JP2662096B2 - 単層ないし複数層が積層した形態の可とう性材料を切断する装置およびこの切断装置を調整する方法 - Google Patents

単層ないし複数層が積層した形態の可とう性材料を切断する装置およびこの切断装置を調整する方法

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JP2662096B2 JP50384595A JP50384595A JP2662096B2 JP 2662096 B2 JP2662096 B2 JP 2662096B2 JP 50384595 A JP50384595 A JP 50384595A JP 50384595 A JP50384595 A JP 50384595A JP 2662096 B2 JP2662096 B2 JP 2662096B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、単層ないし複数層が積層した形態の可とう
性材料を切断する装置に関し、また、この切断装置の調
整方法に関する。
ロータリ式のカッティングホイールを備えた切断装置
は、単層や積層したシート状の可とう性材料を切断する
のに広く用いられている。このような装置は、フランス
特許FR 2,582,864、FR2,582,247、および米国特許第3,
776,072号に開示されている。これらの装置は、 切断する可とう性材料を支持する支持面を有するテー
ブル上面と、カッティングホイールと、前記カッティン
グホイールを回転させる駆動モータと、前記カッティン
グホイールを鋭利にする研ぎ手段とを有するカッティン
グヘッドと、水平方向にカッティングヘッドをテーブル
上で直交する2つの移動軸に沿って移動する水平移動駆
動手段と、カッティングヘッドを鉛直な“接線方向”サ
ーボ制御軸について回転させる回転駆動手段とを有して
いる。
また、これらの切断装置は、可とう性材料を切断する
間テーブル上面に押し付ける手段を有している。これら
の押し付ける手段は、従来、多数の空気通路が形成され
たベッドと、支持面に可とう性材料を保持する吸引手段
から構成されている。
しかしながら、これらの手段は、切断中に可とう性材
料を保持する点では満足できるものの、2つの欠点があ
った。その一つは、特別の支持面が必要なため装置のコ
ストが増大することであり、特に、エネルギ消費の点で
運転コストがかかる。もう一つは、吸着の場合、可とう
性材料と支持面との間に穴のあいたシートをおいて吸着
することである。このシートは、可とう性材料の切断と
同時に切断されるもので、可とう性材料の切断と同じく
らいの切断時間がかかり、また、交換が必要なためコス
トを無視できなほど増大せしめる。
本発明の目的は、これらの欠点を解消し、吸着手段の
ようなシートを保持する手段を不要とするロータリ型カ
ッティングホイールタイプの切断装置を提供することに
ある。
本発明の他の目的は、すぐれた研磨性能を有する改良
された研磨装置を切断装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、支持面に可とう性材料シ
ートが自動的に供給されるようにした切断装置を提供す
ることにある。
さらに、本発明の目的は、支持面に可とう性材料シー
トを幅方向の位置決めをし、カッティングヘッドの位置
を自動的に制御する絶段装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の切断装置は、切
断する可とう性材料を支持する支持面を有するテーブル
と、 カッティングホイールと、前記カッティングホイール
を回転させる駆動モータと、前記カッティングホイール
を鋭利にする研ぎ手段とを有するカッティングヘッド
と、 水平方向にカッティングヘッドをテーブル上で直交す
る2つの移動軸に沿って移動する水平移動駆動手段と、 カッティングヘッドを鉛直な“接線方向”サーボ制御
軸について回転させる回転駆動手段とを有する。
本発明によれば、切断装置は、 テーブル上面は、所定の厚さを有しカッティングホイ
ールが容易に切り込み可能な支持部材で覆われ、 カッティングヘッド、台に取り付けられ、この台が前
記ヘッドをカッティングホイールがテーブル上面から離
間している位置にある上位位置と、カッティングホイー
ルが支持部材に所定の深さに切り込む下位位置との間で
鉛直方向に移動させる手段と連結され、 垂直調整手段がカッティングヘッドの前記下位位置を
調整することによって、カッティングホイールの切り込
