JP2659442B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP2659442B2
JP2659442B2 JP1304583A JP30458389A JP2659442B2 JP 2659442 B2 JP2659442 B2 JP 2659442B2 JP 1304583 A JP1304583 A JP 1304583A JP 30458389 A JP30458389 A JP 30458389A JP 2659442 B2 JP2659442 B2 JP 2659442B2
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五十一 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータの制御装置に係り、異常停止時
における乗客を脱出させるエレベータの制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
エレベータが走行中に、停電或は異常を検知すると、
安全を確保するためにエレベータは直ちに停止させられ
る。そしてこの時、多くの場合エレベータは正規階床位
置に停止しないことがあり、乗客はエレベータのかご内
に閉じ込められてしまう。これを通常缶詰と称し、この
ようなとき乗客は通話装置を作動させ救出を求める行動
をする。近年、エレベータと保守の拠点となつている監
視センタとを電話回線を介して直接に乗客と監視センサ
の監視員とで交信できるようにした特公昭59−17149号
公報に開示されているエレベータの非常通話装置が実現
し上述した乗客の救出活動が迅速にかつ、円滑に行なえ
るようになつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、遠隔地の場合、交通事情により現地に
到着するのが遅れることもあり、その間、乗客はかご内
に閉じ込められ、不安と焦りから思わぬ行動に走り、事
故を誘発する危険がある。その一方、停止位置が乗客に
より安全に自力脱出可能なゾーン内であることもあり、
このような場合、保守員による救出を行なわなくても、
適切に脱出方法の指示をしてやれば乗客自身で安全にか
ごから脱出できるようになり乗客の不安と焦りを解消さ
せることができると共に、遠隔地での救出作業の効果を
大幅に改善できる筈である。
本発明の目的は、上記した実情に鑑みてなされたもの
であつて、乗客に適切にかつ安全に自力脱出の指示を与
えることができるエレベータの制御装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、かご内にいる乗
客を検出する乗客検出手段と、かご内にいる乗客にメッ
セージを報知する報知手段とを有し、かごが異常停止し
た時、かご内にいる乗客に適切な情報を前記報知手段に
報知させるようにしたエレベータの制御装置において、
かごが停止した停止位置を調べて当該停止位置が乗客が
安全に自力脱出できるゾーン内か否かを判別する判別手
段と、前記乗客検出手段がかご内に乗客がいることを検
出し、かつ、前記判別手段がかごの停止位置を乗客が安
全に自力脱出できるゾーン内と判別した時は、かご内に
いる乗客に自力脱出を促すメッセージを前記報知手段に
報知させると共に、前記判別手段がかごの停止位置を乗
客が安全に自力脱出できるゾーン内にはないと判別した
時は、かご内にいる乗客に自力脱出を断念させるメッセ
ージを前記報知手段に報知させる報知制御手段とを具え
たものである。
〔作 用〕
本発明は上記手段を具えることにより、かごが異常停
止した時、まず、乗客検出手段はかご内の乗客の有無を
検出する。その結果、乗客検出手段がかご内に乗客がい
ることを検出したら、判別手段がかごの停止位置を乗客
が安全に自力脱出できるゾーン内か否かを判別する。そ
の結果、判別手段がかごの停止位置を乗客が安全に自力
脱出できるゾーン内と判別した時は、報知制御手段はか
ご内にいる乗客に自力脱出を促すメッセージを報知手段
に報知させる。これにより、かご内にいる乗客は報知手
段に報知されたメッセージに従って安全に自力脱出でき
る。判別手段がかごの停止位置を乗客が安全に自力脱出
できるゾーン内にはないと判別した時は、報知制御手段
はかご内にいる乗客に自力脱出を断念させるメッセージ
を前記報知手段に報知させる。これにより、かご内にい
る乗客は報知手段に報知されたメッセージに従って自力
