JP2667880B2 - 油圧制御システム - Google Patents

油圧制御システム

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JP2667880B2
JP2667880B2 JP63212321A JP21232188A JP2667880B2 JP 2667880 B2 JP2667880 B2 JP 2667880B2 JP 63212321 A JP63212321 A JP 63212321A JP 21232188 A JP21232188 A JP 21232188A JP 2667880 B2 JP2667880 B2 JP 2667880B2
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クルト・ロランド・ロネモ
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ヴィッカーズ,インコーポレーテッド
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/04Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
    • F15B13/042Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by fluid pressure
    • F15B13/0422Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by fluid pressure with manually-operated pilot valves, e.g. joysticks

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は動力伝達装置に関し、より特定的には、コン
トローラと方向制御弁との間に長い油圧ラインを必要と
する如き設備において見られるようなアクチュエータの
ための油圧回路に関するものである。
〔従来の技術〕
本発明は、例えば空中作業台(aerial work platfor
m)において見出されるような油圧シリンダの如きアク
チュエータを、複数個制御するための油圧システムに関
する。このようなシステムにおいては、パイロット作動
される方向制御弁を各々のアクチュエータのために設け
ることは珍しいことではない。このような方向制御弁は
パイロット油圧回路を介して、手動操作のコントローラ
によって制御される。方向制御弁はアクチュエータへと
油圧流体を供給するように機能し、アクチュエータの作
動の速度及び方向を制御する。また、各々のアクチュエ
ータのための方向制御弁は、アクチュエータから出てく
る油圧流体の流れを制御する。
空中作業台などにおいては、手動作業のコントローラ
は上昇された作業台上にあり、長いパイロットラインが
パイロット圧力源から手動操作のコントローラへ、そし
てコントローラから方向制御弁へと延びている。方向制
御弁の機能の各々は、手動操作のコントローラ、並びに
方向制御弁へ及び方向制御弁からのパイロットラインの
それぞれを含んでいる。これに加えて、共通のタンクラ
インが総てのコントローラから設けられている。しかし
ながらこのような長いラインは応答を緩慢にし、空中作
業台を正確に位置せしめることを困難なものとする。長
いラインはまた重量を増大せしめ、費用もかさむ。幾つ
かの場合においては二重のパイロットラインが設けら
れ、そこでは第二のコントローラが空中作業台の基部に
備えられる。パイロットラインの重量は多くの場合必然
的に、空中作業台に釣り合い錘を加えることを必要と
し、このことは作業台を地面に沿って移動させることの
困難性を増加せしめる。
パイロット圧力が遠隔位置から方向制御弁に与えられ
るようなシステムにおいては、長いパイロット圧力油圧
ラインは特に低温において大きなパイロット圧力下降を
生じ、これがコントローラによって発信された油圧信号
に対する適当なシステム応答を妨げる。
電気配線が空中作業台上の手動操作コントローラへと
延びるようにして、方向制御弁上の電気油圧式弁により
該方向制御弁を制御することが、これまでに提案されて
きている。このようなシステムは、方向制御弁へとパイ
ロット圧力を供給するための、ソレノイド操作される減