み深さを調整することができ、 前記駆動モータモータは、カッティングヘッドによっ
て支持され、カッティングホイールを5000rpm以上で回
転され、それぞれモータとカッティングホイールが水平
な回転軸を有し、 回転駆動手段がカッティングホイールの前記サーボ制
御軸が水平方向に〔D〕だけカッティングホイールの回
転軸から偏心しており、前記カッティングホイールが支
持部材にサーボ制御軸の近傍に位置する前接触点で切り
込めるようになっており、 水平調整手段がサーポ制御軸とカッティングホイール
の回転軸との間の距離〔D〕を調整できるように構成さ
れているものである。
これらの特徴事項は、可とう性材料に切断力以外の力
が加わらないようにすることに寄与する。さらに、切断
力は、ごくわずかに低減される。これは、第1に、カッ
ティングホイールの高回転のためであり、第2にカッテ
ィングホイールが研磨されるからであり、第3にカッテ
ィングホイールの前接触点がサーボ制御軸の近傍に位置
するからである。
実際上、この切断装置は、吸着や他の手段による切断
中の可とう性材料の保持を不必要とする。
従って、可とう性材料は、単層材料の場合、また、互
いに接着し合った積層状の場合は、単に、支持部材に接
着させている状態だけでよい。
本発明の切断装置において、カッティングホイールの
位置を調整する方法は、 カッティングヘッドの下位位置を調整するため調整手
段によって切り込み深さを決定し、 カッティングホイールを回転させながらアバットメン
トまで下降させて第1回目のラインにそって接触をさ
せ、 カッティングホイールを再び上昇させて、カッティン
グヘッドを90゜旋回させ、 カッティングホイールを回転させながらアバットメン
トまで再び下降させて第1回目のラインと直交する第2
回目ラインでの接触をさせ、 接触ラインを接触点から延びる長さを決定するための
ラインでの衝撃を調べ、 水平調整手段を作動させて接触ラインとの接触点を越
えて0.5〜2mmの範囲にある接触ラインの長さを得ること
を特徴とするものである。
この調整方法によれば、下位アバストメントの位置に
かかわらず、従って、支持部材への切り込み深さにかか
わらず、前接触点は、わずかのオフセットでサーボ制御
軸上にある。
このようにして、前接触点は前にわずかにオフセット
しているので、可とう性部材の一部が巻き付くおそれも
なく切断力は低減される〔というのは、前接触点がサー
ボ制御軸上にあり、可とう性材料は切りつけられないか
らである。〕。
本発明の他の特徴によれば、研ぎ手段は、 それぞれカッティングホイールに対向する研磨面を有
する2枚の研磨手段で、研磨手段がカッティングホイー
ルに切断角を与え、他の研磨手段かねじ切り作用を営む
ようになっており、 研磨手段を随時対応するカッティングホイールの面に
押し付ける移動手段とを有することを特徴とするもので
ある。
さらに、好適な実施形態によれば、研磨手段は、カッ
ティングホイールの対応する面に対してそれぞれ異なっ
た傾斜角をなす位置に取り付けられ、研磨手段のカッテ
ィングホイールとの接触面積が研磨手段のそれに比べて
小さいことを特徴とするものである。
さらに、本発明の他の特徴によれば、研磨手段のカッ
ティングホイールの面と接触する領域が研磨面の中心に
関して偏心しており、接触状態では、カッティングホイ
ールの回転によって研磨手段が回転することを特徴とす
るものである。
好適な実施形態によれば、カッティングヘッドは、 台に垂直移動手段を介して支持され駆動モータが取り
付けられる固定部と、 カッティングホイールを支持するスライドである移動
部と、 スライドを固定部に対して手動で移動し、距離〔D〕
を調節するための移動手段とからなることを特徴とする
ものである。
本発明の他の特徴事項によれば、、カッティングホイ
ールか、プーリが取り付けられる水平軸によって支持さ
れ、この軸がスライドの移動軸と直交する軸に沿って延
び、 駆動モータがプーリを支持する駆動軸を含み、この駆
動軸がカッティングホイールの軸と平行であり、 Oリングからなり前記プーリに巻きかけられるドライ
ブベルトを含むことを特徴とするものである。
好適な実施形態によれば、テーブル上部は、支持面を
有し2つのローラに巻きかけられた無端ベルトからな
り、 支持部材は、ベルトの表面全体に取り付けられ、 駆動手段は、送られるべき長さのベルトを送ることが
できるように構成されていることを特徴とするものであ
る。
さらに、本発明は、枠体と協動し、ベルトに対して押
し付ける垂直移動手段と連結されるクランプバーと、 枠体を移動する駆動手段と、ベルトを送る手段でベル
