JP2656518B2 - 迅速連結形管継手の保護装置 - Google Patents

迅速連結形管継手の保護装置

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JP2656518B2
JP2656518B2 JP62320062A JP32006287A JP2656518B2 JP 2656518 B2 JP2656518 B2 JP 2656518B2 JP 62320062 A JP62320062 A JP 62320062A JP 32006287 A JP32006287 A JP 32006287A JP 2656518 B2 JP2656518 B2 JP 2656518B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/22Couplings of the quick-acting type in which the connection is maintained by means of balls, rollers or helical springs under radial pressure between the parts
    • F16L37/23Couplings of the quick-acting type in which the connection is maintained by means of balls, rollers or helical springs under radial pressure between the parts by means of balls

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体管継手の技術に関し、特に、雌形本体と
選択的に協働できる雄形本体を備えた迅速連結形の流体
管継手に関する。
本発明は特に、前記形式の流体管継手の雌形本体と組
み合わせて使用できるものであり、従って特に雌形本体
と組み合わせて使用することに関して述べる。しかしな
がら、本発明の応用範囲は広く、他の環境および用途に
おける雄形本体又は雄形および雌形の両方の本体と組み
合わせて使用することも可能である。
米国特許第4,378,028号明細書の教示内容を参考とし
て記載すると、この米国特許には、一端遮断形又は両端
遮断形のいずれにも適用できる迅速連結形の管継手が詳
細に開示されている。この特別な迅速連結形継手構造に
よる多機能性および信頼性は、商業的にも成功を収めて
いる。しかしながら、オペレータやユーザ等により不注
意に取扱われることがあると、継手の本体が、相手の継
手本体とはもはや結合することが不可能になる程損傷を
受けることがあった。このようなことは、継手本体を不
注意により落下したり荒々しく取扱かう場合にはよく起
こることである。
一般的には、雄形および雌形管継手の本体は、流体供
給ラインの端部に固定されるものである。継手本体の両
端部は、流体を通すことができるように、互に協働する
ロック関係をなして連結される。しかしながら、この協
働関係におかれる前には、継手本体は関連する流体供給
ラインの端部において露出された状態に維持されてい
る。かような状態において、前述のように流体供給ライ
ンを荒々しく取扱ったり不意により又は不注意で落下す
るようなことがあると、継手本体に変形又は損傷を与え
てしまうことになる。このため、この継手本体のもつ正
確な嵌合性が損われてしまう。実際、継手本体が損傷を
受けると、両継手本体同士をロックすることが不可能に
なってしまう。
他の構造および設計による別の迅速連結管継手につい
ても、上記と同様な問題がある。軸線方向に外方に拡っ
ている雄形ステムおよび軸線方向に外方に拡っている雌
形受け入れ部材は、継手本体の最外方面を形成してい
る。従って、もしも継手本体のいずれか一方又は双方を
このように設計すれば、不注意な取扱いによって継手本
体が損傷を受けてしまう。
上記のような損傷が生じる潜在的な可能性を無くすれ
ば、別々の継手本体に保護装置を設けることが要望され
ている。また、かような保護装置は両継手本体の迅速な
連結性および解除性を妨げるものであってはならない。
本発明はこれらの要望を満たすことができ、上記問題点
を解決できるものである。
本発明の目的は、迅速連結形管継手の保護装置を提供
することにある。
本発明の1つの特徴によれば、継手の保護装置は、雄
形継手の本体部分から延びていて雌形継手の本体部分の
中に受け入れられる中空のステム部分を備えている形式
の迅速連結形管継手に使用できるようになっている。雌
形継手本体は、雄形継手のステム部分をぴったりと受け
入れることのできる寸法をもつ中空の受け入れ部材と、
ステム部分を受け入れ部材の中に選択的に保持しておく
ロック手段とを備えている。保護装置は大形のフランジ
からなり、該フランジは受け入れ材又はステム部分のい
ずれか一方の最外方端面よりも長く延在している。
本発明の他の特徴によれば、スリーブが、受け入れ部
材又はステム部分のいずれか一方の端面から軸線方向に
長くかつ半径方向外方に延在している。
本発明の他の特徴によれば、スリーブは肉厚にして剛
性を高めるために全体としてテーパ状に形成されてい
て、衝撃力に耐え得る構造になっている。
本発明の他の特徴によれば、スリーブには、雄形およ
び雌形継手本体の相手となる継手本体を受け入れること
のできるボアが設けられている。
本発明の他の特徴によれば、スリーブ又はフランジ
は、これらが、内方位置すなわち収縮位置にあってもあ
るいは外方位置すなわち伸長位置にあっても、受け入れ
部材又はステム部分のいずれか一方の最外方端部より軸
線方向に長く延在している。
本発明の主たる特徴は、雄形継手本体および雌形継手
本体を保護することにある。
本発明の他の特徴は、継手本体の連結操作および連結
解除操作を行なうに際し干渉することがないように簡単
な構造になっていることである。
本発明の他の特徴は、製造コストの安い方法で製造で
きることである。
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明に
より当業者には明らかになるであろう。
以下添付図面に基いて本発明の好ましい実施例を説明
するが、本発明は図示の具体例に限定されるものではな
い。第1図は、互に連結されかつロックされた状態にあ
る迅速連結形管継手Aを示すものであり、該継手Aは雄
形継手本体Bと、雌形継手本体Cとを備えている。
更に第2図および第3図に示すように、雄形継手本体
Bは全体として長い管状部材10を有しており、該管状部
材10は、第1端部すなわち外ねじを形成した端部12と、
反対側の第2端部すなわち中空ステム部分からなる端部
14とを備えている。ねじ端部12は、周知のようにして流
体システムに連結されるようになっている。典型的に
は、雄形継手本体Bを流体ライン等の一端に固定するに
は、フェルール(嵌め輪)およびナット組立体をねじ端
部12に取付ける。管状部材10の両端部は全体として中央
に位置する通路16による連通されており、該通路16は明
らかに直径の異なる複数の通路部からなる。図示の好ま
しい実施例においては、これらの複数の通路部分は同心
状に配置されている。
フレア外端部24と中間径通路部分26との間には、第1
の通路部分すなわち拡大通路部分22が設けられており、
中間径通路部分26は、半径方向内方にテーパしている肩
部30を介して小径通路部分28に連続している。肩部30が
設けてあることにより、雄形継手本体Bを多用途にする
ことができる。すなわち、容易に一端遮断構造(第2
図)又は両端遮断構造(第3図)に切換えることができ
る。肩部30の機能および迅速連結管継手の他の要素との
協働関係については、以下に詳細に説明する。ステム部
分14の外端部に隣接して、別の中間径通路部分32が設け
られている。小径通路部分28と中間径通路部分32との間
の接合部は全体として半径方向に拡がる肩部34により形
成されている。この肩部34もまた、両端遮断構造への切
換えを容易にするものであるが、詳細については後述す
る。中間径通路部分32は、その外端部において拡大ボア
部分40に連通している。この拡大ボア部分40は弁開放手
段42を受け入れている。
本発明の好ましい実施例によれば、弁開放手段42は、
第1インターロック半部44と第23インターロック半部46
とからなる。第6図に示すように、各インターロック半
部44、46は全体として平らな形状を有しており、その軸
線方向の長さの一部に沿って延在している中央スロット
48、50を備えている。両インターロック半部44、46はこ
れらの中央スロット48、50に沿って相互連結されてお
り、全体として十字形構造を形成している。ステム部分
14の外端部56は、拡大ボア部分40内に弁開放手段42を固
定保持しておくべく、断面積が小さく形成されている。
長い管状部材10の外壁には拡大部分58が設けられてい
る。該拡大部分58には周方向に間隔をへだてて形成され
たレンチフラット(レンチ握持部)60が設けてあり、雄
形継手本体Bの取扱いを容易に行ない得るようになって
いる。拡大部分58の一端には外肩部62が形成されてお
り、該外肩部62はばね64のような押圧手段の停止面すな
わち制限面として機能する。ばね64は、管状部材10に対
して動くことができる第1スリーブ70内で作動するよう
に受け入れられている。第1スリーブ70の一端には拡大
ボア72が形成してあり、該拡大ボア72は管状部材10の拡
大部分58上を摺動するようになっている。また、拡大ボ
ア72内にばね64が受け入れられており、ばね64は第1ス
リーブ70の肩部すなわち内側リム74と衝合している。内
側リム74はばね押圧手段の第2制限面として機能するだ
けでなく、第1スリーブ70のステム部分4方向への運動
を制限すべく、管状部材10に固定した停止リング76とも
協働する。内側リム74は、第2図に示すように、停止リ
ング76と選択的に係合して、管状部材10に対する第1ス
リーブ70の右方向への運動を制限する。
ステム部分14は、雌形継手本体C内に受け入れられる
長さ分だけ、第1スリーブ70から外方に延在している。
後で詳述するけれども、周溝78は、雄形および雌形継手
本体B、Cの間のロック係合を容易に行なうためのもの
である。この周溝78は傾斜側壁を備えているが、その理
由は、本発明に関する以下の説明により明らかになるで
あろう。
第3図は別の雄形継手本体B′を示すものであるが、
この雄形継手本体B′は、第2図に示した雄形継手本体
Bと実質的に同じものである。しかしながら、第3図の
実施例は両端遮断用に構成したものである。図面を簡単
にするため、第2図の部材と同様な部材については第3
図においてダッシュを付した番号を使用し、新しい部材
については新しい番号を使用している。この実施例の雄
形継手本体B′には、弁コア90が設けてある。弁コア90
は、一端94にねじが形成された長いロッド状部材92を備
えている。ねじ端部94には、案内・支持部材96が取付け
られている。この案内・支持部材96は、後述するように
雌形継手本体の弁部材と衝合すべく設計された最外方の
ノーズ部分98を備えている。更にこの案内・支持部材96
は、第7図に示すように、半径方向に延びている複数の
リブ100を備えており、これらのリブ100は拡大ボア部分
40′内にぴったりと受け入られるようになっている。こ
のリブ100はまた、ばね106のごとき弁コア押圧手段の一
端と衝合する衝合面を形成している。ばね106の他端は
半径方向に拡っている肩部34′と係合しており、これに
より、弁コア90は第3図に示すように右方向に押圧され
ている。
弁コア90の他端には、小径通路部分28′内にぴったり
と受け入れられる寸法をもつフランジ108が設けられて
いる。このフランジ108から凹所領域112により間隔をへ
だてた所には拡大ヘッド110が設けられている。凹所領
域112には、Oリング114のようなシール部材が受け入れ
られている。弁コア90が右方に押圧された位置におい
て、Oリング114は、両端遮断構造の弁座を形成するテ
ーパ肩部30′とシール係合する。従って弁コア90は管状
部材10′と常閉関係をなすように構成されていて、流体
が通路16′を通って流れないようにしている。
第4図には雌形継手本体Cが示してあり、雌形継手本
体Cは一端122に外ねじが形成された中空の管状部材120
を備えている。ねじ端部122は、雄形継手本体の場合と
同様な方法で、関連する流体システムに連結するための
フェルール(図示せず)と協働する内ねじ形カップリン
グナット等を受け入れるようになっている。管状部材12
0の他端に設けた外ねじ部126には、本体延長部材124が
設けられている。本体延長部材124は、中央部分132の両
側に配置された第1および第2の半径方向に拡がる肩部
128、130を備えている。中央部分132は、選定された周
方向部分に沿って間隔をへだてて配置された開口134を
備えている。これらの開口134内には、ボールディテン
ト(戻り止め)136として示すようなロック手段が受け
入れられている。当業者にとっては、本発明の範囲を逸
脱することなく、ボールディテントに代えて弧状ロッキ
ングドッグ等の他のロック手段を用いることができるこ
とが理解されよう。
管状部材120から遠い側の本体延長部材124の端部は、
雌形継手本体Cの受け入れ部材138を形成している。こ
の受け入れ部材138は、雄形継手本体B、B′のステム
部分14、14′の外周面もぴったりと受け入れることので
きる寸法をもつ内部通路140を備えている。希望する場
合にはロック手段によって雄形継手本体のステム部分を
固定保持できるようにするには、厳格な公差を維持する
必要がある。
中央部分132および受け入れ部材138の上には、ロック
/解除スリーブ142が摺動自在に取付けられている。こ
のロック/解除スリーブ142は半径方向内方に延びてい
るフランジ144を備えており、該フランジ144は受け入れ
部材138に設けた停止リング146と選択的に衝合する。フ
ランジ144と本体延長部材124の肩部130との間には、ば
ね148のような押圧手段148が軸線方向に配置されてい
る。ばね148は、第4図を示すように、ロック/解除ス
リーブ142を軸線方向外方位置すなわち左方に押圧して
いる。
ロック/解除スリーブ142は、3つの異なるボア部分1
50、152、154を備えている。大径のボア部分すなわち第
1のボア部分150は、第5図に示すように、雄形継手本
体B、B′の第1スリーブ70、70′の一部を自由に受け
入れることのできる寸法を有する。第2のボア部分152
はばね148を受け入れており、第3のボア部分154は本体
延長部材124の中央部分132を受け入れている。かような
構造により、ロック/解除スリーブ142は、ばね148によ
る外方への押圧力に打勝つ充分な大きさの軸線方向の力
を加えた場合に、本体延長部材124に対して軸線方向に
移動されるようになっている。
第2のボア部分152と第3のボア部分154との間にはテ
ーパ状のカム面160が設けられている。ロック手段すな
わちボールディテント136と選択的に協働するようにな
っている。第4図に示すように、ロック/解除スリーブ
142の解除位置においては、ボールディテント136が半径
方向外方に動いて該スリーブ142の第3のボア部分154内
に入ることができる。これに対し第5図に示すように、
ばね148の押圧力に抗してロック/解除スリーブ142を本
体延長部材124に対し軸線方向に移動させると、ロック
手段すなわちボールディテント136がカム面160と衝合し
て半径方向内方に押し出される。その後は、第2のボア
部分152の内径が小径になっているために、ロック手段
すなわちボールディテント136の半径方向外方への移動
が阻止される。かくしてボールディテント136はこれら
を受け入れている開口134内で半径方向内方に位置決め
され、雄形継手本体ステム部分14、14′の周溝78、78′
と係合するため、ステム部分14、14′が雌形継手本体か
ら軸線方向に外れてしまうことが阻止される。ロック/
解除スリーブ142が右方向位置(第4図に点線で示す位
置および第5図に示す位置)に維持されている限り、雄
形継手本体B、B′は雌形継手本体Cにロックされた状
態で連結されている。
ばね64の押圧力は、ばね148の押圧力よりも実質的に
大きい。かような関係により、雄形継手本体B、B′の
第1スリーブ70、70′は、雄形継手本体B、B′のステ
ム部分14、14′を雌形継手本体Cの受け入れ部材138内
に向って軸線方向に挿入する間、右方に押圧されていて
停止リング76と係合している状態に維持される。これに
対しロック/解除スリーブ142は、停止リング146との係
合から離れた位置に位置決めされ、ばね148は更に圧縮
される。ロック/解除スリーブ142のこの運動によって
ロック手段すなわちボールディテント136がステム部分1
4、14′の周溝78、78′と係合し、この係合状態は、ロ
ック/解除スリーブ142のフランジ144が再び停止リング
146と衝合するまで維持される。
再び雌形継手本体Cの詳細な構造について説明する
と、本体延長部材124の内肩部164と管状部材120の端肩
部166との間に、全体として円筒状をなす弁座部材162が
配置されている。弁座部材162は内部通路168を備えてお
り、該内部通路168は、雄形継手本体B、B′のステム
部分14、14′が雌形継手本体Cの受け入れ部材138を通
して挿入されたときに、ステム部分14、14′をぴったり
と受け入れることができるようになっている。弁座部材
162は、第1および第2の円筒状部分170、172を備えた
全体として段付き形状をなしており、第1および第2の
円筒状部分170、172はそれぞれ、本体延長部材124のボ
ア174、176内に受け入れられている。弁座部材162の一
端において、内部通路168から軸線方向および半径方向
に延びているテーパ状の弁座領域180が形成されてい
る。第2の円筒状部分172の両端には、Oリング182、18
4のような第1および第2のシール部材が配置されてい
る。第1および第2のOリング182、184は、弁座部材16
2の周囲に流体が流れないようにするためのものであ
る。弁座部材162の前端面と本体延長部材124のフランジ
すなわち肩部との間には第3のOリング186が配置され
ている。第5図から明らかなように、この第3のOリン
グ186は、雄形継手本体B、B′のステム部分14、14′
を雌形継手本体C内に挿入したときに半径方向に圧縮さ
れ、ステム部分14、14′と受け入れ部材138との間の厳
格な公差の境界領域を流体が流れることを阻止するよう
になっている。
全体として円筒状をなす弁部材190は、ばね192によ
り、弁座部材162と閉鎖関係をなすように常時押圧され
ている。弁部材190のテーパ状をなす前方部分194の最大
直径は、弁座部材162の内部通路168内に受け入れられる
寸法になっている。一方、弁部材190の前方部分194から
凹所すなわち溝198を介して間隔をへだてた所にフラン
ジ196が設けられており、該フランジ196の直径は弁座部
材162の内部通路168の内径よりも僅かに大きく形成され
ている。溝198の中にはOリング204が受け入れられてい
る。もちろんこのOリング204は、常閉位置(第4図)
においてテーパ状の弁座領域180と衝合シール係合し、
開放位置(第5図)において弁座領域180から離され
る。フランジ196から軸線方向に突出部206が延在してい
て、ばね192の一端を保持しかつ心出ししている。ばね1
92の他端は、中空の管状部材120の通路208に形成された
肩部と係合している。
雄形継手本体B、B′のステム部分14、14′を雌形継
手本体Cの受け入れ部材13内に挿入してロック係合させ
ると、両継手本体には連続的な流体流路が形成される。
第2図の一端遮断構造の場合には、雌形継手本体Cに連
結された流体ラインのみに圧力が作用している。従っ
て、第2図の雄形継手本体Bには、雌形継手本体Cの弁
部材190と係合して該弁部材190を開放させるための弁開
放手段42が必要とされるに過ぎない。これに対し第3図
の両端遮断構造の雄形継手本体B′の場合には、該継手
本体B′に連結された流体ラインにも圧力が作用してお
り、従って、雌形継手本体Cの弁部材190を開放するの
に弁コア90特にそのノーズ部分98が必要とされる。
前にも述べた通り、従来技術による構造では、雄形継
手本体のステム部分が、第1スリーブ70から軸線方向外
方に延在していた。従ってステム部分の表面が露出して
いて潜在的に損傷や変形を受け易いため、ステム部分を
雌形継手本体の受け入れ部材138内にぴったりと挿入さ
せることはできなかった。同様に従来技術による雌形継
手本体の受け入れ部材は、ロック/解除スリーブから軸
線方向外方に延在していた。従って、受け入れ部材の表
面も露出していて潜在的に損傷や変形を受け易く、雄形
継手本体と雌形継手本体との間にぴったりと連結された
ロック関係を確立することを妨げていた。
ロック/解除スリーブ142の軸線方向外端部に形成さ
れた大形フランジ210により、雌形継手本体Cのための
保護装置Dが形成される。このフランジ210は、ロック
/解除スリーブ142のほぼ円筒状をなす部分から半径方
向および軸線方向の外方に向ってテーパするように形成
するのが望ましい。フランジ210をこのようにテーパさ
せることにより2つの利点が得られる。第1の利点は、
ロック/解除スリーブ142の線方向外端部の肉厚および
剛性を充分に大きくすることができるため、不注意によ
ってスリーブ142に加えられることのある大きな衝撃力
にも耐えるものとすることができることである。第2の
利点は、フランジ210を大形にできるため、雄形継手本
体B、B′の第1スリーブ70、70′を受け入れることの
できる第1ボア部分150をフランジ210に設けることがで
きることである。このため、雄・雌両継手本体を係合さ
せる場合に干渉が生じることがなく、以下の説明からよ
り明らかになるように、互にロックされた両継手本体の
連結解除をする場合にも何ら影響を受けることがない。
第4図に明瞭に示すように、ロック/解除スリーブ14
2およびフランジ210が外方に押し出された位置は、受け
入れ部材138の最外方面を超えて延在している。また、
ばね148が圧縮された場合でも、大形フランジ210は依然
として受け入れ部材138の最外方面を超えて延在した状
態にある。従って、いかなる場合においても、受け入れ
部材138が大形フランジ210を超えて軸線方向外方に突出
することはない。
フランジ210はロック/解除スリーブの一体的延長部
として成形されているため、その形状を従来の機械加工
技術又は粉末冶金技術による製造に適したものとするこ
とができる。粉末冶金技術によれば信頼性ある構造にす
ることができると共に製造コストを大幅に低減すること
ができる。
以上、雌形継手本体Cに関して保護装置Dを図示説明
したが、当業者には、保護装置を雄形継手本体B、B′
にも設けることができることが理解されよう。例えば、
雄形継手本体の保護装置の構成としては、第1スリーブ
70から半径方向外方に延びておりかつステム部分14に向
って軸線方向外方に延びている全体として円筒状をなす
スリーブにすることができる。もちろんこの形式の保護
装置は、雌形継手本体Cのロック/解除スリーブ142
(該スリーブ142にフランジ210が設けられていてもある
いはいなくても)を収容できるようになっていなければ
ならない。
両継手本体が完全に連結されかつロックされた状態
(第5図)にあるとき、ばね64の押圧力はばね148の押
圧力よりも大きい。このため、ロック/解除スリーブ14
2が軸線方向内方に移動されており、前述のようにロッ
ク手段すなわちボールディテント136が雄形継手本体の
ステム部分14、14′の周溝78、78′と係合した状態にあ
る。互に連結された両継手本体の連結を解除するには、
第1スリーブ70、70′又はロック/解除スリーブ142を
第5図で左方に向って移動させればよい。いずれを移動
させる場合でもばね64が圧縮されて、ロック/解除スリ
ーブ142が停止リング146に衝合し、これによりロック手
段すなわちボールディテント136とステム部分14、14′
の周溝78、78′との係合が解除される。このように、互
に連結された継手本体は、雄形継手本体B、B′の第1
スリーブ70、70′又は雌形継手本体Cのロック/解除ス
リーブ142のいずれか一方を操作することにより連結が
解除されるため、雄形継手本体又は雌形継手本体のいず
れか一方にスリーブ状の保護装置を容易に設けることが
できる。もしも雄・雌両方の継手本体に保護装置を設け
る場合には、雄形継手本体に設けた保護装置(保護フラ
ンジ)によって雄形継手本体の保護装置(保護フラン
ジ)が包囲されるように構成するのが望ましい。もちろ
ん、他の構成によっても同様な成功を収めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による保護装置を備えている迅速連結
形継手の側面図である。 第2図は、一端遮断形継手に用いる雄継手継手本体の縦
断面図である。 第3図は、両端遮断形継手に用いる雄形継手本体の縦断
面図である。 第4図は、本発明による雄形継手本体の縦断面図であ
る。 第5図は、互に連結およびロックされた状態にある両端
遮断形の雄形継手本体と雌形継手本体とを示す縦断面図
である。 第6図は、一端遮断形継手の弁解放手段を示す分解斜視
図である。 第7図は、両端遮断形継手の案内・支持部材を示す端図
面である。 10……管状部材、14……ステム部分、 42……弁解放手段、70……第スリーブ、 96……案内支持部材、 142……ロック/解除スリーブ、 A……迅速連結形管継手、 B,B′……雄形継手本体、、 C……雌形継手本体、D……保護装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステム部分(14)及びその一端に設けられ
    た第1スリーブ(70)を備えた雄形継手本体部分(B)
    と、前記雄形継手本体部分のステム部分(14)をぴった
    りと受け入れることのできる寸法の受け入れ部材(13
    8)及び前記雄形継手本体部分のステム部分(14)を選
    択的にロックする手段(78,136)を備えた雌形雌形継手
    本体部分(C)とを有する迅速連結形管継手の保護装置
    であって、 前記雌形雌形継手本体部分(C)の一端に設けられ、前
    記受け入れ部材(138)の中に前記雄形継手本体部分の
    ステム部分(14)を保持する第1の軸線方向の位置に向
    けて軸線方向にばね付勢された可動解除スリーブ(14
    2)であって、前記第1の軸線方向位置から軸線方向外
    方の且つ前記雄形継手本体部分のステム部分(14)を前
    記受け入れ部材(138)から解放する第2の軸線方向位
    置に変位可能な解除スリーブ(142)と、 前記雌形継手本体部分(C)に設けられ、前記解除スリ
    ーブ(142)を前記第2の軸線方向位置に向けて付勢す
    る第1のばね(148)と、 前記解除スリーブ(142)の軸線方向最外端に形成され
    且つ該解除スリーブと共に可動な全体として堅固なフラ
    ンジ(210)であって、該フランジに剛性及び体積を与
    えるようにほぼ半径方向外方にテーパ状の形状を有する
    フランジ(210)とを有し、 該フランジは、前記雄形継手本体部分(B)の第1スリ
    ーブ(70)をぴったりと受け入れることのできる軸線方
    向内方に延びた凹所(150)を有し、また、前記解除ス
    リーブ(142)の第1、第2の軸線方向位置で、前記受
    け入れ部材(138)の最外端よりも軸線方向に外方に突
    出し且つ半径方向外方に延びており、 更に、前記雄形継手本体部分(B)に設けられ、前記第
    1スリーブ(70)を前記フランジ(210)に向けて付勢
    する第2のばね(64)を有し、該第2のばね(64)の付
    勢力が、前記第1のばね(148)の付勢力よりも実質的
    に大きい、ことからなる迅速連結形管継手の保護装置。
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