圧弁を含むであろう。しかしながら、そのようなシステ
ムが使用されている環境においては、例えば空中作業台
の場合のように、システムはより不調になりやすいこと
が判明している。さらにこのような車両の持ち主は通常
はリースやレンタルを行っており、機械的、油圧的およ
び電気的システムのメンテナンスを行う技術者を確保す
るのに非常な困難を感じている。修理の頻度が高く、適
格なメンテナンス要員を確保する困難であることから、
不適当な応答、重量およびコストといった前述の問題点
や困難性を備えた空中作業台の如き種々の目的に関し
て、完全に油圧的なシステムに対する需要が生じてき
た。
このような問題点はまた、本出願人に対して譲渡され
た米国特許第4,201,052号(特開昭55−149,402号)及び
4,480,527号に示された油圧システムにおいても存在し
ている。そこに示されている油圧システムは、アクチュ
エータの作動の位置及び速度を正確に制御することを意
図するものである。かかるシステムにおいて方向制御弁
は、パイロット作動のメーターイン弁と、別のパイロッ
ト作動を受けるメータアウト弁とを含んでいる。パイロ
ットコントローラは、圧力をアクチュエータのラインの
一方に加えて、アクチュエータに対する他方のラインの
メーターアウト弁を開くように、メータイン弁に対して
パイロット圧力を選択的に供給する。複数のアクチュエ
ータを制御している一連の弁システムの一つにおける最
大負荷圧力を検出し、より高い圧力を負荷検出ポンプシ
ステムに対して加えるための設備が設けられている。ま
た、メータイン弁が中立位置にある場合の該弁に対する
戻り流を防止するために、負荷下降逆止弁が設けられて
いる。しかしながらメータイン弁における固有の漏れ
が、かなりの背圧をもたらすことによって、特に低温下
においては油圧信号に不利な影響を及ぼし得る。
〔発明の解決しようとする課題〕
本発明の課題は、あらゆる作動条件についてコントロ
ーラからの油圧信号に対して迅速な応答をもたらし;特
に低温天候下における長いパイロットラインの問題点を
克服し;より短小なパイロットライン及び小型の油圧コ
ントローラの使用を可能ならしめることにより重量及び
コストを軽減し;また一つの形態においては、スイング
ドライプ(swing drive)のように負荷の慣性が高い場
合の如きについて、負荷の円滑な始動及び停止と負荷の
正確な位置決めを行わしめるシステムを提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による油圧制御システムは、アクチュエータの
要素を両方向に動かすために入口及び出口として交互に
機能するよう構成された両側の開口を有する油圧アクチ
ュエータと、該アクチュエータに流体を供給するための
ポンプと、該ポンプからの流体が供給されると共に、パ
イロット圧力で制御される、方向制御弁と、前記方向制
御弁から前記アクチュエータの前記開口のそれぞれへと
延びている一対のアクチュエータラインと、前記方向制
御弁の移動方向を制御すべく流体を第一のパイロット圧
力でパイロットラインを介して前記方向制御弁へ交互に
供給するためのパイロットコントローラとを備えてお
り、前記パイロットラインが、前記第一のパイロット圧
力によって動作可能であって前記パイロットラインの出
力部の第二のパイロット圧力を出力する減圧弁を含んで
いる、油圧制御システムであって、前記第一のパイロッ
ト圧力の前記流体が作動油であり、前記第二のパイロッ
ト圧力の前記流体が、前記ポンプのポンプ圧から減衰さ
れた圧力としての該第二のパイロット圧力を生成するた
めに前記ポンプから供給される作動油であり、前記減圧
弁が、供給圧力通路を介した前記パイロットラインの前
記出力部への作動油の流れを制御するランドを有するス
プールを備えており、該スプールが、前記第一のパイロ
ット圧力に曝されて前記減圧弁の開放方向に作動される
一端と、前記第二のパイロット圧力に曝されて前記減圧
弁の閉鎖方向に作動される他端とを有していることを特
徴とするものである。方向制御弁がメーターイン弁と、
アクチュエータから出る流れを制御するためにアクチュ
エータへのラインの各々と組み合わせられたメーターア
ウト弁を含むことが好ましい。メーターイン弁及びメー
ターアウト弁の各々は、減圧弁からの第三のパイロット
圧力によって作動されている。修正した形態において
は、スイングドライブの如く負荷の慣性が高い場合につ
