JP2663225B2 - 循環流動層における気体燃料の混焼方法 - Google Patents

循環流動層における気体燃料の混焼方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環流動層で石炭等の
炭材と気体燃料を燃焼させ、燃焼熱を効率良く回収する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】流動層を利用した燃焼装置は、多様な固
体燃料を安定した条件下で効率良く燃焼することができ
る特徴を活かし、種々の分野で利用されている。また、
この燃焼装置によるとき、燃焼時に発生するSOX 、N
X 等の有害成分も少なくなる。この燃焼装置は、一つ
の槽内で炭材を流動化させるバブリング流動層式と、層
外に飛散した炭材を槽内に循環させる循環流動層式とに
大別される。この循環流動層式の燃焼装置は、空塔速度
を大きくし炭材、熱媒体等を積極的に循環させているの
で、良好な混合特性及び高い伝熱特性が得られる。ま
た、均一な温度場の中で燃料と空気との接触が充分に行
われることから、低温燃焼が可能となり、流動層を構成
する部材の耐久性が向上することは勿論、サーマルNO
X の発生も抑制される。
【0003】図3は、すでに知られている循環流動層式
の燃焼装置の一つを示す(特公昭57−28046号公
報、特公昭59−13644号公報等参照)。この燃焼
装置においては、流動層反応炉41にランス42から石
炭が吹き込まれる。石炭は、流動層反応炉41の底部か
ら導管43を介して吹き込まれた流動化ガスによって流
動状態に維持される。そして、流動化ガスに含まれてい
る酸素及び二次ガス導入管44から吹き込まれる空気に
よって石炭が燃焼し、燃焼ガスは流動層反応炉41内を
上昇する。流動層反応炉41の内部には、水等の冷媒を
循環させる管を多数備えた冷却面45が設けられてい
る。また、流動層反応炉41の炉壁部分にも、同様な構
造をもつ冷却面46が設けられている。
【0004】燃焼ガスが炉内を上昇する過程で冷却面4
5及び冷却面46を流れる冷媒と熱交換され、燃焼ガス
の保有熱は高温の冷媒として外部に取り出される。他
方、熱交換後の燃焼ガスは、分離器47に送られる。こ
の分離器47にも、同様な構造をもつ冷却面48が設け
られている。流動層反応炉41から送り出された燃焼ガ
スは、この分離器47を下降流として流れる。この過程
で、燃焼ガスの保有熱は、更に冷却面48によって系外
に取り出される。また、燃焼ガスに浮遊している未燃焼
炭材、灰分等の粒子は、燃焼ガスから分離され、返送管
49を経由して流動層反応炉41に戻される。他方、冷
却された燃焼ガスは、排気管50を経て排熱ボイラー5
1に送られ、更に抜熱された後、集塵器52に送られ
る。
【0005】集塵器52で除塵された燃焼ガスは、排ガ
スとして系外に放出される。他方、燃焼ガスから分離し
た固形物質は、導管53を介して流動層冷却器54に送
り込まれる。流動層冷却器54には、返送管49の途中
に接続された導管55を介して、分離器47で分離され
た固形物質の一部も送り込まれる。これらの固形物質
は、導管56から吹き込まれる酸素含有ガスによって流
動化される。このガスは、フードで集められ、二次ガス
として二次ガス導入管44から流動層反応炉41に吹き
込まれる。
【0006】また、流動層冷却器54内の固形物質は、
導管57から吹き込まれる酸素含有ガスと熱交換され
る。このようにして予熱された酸素含有ガスは、流動化
ガスとして導管43から、及びキャリアガスとしてラン
ス42から流動層反応炉41の内部に吹き込まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】産業界では、各種工場
で余剰の可燃性ガスが発生することがあり、この余剰ガ
スを気体燃料として燃焼させることによりエネルギーの
有効利用が可能となる。しかしながら、従来の循環流動
