JP2657038B2 - コークス炉炭化室の内壁観察装置 - Google Patents

コークス炉炭化室の内壁観察装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間中のコークス炉炭
化室における耐火レンガ壁面の損傷状態や、補修作業に
必要な情報を得ることができるコークス炉炭化室の内壁
観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉の操業に還元材として使用されるコ
ークスは、一般にコークス炉を用いて石炭を乾留するこ
とによって製造される。このコークス炉炭化室は、高い
熱負荷のため、耐火れんがを主材料として構築されてい
るが、長年の使用によって、機械的外力、熱応力、また
挿入炭の成分の作用等により、炉壁の一部に損傷を来す
場合がある。
【0003】このため、コークス炉を健全な状態に保
ち、操業効率を長期にわたって高く維持するためには、
コークス炉炭化室の炉壁状態を的確に判断し、必要に応
じて、モルタルの吹き付け等により、れんがの寿命のば
しのための補修を行う必要がある。
【0004】従来この炉壁の観察に使用される炉内観察
装置として、特開昭63−252242号公報には、テ
レビカメラを炉長方向に挿入し、炉壁表面観察及びその
変位量測定を行うものが、また特開昭61−11408
5号公報には、プリズムを利用し、炉内へのプローブ挿
入方向に対し垂直な位置にある炉内壁面を撮像する炉内
観察装置が、さらに特開昭63−263390号公報に
は、観察装置内に回動自在な反射鏡を配置することによ
り、炉壁前面を観察可能としたものが提案されている。
【0005】このような炉内観察装置を用いることによ
って、熱間における迅速な炉壁状況の確認が可能とな
り、操業効率の向上に寄与している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、コークス炉炭化
室は、例えば、炉高さが約7m,窯幅が約0.4mで炉
長が約16mと、奥行きが長くごく狭い空間であるた
め、コークス炉炭化室の全域を撮影するためには、略コ
ークス炉炭化炭化室の全長に等しい長尺ブームが必要
で、さらにこの先端に所定のテレビカメラを装着する必
要がある。
【0007】ところが上記公報に開示された炉内観察装
置においては、いずれも、長尺ブームの支持はブームの
基端部のみで行われており、特に先端部に重量のあるテ
レビカメラを装着するものであるため、ブーム自体を強
度の強い大断面のものとする必要がある。さらに、基端
部における少しばかりのぶれでも先端部で増幅され、撮
影時にテレビカメラがぶれ易いという問題がある。
【0008】そこで、本発明において解決すべき課題
は、炉底に摺動可能に当接するブーム支持手段を備える
ことにより、ブームを大断面化にすることなく使用を可
能にし、さらに撮像時におけるぶれを有効に防止するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のコークス炉炭化室の内壁観察装置は、コー
クス炉炭化室の炉底に近接して挿入され同コークス炉炭
化室の全長を撮影可能な長さの挿入用ブームと挿入
ブームの先端部から垂直上方に立設した直立ブーム
と、この直立ブームに設けられた炉壁撮像手段とを備え
ると共に、前記挿入用ブームに、コークス炉炭化室挿入
時に同コークス炉炭化室の炉底に摺動可能に当接して前
挿入用ブームを支持する複数の摺動式走行支持手段を
備え、かつ前記直立ブームに、コークス炉炭化室両内壁
に当接して前記直立ブームの倒れを防止するサイドガイ
ドシューを備えたことを特徴とする。
【0010】ここで、走行支持手段としては、基端部を
ブームに可動可能に支持された鉄板製のそり状スライド
シューとすることができる。また、走行支持手段が炉底
と当接する面には、挿入時の摺動抵抗を少なくする目的
で、炉底に落ちているコークス塊を下部に巻き込まない
様に、スクレーパー板を前後に取付けローラー支持とす
ることもできる。
【0011】
【作用】本発明においては、コークス炉炭化室挿入時に
同コークス炉炭化室の炉底に摺動可能に当接して前記ブ
ームを支持する走行支持手段を備えることによって、ブ