いて、負荷の円滑な始動及び停止並びに位置決めを達成
するための新規な手段が備えられる。
〔実施例〕
本発明は、前述した米国特許第4,201,052号及び4,48
0,527号に示された型式の油圧システムについて特に適
用可能なものである。第1図を参照すると、そのような
従来技術の油圧システムが、ここでは線形油圧アクチュ
エータであるアクチュエータ20と共に使用されている。
負荷検知ポンプ制御システム22は、可変容積型の制御シ
ステム又は負荷検知逃がし弁を含む固定容積型のポンプ
を含んでいる。ポンプシステム22からの流体は、圧力ポ
ートPを介して供給ライン25を通り、メータイン弁27へ
と方向付けられる。メーターイン弁27は、油圧流体の流
れをアクチュエータ20のアクチュエータポートA又はB
の一方又は他方へと方向付け制御するように機能する。
メーターイン弁27は、ここに説明するようにメーターイ
ン弁27の両端へとパイロット圧力を供給するコントロー
ラ23によって、ライン28及び29を介してパイロット圧力
制御されている。メーターイン弁27の移動方向に応じ
て、油圧流体はライン32,33からアクチュエータ20の一
方又は他方のポートA又はBへと通過する。
この油圧システムはまた、ここに説明するようにポン
プシステム22から油圧流体が流れて来ていないアクチュ
エータの端部から流体をタンクライン36へと流すように
制御するために、ライン32,33にあってアクチュエータ
の端部の各々と組み合わせられているメーターアウト弁
34,35をも含んでいる。
この油圧システムはさらにまた、バネ負荷されたポペ
ット弁又は降下逆止弁37,38をライン32,33に含み、また
タンクライン36へとライン32,33を開くように構成され
たバネ負荷されたキャビテーション防止弁39,40を含ん
でいる。加えて、バネ負荷されたポペット弁41,42が各
々のメーターアウト弁34,35に組み合わせられている。
オリフィス49を有するブリードライン47がタンクライン
36からメーターアウト弁34,35へと延びており、これら
のメーターアウト弁はそれぞれライン32,33を介して逆
止弁を組み込んでいる。
このシステムはさらに、戻りライン即ちタンクライン
Tと組み合わせられた背圧弁44を含んでいる。背圧弁44
は、負荷のオーバーラン又は低下がアクチュエータを休
止状態へと追い込む傾向のある場合に、キャビテーショ
ンを最小限にするように機能する。ポンプの吸い込み容
量を越える過剰の流れを取り除き、これを背圧弁44に加
えてアクチュエータで利用可能な流体を増大するため
に、ポンプ充填逃がし弁45が設けられている。
メーターイン弁27はスプールが位置するボアを含み、
パイロット圧力が無い場合には、バネによって中立位置
に保持される。スプールは通常、圧力ポートPからライ
ン32,33への流れを阻止する。パイロット圧力がライン2
8又は29へと、即ちポートC1又はC2へと加えられた場合
には、メーターイン弁27のスプールは、パイロット圧力
と、バネによる負荷と、流れの力との間に力の均衡が生
ずるまで、圧力の方向に移動される。この移動の方向
は、ライン32,33の何れに対して圧力ポートPから圧力
流体が加えられるかを決定する。
パイロット圧力がポートC1又はC2への加えられると、
それはまたメーターアウト弁34又は35の何れかへと加え
られ、従って何れかの一方のメーターアウト弁が付勢さ
れてそれと関連するアクチュエータ端部からタンクライ
ンTへの流れの絞りを調節することになる。
かくして、メーターイン弁27の開放方向を決定するよ
うに機能するのと同じパイロット圧力が、アクチュエー
タの流体がタンクラインへと戻ることができるように適
当なメーターアウト弁34,35の開放を決定し制御するよ
うに機能するということが観察された。
複数のアクチュエータを制御している多数の弁システ
ムの一つにおける最大負荷圧力を検出し、そのような高
い圧力を負荷検知型の可変容積型ポンプへと加えるため
の設備も備えられている。各々の弁システムはライン3
2,33の間に、シャトル弁51を有するライン50を含んでい
る。このシャトル弁51は、隣接するライン32,33の一方
から圧力を受容して、ポートLSからライン81を介して隣
接するアクチュエータから負荷圧力を受容するシャトル
弁80へと延びるライン78へと圧力を供給する。シャトル
弁80は何れの圧力が高いかを検出し、より高い圧力をポ
ンプシステム22に加えるようにシフトする。このよう
に、各々の弁システムは該システムの負荷圧力と隣接す
る弁システムの負荷圧力とを比較するシャトル弁80を順
次組み込んでいるから、より高い圧力を隣接する弁シス
テムへの順次転送し、最終的には最も負荷圧力をポンプ
システム22へと加えられることになる。
上述した回路は、米国特許第4,201,052号、第4,407,1
22号(特開昭57−200,705号)、第4,418,612号(特開昭
57−200,704号)、第4,480,527号及び4,569,272号(特
開昭61−252,903号)に記載され示されている。これら
の米国特許に記載されているように、単一のメーターイ
ン弁27は二つのメーターイン弁によって置き換えること
ができる。
上記の油圧回路な構成要素のより好ましい構成の詳細
は、上述した米国特許第4,201,052号、第4,407,122号、
第4,418,612号、第4,480,527号及び4,569,272号により
特定的に記載されている。これらの特許の内容は、ここ
に参照として取り込むこととする。
第2図は本発明を具体化した油圧システムの部分的な
概略断面図であり、第1図と対応する参照符号を付した
ものは第1図の構成要素に対応するものである。
本発明によれば、第2図に示したように、パイロット
ライン28,29を介してメーターイン弁27の各々の端部に
パイロット圧力を直接に加える代わりに、ここに記載す
るように、メーターイン弁27のそれぞれの端部と組み合
わせられた減圧弁に対してパイロットコントローラ23か
ら第一のパイロット圧力が加えられる。各々の減圧弁90
はポンプシステム22からの圧力とメータイン弁27のそれ
ぞれの端部との間に配置されており、メーターイン弁27
のスプールを一方又は他方へとシフトさせるためにポン
プシステムからの減少された第二のパイロット圧力をも
たらすものである。パイロットコントローラ23は減圧弁
90の一方又は他方の端部へと第一のパイロット圧力を選
択的に加え、メーターイン弁27のスペール全体及びメー
ターアウト弁34又は35をシフトするのに充分な流体をメ
ーターイン弁27の端部に対して供給するのではなしに、
この第一のパイロット圧力により減圧弁90を加圧せしめ
る。
第3図に示されているように、各々の減圧弁90は、第
一のパイロット圧力ライン28又は29のそれぞれに結合さ
れるポートC1又はC2となる開口111を有する本体91を含
んでいる。開口111は、供給ライン25へと延びる第一の
通路96と交差する通路95と連絡している。通路95はま
た、タンクへの戻りラインTへと延びる第二の通路97と
も交差している。スプール98が通路95に位置しており、
第一の小さな計量ランド99を有している。このランドは
メーターイン弁27が中立位置にある場合に、通常は第一
の通路96と交差していくこれを遮断している。第一のラ
ンド99は、ライン29aを通りメーターイン弁27の一方の
端部への第二のパイロット圧力の流れを制御する。スプ
ール98は第二の通路97と組み合わせられた第二のより幅
広いランド100を含んでいる。このランドはメーターイ
ン弁27が中立位置にある場合に、通路95とタンクTへの
第二の通路97との間における流れを計量する。スプール
98はさらに、減圧弁90の入口とは遠い側にあるその上端
部分と組み合わせられている第三のランド101を含んで
いる。第三の通路102がスプール98の上端における通路9
5と第一の通路96との間を延伸しており、またオリフィ
ス103を含んでいる。
コントローラ23は通常の構造のものであり、オフ位置
へと向けてバネ負荷された一対の弁制御ユニットを含ん
でいる。オフ位置において、弁制御ユニットは手動制御
レバーを中立位置に保持する。二つある方向のうち一方
へとレバーを移動させると、弁制御ユニットが開かれ
て、第一のパイロット圧力が減圧弁90の一方又は他方へ
と選択的に方向付けられる。
各々の減圧弁90の本体91は、弁システムの本体中への
ねじ込まれる縮径部分105を有すると共にスプール98の
下端に隣接してチャンバ106を有する、第一の本体部分1
04を含んでいる。本体91は、第一の本体部分104上に螺
着される第二の本体部分107をも含んでいる。フランジ
付きの入口部材108が、第二の本体部分107と第一の本体
部分104との間に設けられている。入口部材108の開口11
1は、それぞれ第一のパイロット圧力ライン28又は29か
