JPH102543A - 流動層ガス化燃焼炉 - Google Patents

流動層ガス化燃焼炉

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JPH102543A
JPH102543A JP17173496A JP17173496A JPH102543A JP H102543 A JPH102543 A JP H102543A JP 17173496 A JP17173496 A JP 17173496A JP 17173496 A JP17173496 A JP 17173496A JP H102543 A JPH102543 A JP H102543A
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combustion furnace
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秀一 永東
Takahiro Oshita
孝裕 大下
Yoshihisa Miyoshi
敬久 三好
Shugo Hosoda
修吾 細田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス化炉および燃焼炉が一体であることか
ら、石炭などのチャー発生量の大きな燃料であっても、
チャーの移送量を容易に制御でき、さらにチャーの燃焼
熱をガス化用熱源として利用できる流動層ガス化燃焼炉
を提供する。 【解決手段】 第1仕切壁でガス化炉3と燃焼炉4に
分割するとともに、第1仕切壁2は下部と、上部で連絡
する開口を有し、ガス化炉3においては、異なる流動化
速度を与えるような散気装置32,33を炉床部分に設
け、第1仕切壁2を介した燃焼炉4においては、さらに
第2仕切壁5を設けて流動層部分を主燃焼室6と、熱回
収室7とに分割し、第2仕切壁5は下部の連絡口40で
主燃焼室6と熱回収室7を相互に連絡するとともに、主
燃焼室6においては、異なる流動化速度を与えるような
散気装置34,35を炉床部分に設け、熱回収室7にお
いては、小さな流動化速度を与えるような散気装置36
を炉床部分に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス化流動層炉と燃
焼流動層炉とを一体化した流動層ガス化燃焼炉に関す
る。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ、産業廃棄物などにおいては、
ダイオキシンの生成防止や不燃物中の金属類の有効利
用、さらには高温燃焼による灰の溶融化などを目的とし
て、特開平7−332614号に見られるように部分燃
焼ガス化を取り入れたシステムが提案されている。
【0003】また、石炭などの固形燃料においても、エ
ネルギーの高効率利用を目的として、理論燃焼空気量以
下で部分燃焼ガス化し、発生したガスを集塵精製したあ
とガスタービンに導入したり、あるいは、発生ガスとと
もに、部分燃焼時に副生した未燃カーボンを燃焼させる
別置の燃焼炉から排出された燃焼ガスとを集塵後、同時
にガスタービンに導入するトッピングサイクルなどのシ
ステムが提案されている。
【0004】いずれにしても部分燃焼ガス化時に生成す
るチャー(未燃カーボン)の燃焼が課題であり、前記ト
ッピングサイクルシステムにおいては、チャー燃焼用と
して燃焼炉が独立設置されているが、チャーの移送量の
制御や、配管内部の閉塞などの問題、設備の複雑さ、ま
た、独立別置とすることによる設置面積の増大などのほ
か、チャーの燃焼熱が、ガス化用熱源として寄与しない
などの問題がある。
【0005】一方、特開平7−301411号には部分
燃焼ガス化炉とチャー燃焼炉を一体に組み合わせた構造
が提案されているが、都市ごみや産業廃棄物に通常含ま
れている不定形の不燃性物質に関しては課題を残してい
る。また、部分燃焼ガス化炉は単純な沈降移動層である
ため、流動層内における可燃性物質の分散混合が不十分
であり、均一な部分燃焼ガス化は困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記の課題を解消し、別置の燃焼炉を必要とせず、ガス化
炉および燃焼炉が一体であることから、必要なスペース
が少なくてすみ、また石炭などのチャー発生量の大きな
燃料であっても、チャーの移送量を容易に制御でき、し
かも配管内部の閉塞などの問題がなく、簡単な設備でチ
ャーを燃焼し、さらにチャーの燃焼熱をガス化用熱源と
して利用できるほか、不定形の不燃性物質を含む燃料で
あっても使用することができるなど幅広い燃料を利用可
能であり、しかも高効率かつ有害排出物の極めて少ない
高度環境対応の流動層ガス化燃焼炉を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明の第1の態様においては、流動層炉であって、
第1仕切壁でガス化炉と燃焼炉に分割するとともに、該
第1仕切壁は下部と、上部すなわち流動層表面近傍で相
互に連絡するように開口を有し、前記ガス化炉において
は、流動層内に異なる流動化速度を与えるような散気装
置を炉床部分に設け、前記第1仕切壁に近い区域の流動
層は実質的に大きな流動化速度を与えられた強流動化域
として流動媒体の上昇流を生じさせ、前記第1仕切壁と
離れた区域は実質的に小さな流動化速度を与えられた弱
流動化域として流動媒体の沈降流を生じさせ、該弱流動
化域には可燃物を投入するように構成し、前記強流動化
域における前記上昇流の一部は、流動層表面近傍で前記
弱流動化域に向かう流れとなって、ガス化炉の流動層内
に旋回流を形成するとともに、一部は反転流となって、
前記第1仕切壁上部の連絡口から燃焼炉へ流入し、前記
第1仕切壁を介した前記燃焼炉においては、さらに第2