層燃焼装置では、起動用バーナ以外には気体燃料を用い
ておらず、たとえば特公昭57−28046号公報の燃
焼装置での対象燃料は、石炭及びこの洗浄くず、乾留残
渣、オイルシェール、燃料油であり、気体燃料について
は述べられていない。
【0008】気体燃料は石炭等の固体燃料に比べてはる
かに燃焼速度が速いため、均一に分配せずに供給部付近
で急激に燃焼した場合は、局部的な高温域(例えば95
0℃以上)が形成され、設備構造上の支障をきたすと共
に高濃度の窒素酸化物を発生し環境上の問題を生じる。
また、気体燃料の供給部付近で燃焼用空気の量が不足す
るか、または気体燃料と燃焼用空気が十分に混合しない
場合は燃焼が不十分となり、CO等の未燃分が煙突から
排出されることにより(例えば煙道排ガス中CO≧20
0ppm)、安全上・環境上とエネルギー的な損失の問
題を生じる。
【0009】そこで本発明は、気体燃料の供給位置を規
定し、気体燃料流量と空気量の関係を適切に設定するこ
とにより、気体燃料混焼時も石炭等と同様の安定した条
件下で燃焼を行い、効率良く燃焼ガスから熱を回収する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、流動層燃焼室内で1次と上下2段の
2次に分けて供給された空気により流動状態にされた炭
材を燃焼させ、未燃成分及び灰分と共に燃焼ガスを分離
器に送り、該分離器で前記未燃成分及び灰分を燃焼ガス
から分離して前記流動層燃焼室に返送しながら炭材を燃
焼する循環流動層による燃焼方法において、前記2次下
段空気の前記流動層燃焼室内への導入管の内部に気体燃
料供給管を設置し、前記流動層燃焼室内へ気体燃料を導
入し、2次下段空気量Q1 と気体燃料流量Q2 との間
に、Q1 /Q2 ≧0.3A0 (A0:気体燃料理論燃焼
空気量)で表される関係を維持することを特徴とする循
環流動層における気体燃料の混焼方法である。
【0011】
【作用】本発明者等は、気体燃料の供給方法が燃焼性を
支配することを見い出し、気体燃料の供給位置と燃焼用
空気の供給量との比率を適切に維持することにより、各
種の気体燃料を低公害で効率良く燃焼できることを解明
した。すなわち、例えば気体燃料を単独の供給管により
流動層燃焼室に供給した場合は、流動粒子に遮られて気
体燃料は流動層燃焼室の内部には到達せずに燃焼室壁面
で燃焼する傾向がある。ところが、本発明に示す方法に
より気体燃料を燃焼用空気供給管の内部から燃焼室内に
供給すれば、気体燃料は空気噴流に随伴して流動層内部
に到達し、活発な流動状態にある流動粒子の攪拌効果に
より、気体燃料単独で供給した場合に比べて均一な燃焼
が可能となる。さらに、同位置で供給する空気供給量を
気体燃料の理論燃焼空気量の0.3倍以上とすることに
より前述の流動層内部への貫通攪拌効果と均一燃焼効果
が得られる。
【0012】図1は、本発明において使用する燃焼装置
の例の概略を示す。炭材としては、粒状石炭1を石炭供
給ホッパー2に蓄えておく。また、脱硫材として粒状の
石灰石3を石灰石供給ホッパー4に貯留している。これ
ら粒状石炭1及び石灰石3は、それぞれのホッパー2、
4から切り出されて、原料供給管5に送り出され、この
原料供給管5を介して流動層燃焼室6の下部に送り込ま
れる。
【0013】この流動層燃焼室6の底部には空気供給源
7に接続されている1次空気導入管8が接続している。
この1次空気導入管8から吹き込まれた1次空気によっ
て、原料供給管5から送り込まれた粒状石炭1、石灰石
3等が流動層燃焼室6で流動状態に維持される。また、
1次空気導入管8から分岐して設けられた2次上段空気
導入管9と2次下段空気導入管24は、流動層燃焼室6
内に接続している。さらに本発明方法を実施するための
気体燃料供給管25は、2次下段空気導入管24と同一
軸かつその内部に設置され流動層燃焼室6に開孔してい
る。図2はこの部分の流動層燃焼室の詳細を示す図であ
る。
【0014】2次上段空気導入管9及び2次下段導入管