ら、チャンバ106まで入口部材108を貫通して延びてい
る。バネ109がスプール98と入口部材108との間に介在さ
れていて、スプール98を軸線方向内方へと弾性的に付勢
している。第二のバネ110が第一の本体部分104と入口部
材108との間に介在されていて、入口部材108を軸線方向
外方へと付勢している。
第一のパイロット圧力をスプール98に加えるようにコ
ントローラ23が動かされると、軸線方向内方へのスプー
ル98の動きに対し、パイロットライン28a又は29aにおけ
る流体の圧力が対抗する。バネ109の力もまた、第一の
パイロット圧力の力に加わる。従ってメーターイン弁27
を動かすために必要な第二のパイロット圧力は、第一の
パイロット圧力とバネ109におる対抗力によって生成さ
れることになる。このことは第4図に概略的に示されて
いる。これは、通常は手動コントローラ(レバー)の動
きの角度であるコントローラ入力又はコントローラ移動
度に対する、第二のパイロット圧力のグラフを示すもの
である。スレショルドポイント即ち闘値レベルは、メー
ターイン弁27を予圧しているバネの力とメーターイン弁
27の不感帯とを克服するのに必要な力の合計によって決
定される。パイロット圧力を加えるようにコントローラ
23が動かされるに際して必要な流体の量は、ポンプシス
テム23からの流体の一部がメーターイン弁27の一方又は
他方の端部及び何れかのメーターアウト弁34,35へと加
えられるようにするために、パイロットラインに圧力を
かけ、極く僅かな量の流体でもって減圧弁をシフトする
のに必要な量のみである。
第2図及び第3図に示された減圧弁の別の特徴は、ス
レショルドポイントを調節できるようにした構成にあ
る。この調節は、バネ109の力を変化させるため、第一
の本体部分104の上に第二の本体部分107をねじ込むこと
によって行われる。このことは、システムの他の部分と
は無関係に、各々の減圧弁によって制御されているシス
テムの各々の部分のスレショルドを変化させるために、
現場において減圧弁を調節することを可能ならしめる。
かくしてバネの力の調節は、不感帯を最小限にするよう
スレショルドを調節するために、パイロットコントロー
ラ及び方向制御弁における公差について調節を行うこと
を可能ならしめる。このような調節は低コストで行うこ
とができ、これにより一層効率的な油圧システムを提供
することができる。
本発明によれば、制御されている弁から遠隔に配置さ
れたコントローラを使用することが可能であり、同時に
これまで固有であった問題点、即ち低温における応答の
遅さを回避することができる。また、径が非常に小さく
長い連結管路、従ってよりコストが低廉で場所をとらな
い連結管路を使用する油圧システムを提供することも可
能である。さらに、本システムは設置されている場合に
おけるシステムの個別の調節を行わしめるものであり、
それによりシステムの融通性を拡大する。
第5図を参照すると、調節が必要でない場合に、開口
111aがチャンバ106aへと延びるようにして、減圧弁90a
の本体91bが単一の部品により形成されることが示され
ている。
第6図を参照すると、パイロット圧力を主たる供給ラ
インPから得る必然性のないことが示されている。パイ
ロット圧力は、各々の減圧弁90に対して流体を供給して
いる他の何らかの供給源Ppから得ることができる。
第7図に示された修正された形態のシステムにおいて
は、掘削機のスイングドライブの如く負荷の慣性が高い
状況において、負荷の正確な位置決め及び円滑な始動及
び停止を行うための用意が行われている。これは、減圧
弁90に組み合わせられた通路95の端部からライン33へと
延びるライン114aとスプールの端部との間に、ピン又は
0ピストン113を備えることによって達成される。同様
のライン114bが、減圧弁90の通路95からライン32へと延
びている。作動に当たり、例えば、圧力がアクチュエー
タのポートBに対して加えられポートAと関連するメー
ターアウト弁34が開くような方向へとメーターイン弁27
のスプールをシフトさせるようにパイロットコントロー
ラが作動された場合には、ポートAからの流体の圧力が
ライン114bを介して加えられ、ライン29aを介してのパ
イロット圧力を減少させ、メーターイン弁のスプールを
センタリング位置方向に移動せしめる方向へとスプール
98を移動させる。このことは、メーターイン弁27のスプ
