JP2660197B2 - 計測ユニツト及び計測器 - Google Patents

計測ユニツト及び計測器

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JP2660197B2
JP2660197B2 JP26835591A JP26835591A JP2660197B2 JP 2660197 B2 JP2660197 B2 JP 2660197B2 JP 26835591 A JP26835591 A JP 26835591A JP 26835591 A JP26835591 A JP 26835591A JP 2660197 B2 JP2660197 B2 JP 2660197B2
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裕計 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計測ユニツト及び計測器
に関し、例えば計測ユニツト及び複数の当該計測ユニツ
トを組み合わせることにより形成される多チヤンネル型
計測器に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多チヤンネル型振動計において
は、増幅器、振動計部、メータ等がそれぞれ各別の計測
ユニツトに分かれており、必要な計測ユニツトを組み合
わせることにより測定条件に適合するチヤンネルを有す
るようになされたものが提案されている。通常、この種
の振動計には予め決められた複数台分の計測ユニツトを
収納し得る専用のケースが用意されており、各計測ユニ
ツトは当該専用ケースに収納されると共に、当該計測ユ
ニツトの背後面に設けられたソケツトを用いて互いに結
線され、かくして全体として多チヤンネルの振動計を構
成するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、当該多チヤ
ンネル型振動計においては、専用ケースを使用している
ので、当該専用ケースについて予め決められている収納
ユニツト数以上の数の計測ユニツトを収納できない問題
があり、また専用ケースの収納ユニツト数以下の数の計
測ユニツトを収納する場合には計測器全体としての大き
さが専用ケース以下にはならないため持ち運びが不便に
なる不都合があつた。本発明は以上の点を考慮してなさ
れたもので、専用ケースを使用せずに任意の数を組み合
せて使用し得る計測ユニツト及び複数の当該計測ユニツ
トを組み合わせることにより全体として所望の大きさの
箱体として形成される計測器を提案しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、計測部20を内蔵するケース7、
51及び61の一方の側端部に形成された凸部7A及び
51Aと、ケース7、51及び61の他方の側端部に形
成された凹部7D、51B及び61Aと、ケース7、5
1及び61の底面部に形成された連結固定板30の装着
ガイド溝7J及び61Dとを設け、複数のケース7、5
1及び61を連接させる際に1つのケース7、51及び
61の凸部7A及び51Aを隣接する他のケース7、5
1及び61の凹部7D、51B及び61Aに嵌合すると
共に、連結固定板30を1つのケース7、51及び61
と隣接するケース7、51及び61の底面部にまたがる
ように取り付けることにより1つのケース7、51及び
61と他のケース5、51及び61を一体に組み合わせ
得るようにした。
【0005】また複数の計測ユニツト2、3及び4を連
接させることにより一体に組み合わせた計測器1におい
て、各計測ユニツト2、3及び4は、計測部20を内蔵
するケース7、51及び61と、ケース7、51及び6
1の一方の側端部に形成された凸部7A及び51Aと、
ケース7、51及び61の他方の側端部に形成された凹
部7D、51B及び61Aと、ケース7、51及び61
の底面部に形成された連結固定板30の装着ガイド溝7
J及び61Dとを設け、1つのケース7、51及び61
の凸部7A及び51Aを隣接する他のケース7、51及
び61の凹部7D、51B及び61Aに嵌合すると共に