24から吹き込まれた空気は、1次空気導入管8からの
空気と相まつて、粒状石炭1の燃焼を促進させる。この
時に発生した燃焼熱は、主として粒状石炭、石灰石粒、
粒状灰分等の固形物質に担持され、この固形物質から周
囲に輻射熱として放散される。そこで、図3の冷却面4
5、46と同様に図1に示す流動層燃焼室6に、内部に
水等の流体を循環させる配管系を備えた抜熱機構32を
設け、燃焼熱を高温流体として系外に取り出す。
【0015】この燃焼によって生成した燃焼ガスは微細
な未燃炭材、石灰石、灰分等の粉塵と共に流動層燃焼室
6内を上昇し、その上部に取り付けられた連結管10を
介してサイクロン11に送られる。サイクロン11で粉
塵が分離された燃焼ガスは、排気管12を経由して対流
ボイラ13に送られ、熱回収される。そしてこの燃焼ガ
スは、集塵器14で除塵された後、系外に放出される。
他方、サイクロン11で燃焼ガスから分離された粉塵
は、返送管15を下降する。
【0016】返送管15の下部は、図示のように一部が
上方に指向した屈曲部とされている。この屈曲部にサイ
クロン11からの粉塵が溜り、返送管15の下部と流動
層燃焼室6の下部との間の粉体シールを行うニューマチ
ックバルブ16が構成される。このニューマチックバル
ブ16に溜っている粉塵は、1次空気導入管8から分岐
した気送管17から吹き込まれる空気の圧力によって、
流動層燃焼室6内に適宜返送される。このように、粒状
石炭1は、流動層燃焼室6→サイクロン11→ニューマ
チックバルブ16→流動層燃焼室6を循環しながら、完
全燃焼する。
【0017】また、供給された石炭中に混入する脈石や
流動層燃焼室6内の燃焼によって生じた比較的粒度の大
きな灰分等は、流動層燃焼室6の底部に接続された排出
管18を経由して、灰分級器19に送られる。この灰分
級器19で、空気20の吹き込みにより、排出管18か
ら送り込まれた灰分等が粒度分級される。そして、比較
的粒度の大きなものは、粗粒灰分21として系外へ排出
される。他方、粒度の小さな区分は、微細灰分22とし
て返送管23を介して流動層燃焼室6に返送される。
【0018】
【実施例】この燃焼装置において、抜熱機構32として
長さ10m、内径65.9mm、外径76.3mmの耐
熱鋼製伝熱管を5本配置したものを、流動層燃焼室6の
壁面に配置した。そして、ポンプ30で各パイプ当たり
120kg/hの流量で温度20℃、圧力10kg/c
2 の水31を流した。また、原料供給管5から流動層
燃焼室6に送り込まれる粒状石炭1の粒径を20mm以
下として供給量150kg/hで流動層燃焼室6に送り
込み、流動層燃焼室6内の温度を850℃に維持して粒
状石炭1を燃焼させた。
【0019】また、1次空気・2次空気の合計供給量は
供給石炭の理論空気量の1.2倍とした。また、1次空
気の供給量は全供給量の50%とし、残りを2次上段及
び下段空気として供給した。1次空気及び2次上下段の
各々の空気供給量は運転条件により調整することがあ
る。なお、2次下段空気導入管9の開孔部高さは流動層
燃焼室6底部から1m上方である。
【0020】上記の条件は固体燃料のみで気体燃料を使
用しないものであり、これを基準としての比較例1とし
て、以下各種条件で気体燃料を吹き込んだ。表1はこれ
ら条件と排ガス中CO濃度などの結果を試験を実施した
順序に示したものである。ここで実施例とあるのは本発
明の条件に入るものを、比較例とあるのは本発明の条件
から外れるものである。なお使用した気体燃料の性状に
ついては表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】上記比較例1において、サイクロン11出
口における排ガス中の一酸化炭素濃度は160ppm、
燃焼室内最高温度は850℃であった。
【0024】比較例2では、気体燃料としてコークス炉
ガスを供給量90Nm3 /h(全入熱の40%相当)
