JP2662718B2 - 多管式貫流ボイラの水位制御方法 - Google Patents
多管式貫流ボイラの水位制御方法Info
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- JP2662718B2 JP2662718B2 JP5099787A JP5099787A JP2662718B2 JP 2662718 B2 JP2662718 B2 JP 2662718B2 JP 5099787 A JP5099787 A JP 5099787A JP 5099787 A JP5099787 A JP 5099787A JP 2662718 B2 JP2662718 B2 JP 2662718B2
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- water
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- level control
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、多管式貫流ボイラにおいて、各負荷におけ
る保有水量を一定に保つことにより、蒸気負荷増加時の
送り出し蒸気の乾き度の低下を防止する水位制御方法に
関するものである。 〔従来の技術〕 従来、多管式貫流ボイラにおいて、循環水戻り管(非
加熱降水管)を用いてボイラの水位を制御する方式とし
て、第2図に示すような構造のものが知られている。第
2図において、1は缶本体で、水管2および管寄せ3か
らなっている。4は循環水戻り管、5は水位検知器、6
は給水ポンプ、7は水位制御装置で、蒸気負荷に関係な
く一定の位置で給水ポンプ6をオン−オフし、水位を一
定範囲内に保つように制御する。8は脱気器兼気水分離
器である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 缶本体1の水位は蒸気負荷によって変化する。すなわ
ち、水管2内では、蒸気負荷の高い場合には蒸発が盛ん
なため、発生した蒸気の占める容積が増加し保有水量は
減少する。また蒸気負荷が低い場合は、水管2内の蒸発
は緩慢になり蒸気の占める容積は減少し保有水量は増加
する。 したがって、循環水戻り管4の水位を一定に保ってい
るにも拘らず、蒸気負荷が変化する度に缶本体1内の保
有水量が変化し、とくに蒸気負荷が急激に増加した場合
には、水管2内の余剰保有水が押し出され、送気蒸気に
混入し蒸気の乾き度が低下するという問題点がある。 本発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、各負荷において保有水量を一定に保つことにより、
蒸気負荷増加時の送り出し蒸気の乾き度の低下を防水す
る方法の提供を目的とするものである。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の多管式貫流ボイラの水位制御方法は、図面を
参照して説明すれば、多管式貫流ボイラの負荷を負荷検
出器9で検出し、負荷が高く缶本体1の保有水量が少な
いときは、水位制御装置7により給水ポンプ6のオン−
オフ水位を高くし、負荷が低く缶本体1の保有水量が多
いときは、水位制御装置7により給水ポンプ6のオン−
オフ水位を低くし、各負荷における保有水量が一定とな
るように制御することを特徴としている。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に
説明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器
の形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がな
い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨の
ものではなく、単なる説明例にすぎない。 第1図は本発明の方法を実施する多管式貫流ボイラを
示している。1は缶本体で、水管2および管寄せ3から
なっている。4は循環水戻り管、5aは水位検知器で、高
水位(水位I)、中水位(水位II)、低水位(水位II
I)を検知するようになっている。6は給水ポンプ、7
は水位制御装置、8は脱気器兼気水分離器、9は負荷検
出器である。 上記のように構成された装置において、負荷検出器9
でボイラの負荷を検出し、その負荷により給水ポンプ6
のオン−オフ水位を変更できる水位制御装置7により、
負荷が高く缶本体1の保有水量が少ないときは、水位検
知器5aにおいて、水位が高くなり水位Iに達するとオフ
とし、水位が低くなり水位IIに達するとオンとするよう
にして、給水ポンプ6のオン−オフ水位を高くし、また
逆に負荷が低く缶本体1の保有水量が多いときは、水位
検知器5aにおいて、水位が高くなり水位IIに達するとオ
フとし、水位が低くなり水位IIIに達するとオンとする
ようにして、給水ポンプ6のオン−オフ水位を低くし、
各負荷における保有水量が一定となるように制御する。 なお水位検知器5aの検知端を一例として3本としてい
るが、4本以上とすることも可能である。 〔発明の効果〕 本発明は上記のように構成されているので、各負荷に
おける保有水量が一定となり、蒸気負荷が急激に増加し
た場合も、余剰保有水の押し出し現象はなくなり、送気
蒸気の乾き度が低下することはないという優れた効果を
有している。
る保有水量を一定に保つことにより、蒸気負荷増加時の
送り出し蒸気の乾き度の低下を防止する水位制御方法に
関するものである。 〔従来の技術〕 従来、多管式貫流ボイラにおいて、循環水戻り管(非
加熱降水管)を用いてボイラの水位を制御する方式とし
て、第2図に示すような構造のものが知られている。第
2図において、1は缶本体で、水管2および管寄せ3か
らなっている。4は循環水戻り管、5は水位検知器、6
は給水ポンプ、7は水位制御装置で、蒸気負荷に関係な
く一定の位置で給水ポンプ6をオン−オフし、水位を一
定範囲内に保つように制御する。8は脱気器兼気水分離
器である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 缶本体1の水位は蒸気負荷によって変化する。すなわ
ち、水管2内では、蒸気負荷の高い場合には蒸発が盛ん
なため、発生した蒸気の占める容積が増加し保有水量は
減少する。また蒸気負荷が低い場合は、水管2内の蒸発
は緩慢になり蒸気の占める容積は減少し保有水量は増加
する。 したがって、循環水戻り管4の水位を一定に保ってい
るにも拘らず、蒸気負荷が変化する度に缶本体1内の保
有水量が変化し、とくに蒸気負荷が急激に増加した場合