ームそのものの強度を向上させることなく長尺化が可能
となる。またこの走行支持手段によってブームが安定し
て支持されるため、炉壁撮像手段のぶれを効率的に防止
することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例である内壁観察装
置をコークス炉炭化室に挿入した状態で示す正面図、図
2は図1の平面図、図3は右側面図である。
【0014】本実施例のコークス炉炭化室の内壁観察装
置は、約16mのコークス炉炭化室が撮影可能な長さの
挿入用ブーム1と、この挿入用ブーム1の先端部から垂
直上方に立設した直立ブーム2と、直立ブーム2に取り
付けられた複数基のプローブ3を備えている。
【0015】挿入用ブーム1の下部には、コークス炉炭
化室の炉底に摺動可能に当接して挿入用ブーム1を支持
するスライドシュー4を3箇所設けている。このスライ
ドシュー4は、基端部を挿入用ブーム1に可動可能に支
持された、長さが約1500mmの鋼板製のそり状で、
炉底と当接する底面には、挿入時の摺動抵抗を少なくす
る目的と、炉底の傷つき防止の目的で、スライドシュー
前後は、スキー板状にコーナーの丸みを大きくとる。
【0016】このようなスライドシュー4を設けること
によって、挿入用ブーム1そのものの強度を向上させる
ことなく長尺化が可能となる。また、直立ブーム2の略
先端部にも、移動時における左右の炉壁への倒れを防止
するため、左右に長さ約1500mmのサイドガイドシ
ュー5を取り付けている。
【0017】図1及び図2において、7は、挿入用ブー
ム1の基端部に設けられた車輪6駆動用のモータで、こ
のモータ7を作動させることによって、内壁観察装置を
コークス炉炭化室内に出し入れすることができる。
【0018】また、挿入用ブーム1及び直立ブーム2は
ともに三重管構造で、図4の断面図に示すように、最も
中心部はN2 ガス及び配線ケーブル用管路1a,2a、
中間は冷却水の供給用流路1b,2b、さらに最も外側
は冷却水の排水用流路1c,2cとしている。なお、図
1に示す8は、直立ブーム2と、挿入用ブーム1を接続
する排水斜管であり、各プローグよりの排水斜管として
いる。
【0019】図5は、プローブ3の詳細を示す断面図
で、カメラ収納ボックス11を内蔵したカメラ収納ボッ
クス取付ハンガー10、及び一端を直立ブーム2に接続
され、他端にカメラ収納ボックス11を回転可能に支持
するカメラ首振り駆動装置収納ボックス12を備えてい
る。
【0020】カメラ収納ボックス取付ハンガー10の基
端部には:内部に冷却水供給路13aを形成した回転軸
としてのハンガー軸13が一体に固定されている。ハン
ガー軸13は、カメラ首振り駆動装置収納ボックス12
に内蔵された上下2段のベアリング14によって支持さ
れ、さらに歯付プーリ15に接続されている。プローブ
3の外周面は、全て断熱温度1400℃のセラミックウ
ール16で覆われ、かつセラミックウール16は、図示
しないSUS網により外周全体を覆って固定している。
これによって、プローブ3外周の輻射熱を遮断し冷却水
の冷却効果を高めている。
【0021】また、カメラ首振り駆動装置収納ボックス
12の外周には、直立ブーム2の冷却水の供給用流路2
bと接続された、二重外枠冷却流路17を形成し、この
二重外枠冷却流路17は、さらにハンガ軸13の冷却水
供給路13aに接続されている。
【0022】18は、ハンガー軸13に設けられた漏水
防止用のOリングである。また、19はギヤードモータ
で、出力軸に減速機19aを介して歯付きプーリー19
bを設け、さらにこれに接続された歯付きプーリ15に
よって、ハンガー軸13が回転駆動される。ギヤードモ
ータ19の出力軸の延長上には、パルスゼネレータ20
を配置しており、ハンガー軸13の回転をフィードバッ
クさせている。
【0023】このような構造によって、カメラ収納ボッ
クス11を、ハンガー軸13周りに回転可能としてい
る。これによって、従来の装置では、ボックス内でカメ
ラを回転している為、観察窓内の狭い範囲のみの回転で
あるが、ボックス外にカメラを設置回転可能にした為視
界範囲が広く採れ、撮像中の炉壁損傷状態の見落としが
なくなり、補修作業に必要な情報を確実なものとするこ
とができる。
【0024】また後述するCCDカメラのコントローラ
21も駆動装置収納ボックス12内に配置されており、
全てのケーブル等は、この駆動装置収納ボック12内に
集められ、さらに直立ブーム2及び挿入用ブーム1のN
2 ガス及び配線ケーブル用管路1a,2aを通り外部へ
と接続されている。
【0025】カメラ収納ボックス取付ハンガー10の外
周にも、同様に冷却流路23が形成されており、この冷
却流路23は、入口側がカメラ収納ボックス11に接続
されたフレキシブルホース24に接続され、出口側が排
水斜管8に接続されたフレキシブルホース25に接続さ
れている。また、ハンガー軸13の冷却水供給路13a
は、フレキシブルホース26によってカメラ収納ボック
ス11に接続されている。このフレキシブルホース26
の中には、温度センサ用ケーブルCCDカメラ3信号ケ
ーブル、オートアイリスケーブル、N2 パージケーブル
等を通しており、これによって、カメラ受像を可能とし
ている。もちろんフレキシブルホース内には冷却水が流
れるため、それぞれのケーブルの入口、出口は完全にゴ
ムブッシングでシールされている。
【0026】図6は、図5に示すカメラ収納ボックス1
1を固定するためのハンガー10の詳細図で、ハンガー
10には複数の取付ブラケット27を設け、この取付ブ
ラケット27に、上下回転ピン28bを軸として上下方
向に傾動可能な、複数の取り付け孔28aを設けた固定
ブラケット28を取り付け、さらにこれにカメラ収納ボ
ックス11を固定している。このような構造によって、
ハンガー10に取付られたカメラ収納ボックス11は、
上記したハンガー軸13を回転軸とする水平方向のみの
回転移動だけではなく、上下方向の任意な位置に固定し
また上下方向に傾動させることができる。これによっ
て、カメラの視界に入らない部分を、取付け位置を変え
ることにより回避できることとなる。
【0027】図7はカメラ収納ボックス11の詳細図、
図8は図7に示すカメラ収納ボックス11の窓部の縦断
面図、図9は同窓部の正面図で、カメラ収納ボックス1
1の一方を開口して観察窓30とし、外周には外枠冷却
流路31を形成している。内部には、CCDカメラ3
2,約φ3mmのピンホールレンズ33を備え、ピンホ
ールレンズ33の前面位置には、フィルタガラス34,
耐熱ガラス35を配置し、これらを押え金物36によっ
て固定している。押え金物36はねじ止め構造とし、こ
れによって耐熱ガラス35を外部から着脱可能にしてい
る。フィルタガラス34はハレーション,温度等により
CCDカメラで撮影した情報をモニターに映し出す際、
不必要な波長入力を制御するのに有効である。押え金物
36は、全周ネジ構造で押えを目的とし、パージ用スリ
ットを持った押え金物36aは、必ず上部よりパージで
きるように円周方向任意な点にセットできる構造とし、
一方向パージによる流れの為対流が発生しにくい構造で
あるため、一方向よりN2ガスをガラス表面に漂わせて
パージすることにより、ガラス表面に付着するコークス
粉等を吹き飛ばすことができ、また、押え金物36aと
耐熱ガラス35の押え付け面はN2ガス流路へ通じる
ッダ溝38aを全周に設けており、押え金物36aの
温度上昇耐熱ガラス35に与える影響を最小限にする
ことができる。
【0028】また37は窓とピンホールレンズの隙間を
埋めるガードプレートで、これによって、窓からから漏
れて入り込み、CCDカメラに当たる輻射熱を遮断する
ことができる。
【0029】またカメラ収納ボックス11内には、カメ
ラ内の温度が50℃以上になった時、異常検出するセン
サ39を設けている。このセンサ39は、図1に示すモ
ータ7に接続されており、異常温度を検知すると、モー
タ7を作動させて内壁観察装置を炉外に急速に引き戻
し、これによってCCDカメラ32を保護している。こ
のCCDカメラ32には電子シャタ機能を取り付けてい
るため、走行中におけるスライドシュー4の振動に影響
されず明瞭な観察が可能となる。
【0030】ピンホールレンズ33は、レンズの包括角
度が、水平約56度、垂直約43度、対角約69度先端
レンズ径約φ3mmの広角レンズであり、これによって