ールを中央に持って来る傾向がある。このような構成に
よって、メーターイン弁27の機能は負荷流量制御から負
荷圧力制御へと変化している。かくして、慣性の高い負
荷の下においても、円滑な始動及び停止、並びに正確な
ローディングを行うことが可能となる。またこの構成に
より、米国特許第4,407,122号の場合と同様な制御を達
成することが可能である。
かくして第7図の構成は、スイングドライブのより良
い制御を可能ならしめる。バネの強さ及び減圧弁の特性
を変化させることにより、圧力対流れのよりシャープな
又はやや緩やかな特性を得るように、スイングドライブ
を修正することが可能となる。負荷圧力制御が一方向に
おいてのみ必要な場合には、メーターイン弁のスプール
のセンタリングに対抗して働く圧力を、油圧システムの
一方の側においてのみ加え得ることが理解されるであろ
う。
以上においては本発明を、特に別個のメーターイン弁
及びメーターアウロ弁を使用するシステムに関して説明
してきたが、メーターイン流れ及びメーターアウト流れ
を制御し且つパイロット圧力作動される単一のスプール
を組み込んでいる方向制御弁についても、本発明は同様
に適用可能なものである。
〔発明の効果〕
かくして本発明により、特に低温天候下における長い
パイロットランプの問題点を克服し;より短小なパイロ
ットライン及び小型の油圧コントローラの使用を可能な
らしめることにより重量及びコストを軽減し;あらゆる
作動条件についてコントローラからの油圧信号に対して
迅速な応答をもたらし;また一つの形態においては、掘
削機のスイングドライブのような負荷の慣性が高い場合
の如きについて、負荷の円滑な始動及び停止と負荷の正
確な位置決めを行わしめるシステムが提案されることが
看取され得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による油圧システムを部分的に断面で
示した概略図である。 第2図は本発明を具体化した油圧システムを部分的に断
面で示した概略図である。 第3図は第2図に示したシステムの一部を拡大して示す
部分断面図である。 第4図は制御された入力(角度)に対する第二のパイロ
ット圧力の曲線を示す。 第5図は本発明を具体化した油圧システムの修正された
形態の一部を示す部分概略断面図である。 第6図は本発明を具体化した油圧システムのさらに修正
された形態を示す部分概略断面図である。 第7図はスイングドライブに用いられる、本発明を具体
化した油圧システムのさらに修正された形態を示す部分
概略断面図である。 20……アクチュエータ 22……ポンプシステム 23……コントローラ 27……メーターイン弁(方向制御弁) 28a,29a……ライン、32,33……ライン 34,35……メーターアウト弁 90,90a……減圧弁、98……スプール 104……第一の本体部分 107……第二の本体部分、108……入口部材 109,110……バネ、111,111a……開口 113……ピストン

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータの要素を両方向に動かすた
    めに入口及び出口として交互に機能するよう構成された
    両側の開口を有する油圧アクチュエータ(20)と、 該アクチュエータ(20)に流体を供給するためのポンプ
    (22)と、 該ポンプ(22)からの流体が供給されると共に、パイロ
    ット圧力で制御される、方向制御弁(27,34,35)と、 前記方向制御弁(27,34,35)から前記アクチュエータ
    (20)の前記開口のそれぞれへと延びている一対のアク
    チュエータライン(32,33)と、 前記方向制御弁(27,34,35)の移動方向を制御すべく流
    体を第一のパイロット圧力(C1,C2)でパイロットライ
    ン(28,29)を介して前記方向制御弁(27,34,35)へと
    交互に供給するためのパイロットコントローラ(23)と
    を備えており、 前記パイロットライン(28,29)が、前記第一のパイロ
    ット圧力(C1,C2)によって動作可能であって前記パイ
    ロットライン(28,29)の出力部(28a,29a)に第二のパ
    イロット圧力(C1a,C2a)を出力する減圧弁(90)を含
    んでいる、油圧制御システムであって、 前記第一のパイロット圧力(C1,C2)の前記流体が作動