には、水管2内の余剰保有水が押し出され、送気蒸気に
混入し蒸気の乾き度が低下するという問題点がある。 本発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、各負荷において保有水量を一定に保つことにより、
蒸気負荷増加時の送り出し蒸気の乾き度の低下を防水す
る方法の提供を目的とするものである。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の多管式貫流ボイラの水位制御方法は、図面を
参照して説明すれば、多管式貫流ボイラの負荷を負荷検
出器9で検出し、負荷が高く缶本体1の保有水量が少な
いときは、水位制御装置7により給水ポンプ6のオン−
オフ水位を高くし、負荷が低く缶本体1の保有水量が多
いときは、水位制御装置7により給水ポンプ6のオン−
オフ水位を低くし、各負荷における保有水量が一定とな
るように制御することを特徴としている。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に
説明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器
の形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がな
い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨の
ものではなく、単なる説明例にすぎない。 第1図は本発明の方法を実施する多管式貫流ボイラを
示している。1は缶本体で、水管2および管寄せ3から
なっている。4は循環水戻り管、5aは水位検知器で、高
水位(水位I)、中水位(水位II)、低水位(水位II
I)を検知するようになっている。6は給水ポンプ、7
は水位制御装置、8は脱気器兼気水分離器、9は負荷検
出器である。 上記のように構成された装置において、負荷検出器9
でボイラの負荷を検出し、その負荷により給水ポンプ6
のオン−オフ水位を変更できる水位制御装置7により、
負荷が高く缶本体1の保有水量が少ないときは、水位検
知器5aにおいて、水位が高くなり水位Iに達するとオフ
とし、水位が低くなり水位IIに達するとオンとするよう
にして、給水ポンプ6のオン−オフ水位を高くし、また
逆に負荷が低く缶本体1の保有水量が多いときは、水位
検知器5aにおいて、水位が高くなり水位IIに達するとオ
フとし、水位が低くなり水位IIIに達するとオンとする
ようにして、給水ポンプ6のオン−オフ水位を低くし、
各負荷における保有水量が一定となるように制御する。 なお水位検知器5aの検知端を一例として3本としてい
るが、4本以上とすることも可能である。 〔発明の効果〕 本発明は上記のように構成されているので、各負荷に
おける保有水量が一定となり、蒸気負荷が急激に増加し
た場合も、余剰保有水の押し出し現象はなくなり、送気
蒸気の乾き度が低下することはないという優れた効果を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多管式貫流ボイラの水位制御方法を実
施する装置の一例を示す説明図、第2図は従来の多管式
貫流ボイラの水位制御方式を示す説明図である。 1……缶本体、2……水管、3……管寄せ、4……循環
水戻り管、5、5a……水位検知器、6……給水ポンプ、
7……水位制御装置、8……脱気器兼気水分離器、9…
…負荷検出器
施する装置の一例を示す説明図、第2図は従来の多管式
貫流ボイラの水位制御方式を示す説明図である。 1……缶本体、2……水管、3……管寄せ、4……循環
水戻り管、5、5a……水位検知器、6……給水ポンプ、
7……水位制御装置、8……脱気器兼気水分離器、9…
…負荷検出器
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.多管式貫流ボイラの負荷を負荷検出器で検出し、負
荷が高く缶本体の保有水量が少ないときは、水位制御装
置により給水ポンプのオン−オフ水位を高くし、負荷が
低く缶本体の保有水量が多いときは、水位制御装置によ
り給水ポンプのオン−オフ水位を低くし、各負荷におけ
る保有水量が一定となるように制御することを特徴とす
る多管式貫流ボイラの水位制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5099787A JP2662718B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 多管式貫流ボイラの水位制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5099787A JP2662718B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 多管式貫流ボイラの水位制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63217108A JPS63217108A (ja) | 1988-09-09 |
JP2662718B2 true JP2662718B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=12874425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5099787A Expired - Lifetime JP2662718B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 多管式貫流ボイラの水位制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2662718B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0749211Y2 (ja) * | 1988-09-16 | 1995-11-13 | 三浦工業株式会社 | ボイラーの水位制御装置 |
JPH0749212Y2 (ja) * | 1988-12-27 | 1995-11-13 | 三浦工業株式会社 | ボイラー用水位制御装置 |
-
1987
- 1987-03-05 JP JP5099787A patent/JP2662718B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63217108A (ja) | 1988-09-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |