JP2663478B2 - スペースダイバーシテイ受信方式 - Google Patents
スペースダイバーシテイ受信方式Info
- Publication number
- JP2663478B2 JP2663478B2 JP63026564A JP2656488A JP2663478B2 JP 2663478 B2 JP2663478 B2 JP 2663478B2 JP 63026564 A JP63026564 A JP 63026564A JP 2656488 A JP2656488 A JP 2656488A JP 2663478 B2 JP2663478 B2 JP 2663478B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- propagation
- space diversity
- antennas
- sight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Radio Transmission System (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はマイクロ波通信回路に適用するダイバーシ
テイ受信に関し、特に、電波伝搬の状態が見通し内伝搬
及び見通し外伝搬の両形態となりうる境界領域における
マイクロ波通信回線に適用するスペースダイバーシティ
受信方式に関する。
テイ受信に関し、特に、電波伝搬の状態が見通し内伝搬
及び見通し外伝搬の両形態となりうる境界領域における
マイクロ波通信回線に適用するスペースダイバーシティ
受信方式に関する。
従来、この種のスペースダイバーシテイ受信方式は例
えば島と島を結ぶ距離が100km前後になるマイクロ波通
信回線に用いられており、通常の等価地球半径係数K=
4/3位のときには第3図(a)に示すように見通し内伝
搬となり、等価地球半径係数K=2/3位のときには第3
図(b)に示すように見通し外伝搬となる。そのため、
見通し内マイクロ波通信回路では反射波による回線瞬断
をさけるため、ダイバーシテイ受信用の2つの空中線は
垂直方向に所定の間隔を設けて配置されていた。一方、
見通し外マイクロ波通信回線では回線のフエージング対
策としてできる限り相関のない受信信号を得るため、ダ
イバーシテイ受信用の2つの空中線は水平方向に所定の
間隔を設けて配置されていた。
えば島と島を結ぶ距離が100km前後になるマイクロ波通
信回線に用いられており、通常の等価地球半径係数K=
4/3位のときには第3図(a)に示すように見通し内伝
搬となり、等価地球半径係数K=2/3位のときには第3
図(b)に示すように見通し外伝搬となる。そのため、
見通し内マイクロ波通信回路では反射波による回線瞬断
をさけるため、ダイバーシテイ受信用の2つの空中線は
垂直方向に所定の間隔を設けて配置されていた。一方、
見通し外マイクロ波通信回線では回線のフエージング対
策としてできる限り相関のない受信信号を得るため、ダ
イバーシテイ受信用の2つの空中線は水平方向に所定の
間隔を設けて配置されていた。
上述した従来のスペースダイバーシテイ受信方式は2
つの空中線が垂直方向あるいは水平方向に所定の間隔を
設けて配置されているので、電波伝搬の状態見通し内伝
搬及び見通し外伝搬の両形態となりうる境界領域におい
ても、見通し内の伝搬または見通し外の伝播の一方にし
かダイバーシテイ受信の効果が期待できないという欠点
がある。
つの空中線が垂直方向あるいは水平方向に所定の間隔を
設けて配置されているので、電波伝搬の状態見通し内伝
搬及び見通し外伝搬の両形態となりうる境界領域におい
ても、見通し内の伝搬または見通し外の伝播の一方にし
かダイバーシテイ受信の効果が期待できないという欠点
がある。
この発明に係るスペースダイバーシテイ受信方式はダ
イバーシテイ受信に適用する2つの空中線の各中心位置
が、電波の到来方向に対する直角面上において、上下垂
直方向にはハイトパターンのハーフピッチの奇数倍に相
当する距離だけ、また左右水平方向には所定の距離だけ
離間するように、これら2つの空中線を互いに斜めの方
向に配置するものである。
イバーシテイ受信に適用する2つの空中線の各中心位置
が、電波の到来方向に対する直角面上において、上下垂
直方向にはハイトパターンのハーフピッチの奇数倍に相
当する距離だけ、また左右水平方向には所定の距離だけ
離間するように、これら2つの空中線を互いに斜めの方
向に配置するものである。
この発明は電波伝搬状況が見通し内伝搬となつたり見
通し外伝搬となつたりしても受信レベルの低下を最少限
におさえることができる。
通し外伝搬となつたりしても受信レベルの低下を最少限
におさえることができる。
第1図はこの発明に係るスペースダイバーシテイ受信
方式の一実施例を示すブロツク図である。同図におい
て、1および2はその詳細な正面図を第2図に示すよう
に、各中心位置が電波の到来方向に対する直角面上にお
いて、上下垂直方向には間隔Vだけ、左右水平方向には
間隔Hでけ離間するように、互いに斜めの方向に配置さ
れた第1空中線および第2空中線、3aおよび3bは受信装
置、4は合成装置である。
方式の一実施例を示すブロツク図である。同図におい
て、1および2はその詳細な正面図を第2図に示すよう
に、各中心位置が電波の到来方向に対する直角面上にお
いて、上下垂直方向には間隔Vだけ、左右水平方向には
間隔Hでけ離間するように、互いに斜めの方向に配置さ
れた第1空中線および第2空中線、3aおよび3bは受信装
置、4は合成装置である。
次に上記構成によるスペースダイバーシテイ受信方式
の動作について説明する。まず、見通し内伝搬の場合に
は海上などによる反射波と直接波との位相差により生じ
る受信入力レベルの低下(瞬断を含むフエージング)を
ハイトパターンのハーフピツチの奇数倍の上下位置(間
隔V)に置かれた2つの空中線1および空中線2から得
られる2つの受信信号を選択することにより受信入力レ
ベルの低下を最少限におさえることができる。なお、ハ
イパターンとは、空中線1、2の地上からの高さに対す
る受信レベルの変動の状態をいう。また、ハイトパター
ンのハーフピッチとは、この受信レベルの変動の周期の
半周期分に相当する長さをいう。
の動作について説明する。まず、見通し内伝搬の場合に
は海上などによる反射波と直接波との位相差により生じ
る受信入力レベルの低下(瞬断を含むフエージング)を
ハイトパターンのハーフピツチの奇数倍の上下位置(間
隔V)に置かれた2つの空中線1および空中線2から得
られる2つの受信信号を選択することにより受信入力レ
ベルの低下を最少限におさえることができる。なお、ハ
イパターンとは、空中線1、2の地上からの高さに対す
る受信レベルの変動の状態をいう。また、ハイトパター
ンのハーフピッチとは、この受信レベルの変動の周期の
半周期分に相当する長さをいう。
一方見通し外伝搬の場合には常に短周期の深いフエー
ジング(受信入力レベルの変動)が生じているが、電波
伝搬通路が異なると、そのフエージングの相関が小さく
なる(すなわちフエージングパターンが異なる)ことを
利用し、水平方向の位置(間隔H)に置かれた2つの空
中線1および空中線2から得られる異なる伝搬通路の2
つの受信信号を選択することにより受信入力レベルの低
下を最少限におさえることができる。
ジング(受信入力レベルの変動)が生じているが、電波
伝搬通路が異なると、そのフエージングの相関が小さく
なる(すなわちフエージングパターンが異なる)ことを
利用し、水平方向の位置(間隔H)に置かれた2つの空
中線1および空中線2から得られる異なる伝搬通路の2
つの受信信号を選択することにより受信入力レベルの低
下を最少限におさえることができる。
以上詳細に説明したように、この発明に係るスペース
ダイバーシテイ受信方式によれば、見通し内伝搬と見通
し外伝搬との2つの伝搬状況をもつたマイクロ波通信回
線においてそれぞれに対応したダイバーシテイ受信が得
られる効果がある。
ダイバーシテイ受信方式によれば、見通し内伝搬と見通
し外伝搬との2つの伝搬状況をもつたマイクロ波通信回
線においてそれぞれに対応したダイバーシテイ受信が得
られる効果がある。
第1図はこの発明に係るスペースダイバーシテイ受信方
式の一実施例を示す概略側面図、第2図は第1図の2つ
の空中線の配置を示す図、第3図(a)および第3図
(b)は各等価地球半径係数Kに対する電波伝搬状況の
違いを示す図である。 1および2……空中線、3aおよび3b……受信装置、4…
…合成装置。
式の一実施例を示す概略側面図、第2図は第1図の2つ
の空中線の配置を示す図、第3図(a)および第3図
(b)は各等価地球半径係数Kに対する電波伝搬状況の
違いを示す図である。 1および2……空中線、3aおよび3b……受信装置、4…
…合成装置。
Claims (1)
- 【請求項1】電波伝搬の状態が見通し内伝搬及び見通し
外伝搬の両形態となりうる境界領域におけるマイクロ波
通信回線において、 ダイバーシティ受信に適用する2つの空中線の各中心位
置が、電波の到来方向に対する直角面上において、上下
垂直方向にはハイトパターンのハーフピッチの奇数倍に
相当する距離だけ、また左右水平方向には所定の距離だ
け離間するように、前記2つの空中線を互いに斜めの方
向に配置することを特徴とするスペースダイバーシティ
受信方式
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026564A JP2663478B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | スペースダイバーシテイ受信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026564A JP2663478B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | スペースダイバーシテイ受信方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01202935A JPH01202935A (ja) | 1989-08-15 |
JP2663478B2 true JP2663478B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=12197034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63026564A Expired - Lifetime JP2663478B2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | スペースダイバーシテイ受信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2663478B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999017466A1 (en) * | 1997-09-29 | 1999-04-08 | Qualcomm Incorporated | Using multiple antennas to mitigate specular reflection |
KR20130120728A (ko) * | 2012-04-26 | 2013-11-05 | 한국전자통신연구원 | 해상 무선 통신 장치 및 그 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61121043U (ja) * | 1985-01-18 | 1986-07-30 |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP63026564A patent/JP2663478B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01202935A (ja) | 1989-08-15 |
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