JP2655128B2 - 魚釣り用針外し具 - Google Patents
魚釣り用針外し具Info
- Publication number
- JP2655128B2 JP2655128B2 JP7086262A JP8626295A JP2655128B2 JP 2655128 B2 JP2655128 B2 JP 2655128B2 JP 7086262 A JP7086262 A JP 7086262A JP 8626295 A JP8626295 A JP 8626295A JP 2655128 B2 JP2655128 B2 JP 2655128B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- holder
- working
- harihazushi
- engaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚釣りにおいて、主に
魚の口奥に掛かった釣り針や飲み込んでしまった釣り針
を外すための針外し具に関する発明である。
魚の口奥に掛かった釣り針や飲み込んでしまった釣り針
を外すための針外し具に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来の魚釣り用針外し具には、図7に示
すように、細い棒Aの先端を偏平に加工し、この偏平部
分Bに貫通孔Cと、側面から貫通孔Cに通じる切り込み
Dを穿設したものが知られている。また、実開昭51−
40993号に開示されるように筒形の本体の先端に突
起をつけた針はずしや、実公昭56−37582号に開
示されるように、針外し具を含む複数の小道具をホルダ
ーに装着して一つにまと めた魚釣り用5つ道具なども知
られている。
すように、細い棒Aの先端を偏平に加工し、この偏平部
分Bに貫通孔Cと、側面から貫通孔Cに通じる切り込み
Dを穿設したものが知られている。また、実開昭51−
40993号に開示されるように筒形の本体の先端に突
起をつけた針はずしや、実公昭56−37582号に開
示されるように、針外し具を含む複数の小道具をホルダ
ーに装着して一つにまと めた魚釣り用5つ道具なども知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来の魚釣
り用針外し具では、先端の貫通孔部分に釣り針の一部を
係合させようとするとき、滑り易く安定しない。その
点、実開昭51−40993号に開示される筒形の本体
の先端に突起をつけた針はずし具では不要な滑りを防止
できるが、単一の機能であるとともに携行時に突起が引
っ掛かる可能性がある。また、実公昭56−37582
号に開示される魚釣り用5つ道具では、異なる機能道具
への変更に一々キャップを外したりする必要があり、外
したキャップを紛失する可能性もある。本発明者らの経
験によれば、針外し具を使用するような状況下では、釣
り糸がもつれたりして細かい作業が必要なことが多い。
このような実情に鑑み、本発明は先端に鋸歯状の凹凸を
形成した円筒状とし、口内深く飲み込まれた釣り針であ
っても容易に取り外すことができる針外し具であって、
これがホルダーに収容されて凹凸が引っ掛かることがな
く、携行に便利な構造にするとともに、細かな作業を行
う為に作業用針を簡単に選択して使用することができる
ようにすることを目的とするものである。
り用針外し具では、先端の貫通孔部分に釣り針の一部を
係合させようとするとき、滑り易く安定しない。その
点、実開昭51−40993号に開示される筒形の本体
の先端に突起をつけた針はずし具では不要な滑りを防止
できるが、単一の機能であるとともに携行時に突起が引
っ掛かる可能性がある。また、実公昭56−37582
号に開示される魚釣り用5つ道具では、異なる機能道具
への変更に一々キャップを外したりする必要があり、外
したキャップを紛失する可能性もある。本発明者らの経
験によれば、針外し具を使用するような状況下では、釣
り糸がもつれたりして細かい作業が必要なことが多い。
このような実情に鑑み、本発明は先端に鋸歯状の凹凸を
形成した円筒状とし、口内深く飲み込まれた釣り針であ
っても容易に取り外すことができる針外し具であって、
これがホルダーに収容されて凹凸が引っ掛かることがな
く、携行に便利な構造にするとともに、細かな作業を行
