JP2661324B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

空気調和機の室内ユニット

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JP2661324B2
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靖人 向井
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機の室内ユニットの低騒音化およ
び音質の改善に関するものである。
従来の技術 近年、空気調和機の室内ユニットの低騒音化が強く要
求されている。特に、空気調和機の室内ユニットに設置
されているクロスフローファンの騒音は防音や遮音がで
きないため、空気調和機の室内ユニットの騒音源となっ
ている。
従来、空気調和機の室内ユニットのクロスフローファ
ンは、これと近接して配置されるスタビライザとの位置
関係やスタビライザやデュフュザー形状によって、その
流量性能や騒音が変化する。
したがって、最適設計手法により空気調和機の室内ユ
ニットの騒音の低減を図らなければならなかった。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この種の最適設計による騒音低減化手
法はしばしば流量性能の低下を招くことがあり、またこ
れは空気調和機全体としての性能低下にもつながる。
特に、クロスフローファンの回転数騒音(kNz音:k
(整数)×ファン回転数(rps)×羽根枚数 以下kNz音
14と略す)は、ファンの流量性能に著しく影響する。
(第4図)したがって、空気調和機全体としての性能を
向上させようとすると逆にkNz音が増加することが当然
起こる。
また、kNz音のような周期的な騒音は人間にとって、
特に不快な音とされており、空気調和機の室内ユニット
の騒音はその使用環境上、特に問題となってくる。
室内ユニットのクロスフローファン1及びスタビライ
ザ3で構成される送風回路において、kNz音の音圧が高
い領域11はスタビライザ3の先端部分である(第5図) この部分の音圧はクロスフローファン1の周速の約3
乗に比例する。この種の騒音は流体騒音の発生機構(Li
ghthill)から、流れが物体表面の圧力変動を誘起して
発生する騒音として分類される。
したがって、室内ユニットのクロスフローファン1及
びスタビライザ3で構成される送風回路において、kNz
音の発生源11はスタビライザの先端部分であり、しかも
この部分はクロスフローファンの風の流れ13が吸い込み
から吹き出しに変化する箇所でもあるので、この流れの
変化に伴う圧力変動がスタビライザの表面振動を誘起し
て騒音が発生する。
また、スタビライザ3先端付近をクロスフローファン
の翼2は、ファン回転数(rps)×羽根枚数の周期で間
欠的に通過するために、kNz音となる。
課題を解決するための手段 ここ数年、半導体技術の著しい発展により高速演算機
能をもつデジタルシグナルプロセッサが開発され、これ
に伴い音響・振動信号のリアルタイム処理が可能とな
り、信号処理や騒音・振動制御の分野でも、騒音・振動
の時変化に対しても十分追従して騒音・振動の制御する
適応制御が実用可能となってきた。
本発明は、上記課題を解決するために、振動の適応制
御を空気調和機の室内ユニットに適用したものであり、
クロスフローファン回転数に同期した信号をデジタルシ
グナルプロセッサで構成された適応フィルタの入力と
し、kNz音と相関ともつ信号を作成し、空気調和機の室
内ユニットのスタビライザに貼付された圧電素子の表面
振動でkをNz音を低減させるように適応制御を用いて行
うものである。
作用 上記手段による作用は以下の通りである。
スタビライザ付近をクロスフローファンの翼が間欠的
に通過する際にスタビライザ先端部分に誘起される表面
振動を適応制御を用いて、圧電素子の振動で干渉させ、
室内ユニットの外部に設置された騒音監視用マイクロフ
ォンの出力を最小にする。
実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図は、本発明の概略構成図である。4はクロスフ
ローファン1の回転数を検出するためのセンサであり、
反射型の光検出素子を使用する場合は、光反射用テープ
4aをクロスフローファン1の軸受端板3の1部に貼付
け、これと対応する箇所に光検出素子4を固定する。ま
た、光反射用テープ4aの代わりに微小磁石・光検出素子
4の代わりに磁界センサを使用する場合も同様である。
このセンサ出力は空気調和機の室内ユニットまたは室外