    油であり、前記第二のパイロット圧力(C1a,C2a)の前
    記流体が、前記ポンプのポンプ圧(P)から減衰された
    圧力として該第二のパイロット圧力(C1a,C2a)を生成
    するために前記ポンプ(22)から供給される作動油であ
    り、 前記減圧弁(90)が、供給圧力通路(96)を介した前記
    パイロットライン(28,29)の前記出力部(28a,29a)へ
    の作動油の流れを制御するランド(99)を有するスプー
    ル(98)を備えており、 該スプール(98)が、前記第一のパイロット圧力(C1,C
    2)に曝されて前記減圧弁(90)の開放方向に作動され
    る一端(100)と、前記第二のパイロット圧力(C1a,C2
    a)に曝されて前記減圧弁(90)の閉鎖方向に作動され
    る他端(101)とを有していることを特徴とする、油圧
    制御システム。
  2. 【請求項2】前記第二のパイロット圧力(C1a,C2a)の
    前記流体が、前記ポンプ以外の流体供給源から供給され
    る、請求項1記載の油圧制御システム。
  3. 【請求項3】スレショルドを調節し不感帯を最小限にす
    るように前記パイロットコントローラ(23)及び前記方
    向制御弁(27,34,35)における公差について前記第二の
    パイロット圧力(C1a,C2a)を調節するための調節可能
    なバネ手段(109)を前記減圧弁(90)が備えている、
    請求項1記載の油圧制御システム。
  4. 【請求項4】前記減圧弁(90)が、 前記スプール(98)の一端(100)に隣接する制御チャ
    ンバ(106)を有する第一の本体部分(104)と、 該第一の本体部分(104)上に螺着される第二の本体部
    分(107)と、 第一の本体部分(104)の前記制御チャンバ(106)と連
    通する開口(111)を有する入口部材(108)とを備えて
    おり、 該減圧弁(90)の前記バネ手段(109)が前記スプール
    (98)の前記一端(100)と前記入口部材(108)との間
    に介在されており、前記スプール(98)の前記一端(10
    0)に作用するバネ力が前記第一の本体部分(104)に対
    する前記第二の本体部分(107)の回転によって調節さ
    れるようになっている、請求項2記載の油圧制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記入口部材(108)を前記第一の本体部
    分(104)に対して軸線方向外方に付勢して前記第二の
    本体部分(107)と係合させる第二のバネ手段(110)を
    備えている、請求項3記載の油圧制御システム。
  6. 【請求項6】前記減圧弁(90)の内の少なくとも一つ
    が、前記アクチュエータライン(32,33)の内の一つで
    あって前記少なくとも一つの減圧弁(90)の動作中にポ
    ンプ圧に接続される前記アクチュエータライン(32,3
    3)の内の一つにフィードバックライン(114a,114b)を
    介して接続され、該フィードバックライン(114a,114
    b)により、前記少なくとも一つの減圧弁(90)に対し
    てその閉鎖方向に作用する力が生成される、請求項1な
    しい請求項4の何れかに記載の油圧制御システム。
  7. 【請求項7】前記フィードバックライン(114a,114b)
    が、前記力を生成すると共に前記減圧弁(90)に接続さ
    れているピストン(113)を備えている、請求項5記載
    の油圧制御システム。
  8. 【請求項8】一対のフィードバックライン(114a,114
    b)が配設されており、その各々が個々の減圧弁(90)
    に割り当てられている、請求項5または請求項6に記載
    の油圧制御システム。
  9. 【請求項9】前記方向制御弁(27,34,35)が、前記ポン
    プ(22)の流体が供給される一つのメーターイン弁(2
    7)と、前記アクチュエータライン(32,33)にそれぞれ
    関連する一対のメーターアウト弁(27)とを備えてい
    る、請求項1なしい請求項7の何れかに記載の油圧制御
    システム。
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