トを枠体と同期させて駆動する手段を有することを特徴
とする。
さらに、本発明は、好ましくは、可とう性材料を支持
材料の幅方向に自動的に位置決めする手段を備える。こ
の手段は、可とう性材料のシートを供給するローラを支
持し、シートををベルトに供給する支持手段と、 ベルトに供給される可とう性材料のシートの縁を検知
する手段と、 支持手段を幅方向に移動する手段で、検知手段からの
信号に基づいてローラを位置決めする幅方向移動手段と
を具備することを特徴とする。
本発明の他の特徴、目的、利点は、次の詳細に説明す
る好適な実施形態において、示されるが、これは、本発
明に何等限定を与えるものではない例示である。この実
施形態において、 図1は、本発明の切断装置およびそのカッティングヘ
ッドの水平移動手段を示す斜視図、 図2は、図1のA平面にそった断面図で、垂直移動手
段に取り付けられるカッティングヘッドを示す図、 図3は、カッティングヘッドの側面図、 図4は、図3の反対側から見た側面図、 図5は、B平面に沿ったカッティングヘッドの縦断面
図、 図6は、水平C平面に沿ったカッティングヘッドの横
断面図、 図7は、水平D平面に沿ったカッティングヘッドの横
断面図、 図8は、水平E平面に沿ったカッティングヘッドの横
断面図、 図9は、本発明の切断装置の模式図、 図10は、可とう性材料を担持するローラを幅方向に移
動する手段を示す模式図である。
図9に模式的に示す切断装置は、単層あるいは積層形
態のシート状の可とう性材料を自動切断できるように設
計されている。
この切断装置は、切断テーブルと、一幅の可とう性材
料を供給する手段と、カッティングホイールを支持する
カッティングヘッドと、カッティングテーブルの上を長
さ方向に移動可能に取り付けられた枠体と、この枠体に
長さ方向、すなわち、前記枠体の移動方向と直交する方
向に枠体に取り付けられた往復台からなるカッティング
ヘッドを移動する手段とを備えるものである。また、こ
の切断装置は、図示されない数値制御装置を備え、すべ
ての運転パラメータが数値制御されるようになってい
る。
カッティングテーブルは、図示されないフレームを含
み、このフレームによって、無端ベルト1が支持され
る。無端ベルト1は、PVCのような材質からなるもの
で、ローラ2、3に巻きかけされている。このうち、一
方のローラには、図示されない駆動手段が連結されてお
り、ベルト1が移動するように構成されている。
さらに、ベルト1の表面全体には、例えば、発泡ポリ
ウレタンなどの材料からなる発泡マットで被覆されてお
り、カッティングホイールが容易に食い込めることがで
きる。発泡マットは、定期的に交換されるものであり、
例えば、両面粘着テープのような手段を用いてベルトに
取り付けられる。
切断装置は、さらに、一本の可とう性部材4を、この
可とう性材料をロール状に巻いたローラ5から供給する
手段を備える。
この供給手段は、ベルト1までのびる可とう性材料の
ローラ5を支持するフレーム6を含む。
また、供給手段は、クランプバー7を含み、このクラ
ンプバー7は、枠体に平行に取り付けられている。この
クランプバー7は、鉛直方向に作動し、枠体に固定され
た空圧アクチュエータ8のロッドに取り付けられてお
り、ロッドが伸びると、ベルト1に押し付けられる。
切断されるべき可とう性材料4がその幅でクランプバ
ー7とベルト1の間でクランプされている、枠体の移動
と、ベルトの送りとが同期して同時に行われることによ
って、可とう性部材が切断される長さ分だけベルト上に
供給される。
なお、ベルトの移動量は、計数表示され、切断が中断
しても同じ位置から性格に切断を再開でき、また、可と
う性材料の長さがコントロールされる。
繰り出し手段は、可とう性材料4をベルト1に対して
幅方向に心を合わせる手段を含む。この心出し手段は、
可とう性部材1の側縁のを検知する手段を有して入る。
例えば、検知手段としては、ベルト1とローラ5の間
に配置されたU字型ブラケット9のフランジにベルトと
ほぼ同一平面上に設けられた発光・受光素子から構成さ
れる。ブラケット9は、その上を可とう性部材4が送ら
れるガイドバー10に取り付けられている。
心出し手段は、さらに、可とう性材料4のローラ5を
支持する支持フレーム6を幅方向に移動する移動手段を
含む。この移動手段は、上述の検知手段に基づいてサー
ボ制御される。図10に示すように、移動手段は、ギア1
2、13を介してモータ11によって回転させられるウォー
ムねじから構成されている。
カッティングヘッドを長さ方向に移動する枠体14は、
通常、DCモータと減速手段によって歯車ベルトによって