仕切壁を設けて流動層部分を主燃焼室と、熱回収室とに
分割し、前記第2仕切壁は下部の連絡口で主燃焼室と熱
回収室を相互に連絡するとともに、上端部は流動層表面
近傍までとして、フリーボード部分においては、主燃焼
室と熱回収室とを一体化させ、前記主燃焼室において
は、流動層内に異なる流動化速度を与えるような散気装
置を炉床部分に設け、前記第1仕切壁に近い区域の流動
層は実質的に小さな流動化速度を与えられた弱流動化域
とし、また第2仕切壁に近い区域は実質的に大きな流動
化速度を与えられた強流動化域とする結果、弱流動化域
には流動媒体の沈降流を生じさせ、該沈降流の一部は、
第1仕切壁の下部連絡口からガス化炉へ還流してガス化
炉と主燃焼室との間に循環流を生じ、また強流動化域に
は流動媒体の上昇流を生じさせ、該上昇流の一部は第1
仕切壁側の弱流動化域に向かう流れとなって、主燃焼室
流動層内にも旋回流を生じるとともに、一部は反転流と
なって第2仕切壁を越えて熱回収室に入り、前記熱回収
室においては、流動層内に実質的に小さな流動化速度を
与えるような散気装置を炉床部分に設けて弱流動化域を
形成する結果、主燃焼室から第2仕切壁上部を越えて熱
回収室に入った流動媒体が熱回収室で沈降し、該第2仕
切壁の下部連絡口を通って主燃焼室に還流するような循
環流を構成し、熱回収室流動層内には伝熱面を配置した
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明の第1の態様においては、以下に列
挙する作用を奏する。 (1)流動層炉の内部を第1仕切壁でガス化炉と燃焼炉
に分割することによって、ガス化機能と燃焼機能が分離
され、1つの流動層炉でありながら同時に2つの機能を
独立して働かせることが可能となる。該第1仕切壁は上
部の流動層表面近傍及び下部で相互に連絡するように開
口を有し、かつガス化炉においては、流動層内に異なる
流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設け、
第1仕切壁に近い流動層を実質的に大きな流動化速度を
与えられた強流動化域として流動媒体の上昇流を生じさ
せ、他側の流動層を実質的に小さな流動化速度を与えら
れた弱流動化域として流動媒体の沈降流を生じさせる。
その結果、流動層内に旋回流を形成するとともに、強流
動化域の上昇流のうち一部の流動媒体は反転流として第
1仕切壁上部連絡口を通して燃焼炉に流入する。そこで
該弱流動化域に可燃物を投入するように構成すれば、可
燃物は沈降流に飲み込まれ、旋回流で均一に分散混合
し、十分な滞留時間をとって部分燃焼ガス化作用を受け
る。一方ガス化しにくいチャーは反転流によって燃焼炉
に導入される。
【0009】一方、第1仕切壁の向こう側に形成される
燃焼炉においては、さらに流動層内に第2仕切壁を設け
て、流動層部分を主燃焼室と熱回収室とに分割し、該第
2仕切壁は下部の連絡口で主燃焼室と熱回収室を相互に
連絡するとともに、上端部は流動層表面近傍までとし、
フリーボード部分においては主燃焼室と熱回収室は一体
化している。かつ主燃焼室においては、流動層内に異な
る流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設
け、主燃焼室においてガス化炉との連絡口付近の流動層
は実質的に小さな流動化速度を与えられた弱流動化域と
して流動媒体の沈降流を生じさせるとともに、第2仕切
壁側すなわち熱回収室側の流動層は実質的に大きな流動
化速度を与えられた強流動化域として流動媒体の上昇流
を生じさせる。その結果、上昇流の一部は弱流動化域へ
向かう流れとなって主燃焼室流動層内に旋回流を生じさ
せるとともに、一部は第2仕切壁を越えて熱回収室に流
入する。そこでガス化炉からの未燃チャーは燃焼炉内の
沈降流に飲み込まれ、旋回流で均一に分散混合し十分な
滞留時間をとって完全に燃焼する。さらにフリーボード
に2次空気を投入することによって、燃焼と脱硫反応を
完結させることができる。
【0010】一方、発生熱量の一部は高温の流動媒体に
よって第1仕切壁下部の連絡口からガス化炉へ還流し、
ガス化用熱源の一部として寄与する。さらに一部の熱量
は高温の流動媒体によって第2仕切壁を越えて熱回収室
に流入する。熱回収室においては、流動層内に実質的に
小さな流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に
設けて弱流動化域を形成し、主燃焼室から第2仕切壁上
部を越えて熱回収室に入った高温の流動媒体が熱回収室
で沈降し、該第2仕切壁の下部連絡口を通って主燃焼室
に還流するような循環流を構成しており、熱回収室流動
層内に配置された伝熱面によって収熱される。また、熱
回収室内は弱流動化域であるため、層内伝熱管の摩耗が
少なく、流動媒体として珪砂の使用が可能であり、石灰
石の使用量は脱硫反応上の必要最少限でよいため、灰の
排出量が少なく環境対策上有利である。また、ガス化炉
及び燃焼炉では、通常650〜950℃の範囲でガス化
または燃焼を行う。
【0011】(2)投入される可燃物中に不燃性の不定
形物質が含まれていても、流動層内の旋回流の方向と不
燃物排出方向が一致しており、また炉床も不燃物排出口
に向かって傾斜しているため、不燃物は容易に排出でき
る。
【0012】(3)第1仕切壁及び第2仕切壁ともに強
流動化域側に倒れるような傾斜面をなすことにより、上
昇流を方向転換して旋回流を形成するのに貢献し、また
背後の弱流動化域側は垂直面をなすことにより、沈降流
が停滞することなく、スムーズに形成される。
【0013】(4)ガス化炉の生成ガス及び燃焼炉から
の燃焼排ガスを、それぞれ溶融炉に導入合流し、可燃性
ガス、可燃分を含む微粒子を1200℃以上の高温で燃
焼、灰分を溶融させることにより、有害ガス成分の高温
分解、廃棄物である灰の溶融減容化および重金属類の溶
出防止が可能である。
【0014】(5)本発明の流動層ガス化燃焼炉を耐圧
構造とするか、圧力容器に内蔵して、大気圧以上で運転
し、かつ取り出された排出ガスをそれぞれ集塵し、その
後ガスタービンに導入することによって、ガスタービン
入口温度を1300℃以上で運転することができ、発電
効率を大幅に向上させることができる。ガス化炉に燃料
を供給し、部分燃焼ガス化させ、発生する未燃チャーな
どのうち生成ガスと同伴するものは、後段に設置したガ
ス冷却装置で600℃以下に冷却することによって、例
えば、ガスタービンブレードの高温腐食の原因となるN
a,Kなどのアルカリ金属を固化あるいは粒子表面に固
定化し、該粒子を集塵機で捕集したあと燃焼炉に導入し
て完全燃焼させる。
【0015】また、燃焼炉の燃焼排ガスは圧力容器を出
たあと、後段に設置したガス冷却装置で600℃以下に
冷却し、この冷却によってNa,Kなどのアルカリ金属
を固化あるいは粒子表面に固定化したあと集塵機で捕集
し排出する。高温腐食の原因となるNa,Kを取り除い
て清浄になった燃焼排ガスと、前記ガス化炉を出たあと
集塵されて清浄になった生成ガスをガスタービンに導入
し、1300℃以上の高温で燃焼し、ガスタービンを高
効率で駆動する。ガスタービンはコンプレッサー及び発
電機を駆動する。
【0016】一方、燃料として石炭を使用する場合、石
灰石を混合あるいは別途供給して、炉内脱硫反応させる
ことができる。すなわち、ガス化炉にて発生する硫化水
素H2 SをCaOと脱硫反応させてCaSとし、生成ガ
スに同伴させて集塵機で捕集し、主燃焼室に投入するほ
か、ガス化炉から第1仕切壁上部の連絡口を通る反転流
によって、未燃チャーなどと共にCaSを主燃焼室に導
入する。そこで酸化雰囲気で完全に燃焼し、またCaS
はCaSO4 となり、燃焼排ガスに同伴して集塵機で捕
集、排出する。
【0017】本発明の第2の態様においては、流動層炉
であって、第1仕切壁でガス化炉と燃焼炉に分割すると
ともに、該第1仕切壁は下部と、上部すなわち流動層表
面近傍に開口部を有してガス化炉と燃焼炉を相互に連絡
し、前記ガス化炉においては、流動層内に異なる流動化
速度を与えるような散気装置を炉床部分に設け、前記第
1仕切壁に近い側の流動化部分を実質的に大きな流動化
速度を与えられた強流動化域として流動媒体の上昇流を
生じさせ、前記第1仕切壁と離れた区域は実質的に小さ
な流動化速度を与えられた弱流動化域として流動媒体の
沈降流を生じさせ、該弱流動化域に可燃物を投入するよ
うに構成し、前記強流動化域における上昇流の一部は、
流動層表面近傍で前記弱流動化域に向かう流れとなっ
て、ガス化炉流動層内に旋回流を形成するとともに、一
部は反転流となって、前記第1仕切壁上部の連絡口から
燃焼炉へ流入し、前記燃焼炉においては、流動層内に異
なる流動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設
け、前記ガス化炉との第1仕切壁に近い区域を実質的に
小さな流動化速度を与えられた弱流動化域として流動媒
体の沈降流を生じさせ、前記第1仕切壁と離れた区域
は、実質的に大きな流動化速度を与えられた強流動化域
として流動媒体の上昇流を生じさせて、流動層内に旋回
流を形成させる結果、前記ガス化炉から仕切壁上部の連
絡口を通して燃焼炉に流入した流動媒体は、燃焼炉内の
旋回流によって流動層内を下降しつつ、未ガス化成分で
あるチャーが燃焼し、高温となった流動媒体の一部は炉
底付近で第1仕切壁下部の連絡口からガス化炉へ還流す
ることによって、ガス化炉における熱分解ガス化の熱源
として作用することを特徴とするものである。
【0018】本発明の第2の態様においては、ガス化炉
において、流動層内に異なる流動化速度を与えるような
散気装置を炉床部分に設け、第1仕切壁に近い流動層を
実質的に大きな流動化速度を与えられた強流動化域とし
て流動媒体の上昇流を生じさせ、他側の流動層を実質的
に小さな流動化速度を与えられた弱流動化域として流動
媒体の沈降流を生じさせる。その結果、流動層内に旋回
流を形成するとともに、強流動化域の上昇流のうち一部
の流動媒体は反転流として第1仕切壁上部連絡口を通し
て燃焼炉に流入する。そこで該弱流動化域に可燃物を投
入するように構成すれば、可燃物は沈降流に飲み込ま
れ、旋回流で均一に分散混合し、十分な滞留時間をとっ
て部分燃焼ガス化作用を受ける。一方ガス化しにくいチ
ャーは反転流によって燃焼炉に導入される。
【0019】一方、第1仕切壁の向こう側に形成される
燃焼炉においては、流動層内に異なる流動化速度を与え
るような散気装置を炉床部分に設け、ガス化炉との第1
仕切壁に近い区域の流動層は実質的に小さな流動化速度
を与えられた弱流動化域として流動媒体の沈降流を生じ
させるとともに、第1仕切壁側と離れた区域の流動層は
実質的に大きな流動化速度を与えられた強流動化域とし
て流動媒体の上昇流を生じさせる。その結果、上昇流の
一部は弱流動化域へ向かう流れとなって燃焼炉の流動層
内に旋回流を生じさせる。ガス化炉から仕切壁上部の連
絡口を通して燃焼炉に流入した流動媒体は、燃焼炉内の
旋回流によって流動層内を下降しつつ、未ガス化成分で
あるチャーが燃焼し、高温となった流動媒体の一部は炉
底付近で仕切壁下部の連絡口からガス化炉へ還流するこ
とによって、ガス化炉における熱分解ガス化の熱源とし
て作用する。
【0020】燃料の熱分解ガス化作用を生じさせるため
には、熱エネルギーが必要であり、通常、石炭ガス化の
場合、石炭を燃焼させて得られる熱エネルギーを利用し
ている。そこでは、ガス化効率の向上をはかりタール発
生の抑制のためには高温化が必要なことから、本来出来
るだけガスに転化すべき石炭を無駄に燃焼しているのが