窓径をφ22mmまで小さくすることができ、窓から入
ってくる輻射熱を最小限とすることができる。
【0031】図8及び図9に明瞭に示すように、耐熱ガ
ラス35の上部には、N2 ガス放出用の溝38を設け、
この溝38aよりヘッダー流路38bを流れ上部から耐
熱ガラス35に添わせた方向にN2 ガスを放出させる。
これによって、耐熱ガラス35表面のダスト付着防止、
及び耐熱ガラスの冷却を行うことができる。
【0032】また、CCDカメラ32をセパレートタイ
プとし、コントローラ部21とCCDカメラ32に分割
することにより、レンズ33部とCCD素子部32のみ
とすることによりコンパクト化でき、カメラ収納ボック
ス11を小さくすることができた。また、CCDカメラ
信号線等ケーブルは、冷却水供給用のフレキシブルホー
ス26内を配線することにより冷却される。
【0033】以上に説明したフレキシブルホース16,
25,26は、SUS網巻きとし、その外周は断熱テー
プ(1400℃)により、テーピングを行い輻射熱を防
いでいる。これは、水路に柔軟性を持たせることによ
り、カメラハンガーの首振りをスムーズにすることに有
効である。
【0034】本実施例においては、ボックス材料はすべ
てSUS材を使用し、冷却水と断熱材とN2 ガス等によ
り、CCDカメラの耐熱温度50℃を充分にクリアでき
たが、銅材を使用することにより、さらに熱伝導が良く
なりカメラ保護にとって有効となる。
【0035】次いで上記コークス炉炭化室の内壁観察装
置における冷却水の流れについて説明する。
【0036】挿入用ブーム1の基端部から冷却水供給用
流路1bに供給された冷却水は、直立ブーム2の冷却水
供給用流路2bを通り、数個のカメラ収納プローブ3に
給水される。カメラ収納プローブ3よりの排水は、フレ
キシブルホース25によって、挿入用ブーム1の排水用
流路1cから行う。
【0037】図5に示す直立ブーム2のヘッダーパイプ
40には、上端と下端にノズル孔40aを多数設けてお
り、このノズル孔40aよりヘッダパイプ40外側の排
水流路2cを通り、挿入用ブーム1の排水流路1cへと
流出する。
【0038】一方、ヘッダパイプ40よりカメラ首振り
駆動装置収納ボックス12内に送りこまれた冷却水は、
駆動収納ボックス12の二重外枠冷却流路17を流れ、
駆動収納ボックス12全面を冷却し、ハンガ軸13の冷
却水供給路13aに流れ込む。ここでベアリング14、
Oリング18等の冷却を行い、次いでフレキシブルホー
ス26の中を流れて、カメラ収納ボックス11の二重外
枠冷却流路31を流れ、カメラ収納ボックス11全面を
冷却する。さらに、フレキシブルホース24の中を流れ
てカメラ収納ボックス取付ハンガ10の二重外枠冷却流
路23の中を上から下に流れて再度上部に循環し、上部
よりフレキシブルホース25の中を流れて、排水斜管8
さらには挿入用ブーム1の排水用流路1cを通って外部
に排出される。
【0039】なお、ヘッダパイプ40から各カメラ収納
プローブ3への上下の高さ差による給水バランスは、冷
却ホース25の出口に、ホース内径より小さい穴を設け
たSUS製板状の流量抵抗物のオリフィスを入れること
により給水量のバランスを取ることができる。またカメ
ラ収納ボックス11への冷却水の供給量は、カメラ本体
の耐熱度(50度)に影響するものであるため、ヘッダ
ーパイプ40の上端、下端に設けているノズル孔40a
をプラグでぞれぞれ4の倍数毎盲プラグすることにより
ヘッダ戻り水2cを制御し、これによって各プローブ3
の流量を確保することができた。
【0040】図10は、コークス炉炭化室の内壁観察装
置のシステム全体図で、50は、駆モータ7及びカメラ
首振り駆動装置収納ボックス12内に設けたパルスゼネ
レータ20と接続された高速カウンタ、51は高速カウ
ンターで演算された数値を映像出力に変換するするコン
トローラ、52は映像出力のためのテレビモニターで、
CCDカメラ31の撮像をモニタ52で表し録画し、分
析するための情報として、挿入用ブーム1の駆動軸延長
上にブームの出入り量検出をパルスゼネレータ7により
行い、ブーム先端のカメラ首振り角度検出をパルスゼネ
レータ20により行い、両方のパルスゼネレータからの
