JP2665631B2 - プロパン・エア13aの製造法 - Google Patents

プロパン・エア13aの製造法

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JP2665631B2 JP3063713A JP6371391A JP2665631B2 JP 2665631 B2 JP2665631 B2 JP 2665631B2 JP 3063713 A JP3063713 A JP 3063713A JP 6371391 A JP6371391 A JP 6371391A JP 2665631 B2 JP2665631 B2 JP 2665631B2
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恵男 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、エジェクタによってプロパン
と空気を混合してガス種13Aを容易に製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】液化プロパンをベンチュリーチューブを
通してプロパン・エア13Aを製造する装置は公知(特
開昭61−180099)である。この装置は、液化プ
ロパンを気化する装置として空温式強制気化器を採用し
ているためプロパンガス圧力を高くすることは不可能で
あって製造されるガスの圧力は200mmAg程度であ
る。このため需要家にガスを送給するには圧送機が必要
となる。この他、製造ガスの熱量を一定にするためにベ
ンチュリーミキサへの導入空気量を常時制御しなければ
ならない。一般に都市ガスの製造コストは大部分が圧送
機の動力費によって占められている上、常時制御には設
備も人員も必要である。
【0003】
【解決しようとする問題点】本発明は、エジェクタの特
性を利用してプロパン・エア13Aを中圧(10Kg/
cm2未満)で製造すると共に所要熱量(15000K
cal/Nm3)のガスを無制御で自動的に定流量で製
造する方法を提供するものである。
【0004】本発明者は、エジェクタにおいて背圧をパ
ラメータとしてノズル圧力と混合比(熱量)の関係を追
究するうちに、ノズル圧力を従来使用されていなかった
5kg/cm2以上に高めていくと図1の如く背圧a,
b,cに拘らず熱量がノズル噴出圧力に比例すると共に
混合ガスの流量が図2のようにノズル噴射圧力の増加に
伴って収束傾向を示すことを観測した。これは、エジェ
クタにおけるノド部(狭窄部)での流速が音速を超える
ために起こる現象と考えられる。即ち、ノド部での流速
が音速を超えるとデフューザ部の圧力(背圧)がエジェ
クタの臨界圧力に達してガス流量がほぼ一定となるため
と考えられる。
【0005】上記知見に基いてエジェクタとして日本鋼
管製NKG−60VMを選定して、熱量15000kc
al/Nm3前後のプロパン・エアガスをノズル圧力1
0kg/cm2未満の中圧で効率よく得るためのノズル
面積Anとノド部(スロート部)面積Adの比Ad/A
n及びノズル噴射圧力を実験的に求めたところAd/A
nが6〜7の範囲でノズル噴射圧力を6.8〜8.5K
g/cm2とするのが有効であることが知られた。
【0006】
【解決手段】本発明はエジェクタのノズル面積Anとノ
ド部(スロート部)面積Adの比Ad/Anを6〜7と
すると共にノズル噴射圧力を6.8〜8.5Kg/cm
2としてプロパンガスを噴出させることによってエジェ
クタ背圧に関係なく熱量15000±300Kcal/
Nm3の中圧プロパン・エア13Aをほぼ一定流量で自
動的に製造する方法である。本発明に適用されるエジェ
クタの構造は、図3に示すようであってノズル面積An
とノド部面積Adとの比Ad/Anが異なる他は従来の
ガス種6A(熱量7000Kcal)の製造に用いられ
ていたものと同様である。図中、1はプロパンガス供給
口、2はノズル、3はノズル端、4は空気引入口、5は
吸引室、6はデフューザ、7はノド部である。このエジ
ェクタにおいてノズル面積Anとノド部面積Adとの比
Ad/Anを6〜7の範囲に設定してノズル噴出圧力を
6.8〜8.5Kg/cm2としてノド部7での流速が
音速を超えるような圧力でプロパンガスを供給するとデ
フューザ部6の圧力(背圧)が臨界圧力に達して背圧に
関係なく熱量がほぼ一定(15000Kcal/N
3)のガスが連続して定流量で得られる。更に、純度
95%以上のプロパンガスを原料とすることによって都
市ガスの代替品となるLNG系13Aが得られることも
確認され、これによって例えば災害緊急時にガス器具を
変更する必要もなく使用できる。
【0007】図4は本発明を用いたガス製造設備の全体
構成であって、図4において10はプロパンガス貯槽、
11はベーパライザ、12は減圧弁又は圧力設定器、1
3は図1に示したエジェクタ、14は圧力計、15はカ
ロリーメータ、16はホルダ、17は背圧制御弁、18
は流量計である。この装置においてエジェクタ13のA
d/An比を6〜7とし、ノズル圧6.8〜8.5Kg
/cm2でプロパンガスを供給すると背圧制御弁17に
よる背圧に関係なく流量約1000Nm3/Hrの一定
流量でプロパン・エア13Aが得られる。
【0008】
【効果】本発明によれば、従来のエジェクタによるガス
種6Aの製造設備中のエジェクタのAd/Anの値とノ
ズル噴射圧力を変えるだけでエジェクタ背圧に関係なく
簡単にプロパン・エア13Aガスをほぼ一定流量で製造
できるばかりでなく同設備中の背圧制御弁及び流量計を
実際上、不要にすることができる。
【0009】
【実施例1】図4の装置においてエジェクタのAd/A
n=6.94としたときノズル噴射圧力7.75〜8.
50の範囲で熱量15000±300kcal/Nm3
のガス(温度25.5〜26.5℃)が1000〜10
06m3/Hの流量で得られた。上記の条件で背圧が8
500mmAq(エジェクタの臨界圧力)以下であれば
得られるガス熱量の変化は上記許容範囲内であり、流量
もほぼ一定であってこれらの測定結果は、図5及び図6
の予備実験による測定結果と正確に一致した。図5は背
圧を2000mmAq〜9000mmAqとしたときの
ノズル噴射圧力と混合ガス熱量との関係を実測したグラ
フであり、図6はそれに対応する混合ガス流量の値を示
すグラフである。(なお、図5、図6は、天候;晴れ、
大気圧;745.9mmHg〜750.6mmHg、気
温;29〜33℃、平均湿度;約65%の条件での測定
値である。)また、このときのノド部でのガス流速(m
/sec)はいずれの背圧においても夫々のガス温度に
おいて音速を超えていることが確認できた。この場合の
エジェクタ効率は約41%と計算された。
【0010】
【実施例2】実施例1と同一の装置によってエジェクタ
のAd/An=6.25として13Aガスを製造できる
ノズル噴射圧力は7.00〜7.50kg/cm2であ
って背圧8000mmAq以下で図7及び図8のような
関係でガスが製造できた。この場合のエジェクタ効率は
約40%であった。(なお、「エジェクタ効率」の計算
には「コスモエンジニアリング株式会社技術資料」を参
考にした。)
【図面の簡単な説明】
【図1】背圧をパラメータとしてノズル噴射圧力とガス
熱量の変化傾向を示すグラフ。
【図2】背圧をパラメータとしてノズル噴射圧力とガス
流量の関係を示すグラフ。
【図3】本発明に使用したノズルの断面図。
【図4】本発明を適用したガス製造装置の系統図。
【図5】実施例1におけるノズル噴射圧力と混合ガスカ
ロリーを実測したグラフ。
【図6】実施例1におけるエジェクタ流量を実測したグ
ラフ。
【図7】実施例2におけるノズル噴射圧力と混合ガスカ
ロリーを実測したグラフ。
【図8】実施例2におけるエジェクタ流量を実測したグ
ラフ。
【符号の説明】
2はノズル 3はノズル端 6はデフューザ 7はノド部 11はベーパライザ 12は減圧弁 13はエジェクタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エジェクタによってプロパンと空気を混
    合させて燃料ガス13Aを製造する場合において、エジ
    ェクタのノズル面積Anとノド部面積Adとの比Ad/
    Anを6〜7の範囲に設定すると共にノズル噴射圧力を
    6.8〜8.5Kg/cm2としてプロパンガスを噴出
    させることを特徴とするプロパン・エア13Aの製造
    法。
  2. 【請求項2】 純度95%以上のプロパンガスを使用す
    る請求項1記載のプロパン・エア13Aの製造法。
JP3063713A 1991-03-06 1991-03-06 プロパン・エア13aの製造法 Expired - Lifetime JP2665631B2 (ja)

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JPH04279696A JPH04279696A (ja) 1992-10-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61180099A (ja) * 1985-01-25 1986-08-12 Kooa Gas Kagoshima:Kk 13aプロパンエアーガス製造プラント

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JPH04279696A (ja) 1992-10-05

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