ユニット内に設置された分周回路に入力される(第2図
ステップ101)。
この分周回路内では、ファン回転同期音の高調波に対
応する信号も同時に作成される。したがって、クロスフ
ローファン1に貼付けられる光反射テープや微小磁石4a
は、クロスフローファン1の軸受端板2aの任意の1箇所
であってもよいし、クロスフローファンの翼2の枚数に
対応して配置してもよい。
また、空気調和機の制御ユニットに設定されているク
ロスフローファン回転数から逆に送風ファンに同期する
信号を演算してもよい。
さらに、スタビライザに設置される圧電素子の1部を
スタビライザ近辺をクロスフローファンの翼2が通過す
る周期の検出に用いてもよい。
10はkNz音の原因となっているスタビライザの表面振
動を抑制するために設置された圧電素子である。また、
9は空気調和機の室内ユニットの外部に設置された騒音
監視用のマイクロフォンである。この騒音監視用のマイ
クロフォン9の出力は適応フィルタ5で行われる適応制
御のフィードバック量となる。
第2図は適応フィルタ内での信号処理も含めた、本発
明の簡単な流れ図を示している。
クロスフローファン1に同期した信号は、前述したよ
うに分周回路内でkNz音の高調波に対応する信号を出力
する(ステップ101)。この信号は波形発生回路18内でk
Nz(Hz)の正弦波等の高調波を作り出す。また、デジタ
ルシグナルプロセッサで構成された適応フィルタ5に
は、あらかじめ騒音監視用マイクロフォン9の位置で騒
音が最小となるようにスタビライザ3の表面に貼付され
た圧電素子の表面振動を制御するための伝達関数が記憶
されており、これと前述のkNz(Hz)の正弦波はこの適
応フィルタ5内で畳み込まれて、スタビライザ先端に設
置された圧電素子の振動を誘起させる。
この適応フィルタ5は、騒音監視用マイクロフォン9
の出力が制御対象になっているので、騒音がない状態を
目標値とすると、騒音監視用マイクロフォン9の出力が
最小になるように圧電素子の表面振動を調整する、つま
り位相振幅や遅れ時間等も自動的に制御される。(適応
制御) 適応フィルタ5の係数はLMS法,RLS法や最急降下法と
いったアルゴリズムによって求められ、この係数はサン
プリング時間毎に更新されていく。
クロスフローファンによる流れがスタビライザ先端付
近の振動を励起して発生するkNz音に対して、圧電素子
をスタビライザ先端付近に設置して、圧電素子の表面振
動で干渉させ、kNz音自体の発生源を断ち、騒音パワー
が3次元空間に広がるのを抑制する。
クロスフローファンの翼が連ごとに半ピッチずれてい
るような場合にはその連に対応した圧電素子および適応
フィルタを用いる。(第3図) 発明の効果 本発明は、空気調和機の室内ユニットのkNz音を効果
的に低減させることにより、クロスフローファンの流量
性能を維持する場合には騒音の低下を行うことができ
る。このことにより人間にとって不快な周期性の騒音が
除去でき、快適な室内環境が保てる。また、突出した騒
音が改善されることにより音質の改善もできる。
さらに、クロスフローファンの騒音を維持した場合に
は流量性能の向上が見込まれ、空気調和機全体の性能向
上させることができる。
また、本発明はケーシングをもつシロッコファンやタ
ーボファンの舌部に圧電素子を設置し、さらに圧電素子
の前記送風ファンの翼が舌部を通過する際のこの種のkN
z音の低減に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す空気調和機の室内ユニ
ットの構成図、第2図は同適応フィルタ内での信号処理
の流れの概略を示すフローチャート,第3図は本発明の
他の実施例の構成図,第4図は一般的な空気調和機のク
ロスフローファンの送風騒音のスペクトルを示す特性
図,第5図は同空気調和機の室内ユニットのkNz音の分
布を示す説明図である。 1……クロスフローファン、4……ファン回転数検出
器、5……適応フィルタ、9……騒音監視マイクロフォ
ン、10……圧電素子、14……Nz音。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロスフローファンおよびスタビライザを
    有する送風回路において、前記スタビライザの表面の1
    部または全体に圧電素子を貼付し、前記クロスフローフ
    ァン回転数騒音と相関をもつ前記スタビライザの表面振
    動を前記圧電素子を用いて、前記クロスフローファン回
    転数騒音が最小となるように前記圧電素子の表面振動を
    適応制御する空気調和機の室内ユニット。
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