う為に作業用針を簡単に選択して使用することができる
ようにすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る魚釣り用針
外し具は、先端に鋸歯状の凹凸2を形成した円筒状の本
体1と、円筒状のホルダー4及び作業用針5で構成し、
ホルダー4内に本体1を、本体1内に作業用針5をそれ
ぞれ軸方向に摺動自在に貫挿する。 針外し具本体1の側
面に係合突起8を、作業用針の側面に係合突起11をそ
れぞれ外方に向けて突設するとともに、針外し具本体1
に作業用針の係合突起11が通過する係合孔9を、ホル
ダー4には針外し具本体1の係合突起8及び作業用針の
係合突起11が通過する窓孔6をそれぞれ軸方向に縦設
する。ホルダー4の窓孔6の側縁には、針外し具本体の
係合突起8を係合させることによって、針外し具本体の
先端が突出した位置と入り込んだ位置とに係止すること
ができる係止溝7 1 〜7 5 を設ける。さらに、針外し具
本体1の係合孔9の側縁には、作業用針の係合突起を係
合させることによって、作業用針の先端が突出 した位置
と入り込んだ位置とに係止することができる係止溝10
1 〜10 3 設ける。
外し具は、先端に鋸歯状の凹凸2を形成した円筒状の本
体1と、円筒状のホルダー4及び作業用針5で構成し、
ホルダー4内に本体1を、本体1内に作業用針5をそれ
ぞれ軸方向に摺動自在に貫挿する。 針外し具本体1の側
面に係合突起8を、作業用針の側面に係合突起11をそ
れぞれ外方に向けて突設するとともに、針外し具本体1
に作業用針の係合突起11が通過する係合孔9を、ホル
ダー4には針外し具本体1の係合突起8及び作業用針の
係合突起11が通過する窓孔6をそれぞれ軸方向に縦設
する。ホルダー4の窓孔6の側縁には、針外し具本体の
係合突起8を係合させることによって、針外し具本体の
先端が突出した位置と入り込んだ位置とに係止すること
ができる係止溝7 1 〜7 5 を設ける。さらに、針外し具
本体1の係合孔9の側縁には、作業用針の係合突起を係
合させることによって、作業用針の先端が突出 した位置
と入り込んだ位置とに係止することができる係止溝10
1 〜10 3 設ける。
【0005】
【作用】針外し具本体1の先端をホルダー4の先端から
突出させ、作業用針を針外し具本体1内に入り込ませて
係止した状態では、ホルダー4を持って針外し具として
使用することができる。作業用針5を針外し具本体1及
びホルダー4の先端から突出させて係止した状態では、
ホルダー4を持って作業用針によって細かな作業を行う
ことができる。さらに、作業用針5が針外し具本体1内
に収容され、針外し具本体1がホルダー4内に収容させ
て係止した状態では、鋸歯状の凹凸2を形成した本体の
先端部や作業用針がホルダー内にあるため安全に携行す
ることができる。
突出させ、作業用針を針外し具本体1内に入り込ませて
係止した状態では、ホルダー4を持って針外し具として
使用することができる。作業用針5を針外し具本体1及
びホルダー4の先端から突出させて係止した状態では、
ホルダー4を持って作業用針によって細かな作業を行う
ことができる。さらに、作業用針5が針外し具本体1内
に収容され、針外し具本体1がホルダー4内に収容させ
て係止した状態では、鋸歯状の凹凸2を形成した本体の
先端部や作業用針がホルダー内にあるため安全に携行す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る魚釣り用針外し具の実施
例を、添付の図面に基づいて説明する。図1〜図3は、
本発明を円筒状の針外し具本体1と、その内部に針外し
具本体1が貫挿する円筒状のホルダー4、及び針外し具
本体1内を貫挿する作業用針5で構成する実施例を示す
ものである。図1はホルダー4の先端から針外し具本体
1の先端部を突出させた針外し具としての使用状態を示
す正面図、図2は針外し具本体1と作業用針5の両方を
ホルダー4内に収容させた携行状態の正面図、図3は針
外し具本体及びホルダーの先端から作業用針の先端部を
突出させた作業用針の使用状態を示す正面図である。
例を、添付の図面に基づいて説明する。図1〜図3は、
本発明を円筒状の針外し具本体1と、その内部に針外し
具本体1が貫挿する円筒状のホルダー4、及び針外し具
本体1内を貫挿する作業用針5で構成する実施例を示す
ものである。図1はホルダー4の先端から針外し具本体
1の先端部を突出させた針外し具としての使用状態を示
す正面図、図2は針外し具本体1と作業用針5の両方を
ホルダー4内に収容させた携行状態の正面図、図3は針
外し具本体及びホルダーの先端から作業用針の先端部を
突出させた作業用針の使用状態を示す正面図である。
【0007】円筒状である針外し具本体1の先端部は、
図1に拡大して示すように、先端面の全周にわたって鋸
歯状の凹凸2を形成するとともに、先端から基方に向け
て細幅の切り込み3を螺旋状に設ける。螺旋状の切り込
み3は一定の長さで、例えば円筒の180度の範囲にわ
たるものとし、その基端部に大径孔3aを形成する。本
発明に係る針外し具を使用する場合は、魚が掛かってい
る釣り仕掛けのハリスを針外し具本体1先端の開放端か
ら切り込み3に導入し、ハリスを引っ張った状態で針外
し具本体1を回しながら押し込むと、ハリスは螺旋状の
切り込み3を伝って大径部3aに入り込み、ここをガイ
ドとして針外し具本体1の先端部を魚の口奥に挿入する
ことができる。ハリスの先端に結束されている釣り針
は、その結束部である軸部が針外し具本体1の内部に引
き込まれ、先曲げ部分が鋸歯状の凹凸2に係合する。こ
れにより、釣り針と針外し具本体1との妄動が阻止さ
れ、作業者による針外し具本体1の操作がそのまま釣り
針に伝えられ、釣り針を魚から容易に外すことができる
ことになる。このとき、針外し具本体1と魚との関係に
おいても、先端の凹凸2が滑り止めとして機能する。
図1に拡大して示すように、先端面の全周にわたって鋸
歯状の凹凸2を形成するとともに、先端から基方に向け
て細幅の切り込み3を螺旋状に設ける。螺旋状の切り込
み3は一定の長さで、例えば円筒の180度の範囲にわ
たるものとし、その基端部に大径孔3aを形成する。本
発明に係る針外し具を使用する場合は、魚が掛かってい
る釣り仕掛けのハリスを針外し具本体1先端の開放端か
ら切り込み3に導入し、ハリスを引っ張った状態で針外
し具本体1を回しながら押し込むと、ハリスは螺旋状の
切り込み3を伝って大径部3aに入り込み、ここをガイ
ドとして針外し具本体1の先端部を魚の口奥に挿入する
ことができる。ハリスの先端に結束されている釣り針
は、その結束部である軸部が針外し具本体1の内部に引
き込まれ、先曲げ部分が鋸歯状の凹凸2に係合する。こ
れにより、釣り針と針外し具本体1との妄動が阻止さ
れ、作業者による針外し具本体1の操作がそのまま釣り
針に伝えられ、釣り針を魚から容易に外すことができる
ことになる。このとき、針外し具本体1と魚との関係に
おいても、先端の凹凸2が滑り止めとして機能する。
【0008】図1〜図3は針外し具本体1とホルダー4
及び作業用針5の三つの部品で構成した実施例で、構成
部分であるホルダー4は図4に、針外し具本体1は図5
に、作業用針5は図6に示している。ホルダー4は、そ
の内径が針外し具本体1の外径とほぼ等しいかやや小径
の円筒状で、両者が遊嵌合するものとし、全長L’は針
外し具本体1の全長Lとほぼ等しいものとしている。ま
た、作業用針5はその外径が、針外し具本体1の内径と
ほぼ等しいかやや小径である保持筒5aの先端に鋭利な
針先5bを装着し、全長L”は、針外し具本体1の長さ
Lよりもやや短いもの、具体的には針外し具本体1の長
さLから先端部の螺旋状の切り込み3を設けた部分の長
さとほぼ等しいものとしている。
及び作業用針5の三つの部品で構成した実施例で、構成
部分であるホルダー4は図4に、針外し具本体1は図5
に、作業用針5は図6に示している。ホルダー4は、そ
の内径が針外し具本体1の外径とほぼ等しいかやや小径
の円筒状で、両者が遊嵌合するものとし、全長L’は針
外し具本体1の全長Lとほぼ等しいものとしている。ま
た、作業用針5はその外径が、針外し具本体1の内径と
ほぼ等しいかやや小径である保持筒5aの先端に鋭利な
針先5bを装着し、全長L”は、針外し具本体1の長さ
Lよりもやや短いもの、具体的には針外し具本体1の長
さLから先端部の螺旋状の切り込み3を設けた部分の長
さとほぼ等しいものとしている。
【0009】ホルダー4には、軸方向に一定幅の窓孔6
を穿設し、窓孔6の左右の側縁に係止溝71〜75を形
成してある。また、ホルダー4内に貫挿する針外し具本
体1の胴表面には係合突起8を突出させるとともに、係
