JP2651692B2 - オイラ装置 - Google Patents

オイラ装置

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JP2651692B2
JP2651692B2 JP5310188A JP5310188A JP2651692B2 JP 2651692 B2 JP2651692 B2 JP 2651692B2 JP 5310188 A JP5310188 A JP 5310188A JP 5310188 A JP5310188 A JP 5310188A JP 2651692 B2 JP2651692 B2 JP 2651692B2
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thin plate
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hydraulic
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秀則 片山
好雄 村沢
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は鋼板等の薄板を巻取る時に、薄板に防錆油
を塗布する装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のオイラ装置を第2図を用いて説明する。図にお
いて、1はテンションリールであり、鋼板等の薄板2の
端部が固定され、モータで回動して、デフピンチローラ
3を介して送り出される薄板2を巻取る。4は第1油圧
シリンダであり、5は第2油圧シリンダである。当該油
圧シリンダ4,5はそれぞれのロッド4a,5aの先端に回動自
在に枢着された塗布手段である塗布ローラ6を有する。
上記塗布ローラ6は表面が繊維状のパッドからなり、内
部からポンプによって防錆油がにじみだしており、上記
薄板2の表面を転がることで薄板2に防錆油を塗布す
る。7は3ポジション4ポートのセンタープレッシャ型
油圧バルブであり、この油圧バルブ7を切換える電磁ソ
レノイド7a,7bを有し、上記油圧シリンダ4,5の作動方向
を切換える。
次に動作について説明する。油圧バルブ7は内部スプ
リング7eでポジション7fの位置にあり、第1シリンダ4
は上端位置で、第2シリンダ5は下端位置で保持されて
いる。薄板2が巻取られだすときに、制御部(図示せ
ず)からの信号によりソレノイド7aを通電すると、油圧
バルブ7は切換わり、ポジション7cの位置になる。すな
わち、第1シリンダ4を下方へ、第2シリンダ5を上方
へ作動させる位置になる。上記シリンダ4,5は上記油圧
バルブ7を介して油圧ポンプ等の油圧力源8により駆動
され、第1シリンダ4の塗布ローラ6は薄板2の表面2a
に、第2シリンダ5の塗布ローラ6は薄板2の裏面2bに
接し、薄板2の両面に防錆油を塗布する。薄板2がテン
ションリール1に巻取られていくと、薄板2は上方に移
動し、上記シリンダ4,5は薄板2に追従して、塗布ロー
ラ6は常に薄板2に接する。上記薄板2の巻取りが終了
するとソレノイド7bが通電され、油圧バルブ7を切換え
てポジション7dの位置とし、第1シリンダ4を上方へ、
第2シリンダ5を下方へ作動させる。上記シリンダ4,5
がそれぞれの端部位置まで作動するとソレノイド7bをOF
Fして、初期の状態になる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のオイラ装置は以上のように構成されているの
で、シリンダの作動圧力が低いために薄板に対するシリ
ンダの追従が悪く、均一な油膜を形成することが困難で
あり、また作動圧力を上げると、シリンダの推力が大き
くなり薄板が曲がってしまうなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、薄板に対するシリンダの追従をよくして、
均一な油膜が形成できるオイラ装置を得ることを目的と
する。
[課題を解決するための手段] この発明に係るオイラ装置は、下方へ摺動して薄板を
上から加圧する第1シリンダを駆動する第1油圧回路に
リリーフ弁を設けて背圧を発生させ、かつ、上方へ摺動
して薄板を下から加圧する第2シリンダを駆動する第2
油圧回路にオペレートチェック弁を設けて差動回路を構
成するようにしたものである。
[作用] この発明におけるオイラ装置は、第1シリンダを駆動
する第1油圧回路に設けたリリーフ弁と、第2シリンダ
を駆動する第2油圧回路に設けたオペレートチェック弁
とにより、第1シリンダには背圧を発生させ、第2シリ
ンダには第2油圧回路を作動回路で構成して、油圧回路
の作動圧力を高くして、薄板に対するシリンダの追従を
よくし、またシリンダの推力が小さくして、薄板を曲げ
ないようにする。
[実施例] 以下、この発明の一実施例のオイラ装置を第1図を用
いて説明する。なお、第2図と同じものは同一の符号を
用いて説明を省略する。図において、10は第1シリンダ
4を駆動する第1油圧回路である。この第1油圧回路10
は、油圧バルブ7と、第1シリンダ4に対する荷重によ
り第1シリンダ4が暴走するのを防止するオペレートチ
ェック弁11,11と、第1シリンダ4の作動圧力を制御す
るリリーフ弁12と、第1シリンダ4に背圧を発生させる
リリーフ弁15と、第1シリンダ4の上昇工程において背
圧を発生させないためのチェック弁14と、第1シリンダ
4の速度を制御する絞り弁13,13とから構成されてい
る。20は第2シリンダ5を駆動する第2油圧回路であ
る。この第2油圧回路20は、油圧バルブ7と、第2シリ
ンダ5に対する荷重により第2シリンダ5が暴走するの
を防止するオペレートチェック弁21と、第2シリンダ5
の作動圧力を制御するリリーフ弁22と、第2シリンダ5
の速度を制御する絞り弁23,24と、第2シリンダの上昇
工程で作動回路を構成するオペレートチェック弁25,25
とからなる。
次に動作について説明する。薄板2に防錆油を塗布す
るために、第1油圧回路10および第2油圧回路の油圧バ
ルブ7のソレノイド7aに通電する。第1油圧回路10の配
管10aに圧力がたち、パイロット配管10bによりオペレー
トチェック弁11,11が開く。またリリーフ弁15はある一
定圧力まで閉じているので、第1シリンダ4のヘッド側
4bに背圧が発生し、背圧がかかった状態で第1シリンダ
4は降下する。このときにリリーフ弁15はカウンターバ
ランス弁、リリーフ弁12は減圧弁として作動する。第2
油圧回路20の配管20aに圧力がたち、パイロット配管20b
によりオペレートチェック弁25,25が開き、第2シリン
ダ5のヘッド側5bとロッド側5cとが導通し作動回路が構
成され、第2シリンダ5は推力が減少して上昇する。上
記動作により、塗布ローラ6はそれぞれ薄板2に接す
る。塗布ローラ6が接したのちに第1シリンダ4は下方
向に塗布ローラ6を加圧しながら、薄板2に追従して上
昇する。このときにリリーフ弁12はカウンターバランス
弁、リリーフ弁15は減圧弁として作動し、第1シリンダ
4の推力を少なくしている。なお、絞り弁24は、第2シ
リンダ5をメータアウト制御しているので、第2シリン
ダ5に下向きの急激な負荷がかかった場合に、絞り弁24
はダンピングとなり、第2シリンダ5はダンパーとな
る。すなわち、何らかの作用により上へ移動中の薄板2
が急に下がっても塗布ローラ6は追従する。
なお、本実施例においては、油圧バルブ7を第1油圧
回路10と第2油圧回路20とに設けたが、油圧バルブ7を
1台として両方のシリンダ4,5を駆動するようにしても
よい。
また、本発明において、上から下方に摺動して薄板2
に接する第1シリンダ4と、下から上方に摺動して薄板
2に接する第2シリンダ5とから構成したが、第1シリ
ンダ4もしくは第2シリンダ5を2本用いて、それぞれ
のシリンダを対向するように設置し、第1油圧回路10も
しくは第2油圧回路20だけで駆動するようにしてもよ
い。
[発明の効果] 以上のように、この発明によればオイラ装置を、第1
シリンダを駆動する第1油圧回路にリリーフ弁を設けて
背圧を発生させ、かつ、第2シリンダを駆動する第2油
圧回路にオペレートチェック弁を設けて差動回路を構成
するようにしたので、薄板に対するシリンダの追従がよ
くなり、均一な油膜を形成する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例であるオイラ装置の油圧回
路図、第2図は従来のオイラ装置の油圧回路図である。 4……第1シリンダ、5……第2シリンダ、10……第1
油圧回路、20……第2油圧回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板等の薄板を巻取るテンションリール
    と、下方へ摺動して上記薄板を上から加圧する第1シリ
    ンダと、上方へ摺動して薄板を下から加圧する第2シリ
    ンダと、当該第1シリンダと第2シリンダとを駆動する
    油圧回路と、上記第1シリンダと第2シリンダとのそれ
    ぞれの先端に設けられ上記薄板に防錆油を塗布する塗布
    手段とから構成されたオイラ装置において、上記第1シ
    リンダを駆動する第1油圧回路にリリーフ弁を設けて背
    圧を発生させ、かつ、第2シリンダを駆動する第2油圧
    回路にオペレートチェック弁を設けて差動回路を構成す
    るようにしたことを特徴とするオイラ装置。
JP5310188A 1988-03-07 1988-03-07 オイラ装置 Expired - Lifetime JP2651692B2 (ja)

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JPH01228573A JPH01228573A (ja) 1989-09-12
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