脱出を断念して保守員による救出を待つ。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図は、本発明の一実施例を示した制御装置のブロツク
回路図である。
図中、1はエレベータが異常停止したことを検出する
異常停止検出回路、2はエレベータの位置を検出する位
置検出装置、3は乗客が安全にかごから脱出できる位置
を設定したデータが記憶されている脱出可能ゾーン位置
データ記憶部、4はかご内に設けられた通話装置が作動
させられたことを認識するインターホン起動検出回路、
5は異常停止検出回路1からの信号を検知すると位置検
出装置2から信号で、かごがどの位置に停止しているか
を演算処理すると共に、脱出可能ゾーン位置データ記憶
部3からのデータを読み出し、このデータと演算処理さ
れた位置とを比較してその結果、脱出可能ゾーン内にか
ごが停止していると判定したとき出力信号を発する脱出
ゾーン判定処理部で、6は脱出ゾーン判定処理部5から
の出力信号を入力し、かつインターホン起動検出回路4
からの出力信号を入力するとかご内に乗客が有りと判定
してその出力信号を発する乗客検出処理部、7は乗客検
出処理部6からの出力信号により作動され、乗客に対し
て自力脱出可能である旨を表示すると共に、その脱出方
法を指示する旨を表示させる表示装置でその表示される
内容は、例えば「只今、エレベータは非常停止しました
が、御安心下さい。今、係員を派遣しましたが、停止さ
れた位置は、安全にお客様御自身で脱出できる位置で御
座います。自力脱出される方は、次の指示にしたがつて
脱出願います。先ず、かご扉を開く方向に手で強く押し
開いて下さい。かご扉が開き切つたらお足もと気を付け
てかごから出て下さい。」等のメツセージを表示する。
8は乗客が脱出する際に何等かの原因によりエレベータ
の起動回路が投入されエレベータが起動すると脱出自体
が危険となるのでエレベータの起動回路が投入されない
ようにするためエレベータの制御電源を遮断する電源遮
断回路で、例えば、これは主電源回路のブレーカをトリ
ツプさせるもので、乗客検出処理部6の信号で作動され
る。9はエレベータが異常停止した後、かごが動き始め
たことを検出する検出回路で、例えば、ロータリーエン
コーダで構成され、その出力信号によつてかごの動きを
検出するものである。10は、検出回路9の出力に基づき
表示装置7の作動を中止させる指令を発するノツト回路
素子101とアンド回路素子102で構成された表示阻止回
路、11は検出回路9からの出力により乗客に対して脱出
を中止させる旨を表示する表示装置で、例えば、「自力
脱出は危険ですので係員の救出をお待ち下さい。」とい
う内容のメツセージが表示される。
今、エレベータが異常停止すると、この状態は異常停
止検出回路1により検出され、これが脱出ゾーン判定処
理部5に入力される。脱出ゾーン判定処理部5では、位
置検出装置2からの信号で、エレベータの停止位置を確
認し、脱出ゾーン位置データ記憶部3から記憶されたデ
ータを読み出し、そして実際のかご位置と読み出された
データとを比較処理して実際のかご停止位置がそのデー
タ内の範囲に入つていると脱出可能と判定して出力信号
を乗客検出処理部6に出力する。乗客検出処理部6で
は、かご内に設けられた通話装置が作動されたかをイン
ターホン起動検出回路4からの出力信号により判定し、
そしてこのインターホン起動検出回路4から出力信号が
発せられたことを検知すると乗客有りと判定して、この
信号を回路10のアンド回路素子102に入力する。このと
き検出回路9から信号が出力されていないとノツト回路
素子101は「Hレベル」信号を出力し、アンド回路素子1
02の入力側は、共に「Hレベル」信号となっているので
その出力端子からは「Hレベル」信号が出力されてこの
信号が表示装置7に入力される。表示装置7は回路10か
らの信号に対応して作動され、上述したようなメツセー
ジを表示する。そして、乗客はこのメツセージにしたが
つて安全にかご内から自力脱出を図ることができるよう
になり、かご内に閉じ込められた不安と焦燥感を解消で
きると共に、特に遠隔地における救出時間の短縮を大幅
に低減できる。
上述した乗客の自力脱出の際、或は表示装置7が乗客
に対して上述したメツセージを表示しているとき、更
に、表示装置7がそのメツセージを表示しようとすると
きに、もし、エレベータが何らかの原因により動き始め
たことを検出回路9が検出すると、この検出回路9から
は、その出力信号が発せられノツト回路素子101は「L