駆動され、長さ方向に延びベルトの両側に取り付けられ
る図示されないレール沿って移動する。
台15は、また、枠体14に沿ってDCモータと減速手段に
よって歯車ベルトによって駆動される。
縦形空圧アクチュエータ16の本体16aは、台15に取り
付けられている。カッティングヘッド18を支持するプラ
ットホーム17は、アクチュエータ16のロッド16bの端部
に連結される。
アクチュエータ16が作動している間、プラットホーム
17は、二本のガイドコラムからなる手段によって案内さ
れる。このガイドコラム19、20は、プラットホーム17の
上下に配設される板21、22を連結するもので、下部板22
は、アクチュエータ16の本体16aに固定されている。
さらに、図2に示されるように、上下のアバットメン
ト手段が設けられており、これらによって、アクチュエ
ータ16のストロークが手動で調節することができる。
上側アバットメント手段は、ねじ23からなり、このね
じ23は、トッププレート21のねじ穴に挿入され、アクチ
ュエータのロッド16bと対向するようになっている。
下側アバットメント手段は、ねじ24からなり、このね
じ24は、プラットホーム17のねじ穴に挿入され、アクチ
ュエータ16が後退したときに、ボトムプレート22と当接
する。ねじ24を調節して当接位置を変えるために、トッ
ププレート21には、ねじ24に臨む位置に開口25が設けら
れる。
プラットホーム17は、カッティングヘッドを垂直軸回
りに回転する回転駆動手段を支持するもので、移動方向
の角度位置を位置決めできる。
回転駆動手段では、モータ26はギア27が連結され、こ
のギア27は、ドライブベルト28を介してプーリ車29と連
結されており、このプーリ車29はプラットホーム17に回
転自在に取り付けられている。
回転駆動手段は、さらに、プーリ車29に同軸的に取り
付けられた垂直軸30を含み、この垂直軸30は、プラット
ホーム17の下まで延びて、その下端には、プレート31が
取り付けられている。このプレート31には、ねじによっ
てカッティング18が固定されている。
なお、シャフト30は、中空軸であり、カッティングヘ
ッドを作動させる圧縮空気の供給管や電線が通されてい
るものである。
カッティングヘッド18は、二つの部分から構成され
る。すなわち、プレート31に固定された固定部32と、こ
の固定部に対して移動可能にとりづられたスライド部33
である。
固定部32は、カッティングヘッドを高速で駆動する電
動モータ34が組み込まれる空間を有する。モータ34は、
水平な姿勢で取り付けられ、この駆動軸は、プーリ35を
回転する。
スライド33の仮面には、溝36が形成され、カッティン
グホイール37が配設される。このカッティングホイール
37は、スライド33の下面から突出するようになってお
り、穴部40の内部でベアリング39によって回転自在に支
持された水平軸38に取り付けられている。
水平軸38は、さらに、プーリ41を支持し、モータ34の
プーリ35は、Oリングからなるベルト56によって接続さ
れている。
なお、カッティングホイール37を支持する水平軸38
は、その回転軸心が距離Dだけ垂直軸30の軸線から偏位
するようになっており、この垂直線30は、カッティング
ホイール37の接線方向サーボ制御軸を構成し、距離Dは
スライド33を動かすことにより調整可能である。
さらに、モータ34は、カッティングホイール37の回転
方向と同じ方向に回転し、カッティングホイール37より
も大きな周速度が回転する。例えば、モータ34は、4cm
・Nから6cm・Nのトルクを発生し、カッティングホイ
ール37を10m/sの周速度が回転駆動する。
モータの速度は、電流の大きさを変えることにより、
また、減速手段により可変になっており、切断条件〔例
えば、可とう性材料の厚さ、層の数〕に応じてカッティ
ングホイール37の回転速度を調節できるようになってい
る。なお、回転速度は、プーリ35、41の比を変えること
より調整してもよい。
図3、図4に示すように、カッティングホイール37は
四辺形の形状を有するもので、四つの円弧状部分が直線
部分でつながれている。このような形状は、歯の目詰ま
りをなくし、切断結果を良好にする。特に、比較的堅い
材料、例えば、厚さのあるビニルや、合成材料の場合に
良好である。
スライド33は、カッティングホイール37の研ぎ手段を
有し、この研ぎ手段は、二枚のグラインド盤42、43から
構成され、これらグラインド盤42、43は、それぞれピン
44、45に取り付けられている。ピン44、45は、それぞれ