上記連結固定板30を1つのケース7、51及び61及
び隣接するケース7、51及び61に相互にまたがるよ
うに取り付けることにより1つのケース7、51及び6
1及び他のケース7、51及び61によつて全体として
所望の大きさの箱体を形成するようにした。
【0006】
【作用】第1の計測ユニツト2、3及び4の凸部7A及
び51Aを第2の計測ユニツト2、3及び4の凹部7
D、51B及び61Aに嵌合し、第1及び第2の計測ユ
ニツト2、3及び4の底面部を連結固定板30で相互に
固定するようにしたことにより、所望の計測ユニツト
2、3及び4を所望の数だけ自由に連結し得、かくして
専用ケースを必要とせずに測定条件に適合した測定器1
を構成し得る。
【0007】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0008】図1において、1は全体として多チヤンネ
ル型振動計を示しておりボツクス型に構成されたバツテ
リユニツト2、振動計ユニツト3及び表示ユニツト4か
ら構成されている。
【0009】バツテリユニツト2は振動計1を構成する
各振動計ユニツト3及び表示ユニツト4に全体として電
源を信号ケーブル21(後述)を介して直接的又は間接
的に供給するようになされている。
【0010】振動計ユニツト3は正面パネルに配設され
た端子5を介してセンサ(図示せず)に接続され、当該
センサから供給される信号に基づいて被測定対象の振動
数及び振幅等を演算すると共に、当該演算したデータを
信号ケーブル21を介して表示ユニツト4に供給するよ
うになされている。
【0011】因に、この振動計1の場合、3台の振動計
ユニツト3を有することにより3地点における測定を同
時になし得、これにより表示ユニツト4には同時に3種
類のデータが供給されるが、当該表示ユニツト4は正面
パネルに配設された操作スイツチを操作することにより
供給されるデータのうち所望のデータに基づいて表示を
するようになされている。
【0012】また、振動計ユニツト3及び表示ユニツト
4の裏面パネルには図2に示すように入力及び出力用の
端子が形成されており、かくして必要に応じて他の振動
計等との信号の授受をなし得るようにされている。以上
の構成に加えてこの実施例のユニツト2、3及び4の場
合、各ユニツトは機械的及び電気的に自由に連結するこ
とができ、これによりユーザが測定条件に好適な振動計
を構成し得るようになされている。
【0013】すなわち、振動計ユニツト3の表面ケース
は図3に示すように正面パネル部6、中央ケース7及び
上述の図2に示す入出力用端子を有する裏面パネル部8
から構成されている。正面パネル部6の正面には操作パ
ネル面10が形成されており、当該操作パネル面10上
には操作スイツチ及びレベルメータ11等が配設されて
いる。
【0014】また操作パネル面10上方には取手12が
形成されており、当該取手12を手前に引つ張ることに
よりケース内部に収納された図4に示す操作ボツクス1
3を取り出すことができる。操作ボツクス13は、底面
が中心角90度のおうぎ形である柱状形状を有し、当該お
うぎ形の頂点近くに形成された正面パネルとの嵌め合い
の軸を中心として前後に90度の範囲で回動し得るように
なされている。
【0015】この操作ボツクス13の一方の底面には補
助操作パネル面14が形成されており、当該補助操作パ
ネル面14上にはいくつかの操作スイツチが配設されて
いる。中央ケース7は、図5に示すように中空の柱状に
形成され、側端部である右側面壁上端には断面がかぎ型
の突条7Aが正面パネル部装着面7Bから裏面パネル部
装着面7Cまでにわたり形成されている。
【0016】また、中央ケース7の上面左端には当該突
条7Aが嵌合し得る溝7Dが側面壁と平行に正面パネル
部装着面7Bから裏面パネル部装着面7Cまでにわたつ
て形成されており、かくして第1の振動計ユニツト3の
突条7Aを第2の振動計ユニツト3の溝7Dに嵌め込む
ことにより、第1及び第2の振動計ユニツト3の上部を
連結し得るようになされている。
【0017】さらに、溝7Dによつて区切られた中央ケ
ース7上面の左端7Eは、他の上面表面に比べてわずか
に低く形成されており、かくして上述の連結の際各ユニ
ツトの上面表面の高さが等しくなるようになされてい
る。中央ケース7の底面壁は、中央ケース7の側面壁下
端よりわずかに高い位置に形成されており、当該底面壁
内側には側面壁と平行に突条7F及び7Gが形成されて
いる。
【0018】突条7Fは、左側面壁表面からの距離が中
央ケース7の横幅(一方の側面壁表面からもう一方の側
面壁表面までの長さ)の4分の1である位置が最も厚く
なるように形成されており、その上部には回路基板20
(図6)の下端を支えるための溝7FXが形成されてい
る。因に回路基板20(後述)は、その上端を中央ケー
ス上面壁内側に側面壁と平行に形成された溝7Hに支持
され、下端を溝7FXに支持されることにより中央ケー
ス7内部に収納される。
【0019】また突条7Gは、右側面壁表面からの距離
が中央ケース7の横幅の4分の1である位置が最も厚く
なるように形成されており、さらに突条7Gの正面パネ
ル部装着面7Bには正面パネル部6を中央ケース7に固
定するためのネジ穴7GXが形成されている。ここで、
中央ケース7の底面壁中央付近は図6に示すように内側
の突条7F及び7Gを含めて全体的に大きく削除されて
おり、かくして長方形の開口7Iが形成されている。
【0020】開口7Iは信号ケーブル21の出し入れ口
であり、例えば前述のユニツトの連結の際には、図7に
示すように第1の振動計ユニツト3の回路基板20から
引き出された信号ケーブル21先端のプラグ22を、開
口7Iを介して第2の振動計ユニツト3の回路基板20
下方に載設されたソケツト23に差し込むことにより、
第1及び第2の振動計ユニツト3は電気的に一体化し、
かくして全体として振動計を構成するようになされてい
る。
【0021】この開口7Iの周囲の底面壁表面及び左右
両側面壁下端は共に、他の底面壁表面に比べてわずかに
低く形成されており、かくして全体として長方形のくぼ
み7Jが形成されている。くぼみ7Jは、開口7Iを塞
ぐコネクタ蓋(後述)の装着位置を決定するためのガイ
ドであり、くぼみ7Jの中央ケース7表面には当該コネ
クタ蓋30を中央ケース7に装着するためのネジ穴7K
が、開口7Iの図6における上下両側にそれぞれ2つず
つ穿設されている。
【0022】すなわち、開口7Iの上側の2つのネジ穴
7Kは、くぼみ7Jの上端と開口7Iの上端との中央を
結ぶ線XX′上で、かつ側面壁からの距離が中央ケース
7の横幅の4分の1である位置にそれぞれ穿設されてい
る。同様に、開口7Iの下端の2つのネジ穴7Kは、く
ぼみ7Jの下端と開口7Iの下端との中央を結ぶ線Y
Y′上で、かつ側面壁からの距離がケース7の横幅の4
分の1である位置にそれぞれ穿設されている。
【0023】従つて、ユニツトの連結の際各ユニツトの
ネジ穴7Kは、それぞれが線XX′及び線YY′上に等
しい間隔(中央ケース7の横幅の4分の2)をおいて位
置するため、このときコネクタ蓋30はその装置位置を
左右いずれかの方向に中央ケース7の横幅の4分の2だ
けずらして装着することができ(この状態はコネクタ蓋
30を第1及び第2のユニツトにまたがつて装着する状
態を意味する)、これにより2つのユニツトの下部はコ
ネクタ蓋30により相互に固定される。
【0024】さらに、中央ケース7の底面壁には後述の
脚40を装着する際のネジ穴7Lが2つ穿設されてい
る。2つのネジ穴7Lは、中央ケース7の左側面壁と右
側面壁との中央を結ぶ線ZZ′上で、かつ正面パネル部
装着面7B及び裏面パネル部装着面7C近くにそれぞれ
1つずつ穿設されている。ここで、上述のコネクタ蓋3
0は、図8及び図9に示すように直方体に構成されてお
り、その縦幅及び横幅共に中央ケース7のくぼみ7Jと
ほぼ等しく形成されている。
【0025】また、コネクタ蓋30の厚さはくぼみ7J
のケース表面から側面壁下端までの長さと等しく形成さ
れている。さらに、コネクタ蓋30には、当該コネクタ
蓋30をくぼみ7Jに装着する際のネジ穴30Aが4
個、上述のくぼみ7Jに形成された4個のネジ穴7Kに
合わせた位置に穿設されている。
【0026】すなわち4個のネジ穴30Aは、コネクタ
蓋40をくぼみ7Jに、コネクタ蓋30の図9における
左右両側面壁と中央ケース7の左右両側面壁とをそろえ
て嵌めた状態で、くぼみ7Jに形成されたネジ穴7Kと
それぞれが重り合う位置に穿設されている。さらにコネ
クタ蓋30上面中央には、図8に示すように溝30Bが
左右の側面壁と平行に端から端までにわたつて形成され
ている。
【0027】溝30Bは台形を逆さにした断面を有して
おり、その深さはコネクタ蓋30の厚さの3分の1程度
に形成され、コネクタ蓋30上面における溝30Bの幅
はコネクタ蓋30の横幅の3分の1程度に形成されてい
る。因にこの溝30Bは、図6に示すようにユニツトの
連結の際コネクタ蓋30を2つのユニツトにまたいで装
着する場合の、信号ケーブル21の通り道である。
【0028】さて、脚40は図10〜図13に示すよう
に棒状の形状を有しており、その長さは振動計ユニツト
30の横幅の2倍弱程度に形成されている。また脚40
の上面には、中央及びその両脇にユニツト2、3及び4
の側面壁下端を通すための溝40Aが側面壁と垂直に形
成されており、各溝40Aの中央には溝幅いつぱいに当
該脚40をユニツトに固定する際にネジを通す穴40B
が貫設されている。
【0029】ここで上述の3本の溝40Aは、それぞれ
振動計ユニツト3の横幅の半分の長さと等しい間隔で形
成されており、当該溝40Aの溝幅は振動計ユニツト3
の側面壁の厚さの2倍程度に形成されている。これによ
り、脚40は図1に示すように2つのユニツトにまたが
つて装着し得ると共に、両端の溝40Aを使用すること
により単体の振動計ユニツト3の脚としても適用し得る
ようになされている。
【0030】さらに、脚40の下面両端には円筒状のゴ
ム足入れ40Cが形成されており、当該ゴム足入れ40
Cには図14に示すゴム足41が挿入されて使用され
る。ゴム足41はゴム材料から作られた円柱形状を有す
るクツシヨンとしての部品であり、胴体部41A及び胴
体部41Aよりも周方向の大きさがわずかに大きく形成
された底面部41Bから構成されている。
【0031】胴体部41Aは使用の際のゴム足入れ40
C内に位置する部分であり、このため周方向の大きさ
は、ゴム足入れ40Cからの安易な脱落を防止するため
ゴム足入れ40Cの内径よりわずかに大きく形成されて
いる。また底面部41Bの底面には、すべり止めのため
の輪模様が形成されている。さて、バツテリユニツト2
はその表面ケースの横幅、高さ及び奥行きはすべて振動
計ユニツト3と等しく形成されている。
【0032】表面ケースは図15に示すように、正面パ
ネル部50、中央ケース51及び裏面パネル部52から
構成されており、中央ケース51の左右両側面壁表面、
上面壁表面及び底面壁表面はすべて振動計ユニツト3の
中央ケース7と同様に形成されている。すなわち、中央
ケース51の右側面壁上端には突条7Aと同様の突条5
1Aが端から端までにわたつて形成されていると共に、
中央ケース51の上面左端付近には当該突条51Aが嵌
合し得る溝51Bが突条51Aと平行に端から端までに
わたつて形成されている。
【0033】これによりバツテリユニツト2は、バツテ
リユニツト2同士のみならず振動計ユニツト3と連結し
得るようになされている。また、溝51Bによつて区切
られた中央ケース61の上面左端部51Cは、連結の際
各ユニツトが一定の高さになるよう他の上面表面に比べ
てわずかに低く形成されている。
【0034】さらに、中央ケース51底面には開口、く
ぼみ、コネクタ蓋30を装着するためのネジ穴及び脚4
0を装着するためのネジ穴が振動計ユニツト3の中央ケ
ース7の底面(図5)のそれと同じ位置及び同じ大きさ
にそれぞれ形成されており、かくして他のユニツトとの
開口を介しての信号ケーブル21の授受及びコネクタ蓋
30によるケース下部の連結をなし得る。
【0035】表示ユニツト4の表面ケースは図16に示
すようにバツテリユニツト2及び振動計ユニツト3と同
様に、正面パネル部60、中央ケース61及び裏面パネ
ル部62から構成されており、全体として振動計ユニツ
ト3と等しい高さ及び奥行きに形成されていると共に、
横幅は振動計ユニツト3の2倍程度の大きさに選定され