実状である。本発明の第2の態様では、上述したよう
に、未ガス化成分であるチャーの燃焼熱を高温流動媒体
によってガス化炉に還元するため、その熱量の分だけ石
炭の燃焼を節約することが出来る。その結果、空気の投
入量を減らすことができ、ガス化効率の向上と、単位体
積あたりのガスの発熱量を増加させることが可能とな
る。
【0021】
【実施例】図1は本発明に係る流動層ガス化燃焼炉の縦
断面図である。図1に示すように、流動層炉1の内部は
第1仕切壁2によってガス化炉3と燃焼炉4に分割され
ている。第1仕切壁2には上部連絡口37、下部連絡口
38が設けてあり、ガス化炉3と燃焼炉4とが相互に連
絡されている。ガス化炉3と燃焼炉4との境界をなす第
1仕切壁2は、ガス化炉側においてはガス化炉側に倒れ
るような傾斜面2aをなし、一方燃焼炉側は垂直面にな
っている。ガス化炉3にはガス排出口49が設けられ、
このガス排出口49から生成ガス50が外部に導出され
る。
【0022】一方、燃焼炉4はさらに第2仕切壁5によ
って、主燃焼室6と熱回収室7とに分割されている。た
だし、上方では分割されず、フリーボード部分は主燃焼
室と熱回収室とは一体化しており、それぞれの燃焼排ガ
スはフリーボード部分で混合されたのち、ガス排出口5
1から燃焼排ガス52となって外部に導出される。熱回
収室7には伝熱面46が埋設されており、流動媒体から
熱回収することができる。燃焼炉4において、主燃焼室
6と熱回収室7との境界をなす第2仕切壁5は、主燃焼
室側においては主燃焼室側に倒れるような傾斜面5aを
なし、一方、熱回収室側は垂直面になっている。また第
2仕切壁5には、下部連絡口40が設けてあり、上部開
口部39と合わせ主燃焼室6と熱回収室7相互の流動媒
体の移動が可能になっている。
【0023】ガス化炉3の下部には炉床27,28が構
成されており、炉床27,28の下部には風箱8,9が
設けられている。風箱8,9にはそれぞれ接続口13,
14を通して、流動化ガス18,19が導入される。一
方、炉床27,28にはそれぞれ散気装置32,33が
設けられている。散気装置32からは、実質的に小さな
流動化速度を与えるように流動化ガスを噴出し、その結
果、炉床27の上方に弱流動化域41を形成する。散気
装置33からは、実質的に大きな流動化速度を与えるよ
うに流動化ガスを噴出し、炉床28の上方に強流動化域
42を形成する。ガス化炉3の流動層内に2つの異なる
流動化域が存在する結果、流動媒体が弱流動化域41で
沈降し、強流動化域42で上昇する旋回流が生じる。
【0024】一方、燃焼炉4においても、主燃焼室6の
下部には炉床29,30が構成されており、炉床29,
30の下部には風箱10,11が設けられている。風箱
10,11にはそれぞれ接続口15,16を通して流動
化ガス20,21が導入される。一方、炉床29,30
にはそれぞれ散気装置34,35が設けられている。散
気装置34からは、実質的に小さな流動化速度を与える
ように流動化ガスを噴出し、その結果、炉床29の上方
に弱流動化域43を形成する。散気装置35からは、実
質的に大きな流動化速度を与えるように流動化ガスを噴
出し、炉床30の上方に強流動化域44を形成する。主
燃焼室6の流動層内に2つの異なる流動化域が存在する
結果、流動媒体が弱流動化域43で沈降し、強流動化域
44で上昇する旋回流が生じる。
【0025】一方、熱回収室7においても、下部には炉
床31が構成されており、炉床31の下部には風箱12
が設けられている。風箱12には接続口17を通して流
動化ガス22が導入される。また炉床31には散気装置
36が設けられている。散気装置36からは、実質的に
小さな流動化速度を与えるように流動化ガスを噴出し、
その結果、炉床31の上方に弱流動化域45を形成す
る。
【0026】上述のように、流動化速度の異なる複数の
流動化域を組み合わせることよって、以下のような流れ
が生じる。すなわち、ガス化炉3の流動層内において
は、弱流動化域41で流動媒体は沈降流55にのって下
降する。そして炉床27近くで、強流動化域42に向か
う水平流56に転じ、強流動化域42ではさらに上昇流
57となる。一方、上昇流57は流動層表面近傍で、弱
流動化域41へ向かう流れ58と第1仕切壁2の連絡口
37を通って燃焼炉4へ向かう反転流59とに分岐す
る。従って、ガス化炉3の流動層内部では弱流動化域4
1で沈降し、強流動化域42で上昇する旋回流が形成さ
れる一方で、一部の流動媒体は第1仕切壁上部の連絡口
37を通って主燃焼室6に導入される。
【0027】一方、主燃焼室6においても、炉床29の
上方には弱流動化域43が形成され、また炉床30の上
方には強流動化域44が形成されているため、主燃焼室
6の流動層内においても、弱流動化域43で流動媒体は
沈降流60にのって下降する。そして炉床29の近く
で、一部は第1仕切壁2の下部連絡口38を通る還流6
7となってガス化炉3に戻るほか、強流動化域44に向
かう水平流61となり、強流動化域44ではさらに上昇
流62となる。一方、上昇流62は流動層表面近傍で、
弱流動化域43へ向かう流れ63と第2仕切壁5の上部
開口部39を通って、熱回収室7へ向かう反転流64と
に分岐する。従って、燃焼炉4の流動層内部では弱流動
化域43で沈降し、強流動化域44で上昇する旋回流が
形成される一方で、一部の流動媒体は第2仕切壁5の上
部を越えて熱回収室7に導入される。
【0028】一方、熱回収室7においては、弱流動化域
45が形成されているので、沈降流65が生じ、さらに
流動媒体は第2仕切壁5の下部連絡口40を通る還流6
6によって主燃焼室6へ戻る。このようにガス化炉3、
燃焼炉4の主燃焼室6、燃焼炉4の熱回収室7の流動層
においては、それぞれ内部の旋回流と相互の循環流とが
形成されている。従って、ガス化炉3の弱流動化域41
の上方に可燃物投入口47を設け、可燃物48を投入す
ると、沈降流55によってガス化炉3の流動層内部に飲
み込まれ、旋回流によって均一に分散混合し、部分燃
焼、ガス化が行われる。ガス化炉3の炉床部分に供給す
る流動化ガスの酸素含有量は、投入される可燃物48に
対する理論燃焼に必要な酸素量以下に設定されている。
この流動化ガスは、空気、水蒸気、酸素、または燃焼排
ガスのいずれかであるか、あるいはそれらのうち2つ以
上を組み合わせたものからなっている。
【0029】一方、未燃チャーを含む流動媒体は反転流
59によって主燃焼室6に導入され、そこで沈降流60
によって流動層内に飲み込まれ、旋回流によって均一に
分散混合し、酸化雰囲気で完全に燃焼される。図1に示
されるように、必要に応じて弱流動化域43の上方に燃
料投入口68を設け、補助燃料69を供給することも可
能である。また、フリーボードに複数のノズル53を設
け、2次空気54を導入して完全に燃焼させることも必
要に応じて行うことができる。
【0030】燃焼炉3の主燃焼室6内における燃焼によ
り発生した熱量は、一部が第1仕切壁2の下部連絡口3
8を通る還流67によってガス化炉3に導入されてガス
化熱源となるほか、第2仕切壁上部39を越える反転流
64として熱回収室7に入り、沈降流65となったの
ち、第2仕切壁下部連絡口40から主燃焼室6に戻る流
動媒体循環流によって、熱回収室7に運ばれ、伝熱面4
6を通じて外部に取り出される。このように投入された
可燃物のエネルギーについて、一部はガスとなって化学
エネルギーとして取り出され、ガス化しにくい成分は熱
エネルギーとして有効に高効率で回収することが可能で
ある。
【0031】また、投入される可燃物の中に不燃分が混
入していることも多い。そのため、本実施例において
は、ガス化炉3の炉床28と燃焼炉4の炉床29との間
に不燃物排出口23が設けられており、この排出口23
から不燃物25を排出するようにしている。さらに、補
助燃料69に不燃物が混入している場合には、本実施例
のように主燃焼室6の炉床30と熱回収室7の炉床31
の間に不燃物排出口24を設け、この排出口24から不
燃物26を排出してもよい。また、不燃物排出を容易に
するため、それぞれの炉床が不燃物出口に向かって下降
傾斜面をなしていることが好ましい。
【0032】図2は図1に示す流動層ガス化燃焼炉の別
の形態の実施例を示す。図1に示す実施例においては、
ガス化炉3、主燃焼室6、熱回収室7が一直線上に並ん
で配置されているが、図2に示す実施例では、直角に組
み合わせた例を示す。図2は本発明の流動層燃焼ガス化
炉の水平断面図を示しており、流動層炉1の内部を第1
仕切壁2で、ガス化炉3と燃焼炉4に分割している。
【0033】一方、燃焼炉4は、さらに第2仕切壁5に
よって主燃焼室6と熱回収室7に分割されているが、図
1の実施例の場合とは異なり、第1仕切壁2と第2仕切
壁5は同一平面上にあり、ガス化炉3と熱回収室7は第
3仕切壁70を隔てて隣り合っている。ただし、第3仕
切壁70には開口部はなく、完全に分離されている。ま
た、流動層に関しては、図1の実施例と同じように、流
動化速度の異なる領域を形成することにより、ガス化炉
3の流動層においては弱流動化域41で沈降し、強流動
化域42で上昇する循環流が構成され、一部は反転流と
なって主燃焼室6に移行する。
【0034】一方、主燃焼室6においても同様に弱流動
化域43で沈降し、強流動化域44で上昇する循環流が
構成され、一部は反転流64となって熱回収室7に移行
するが、図1の実施例の場合とは異なり、主燃焼室6に
おける循環流の旋回面は、ガス化炉3における循環流の
旋回面とは直角になっている。また主燃焼室6と熱回収
室7の間の循環流の旋回面も、主燃焼室6内における循
環流の旋回面とは直角になっている。このように構成す
ることにより、流動層炉1の水平断面形状がより正方形
に近くなり、製作上、プラント構成上の利点がある。
【0035】図3は廃熱ボイラおよび蒸気タービンと組
み合わせて使用される本発明の流動層ガス化燃焼炉の実
施例である。図3に示すように、ガス化炉3のガス排出
口49から排出された生成ガスと、燃焼炉4のガス排出
口51から排出された燃焼排ガスは、それぞれ溶融燃焼
炉101に導かれ、円筒形の1次燃焼室102にタンジ
ェンシャル(接線方向)に吹き込まれる。1次燃焼室1
02及び2次燃焼室103には、必要に応じて補助燃料
104が供給され、酸素または空気、あるいはそれらの
混合気体が吹き込まれ、1200〜1300℃以上で燃
焼する。その結果、灰が溶融し、またダイオキシン、P
CBなどの有害物質が高温で分解される。溶融灰106
は排出口105を出た後、水室107で急冷され、スラ
グ108となって排出される。
【0036】一方、溶融燃焼炉101から排出される高
温の燃焼ガスは、廃熱ボイラ109、エコノマイザー1
10、空気予熱器111で順次冷却され、集塵機11
2、誘引送風機113を経て大気に放出される。空気予
熱器111を出た燃焼ガスには、必要に応じて、集塵機
112の手前で消石灰などの中和剤114が添加され
る。
【0037】一方、ボイラ給水116はエコノマイザー
110を経由して廃熱ボイラ109にて過熱蒸気121
となり、蒸気タービンを駆動する。また燃焼用気体11
5は酸素、空気、あるいはそれらの混合気体として、空
気予熱器111で加熱され、溶融燃焼炉101、及び燃
焼炉4のフリーボードに供給される。また、本図には図
示していないが流動化ガス18〜22とすることも可能
である。さらに特に図示はしないが、廃熱ボイラ10
9、エコノマイザー110、空気予熱器111から排出
される灰117,118は燃焼炉4に戻すことも可能で
ある。一方、集塵機112で捕集された飛灰119は、
揮散したNa,K等のアルカリ金属塩を含む場合には処