カッティングホイール37の両側に位置する盲穴46、47に
挿入される。
グラインドホイール42は、カッティングホイール37に
切断角を与え、もう一方のグラインドホイール43は、ね
じ切り作用を与える。このため、グラインドホイール4
2、43の研磨面は、それぞれカッティングホイールの対
応する面に対して異なる傾斜角を有している。
すなわち、グラインドホイール42は、カッティングホ
イール面に対して20゜の角度をなし、グラインドホイー
ル43は、他方の面に対してやく5゜の角度をなすように
盲穴が構成される。
さらに、盲穴46、47は、グラインドホイール42、43の
研磨面での接触部分が偏心するようになっており、これ
により、カッティングホイールの回転とともに、グライ
ンドホイールが回転することができる。
グラインドホイール42、43を移動し、カッティングホ
イール37に押し付ける手段は、空圧タイプのもので、圧
縮空気が供給されるダクト48、49を含む。このダクト4
8、49は、盲安46、47の底に開口する。さらに、圧力の
損失は、グラインドホイール42の移動がグラインドホイ
ール43の移動に対して少なくなるように調整されてい
る。
スライド33を固定部32に対して移動できるようにする
ために、固定部32の下面には、中間部材50が設けられて
いる。
この中間部材50は、中央開口部51を有し、他方、スラ
イド33は、かの開口51にはまりかつこれよりも短いほぞ
52を有している。スライド33は、板53によって支持され
ており、この板53は、中間部材50に係止し、ほぞ52には
固定されている。移動は、ねじ54を手動で回すことよっ
て行われる。この場合、ほぞ52には、ねじのきられた穴
があり、ねじ54を回してゆるめたり締めたりすることに
よって、開口51内をスライドが移動する。さらに、ばね
55は、ねじ54がゆるんでもほぞ52の移動を確保する。
切断される材料の厚さに応じて下部アバットメントが
調整されると。ねじ54を用いては、カッティングホイー
ル37の材料への接触位置が制御軸の近傍にくるように調
節される。
この調整によって、切断装置は、カッティングホイー
ル37の高回転、カッティングホイールの研ぎの品質とも
に、切断力を軽減し、これにより、切断する材料を押さ
えることを不要にするという所期の効果を発揮する。

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単層ないし複数層が積層した形態の可とう
    性材料を切断する装置であって、 切断する可とう性材料〔4〕を支持する支持面〔1〕を
    有するテーブル上面と、カッティングホイール〔37〕
    と、前記カッティングホイール〔37〕を回転させる駆動
    モータ〔34〕と、前記カッティングホイール〔37〕を鋭
    利にする研ぎ手段〔42、43〕とを有するカッティングヘ
    ッド〔18〕と、 水平方向にカッティングヘッド〔18〕をテーブル上で直
    交する2つの移動軸に沿って移動する水平移動駆動手段
    〔14、15〕と、 カッティングヘッド〔18〕を鉛直な“接線方向”サーボ
    制御軸について回転させる回転駆動手段〔26乃至30〕と
    を有する切断装置において、 テーブル上面は、所定の厚さを有しカッティングホイー
    ル〔37〕が容易に切り込み可能な支持部材で覆われ、 カッティングヘッド〔18〕は、台〔15〕に取り付けら
    れ、この台〔15〕が前記ヘッドをカッティングホイール
    〔37〕がテーブル上面から離間している位置にある上位
    位置と、カッティングホイール〔37〕が支持部材に所定
    の深さに切り込む下位位置との間で鉛直方向に移動させ
    る手段〔16〕と連結され、 垂直調整手段〔24〕がカッティングヘッド〔18〕の前記
    下位位置を調整することによって、カッティングホイー
    ル〔37〕の切り込み深さを調整することができ、 前記駆動モータモータ〔34〕は、カッティングヘッド
    〔18〕によって支持され、カティングホイール〔37〕を
    5000rpm以上で回転され、それぞれモータとカッティン
    グホイールが水平な回転軸を有し、 回転駆動手段〔26乃至30〕がカッティングホイール〔3
    7〕の前記サーボ制御軸が水平方向に〔D〕だけカッテ
    ィングホイール〔37〕の回転軸から偏心しており、前記
    カッティングホイールが支持部材にサーボ制御軸の近傍
    に位置する前接触点で切り込めるようになっており、 水平調整手段〔54〕がサーポ制御軸とカッティングホイ