レベル」信号を発し、この「Lレベル」信号がアンド回
路素子102に入力され、回路10は、乗客検出処理6から
出力信号が発せられても、アンド回路素子102の一方の
入力端子部は「Lレベル」信号となつているので、その
回路102からは出力信号が発せられなくなり、回路10か
ら表示装置7に対して動作を阻止する信号が出力され表
示装置7はその動作を停止し、そして検出回路9からの
信号に基づいて、上述したメツセージを表示する表示装
置11を作動させる。これによつて乗客は、自力脱出を止
めるようになり、脱出時における乗客の安全は確保でき
るようになる。なお、このとき、注意喚起するために、
検出装置9の出力信号により乗客の注意を引くようにブ
ザー等を鳴動させるようにすればその効果は、更に顕著
になる。
以上、詳述に説明したように、本実施例にあつては、
乗かごが異常停止した後、その安全が確保され、かつ安
全に脱出可能ゾーン内にあるとき、この旨と脱出方法の
指示が適切に行なわれるので、乗客はその指示にしたが
つて、脱出することができるから、特に遠隔地における
エレベータの異常停止時の救出時間を大幅に短縮でき、
不安感に駆られる缶詰状態にある乗客の速やかな救出が
可能になると共に、かごが脱出可能ゾーン内にない時は
乗客に自力脱出を断念させることができるから、乗客の
無謀な脱出行動を未然に阻止して、乗客の安全を確実に
確保できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明はかご内に乗客がいるこ
とを検出し、かつ、かごの停止位置を乗客が安全に自力
脱出できるゾーン内と判別した時は、かご内にいる乗客
に自力脱出を促すメッセージを報知手段に報知させると
共に、かごの停止位置を乗客が安全に自力脱出できるゾ
ーン内にはないと判別した時は、かご内にいる乗客に自
力脱出を断念させるメッセージを報知手段に報知させる
ようにしたので、かごから自力脱出できる場合には、缶
詰状態にある乗客を速やかに救出でき、エレベータの異
常停止時の救出時間を短縮できると共に、かごから自力
脱出できない場合には、乗客の無謀な脱出行動を未然に
阻止して、乗客の安全を確実に確保できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係るブロック回路図である。 1……異常停止検出回路、2……位置検出装置、3……
脱出可能ゾーン位置データ記憶部、4……インターホン
起動検出回路、5……脱出ゾーン判定処理部、6……乗
客検出処理部、7,11……表示装置、8……電源遮断回
路、9……検出回路、10……表示阻止回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かご内にいる乗客を検出する乗客検出手段
    と、かご内にいる乗客にメッセージを報知する報知手段
    とを有し、かごが異常停止した時、かご内にいる乗客に
    適切な情報を前記報知手段に報知させるようにしたエレ
    ベータの制御装置において、かごが停止した停止位置を
    調べて当該停止位置が乗客が安全に自力脱出できるゾー
    ン内か否かを判別する判別手段と、前記乗客検出手段が
    かご内に乗客がいることを検出し、かつ、前記判別手段
    がかごの停止位置を乗客が安全に自力脱出できるゾーン
    内と判別した時は、かご内にいる乗客に自力脱出を促す
    メッセージを前記報知手段に報知させると共に、前記判
    別手段がかごの停止位置を乗客が安全に自力脱出できる
    ゾーン内にはないと判別した時は、かご内にいる乗客に
    自力脱出を断念させるメッセージを前記報知手段に報知
    させる報知制御手段とを具えたことを特徴とするエレベ
    ータの制御装置。
JP1304583A 1989-11-27 1989-11-27 エレベータの制御装置 Expired - Lifetime JP2659442B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53165475U (ja) * 1977-05-27 1978-12-25
JPS5665783A (en) * 1979-10-29 1981-06-03 Tokyo Shibaura Electric Co Safety device for elevator

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