理機120にて薬品処理される。
【0038】図4は、本発明の流動層ガス化燃焼炉を大
気圧以上の圧力条件で運転する場合の実施例を示す図で
ある。図4では図示しないが、流動層炉1そのものを耐
圧構造としてもよい。しかし、耐熱機能と耐圧機能を分
離したほうが、構造上、有利であるため、本実施例にお
いては、流動層炉1を圧力容器201の内部に格納し、
ガス化炉3及び燃焼炉4を大気圧以上で運転することを
可能にしている。
【0039】燃焼炉4からの燃焼ガス排出口51、ガス
化炉3からの生成ガス排出口49、ガス化炉3への可燃
物供給口47、燃焼炉4の2次空気供給口53、および
その他の流動化ガス供給ライン、不燃物排出ラインなど
は圧力容器201を貫通している。本実施例において
は、ガス化炉3に可燃物48を供給し、部分燃焼ガス化
させる。可燃物供給方法は本図に記載のスクリューによ
る方法の他、空気輸送や、スラリー状態での供給も可能
である。
【0040】ガス化炉3で発生する未燃チャー等のうち
生成ガスと同伴したものは、後段に設置したガス冷却装
置202で600℃以下に冷却し、例えばガスタービン
ブレードの高温腐食の原因となるNa,Kなどのアルカ
リ金属を固化あるいは粒子表面に固定化し、該粒子を集
塵機203で捕集したあと燃焼炉4に導入して完全燃焼
させる。燃焼炉4の燃焼排ガスは圧力容器201を出た
あと、後段に設置したガス冷却装置204で600℃以
下に冷却し、この冷却によってNa,Kなどのアルカリ
金属を固化あるいは粒子表面に固定化し、該粒子を集塵
機205で捕集し排出する。集塵機203,205には
セラミックフィルタを用いることが多いが、他の形式の
集塵機でもよい。
【0041】高温腐食の原因となるNa,Kを取り除い
て清浄になった燃焼ガスと、前記ガス化炉3を出たあと
集塵機203で集塵されて清浄になった生成ガスを燃焼
器206で混合燃焼させるが、それぞれのガスを冷却し
た分、燃焼器206へ持ちこまれる熱エネルギーが低下
するので、燃焼器206にて高温燃焼させるためには、
燃焼炉4での空気過剰率をなるべく少なくして運転し、
燃焼排ガス量を低減する。そして、燃焼器206で燃焼
に必要な酸素は、別途、酸素207として燃焼器206
に供給する。
【0042】燃焼器206からの高温高圧燃焼排ガス
は、ガスタービン209を高効率で駆動する。ガスター
ビン209はコンプレッサ210、発電機211を駆動
する。ガスタービン209を出た排ガスは熱回収装置2
12で冷却されたのち、大気放出される。なお、本実施
例においては、タービンブレードの材質が向上すれば、
ガス冷却装置202,204は省略してもよい。
【0043】一方、可燃物48として石炭を使用する場
合、石灰石214を混合あるいは別途供給して炉内脱硫
反応させる。すなわち、ガス化炉3にて発生する硫化水
素H2 SをCaOと脱硫反応させてCaSとし、生成ガ
スに同伴させて集塵機203で捕集し、主燃焼室6に投
入する。
【0044】また、ガス化炉3から第1仕切壁上部の連
絡口を通る反転流によって、未燃チャーなどと共にCa
Sを含む流動媒体が主燃焼室6に導入される。そこで沈
降流によって流動層内に飲み込まれ、旋回流によって均
一に分散混合し、酸化雰囲気で完全に燃焼され、またC
aSはCaSO4 となり、燃焼排ガスに同伴して集塵機
205で捕集、排出される。さらにガス化炉3における
炉内脱硫反応が不十分な場合、ガス化炉を出た後、追加
の脱硫反応装置213を設けることもよい。
【0045】なお、図1乃至図4に示す実施例におい
て、同一の作用及び機能を有する構成要素は同一符号を
付して示されている。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下に列
挙する効果を奏する。 (1)部分燃焼ガス化したあとチャーを完全に燃焼する
ことができるため、ガス化しにくくチャー発生量が多い
可燃物であっても、利用することができ、ガス化溶融シ
ステムなどのメリットを生かすことができる。 (2)ガス化炉と燃焼炉が一体化しており、コンパクト
である。 (3)未反応チャーの移送が簡便で制御が容易である。
即ち、ガス化炉と燃焼炉が一体化していることから、ガ
ス化炉から燃焼炉へのチャーの移送に関しては、配管や
Lバルブなど複雑な機械設備が不要であり、しかも移送
量はガス化炉、燃焼炉相互の流動化速度の変化によって
制御するため、容易かつシンプルである。また、配管内
部での閉塞トラブルなどもない。 (4)ガス化炉のガス化熱源として燃焼炉からの還流流
動媒体の保有熱量が有効に利用できるため、ガス化炉へ
の空気の投入量を減らすことができ、ガス化効率の向上
と、単位体積あたりのガスの発熱量を増加させることが
可能となる。 (5)ガス化炉における燃料分散が良好である。即ち、
ガス化炉流動層内部における旋回流により、燃料の飲み
込みがよく滞留時間を長くとれるほか、分散混合がよい
ので均一な部分燃焼ガス化が可能であり、また燃料の供
給箇所も少なくてよい。 (6)不燃物を含む燃料であっても利用できる。 (7)大気圧以上で運転することにより、さらに高効率
を得ることができる。即ち、従来の加圧流動床ボイラに
おいては、ガスタービン入口温度が850〜900℃で
あったのに対し、石炭をガス化炉で部分燃焼によりガス
化し、残りの可燃分は燃焼炉で完全燃焼して、それぞれ
の炉から排出される生成ガスと燃焼排ガスをガスタービ
ンに導入することによって、ガスタービン入口での燃焼
ガス温度を1300℃以上にあげることができる。その
結果、送電端効率を42%〜46%へと大幅に向上させ
ることができる。 (8)燃焼炉が内部循環流動床ボイラであることによ
り、以下の効果を奏する。 1) 燃焼炉での発生
熱を高効率で回収できる。 2) 負荷変化時の制御について、流動層の層高変化の
必要がなく、熱回収室の流動化速度を変化させることで