ている。
【0036】表示ユニツト4の中央ケース61上面左端
付近には、前述の突条7A及び50Aが嵌合し得る溝6
1Aが形成されており、かくして表示ユニツト4はバツ
テリユニツト2及び振動計ユニツト3と連結し得るよう
になされている。また、溝61Aによつて区切られた表
示ユニツト4の中央ケース上面の左端61Bは他の上面
表面に比べてわずかに低く形成されており、かくして連
結の際他のユニツトとの高さが等しくなるようになされ
ている。
【0037】さらに中央ケース61の底面壁は側面壁下
端よりわずかに高い位置に形成されており、当該底面壁
の中央左端には図17に示すように長方形の開口61C
が形成されている。開口61Cは、前述の開口7Iと等
しい縦幅(図17におけるたて方向の長さ)に形成され
ると共に、開口7Iの半分程度の横幅に形成されてお
り、表示ユニツト4は当該開口61Cを介してユニツト
2及び3との信号ケーブル2の授受をなし得る。
【0038】また開口61Cの周囲は左側面壁下端及び
底面壁表面共に他の底面壁表面に比べてわずかに低く形
成されており、かくして長方形のくぼみ61Dが形成さ
れている。くぼみ61Dは開口61Cを塞ぐコネクタ蓋
70の装着位置を決定するためのへこみであり、くぼみ
61Dの縦幅は前述のくぼみ7Jと等しい長さに形成さ
れていると共に横幅はくぼみ7Jの半分程度の長さに形
成されている。
【0039】また中央ケース61の側面壁下端からくぼ
み61Dのケース表面までの高さと、中央ケース7の側
面壁下端からくぼみ7Jのケース表面までの高さは等し
くなされており、かくして表示ユニツト4と振動計ユニ
ツト3又はバツテリユニツト2とを連結させる場合にお
いて、くぼみ61Dとくぼみ7Jはひとつなぎの溝とな
るようになされている。さらに、くぼみ61Dのケース
底面にはコネクタ蓋70を中央ケース61に固定するた
めのネジ穴61Eが開口61Cの図17における上下両
側にそれぞれ1個のずつ穿設されている。
【0040】ネジ穴61Eは、例えば表示ユニツト4に
振動計ユニツト3を連結させる場合において、前述の線
XX′及び線YY′上で中央ケース71左側面壁表面か
らの距離が振動計ユニツト3の横幅の4分の1である位
置にそれぞれ穿設されており、かくして表示ユニツト4
の底面部はユニツトの連結の際コネクタ蓋30により他
のユニツトの底面部と相互に固定し得るようになされて
いる。
【0041】さらに、中央ケース61の底面壁には脚4
0を装着するためのネジ穴61Fが形成されている。ネ
ジ穴61Fは中央ケース61の左右両側面壁中央を結ぶ
線上で、正面パネル部装着面又は裏面パネル部装着面近
くにそれぞれ1つずつ穿設されている。ここで、コネク
タ蓋70は図18及び図19に示すように直方体に形成
されており、その縦幅(図19における縦方向の長さ)
はコネクタ蓋30と等しく形成されていると共に横幅は
コネクタ蓋30の半分の長さに形成されている。
【0042】またコネクタ蓋70には、当該コネクタ蓋
70を中央ケース61に装着するためのネジ穴70Aが
2個穿設されている。ネジ穴70Aは、コネクタ蓋70
の図18における左側面壁を中央ケース61の左側面壁
に合わせて装着した場合に中央ケース61に穿設された
ネジ穴61Eと重り合う位置にそれぞれ穿設されてい
る。また表示ユニツト4の中央ケース60の右側面壁に
は、取手を装着するためのネジ穴61Gが形成されてい
る。
【0043】以上の構成において、第1のユニツトの中
央ケース7又は51右側面壁上端に形成された突条7A
又は51Aに第2のユニツトの中央ケース7、51又は
61上面に形成された溝7D、51B又は61Aを嵌合
した後、第1のユニツトのケース内部に収納された回路
基板20から引き出された信号ケーブル21先端のプラ
グ22を第2のユニツトのケース内部に収納された回路
基板20下方に載設されたソケツト23に差し込み、さ
らにコネクタ蓋30を第1及び第2のユニツトにまたが
るようにして装着することにより第1及び第2のユニツ
トは電気的及び機械的に連結し得る。
【0044】また同様の作業を繰り返すことにより所望
のユニツトを所望の数だけ連結し得、かくしてユーザは