    ールの回転軸との間の距離〔D〕を調整できるように構
    成されていることを特徴とする切断装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の切断装置において、前記
    カッティングホイール〔37〕を回転させる駆動モータ
    〔34〕が、カッティングヘッド〔18〕の変移方向と同じ
    方向に回転し、カッティングヘッド〔18〕のそれよりも
    大きな周速度で回転するようになっていることを特徴と
    する切断装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の切断装置において、前記
    カッティングホイール〔37〕を回転させる前記駆動モー
    タ〔34〕が約4cm・Nから6cm・Nのトルクを発生し、10
    m/sより大きな速度でカッティングホイール〔37〕を駆
    動することを特徴とする切断装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかの項に記載の切
    断装置において、研ぎ手段は、それぞれカッティングホ
    イールに対向する研磨面を有する2枚の研磨手段〔42、
    43〕で、研磨手段〔42〕がカッティングホイール〔37〕
    に切断角を与え、他の研磨手段〔43〕かねじ切り作用を
    営むようになっており、 研磨手段〔42、43〕を随時対応するカッティングホイー
    ルの面に押し付ける移動手段〔48、49〕とを有すること
    を特徴とする切断装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の切断装置において、研磨
    手段〔42、43〕は、カッティングホイールの対応する面
    に対してそれぞれ異なった傾斜角をなす位置に取り付け
    られ、研磨手段〔42〕のカッティングホイール〔37〕と
    の接触面積が研磨手段〔43〕のそれに比べて小さいこと
    を特徴とする切断装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の切断装置において、研磨
    手段〔42〕のカッティングホイール〔37〕の面に対して
    なす角がほぼ20゜であり、他の研磨手段〔43〕のカッテ
    ィングホイール〔37〕の反対の面となす角がほぼ5゜で
    あることを特徴とする切断装置。
  7. 【請求項7】請求項4乃至6のいずれかの項に記載の切
    断装置において、研磨手段〔42、43〕のカッティングホ
    イール〔37〕の面と接触する領域が研磨面の中心に関し
    て偏心しており、接触状態では、カッティングホイール
    〔37〕の回転によって研磨手段が回転することを特徴と
    する切断装置。
  8. 【請求項8】請求項4乃至7のいずれかの項に記載の切
    断装置において、それぞれ研磨手段は、カッティングヘ
    ッド〔18〕に設けられ盲穴〔46、47〕に装着されそれぞ
    れカッティングホイール〔37〕に対向するたピン〔44、
    45〕の端部に取り付けられたグラインド盤〔42、43〕
    と、 研磨手段を移動する手段をなし、盲穴に開口するダクト
    手段〔48、49〕を有し、研磨手段〔42、43〕が盲穴から
    突出するようになっていることを特徴とする切断装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の切断装置において、空圧
    移動手段は、研磨手段〔43〕に供給される空気圧力が、
    研磨手段〔42〕に供給される空気圧力よりも小さくなっ
    ていることを特徴とする切断装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいづれかの項に記載の
    切断装置において、 カッティングヘッド〔18〕は、 台〔15〕に垂直移動手段〔16〕を介して支持され駆動モ
    ータ〔34〕が取り付けられる固定部〔32〕と、 カッティングホイール〔37〕を支持するスライドである
    移動部〔33〕と、 スライド〔33〕を固定部〔32〕に対して手動で移動し、
    距離〔D〕を調節するための移動手段〔54〕とからなる
    ことを特徴とする切断装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の切断装置において、カ