簡単に対応できる。 3) 流動層の層高変化の必要がないので、流動媒体貯
留槽や移送配管などの設備が不要であり、設備が簡素化
できる。 4) 負荷変化時においても流動層温度および燃焼ガス
温度を一定に制御でき、ガスタービン効率が安定してい
る。 5) 熱回収室が弱流動化域であるため、層内伝熱管の
摩耗が少なく、そのため流動媒体に硬い珪砂の使用が可
能であり、灰の排出量が少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流動層ガス化燃焼炉の一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る流動層ガス化燃焼炉の別の形態を
示す平面図である。
【図3】発熱ボイラ及び蒸気タービンと組み合わせて使
用される本発明に係る流動層ガス化燃焼炉を示す系統図
である。
【図4】本発明に係る流動層ガス化燃焼炉を大気圧以上
の圧力条件で運転する場合のシステムを示す系統図であ
る。
【符号の説明】 1 流動層炉 2 第1仕切壁 3 ガス化炉 4 燃焼炉 5 第2仕切壁 6 主燃焼室 7 熱回収室 8,9,10,11,12 風箱 13,14,15,16,17 接続口 18,19,20,21,22 流動化ガス 23,24 不燃物排出口 25,26 不燃物 27,28,29,30,31 炉床 32,33,34,35,36 散気装置 37 上部連絡口 38,40 下部連絡口 41,43 弱流動化域 42,44 強流動化域 46 伝熱面 47 可燃物投入口 48 可燃物 49,51 ガス排出口 68 燃料投入口 70 第3仕切壁 101 溶融燃焼炉 102 1次燃焼室 103 2次燃焼室 107 水室 109 廃熱ボイラ 110 エコノマイザー 111 空気予熱器 112 集塵機 113 誘引送風機 201 圧力容器 202,204 ガス冷却装置 203,205 集塵機 206 燃焼器 209 ガスタービン 210 コンプレッサ 211 発電機 212 熱回収装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/30 ZAB F23G 5/30 ZABB ZABE F23J 1/00 F23J 1/00 B (72)発明者 細田 修吾 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動層炉であって、第1仕切壁でガス化
    炉と燃焼炉に分割するとともに、該第1仕切壁は下部
    と、上部すなわち流動層表面近傍で相互に連絡するよう
    に開口を有し、 前記ガス化炉においては、流動層内に異なる流動化速度
    を与えるような散気装置を炉床部分に設け、 前記第1仕切壁に近い区域の流動層は実質的に大きな流
    動化速度を与えられた強流動化域として流動媒体の上昇
    流を生じさせ、 前記第1仕切壁と離れた区域は実質的に小さな流動化速
    度を与えられた弱流動化域として流動媒体の沈降流を生
    じさせ、該弱流動化域には可燃物を投入するように構成
    し、 前記強流動化域における前記上昇流の一部は、流動層表
    面近傍で前記弱流動化域に向かう流れとなって、ガス化
    炉の流動層内に旋回流を形成するとともに、一部は反転
    流となって、前記第1仕切壁上部の連絡口から燃焼炉へ
    流入し、 前記第1仕切壁を介した前記燃焼炉においては、さらに
    第2仕切壁を設けて流動層部分を主燃焼室と、熱回収室
    とに分割し、 前記第2仕切壁は下部の連絡口で主燃焼室と熱回収室を
    相互に連絡するとともに、上端部は流動層表面近傍まで
    として、フリーボード部分においては、主燃焼室と熱回
    収室とを一体化させ、 前記主燃焼室においては、流動層内に異なる流動化速度
    を与えるような散気装置を炉床部分に設け、 前記第1仕切壁に近い区域の流動層は実質的に小さな流
    動化速度を与えられた弱流動化域とし、また第2仕切壁
    に近い区域は実質的に大きな流動化速度を与えられた強
    流動化域とする結果、 弱流動化域には流動媒体の沈降流を生じさせ、該沈降流
    の一部は、第1仕切壁の下部連絡口からガス化炉へ還流
    してガス化炉と主燃焼室との間に循環流を生じ、また強
    流動化域には流動媒体の上昇流を生じさせ、該上昇流の
    一部は第1仕切壁側の弱流動化域に向かう流れとなっ
    て、主燃焼室流動層内にも旋回流を生じるとともに、一
    部は反転流となって第2仕切壁を越えて熱回収室に入
    り、 前記熱回収室においては、流動層内に実質的に小さな流
    動化速度を与えるような散気装置を炉床部分に設けて弱
    流動化域を形成する結果、主燃焼室から第2仕切壁上部
    を越えて熱回収室に入った流動媒体が熱回収室で沈降
    し、該第2仕切壁の下部連絡口を通って主燃焼室に還流
    するような循環流を構成し、熱回収室流動層内には伝熱
    面を配置したことを特徴とする流動層ガス化燃焼炉。
  2. 【請求項2】 前記ガス化炉の炉床部分に供給する流動
    化ガスの酸素含有量は、投入可燃物に対する理論燃焼に
    必要な酸素量以下であることを特徴とする請求項1記載
    の流動層ガス化燃焼炉。
  3. 【請求項3】 前記ガス化炉の炉床部分に供給する流動
    化ガスは、空気、水蒸気、酸素、または燃焼排ガスのい
    ずれかであるか、あるいはそれらのうち2つ以上を組み
    合わせたものであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の流動層ガス化燃焼炉。
  4. 【請求項4】 前記ガス化炉と燃焼炉との境界をなす第
    1仕切壁は、ガス化炉側においてはガス化炉側に倒れる
    ような傾斜面をなし、一方燃焼炉側は垂直面であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の流
    動層ガス化燃焼炉。
  5. 【請求項5】 前記燃焼炉において、主燃焼室と熱回収
    室との境界をなす第2仕切壁は、主燃焼室側においては
    主燃焼室側に倒れるような傾斜面をなし、一方、熱回収
    室側は垂直面であることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の流動層ガス化燃焼炉。
  6. 【請求項6】 前記ガス化炉と燃焼炉との間の炉床部分
    に不燃物排出口を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載の流動層ガス化燃焼炉。
  7. 【請求項7】 前記燃焼炉において、主燃焼室と熱回収
    室の間の炉床部分に不燃物排出口を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の流動層ガス
    化燃焼炉。
  8. 【請求項8】 前記ガス化炉と燃焼炉との間の炉床部分
    に不燃物排出口を設けるとともに、前記燃焼炉において
    は主燃焼室と熱回収室の間の炉床部分に不燃物排出口を
    設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項
    に記載の流動層ガス化燃焼炉。
  9. 【請求項9】 炉床が不燃物排出口に向かって傾斜下降
    していることを特徴とする請求項6又は7又は8記載の
    流動層ガス化燃焼炉。
  10. 【請求項10】 前記燃焼炉において、フリーボード部
    分に2次空気を投入するように構成したことを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれか1項に記載の流動層ガス化
    燃焼炉。
  11. 【請求項11】 前記燃焼炉において、弱流動化域に補
    助燃料を投入するように構成したことを特徴とする請求
    項1乃至10のいずれか1項に記載の流動層ガス化燃焼
    炉。
  12. 【請求項12】 前記ガス化炉及び燃焼炉から取り出さ
    れた排出ガスを、それぞれ溶融炉に導入合流させ、排出
    ガスに含まれる可燃性ガス、可燃分を含む微粒子を12
    00℃以上の高温で燃焼させ、灰分を溶融させることを
    特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の流
    動層ガス化燃焼炉。
  13. 【請求項13】 前記ガス化炉及び燃焼炉を大気圧以上
    で運転することを特徴とする流動層ガス化燃焼炉。
  14. 【請求項14】 前記ガス化炉及び燃焼炉を大気圧以上
    で運転し、かつ取り出された排出ガスをそれぞれ集塵
    し、その後ガスタービンに導入したことを特徴とする請
    求項1乃至11のいずれか1項に記載の流動層ガス化燃
    焼炉。
  15. 【請求項15】 前記ガス化炉及び燃焼炉を大気圧以上
    で運転し、かつ取り出された排出ガスをそれぞれ冷却し
    たあと集塵し、その後ガスタービンに導入したことを特
    徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の流動
    層ガス化燃焼炉。
  16. 【請求項16】 大気圧以上で運転するために、圧力容
    器内に流動層ガス化燃焼炉を内蔵したことを特徴とする
    請求項13乃至15のいずれか1項に記載の流動層ガス
    化燃焼システム。
  17. 【請求項17】 流動層炉であって、第1仕切壁でガス
    化炉と燃焼炉に分割するとともに、該第1仕切壁は下部
    と、上部すなわち流動層表面近傍に開口部を有してガス
    化炉と燃焼炉を相互に連絡し、 前記ガス化炉においては、流動層内に異なる流動化速度
    を与えるような散気装置を炉床部分に設け、 前記第1仕切壁に近い側の流動化部分を実質的に大きな
    流動化速度を与えられた強流動化域として流動媒体の上
    昇流を生じさせ、 前記第1仕切壁と離れた区域は実質的に小さな流動化速
    度を与えられた弱流動化域として流動媒体の沈降流を生
    じさせ、該弱流動化域に可燃物を投入するように構成
    し、 前記強流動化域における上昇流の一部は、流動層表面近
    傍で前記弱流動化域に向かう流れとなって、ガス化炉流
    動層内に旋回流を形成するとともに、一部は反転流とな
    って、前記第1仕切壁上部の連絡口から燃焼炉へ流入
    し、 前記燃焼炉においては、流動層内に異なる流動化速度を
    与えるような散気装置を炉床部分に設け、 前記ガス化炉との第1仕切壁に近い区域を実質的に小さ
    な流動化速度を与えられた弱流動化域として流動媒体の
    沈降流を生じさせ、 前記第1仕切壁と離れた区域は、実質的に大きな流動化
    速度を与えられた強流動化域として流動媒体の上昇流を
    生じさせて、流動層内に旋回流を形成させる結果、 前記ガス化炉から仕切壁上部の連絡口を通して燃焼炉に
    流入した流動媒体は、燃焼炉内の旋回流によって流動層
    内を下降しつつ、未ガス化成分であるチャーが燃焼し、
    高温となった流動媒体の一部は炉底付近で第1仕切壁下
    部の連絡口からガス化炉へ還流することによって、ガス
    化炉における熱分解ガス化の熱源として作用することを
    特徴とする流動層ガス化燃焼炉。
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