合突起8に隣接する軸方向に係合孔9を縦設し、その前
端には一方の側方に向けて係止溝10 1 を、後端には左
右両側方に向けて係止溝10 2 と10 3 を形成してあ
る。係止溝103は、係合突起8の軸方向の延長上に位
置させている。さらに、針外し具本体1内を貫挿する作
業用針5には、係合突起11を設けている。
を穿設し、窓孔6の左右の側縁に係止溝71〜75を形
成してある。また、ホルダー4内に貫挿する針外し具本
体1の胴表面には係合突起8を突出させるとともに、係
合突起8に隣接する軸方向に係合孔9を縦設し、その前
端には一方の側方に向けて係止溝10 1 を、後端には左
右両側方に向けて係止溝10 2 と10 3 を形成してあ
る。係止溝103は、係合突起8の軸方向の延長上に位
置させている。さらに、針外し具本体1内を貫挿する作
業用針5には、係合突起11を設けている。
【0010】針外し具本体1内に作業用針5を貫挿した
状態では、作業用針5の係合突起11が針外し具本体1
の係合孔9から突出する。したがって作業用針5は、係
合突起11が針外し具本体1の係合孔9に沿って軸方向
に摺動可能で、係止溝101〜103のいずれかに係合
させることによって両者の軸方向への摺動が阻止され
る。前方の係止溝101に係合突起11を係合させた状
態は、針先5aが針外し具本体から突出する状態、後方
の係止溝102または103に係合させた状態は針先5
aが針外し具本体内に収容された状態である。
状態では、作業用針5の係合突起11が針外し具本体1
の係合孔9から突出する。したがって作業用針5は、係
合突起11が針外し具本体1の係合孔9に沿って軸方向
に摺動可能で、係止溝101〜103のいずれかに係合
させることによって両者の軸方向への摺動が阻止され
る。前方の係止溝101に係合突起11を係合させた状
態は、針先5aが針外し具本体から突出する状態、後方
の係止溝102または103に係合させた状態は針先5
aが針外し具本体内に収容された状態である。
【0011】また、ホルダー4内に針外し具本体1を貫
挿した状態では、針外し具本体1の係合突起8が窓孔6
から器外に突出する。したがって、針外し具本体1は、
係合突起8がホルダー4の窓孔6に沿って軸方向に摺動
可能で、窓孔6の一方の側縁に形成した係止溝71また
は72のいずれかに係合させることによって両者の摺動
が阻止される。そして、前方の係止溝71に針外し具本
体の係合突起8を係合させたときは、ホルダー4の先端
から針外し具本体1の先端部が突出し、後方の係止溝7
2に係合させたときは、針外し具本体1がホルダー4内
に収容された状態となるようにする。なお、このとき作
業用針5の係合突起11は、針外し具本体1の係合孔9
を貫通すると同時にホルダー4の窓孔6をも貫通して器
外に突出し、器外からの操作で軸方向に摺動させ、窓孔
の他方の側縁に形成した係止溝73〜75のいずれかに
係合させることができる。
挿した状態では、針外し具本体1の係合突起8が窓孔6
から器外に突出する。したがって、針外し具本体1は、
係合突起8がホルダー4の窓孔6に沿って軸方向に摺動
可能で、窓孔6の一方の側縁に形成した係止溝71また
は72のいずれかに係合させることによって両者の摺動
が阻止される。そして、前方の係止溝71に針外し具本
体の係合突起8を係合させたときは、ホルダー4の先端
から針外し具本体1の先端部が突出し、後方の係止溝7
2に係合させたときは、針外し具本体1がホルダー4内
に収容された状態となるようにする。なお、このとき作
業用針5の係合突起11は、針外し具本体1の係合孔9
を貫通すると同時にホルダー4の窓孔6をも貫通して器
外に突出し、器外からの操作で軸方向に摺動させ、窓孔
の他方の側縁に形成した係止溝73〜75のいずれかに
係合させることができる。
【0012】図1に示す針外し具の使用状態は、ホルダ
ー4に対し針外し具本体1が前方に移動し、針外し具本
体の係合突起8が窓孔6の一方の側縁の前方に位置する
係止溝71に係合し、針外し具本体1の先端部がホルダ
ー4の先端から寸法L1だけ突出している。このとき、
作業用針5の係合突起11は、針外し具本体1の後方の
係止溝102に係合し針外し具本体内に収容された状態
であると同時に、ホルダー4の他方の側縁の中間に位置
する係止溝74に係合し、軸方向の妄動が阻止されてい
る。
ー4に対し針外し具本体1が前方に移動し、針外し具本
体の係合突起8が窓孔6の一方の側縁の前方に位置する
係止溝71に係合し、針外し具本体1の先端部がホルダ
ー4の先端から寸法L1だけ突出している。このとき、
作業用針5の係合突起11は、針外し具本体1の後方の
係止溝102に係合し針外し具本体内に収容された状態
であると同時に、ホルダー4の他方の側縁の中間に位置
する係止溝74に係合し、軸方向の妄動が阻止されてい
る。
【0013】図2に示す針外し具本体及び作業用針がホ
ルダー4内に収容された携行状態では、ホルダー4に対
し針外し具本体1が後方に移動し、針外し具本体1の係
合突起8が窓孔6の一方の側縁の後方に位置する係止溝
72に係合し、針外し具本体1の先端部がホルダー4内
に収容されている。このとき、作業用針5の係合突起1
1は、針外し具本体1の後方の係止溝102に係合し針
外し具本体1内に収容された状態であると同時に、ホル
ダー4の他方の側縁の後方に位置する係止溝75に係合
し、軸方向の妄動が阻止されている。すなわち、ホルダ
ー4の窓孔6の一方に設けた係止溝71と72 間の寸法
及び、窓孔6の他方の側縁に形成した係止溝溝74と7
5 間の寸法はそれぞれ寸法L1 で等しい関係にある。
ルダー4内に収容された携行状態では、ホルダー4に対
し針外し具本体1が後方に移動し、針外し具本体1の係
合突起8が窓孔6の一方の側縁の後方に位置する係止溝
72に係合し、針外し具本体1の先端部がホルダー4内
に収容されている。このとき、作業用針5の係合突起1
1は、針外し具本体1の後方の係止溝102に係合し針
外し具本体1内に収容された状態であると同時に、ホル
ダー4の他方の側縁の後方に位置する係止溝75に係合
し、軸方向の妄動が阻止されている。すなわち、ホルダ
ー4の窓孔6の一方に設けた係止溝71と72 間の寸法
及び、窓孔6の他方の側縁に形成した係止溝溝74と7
5 間の寸法はそれぞれ寸法L1 で等しい関係にある。
【0014】図3に示す作業用針の使用状態は、ホルダ
ー4に対し針外し具本体1が後方に移動し、針外し具本
体の係合突起8が窓孔6の一方の側縁の後方に位置する
係止溝72に係合し、針外し具本体1の先端部がホルダ
ー4内に収容されているとともに、作業用針5の係合突
起11は、針外し具本体1の前方の係止溝101に係合
し針外し具本体から寸法L2だけ突出しているととも
に、ホルダー4の他方の側縁の前方に位置する係止溝7
3に係合し、軸方向の妄動が阻止されている。針外し具
本体1に貫挿してある作業用針5の係合突起11を、針
外し具本体1の係止溝のうち、係合突起8の軸方向の延
長上に位置する係止溝103に係合させた場合は、針外
し具本体1に作業用針5が保持された状態で、ホルダー
4に対し自由に摺動し、摺動の邪魔になることがない。
ー4に対し針外し具本体1が後方に移動し、針外し具本
体の係合突起8が窓孔6の一方の側縁の後方に位置する
係止溝72に係合し、針外し具本体1の先端部がホルダ
ー4内に収容されているとともに、作業用針5の係合突
起11は、針外し具本体1の前方の係止溝101に係合
し針外し具本体から寸法L2だけ突出しているととも
に、ホルダー4の他方の側縁の前方に位置する係止溝7
3に係合し、軸方向の妄動が阻止されている。針外し具
本体1に貫挿してある作業用針5の係合突起11を、針
外し具本体1の係止溝のうち、係合突起8の軸方向の延
長上に位置する係止溝103に係合させた場合は、針外
し具本体1に作業用針5が保持された状態で、ホルダー
4に対し自由に摺動し、摺動の邪魔になることがない。
【0015】作業用針5の突出寸法L2は、針外し具本
体1の軸方向に形成した係合孔9の長さ寸法L3によっ
て決定される。すなわち、寸法L3は針外し具本体1に
対して作業用針5が突出する寸法L2と、作業用針が針
外し具本体に収容されたときの作業用針の先端から針外
し具本体先端までの寸法を加えた寸法である。そして、
ホルダー4の側縁に形成する前方の係止溝73と後方の
係止溝75間の寸法は、上記寸法L3 と同じ寸法として
いる。
体1の軸方向に形成した係合孔9の長さ寸法L3によっ
て決定される。すなわち、寸法L3は針外し具本体1に
対して作業用針5が突出する寸法L2と、作業用針が針
外し具本体に収容されたときの作業用針の先端から針外
し具本体先端までの寸法を加えた寸法である。そして、
ホルダー4の側縁に形成する前方の係止溝73と後方の
係止溝75間の寸法は、上記寸法L3 と同じ寸法として
いる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の本発明魚釣り用針外し具
によれば、針外し具と、針外し具とは別の用途である作
業用針とに使い分けることができるとともに、携行時に
は作業 用針や針外し具の先端部がホルダー内に収容され
た状態で、安全に携行することができる。そして、上記
用途の変更は、三つの部品を軸方向に摺動させて、ホル
ダーの外から針外し具本体及び作業用針の係合突起を所
定位置の係止溝に係合させるという極めて簡単な操作に
よって容易に行うことができる。
によれば、針外し具と、針外し具とは別の用途である作
業用針とに使い分けることができるとともに、携行時に
は作業 用針や針外し具の先端部がホルダー内に収容され
た状態で、安全に携行することができる。そして、上記
用途の変更は、三つの部品を軸方向に摺動させて、ホル
ダーの外から針外し具本体及び作業用針の係合突起を所
定位置の係止溝に係合させるという極めて簡単な操作に
よって容易に行うことができる。
【図1】本発明の実施例であって、針外し具としての使
用状態を示す正面図、
用状態を示す正面図、
【図2】図1の実施例であって、携行状態を示す正面
図、
図、
【図3】図1の実施例であって、作業用針の使用状態を
示す正面図、
示す正面図、
【図4】図1に示す実施例のホルダーのみの正面図、
【図5】図1に示す実施例の針外し具本体のみの正面
図、
図、
【図6】図1に示す実施例の作業用針のみの正面図、
【図7】従来の針外し具の一例を示す正面図。
【符号の説明】 1…針外し具本体、 2…凹凸、 3…切り込み、 4
…ホルダー、 5…作業用針、 6…窓孔、 71〜7
5…係止溝、 8…係合突起、 9…係合孔、101〜
103…係止溝、 11…係合突起。
…ホルダー、 5…作業用針、 6…窓孔、 71〜7
5…係止溝、 8…係合突起、 9…係合孔、101〜
103…係止溝、 11…係合突起。
Claims (1)
- 【請求項1】円筒状のホルダー4内に、先端に鋸歯状の
凹凸2を形成した円筒状の針外し具本体1を、該針外し
具本体1内に作業用針5をそれぞれ摺動自在に貫挿し、 針外し具本体1の側面に係合突起8を、作業用針の側面
に係合突起11をそれぞれ外方に向けて突設するととも
に、 針外し具本体1に作業用針の係合突起11が通過する係
合孔9を、ホルダー4には針外し具本体1の係合突起8
及び作業用針の係合突起11が通過する窓孔6をそれぞ
れ軸方向に縦設し、 ホルダー4の窓孔6の側縁には、針外し具本体の係合突
起8を係合させることによって、針外し具本体の先端が
突出した位置と入り込んだ位置とに係止することができ
る係止溝7 1 〜7 5 を、針外し具本体1の係合孔9の側
縁には、作業用針の係合突起を係合させることによっ
て、作業用針の先端が突出した位置と入り込んだ位置と
に係止することができる係止溝10 1 〜10 3 を設けた
ことを特徴とする魚釣り用針外し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086262A JP2655128B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 魚釣り用針外し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086262A JP2655128B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 魚釣り用針外し具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256654A JPH08256654A (ja) | 1996-10-08 |
JP2655128B2 true JP2655128B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=13881913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7086262A Expired - Lifetime JP2655128B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 魚釣り用針外し具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655128B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6272788B1 (en) * | 2000-05-12 | 2001-08-14 | John W. Bergacker | Fish hook removing device |
DE102004022987B3 (de) * | 2004-05-10 | 2005-11-24 | Antonio Larcher | Angelhaken-Extraktor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49115123A (ja) * | 1973-02-21 | 1974-11-02 | ||
JPS5637582U (ja) * | 1979-08-30 | 1981-04-09 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7086262A patent/JP2655128B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08256654A (ja) | 1996-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10743861B2 (en) | Expandable needle suture apparatus and associated handle assembly with rotational suture manipulation system | |
US10555731B2 (en) | Expandable needle suture apparatus and associated handle assembly | |
US6503262B1 (en) | Retractable micro-surgical tool | |
JP4439047B2 (ja) | ホースクリップ | |
US4590702A (en) | Fishhook removing tool | |
CA2445902A1 (en) | Catheter insertion device with retractable needle | |
JP2655128B2 (ja) | 魚釣り用針外し具 | |
US6264389B1 (en) | Convertible writing instrument | |
US1888488A (en) | Knife | |
US5873289A (en) | Releasable locking connector for tool | |
US20190387731A1 (en) | Fishhook remover | |
JPH055105U (ja) | 内視鏡用処置具の操作部 | |
US3885579A (en) | Dental floss holder | |
JPH0718293Y2 (ja) | 釣用携帯小道具 | |
US3782764A (en) | Knot tying device | |
US4457128A (en) | Needle device for splicing | |
JPS6117718Y2 (ja) | ||
JPH10286053A (ja) | スライド式針外し | |
US2517224A (en) | Fishing reel seat | |
JPH07227188A (ja) | 釣り針はずし棒及び釣り針はずし器 | |
EP1278616B1 (en) | Foldable handsaw with a telescopic teeth protector | |
JP2002125555A (ja) | 針外し付きコマセすくい杓 | |
JP2004248993A (ja) | 翼付針用プロテクタ | |
JPH04104494U (ja) | 棒状物繰り出し装置 | |
JP2003339718A (ja) | 内視鏡用クリップ装置 |