JP2650936C - - Google Patents
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- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、表示すべきビデオ画像とアスペクト比が異なる表示装置に画像を表
示させる場合、特に、ＨＤＴＶ受像に適した装置の表示面に通常のテレビジョン
画像を表示させる場合などに好適なビデオディスプレイ装置に関する。 ［従来の技術］ 通常のテレビジョン受像機は画面のアスペクト比（横：縦）が４：３で、螢光
面もほぼ此の寸法比のものが使用されている。これに対し、ＨＤＴＶ或いはハイ
ビジョンと呼ばれる高品位テレビジョン方式では、この比率を５：３或いは１６
：９とするものが提案されている。当然、受像機としても此のような横長画面を
持ったテレビジョン受像機が必要とされるが、この場合、受像する画像はＨＤＴ
Ｖ画像ばかりでなく、通常、従来のテレビジョン画像（アスペクト比４：３）の
表示も行う必要が出てくる。例えば横と縦の比が１６：９の受像機の螢光面に、
此の比が４：３の画像を表示させると、第１〜３図に示すように画面の両端また
は片側に画像が表示されない余白部分を生じてしまう。このような状態で長時間
使用すると、画像表示部分の螢光体が劣化したり、あるいはパネルガラスのブラ
ウニング現象により、輝度劣化が生じ、その後、ＨＤＴＶ画面を表示させるため
に螢光面全面を使用する際、輝度むらが生じることになる。特に、この輝度むら
は４：３の画面端部と余白部の境界線上で段差がつくため非常に目立ち易く、画
面全体にＨＤＴＶ画像を表示する場合、著しく画像品位を劣化させることになる
。 ［発明が解決しようとする課題］ 本発明は上記従来の課題を解決し、アスペクト比が異なる複数種類の画像表示
に使用しても、画像端部で輝度の相違が目立たないようにしたビデオディスプレ
イ装置を提供することを目的とする。 ［課題を解決するための手段］ 本発明においては上記課題を解決するために、装置の表示面が持つアスペクト
比と異なるアスペクト比の画像を前記装置の表示面に表示する場合に、画像を表
示する位置を表示面上で移動させながら表示するとともに、画像の表示されない
位置を無信号グレー表示するようにした。 ［作用］ 陰極線管に限らず、通常の表示装置を使用する場合には、画像表示に関係する
部材の劣化によって、長時間使用した個所で輝度表示の劣化や表示色の変化が生
じることは避け難い。本発明では上記の如く、画像を表示する位置を、表示面上
で移動させながら表示するようにして、部材の劣化により輝度表示の低下や表示
色の変化が生じること防げないにしても、輝度低下や色変化が特定の境界線上で
くっきり明瞭に現われないようにした。移動の速度は画像表示に影響がなく、か
つ人間の目にも殆ど判らない程度のゆっくりしたものであることが望ましい（例
えば１周期が数分から数百時間という程度のもの）。また、移動の振幅が大きい
程、効果が大きくなることは自明であり、螢光面の画像余白部分を全部使って一
杯に移動させることが輝度むら対策上は有効であるが、この場合、表示位置が螢
光面上の左端一杯から右端一杯まで動くことになり、実用上の障害が起る可能性
もある。従って移動の振幅は、実用上許容される移動量と、輝度むら低減量の両
者を見比べながら適当な妥協点を見出すことが必要である。 また、余白部分に無信号グレー表示を行うことにより、画像表示位置の移動と
相俟って輝度むらの低減を促進することが可能になる。なお、余白部分にチャン
ネル表示、情報表示、小画面表示などを行うことも勿論可能である。 ［実施例］ 具体的に螢光面上でラスタを移動させる手段としては、受像したラスタ信号 の他に余白部分に無信号グレー表示させる信号を補間し、左右の余白部分の無信
号グレー表示させる信号の長さを調整することによって左右に動かすことが出来
る。この補間は、ラインメモリ又はフレームメモリを用意することによって行う
ことが出来る。例えばＥＤＴＶやＨＤＴＶでは、通常、本来フレームメモリを内
蔵しているので、これをそのまま利用することが出来る。 以上の説明は主にテレビジョン受像機で、受像木の１６：９の表示面に、４：
３の画像を表示する場合について行ったが、アスペクト比は他の如何なるもので
も構わないし、また、用途もテレビジョン用に限るものではなく、ディスプレイ
全般、工業用、監視用など種々の目的に応用できることは勿論である。 ［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、装置に、其の装置の表示面とアスペクト
比の異なる画像を長期間にわたって表示させた後、その装置の表示面と同じアス
ペクト比を持つ画像を表示させた際に、以前の画像表示部分境界で、輝度や色の
相違が生じたり、目立ったりしなくなり、良好な品位の画像を観察することが出
来るようになる。
示させる場合、特に、ＨＤＴＶ受像に適した装置の表示面に通常のテレビジョン
画像を表示させる場合などに好適なビデオディスプレイ装置に関する。 ［従来の技術］ 通常のテレビジョン受像機は画面のアスペクト比（横：縦）が４：３で、螢光
面もほぼ此の寸法比のものが使用されている。これに対し、ＨＤＴＶ或いはハイ
ビジョンと呼ばれる高品位テレビジョン方式では、この比率を５：３或いは１６
：９とするものが提案されている。当然、受像機としても此のような横長画面を
持ったテレビジョン受像機が必要とされるが、この場合、受像する画像はＨＤＴ
Ｖ画像ばかりでなく、通常、従来のテレビジョン画像（アスペクト比４：３）の
表示も行う必要が出てくる。例えば横と縦の比が１６：９の受像機の螢光面に、
此の比が４：３の画像を表示させると、第１〜３図に示すように画面の両端また
は片側に画像が表示されない余白部分を生じてしまう。このような状態で長時間
使用すると、画像表示部分の螢光体が劣化したり、あるいはパネルガラスのブラ
ウニング現象により、輝度劣化が生じ、その後、ＨＤＴＶ画面を表示させるため
に螢光面全面を使用する際、輝度むらが生じることになる。特に、この輝度むら
は４：３の画面端部と余白部の境界線上で段差がつくため非常に目立ち易く、画
面全体にＨＤＴＶ画像を表示する場合、著しく画像品位を劣化させることになる
。 ［発明が解決しようとする課題］ 本発明は上記従来の課題を解決し、アスペクト比が異なる複数種類の画像表示
に使用しても、画像端部で輝度の相違が目立たないようにしたビデオディスプレ
イ装置を提供することを目的とする。 ［課題を解決するための手段］ 本発明においては上記課題を解決するために、装置の表示面が持つアスペクト
比と異なるアスペクト比の画像を前記装置の表示面に表示する場合に、画像を表
示する位置を表示面上で移動させながら表示するとともに、画像の表示されない
位置を無信号グレー表示するようにした。 ［作用］ 陰極線管に限らず、通常の表示装置を使用する場合には、画像表示に関係する
部材の劣化によって、長時間使用した個所で輝度表示の劣化や表示色の変化が生
じることは避け難い。本発明では上記の如く、画像を表示する位置を、表示面上
で移動させながら表示するようにして、部材の劣化により輝度表示の低下や表示
色の変化が生じること防げないにしても、輝度低下や色変化が特定の境界線上で
くっきり明瞭に現われないようにした。移動の速度は画像表示に影響がなく、か
つ人間の目にも殆ど判らない程度のゆっくりしたものであることが望ましい（例
えば１周期が数分から数百時間という程度のもの）。また、移動の振幅が大きい
程、効果が大きくなることは自明であり、螢光面の画像余白部分を全部使って一
杯に移動させることが輝度むら対策上は有効であるが、この場合、表示位置が螢
光面上の左端一杯から右端一杯まで動くことになり、実用上の障害が起る可能性
もある。従って移動の振幅は、実用上許容される移動量と、輝度むら低減量の両
者を見比べながら適当な妥協点を見出すことが必要である。 また、余白部分に無信号グレー表示を行うことにより、画像表示位置の移動と
相俟って輝度むらの低減を促進することが可能になる。なお、余白部分にチャン
ネル表示、情報表示、小画面表示などを行うことも勿論可能である。 ［実施例］ 具体的に螢光面上でラスタを移動させる手段としては、受像したラスタ信号 の他に余白部分に無信号グレー表示させる信号を補間し、左右の余白部分の無信
号グレー表示させる信号の長さを調整することによって左右に動かすことが出来
る。この補間は、ラインメモリ又はフレームメモリを用意することによって行う
ことが出来る。例えばＥＤＴＶやＨＤＴＶでは、通常、本来フレームメモリを内
蔵しているので、これをそのまま利用することが出来る。 以上の説明は主にテレビジョン受像機で、受像木の１６：９の表示面に、４：
３の画像を表示する場合について行ったが、アスペクト比は他の如何なるもので
も構わないし、また、用途もテレビジョン用に限るものではなく、ディスプレイ
全般、工業用、監視用など種々の目的に応用できることは勿論である。 ［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、装置に、其の装置の表示面とアスペクト
比の異なる画像を長期間にわたって表示させた後、その装置の表示面と同じアス
ペクト比を持つ画像を表示させた際に、以前の画像表示部分境界で、輝度や色の
相違が生じたり、目立ったりしなくなり、良好な品位の画像を観察することが出
来るようになる。
【図面の簡単な説明】
第１〜３図は余白部分の説明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １．装置の表示面が持つアスペクト比と異なるアスペクト比の画像を前記装置の
表示面に表示する場楊合に、画像を表示する位置を表示面上で移動させながら表
示するとともに、画像の表示されない位置を無信号グレー表示することを特徴と
するビデオディスプレイ装置。
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