測定条件に好適な振動計を構成し得る。以上の構成によ
れば、第1のユニツトのケース上方に形成された突条7
A又は51Aを第2のユニツトのケース上方に形成され
た溝7D、51B又は61Aに嵌合し、第1及び第2の
ユニツトのケース内部にそれぞれ収納された回路基板2
0を信号ケーブル21で結線した後、第1及び第2のユ
ニツトのケース下部をコネクタ蓋30によつて相互に固
定して第1及び第2のユニツトを電気的及び物理的に連
結するようにしたことにより、ユーザは所望のユニツト
を所望の数だけ連結し得、かくして専用ケースを必要と
せずに測定条件に好適な多チヤンネル型振動計を実現で
きる。
【0045】なお上述の実施例においては第1のユニツ
トの中央ケース右側面壁上端に断面がかぎ型の突条7A
又は51Bを形成し、第2のユニツトの中央ケース上面
左端付近に突条7A又は51Bの嵌合し得る溝7D、5
1B又は61Aを形成する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、要はユニツトの連結の際第1及び第
2のユニツトの上方が相互に固定し得るのであれば突条
7A又は51A及び溝7D、51B又は61Aの形状、
位置及び大きさはいかなるものであつても良い。
【0046】また上述の実施例においては、コネクタ蓋
30の溝30Bを、台形を逆さにした断面でコネクタ蓋
30の厚さの3分の1程度の深さで、かつコネクタ蓋3
0上面における溝30Bの幅はコネクタ蓋30の横幅の
4分の1程度に形成する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、要は、信号ケーブルの通し口として適
切であれば、その形状、大きさ及び深さはいかなるもの
であつても良い。
【0047】さらに上述の実施例においては、バツテリ
ユニツト2及び振動計ユニツト3の横幅を等しく構成す
ると共に、表示ユニツト4の横幅を振動計ユニツト3の
横幅の2倍程度に選定する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、各ユニツトの横幅は必要に応じて種
々の大きさを選定し得る。さらに上述の実施例において
は脚40を使用する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、単にゴム足41又はそれと類似する足を使
用するようにしても良い。
【0048】さらに上述の実施例においては、本発明を
振動計に適用する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、いかなる計測器に適用しても良い。さらに上
述の実施例においては、信号ケーブル21の出し入れ口
である開口7I及び61Cをケース7、51及び61の
底面に形成する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、ケース7、51及び61の側面又は裏面に形成
するようにしても良い。
【0049】さらに上述の実施例においては、各計測ユ
ニツト2、3及び4が信号ケーブル21を開口7I及び
61Cを介して授受する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、リアパネル等にソケツトを配設し、当
該ソケツトをケーブルで接続することによつて各計測ユ
ニツト2、3及び4が電気的に連結するようにしても良
い。
【0050】さらに上述の実施例においては、多チヤン
ネル型計測器1を形成する際表示ユニツト4が右端に位
置するような形状にケース61を形成する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、どの計測ユニツト
2、3及び4を右端に位置するような形状にしても良
い。
【0051】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1のユ
ニツトのケース上方に形成された凸部を第2のユニツト
のケース上方に形成された凹部に嵌合し、第1及び第2
のユニツトのケース内部にそれぞれ収納された回路基板