入力を演算してモニタ52に映し出されているセンター
マークの位置を、炉の入口までの距離でモニターの4角
部に表示し、かつ録画することができる。映し出された
センターマークの距離が判別できることにより、炉壁状
態の目視データ分析及び画像処理手段において有効とな
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0042】(1)コークス炉炭化室挿入時に同コーク
ス炉炭化室の炉底に摺動可能に当接して前記ブームを支
持する走行支持手段を備えることによって、ブームその
ものの強度を向上させることなく長尺化が可能となり、
装置の軽量化が達成できる。
【0043】(2)また走行支持手段によってブームが
安定して支持されるため、炉壁撮像手段のぶれを効率的
に防止することができる。
【0044】(3)ブームの先端部に設けられた炉壁撮
像手段に、リモートコントロールによる左右首降り機構
及び上下移動機構をそなえることにより、高温炉内であ
りながら、あたかも常温状態での観察モニターカメラと
同様に操作できることにより、炉壁状態の目視データ分
析及び画像処置分析効果の向上に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内壁観察装置をコークス炉炭化室に挿
入した状態で示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】挿入用ブーム及び直立ブームの断面図である。
【図5】プローブ部の詳細断面図である。
【図6】ハンガ部の右側面図である。
【図7】カメラ収納ボックスの詳細断面図である。
【図8】図5に示すカメラ収納ボックスの窓部の縦断面
図である。
【図9】図5に示すカメラ収納ボックスの窓部の正面図
である。
【図10】図1に示すコークス炉炭化室の内壁観察装置
のブロック図である。
【符号の説明】
1 挿入用ブーム 2 直立ブーム 1a,2a N2 ガス及び配線ケーブル用管路 1b,2b 冷却水の供給用流路 1c,2c 冷却水の排水用流路 3 プローブ 4 スライドシュー 5 サイドガイドシュー 6 車輪 7 モータ 8 排水斜管 10 カメラ収納ボックス取付ハンガー 11 カメラ収納ボックス 12 カメラ首振り駆動装置収納ボックス 13 ハンガー軸 13a 冷却水供給路 14 ベアリング 15 歯付プーリ 16 セラミックウール 17 二重外枠冷却流路 18 Oリング 19 ギヤードモータ 19a 減速機 19b 歯付きプーリ 20 パルスゼネレータ 21 コントローラ 23 冷却流路 24,25,26 フレキシブルホース 27 取付ブラケット 28 固定ブラケット 28a 取り付け孔 30 観察窓 31 外枠冷却流路 32 CCDカメラ 33 ピンホールレンズ 34 フィルタガラス 35 耐熱ガラス 36 押え金物 37 ガードプレート 38a ヘッダー溝 38b ヘッダー流路 39 センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉炭化室の炉底に近接して挿入
    され同コークス炉炭化室の全長を撮影可能な長さの挿入
    ブームと挿入用ブームの先端部から垂直上方に立
    設した直立ブームと、この直立ブームに設けられた炉壁
    撮像手段とを備えると共に、前記挿入用ブームに、コー
    クス炉炭化室挿入時に同コークス炉炭化室の炉底に摺動
    可能に当接して前記挿入用ブームを支持する複数の摺動
    走行支持手段を備え、かつ前記直立ブームに、コーク
    ス炉炭化室両内壁に当接して前記直立ブームの倒れを防
    止するサイドガイドシューを備えたことを特徴とするコ
    ークス炉炭化室の内壁観察装置。
  2. 【請求項2】 前記炉壁撮像手段を高さ方向に複数基備
    え、かつ同炉壁撮像手段に左右首振り機構、及び又は上
    下移動機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のコ
    ークス炉炭化室の内壁観察装置。
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