    ッティングホイール〔37〕か、プーリ〔41〕が取り付け
    られる水平軸〔37〕によって支持され、この軸がスライ
    ド〔33〕の移動軸と直交する軸に沿って延び、 駆動モータ〔34〕がプーリ〔35〕まを支持する駆動軸を
    含み、この駆動軸がカッティングホイールの軸と平行で
    あり、 Oリングからなり前記プーリ〔34、41〕に巻きかけられ
    るドライブベルト〔56〕を含むことを特徴とする切断装
    置。
  12. 【請求項12】請求項10または11に記載の切断装置にお
    いて、カッティングホイールを回転する駆動モータ〔3
    4〕は、可変速度コントローラを具備することを特徴と
    する切断装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれか1項に記載の
    切断装置において、カッティングホイール〔37〕が直線
    部によってむすばれる対の4つの円弧部とからなる四辺
    形の形状を有することを特徴とする切断装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13のいずれか1項に記載の
    切断装置において、 テーブル上部は、支持面を有し2つのローラ〔2、3〕
    に巻きかけられた無端ベルト〔1〕からなり、 支持部材は、ベルトの表面全体に取り付けられ、 駆動手段は、送られるべき長さのベルトを送ることがで
    きるように構成されていることを特徴とする切断装置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の切断装置において、カ
    ッティングヘッド〔18〕を水平方向に移動する駆動手段
    は、 ベルトの幅方向に配置される枠体〔14〕と、ベルトの長
    さ方向に枠体〔14〕を移動する駆動手段と、 枠体〔14〕に支持され、長さ方向に移動する手段と連結
    された台〔15〕とからなることを特徴とする切断装置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の切断装置において、 枠体〔14〕と協動し、ベルト〔1〕に対して押し付ける
    垂直移動手段〔8〕と連結されるクランプバー〔7〕
    と、 枠体〔14〕を移動する駆動手段と、ベルトを送る手段で
    ベルトを枠体と同期させて駆動する手段を有することを
    特徴とする切断装置。
  17. 【請求項17】請求項14乃至16のいずれか1項に記載の
    切断装置において、 可とう性材料〔4〕のシートを供給するローラ〔5〕を
    支持し、シートををベルトに供給する支持手段〔6〕
    と、 ベルトに供給される可とう性材料〔4〕シートの縁を検
    知する手段〔9〕と、 支持手段〔6〕を幅方向に移動する手段で、検知手段か
    らの信号に基づいてローラを位置決めする幅方向移動手
    段〔11乃至13〕とを具備することを特徴とする切断装
    置。
  18. 【請求項18】請求項14乃至17のいずれか1項に記載の
    切断装置において、 ベルトの送り量を数値表示することのできる数値制御装
    置を具備することを特徴とする切断装置。
  19. 【請求項19】請求項1乃至18のいずれか1項に記載の
    切断装置において、 支持部材は、発泡ポリウレタンなどの発泡材料の層から
    なることを特徴とする切断装置。
  20. 【請求項20】請求項1乃至19のいずれか1項に記載の
    切断装置のカッティングホイール〔37〕の位置を調節す
    る方法であって、 カッティングヘッド〔18〕の下位位置を調整するため調
    整手段〔24〕によって切り込み深さを決定し、 カッティングホイール〔37〕を回転させながらアバット
    メントまで下降させて第1回目のラインにそって接触を
    させ、 カッティングホイール〔37〕を再び上昇させて、カッテ
    ィングヘッドを90゜を旋回させ、 カッティングホイール〔37〕を回転させながらアバット
    メントまで再び下降させて第1回目のラインと直交する
    第2回目ラインでの接触をさせ、 接触ラインを接触点から延びる長さを決定するためのラ
    インでの衝撃を調べ、 水平調整手段〔54〕を作動させて接触ラインとの接触点
    を越えて0.5〜2mmの範囲にある接触ラインの長さを得る
    ことを特徴とする方法。
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