で、2次下段空気導入管24と同一軸かつその内部に設
置した気体燃料供給管25から流動層燃焼室6に送り込
み、全入熱量を一定とするため粒状石炭1の供給量を9
0kg/hに減らした。また、1次空気・2次空気の合
計供給量は全供給燃料の理論空気量の1.2倍とした。
【0025】この時、2次下段空気量Q1 と気体燃料供
給量Q2 の比率をQ1 /Q2 =0.2A0 (A0 :気体
燃料理論燃焼空気量)とした結果、サイクロン11出口
における排ガス中の一酸化炭素濃度は500ppmとな
り、環境上問題のあるレベルとなつた。また、燃焼室内
最高温度は970℃に上昇した。流動層燃焼室6は燃焼
温度850℃を前提として各部の耐熱設計をしているた
め、本実施例の状態は設備保護上危険な状態と判断され
る。
【0026】実施例1では、他の条件は比較例2と同一
として2次下段空気量Q1 と気体燃料供給量Q2 の比率
をQ1 /Q2 =0.3A0 とした。この時、サイクロン
11出口における排ガス中の一酸化炭素濃度は180p
pm、燃焼室内最高温度は850℃となり、比較例1と
同等の良好な燃焼状態となつた。
【0027】比較例3では気体燃料供給管25の開孔部
高さを2次下段空気導入管24の開孔部のさらに1m上
方として、その他の条件を実施例1と同一とした。この
時、サイクロン11出口における排ガス中の一酸化炭素
濃度は500ppm、燃焼室内最高温度は950℃とな
り比較例2と同様に危険な状態となつた。
【0028】さらに、気体燃料供給管25の開孔部の高
さを2次下段空気供給管24と同一としたまま、各々の
水平方向の取付位置に0.5mの間隔を設定した場合の
運転結果も比較例3と同様であった。なお、気体燃料供
給管25の開孔部の高さを2次下段空気導入管24より
下方とすることについては、流動層燃焼装置6における
2次下段空気導入管24の開孔部高さの下方に形成され
る高濃度の流動粒子層から、高温粒子が気体燃料供給管
25の内部に侵入する危険があるため、実用上の意味は
ない。
【0029】比較例4ではコークス炉ガスを供給量13
0Nm3 /h(全入熱の60%相当)として、全入熱量
を一定とするため粒状石炭1の供給量を60kg/hに
減らした。その他の条件は比較例2と同一とした。この
時、サイクロン11出口における排ガス中の一酸化炭素
濃度は980ppm、燃焼室内最高温度は960℃とな
り、比較例2よりもさらに一酸化炭素濃度が増加した。
【0030】実施例2では他の条件は比較例4と同一と
して2次下段空気量Q1 と気体燃料供給量Q2 の比率を
1 /Q2 =0.3A0 とした。この時、サイクロン1
1出口における排ガス中の一酸化炭素濃度は190pp
m、燃焼室内最高温度は850℃となり、比較例1と同
等の良好な燃焼状態となった。
【0031】比較例5では、気体燃料として高炉ガスを
供給量530Nm3 /hで気体燃料供給管25から送り
込み、全入熱量を一定とするため粒状石炭1の供給量を
90kg/hとした。2次下段空気量Q1 と気体燃料供
給量Q2 の比率は、Q1 /Q2 =0.2A0 とした。こ
の時、サイクロン11出口における排ガス中の一酸化炭
素濃度は1700ppm、燃焼室内最高温度は830℃
となり、比較例2よりもさらに一酸化炭素濃度が増加し
た。
【0032】実施例3では他の条件は比較例5と同一と
して2次下段空気量Q1 と気体燃料供給量Q2 の比率を
1 /Q2 =0.3A0 とした。この時、サイクロン1
1出口における排ガス中の一酸化炭素濃度は190pp
m、燃焼室内最高温度は840℃となり、比較例1と同
等の良好な燃焼状態となった。
【0033】実施例4では他の条件は実施例1と同一と
して、コークス炉ガス供給量を40Nm3 /h(全入熱
の20%相当)とし、石炭供給量を120kg/hとし
た。また2次下段空気量Q1 と気体燃料供給量Q2 の比
率はQ1 /Q2 =3.0A0とした。この時、サイクロ
ン11出口における排ガス中の一酸化炭素濃度は190
ppm、燃焼室内最高温度は820℃となり、比較例1
と同等の良好な燃焼状態となった。
【0034】ところで、2次下段空気量は、2次上段・
1次空気と同様に流動層形成の操作因子であるため、運
転条件により一定の調整範囲を有するが、本願発明で狙
う気体燃料の良好燃焼の確保を達成する条件としては、
その上限を設定する必要はない。したがって気体燃料種
類・気体燃料供給量Q2 と共に2次下段空気量Q1 を支
配するQ1 /(Q2 ×A0 )比についても上限を設定す
る必要はない。
【0035】なお、本発明は前記実施例のみに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変
更することは可能である。例えば、燃焼装置の規模によ
っては上下各々の2次空気をさらに複数の導入管に分割
することがあるが、この場合気体燃料供給管をすべての
2次下段空気導入管に設置することも、一部の2次下段
空気導入管に設置することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
循環流動層において局部的高温域の発生による設備上の
支障や窒素酸化物排出量の増加、および未燃分排出によ
る省エネルギ・環境上の問題を生ずることなく、気体燃
料の使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置の概略を示す図
【図2】図1の装置の流動層燃焼室の詳細を示す図
【図3】従来の燃焼装置を示す図
【符号の説明】
2 石炭供給ホッパー 4 石灰石供給ホッパー 6 流動層燃焼室 7 空気供給源 8 1次空気導入管 9 2次上段空気導入管 11 サイクロン 13 対流ボイラ 14 集塵器 19 灰分級器 24 2次下段空気導入管 25 気体燃料供給管 30 ポンプ 31 水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原尻 八郎 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新日本製鐵株式会社 機械・プラント事 業部内 (72)発明者 上谷 順一 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新日本製鐵株式会社 機械・プラント事 業部内 (72)発明者 古田 雅一 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新日本製鐵株式会社 機械・プラント事 業部内 (72)発明者 日浦 文明 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新日本製鐵株式会社 機械・プラント事 業部内 (72)発明者 田中 幸政 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラント設計株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動層燃焼室内で1次と上下2段の2次
    に分けて供給された空気により流動状態にされた炭材を
    燃焼させ、未燃成分及び灰分と共に燃焼ガスを分離器に
    送り、該分離器で前記未燃成分及び灰分を燃焼ガスから
    分離して前記流動層燃焼室に返送しながら炭材を燃焼す
    る循環流動層による燃焼方法において、前記2次下段空
    気の前記流動層燃焼室内への導入管の内部に気体燃料供
    給管を設置し、前記流動層燃焼室内へ気体燃料を導入
    し、2次下段空気量Q1 と気体燃料流量Q2 との間に、
    1 /Q2 ≧0.3A0 (A0 :気体燃料理論燃焼空気
    量)で表される関係を維持することを特徴とする循環流
    動層における気体燃料の混焼方法。
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