剥離
機構部、4・・・製品搬送部、11・・・搬送ベルト、
17・・・叩き棒、18・・・駆動機構、32・・・ベ
ルトコンベア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸籠に展開載置された魚類製品を該蒸籠
    から剥離する蒸籠製品の剥離装置であって、該魚類製品
    が展開載置された蒸籠を搬送する蒸籠搬送手段と、該蒸
    籠搬送手段の上方に設けられ、該蒸籠を上方から叩いて
    該蒸籠から該魚類製品を剥離する製品剥離手段と、該蒸
    籠搬送手段の下方に設けられ、該製品剥離手段で剥離さ
    れて落下する該魚類製品を搬送する製品搬送手段とを備
    えたことを特徴とする蒸籠製品の剥離装置。
  2. 【請求項2】 製品剥離手段が、搬送手段で搬送される
    蒸籠に向かって揺動可能に設けた叩き棒と、該叩き棒を
    往復揺動させる駆動機構とを有する請求項1に記載の蒸
    籠製品の剥離装置。
  3. 【請求項3】 叩き棒が、樹脂で形成されている請求項
    2に記載の蒸籠製品の剥離装置。
JP6121860A 1994-05-10 1994-05-10 蒸籠製品の剥離装置 Expired - Fee Related JP2668652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6121860A JP2668652B2 (ja) 1994-05-10 1994-05-10 蒸籠製品の剥離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6121860A JP2668652B2 (ja) 1994-05-10 1994-05-10 蒸籠製品の剥離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07298832A JPH07298832A (ja) 1995-11-14
JP2668652B2 true JP2668652B2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=14821729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6121860A Expired - Fee Related JP2668652B2 (ja) 1994-05-10 1994-05-10 蒸籠製品の剥離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2668652B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104161106B (zh) * 2014-09-10 2016-08-24 南通四方冷链装备股份有限公司 低温转鼓去鱼皮机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07298832A (ja) 1995-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3528124A (en) Method of shucking shellfish
US4532677A (en) Apparatus for opening and eviscerating scallops
US3662432A (en) Apparatus for eviscerating scallops
US6017268A (en) Shrimp peeling apparatus roller hold down assembly
CN110369287A (zh) 一种辣椒分拣生产线及其分拣方法
US5980373A (en) Shrimp peeling apparatus
JP2668652B2 (ja) 蒸籠製品の剥離装置
JP2019180329A (ja) 莢付き作物収穫機
US4400849A (en) Shrimp peeling unit
US2716480A (en) Conveyor for artichoke preparation machine
CN108848894A (zh) 莴笋收割装置
CN211241499U (zh) 一种猪蹄清洗去骨机
US3683458A (en) Apparatus for shucking shellfish
CN208273612U (zh) 莴笋收割装置
CN207784163U (zh) 双壳贝类自动脱壳设备
CN2440310Y (zh) 电动打稻机
US2705339A (en) Tendon extractor for fowl
US4254701A (en) Blade arrangement in a peach pitter
CN216018845U (zh) 一种鱿鱼筒展开装置
CN214339776U (zh) 自动去盐机
FR2608018A1 (fr) Appareil pour trier des feuilles de tabac sec a la sortie d'un sechoir d'une facon rationnelle ou le tri est manuel
JPS59132818A (ja) 脱穀機の選別装置
CN213908417U (zh) 一种具有沥水干燥功能的农产品清洗装置
CN216650551U (zh) 一种便于收集食葵籽粒的脱粒机
JPS6211433Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees