JP2652264B2 - 妨害波除去方式及び送受信装置 - Google Patents

妨害波除去方式及び送受信装置

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JP2652264B2
JP2652264B2 JP2189412A JP18941290A JP2652264B2 JP 2652264 B2 JP2652264 B2 JP 2652264B2 JP 2189412 A JP2189412 A JP 2189412A JP 18941290 A JP18941290 A JP 18941290A JP 2652264 B2 JP2652264 B2 JP 2652264B2
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    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、海面や大地等からの反射波に起因するフェ
ージングが問題となる無線通信システムにおける妨害波
除去方式及び送受信装置に関する。
(従来技術) 衛星を介して船舶との通信を行う海事衛星通信の衛星
・船舶間のリンクの様に、電波が海上を伝搬してくる場
合には、衛星からの直接波に加えて海面で反射された電
波(海面反射波)も同時にアンテナに入射するため、直
接波と反射波との干渉により信号強度が著しく低下する
場合が生じる。この干渉による通信品質の劣化を防ぐた
め、海面反射波の影響をできるだけ軽減することが望ま
しい。
この対策の一つとして、ディジタル伝送方式に適用可
能なブロックインタリーブ(以下単に「インタリーブ」
と呼ぶ)方式がある。第8図は誤り訂正方式(ランダム
誤りに強いFEC)とインタリーブ方式が共に具備された
従来のシステム構成図である。ここで、FEC符号器9
は、送信情報に誤り訂正符号を加えて信号系列をつく
る。インタリーバ10は、FEC符号器9の出力の信号系列
を順次一定量毎に蓄え入力とは異なる時系列で出力す
る。すなわち、インタリーバ10は一定量のデータを予め
定めてある2次元メモリに蓄え、例えば入力が行順なら
ば出力は列順の如く、入力とは異なる時系列で出力する
機能をもつ。変調器11は、インタリーバ10の出力の信号
系列を変調された中間周波数帯信号に変換する。RF部12
は、変調器11の出力を送信周波数波に変換し、必要なレ
ベルに増幅する。アンテナ13は、RF部12の出力信号を送
信する。反射物16は、電波を反射する海面等である。ア
ンテナ1は、アンテナ13からの送信信号を直接にまた反
射物16を介して間接に受信する。RF部5は、アンテナ1
の受信信号の増幅および中間周波数への周波数変換を行
う。復調器6は、RF部5の出力を受け、該出力から送信
側で変調された信号データである信号系列を復調する。
デインタリーバ7は、復調器6の出力の信号系列を元の
時系列の信号系列に戻す。すなわち、デインタリーバ7
はインタリーバ10と逆順の処理を行うことによってデー
タを元の時系列に戻す機能をもつ。FEC復号器8は、デ
インタリーバ7の出力の信号系列に誤り訂正を行って送
信情報を復元する。
このようなインタリーブ方式を採用すると、第9図の
ようにフェージングによって変動する信号(a)の内、
あるレベル以下になったとき集中して発生するバースト
状の誤り(b)が時間的に拡散されてランダム状にFEC
復号器8に入力される(c)ので、誤り訂正機能が良く
働き、その結果バースト状の誤りが訂正される(d)こ
とになる。このように誤り訂正方式(FEC)とインタリ
ーブ方式の組合せによるフェージング軽減方式は、FEC
方式のみでは有効に機能しないバースト状誤りの改善に
大きな効果を有することが知られている。
一方、大地や地物等による電波の散乱あるいは降雨減
衰等により受信レベルが低下した場合に、空間的に離れ
た位置に配置された他方のアンテナに切り替えて受信レ
ベルを向上させるスペースダイバーシチ方式がある。
第10図は従来のスペースダイバーシチ方式のうち、最
も構成が簡単なスイッチアンドスティダイバシチ方式の
ブロック図であり、1及び2は空間的に離れた位置に配
置されたアンテナ、31は制御信号Bに基づいてアンテナ
1及び2の一方に切替える切替回路、32は切替えられた
アンテナの信号を復調する受信機、33は予め定めた閾値
レベルAより高いレベルから低いレベルに低下した時に
アンテナを切替えるための制御信号Bを送出する比較器
である。
このスペースダイバーシチ方式は、一方のアンテナに
妨害波によりフェージングがあっても、伝送品質等に基
づいて妨害波の少ない他方のアンテナに切替えることが
できるため、時間的変動が緩やかな妨害波の影響を少な
くすることができる。また、受信機32の前段でアンテナ
の切替えを行なっているため、高価な受信機32が一台で
済むというメリットがある。
(発明が解決しようとする問題点) FEC等の誤り訂正方式にインタリーブ方式が付加され
ているシステムにおいて、インタリーブ方式が効果を有
するためにはインタリーバによって蓄えられるデータの
時間長がバースト誤りの平均持続時間に比べて十分長い
ことが条件となる。低速データ通信の場合では、蓄積メ
モリー容量の制約や許容遅延時間の関係から、インタリ
ーブに許容される時間は、通常10秒以内である。
ところが、海に殆ど波がない穏やかな海面状態では反
射波の時間的変動があまりなくなるので、最悪ケースと
して、直接波と反射波の位相が逆相となって信号強度が
低下した状態のまま、例えば1分以上持続する場合があ
る。この場合、インタリーバに蓄えられるデータにはバ
ースト状の誤りが連続するので、インタリーバに蓄積さ
れているデータを時間的に拡散しても、バースト状誤り
の連続状態は変わらず、第8図のような従来方式ではフ
ェージングの軽減効果が得られないという問題点があっ
た。
一方、従来のスペースダイバーシチ方式では、アンテ
ナ1,2を受信レベル等の伝送品質に基づいて切替えるた
めにフィードバック系が必ず必要であった。この伝送品
質に基づいて切替えるためのフィードバック系は、実際
の装置構成が極めて複雑になるという欠点があった。ま
た、妨害波であるフェージングは、送信側と受信側とで
無相関な性質を持っているため、第10図の従来のスペー
スダイバーシチ方式でアンテナを切替えても受信側の受
信品質は改善されるが、送信側の品質までは改善されな
かった。従って、従来のスペースダイバーシチ方式で
は、送信と受信とで無相関な妨害波に対して受信側(移
動局)しか特性が改善されないという問題があった。な
お、上述の説明では、海面反射波を例に取り説明したが
自動車無線等の地面反射波に対しても同様な問題点があ
った。
以上のように、信号強度の時間的変動が極めて緩慢と
なる穏やかな海面状態あるいは地面反射波に対しては、
従来のインタリーブ方式を用いてもフェージングの軽減
ができなかった。また、従来のスペースダイバーシチ方
式では、構成が複雑なフィードバック系が必要であり、
かつ一方の受信レベル変動と他方(相手方)の受信レベ
ル変動に相関がない場合には、その効果も受信側のみで
あるという問題点があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するため
に成されたもので、地面反射波や緩やかな海面状態にお
ける海面反射波をフィードバック系を用いず、かつ送・
受信の妨害波を一方で制御して除去することが可能な妨
害波除去方式及びその装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本願の第1の発明は、FEC等の誤り訂正機能とインタ
リーブ機能を共に具備するディジタル無線通信システム
において、 海面や地面反射等の妨害波の発生源に近い一方の無線
局側に少なくとも2基のアンテナと、アンテナからの受
信信号又は前記アンテナへの入力信号を該妨害波の周期
よりも速い周期により連続または離散的に切り替える切
替制御手段と、 前記アンテナに直接波が入射する入射角もしくは衛星
仰角が予め定めた値を越えたときに該切替制御手段を不
動作にする角度判定手段とを備え、 該入射角もしくは衛星仰角が予め定めた値以下のとき
には前記妨害波の影響を時間的に拡散することにより、
前記妨害波の影響を低減せしめるように構成されたこと
を特徴とするものである。
本願の第2の発明は、FEC等の誤り訂正機能とインタ
リーブ機能を共に具備するディジタル無線通信システム
において、 受信波のフェージングについて負の相関または無相関
になるように配置された少なくとも2基のアンテナと、 該複数のアンテナの入力信号を該フェージングの周期
よりも速い周期により連続または離散的に切り替える可
変合成回路と、 該可変合成回路の合成比を制御する切替制御部と、 該可変合成回路の出力の受信信号の増幅および中間周
波数への周波数変換を行うRF部と、 該RF部の出力を受け受信された被変調信号系列を復調
する復調器と、 該復調部の出力の信号系列を元の時系列に戻すデイン
タリーバと、 該デインタリーバの出力の信号系列に誤り訂正を行っ
て送信情報を復元するFEC復号器と、 前記アンテナに直接波が入射する入射角もしくは衛星
仰角が予め定めた値を越えたときに該切替制御手段を不
動作にする角度判定手段とを備え、 該入射角もしくは衛星仰角が予め定めた値以下のとき
には該アンテナで受信する妨害波の影響を時間的に拡散
することにより、妨害波の影響を低減せしめるように構
成されたことを特徴とするものである。
本願の第3の発明は、FEC等の誤り訂正機能とインタ
リーブ機能を共に具備するディジタル無線通信システム
において、 送信情報に誤り訂正符号を加えて信号系列をつくるFE
C符号器と、 該FEC符号器からの信号系列を一定量蓄え入力とは異
なる時系列で出力するインタリーバと、 該インタリーバからの信号系列を変調された中間周波
数帯信号に変換する変調器と、 該変調器の出力を送信周波数波に変換し必要なレベル
に増幅するRF部と、 前記送信周波数波のフェージングについて負の相関ま
たは無相関になるように配置された少なくとも2基のア
ンテナと、 該RF部の出力信号を該フェージングの周期よりも速い
周期により連続または離散的に該アンテナに分配するよ
うに切り替える可変分配回路と、 該可変分配回路の分配比を制御する切替制御部と、 前記アンテナに直接波が入射する入射角もしくは衛星
仰角が予め定めた値を越えたときに該切替制御手段を不
動作にする角度判定手段とを備え、 該入射角もしくは衛星仰角が予め定めた値以下のとき
には該アンテナで送信する場合に対向する無線局側の受
信系が受ける妨害波の影響を時間的に拡散することによ
り、妨害波の影響を低減せしめるように構成されたこと
を特徴とするものである。
(発明の原理) 本発明は、直接波の入射角または衛星仰角が予め定め
た値となったときに、2基のアンテナで受信するそれぞ
れの電波の強度の変動が負の相関(いずれか一方の受信
強度が低い時、他方は強度が高くなっている)又は無相
関(それぞれの変動に関連がない)になる位置に配置さ
れた2基(又はそれ以上)のアンテナからの信号を適当
な周期で連続又は離散的に切り替えることによって、バ
ースト状誤りを時間的に拡散させてデインタリーブ(イ
ンタリーブ)機能を働かせて信号を復号するものであ
る。
また、直接波の入射角または衛星仰角が予め定めた値
以上(約15度以上)となった場合には、フェージングの
影響が低減するので一方のアンテナ(通常は上に配置さ
れたアンテナ)で受信して復調する。この場合、前述と
同様にアンテナの切替えを行っても一方のアンテナのみ
で受信する場合に比べて特性が劣化することはないが、
一方のアンテナのみで受信しても十分に復調できるた
め、一方のアンテナのみを使用するように構成した。こ
こでいう連続的な切り替えとは、アンテナ1とアンテナ
2からの信号の電力の合成比を0〜100%(0%のとき
はアンテナ2からの信号のみ、100%のときはアンテナ
1からの信号のみ、40%のときはアンテナ1からの信号
電力40%とアンテナ2からの信号電力60%の合成とみ
る)内で連続的に変化させ、これを繰り返す方法であ
る。また、離散的な切り替えとは、アンテナ1とアンテ
ナ2の出力をスイッチで(0%と100%、あるいはその
途中段階も含む)切り替える方法である。何れの場合
も、一方のアンテナの受信強度が低い場合、そのアンテ
ナのみで受信するとバースト状誤りが連続しインタリー
ブ方式の機能があっても救済することができないが、も
う一方は受信強度が必ず高くなっているので、この2つ
を妨害波の周期よりも速い適当な周期で切り替えれば、
発生する誤りも比較的短時間のバースト状となり、イン
タリーブとFECを組み合わせた本体の効果が期待できる
ことになる。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明する。第1図は本
発明の基本構成例である。第1図では、説明を簡単にす
るため、一方を宇宙局14、他方を地球局15としているが
共に地上局であっても同じである。また、実際には宇宙
局は単に信号の増幅と周波数変換機能のみの場合が多い
が、この場合は、第1図の宇宙局14の中にある全機能は
相手側地上局が有する。
地球局15側のアンテナ1,2はフェージングの時間的変
動が互いに負の相関又は無相関になるように配置されて
いる。相関の程度はアンテナ間隔Laと衛星仰角に依存す
る。第2図は本発明を適用した場合のアンテナ間隔とビ
ット誤り率の関係を衛星仰角5゜(O印)と10゜(X
印)について、直接波信号レベル対雑音比(Esd/No)を
パラメータとして示したものである。図から明らかなよ
うに、衛星仰角5゜のときLaが57cm、10゜のとき29cmが
それぞれ最適間隔となり、最大の効果を得るためにはア
ンテナ間隔を衛星仰角に応じて替えればよい。しかしな
がら、ディジタルシステムでは通常直接波信号レベル対
雑音比(Esd/No)が3dBよりも大きいので、例えば、ア
ンテナ間隔Laを30〜35cmに固定したまま運用しても良好
な効果がえられる。反射物16は、海面等の電波を反射す
るものである。可変合成回路3は、2つのアンテナ1,2
からの受信信号を、妨害波の周期よりも速い適当に定め
る周期により連続または離散的に切り替え、任意の割合
で合成できる機能を有するものである。切替制御部4
は、可変合成回路3の出力の合成比を制御する。RF部5
は、可変合成回路3の出力の受信信号の増幅および中間
周波数への周波数変換を行う。復調器6は、RF部5の出
力を受け、該出力から送信側で変調された信号データで
ある信号系列を復調する。デインタリーバ7は、復調器
6の出力の信号系列を元の時系列の信号系列に戻す。FE
C復号器8は、デインタリーバ7の出力の信号系列に誤
り訂正を行って送信情報を復元する。
30は衛星仰角情報に基づいて電波の入射角を知り、ア
ンテナ1,2を切替えるかまたは一方のアンテナに固定す
るかを決定する角度判定部である。
第3図は2つのアンテナ1,2の各受信強度と本発明に
よる連続切替えを行なった後の受信強度の特性図であ
る。図は穏やかな海面状態において、一つのアンテナだ
けではアンテナ2のように信号レベルが低下したままの
状態が続くこと、その場合でも負の相関となる距離にあ
るもう一方のアンテナ1では逆に信号強度が強くなって
いること、さらにこれを本発明のように周期T0でアンテ
ナを連続的に切替えた場合の受信強度が周期的に変動
(図の一点鎖線)する様子を示している。周期T0をフェ
ージングの変動周期(図の場合、それぞれのアンテナで
は長周期変動の部分的なところしか現われていない)よ
り速く、かつインタリーブによるデータ蓄積時間よりも
速くすることにより、等価的に第9図(a)の変動を得
たことになり、第9図で説明した原理に従ってフェージ
ングが軽減される。
宇宙局14側のFEC符号器9は、送信情報に誤り訂正符
号を加えて信号系列をつくる。インタリーバ10は、FEC
符号器9の出力の信号系列を順次一定量宛蓄え入力とは
異なる時系列で出力する。変調器11は、インタリーバ10
の出力の信号系列を変調された中間周波数帯信号に変換
する。RF部12は、変調器11の出力を送信周波数波に変換
し、必要なレベルに増幅する。アンテナ13は、RF部12の
出力信号を送信する。
第4図は可変合成回路3をハイブリッド18、合成器20
および可変移相器17,19で構成する場合の例である。可
変移相器19は−90度〜90度の範囲で連続または離散的に
移相量を変化できる機能をもつ。第4図の構成では可変
移相器19の移相量が0度のときは、合成器20からの出力
はアンテナ1とアンテナ2の信号が1:1の割合で合成さ
れる。また可変移相器19の移相量が90度のときは、合成
器20の出力はアンテナ2からの信号のみとなる。また可
変移相器19の移相量が−90度のときはアンテナ1からの
信号のみとなる。このため可変移相器19の移相量を−90
度〜90度に変化することで合成器20の出力がアンテナ1
とアンテナ2のそれぞれの信号を任意の比率で合成する
ことになる。可変移相器17は、可変移相器19の移相量が
0度付近でアンテナ1とアンテナ2の信号がほぼ同じ比
率で合成されるとき、アンテナ1の信号成分のうちの衛
星直接波成分がアンテナ2の信号成分のうちの衛星直接
波成分と同相となるように位相調整を行う働きをする。
直接波同士が同相で合成されると信号強度が増加し最適
な受信状態となる。切替制御部4は可変合成回路3の合
成比を制御するもので、2つのアンテナ1,2の出力を切
り替える周期(T0)は、受信系がアンテナ切り替えの速
さに十分追従できる程度に長く、インタリーバ10のデー
タ蓄積時間よりは十分短いという条件の下で任意に設定
できる。海事衛星通信の船舶局への適用を考える場合に
は、伝送の遅延時間を数秒以内に抑えることと、0.1秒
以下の変動は系の追従が難しくなることから、切り替え
周期は0.1〜10秒程度が適当である。
なお、説明を簡単化するために図示しなかったが、ア
ンテナ1と2の間隔を衛星仰角に基づいて自動的または
手動で調整するアンテナ間隔調整手段を設ければ、第2
図から明らかなように受信強度を大幅に改善することが
でる。但し、小型船舶に適用する場合には、経済性を考
慮してアンテナ間隔を予め定めた間隔に固定して用いて
も良い。
また、角度判定部30としては衛星の現在位置情報と船
舶の現在位置との衛星追尾情報から判定すれば良い。な
お、角度判定部30は必ずしも自動的に行う必要がなく、
船舶の航行位置等に基づいて手動操作で切替制御部4を
オン・オフさせても良い。
以上では説明を容易にするため船舶局側受信の場合に
ついて述べたが、船舶局側送信の場合についても可変合
成回路3を可変分配回路とすることで、全く同様に適用
することができる。
第5図は、船舶局側送信すなわち地球局側送信の場合
の基本構成例である。可変分配回路26は、2つのアンテ
ナ1,2への送信信号を、フェージングの周期よりも速い
適当に定める周期により連続または離散的に切り替え、
任意の割合で分配する機能を有するものである。切替制
御部27は、可変分配回路26の出力の分配比を制御する。
28は直接波の入射角または衛星仰角が予め定めた角度以
下かどうかを判定する角度判定部である。その他の構成
要素の機能は、第1図の説明で述べたものと同等であ
る。
なお第4図の可変合成回路3は、信号の流れを逆にす
れば、そのまま可変分配回路26として使用できる。但
し、合成器20は分配器となる。
第6図は、インマルサットの標準C船舶地球局(G/T:
−24dBK相当)への適用を想定した本発明の実施例であ
る。アンテナのタイプは特に規定されるものではない
が、4線巻ヘリカルアンテナはこの目的に適している。
アンテナはフェージングにたいして負の相関となるよう
に例えば上下方向に予め30〜40cmの間隔で配置する。こ
れを合成/分配制御部4aで予め設定する周期(例えば0.
1〜10秒)によりアンテナ1,2で受信する2つの信号(送
信の場合はアンテナへ送出する信号)を可変合成/分配
回路3aで切り替えることにより、本目的は達成される。
以下信号の流れにそって本実施例を説明する。
先ず受信系について説明する。衛星からの電波はアン
テナ1とアンテナ2によって受信される。2つの信号
は、合成/分配制御部4aで制御される可変合成/分配回
路3aで合成され、送受分波フィルタであるダイプレクサ
21に入力され、受信信号と送信信号のアイソレーション
が行われる。ダイプレクサ21からの出力信号は、微小信
号に対して感度が高く低雑音の増幅器である低雑音増幅
器(以下、「LNA」と称す)24、高周波信号を中間周波
信号に変換する周波数変換器(以下「D/C」と称す)25
を経て復調器6に入る。復調器6以降は、第1図で説明
した通りの構成となり、そこで説明した動作に従って船
舶局受信側に発生するフェージングが軽減される。な
お、ダイプレクサ21、LNA24とD/C25は、第1図のRF部5
に相当している。
次に第6図で送信の場合を説明する。FEC符号器9に
より誤り訂正符号が付加された信号はインタリーバ10に
よる時系列の変換、変調器11による変調がなされる。こ
こまでは第1図や第5図で説明した通りである。変調器
11の出力は、中間周波数信号を高周波信号に変化する周
波数変換器(以下「U/C」と称す)23により高周波信号
に変換される。その高周波信号は高出力電力増幅器(以
下「HPA」と称す)22による電力増幅がなされ、送受分
波フィルタであるダイプレクサ21により入力され受信信
号と送信信号のアイソレーションが行なわれ、可変合成
/分配回路3aに入力される。可変合成/分配回路3aで
は、合成/分配制御部4aの制御信号に基づきアンテナ1
とアンテナ2に分配する。合成/分配制御部4aの合成比
が0.1秒〜10秒の周期で変化すると、衛星側で受信する
信号強度も同様の周期で変化する。従って、船舶側の送
信信号もフェージングによるバースト状の影響を時間的
に拡散して宇宙局側へ送信するため、宇宙局側で1基の
アンテナで受信しても船舶局側の2基のアンテナで周期
的に切替えたと同様な効果が得られる。すなわち、この
ような比較的短い周期の変動を伴う信号は相手局側のデ
インタリーバとFEC復号器の働きにより、誤り訂正がな
され、結果として送信信号にたいしてもフェージングの
軽減が成される。
第7図は本発明によるシュミレーション結果であり、
衛星仰角θを5度、切替え周期T0が0.1秒、波の高さ
Hを0.1m、アンテナ間隔を57cm、周波数がLバンド帯
(1.5GHz)、とした場合におけるビット誤り率(BER)
と送信1シンボルあたりの直流波電力対雑音電力密度比
(Esd/No)の特性図である。図のように、本発明を適用
しない場合におけるハイトパターンの山(最良ケース)
と谷(最悪ケース)は、それぞれ白丸と黒丸で示した特
性となり、本発明は最悪のケースに比べてEsd/Noで約5d
B程度の改善が見込まれ、かつEsd/Noが0dBにおいても10
-4程度のBERが得られる。
(発明の効果) 以上のように、本発明は直接波の入射角または衛星仰
角が予め定めた値以下となった場合に、フェージング
(妨害波)の周期よりも早い周期でアンテナを切り替え
てバースト状誤りを時間的に拡散して、インタリーブ
(デインタリーブ)機能と誤り訂正機能とを有効的に動
作させることが出来るため、従来のごとき伝送品質に基
づいてアンテナ切替えを制御するフィードバック系が不
要となり、かつ妨害波の影響を受ける発生源側で送信信
号及び受信信号のバースト状誤りを時間的に拡散するた
め、妨害波の発生源側の一方でアンテナ切替え制御を行
なうだけでフェージングの影響を低減することができ
る。
直接波の入射角または衛星仰角が予め定めた値以下と
なった場合に、フェージング(妨害波)の周期よりも早
い周期で、かつインタリーブのデータ蓄積時間より早い
周期でアンテナを切り替えてバースト状誤りを時間的に
拡散させることにより、フィードバック系を用いないで
妨害波の影響を低減できる妨害波除去受信装置を実現す
ることが可能となる。
妨害波の発生源側の送信信号を受信信号と同期して上
述のように切替えることにより、対向する受信局の受信
信号の妨害波の影響も合わせて低減することができる妨
害波除去送信装置を実現することが可能となる。
従って、本発明は海事衛星通信システムの船舶側ある
いは移動体通信システム例えば自動車無線の自動車側設
備に適用可能であり、その効果が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による妨害波除去方式の構成図、第2図
は本発明の妨害波除去方式に用いる衛星仰角に対する最
適なアンテナ間隔の関係図、第3図は2つのアンテナ受
信強度と本発明による連続切替えを行なった後の受信強
度の特性図、第4図は本発明に用いる可変合成回路の構
成図、第5図は本発明による送信地球局の構成図、第6
図は本発明によるインマルサットの標準C船舶地球局の
構成図、第7図は本発明によるビット誤り率(BER)と
送信1シンボルあたりの電力対雑音電力密度比(Esd/
No)との特性図、第8図は従来による誤り訂正方式とイ
ンタリーブ方式とを組み合わせた受信システムの構成
図、第9図(a)〜(d)はバースト上誤りの発生状態
と従来の受信システムを用いた場合の誤り訂正効果を示
す波形図、第10図は従来のスペースダイバーシチ方式の
構成図である。 1……アンテナ、 2……アンテナ、 3,3a……可変合成回路、 4……切替制御部、 4a……合成/分配制御部、 5……RF部、 6……復調器、 7……デインタリーバ、 8……FEC復号器、 9……FEC符号器、 10……インタリーバ、 11……変調器、 12……RF部、 13……アンテナ、 14……宇宙局、 15……地球局、 16……反射物、 17……可変移相器、 18……ハイブリッド、 19……可変移相器、 20……合成器、 21……ダイプレクサ、 22……HPA、 23……U/C、 24……LNA、 25……D/C、 26……可変分配回路、 27……制御部 28,30……角度判定部、 31……切替回路、 32……受信機、 33……比較器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FEC等の誤り訂正機能とインタリーブ機能
    を共に具備するディジタル無線通信システムにおいて、 海面や地面反射等の妨害波の発生源に近い一方の無線局
    側に、 少なくとも2基のアンテナと、該アンテナからの受信信
    号又は前記アンテナへの入力信号を該妨害波の周期より
    も速い周期により連続または離散的に切り替える切替制
    御手段と、 前記アンテナに直接波が入射する入射角もしくは衛星仰
    角が予め定めた値を越えたときに該切替制御手段を不動
    作にする角度判定手段とを備え、 該入射角もしくは衛星仰角が予め定めた値以下のときに
    は前記妨害波の影響を時間的に拡散することにより、前
    記妨害波の影響を低減せしめるように構成されたことを
    特徴とする妨害波除去方式。
  2. 【請求項2】FEC等の誤り訂正機能とインタリーブ機能
    を共に具備するディジタル無線通信システムにおいて、 受信波のフェージングについて負の相関または無相関に
    なるように配置された少なくとも2基のアンテナと、 該複数のアンテナの入力信号を該フェージングの周期よ
    りも速い周期により連続または離散的に切り替える可変
    合成回路と、 該可変合成回路の合成比を制御する切替制御部と、 該可変合成回路の出力の受信信号の増幅および中間周波
    数への周波数変換を行うRF部と、 該RF部の出力を受け受信された被変調信号系列を復調す
    る復調器と、 該復調部の出力の信号系列を元の時系列に戻すデインタ
    リーバと、 該デインタリーバの出力の信号系列に誤り訂正を行って
    送信情報を復元するFEC復号器と、 前記アンテナに直接波が入射する入射角もしくは衛星仰
    角が予め定めた値を越えたときに該切替制御手段を不動
    作にする角度判定手段とを備え、 該入射角もしくは衛星仰角が予め定めた値以下のときに
    は該アンテナで受信する妨害波の影響を時間的に拡散す
    ることにより、妨害波の影響を低減せしめるように構成
    されたことを特徴とする妨害除去受信装置。
  3. 【請求項3】FEC等の誤り訂正機能とインタリーブ機能
    を共に具備するディジタル無線通信システムにおいて、 送信情報に誤り訂正符号を加えて信号系列をつくるFEC
    符号器と、 該FEC符号器からの信号系列を一定量蓄え入力とは異な
    る時系列で出力するインタリーバと、 該インタリーバからの信号系列を変調された中間周波数
    帯信号に変換する変調器と、 該変調器の出力を送信周波数波に変換し必要なレベルに
    増幅するRF部と、 前記送信周波数波のフェージングについて負の相関また
    は無相関になるように配置された少なくとも2基のアン
    テナと、 該RF部の出力信号を該フェージングの周期よりも速い周
    期により連続または離散的に該アンテナに分配するよう
    に切り替える可変分配回路と、 該可変分配回路の分配比を制御する切替制御部と、 前記アンテナに直接波が入射する入射角もしくは衛星仰
    角が予め定めた値を越えたときに該切替制御手段を不動
    作とさせる角度判定手段とを備え、 該入射角もしくは衛星仰角が予め定めた値以下のときに
    は該アンテナで送信する場合に対向する無線局側の受信
    系が受ける妨害波の影響を時間的に拡散することによ
    り、妨害波の影響を低減せしめるように構成されたこと
    を特徴とする妨害除去送信装置。
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