を第1及び第2のユニツトのケース底面に形成された開
口を介して信号ケーブルで結線した後、当該開口を塞ぐ
ように第1及び第2のユニツトを蓋で相互に固定して第
1及び第2の計測ユニツトを連結し、さらに必要に応じ
て1つ又はそれ以上の計測ユニツトを同様の方法により
組み合わせ得るようにしたことにより、ユーザは所望の
ユニツトを所望の数だけ連結し得、かくして専用ケース
を必要とせずに測定条件に好適な計測器を形成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である多チヤンネル型振動計
の全体構成を示す正面図である。
【図2】図1に示す多チヤンネル型振動計の全体構成を
示す正面図である。
【図3】振動計ユニツト3の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図4】振動計ユニツト3の正面パネル部6に装備され
た操作ボツクス13の構成を示す正面図である。
【図5】振動計ユニツト3の中央ケース7の全体構成を
示す斜視図である。
【図6】図5に示す中央ケース7の底面部を示す正面図
である。
【図7】ユニツトの連結の様子を示す断面図である。
【図8】コネクタ蓋30の全体構成を示す側面図であ
る。
【図9】図8に示すコネクタ蓋30の全体構成を示す正
面図である。
【図10】脚40の上面部を示す正面図である。
【図11】図10に示す脚40の断面図である。
【図12】図10に示す脚40の全体構成を示す側面図
である。
【図13】図10に示す脚40の底面部を示す正面図で
ある。
【図14】ゴム足41の全体構成を示す側面図である。
【図15】バツテリユニツト2の全体構成を示す斜視図
である。
【図16】表示ユニツト4の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図17】図16に示す表示ユニツト4の底面部を示す
正面図である。
【図18】コネクタ蓋70の構成を示す側面図である。
【図19】コネクタ蓋70の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1……計測器(振動計)、2……計測ユニツト(バツテ
リユニツト)、3……計測ユニツト(振動計ユニツ
ト)、4……計測ユニツト(表示ユニツト)、7A、5
1A……凸部(突条)、7D、51B、61A……凹部
(溝)、7I、61C……開口、7J、61D……装着
ガイド溝(くぼみ)、7K、61F……ネジ穴、30、
70……連結固定板(コネクタ蓋)、40……脚。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計測部を内蔵するケースと、 上記ケースの一方の側端部に形成された凸部と、 上記ケースの他方の側端部に形成された凹部と、 上記ケースの底面部に形成された連結固定板の装着ガイ
    ド溝とを具え、複数の上記ケースを連接させる際に1つ
    のケースの上記凸部を隣接する他のケースの上記凹部に
    嵌合すると共に、上記連結固定板を上記1つのケース及
    び上記隣接するケースの底面部にまたがるように取り付
    けることにより上記1つのケース及び上記他のケースを
    一体に組み合わせ得るようにしたことを特徴とする計測
    ユニツト。
  2. 【請求項2】複数の計測ユニツトを連接させることによ
    り一体に組み合わせた計測器において、 上記各計測ユニツトは、 計測部を内蔵するケースと、 上記ケースの一方の側端部に形成された凸部と、 上記ケースの他方の側端部に形成された凹部と、 上記ケースの底面部に形成された連結固定板の装着ガイ
    ド溝とを具え、1つのケースの上記凸部を隣接する他の
    ケースの上記凹部に嵌合すると共に上記連結固定板を上
    記1つのケース及び上記隣接するケースに相互にまたが
    るように取り付けることにより上記1つのケース及び上
    記他のケースによつて全体として所望の大きさの箱体を
    形成することを特徴とする計測器。
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